JPH0360234B2 - - Google Patents
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- JPH0360234B2 JPH0360234B2 JP59205112A JP20511284A JPH0360234B2 JP H0360234 B2 JPH0360234 B2 JP H0360234B2 JP 59205112 A JP59205112 A JP 59205112A JP 20511284 A JP20511284 A JP 20511284A JP H0360234 B2 JPH0360234 B2 JP H0360234B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- signal
- sampling
- circuit
- processing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Processing Of Color Television Signals (AREA)
- Color Television Systems (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明はビデオ信号デイジタル処理方法に係
り、特にNTSC方式、PAL方式を同一回路で信
号処理することができ、信号処理回路の規模も減
少できるビデオ信号デイジタル処理方法に関す
る。 (従来の技術) 近年、ビデオ信号をデイジタル化した後、この
デイジタル信号を処理することによる方法が、回
路部品(主に、コンデンサ、抵抗、コイル)点数
の削減、あるいは、無調整化への方法として試み
られており、一部のメーカで「デイジタルテレ
ビ」として商品化されつつある。 また、現行テレビジヨンの放送方式としては、
NTSC方式、PAL方式、SECAM方式が主に存在
しているが、特にNTSC方式、PAL方式の市場
は大きく、更に色信号多重の方式は、SECAM方
式に比べ、これら両方式は似ているといつた特徴
がある。 そこで、NTSC方式、PAL方式の両方式を同
一(あるいは、略同等)の回路で信号処理を行な
うことができると、そのメリツトは大きいものと
なる。 更に、輝度信号はNTSC方式、PAL方式とも
周波数帯域以外は、大きな相違はないので、色信
号処理回路が共通化されれば、NTSC式、PAL
方式を同一回路で構成することが可能になる。 (発明の目的) そこで、本発明の目的は上記の従来技術を鑑み
てなされたもので、NTSC方式、PAL方式を同
一回路で信号処理することができ、信号処理回路
の規模も減少できるビデオ信号デイジタル処理方
法を提供することにある。 (問題点を解決するための手段) 本発明は上記の目的を解決するために、入力さ
れたアナログビデオ信号を、水平同期信号周波数
の3の整数倍以外の整数(3M±1、Mは正の整
数)倍の周波数でサンプリングしてデイジタルデ
ータに変換した後、このサンプリングしたデータ
のうちから時間軸上で2つおきにサンプリング点
を有効データとして残す1/3デシメイシヨン処理
を行なうと共に、この1/3デシメイシヨン処理さ
れたデータのサンプリング点における位相を1水
平走査期間毎に揃えるよう移相し、1水平走査線
毎に画面上の隣接する水平走査線間のサンプリン
グ点のいずれを補正するようにしたことを特徴と
するビデオ信号デイジタル処理方法を提供するも
のである。 (実施例) 本発明になるビデオ信号デイジタル処理方法に
ついて、以下に説明する。 一般に、アナログビデオ信号をサンプリングし
てデイジタルデータに変換する際の周波数は「サ
ンプリング定理」よりアナログ信号に含まれる最
高周波数の2倍より高くなければならず、通常は
約10MHz以上が適している(条件)。 また、色信号処理を行なう際のクシ型フイルタ
を構成するのに、画面上でサンプリング点が縦に
並んでいる必要がある。つまり、サンプリング周
波数は水平同期信号周波数の整数倍でなければな
らない(条件)。 更にまた、クシ型フイルタは、NTSC方式の場
合、1H(Hは水平走査期間)分の遅延回路(デイ
レイライン;メモリ)を必要とする(PAL方式
の場合、2H分)が、サンプリング周波数が高く
なると、それだけフイルタを構成するメモリを多
