JPH0359658B2 - - Google Patents

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JPH0359658B2
JPH0359658B2 JP13627682A JP13627682A JPH0359658B2 JP H0359658 B2 JPH0359658 B2 JP H0359658B2 JP 13627682 A JP13627682 A JP 13627682A JP 13627682 A JP13627682 A JP 13627682A JP H0359658 B2 JPH0359658 B2 JP H0359658B2
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power
power supply
heat
bus
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JP13627682A
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Tadashi Nakamura
Atsuhiro Ishida
Yasuhiro Okada
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ガスエンジンなどの原動機の出力で
発電機を運転して発電するとともにガスエンジン
の排熱を給湯などに利用するいわゆる熱併給発電
システムにおける電気負荷の無衝撃切替方式に関
する。
最近省エネルギーを実現するためのエネルギー
有効利用の観点からガスエンジンなどの原動機に
よるトータルエネルギーシステムが脚光を浴びて
きている。このエネルギーシステムは、たとえば
ガスエンジンについてみると、ガスの燃焼により
得られる高温の熱エネルギーを動力や電力に変換
して取り出すとともにガスエンジンの排ガスをそ
れぞれの用途に応じて利用しエネルギーの総合効
率を高めようとするものである。このようなエネ
ルギーシステムのうち、ガスエンジンの出力で発
電機を運転して発電するとともにガスエンジンの
排熱およびエンジン冷却水を利用するシステムは
熱併給発電システムと呼ばれ、最近ホテル、ビル
などに配置され、自家発電と、冷暖房および給湯
に利用されており、システム全体としてのエネル
ギー効率は70〜80%にも達する。
この熱併給発電システムを冷暖房や給湯などの
熱負荷に合わせて運転すればシステムの総合エネ
ルギー効率はさらに向上するが、このような運転
方法を採用した場合は電力ネツトワークによるバ
ツクアツプが必要になる。何故なら、ホテルや病
院などの需要家の熱負荷は通常昼間と夜間とで大
幅に異なるために、昼間の大きな熱負荷をまかな
うようにシステムを運転すれば同時に得られる電
気出力で同じ需要家の電気負荷もまかなうことが
できるが、夜間熱負荷が減少したときは得られる
電気出力も減少するために電気負荷を減少させる
か電力ネツトワークからの給電が必要になるから
である。
そこで、このような熱負荷中心の運転をする場
合は、需要家は前記負荷の一部をこの熱併給発電
システムによる発電でまかない、残りの電気負荷
を電力ネツトワーク(いわゆる買電)でまかなう
方式を採用しており、買電電源系統の熱併給発電
システムとを併して運転る運転方式には、(1)熱併
給発電と買電電源とを並列運転する方式、(2)通常
は熱併給発電システムを買電電源から分離して運
転して買電電源により負荷とは独立した負荷に給
電し、熱併給発電システムの故障時または点検時
にその負荷を買電電源に切替る系統切替運転方
式、(3)熱併給発電システムを買電電源とは完全に
分離して運転し独自の負荷に給電する方式、があ
るが、上記運転方式(1)は電力事業者側の事情から
実施が困難であり、運転方式(3)は熱負荷が減少し
たときの電気負荷の買電電源への切替えができな
いために有用性に欠ける。また運転方式(2)は熱併
給発電システムの故障時または点検時における切
替運転方式であり、通常は買電電源の負荷と熱併
給発電システムの負荷とは完全に分離してそれぞ
れの電源から給電されているため、熱併給発電シ
ステムの設備容量から給電可能な負荷容量が自ら
限定されてしまい熱負荷の変動に合わせて電気負
荷を調整することが困難であるため熱負荷が昼間
と夜間とで大きく変動するような場合には利用で
きない。また、熱併給発電システムの電気負荷物
がシステム依存の専用負荷であるために、負荷選
択が困難であり、また負荷始動時の過大電流に対
