JPH0359931B2 - - Google Patents
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- JPH0359931B2 JPH0359931B2 JP57108293A JP10829382A JPH0359931B2 JP H0359931 B2 JPH0359931 B2 JP H0359931B2 JP 57108293 A JP57108293 A JP 57108293A JP 10829382 A JP10829382 A JP 10829382A JP H0359931 B2 JPH0359931 B2 JP H0359931B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- parts
- ethylenically unsaturated
- rubber
- bonds
- Prior art date
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本発明は特定の1,4結合平均連鎖長を有する
ポリブタジエンを含むレジリエンスにすぐれた高
硬度ゴム組成物、及びそれを用いたソリツドゴル
フボール好ましくはランタン系列希土類元素化合
物系触媒を用いたポリブタジエンを主成分とする
高硬度ゴム組成物及びそれを用いたソリツドゴル
フボール、特にワンピースゴルフボール又はツー
ピースゴルフボール等の多層ゴルフボールのコア
材等に用いられると、格段に優れたボール初速度
を実現するゴルフボール用高硬度ゴム組成物及び
それを用いたソリツドゴルフボールに関する。 最近、ゴルフボールの素材として合成高分子物
質が積極的に取り入れ始めてから、ゴルフボール
の構造体、糸巻きボールよりむしろソリツドボー
ルが大きな割合を占めるようになつてきた。これ
らゴルフボールの性能として飛距離、制御性、耐
久性、打撃感などが挙げられるが、とりわけ高打
撃速度領域での飛距離を伸ばすこと即ち、ボール
の反発弾性を向上させてボールの初速度を高める
ことがボール設計技術の重要な課題である。これ
らの要求に対して、レジリエンスが高いという特
徴を利用して、ポリブタジエンゴム組成物が用い
られてきたが、更に高打撃速度領域でのレジリエ
ンスの改良が望まれていた。 本発明者らは、高打撃速度領域でのレジリエン
スを改良すべく、鋭意研究した結果、特定の平均
連鎖長の1,4結合を持つポリブタジエンゴムが
レジリエンスにすぐれたゴム組成物を与えること
を見い出し、本発明に到達した。 本発明に従つて、シス−1,4結合含量が少な
くとも80%でかつ1,4結合の平均連鎖長が110
以上であるポリブタジエンゴム50〜100重量部と
他のジエン系ゴム50〜0重量部よりなるゴム組成
物と架橋性モノマー、無機質充填剤および有機過
酸化物を必須成分とする高打撃速度領域でのレジ
リエンスにすぐれた、加硫可能な高硬度ゴム組成
物が提供される。 本発明で規定する1,4結合の平均連鎖長は次
のようにして求める。即ち測定に供される本発明
のポリブタジエンの水添生成物はポリブタジエン
をH.J.Harwood、Makromol、Chem.,163、1
(1973)記載の方法に従つて、p−トルエンスル
ホニルヒドラジドで完全に水添して得られる。水
添が完全であることはH1−NMRで確認される。
水添したポリブタジエンを日本電子(株)製FX−100
型NMR装置を用い下記の条件で測定する。 サンプル濃度:300mg/2ml、1,2,4−トリ
クロルベンゼン、10mmφ13C−NMR専用プロー
ブ使用、 観測周波数:25.05MHz 内部ロツク方式 観測パルス幅:45゜ 6μsec、 パルス繰返し時間:5.0sec、 スペクトル幅:2KHz、 測定温度:125℃、 内部標準:HMDS、 積算回数:110×100〜190×100回、 また解析はJ.C.Randall、J.Polym.Sci.,
Polymer Physics Edition 13、1975(1975)記
載の方法に従つて行なう。 1,2結合平均連鎖長=2I5+2I6+I8/I5+I8 1,4結合平均連鎖長=8I9+5I10+2I11/8I9+4I10 ここで、I5,I6,I8,I9,I10,I11は各々、ケミ