量に使用することになる。そこで、色信号は輝度
信号に比べその帯域が狭いことからデシメイシヨ
ン(間引き)処理を行なうと、効果的である。 そして、NTSC方式、PAL方式で、そのサブ
キヤリア(色副搬送波)周波数を共通とすること
により、これら両方式を略同一回路で色信号処理
を行なえることになる。 ここで、上記の条件及び条件を満足するサ
ンプリング周波数(fs)は次表のようになる。
り、特にNTSC方式、PAL方式を同一回路で信
号処理することができ、信号処理回路の規模も減
少できるビデオ信号デイジタル処理方法に関す
る。 (従来の技術) 近年、ビデオ信号をデイジタル化した後、この
デイジタル信号を処理することによる方法が、回
路部品(主に、コンデンサ、抵抗、コイル)点数
の削減、あるいは、無調整化への方法として試み
られており、一部のメーカで「デイジタルテレ
ビ」として商品化されつつある。 また、現行テレビジヨンの放送方式としては、
NTSC方式、PAL方式、SECAM方式が主に存在
しているが、特にNTSC方式、PAL方式の市場
は大きく、更に色信号多重の方式は、SECAM方
式に比べ、これら両方式は似ているといつた特徴
がある。 そこで、NTSC方式、PAL方式の両方式を同
一(あるいは、略同等)の回路で信号処理を行な
うことができると、そのメリツトは大きいものと
なる。 更に、輝度信号はNTSC方式、PAL方式とも
周波数帯域以外は、大きな相違はないので、色信
号処理回路が共通化されれば、NTSC式、PAL
方式を同一回路で構成することが可能になる。 (発明の目的) そこで、本発明の目的は上記の従来技術を鑑み
てなされたもので、NTSC方式、PAL方式を同
一回路で信号処理することができ、信号処理回路
の規模も減少できるビデオ信号デイジタル処理方
法を提供することにある。 (問題点を解決するための手段) 本発明は上記の目的を解決するために、入力さ
れたアナログビデオ信号を、水平同期信号周波数
の3の整数倍以外の整数(3M±1、Mは正の整
数)倍の周波数でサンプリングしてデイジタルデ
ータに変換した後、このサンプリングしたデータ
のうちから時間軸上で2つおきにサンプリング点
を有効データとして残す1/3デシメイシヨン処理
を行なうと共に、この1/3デシメイシヨン処理さ
れたデータのサンプリング点における位相を1水
平走査期間毎に揃えるよう移相し、1水平走査線
毎に画面上の隣接する水平走査線間のサンプリン
グ点のいずれを補正するようにしたことを特徴と
するビデオ信号デイジタル処理方法を提供するも
のである。 (実施例) 本発明になるビデオ信号デイジタル処理方法に
ついて、以下に説明する。 一般に、アナログビデオ信号をサンプリングし
てデイジタルデータに変換する際の周波数は「サ
ンプリング定理」よりアナログ信号に含まれる最
高周波数の2倍より高くなければならず、通常は
約10MHz以上が適している(条件)。 また、色信号処理を行なう際のクシ型フイルタ
を構成するのに、画面上でサンプリング点が縦に
並んでいる必要がある。つまり、サンプリング周
波数は水平同期信号周波数の整数倍でなければな
らない(条件)。 更にまた、クシ型フイルタは、NTSC方式の場
合、1H(Hは水平走査期間)分の遅延回路(デイ
レイライン;メモリ)を必要とする(PAL方式
の場合、2H分)が、サンプリング周波数が高く
なると、それだけフイルタを構成するメモリを多
量に使用することになる。そこで、色信号は輝度
信号に比べその帯域が狭いことからデシメイシヨ
ン(間引き)処理を行なうと、効果的である。 そして、NTSC方式、PAL方式で、そのサブ
キヤリア(色副搬送波)周波数を共通とすること
により、これら両方式を略同一回路で色信号処理
を行なえることになる。 ここで、上記の条件及び条件を満足するサ
ンプリング周波数(fs)は次表のようになる。
【表】
なお、上記の表中において、fHは、
NTSC方式の場合 fH=15.734265KHz
PAL方式の場合 fH=15.625KHz
表中のいずれかの周波数fsでNTSC方式、PAL
方式の複合ビデオ信号をサンプリングしたとし
て、これら両方式の信号を同一回路で輝度信号Y
と色信号Cとを分離するためには、色信号のサブ
キヤリアの周波数を変換し、互いに共通となるよ
うにすれば良い。そして、上記を共通とすること
で、以降の処理回路も共通とすることができる。 その時、変換するサブキヤリアの周波数を、例