処するためには発電機の容量を大きくするかシス
テムの設備が大きくなつてしまい、これらの理由
からエネルギー利用率が低下してしまう。そのた
めの対策として補助的な余分の発電設備を設ける
方法も考えられるが、自家発電の場合は予備電力
契約が必要になり過大な投資を招くことになる。
本発明の上記の点にかんがみてなされたもの
で、エネルギーの有効利用を目的とした熱併給発
電システムを熱負荷の変動に合わせて運転する場
合の電気負荷を他の電源系と熱併給発電システム
との間で無衝撃で切替える切替方式を提案するも
ので、電気負荷の少なくとも一部を前記熱併給発
電システムまたは前記他の電源系のいずれかによ
り給電し得る複数の負荷部分に分割し、該電気負
荷部分の一部を前記熱負荷に応じて前記熱併給発
電システムにより給電するとともに残部を前記他
の電源系により給電し、前記熱負荷が変動したと
き原動機の回転数を調整して熱併給発電システム
により給電される電圧の位相と他の電源系により
給電される電圧の位相との位相差が所定値以下に
なつたとき前記電気負荷部分への給電を切り替え
るようにして熱負荷と電気負荷とのバランスを図
るようにしたものである。
以下本発明を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明により無衝撃切替方式を用いて
電気負荷を切替える熱併給発電システムを他系統
電源としての買電電源と併合して運転する場合の
系統図であり、原動機としてガスエンジンを用い
た例である。図において1は熱併給発電システム
(鎖線で囲んで示してある)、2は他系統電源とし
て電力ネツトワークから分岐した買電電源系、3
は熱併給発電システム1また買電電源系2あるい
はこれらの両者により給電される電気負荷(鎖線
で囲んで示してある)、4は熱併給発電システム
1により熱供給される熱負荷である。
熱併給発電システム1は、基本的には、2台の
ガスエンジンGE1およびGE2と、これらによりそ
れぞれ運転される時期発電機SGおよび誘導発電
機IGとから成り、両発電機の発電出力はシステ
ム側給電母線G−Busに供給される。ガスエンジ
ンGE1,GE2には都市ガスのようなガス燃料GAS
がそれぞれ調整バルブGV1,GV2を通して供給さ
れる。ガスエンジンGE1,GE2の回転数はそれぞ
れ回転計N1,N2により検出される。ガスエンジ
ンGE1,GE2からの排ガスは外部から供給される
水の熱交換されて温水となりエンジン冷却水とと
もに調整バルブHV1,HV2を介して熱負荷4に
供給されるが、この温水の温度は温度計T1,T2
により測温され、またその熱量はカロリーセンサ
CS1,CS2により計算される。
同期発電機SGの励磁は自動電圧調整器AVRに
より調整され、この発電機SGの発電出力端子は
電磁開閉器MC−1を介してシステム側給電母線
G−Busに接続されている。同期発電機SGの発
電電圧は電圧計V1により、周波数は周波数計F
により、電力は電力計W1により計測される。
一方、誘導発電機IGの発電出力端子は電磁開
閉器MC−2を介してG−Busに接続されており、
この電磁開閉器MC−2と並列に電磁開閉器MC
−3とリアクトリルRとが直列に接続されてい
る。これは、誘導発電機IGは始動に際し同期発
電機SGの発電電圧を印加して誘導電動機として
起動されるため、電圧印加時のラツシユ電流を少
なくするためである。誘導発電機IGの発電電圧
は電圧計V2により、電力は電力計W2により計測
される。
同期発電機SGの発電電圧は電圧継電器11に
より検出され、システム側給電母線G−Busの電
圧は電合継電器12により検出される。
買電電源系2は、電力ネツトワークから分岐し
た3相3線商用電源ラインLから、断路器DS、
遮断器CB、変圧器TRを介して買電側給電母線
E−Busに給電する系であり、給電母線E−Bus
の電圧は電圧継電器21により検出される。
電気負荷3は、買電側給電母線E−Busだけか
ら給電される買電専用負荷A(A1〜An)と、熱
併給発電システム側母線G−Busだけから給電さ
れるシステム専用負荷B(B1〜Bk)と、熱負荷の
変動に合わせて買電側母線E−Busから給電され
たりシステム側母線G−Busから給電されたりす
る調整負荷C(C1〜Co)とから成り、この調整負
荷C1〜Coをいずれの母線から給電するかは後述
する給電切替えスイツチCC1〜CCoの切替えによ
り決められる。
これらの負荷A,B,Cはこの熱併給発電シス
テムを使用する需要家によつても異なるが、たと
えば病院の場合ならば、負荷Aはエレベータなど