カルシフトが37.2、34.8、34.0、31.0、30.5、
30.0ppmピークの面積強度である。
ポリブタジエンを含むレジリエンスにすぐれた高
硬度ゴム組成物、及びそれを用いたソリツドゴル
フボール好ましくはランタン系列希土類元素化合
物系触媒を用いたポリブタジエンを主成分とする
高硬度ゴム組成物及びそれを用いたソリツドゴル
フボール、特にワンピースゴルフボール又はツー
ピースゴルフボール等の多層ゴルフボールのコア
材等に用いられると、格段に優れたボール初速度
を実現するゴルフボール用高硬度ゴム組成物及び
それを用いたソリツドゴルフボールに関する。 最近、ゴルフボールの素材として合成高分子物
質が積極的に取り入れ始めてから、ゴルフボール
の構造体、糸巻きボールよりむしろソリツドボー
ルが大きな割合を占めるようになつてきた。これ
らゴルフボールの性能として飛距離、制御性、耐
久性、打撃感などが挙げられるが、とりわけ高打
撃速度領域での飛距離を伸ばすこと即ち、ボール
の反発弾性を向上させてボールの初速度を高める
ことがボール設計技術の重要な課題である。これ
らの要求に対して、レジリエンスが高いという特
徴を利用して、ポリブタジエンゴム組成物が用い
られてきたが、更に高打撃速度領域でのレジリエ
ンスの改良が望まれていた。 本発明者らは、高打撃速度領域でのレジリエン
スを改良すべく、鋭意研究した結果、特定の平均
連鎖長の1,4結合を持つポリブタジエンゴムが
レジリエンスにすぐれたゴム組成物を与えること
を見い出し、本発明に到達した。 本発明に従つて、シス−1,4結合含量が少な
くとも80%でかつ1,4結合の平均連鎖長が110
以上であるポリブタジエンゴム50〜100重量部と
他のジエン系ゴム50〜0重量部よりなるゴム組成
物と架橋性モノマー、無機質充填剤および有機過
酸化物を必須成分とする高打撃速度領域でのレジ
リエンスにすぐれた、加硫可能な高硬度ゴム組成
物が提供される。 本発明で規定する1,4結合の平均連鎖長は次
のようにして求める。即ち測定に供される本発明
のポリブタジエンの水添生成物はポリブタジエン
をH.J.Harwood、Makromol、Chem.,163、1
(1973)記載の方法に従つて、p−トルエンスル
ホニルヒドラジドで完全に水添して得られる。水
添が完全であることはH1−NMRで確認される。
水添したポリブタジエンを日本電子(株)製FX−100
型NMR装置を用い下記の条件で測定する。 サンプル濃度:300mg/2ml、1,2,4−トリ
クロルベンゼン、10mmφ13C−NMR専用プロー
ブ使用、 観測周波数:25.05MHz 内部ロツク方式 観測パルス幅:45゜ 6μsec、 パルス繰返し時間:5.0sec、 スペクトル幅:2KHz、 測定温度:125℃、 内部標準:HMDS、 積算回数:110×100〜190×100回、 また解析はJ.C.Randall、J.Polym.Sci.,
Polymer Physics Edition 13、1975(1975)記
載の方法に従つて行なう。 1,2結合平均連鎖長=2I5+2I6+I8/I5+I8 1,4結合平均連鎖長=8I9+5I10+2I11/8I9+4I10 ここで、I5,I6,I8,I9,I10,I11は各々、ケミ
カルシフトが37.2、34.8、34.0、31.0、30.5、
30.0ppmピークの面積強度である。
【表】
【表】
また、本発明のポリブタジエンの水素添加生成
物の融解熱量は、1,4結合平均連鎖長に対応す
るものであるが、42Cal/g以上であることが好
ましい。これは示差走査熱量計〔DSC 理学電
機(株)製〕を用いて水添ポリブタジエンを測定用ア
ルミニウム皿に約10mg入れ、10℃/minの昇温ス
ピードで測定する。融解ピーク面積より熱量を求
める。融解熱量が42Cal/g未満では1,4結合
平均連鎖長が110以上とならない。 シス−1,4結合含有量は核磁気共鳴装置を用
いて求める。 本発明で用いる特定の平均連鎖長の1,4結合
を含有するポリブタジエンゴムは好ましくはラン
タン系列希土類元素の化合物(以下Ln化合物と
称す)、有機アルミニウム化合物並びにルイス酸
