JPH0361321B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0361321B2 JPH0361321B2 JP55175440A JP17544080A JPH0361321B2 JP H0361321 B2 JPH0361321 B2 JP H0361321B2 JP 55175440 A JP55175440 A JP 55175440A JP 17544080 A JP17544080 A JP 17544080A JP H0361321 B2 JPH0361321 B2 JP H0361321B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oxide
- oxide semiconductor
- varistor
- layers
- types
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Laminated Bodies (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Thermistors And Varistors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、薄膜型の積層バリスタに関する。バ
リスタは電極間に加えられる印加電圧によつて抵
抗値が非直線的に変化し、印加電圧がバリスタ電
圧を超える範囲で、抵抗値が激減して電流が急増
する電圧−電流特性を示し、従来より、音響機器
に関する小形直流モータのノイズ防止、リレー接
点の保護、カラーテレビブラウン管回路の放電吸
収等の手段として広く利用されている。
リスタは電極間に加えられる印加電圧によつて抵
抗値が非直線的に変化し、印加電圧がバリスタ電
圧を超える範囲で、抵抗値が激減して電流が急増
する電圧−電流特性を示し、従来より、音響機器
に関する小形直流モータのノイズ防止、リレー接
点の保護、カラーテレビブラウン管回路の放電吸
収等の手段として広く利用されている。
バリスタの種類としては、焼結体自体は直線性
抵抗体で、これに特別の電極を付与することによ
り、焼結体と電極の界面に電位障壁を形成し、そ
の整流特性によりバリスタ特性を得るものと、焼
結体自身の有する電圧非直線性を利用したものの
二種類が知られている。このうち、前者のタイプ
のバリスタは、電極形成や焼結体成形などの製造
上の困難性を伴い、価格が高くなること、非直線
性の経時的劣化を招き易いこと、更にバリスタ電
圧が高く、低電圧用の用途に適さないこと等の欠
点があるため、最近は、このような欠点を持たな
い後者のタイプのバリスタ、すなわち焼結体自身
の有する電圧非直線性を利用したバリスタが注目
されている。この後者のタイプのバリスタとして
は、酸化亜鉛(ZnO)、酸化チタン(TiO2)、チ
タン酸ストロンチウム(SrTiO3)、チタン酸バリ
ウム(BaTiO3)等のいずれかを主成分とし、こ
れに酸化物ビスマス(Bi2O3)、酸化ニオブ
(Nb2O5)、酸化マンガン(MnO)、酸化コバルト
(CoO)等を微量添加して焼結させたバリスタが
知られている。たとえばZNR(商品名)として知
られるバリスタは、Bi2O3添加のZnO焼結体であ
る。
抵抗体で、これに特別の電極を付与することによ
り、焼結体と電極の界面に電位障壁を形成し、そ
の整流特性によりバリスタ特性を得るものと、焼
結体自身の有する電圧非直線性を利用したものの
二種類が知られている。このうち、前者のタイプ
のバリスタは、電極形成や焼結体成形などの製造
上の困難性を伴い、価格が高くなること、非直線
性の経時的劣化を招き易いこと、更にバリスタ電
圧が高く、低電圧用の用途に適さないこと等の欠
点があるため、最近は、このような欠点を持たな
い後者のタイプのバリスタ、すなわち焼結体自身
の有する電圧非直線性を利用したバリスタが注目
されている。この後者のタイプのバリスタとして
は、酸化亜鉛(ZnO)、酸化チタン(TiO2)、チ
タン酸ストロンチウム(SrTiO3)、チタン酸バリ
ウム(BaTiO3)等のいずれかを主成分とし、こ
れに酸化物ビスマス(Bi2O3)、酸化ニオブ
(Nb2O5)、酸化マンガン(MnO)、酸化コバルト