の尖頭値の大きい負荷、負荷Bはポンプ、コンプ
レツサなどの熱負荷用の負荷、負荷Cは照明、ポ
ンプなど常時供給可能にしておく重要な負荷であ
る。これらの負荷のうちシステム専用負荷Bおよ
び調整負荷Cには各負荷の起動電流および起動時
間から起動の順序または遮断の順序について優先
順位を予め付けてあり、また調整負荷Cについて
はたとえばビルの場合ならば照明、消火栓ポンプ
など停電時にも止めたくない負荷を優先的に起動
する重要度序列が予め定めてある。これらのデー
タならびに負荷BおよびCを構成する各負荷B1
〜BkおよびC1〜Coの容量のデータを後述するマ
イコンにより自動運転のためにメモリに記憶させ
ておく。また負荷AおよびBは通常複数考えられ
るが、もちろん1種類でもよい。
熱負荷4としては、冷暖房設備や給湯設備など
があり、昼間と夜間または夏と冬など時間や季節
により変動するものが多い。
調整負荷C(C1〜Co)の給電を切替える給電切
替えスイツチCC1〜CCoは各負荷C1,C2、…Coご
とに1つずつ対応して設けられており、E−Bus
に接続された接点aとG−Busに接続された接点
bとの間で後述するCPUからの指令により切替
える。
買電側母線E−Busに給電されている電圧の位
相をφ1、システム側母線G−Busに給電されてい
る電圧の位相をφ2とし、両位相φ1,φ2は位相検
出器5により検出される。
第3図は上記熱併給発電システムの電気負荷を
買電電源系との間で切り替える場合の切換え制御
をマイクロコンピユータを用いて自動的に行なう
ための切換え制御回路の線図である。図におい
て、7は第1図の系統図中に示した各種センサか
ら出力される情報に基づいて負荷切替え指令を出
力したりメモリ8に情報を書き込んだり、メモリ
8に記憶されているデータを読み出したりする中
央処理装置(CPU)であり、CS3は熱負荷4(第
1図参照)の側に設けられ熱負荷4で消費される
熱量を計量するカロリーセンサであり、その他第
1図と同一の符号は同一の構成部分を示してい
る。メモリ8には、同期発電機SGの回転数
(n1)、定格回転数、電合(v1)、周波数(f)、出力
(w1)、定格出力、誘導発電機、IGの回転数
(n2)、定格回転数、出力(w2)、無効の出力、定
格出力のほかに、ガスエンジンGE1,GE2から排
出される温水の温度T1,T2、買電電源系および
熱併給発電システムの位相φ1,φ2が書込まれる
とともに、電気負荷については、システム専用負
荷B(B1〜Bk)および調整負荷C(C1〜Co)の容
量ならびに起動電流および起動時間から決まる優
先順位、さらに調整負荷C(C1〜Co)の重要度序
列が記憶されている。
次に上記構成の熱併給発電システムの運転につ
いて第1図ないし第3図を参照して説明する。
(1) 始動: システムの始動に先立ち、先ず電圧継電器2
1により商用電源ラインLから買電側給電母線
E−Busに規定電圧が給電されていることを確
認する。確認できたところで、始動スイツチ6
をオンし、CPU7からの切替指令によりまず
給電切替えスイツチCC1を接点bから接点aに
切替えて調整負荷C1を買電側給電母線E−Bus
から給電する。調整負荷C1が起動するのに用
する時間(たとえば約5秒)経過後、CPU7
からの切指令により給電切替えスイツチCC2を
接点bから接点aに切替えて調整負荷C2を母
線E−Busから給電する。以後同様にして給電
切替えスイツチCC3、…CCoを順次切替えてい
き調整負荷C3、…Coのすべてを買電側給電母
線E−Busに切替える。ここで、システムに設
けられた各種の継電器により故障のないことを
確認した後次に、ガスエンジンGE1を始動する
ためにガスバルブGV1を開きガス燃料を供給す
る。その結果、CPU7においてガスエンジン
GE1の回転数n1が定格回転数の95%以上になつ
たことを判断したとき自動電圧調整器AVRに
より同期発電機SGの初期励磁をかける。こう
して同期発電機SGの出力電圧が上昇していき、
電圧継電器11により出力電圧が定格電圧にな
つたことを検出したとき電磁開閉器MC−1の
投入する。次に、熱併給発電システムから給電
される母線G−Busが規定電圧になつているか
否かを電圧継電器12により確認し、確認でき
たところで自動電圧調整器AVRを調整して同
期発電機SGの励磁を増加する。その後、誘導
発電機IGの出力ラインに接続されている電磁
開閉器MC−3の投入し、所定時間(たとえば
約1〜5秒)経過したとき同じ出力ラインに接
続されている電磁開閉器MC−2を投入する。
こうして誘導発電機IGがまず誘導電動機とし