及びルイス塩基の組合せよりなる触媒の存在下で
ブタジエンを重合させて製造することができる。 Ln化合物としては、原子番号57〜71の金属ハ
ロゲン化物、カルボン酸塩、アルコラート、チオ
アルコラート、アミド等が用いられる。 有機アルミニウムとしては、一般式AlR1 R2
R3(ここで、R1〜R3は水素あるいはC1〜C3の炭
化水素基で、しかも水素原子は2個以下に限るも
のあり、R1〜R3は同じであつてもよく、また異
なつていてもよい)で示されるものが用いられ
る。 ルイス酸としては、一般式AlXnR3-o(ここで、
Xはハロゲンであり、Rは炭化水素残基であり、
n=1、1.5、2、3である)で示されるアルミ
ニウムのハロゲン化合物あるいは他の金属ハライ
ドが用いられる。 ルイス塩基はLn化合物を有機溶媒に可溶化す
るのに用いられ、たとえばアセチルアセトン、ケ
トンなどが好適である。ブタジエン/Ln化合物
の比はモル比で5×102〜5×106、好ましくは
103〜105の範囲である。 AlR1R2R3/Ln化合物の比はモル比で5〜500、
好ましくは10〜300である。ルイス酸中のハライ
ド/Ln化合物の比はモル比で1.0〜10、好ましく
は1.5〜5の範囲である。ルイス塩基/Ln化合物
の比はモル比で0.5以上、好ましくは1〜20であ
る。 上記触媒の製造法は特願昭56−99684号に詳述
されている。 上記Ln化合物触媒はブタジエンの重合にさい
し溶媒に溶解した状態あるいはシリカ、マグネシ
ア、塩化マグネシウム等に担持させて用いること
もできる。 重合にあたつては、溶媒を使用してもよく、又
は使用せずにバルク重合にしてもよい。重合温度
は通常−30℃〜150℃、好ましくは10〜80℃であ
り、重合圧力は条件により任意に選択できる。 本発明において1,4結合の平均連鎖長は110
以上好ましくは110〜530、更に好ましくは130〜
530の範囲である。110よりも小さいとレジリエン
スや初速度の改良効果がない。 本発明のポリブタジエンゴムは1,4結合平均
連鎖長の異なる2種以上のポリブタジエンを混合
することによつても得られる。 また本発明のポリブタジエンゴムのシス−1,
4結合含有量は少なくとも80%、好ましくは90%
以上である。シス−1,4結合が80%未満ではレ
ジリエンス改良効果が消失する。またポリブタジ
エンのムーニー粘度は特に限定されないが、
ML1+4(100℃)20〜150が好ましい。 本発明に使用されるポリブタジエンゴム以外の
ジエン系ゴムとしては例えば天然ゴム、ポリイソ
プレンゴム、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム
などが挙げられる。 本発明のゴム組成において上記のポリブタジエ
ンゴムとその他のジエン系ゴムとのブレンド割合
は50〜100重量部対50〜0重量部、好ましくは80
〜100重量部対20〜0重量部両者の和は100重量部
とするである。ポリブタジエンゴムが50重量部よ
り少ないとレジリエンスが初速度の改良効果が実
用域に達しない。 本発明の高硬度ゴム組成物は上記ポリブタジエ
ンゴムとその他のジエン系ゴムとの組成物に対し
必須成分として架橋性モノマー、無機質充填剤及
び有機過酸化物を配合してなるゴム組成物であ
る。 本発明に従つて、高打撃速度領域でのレジリエ
ンスにすぐれた高硬度ゴム組成物を得ることがで
きる。 本発明に使用される架橋性モノマーとしては、
通常α,β−エチレン性不飽和モノカルボン酸又
はジカルボン酸か又はジカルボン酸のモノエステ
ルである。具体的にはメタクリル酸、アクリル
酸、エタアクリル酸、けい皮酸、クロトン酸、ソ
ルビン酸、マレイン酸、フタル酸及びイタコン酸
の如き酸、並びにジカルボン酸(即ちマレイン
酸、イタコン酸及びフタル酸)のモノエステルで
ある。好ましくはメタクリル酸である。この配合
量はポリマー100重量部に対して10〜50重量部が
好ましい。 本発明に使用される無機質充填剤は重合架橋性
モノマーに存在するカルボン酸基を中和し、金属
イオン結合体を生ずる作用と架橋物の重量を調節
する役目を併せ持つ化合物である。 例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化