えば、1/4fsとすると、他の1/3fsにした時などに
比べて、DP(微分位相)、DG(微分利得)とも最
小となる。 ここで、デイジタル信号処理の一つであるデシ
メイシヨン処理について説明する。このデシメイ
シヨン(間引き)処理はサンプリングしたデータ
を時間軸上で1つ、あるいは、2つ、3つ、…お
きに有意(有効)データとして残し、サンプリン
グ周波数を1/2、1/3、1/4、…と下げることにを
言う。 また、ビデオ信号のデイジタル信号処理におい
ては、各種用途に応じてフイルタを構成するが、
サンプリング周波数が高いと、フイルタの構成も
大きくなる。 例えば、2Hクシ型フイルタを18MHzのサンプ
リング周波数で8ビツトのデイジタル信号化した
PALビデオ信号に適用すると、2×1152×8ビ
ツト(18432ビツト)のメモリが必要となる。そ
れに対し、1/3のデシメイシヨン(2つおきにデ
ータを残し、サンプリング周波数を1/3の6MHzと
する)を行なうと、必要なメモリは1/3の6144ビ
ツトとなり、12288ビツトもメモリを低減できる。
このことは、デシメイシヨンをすることにより増
加する回路をおぎなつて、あまりある数である。 このように、デシメイシヨン処理を行なうこと
によつて回路規模を大幅に小型化することが可能
となり、しいては、コスト、消費電力、信頼性な
どに与える影響は大きいものと言える。 上記のようなデシメイシヨン(間引き)処理を
行なう場合、第2図に示すように、サブキヤリア
がサンプリング周波数fsの1/4である場合、1/2の
デシメイシヨン{第2図a図示}すなわち、1つ
おきにサンプリング点を有効とする操作では、信
号が1/4fsを境に折返しを生じ、サブキヤリア自
身に折返してしまう結果になる。また、1/4のデ
シメイシヨン{第2図c図示}すなわち、3つお
きにサンプリング点を有効とする操作では、サブ
キヤリア成分がなくなり、ベースバンドに戻つて
しまい、その後の信号処理で扱いにくくなる。 そこで、第2図bに示すような、1/3デシメイ
シヨン処理が考えられる。すなわち、1/3デシメ
イシヨン処理は1/6fsを境に折返すため、信号成
分は原信号と重ならず、また、帯域も十分(±1/
12fs)あり、最も有効的である。更に、この1/3
デシメイシヨンによる処理によつて回路も1/3に
減少する。 ここで、1/3のデシメイシヨンを行なつても、
なおかつ、画面上でライン(水平走査線)毎のサ
ンプリング点が縦に並んでいる周波数は、水平同
期信号周波数の3の整数倍(3M倍、Mは整数)
の周波数の時のみである。それ以外の時はライン
(水平走査線)毎のサンプリング点がずれてしま
う。これは、PAL方式は常に(前記の表の例の
うちでは)3の倍数の周波数になつているのに対
して、NTSC方式はそうとは限らないからであ
る。 ところで、磁気記録再生装置(VTR)の色信
号系の処理回路においては、そのカラー信号の位
相を1H(Hは水平走査期間)毎に90゜位相をシフ
ト(推移)している、いわゆる、PS(Phase
Shift)処理を使つている。 そして、この復調もデイジタル処理で行なうこ
とが可能であり、後述するデイジタル磁気記録再
生装置のデイジタル信号処理回路における周波数
変換器でそれを行なうことができる。 また、隣接信号トラツクからのクロストークを
除去するための処理としては、PS処理したもの
を復調し、隣接する2ライン(水平走査線)間で
足し算処理することにより行なつている(これ
は、クロストーク成分は位相が逆となり打ち消さ
れるからである)。つまり、隣接した2ライン間
で位相が揃つていることが、上記の足し算処理を
する時の条件になつている。従つて、デシメイシ
ヨンを行なつてサンプリング点がずれてしまう
と、位相が揃つていても上記の足し算処理ができ
ない。逆に言うと、サンプリング点がずれていて
も位相が合つて(揃つて)いれば、足し算処理を
行なうことができる。 ここで、PS復調処理をした後の位相関係につ
いて考えてみる。 第3図はサンプリング周波数fs=18.00MHz
(=fH×1144)で、サブキヤリア(副搬送波)周
波数が1/4fs(4.5MHz)であり、1ラインにサブ
キヤリアが286波あることを示している。 また、第3図aはnHライン、第3図bは(n
+1)Hライン、第3図cは(n+262)Hライ
ンを示し、図中、●はサンプリング周波数