て回転を始める。
そこで、誘導発電機IGの回転数n2が定格回
転数の95%以上になつたか否かをCPU6によ
り判断し、次にガスエンジンGE2のガスバルブ
GV2を開いてガス燃料を供給し始動させる。ガ
スエンジンGE2の始動後は電磁開閉器MC−3
を開く。その後ガス燃料の供給量を増してガス
エンジンGE2を増速し、その回転数が定格回転
数の105%になつたとき、予めメモリ8に記憶
させてあるシステム専用負荷Bのデータ(起動
電流および起動時間)に基づいて給電すべき負
荷の優先順位を選定し選定された負荷(たとえ
ばB1)に給電する。
こうして最優先負荷B1に給電した後両発電
機SGとIGの発電電力w1,w2を電力計W1,W2
により計測し、w1=w2ならば次の優先順位の
負荷を選定し、自動電圧調整器AVRにより同
期電動機SGの励磁を増して優先順位に従つて
残りのシステム専用負荷B2〜Bkを順序起動す
る。
その後温度計T1,T2によりガスエンジン
GE1,GE2の排ガスを利用して得られる排水お
よび冷却水の温度TE1,TE2が70℃以上になつ
たか否かをCPU7により判断し、排水バルブ
HV1,HV2を開く。また発電機SG,IGの発電
出力の周波数を周波数計Fを用いて50Hzに設
定するとともに発電電圧を200Vに設定し、両
発電機の発電電力w1とw2とが等しくなつたこ
とを確認して始動が完了する。
始動が完了したとき、買電専用負荷A(A1〜
An)および調整負荷C1〜Coは買電電源系2か
ら給電され、システム専用負荷B1〜Bkは同期
発電機SGおよび誘導発電機IGから給電され、
熱負荷4はガスエンジGE1およびGE2からの排
熱により給熱される。
(2) 電気負荷の切替え; 次に、運転中の熱併給発電システムの熱負荷
が変動したときの電気負荷の切替えについて第
1図、第3図および第4図のフローチヤートを
参照して説明する。
() いま、熱併給発電システムの運転中に熱
負荷4が増加したとすると、熱負荷4側のカ
ロリーセンサCS3の出力が増加する。CPU7
は熱併給発電システム1側のカロリーセンサ
CS1,CS2の出力と熱負荷側4側のカロリー
センサCS3の出力とを比較して熱負荷4が増
加したころを判別する。このとき、調整装置
によりガス供給量を調整してガスエンジン
GE1を減速すると、同期発電機SGおよび誘
導発電機IGの発電出力の周波数が50Hzよよ
り低下する。位相検出器5により検出され買
電側給電母線E−Busの位相φ1とシステム側
給電母線G−Busの位相φ2とからCPU7が位
相差(φ1−φ2)を演算し、その差が+5%
になつたときメモリ8に記憶してある調整負
荷Cの優先順位を読み出しCPU7からの指
令により優先順位の最も高い調整負荷(たと
えばCh)の給電切替えスイツチを接点aか
ら接点bに切替え、それまでのE−Busによ
り給電からG−Busにより給電に切り替え
る。最優先調整負荷Chの切替え後CPUはメ
モリ8に記憶されたデータから次の優先順位
を選択し、その後熱併給発電システム1側の
カロリーセンサCS1,CS2の出力と熱負荷4
側のカロリーセンサCS3の出力とを比較して
熱負荷4が増加状態にあると判断したときは
すでに選定した優先順位の調整負荷E−Bus
側からG−Bus側に切り替え、以下同様にし
て熱負荷4が増加状態にある限り調整負荷の
切替えを行なつていく。この調整負荷Cの給
電を切り替える間ガスエンジンGE1は減速状
態にありシステム側給電母線G−Busの位相
φ2は買電側給電母線E−Busの位相φ1より遅
れている。熱負荷4の増加が止つた時点でガ
スエンジンGE1への燃料供給量を増加すれば
発電機SGおよびIGの周波数は増しφ1とφ2と
の位相差が零となる。なお、ガスエンジン
GE1の減速にともなつて熱負荷4に供給され
る熱量も一時的に減少するが、給電の切替え
が完了してガスエンジンGE1への燃料供給量
が増加し始めるまでの時間は数10秒にも満た
ない極めて短い時間であるため、ガスエンジ
ン構造体や配管系の熱容量などで4〜5分以
上の長い応答時間を有するカロリーセンサや
温度計はこのような短い時間に熱量変化には
応答しない。
熱負荷4が増加したときは上で述べたよう
にガスエンジンGE1を減速する代りに増速し
てももちろんよい。
次に熱負荷増加時における調整負荷切替え
について第5図を参照して説明する。説明の
便宜上調整負荷はCh1つであるとする。
第5図において、(イ)は買電電源系(E−
Bus)の給電電圧波形、(ロ)は調整負荷の端子
電圧波形、(ハ)は熱併給発電システム(G−