アルミニウム、酸化カルシウム、水酸化カルシウ
ム、炭酸亜鉛などが例示され好ましくは酸化亜鉛
である。無機質充填剤の配合量はポリマー100重
量部に対して20〜80重量部が好ましい。無機質充
填剤のうち架橋物の重量を調節する役目をする部
分を公知の充填剤例えば硫酸バリウム、シリカ、
クレー、炭酸カルシウムその他の金属化合物、カ
ーボンブラツク又はそれらの混合物で置き換えて
も構わない。 本発明の混合配合物を架橋硬化させるために架
橋剤として有機過酸化物を添加する有機過酸化物
は、ジクミルパーオキサイド、1,3−ビス(t
−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、
1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,
5−トリメチルシクロヘキサン等が例示され、好
ましくはジクミルパーオキサイドである。有機過
酸化物の配合量はポリマー100重量部に対して0.5
〜8重量部が好ましい。 本発明の組成物即ち、ポリブタジエン、架橋性
モノマー、無機質充填剤および有機過酸化物、か
らなる組成物より高硬度ゴムを得る方法として
は、まずポリブタジエンと無機質充填剤をオープ
ンロール、バンバリーミキサー、ニーダー、押出
機などを用いて混合し、さらに架橋性モノマーを
加えて充分に練り上げる。次にこの混合物をロー
ル上で練りながら有機過酸化物を添加して配合物
を得る。練り上がつた配合物をモールド中で、架
橋温度120゜〜180℃、架橋時間5〜45分間の条件
下に成型する。 架橋成型された本発明の高硬度ゴム組成物は高
打撃速度領域でのレジリエンスが優れているの
で、この特徴を生かした用途特にソリツドゴルフ
ボールの素材として好適に使用できる。 本発明のゴルフボール用高硬度ゴム組成物を用
いたソリツドゴルフボールはその初速度におい
て、61.2m/sec以上を示した。この値は従来ゴ
ムからなるソリツドゴルフボールの最大初速度
60.5m/secを0.7m/secも上回るという優れたも
のである。初速度増大の寄与はボールの飛距離増
大幅で、7〜10m程度に達することから見ても、
特に、ロングホールのシヨツト数減少には顕著な
向上である。 次に本発明を実施例により更に説明するが、本
発明の主旨を越えない限り、これにより限定され
るものではない。 実施例 1〜5 充分に乾燥したガラス製5lオートクレーブに、
窒素下シクロヘキサン2.5Kgを仕込み、次いでブ
タジエン0.5Kgを仕込み、60℃に昇温した。トリ
エチルアルミニウム138.9mM、ジエチルアルミ
ニウムブロマイド2.31mM及びオクテン酸ネオジ
ウム0.926mMとアセチルアセトン1.85mMとの反
応生成物をブタジエン0.1gの存在下あらかじめ
別の容器で熟成させた触媒を全量仕込み、重合を
開始した。2時間の重合で転化率100%に達した。
この時点で老化防止剤2,6−ジ−tert−ブチル
−P−クレゾールを含むメタノール溶液5mlを注
入し、反応を停止させた。常法に従い、スチーム
ストリツピング後、110℃のホツトロールで乾燥
し、ポリブタジエンを得た。これをサンプルNo.4
とする。 第1表に種々のポリブタジエンゴムサンプルの
1,4結合の平均連鎖長、ミクロ構造と熱量分析
の測定値を示す。 第1表のポリブタジエンゴムのサンプルNo.1は
イタリアのAnic社のウラン触媒によるポリブタ
ジエンゴムである。サンプルNo.2はサンプルNo.1
とサンプルNo.4をそれぞれn−ヘキサンに溶解し
て同濃度(重量%)とし、1対4の割合でブレン
ドし乾燥して得られた。サンプルNo.5はサンプル
No.4とサンプルNo.6をそれぞれn−ヘキサンに同
濃度(重量%)になる様に溶解し、1対4の割合
でブレンドして乾燥して得られた。サンプルNo.6
はポリブタジエンゴム(日本合成ゴム(株)製、商品
名BR01)である。サンプルNo.7はポリブタジエ
ンゴム(宇部興産(株)製、商品名ウベポール150)
である。サンプルNo.8はポリブタジエンゴム(日
本合成ゴム(株)製、商品名BR02)である。サンプ
ルNo.9はポリブタジエンゴム(フイリツプス・ケ
ミカル・カンパニイ製、商品名CIS−4 1203)