18.00MHzのサンプリング点、○はデシメイシヨ
ン後のサンプリング点を示す。 同図において、第3図aのnHラインとその下
の第3図bの(n+1)Hラインとでは、4.5M
Hzの実線,′の波は、互いに位相が揃つてい
るものとする。 また、図中で波長の長いもの,′(破線)
は、1/3デシメイシヨンされ、1.5MHzに折返した
サブキヤリアである。 従つて、4.5MHzの実線,′の波は、位相が
揃つていても、1.5MHzのサブキヤリアは120゜位
相が進んでいることになる。 ここで、この1.5MHzのサブキヤリアを−90゜だ
け位相をシフト(移相)するフイルタ、例えばヒ
ルベルトフイルタを通したとすると、第3図cに
示すように(n+1)′Hの波形″になる。更に
ここで、第3図aに示すnHの1.5MHzの波(破線
)とこの(n+1)′Hの波形″とを比べる
と、位相は30゜異なつているが、サンプリング点
における位相はいずれもそれぞれの波の0゜、90゜、
180゜、270゜の位相と同じである。しかも、サンプ
リング点のうち縦方向で最も近くに並んでいる点
同志の位相は同相である(例えば、図中のx点と
x′点やy点とy′点やz点とz′点等)。 なお、厳密にはサンプリング点が縦に並んでい
ないが、時間にして56ns(すなわち、1Hの1144分
の1)ずれているだけであるので、位相さえ合つ
ていれば問題はない。 以上はサンプリング周波数を18.00MHzに選ん
だ場合であるが、他の水平同期信号周波数の3の
整数倍以外の整数倍の周波数を選んだ場合であつ
ても次のような移相フイルタを用いることで同様
の結果が得られることは明らかである。 すなわち、サンプリング周波数を水平同期信号
周波数の3M+1(Mは正の整数)倍に選んだ場合
の移相フイルタの移相量は−90゜、3M−1倍に選
んだ場合の移相フイルタの移相量は+90゜である。 以上のことから、サンプリング点がずれていて
もその位相が合つていることにより、第4図のよ
うな1H遅延回路と±90゜移相フイルタとを組合わ
せたクシ型フイルタを構成することにより、PS
復調をせずに、2ライン間でのクロストークを除
去することができる。 すなわち、第4図において、21は±90゜移相
フイルタ、22は1H分のメモリよりなる遅延回
路、23は足算回路である。そして、±90゜移相フ
イルタ21と遅延回路22とを合せた遅延量が
1Hとなるように構成させたものである。また、
この回路の原理はアナログのクシ型フイルタと同
じであるが、異なるのは入力端子より入来する信
号が数ビツト(通常、8ビツト程度)のデータ列
である。 なお、上述したように、±90゜移相フイルタは、
サンプリング周波数を水平同期信号周波数の3M
+1に選んだ場合、−90゜移相フイルタにするが、
この時足算回路23を引算回路にすれば、+90゜移
相オフイルタでも良いことは明らかである。ま
た、3M−1に選んだ場合も同様に+90゜移相フイ
ルタは−90゜移相フイルタで良いのは明らかであ
る。 第1図は本発明になるビデオ信号デイジタル処
理方法を適用する回路の一実施例を示す図であ
り、例えば、ビデオ信号をデイジタル処理して磁
気記録媒体に記録し再生するデイジタル磁気記録
再生装置のデイジタル信号処理回路に適用される
ものについて説明する。 同図において、1は入力端子であり、この入力
端子1には複合ビデオ信号が供給され、この複合
ビデオ信号はAD変換器2でデイジタル信号に変
換された後、周波数変換器3で周波数が変換され
る。ここで、周波数変換器3においては、記録時
は3.58MHzから4.5MHzに周波数変換され、再生
時は629KHzから4.5MHzに周波数変換され、同時
に色信号のPS復調処理が行なわれる。なお、こ
の時のサンプリング周波数fsは18.00MHzとする。 更に、輝度信号Yと色信号Cとを分離するため
のバンドパスフイルタBPF4を介してデシメイ
シヨン処理回路5において1/3のデシメイシヨン
(間引き)処理をされた後、デジタル処理回路6
において、ACC(自動色信号レベル制御)やAPC
(自動位相制御)等のデイタル処理が行なわれ、
信号処理用のフイルタ7及び再生時のクロストー
クキヤンセル用の第4図示のクシ型フイルタ8を
介して、今度は補間回路9でデシメイシヨン処理
回路5とは逆のデシメイシヨン処理(補間処理)
が行なわれデシメイシヨンを元に戻す。そして、