Bus)の給電電圧波形をそれぞれ示してお
り、D1は調整負荷が買電電源系から給電さ
れている区間、D2は調整負荷が買電電源系
からも熱併給発電システムからも給電されて
いない区間、D3は調整負荷が熱併給発電シ
ステムから給電されている区間である。
さて、時刻t1において調整負切替え指令が
出されると、すでに第4図において説明した
ように、ガスエンジンGE1を減速し始め、E
−BusとG−Busの給電電圧の位相差(φ1−
φ2)を演算する。G−Busの給電電圧の位相
φ2が次第にずれ時刻t2において(φ1−φ2)が
+5%以下になつたことを検出したとき、
CPU7からの切替え信号により給電切替え
スイツチ(たとえばCCh)が作動してE−
BusからG−Busに切替えられ、時刻t3にお
いて切替えが完了したとする。このとき第5
図ロおよびハからわかるように、調整負荷
Chの端子電圧とG−Busの給電電圧との位相
差は5%と極めて小さいので切替え時に調整
負荷ならびに熱併給発電システムに及ぶ衝撃
はほとんどなく、無衝撃に近い切替えが実現
できる。なお、この時刻t2からt3までの時間
はせいぜい2〜3サイクルであつて極めて短
いので、時刻t2においてG−BusとE−Bus
の位相差(φ1−φ2)を+5%以内に抑えて
おけばt3で切替えが完了したときG−Busと
E−Busの位相をほとんど一致させることが
できる。
その後はガスエンジンGE1を徐々に増速さ
せφ1−φ2=0となつたときの状態を維持す
る。
() 次に、運転中の熱併給発電システムの熱
負荷が減少した場合の調整負荷Cの切替えに
ついて再び第4図により説明する。
CPU7が熱併給発電システム1側のカロ
リーセンサCS1,CS2の出力と熱負荷4側の
カロリーセンサCS3の出力との比較により熱
負荷4が減少したことを知ると、CPU7か
らは上記(1)の熱負荷増加の場合と逆に調速装
置によりガス量を調整してガスエンジンGE1
を増速させる。その結果システム側発電出力
の周波数が増し、位相φ2が買電側給電母線
E−Busの位相φ1より進む。CPU7では位相
検出器5により検出された位相φ1,φ2から
位相差(φ1−φ2)を演算し、その値が−5
%以下になつたとき、すでに上記(1)で説明し
たのと同様にして優先順位の高い調整負荷か
ら順次G−BusからE−Busへ切り替えてい
く。この切替えはGPUが熱併給発電システ
ム1側のカロリーセンサCS1,CS2と熱負荷
4側のカロリーセンサCS3の出力に基づいて
熱負荷が減少していると判断されている間中
行なわれ、熱負荷4の減少が停止した時点で
ガスエンジンGE1を減速し始め、位相差(φ1
−φ2)が零になるまで減速する。
このように熱負荷4が減少したときはガス
エンジンGE1の回転数を増してシステムの発
電出力の位相をずらし、位相差(φ1−φ2)
が−5%以下になつたとき調整負荷をG−
BusからE−Busに切替えれば、このとき調
整負荷Chの端子電圧の値とE−Busの給電電
圧値との差は極めて小さいので、切替え時に
調整負荷ならびに熱併給発電システムに及ぶ
衝撃はほとんどなく、熱負荷増加の場合と同
様に無衝撃に近い切替えが実現できる。熱負
荷がさらに減少した場合は誘導発電機IGを
停止して同期発電機SGのみで熱負荷と電気
負荷とをまかなうようにしてもよい。
(3) 電気負荷の変動; 熱併給発電システムから給電中の負荷Bおよ
びCの一部が変動した場合の運転について第6
図のフローチヤートを用いて説明する。
いま電気負荷BまたはCが変動するとガスエ
ンジンGE1,GE2の回転数が変動し、その結果
同期発電機SGおよび誘導発電機IGの出力も変
化する。出力の変動幅△KWは電力計W1,W2
に基づいてCPU7(第3図参照)で演算され、
その発動幅△KWが所定値p(KW)を越えて
いる場合は、その出力変動幅△KWが正すなわ
ち電気負荷が増加か負すなわち電気負荷が減少
かを判別する。その後の調整はすでに第4図に
ついて説明した熱負荷変動時の調整とほとんど
同じである。すなわち電気負荷が増加した場合
はガスエンジンGE1を増速して発電機出力の位
相をずらし始め(オフセツト操作)、その位相
差(φ1−φ2)をCPU7で演算し位相差がたと
えば−5%になつたとき調整負荷C(C1〜Co)
のうちこの出力変動幅△KWに相当するかもし
くはそれに近い容量の負荷をメモリ8(第3図
参照)に記憶されているデータから探し出し
CPU7からの切替指令に基づき該当する負荷
の給電切替えスイツチCChをG−Bus側からE
−Bus側に切り替える。