である。サンプルNo.10はポリブタジエン(旭化成
(株)製、商品名DIENE 35NF)である。サンプル
No.3はサンプルNo.2と同様な操作でサンプルNo.1
とサンプルNo.4を4対6の割合でブレンドし、乾
燥して得られた。
物の融解熱量は、1,4結合平均連鎖長に対応す
るものであるが、42Cal/g以上であることが好
ましい。これは示差走査熱量計〔DSC 理学電
機(株)製〕を用いて水添ポリブタジエンを測定用ア
ルミニウム皿に約10mg入れ、10℃/minの昇温ス
ピードで測定する。融解ピーク面積より熱量を求
める。融解熱量が42Cal/g未満では1,4結合
平均連鎖長が110以上とならない。 シス−1,4結合含有量は核磁気共鳴装置を用
いて求める。 本発明で用いる特定の平均連鎖長の1,4結合
を含有するポリブタジエンゴムは好ましくはラン
タン系列希土類元素の化合物(以下Ln化合物と
称す)、有機アルミニウム化合物並びにルイス酸
及びルイス塩基の組合せよりなる触媒の存在下で
ブタジエンを重合させて製造することができる。 Ln化合物としては、原子番号57〜71の金属ハ
ロゲン化物、カルボン酸塩、アルコラート、チオ
アルコラート、アミド等が用いられる。 有機アルミニウムとしては、一般式AlR1 R2
R3(ここで、R1〜R3は水素あるいはC1〜C3の炭
化水素基で、しかも水素原子は2個以下に限るも
のあり、R1〜R3は同じであつてもよく、また異
なつていてもよい)で示されるものが用いられ
る。 ルイス酸としては、一般式AlXnR3-o(ここで、
Xはハロゲンであり、Rは炭化水素残基であり、
n=1、1.5、2、3である)で示されるアルミ
ニウムのハロゲン化合物あるいは他の金属ハライ
ドが用いられる。 ルイス塩基はLn化合物を有機溶媒に可溶化す
るのに用いられ、たとえばアセチルアセトン、ケ
トンなどが好適である。ブタジエン/Ln化合物
の比はモル比で5×102〜5×106、好ましくは
103〜105の範囲である。 AlR1R2R3/Ln化合物の比はモル比で5〜500、
好ましくは10〜300である。ルイス酸中のハライ
ド/Ln化合物の比はモル比で1.0〜10、好ましく
は1.5〜5の範囲である。ルイス塩基/Ln化合物
の比はモル比で0.5以上、好ましくは1〜20であ
る。 上記触媒の製造法は特願昭56−99684号に詳述
されている。 上記Ln化合物触媒はブタジエンの重合にさい
し溶媒に溶解した状態あるいはシリカ、マグネシ
ア、塩化マグネシウム等に担持させて用いること
もできる。 重合にあたつては、溶媒を使用してもよく、又
は使用せずにバルク重合にしてもよい。重合温度
は通常−30℃〜150℃、好ましくは10〜80℃であ
り、重合圧力は条件により任意に選択できる。 本発明において1,4結合の平均連鎖長は110
以上好ましくは110〜530、更に好ましくは130〜
530の範囲である。110よりも小さいとレジリエン
スや初速度の改良効果がない。 本発明のポリブタジエンゴムは1,4結合平均
連鎖長の異なる2種以上のポリブタジエンを混合
することによつても得られる。 また本発明のポリブタジエンゴムのシス−1,
4結合含有量は少なくとも80%、好ましくは90%
以上である。シス−1,4結合が80%未満ではレ
ジリエンス改良効果が消失する。またポリブタジ
エンのムーニー粘度は特に限定されないが、
ML1+4(100℃)20〜150が好ましい。 本発明に使用されるポリブタジエンゴム以外の
ジエン系ゴムとしては例えば天然ゴム、ポリイソ
プレンゴム、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム
などが挙げられる。 本発明のゴム組成において上記のポリブタジエ
ンゴムとその他のジエン系ゴムとのブレンド割合
は50〜100重量部対50〜0重量部、好ましくは80
〜100重量部対20〜0重量部両者の和は100重量部
とするである。ポリブタジエンゴムが50重量部よ
り少ないとレジリエンスが初速度の改良効果が実
用域に達しない。 本発明の高硬度ゴム組成物は上記ポリブタジエ
ンゴムとその他のジエン系ゴムとの組成物に対し
必須成分として架橋性モノマー、無機質充填剤及