補間用のバンドパスフイルタBPF10を介して
周波数変換器11で再び周波数変換される。ここ
で、周波数変換器11においては、記録時は
4.5MHzから629KHzに周波数変換され、再生時は
4.5MHzから3.58MHzに周波数変換され、色信号
のPS復調処理が行なわれる。最後に、DA変換器
12でアナログのビデオ信号に変換されて、出力
端子13から出力される。 なお、14,16は周波数変換器3,11に周
波数変換用のデータを供給するためのデータ発生
用発振器であり、15は記録再生装置の記録/再
生モードやPAL/NTSCモードの指示信号によ
つて上記デイジタル処理回路6及び発振器14,
16に制御信号を供給する制御部である。17は
上記の各デイジタル信号処理回路にクロツク信号
(サンプリング周波数fs)を供給する発振器であ
る。 以上のように構成することにより、回路構成が
簡単にできると共に、NTSC方式、PAL方式を
同一回路で信号処理することができるようにな
る。 (発明の効果) 以上の如く、本発明のビデオ信号デイジタル処
理方法によれば、NTSC方式、PAL方式を同一
回路で信号処理することができ、処理回路の規模
も減少でき、例えばデイジタル磁気記録再生装置
のデイジタル信号処理回路において色信号のPS
復調処理をデイジタル処理で行なうことができる
等の特長を有する。
方式の複合ビデオ信号をサンプリングしたとし
て、これら両方式の信号を同一回路で輝度信号Y
と色信号Cとを分離するためには、色信号のサブ
キヤリアの周波数を変換し、互いに共通となるよ
うにすれば良い。そして、上記を共通とすること
で、以降の処理回路も共通とすることができる。 その時、変換するサブキヤリアの周波数を、例
えば、1/4fsとすると、他の1/3fsにした時などに
比べて、DP(微分位相)、DG(微分利得)とも最
小となる。 ここで、デイジタル信号処理の一つであるデシ
メイシヨン処理について説明する。このデシメイ
シヨン(間引き)処理はサンプリングしたデータ
を時間軸上で1つ、あるいは、2つ、3つ、…お
きに有意(有効)データとして残し、サンプリン
グ周波数を1/2、1/3、1/4、…と下げることにを
言う。 また、ビデオ信号のデイジタル信号処理におい
ては、各種用途に応じてフイルタを構成するが、
サンプリング周波数が高いと、フイルタの構成も
大きくなる。 例えば、2Hクシ型フイルタを18MHzのサンプ
リング周波数で8ビツトのデイジタル信号化した
PALビデオ信号に適用すると、2×1152×8ビ
ツト(18432ビツト)のメモリが必要となる。そ
れに対し、1/3のデシメイシヨン(2つおきにデ
ータを残し、サンプリング周波数を1/3の6MHzと
する)を行なうと、必要なメモリは1/3の6144ビ
ツトとなり、12288ビツトもメモリを低減できる。
このことは、デシメイシヨンをすることにより増
加する回路をおぎなつて、あまりある数である。 このように、デシメイシヨン処理を行なうこと
によつて回路規模を大幅に小型化することが可能
となり、しいては、コスト、消費電力、信頼性な
どに与える影響は大きいものと言える。 上記のようなデシメイシヨン(間引き)処理を
行なう場合、第2図に示すように、サブキヤリア
がサンプリング周波数fsの1/4である場合、1/2の
デシメイシヨン{第2図a図示}すなわち、1つ
おきにサンプリング点を有効とする操作では、信
号が1/4fsを境に折返しを生じ、サブキヤリア自
身に折返してしまう結果になる。また、1/4のデ
シメイシヨン{第2図c図示}すなわち、3つお
きにサンプリング点を有効とする操作では、サブ
キヤリア成分がなくなり、ベースバンドに戻つて
しまい、その後の信号処理で扱いにくくなる。 そこで、第2図bに示すような、1/3デシメイ
シヨン処理が考えられる。すなわち、1/3デシメ
イシヨン処理は1/6fsを境に折返すため、信号成
分は原信号と重ならず、また、帯域も十分(±1/
12fs)あり、最も有効的である。更に、この1/3
デシメイシヨンによる処理によつて回路も1/3に
減少する。 ここで、1/3のデシメイシヨンを行なつても、
なおかつ、画面上でライン(水平走査線)毎のサ
ンプリング点が縦に並んでいる周波数は、水平同
期信号周波数の3の整数倍(3M倍、Mは整数)
の周波数の時のみである。それ以外の時はライン
(水平走査線)毎のサンプリング点がずれてしま
う。これは、PAL方式は常に(前記の表の例の