逆に出力変動幅△KWが負すなわち電気負荷
が減少した場合はガスエンジンGE1を減速して
発電機出力の位相をずらし始め(オフセツト操
作)、その位相差(φ1−φ2)がたとえば+5%
になつたとき電気負荷増加の場合と同様に調整
負荷C(C1〜Co)の中から出力変動幅△KWの
相当するかもしくはそれに近い容量の負荷を探
し出し、CUP7からの切替指令に基づいて該
当する負荷(たとえばGg)の給電切替えスイ
ツチCCgをE−Bus側からG−Bus側に切替え
る。
このようにすれば電気負荷が増加した場合で
も減少した場合でも負荷へ給電を無衝撃に近い
状態で切替えることができる。
その後上記オフセツト操作の結果発電出力の
周波数が変動してしまうのを補正するたに、ま
ず周波数計Fにより周波数を検出し、電気負
荷が減少して周波数が規定の50Hz以下になつ
ているときはガスエンジンGE1を増速し、電気
負荷が増加して周波数が50Hz以上になつてい
るときはガスエンジンGE1を減速して50Hzにな
るように調整する。周波数が50Hzになつたと
きガスエンジンGE1へのガス燃料の供給量をセ
ツトしそれ以後はその状態で運転を継続する。
このように、熱併給発電システムが定常状態
で運転中に負荷BまたはCが変動したときは発
電機SGおよびIGの増速または減速により変動
を補正することができる。
(4) 停止; 熱併給発電システムの運転を停止するには次
のようにする。
第7図において、オペレータにより運転停止
指令が出されると、CPU7が熱併給発電シス
テム1側にカロリーセンサCS1,CS2の出力の
熱負荷4側のカロリーセンサCS3の出力とに基
づいて熱負荷4が減少しているか否かを検出し
(ステツプa)、熱要求をしていることを確認し
たときはガスエンジンGE1を増速して(ステツ
プb)発電出力の位相φ2をずらし(オフセツ
トし)、買電側給電母線E−Busの位相φ1とシ
ステム側給電母線G−Busの位相φ2との位相差
(φ1−φ2)が−5%になるようにする(ステツ
プc)。このオフセツトが実現できたときメモ
リ8に記憶されている調整負荷Cについてのデ
ータから優先順位を選定し(ステツプd)、優
先順位の高い順から調整負荷を順次G−Bus側
からE−Bus側へ切り替えていく。もちろん、
この場合の切り替えは始動時と同様にCPU7
からの切替え指令に基づいて給電切替えスイツ
チCC1,CC2…が接点bから接点aに切り替え
られることにより行なわれる。こうしてG−
Busから給電されている調整負荷Cのすべてに
ついて、給電切替えスイツチCC1〜CCoをE−
Bus側に切り替える(ステツプe)。その後、
CPU7が熱併給発電システム1側のカロリー
センサCS1,CS2の出力と熱負荷4側のカロリ
ーセンサCS3の出力とに基づいて熱負荷4が減
少していることを確認し(ステツプf)、次に
システム専用負荷B1〜Bkへの給電ラインに接
続されている電磁開閉器MC−Bを順次開放し
ていく(ステツプg)。こうしてシステム専用
負荷B1〜Bkのすべてが切り離された後、誘導
発電機IGの出力ラインに接続されてている電
磁開閉切MC−2,MC−3を開き(ステツプ
h)、ガスエンジンGE2からの給電を停止する
(ステツプi)。ここで再びCPU7がカロリー
センサCS1,CS2,CS3の出力に基づいて熱負
荷4が減少しているか否かを判別し(ステツプ
j)、減少していれば今度は同期発電機SGの出
力ラインに接続されている電磁開閉器MC−1
を開く(ステツプk)。その後ガスエンジン
GE1からの給電を停止し(ステツプl)、ガス
バルブGV1,GV2を閉じて(ステツプm)、ガ
スエンジンGE1,GE2への燃料供給を停止し、
最後に調整バルブHV1,HV2を閉じる(ステ
ツプn)。こうして熱併給発電システムの運転
は停止する。
第8図は本発明による熱併給発電システムの
無衝撃切替方式の他の実施例であり、調整負荷
Cの給電切替えスイツチCC1〜CCoの各々と並
列に1つのスイツチとリアクトルとを直列に接
続したものである。すなわち、第8図に示すよ
うに、給電切替えスイツチCC1について例示す
れば、スイツチCC1の負荷接続点cとG−Bus
との間にスイツチSW1とリアクトルR1とを直
列に接続し、調整負荷C1をたとえばE−Busか
らG−Busに切り替えるには、まずスイツチ
SW1を投入し、その後所定時間(たとえば0.3
秒)経過したときスイツチCC1を投入し、さら
にその後所定時間(たとえば0.3秒)経過した
ときスイツチSW1を遮断する。このようにすれ
ば、切替え時における衝撃電圧がリアクトル