び有機過酸化物を配合してなるゴム組成物であ
る。 本発明に従つて、高打撃速度領域でのレジリエ
ンスにすぐれた高硬度ゴム組成物を得ることがで
きる。 本発明に使用される架橋性モノマーとしては、
通常α,β−エチレン性不飽和モノカルボン酸又
はジカルボン酸か又はジカルボン酸のモノエステ
ルである。具体的にはメタクリル酸、アクリル
酸、エタアクリル酸、けい皮酸、クロトン酸、ソ
ルビン酸、マレイン酸、フタル酸及びイタコン酸
の如き酸、並びにジカルボン酸(即ちマレイン
酸、イタコン酸及びフタル酸)のモノエステルで
ある。好ましくはメタクリル酸である。この配合
量はポリマー100重量部に対して10〜50重量部が
好ましい。 本発明に使用される無機質充填剤は重合架橋性
モノマーに存在するカルボン酸基を中和し、金属
イオン結合体を生ずる作用と架橋物の重量を調節
する役目を併せ持つ化合物である。 例えば、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化
アルミニウム、酸化カルシウム、水酸化カルシウ
ム、炭酸亜鉛などが例示され好ましくは酸化亜鉛
である。無機質充填剤の配合量はポリマー100重
量部に対して20〜80重量部が好ましい。無機質充
填剤のうち架橋物の重量を調節する役目をする部
分を公知の充填剤例えば硫酸バリウム、シリカ、
クレー、炭酸カルシウムその他の金属化合物、カ
ーボンブラツク又はそれらの混合物で置き換えて
も構わない。 本発明の混合配合物を架橋硬化させるために架
橋剤として有機過酸化物を添加する有機過酸化物
は、ジクミルパーオキサイド、1,3−ビス(t
−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、
1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,
5−トリメチルシクロヘキサン等が例示され、好
ましくはジクミルパーオキサイドである。有機過
酸化物の配合量はポリマー100重量部に対して0.5
〜8重量部が好ましい。 本発明の組成物即ち、ポリブタジエン、架橋性
モノマー、無機質充填剤および有機過酸化物、か
らなる組成物より高硬度ゴムを得る方法として
は、まずポリブタジエンと無機質充填剤をオープ
ンロール、バンバリーミキサー、ニーダー、押出
機などを用いて混合し、さらに架橋性モノマーを
加えて充分に練り上げる。次にこの混合物をロー
ル上で練りながら有機過酸化物を添加して配合物
を得る。練り上がつた配合物をモールド中で、架
橋温度120゜〜180℃、架橋時間5〜45分間の条件
下に成型する。 架橋成型された本発明の高硬度ゴム組成物は高
打撃速度領域でのレジリエンスが優れているの
で、この特徴を生かした用途特にソリツドゴルフ
ボールの素材として好適に使用できる。 本発明のゴルフボール用高硬度ゴム組成物を用
いたソリツドゴルフボールはその初速度におい
て、61.2m/sec以上を示した。この値は従来ゴ
ムからなるソリツドゴルフボールの最大初速度
60.5m/secを0.7m/secも上回るという優れたも
のである。初速度増大の寄与はボールの飛距離増
大幅で、7〜10m程度に達することから見ても、
特に、ロングホールのシヨツト数減少には顕著な
向上である。 次に本発明を実施例により更に説明するが、本
発明の主旨を越えない限り、これにより限定され
るものではない。 実施例 1〜5 充分に乾燥したガラス製5lオートクレーブに、
窒素下シクロヘキサン2.5Kgを仕込み、次いでブ
タジエン0.5Kgを仕込み、60℃に昇温した。トリ
エチルアルミニウム138.9mM、ジエチルアルミ
ニウムブロマイド2.31mM及びオクテン酸ネオジ
ウム0.926mMとアセチルアセトン1.85mMとの反
応生成物をブタジエン0.1gの存在下あらかじめ
別の容器で熟成させた触媒を全量仕込み、重合を
開始した。2時間の重合で転化率100%に達した。
この時点で老化防止剤2,6−ジ−tert−ブチル
−P−クレゾールを含むメタノール溶液5mlを注
入し、反応を停止させた。常法に従い、スチーム
ストリツピング後、110℃のホツトロールで乾燥
し、ポリブタジエンを得た。これをサンプルNo.4
とする。 第1表に種々のポリブタジエンゴムサンプルの