うちでは)3の倍数の周波数になつているのに対
して、NTSC方式はそうとは限らないからであ
る。 ところで、磁気記録再生装置(VTR)の色信
号系の処理回路においては、そのカラー信号の位
相を1H(Hは水平走査期間)毎に90゜位相をシフ
ト(推移)している、いわゆる、PS(Phase
Shift)処理を使つている。 そして、この復調もデイジタル処理で行なうこ
とが可能であり、後述するデイジタル磁気記録再
生装置のデイジタル信号処理回路における周波数
変換器でそれを行なうことができる。 また、隣接信号トラツクからのクロストークを
除去するための処理としては、PS処理したもの
を復調し、隣接する2ライン(水平走査線)間で
足し算処理することにより行なつている(これ
は、クロストーク成分は位相が逆となり打ち消さ
れるからである)。つまり、隣接した2ライン間
で位相が揃つていることが、上記の足し算処理を
する時の条件になつている。従つて、デシメイシ
ヨンを行なつてサンプリング点がずれてしまう
と、位相が揃つていても上記の足し算処理ができ
ない。逆に言うと、サンプリング点がずれていて
も位相が合つて(揃つて)いれば、足し算処理を
行なうことができる。 ここで、PS復調処理をした後の位相関係につ
いて考えてみる。 第3図はサンプリング周波数fs=18.00MHz
(=fH×1144)で、サブキヤリア(副搬送波)周
波数が1/4fs(4.5MHz)であり、1ラインにサブ
キヤリアが286波あることを示している。 また、第3図aはnHライン、第3図bは(n
+1)Hライン、第3図cは(n+262)Hライ
ンを示し、図中、●はサンプリング周波数
18.00MHzのサンプリング点、○はデシメイシヨ
ン後のサンプリング点を示す。 同図において、第3図aのnHラインとその下
の第3図bの(n+1)Hラインとでは、4.5M
Hzの実線,′の波は、互いに位相が揃つてい
るものとする。 また、図中で波長の長いもの,′(破線)
は、1/3デシメイシヨンされ、1.5MHzに折返した
サブキヤリアである。 従つて、4.5MHzの実線,′の波は、位相が
揃つていても、1.5MHzのサブキヤリアは120゜位
相が進んでいることになる。 ここで、この1.5MHzのサブキヤリアを−90゜だ
け位相をシフト(移相)するフイルタ、例えばヒ
ルベルトフイルタを通したとすると、第3図cに
示すように(n+1)′Hの波形″になる。更に
ここで、第3図aに示すnHの1.5MHzの波(破線
)とこの(n+1)′Hの波形″とを比べる
と、位相は30゜異なつているが、サンプリング点
における位相はいずれもそれぞれの波の0゜、90゜、
180゜、270゜の位相と同じである。しかも、サンプ
リング点のうち縦方向で最も近くに並んでいる点
同志の位相は同相である(例えば、図中のx点と
x′点やy点とy′点やz点とz′点等)。 なお、厳密にはサンプリング点が縦に並んでい
ないが、時間にして56ns(すなわち、1Hの1144分
の1)ずれているだけであるので、位相さえ合つ
ていれば問題はない。 以上はサンプリング周波数を18.00MHzに選ん
だ場合であるが、他の水平同期信号周波数の3の
整数倍以外の整数倍の周波数を選んだ場合であつ
ても次のような移相フイルタを用いることで同様
の結果が得られることは明らかである。 すなわち、サンプリング周波数を水平同期信号
周波数の3M+1(Mは正の整数)倍に選んだ場合
の移相フイルタの移相量は−90゜、3M−1倍に選
んだ場合の移相フイルタの移相量は+90゜である。 以上のことから、サンプリング点がずれていて
もその位相が合つていることにより、第4図のよ
うな1H遅延回路と±90゜移相フイルタとを組合わ
せたクシ型フイルタを構成することにより、PS
復調をせずに、2ライン間でのクロストークを除
去することができる。 すなわち、第4図において、21は±90゜移相
フイルタ、22は1H分のメモリよりなる遅延回
路、23は足算回路である。そして、±90゜移相フ
イルタ21と遅延回路22とを合せた遅延量が
1Hとなるように構成させたものである。また、
この回路の原理はアナログのクシ型フイルタと同
じであるが、異なるのは入力端子より入来する信
号が数ビツト(通常、8ビツト程度)のデータ列
である。 なお、上述したように、±90゜移相フイルタは、
サンプリング周波数を水平同期信号周波数の3M