R1により緩衝されるためスイツチCC1だけで切
り替える場合に比べてさらに衝撃を緩和するこ
とができる。このような作動シーケンスはもち
ろんCPUからの指令に基づいて自動的に行な
うことができる。
上記実施例においては熱併給発電システムと
併用するもう1つの電源系統として電力ネツト
ワークからのいわゆる買電電源系統を例示した
が、本発明はこれに限らず別に独立して運転さ
れるもう1つの熱併給発電システムでもよいこ
とはもちろんである。また、本発明を適用する
熱併給発電システムの運転に当つては、自己の
停電処理や他電源の停電処理あるいは軽故障、
重故障時の警報、表示あるいは処理など異常時
の処理ならびに力率補償や出力平衡制御など平
常時の各種制御などもマイクロコンピユータを
用いて実際上行なうのが好ましい。さらに、本
発明における熱併給発電システムに用いること
ができる原動機としては例示したガスエンジン
のほかにガスタービン、スチームタービン、デ
イーゼルエンジンなどがある。
以上説明したように、本発明は、熱併給発電シ
ステムの電気負荷への給電を熱負荷の変動に応じ
て熱併給発電システムと他の電源系との間で切り
替える電気負荷への給電切替え方式において、電
気負荷の少なくとも一部を前記熱併給発電システ
ムまたは前記他の電源系のいずれかにより独立し
て給電し得る複数の負荷部分に分割し、該電気負
荷部分の一部を前記熱負荷に応じて前記熱併給発
電システムにより給電するとともに残部を前記他
の電源系により給電し、前記熱負荷が変動したと
き原動機の回転数を調整して熱併給発電システム
により給電される電圧の位相と他の電源系により
給電される電圧の位相との位相差が所定値以下に
なつたとき前記電気負荷部分への給電を切り替え
るようにしたので、熱負荷が変動したときに電気
負荷を切り替える際電源側(熱併給発電システム
および他の電源系)への衝撃を大幅に抑制するこ
とができるとともに、負荷に対しては電源の質
(特に周波数)や位相のずれによる過渡トルクの
衝撃を抑制することができる。負荷に対する衝撃
が大きい場合は負荷であるブロアやポンプなどの
シヤフトが折れるとかカツプリングが破損すると
いうこともあるが、本発明方式によればこのよう
な損傷が避けられる。また、通常電源系統を切り
替える際のラツシユ電圧または電流は平常時の2
〜6倍あるが、このラツシユ値を極力小さくする
ことができるために、熱併給発電システムの設備
容量に余裕分を見込まないで済む設計ができ、建
設、運転コスト上有利になる。余分な発電設備が
不要になるので予備電力契約が不要となり、契約
電力の最適化が可能になる。さらに、熱併給発電
システムにおいて複数台の発電機を運転する場合
は、安価で耐久性が大きくしかも保守上有利な誘
導発電機の使用が可能になるので、システムの運
転コスト上有利である。またそのために力率改善
用コンデンサが不要となり、ガバナーも簡単なも
のですむ。また並行運転を行わないですむため
に、切替え操作が極めて簡単になり省力化が図れ
るとともに同期検出器や保護装置など並行運転に
必要な装置や設備が不要となる。また、ハードウ
エアが単純化できるためコスト上も有利である。
電気負荷の配分を適正に行うことにより信頼度を
向上することができる。特に大型の負荷の起動は
他の電源系として用いた商用電源で行なうことに
より受電変圧器の余剰容量を利用することができ
るので、総合的に需要家に設備利用率を向上する
ことができる。また、電気負荷について予め優先
順位を定めておき、順序起動することによりシス
テムの最適化が可能になる。さらに、電気負荷を
熱併給発電システム専用の負荷と他の電源系から
も給電可能な負荷とに分けた場合、システム専用
の負荷を起動させるときにはシステムによる発電
電圧を規格内で上昇させてから起動し、起動完了
後に定格値に自動設定させることが他の負荷への
フリツカーの極小化が可能である。また上記実施
例では発電機として同期発電機と誘導発電機の2
台を用いたが、本発明の熱併給発電システムは種
類のいかんを間わず複数台の発電機を用いること
ができることはもちろんである。
なお、基本的に言えることは、本発明は熱併給
発電システムを熱負荷の変動を基準として運転す
る方式であるからシステム全体の設備利用率を向
上することができ、単属系統方式に比べて一層省
エネルギーの実現が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による無衝撃切替え方式を適用
した熱併給発電システムと買電電源との併用系統
図、第2図は熱併給発電システムの始動を説明す