(CoO)等を微量添加して焼結させたバリスタが
知られている。たとえばZNR(商品名)として知
られるバリスタは、Bi2O3添加のZnO焼結体であ
る。
これらのZNR等のバリスタ特性は、多結晶体
中で隣り合つた結晶粒子間の粒界層におけるI−
V特性の非直線性に依存している。非直線性を生
じる機構は、大別して、厚い粒界層に依存するも
のと、薄い粒界層に依存するものとがある。つま
り、前者の場合は、粒界に結晶粒内とは異なつた
相があり、この異なつた2つの相間の接合で非直
線性が生じるものと考えられ、一方、後者の場合
は、粒界層は非常に薄く、結晶粒間に薄い絶縁層
が形成され、そのバリヤを超えることにより非直
線性が出るものと考えられる。
中で隣り合つた結晶粒子間の粒界層におけるI−
V特性の非直線性に依存している。非直線性を生
じる機構は、大別して、厚い粒界層に依存するも
のと、薄い粒界層に依存するものとがある。つま
り、前者の場合は、粒界に結晶粒内とは異なつた
相があり、この異なつた2つの相間の接合で非直
線性が生じるものと考えられ、一方、後者の場合
は、粒界層は非常に薄く、結晶粒間に薄い絶縁層
が形成され、そのバリヤを超えることにより非直
線性が出るものと考えられる。
しかし、一つの粒界では、それぞれ理想的な接
合特性が形成できても、多結晶体全体の非直線性
を考えると、粒径の不均一性等によつて、結晶構
造的に必然的に非直線性の低下や劣化を招き、各
種の耐量が低下するという欠点がある。また、粒
界層が添加物や焼成温度等に依存して定まつてし
まうため、バリスタ特性、サージ耐量等の改善に
限界を生じるという欠点もある。
合特性が形成できても、多結晶体全体の非直線性
を考えると、粒径の不均一性等によつて、結晶構
造的に必然的に非直線性の低下や劣化を招き、各
種の耐量が低下するという欠点がある。また、粒
界層が添加物や焼成温度等に依存して定まつてし
まうため、バリスタ特性、サージ耐量等の改善に
限界を生じるという欠点もある。
本発明はこの欠点を除去し、粒径の不均一によ
るバリスタ特性の低下、各種耐量の低下等を生じ
る余地がなく、しかも熱容量、サージ耐量等を高
くとることができ、小型化、チツプ化の可能な高
品質、高性能の積層バリスタを提供することを目
的とする。
るバリスタ特性の低下、各種耐量の低下等を生じ
る余地がなく、しかも熱容量、サージ耐量等を高
くとることができ、小型化、チツプ化の可能な高
品質、高性能の積層バリスタを提供することを目
的とする。
この目的を達成するため、本発明に係る積層バ
リスタは、境界層に電圧非直線性を生じ得る少な
くとも二種類の酸化物半導体磁器層を、少なくと
も2つの境界層が生じるよう交互に積層して一体
に焼結させ、両外側の酸化物半導体層の表面に対
の電極を被着させたことを特徴とする。
リスタは、境界層に電圧非直線性を生じ得る少な
くとも二種類の酸化物半導体磁器層を、少なくと
も2つの境界層が生じるよう交互に積層して一体
に焼結させ、両外側の酸化物半導体層の表面に対
の電極を被着させたことを特徴とする。
すなわち、従来のBi2O3添加のZnO焼結体等に
おいては、ZnO結晶とこれを取り囲むBi2O3相と
の間に粒界層を形成し、この粒界層でバリスタ特
性を得る結晶構造となつていたが、本発明におい
ては、第1図に示すように、ZnO等を主成分とす
る酸化物半導体磁器層1と、Bi2O3等を主成分と
する酸化物半導体磁器層2とを、平面状に必要層
数だけ交互に積層して焼結し、両酸化物半導体磁
器層1−2間の境界層でバリスタ特性を得るもの
である。
おいては、ZnO結晶とこれを取り囲むBi2O3相と
の間に粒界層を形成し、この粒界層でバリスタ特
性を得る結晶構造となつていたが、本発明におい
ては、第1図に示すように、ZnO等を主成分とす
る酸化物半導体磁器層1と、Bi2O3等を主成分と
する酸化物半導体磁器層2とを、平面状に必要層
数だけ交互に積層して焼結し、両酸化物半導体磁
器層1−2間の境界層でバリスタ特性を得るもの
である。
このような積層構造であると、電圧非直線性を
生じる境界層の数を自由にコントロールすること
ができると共に、酸化物半導体磁器層1,2の層
数、厚みを自由にコントロールすることができる
から、焼結体の粒径の不均一性による悪影響を受