1,4結合の平均連鎖長、ミクロ構造と熱量分析
の測定値を示す。 第1表のポリブタジエンゴムのサンプルNo.1は
イタリアのAnic社のウラン触媒によるポリブタ
ジエンゴムである。サンプルNo.2はサンプルNo.1
とサンプルNo.4をそれぞれn−ヘキサンに溶解し
て同濃度(重量%)とし、1対4の割合でブレン
ドし乾燥して得られた。サンプルNo.5はサンプル
No.4とサンプルNo.6をそれぞれn−ヘキサンに同
濃度(重量%)になる様に溶解し、1対4の割合
でブレンドして乾燥して得られた。サンプルNo.6
はポリブタジエンゴム(日本合成ゴム(株)製、商品
名BR01)である。サンプルNo.7はポリブタジエ
ンゴム(宇部興産(株)製、商品名ウベポール150)
である。サンプルNo.8はポリブタジエンゴム(日
本合成ゴム(株)製、商品名BR02)である。サンプ
ルNo.9はポリブタジエンゴム(フイリツプス・ケ
ミカル・カンパニイ製、商品名CIS−4 1203)
である。サンプルNo.10はポリブタジエン(旭化成
(株)製、商品名DIENE 35NF)である。サンプル
No.3はサンプルNo.2と同様な操作でサンプルNo.1
とサンプルNo.4を4対6の割合でブレンドし、乾
燥して得られた。
【表】
配合処方(ワンピースゴルフボール用配合)
ポリブタジエンゴム 100 (重量部)
亜鉛華 42
メタクリル酸 20
パークミルD 2.8日本油脂(株)製
(ジクミルパーオキサイド)
加硫条件 150℃、30分
ゴム配合組成物の加硫物性を測定し、その結果
は第2表に示す。 なお、ツーピースゴルフボール用配合の場合、
亜鉛華の使用量はラージボールのコアーで30重量
部、スモールボールのコアーでは50重量部である
が、いずれの配合においても本発明の特徴はそこ
なわれない。 第2表において; (1) 硬度はJIS K6301に従つて測定された。 (2) 高打撃速度領域でのレジリエンスの指標であ
る損失正接(tanδ)は粘弾性スペクトロメータ
ー(レオメトリツクス社製RMS型)により求
めた。値の小さいほど好ましい。反発弾性はダ
ンロツプトリプソメーターにより測定された。 (3) USGA使用のものと同一機種の回転円板式
を用いる。 ヘツド式速度 43.0±0.3(m/秒) 実施例 6〜7 実施例6〜7では、ジエン系ゴムの種類を変え
て測定した結果を第3表に示す。
は第2表に示す。 なお、ツーピースゴルフボール用配合の場合、
亜鉛華の使用量はラージボールのコアーで30重量
部、スモールボールのコアーでは50重量部である
が、いずれの配合においても本発明の特徴はそこ
なわれない。 第2表において; (1) 硬度はJIS K6301に従つて測定された。 (2) 高打撃速度領域でのレジリエンスの指標であ
る損失正接(tanδ)は粘弾性スペクトロメータ
ー(レオメトリツクス社製RMS型)により求
めた。値の小さいほど好ましい。反発弾性はダ
ンロツプトリプソメーターにより測定された。 (3) USGA使用のものと同一機種の回転円板式
を用いる。 ヘツド式速度 43.0±0.3(m/秒) 実施例 6〜7 実施例6〜7では、ジエン系ゴムの種類を変え
て測定した結果を第3表に示す。
【表】
【表】
【表】
(2) 日本合成ゴム(株)製
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 分子鎖を形成する結合の少なくとも80%をシ
ス−1,4結合として含有し、しかも該1,4結
合の平均連鎖長が110以上であるポリブタジエン
ゴム50〜100重量部と他のジエン系ゴム50〜0重
量部(両者の和は100重量部とする)とからなる
重合体組成物に架橋性モノマーとして、次の群か
ら選ばれる1種以上を10〜50重量部、無機充填材
20〜80重量部及び有機過酸化物を必須成分として
配合してなるゴム組成物を架橋硬化させたゴルフ
ボール用高硬度ゴム組成物: α,β−エチレン性不飽和モノカルボン酸及び
α,β−エチレン性不飽和モノカルボン酸の金属
塩並びに α,β−エチレン性不飽和ジカルボン酸、 α,β−エチレン性不飽和ジカルボン酸のモノ
エステル及び α,β−エチレン性不飽和ジカルボン酸の金属