るフローチヤート、第3図は電気負荷の給電切替
え制御回路、第4図は熱併給発電システムの熱負
荷変動時における無衝撃切替えを説明するフロー
チヤート、第5図は本発明による切替え方式を説
明する波形図で、イは買電電源系により給電電圧
波形、ロは調整負荷の端子電圧波長、ハは熱併給
発電システムによる給電電圧波形、第6図は熱併
給発電システムの電気負荷変動時における調整動
作を説明するフローチヤート、第7図は熱併給発
電システムの停止を説明するフローチヤート、第
8図は本発明による無衝撃切替え方式を行なう他
の実施例の要部回路図である。 1……熱併給発電システム、2……買電電源
系、3……電気負荷、4……熱負荷、5……位相
継電器、6……始動スイツチ、7……CPU、8
……メモリ、11,12,21……電圧継電器、
GE1,GE2……ガスエンジン、IG……誘導発電
機、SG……同期発電器、G−Bus……システム
側給電母線、GAS……ガス燃料、GV1,GV2…
…調整バルブ、N1,N2……回転計、HV1,HV2
……調整バルブ、TE1,TE2……温度計、CS1,
CS2……カロリーセンサ、AVR……自動電圧調
整器、MC−1,MC−2,MC−3……電磁開
閉器、V1,V2……電圧計、W1,W2……電力計、
CPU……3相3線商用電源ライン、DS……断路
器、CB……遮断器、TR……変圧器、E−Bus…
…買電側給電母線、A……買電専用負荷、B……
システム専用負荷、C……調整負荷、CC1,CCo
……給電切替えスイツチ、L……商用電源ライ
ン、NR1,NR2……定格回転数。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 原動機により運転される発電機により電気負
    荷に給電するとともに前記原動機の排熱を熱負荷
    に給熱する熱併給発電システムの前記電気負荷へ
    の給電を、前記熱負荷の変動に応じて、前記熱併
    給発電システムと他の電源系との間で切り替える
    電気負荷の給電切替方式において、電気負荷の少
    なくとも一部を前記熱併給発電システムまたは前
    記他の電源系のいずれかにより給電可能な複数の
    負荷部分に分割し、該電気負荷部分の一部を熱負
    荷に応じて前記熱併給発電システムにより給電
    し、前記電気負荷部分の残部を他の電源系により
    給電し、熱負荷が変動したとき前記原動機の回転
    数を調整して熱併給発電システムにより給電され
    る電圧の位相と他の電源系により給電される電圧
    の位相との差が所定値以下になつた時前記電気負
    荷部分への給電を切り替えるようにしたことを特
    徴とする熱併給発電システムにおける電気負荷の
    無衝撃切替方式。 2 前記原動機がガスエンジンであることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の無衝撃切替
    方式。 3 前記発電機が同期発電機であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項に記載の無衝撃切替方
    式。 4 前記発電機がそれぞれガスエンジンにより運
    転される同期発電機および誘導発電機であること
    を特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の無衝
    撃切替方式。 5 前記他の電源系が電力事業者により提供され
    る電力ネツトワークから分岐した買電電源である
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    無衝撃切替方式。 6 前記電気負荷への給電の切替えは、予め定め
    た優先順位の高い順に行われることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項に記載の無衝撃切替方式。
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JP2628218B2 (ja) * 1990-03-30 1997-07-09 高砂熱学工業株式会社 コージェネレーション・システムの最適制御法
JP2004297894A (ja) * 2003-03-26 2004-10-21 Tsukishima Kikai Co Ltd 電力供給装置、電力供給方法
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