けることなく、バリスタ特性を改善し、熱容量、
サージ耐量等を向上させることができる。
生じる境界層の数を自由にコントロールすること
ができると共に、酸化物半導体磁器層1,2の層
数、厚みを自由にコントロールすることができる
から、焼結体の粒径の不均一性による悪影響を受
けることなく、バリスタ特性を改善し、熱容量、
サージ耐量等を向上させることができる。
酸化物半導体磁器層1,2は、少なくとも2つ
の境界層が生じるように交互に積層し、両外側の
酸化物半導体層1,2の表面に対の電極4,5を
被着させる。第1図の参照符号3はAl2O3等で構
成された基板である。
の境界層が生じるように交互に積層し、両外側の
酸化物半導体層1,2の表面に対の電極4,5を
被着させる。第1図の参照符号3はAl2O3等で構
成された基板である。
バリスタは前述したようなノイズ防止、リレー
接点保護、放電吸収の手段等に利用されるもので
あり、ダイオード等と異なつて、電極4,5の双
方向において、対称性のある電圧−電流特性が要
求される。酸化物半導体磁器層1,2を、少なく
とも2つの境界層が生じるよう交互に積層する
と、対称に近い電圧−電流特性を得ることができ
る。
接点保護、放電吸収の手段等に利用されるもので
あり、ダイオード等と異なつて、電極4,5の双
方向において、対称性のある電圧−電流特性が要
求される。酸化物半導体磁器層1,2を、少なく
とも2つの境界層が生じるよう交互に積層する
と、対称に近い電圧−電流特性を得ることができ
る。
前記酸化物半導体磁器層1としては、ZnOを主
成分とするもののほか、TiO2、SrTiO3、
BaTiO3等のいずれか一種を主成分とするもので
あつても良い。また酸化物半導体磁器層2は、
Bi2O3、Nb2O5、MnO、CoO等のいずれか一種以
上を主成分とするものによつて構成することがで
きる。この場合、酸化物半導体磁器層1,2を構
成する各成分は、独立に選択できるから、たとえ
ば一つのバリスタで、ZnO、TiO2、SrTiO3また
はBaTiO3等の合成特性を有する等も実現するこ
とができる。
成分とするもののほか、TiO2、SrTiO3、
BaTiO3等のいずれか一種を主成分とするもので
あつても良い。また酸化物半導体磁器層2は、
Bi2O3、Nb2O5、MnO、CoO等のいずれか一種以
上を主成分とするものによつて構成することがで
きる。この場合、酸化物半導体磁器層1,2を構
成する各成分は、独立に選択できるから、たとえ
ば一つのバリスタで、ZnO、TiO2、SrTiO3また
はBaTiO3等の合成特性を有する等も実現するこ
とができる。
酸化物半導体磁器層1,2は、前述の諸成分を
含有させた磁器ペーストのスクリーン印刷法また
はイオンプレーテイング法等によつて薄膜状に形
成することが望ましい。
含有させた磁器ペーストのスクリーン印刷法また
はイオンプレーテイング法等によつて薄膜状に形
成することが望ましい。
以上述べたように、本発明によれば次のような
効果が得られる。
効果が得られる。
(a) 境界層に電圧非直線性を生じ得る少なくとも
二種類の酸化物半導体磁器層を交互に積層した
から、電圧非直線性を生じる境界層の数、焼結
体の層数、厚み等をコントロールし、焼結体の
粒径の不均一性による悪影響を受けることな
く、バリスタ特性、熱容量、サージ耐量等を向
上させた高品質、高信頼度の積層バリスタを提
供できる。
二種類の酸化物半導体磁器層を交互に積層した
から、電圧非直線性を生じる境界層の数、焼結
体の層数、厚み等をコントロールし、焼結体の
粒径の不均一性による悪影響を受けることな
く、バリスタ特性、熱容量、サージ耐量等を向
上させた高品質、高信頼度の積層バリスタを提
供できる。
(b) 二種類の酸化物半導体磁器層を、少なくとも
2つの境界層が生じるよう交互に積層し、両外
側の酸化物半導体層の表面に対の電極を被着さ
せたから、電極間より対称に近い電圧−電流特
性を得ることができる。このため、ノイズ防
止、リレー接点保護、及び放電吸収手段として
有効な積層バリスタを提供できる。
2つの境界層が生じるよう交互に積層し、両外
側の酸化物半導体層の表面に対の電極を被着さ
せたから、電極間より対称に近い電圧−電流特
性を得ることができる。このため、ノイズ防
止、リレー接点保護、及び放電吸収手段として