塩。 2 上記のポリブタジエンゴムがランタン系列希
土類元素化合物系触媒の存在下の重合によつて得
られるポリブタジエンゴムを主成分とするもので
あることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
載の高硬度ゴム組成物。 3 ランタン系列希土類元素化合物系触媒の存在
下の重合によつて得られ、分子鎖を形成する結合
の少なくとも80%をシスー1,4結合として含有
し、しかも該1,4結合の平均連鎖長が110以上
であるポリブタジエンゴム50〜100重量部と他の
ジエン系ゴム50〜0重量部(両者の和は100重量
部とする)とからなる重合体組成物に架橋性モノ
マーとして、次の群から選ばれる1種以上を10〜
50重量部、無機充填材20〜80重量部及び有機過酸
化物を必須成分として配合してなるゴム組成物を
架橋硬化させてなるソリツドゴルフボール: α,β−エチレン性不飽和モノカルボン酸及び
α,β−エチレン性不飽和モノカルボン酸の金属
塩並びに α,β−エチレン性不飽和ジカルボン酸、 α,β−エチレン性不飽和ジカルボン酸のモノ
エステル及び α,β−エチレン性不飽和ジカルボン酸の金属
塩。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57108293A JPS58225138A (ja) | 1982-06-25 | 1982-06-25 | 高硬度ゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57108293A JPS58225138A (ja) | 1982-06-25 | 1982-06-25 | 高硬度ゴム組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58225138A JPS58225138A (ja) | 1983-12-27 |
| JPH0359931B2 true JPH0359931B2 (ja) | 1991-09-12 |
Family
ID=14481001
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57108293A Granted JPS58225138A (ja) | 1982-06-25 | 1982-06-25 | 高硬度ゴム組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58225138A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11164912A (ja) | 1997-12-03 | 1999-06-22 | Jsr Corp | ソリッドゴルフボール用ゴム組成物およびソリッドゴルフボール |
| US6712715B2 (en) | 2001-05-30 | 2004-03-30 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Golf ball |
| US6695716B2 (en) | 2001-05-30 | 2004-02-24 | Bridgestone Sports Co., Ltd. | Golf ball |
| JP2005027814A (ja) | 2003-07-10 | 2005-02-03 | Bridgestone Sports Co Ltd | ゴルフボール |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53125139A (en) * | 1977-04-07 | 1978-11-01 | Hitachi Chem Co Ltd | Solid golf ball |
-
1982
- 1982-06-25 JP JP57108293A patent/JPS58225138A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58225138A (ja) | 1983-12-27 |
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