+1に選んだ場合、−90゜移相フイルタにするが、
この時足算回路23を引算回路にすれば、+90゜移
相オフイルタでも良いことは明らかである。ま
た、3M−1に選んだ場合も同様に+90゜移相フイ
ルタは−90゜移相フイルタで良いのは明らかであ
る。 第1図は本発明になるビデオ信号デイジタル処
理方法を適用する回路の一実施例を示す図であ
り、例えば、ビデオ信号をデイジタル処理して磁
気記録媒体に記録し再生するデイジタル磁気記録
再生装置のデイジタル信号処理回路に適用される
ものについて説明する。 同図において、1は入力端子であり、この入力
端子1には複合ビデオ信号が供給され、この複合
ビデオ信号はAD変換器2でデイジタル信号に変
換された後、周波数変換器3で周波数が変換され
る。ここで、周波数変換器3においては、記録時
は3.58MHzから4.5MHzに周波数変換され、再生
時は629KHzから4.5MHzに周波数変換され、同時
に色信号のPS復調処理が行なわれる。なお、こ
の時のサンプリング周波数fsは18.00MHzとする。 更に、輝度信号Yと色信号Cとを分離するため
のバンドパスフイルタBPF4を介してデシメイ
シヨン処理回路5において1/3のデシメイシヨン
(間引き)処理をされた後、デジタル処理回路6
において、ACC(自動色信号レベル制御)やAPC
(自動位相制御)等のデイタル処理が行なわれ、
信号処理用のフイルタ7及び再生時のクロストー
クキヤンセル用の第4図示のクシ型フイルタ8を
介して、今度は補間回路9でデシメイシヨン処理
回路5とは逆のデシメイシヨン処理(補間処理)
が行なわれデシメイシヨンを元に戻す。そして、
補間用のバンドパスフイルタBPF10を介して
周波数変換器11で再び周波数変換される。ここ
で、周波数変換器11においては、記録時は
4.5MHzから629KHzに周波数変換され、再生時は
4.5MHzから3.58MHzに周波数変換され、色信号
のPS復調処理が行なわれる。最後に、DA変換器
12でアナログのビデオ信号に変換されて、出力
端子13から出力される。 なお、14,16は周波数変換器3,11に周
波数変換用のデータを供給するためのデータ発生
用発振器であり、15は記録再生装置の記録/再
生モードやPAL/NTSCモードの指示信号によ
つて上記デイジタル処理回路6及び発振器14,
16に制御信号を供給する制御部である。17は
上記の各デイジタル信号処理回路にクロツク信号
(サンプリング周波数fs)を供給する発振器であ
る。 以上のように構成することにより、回路構成が
簡単にできると共に、NTSC方式、PAL方式を
同一回路で信号処理することができるようにな
る。 (発明の効果) 以上の如く、本発明のビデオ信号デイジタル処
理方法によれば、NTSC方式、PAL方式を同一
回路で信号処理することができ、処理回路の規模
も減少でき、例えばデイジタル磁気記録再生装置
のデイジタル信号処理回路において色信号のPS
復調処理をデイジタル処理で行なうことができる
等の特長を有する。
第1図は本発明になるビデオ信号デイジタル処
理方法を適用する回路の一実施例を示す図、第2
図a〜同図c及び第3図a〜同図cは本発明にな
るビデオ信号デイジタル処理方法の原理を説明す
るための図、第4図はクシ型フイルタの一例を示
す図である。 1……入力端子、2……AD変換器、3,11
……周波数変換器、4,10……BPF、5……
デシメイシヨン処理回路、6……デイジタル処理
回路、7……フイルタ、8……クシ型フイルタ、
9……補間回路、12……DA変換器、13……
出力端子、14,16,17……発振器、15…
…制御部、21……±90゜移相フイルタ、22…
…遅延回路、23……足算回路。
理方法を適用する回路の一実施例を示す図、第2
図a〜同図c及び第3図a〜同図cは本発明にな
るビデオ信号デイジタル処理方法の原理を説明す
るための図、第4図はクシ型フイルタの一例を示
す図である。 1……入力端子、2……AD変換器、3,11
……周波数変換器、4,10……BPF、5……
デシメイシヨン処理回路、6……デイジタル処理
回路、7……フイルタ、8……クシ型フイルタ、
9……補間回路、12……DA変換器、13……
出力端子、14,16,17……発振器、15…
…制御部、21……±90゜移相フイルタ、22…
…遅延回路、23……足算回路。
Claims (1)