有効な積層バリスタを提供できる。
(c) 二種類の酸化物半導体磁器層を積層して一体
に焼結させたから、薄型で機械的強度が大き
く、しかも量産性に優れた積層バリスタを提供
できる。
に焼結させたから、薄型で機械的強度が大き
く、しかも量産性に優れた積層バリスタを提供
できる。
第1図は本発明に係る積層バリスタの正面図で
ある。 1……ZnO等を主成分とする酸化物半導体磁器
層、2……Bi2O3等を主成分とする酸化物半導体
磁器層、3……基板、4,5……電極。
ある。 1……ZnO等を主成分とする酸化物半導体磁器
層、2……Bi2O3等を主成分とする酸化物半導体
磁器層、3……基板、4,5……電極。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 境界層に電圧非直線性を生じ得る少なくとも
二種類の酸化物半導体磁器層を、少なくとも2つ
の境界層が生じるよう交互に積層して一体に焼結
させ、両外側の酸化物半導体層の表面に対の電極
を被着させたことを特徴とする積層バリスタ。 2 前記二種類の酸化物半導体磁器層の一方に酸
化亜鉛、酸化チタン、チタン酸ストロンチウムの
いずれか一種を主成分とすることを特徴とする特
許請求の範囲第1項に記載の積層バリスタ。 3 前記二種類の酸化物半導体磁器層の他方に酸
化ビスマス、酸化ニオブ、酸化コバルト、酸化マ
ンガンのいずれか一種以上を主成分とすることを
特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項に
記載の積層バリスタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55175440A JPS5797602A (en) | 1980-12-11 | 1980-12-11 | Laminated varistor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55175440A JPS5797602A (en) | 1980-12-11 | 1980-12-11 | Laminated varistor |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5797602A JPS5797602A (en) | 1982-06-17 |
| JPH0361321B2 true JPH0361321B2 (ja) | 1991-09-19 |
Family
ID=15996120
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55175440A Granted JPS5797602A (en) | 1980-12-11 | 1980-12-11 | Laminated varistor |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5797602A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2666605B2 (ja) * | 1991-05-02 | 1997-10-22 | 株式会社村田製作所 | 積層型バリスタ |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5910042B2 (ja) * | 1979-05-10 | 1984-03-06 | 松下電器産業株式会社 | 電圧非直線抵抗器 |
| JPS5771102A (en) * | 1980-10-20 | 1982-05-01 | Matsushita Electric Industrial Co Ltd | Voltage nonlinear resistor and method of producing same |
-
1980
- 1980-12-11 JP JP55175440A patent/JPS5797602A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5797602A (en) | 1982-06-17 |
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