- 1 入力されたアナログビデオ信号を、水平同期
信号周波数の3の整数倍以外の整数(3M±1、
Mは正の整数)倍の周波数でサンプリングしてデ
イジタルデータに変換した後、このサンプリング
したデータのうちから時間軸上で2つおきにサン
プリング点を有効データとして残す1/3デシメイ
シヨン処理を行なうと共に、この1/3デシメイン
シヨン処理されたデータのサンプリング点におけ
る位相を1水平走査期間毎に揃えるよう移相し、
1水平走査線毎に画面上の隣接する水平走査線間
のサンプリング点のずれを補正するようにしたこ
とを特徴とするビデオ信号デイジタル処理方法。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59205112A JPS6184197A (ja) | 1984-09-29 | 1984-09-29 | ビデオ信号デイジタル処理方法 |
| KR1019850006918A KR900003778B1 (ko) | 1984-09-29 | 1985-09-21 | 비디오 신호 디지탈 처리 회로 |
| DE198585306966T DE177320T1 (de) | 1984-09-29 | 1985-09-30 | Digitales videosignalverarbeitungssystem. |
| EP85306966A EP0177320B1 (en) | 1984-09-29 | 1985-09-30 | Video signal digital processing system |
| DE8585306966T DE3585584D1 (de) | 1984-09-29 | 1985-09-30 | Digitales videosignalverarbeitungssystem. |
| US06/781,939 US4745492A (en) | 1984-09-29 | 1985-09-30 | Video signal digital processing system using lower sampling frequency for chroma signal data decimation |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59205112A JPS6184197A (ja) | 1984-09-29 | 1984-09-29 | ビデオ信号デイジタル処理方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6184197A JPS6184197A (ja) | 1986-04-28 |
| JPH0360234B2 true JPH0360234B2 (ja) | 1991-09-13 |
Family
ID=16501618
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59205112A Granted JPS6184197A (ja) | 1984-09-29 | 1984-09-29 | ビデオ信号デイジタル処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6184197A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2589330B2 (ja) * | 1987-12-04 | 1997-03-12 | 富士通株式会社 | カラー画像表示制御装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5541591A (en) * | 1978-09-20 | 1980-03-24 | Shinko Electric Co Ltd | Detection circuit of start mark and stop mark in label reader |
-
1984
- 1984-09-29 JP JP59205112A patent/JPS6184197A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6184197A (ja) | 1986-04-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |