JPH0361664B2 - - Google Patents
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- JPH0361664B2 JPH0361664B2 JP58107970A JP10797083A JPH0361664B2 JP H0361664 B2 JPH0361664 B2 JP H0361664B2 JP 58107970 A JP58107970 A JP 58107970A JP 10797083 A JP10797083 A JP 10797083A JP H0361664 B2 JPH0361664 B2 JP H0361664B2
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- C07D231/02—Heterocyclic compounds containing 1,2-diazole or hydrogenated 1,2-diazole rings not condensed with other rings
- C07D231/10—Heterocyclic compounds containing 1,2-diazole or hydrogenated 1,2-diazole rings not condensed with other rings having two or three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
- C07D231/12—Heterocyclic compounds containing 1,2-diazole or hydrogenated 1,2-diazole rings not condensed with other rings having two or three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with only hydrogen atoms, hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals, directly attached to ring carbon atoms
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Description
この発明は1−〔2−(2,4−ジクロルフエニ
ル)ペンチル〕−1H−1,2,4−トリアゾール
の新規な製造方法に関するものである。 ドイツ公開公報第2735872号により、殺菌剤の
1−(2−アリールエチル)−1H−1,2,4−
トリアゾール、特に1−〔2−(2,4−ジクロル
フエニル)ペンチル〕−1H−1,2,4−トリア
ゾールが1H−1,2,4−トリアゾールまたは
そのアルカリ金属塩と適当な2−アリールエチル
誘導体の反応性エステルX−CH2CH(Ar)(R)
(Arは置換されていてもよいアリール基、Rはア
ルキル基等、Xは例えば−OSO2CH3)との反応
によつて得られることが知られている。この際生
成する1H−1,2,4−および1H−1,3,4
−トリアゾール誘導体の異性体混合物は前者のみ
が殺菌作用を示す。これらの異性体混合物はその
分離に莫大な費用を必要とする。前述の反応性エ
ステルは相当するアリールアセトニトリルNC−
CH(Ar)(R)を酸化性でない強酸(HCl等)の
存在下でR′OOC−CH(Ar)(R)に変換する多
段階合成法によつて製造しなければならない。次
にこれをリチウムアルミユウムハイドライドやリ
チウムボロハイドライドのようなアルカリ金属ハ
イドライドの存在下で還元してアルコール
HOCH2CH(Ar)(R)とする。最後に、このア
ルコールを例えばメタンスルホニルクロリドで処
理することによつて前記の反応性エステルに変換
する。この従来法では、先に述べたように作用を
示さない1H−1,3,4−トリアゾール誘導体
が相当量生成する。アルコールを製造するために
は、大規模な商業的応用のためには限られた量し
か利用できないアルカリ金属ハイドライドをかな
り多量に使用しなければならない。また、このよ
うなハイドライドの使用は安全技術の点から望ま
しくない。エステルR′OOC−CH(Ar)(R)は
触媒によつては還元されないか、または極めて不
満足な収率でしか還元されない。以上のような理
由から、この従来法は工業的意義を有さない。 従つて本発明の課題は、上記の欠点を解消し、
1−〔2−(2,4−ジクロルフエニル)ペンチ
ル〕−1H−1,2,4−トリアゾールを良好乃至
極めて良好な収率で、特に異性体を含まない形で
製造することのできる大量生産に適した新規な方
法を提供することにあつた。 本発明の新規な方法によれば、式 で示される1−〔2−(2,4−ジクロロフエニ
ル)−ペンチル〕−1H−1,2,4−トリアゾー
ルが、2−(2,4−ジクロルフエニル)−バレロ
ニトリルを水素、酸および水素化触媒の存在下で
式 H2N−NH−R () で示される化合物と反応させて式 で示される化合物とし、式の化合物を接触的に
水素化して式 で示される化合物とし、次いで a Rが水素でない式の化合物を加水分解し、
R=Hの式の化合物またはその無機あるいは
有機酸との塩をホルムアミドおよび/または
〔3−(ジメチルアミノ)−2−アザプロプ−2
−エン−1−イリデン〕−ジメチルアンモニウ
ムクロリド(アザ塩);〔(CH3)2 + N=CH−N=
CH−N(CH3)2〕Cl-〕と反応させて式の化
合物に変換するか、または b R=COR′の式の化合物をギ酸水溶液と反
応させて、N,N′−ビスホルミル誘導体へ変
換し、これを所望によりNH3またはNH3を発
生する物質の存在下でホルムアミドと反応させ
て式の化合物とする、簡単で経済的な方法に
よつて、異性体を含まない状態で製造される。
前記の式中、Rは水素、−CHO、−COR′、−
COOR′または−CONH2を表わし、R′はC1-4−
アルキル、ベンジルまたはフエニル基を表わ
す。 アルキル基R′は直鎖状でも分岐状でもよいが、
直鎖状が好ましい。例としては、メチル、エチ
ル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、
sec−ブチルおよびtert−ブチル基が挙げられる。
Rは好ましくは−CHO、−COR′または−
COOR′(R′はメチルまたはエチル基である。)を
表わす。特にRは−COR″(R″は水素、メチルま
たはエチル基を表わす。)である。 式の原料化合物および2−(2,4−ジクロ
ルフエニル)−バレロニトリルは公知であるか、
または公知の方法によつて製造することができる
が、後者の化合物は例えば常法により2,4−ジ
クロルフエニルアセトニトリルのアルキル化によ
つて製造することができる。 2−(2,4−ジクロルフエニル)−バレロニト
リルと式のヒドラジンとの反応は有機溶媒また
は水性−有機溶媒中で行うのがよい。適当な有機
溶媒は、例えばC−原子数が6までのアルカノー
ル、例えばメタノール、エタノール、n−プロパ
ノール、イソプロパノール、ブタノールおよびペ
ンタノール;脂肪族および環状エーテル、例えば
ジエチルエーテル、ジ−n−プロピルエーテル、
ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロピラン、
テトラヒドロフランおよびジオキサン;芳香族お
よび脂肪族炭化水素、例えばベンゼン、トルエ
ン、キシレン、n−ヘキサンおよびn−ヘプタ
ン;環状および脂肪族アミド、例えばN−メチル
−2−ピロリドンおよびN−アセチル−2−ピロ
リドン;ホルムアミドおよび酸部分のC−原子数
が1〜3の脂肪族モノカルボン酸のN,N−ジア
ルキルアミド、例えばN,N−ジメチルホルムア
ミド、N,N−ジメチルアセトアミドおよびN,
N−ジエチルアセトアミド、および/またはこれ
ら溶媒と水との混合物である。反応はC1-4−アル
コール、特にメタノールまたはエタノール、また
はそれらと水との混合物中で行うのが好ましい。
この反応の温度は臨界的なものではない;反応温
度は0〜150℃、特に20〜60℃が好ましい。反応
は常圧か、または加圧下、好ましくは常圧〜10バ
ール、特に4バールまでの加圧下で行うことがで
きる。 水素化触媒としては、公知の触媒が使用され
る。コバルト、ニツケルおよび貴金属触媒、例え
ば白金、ロジウム、パラジウムおよびルテニウム
触媒が特に適している。ラネーニツケル、または
活性炭や酸化アルミニウムのような担体上のロジ
ウムを使用するのが特に好ましい。 酸としては無機および有機酸、特に無機および
有機のプロトン酸が適している。無機プロトン酸
の例はハロゲン化水素酸(HCl、HBrおよびHF
等)、リン酸および硫酸である。有機プロトン酸
としては、例えばスルフイン酸(ベンゼンスルフ
イン酸等);脂肪族スルホン酸および置換されて
いてもよい芳香族スルホン酸(メタンスルホン
酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン
酸、ナフタリンスルホン酸、ナフタリンジスルホ
ン酸等);好ましくはC−原子数1−18の脂肪族
モノカルボン酸(ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪
酸、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸
等);ハロゲン含有脂肪族モノカルボン酸(クロ
ル酢酸、ジクロル酢酸、トリクロル酢酸およびト
リフルオル酢酸等);好ましくはC−原子数2−
12の脂肪族ジカルボン酸(シユウ酸、マロン酸、
コハク酸、アジピン酸およびセバシン酸等);置
換されていてもよい芳香族モノ−およびジカルボ
ン酸(安息香酸、トルイル酸、ナフトエ酸、フタ
ル酸およびテレフタル酸等)が挙げられる。弱
酸、例えばC−原子数1〜4の脂肪族モノカルボ
ン酸(ギ酸、酢酸、プロピオン酸および酪酸等)
が好ましい。特に好ましいのは酢酸である。 式のヒドラジンと酸は少なくとも等モル量で
使用するのがよく、ヒドラジンは等モルから2倍
モル量で使用するのが好ましく、酸は等モルから
4倍モル量で使用するのが好ましい。過剰の酸は
場合によつては溶媒としての役割をも果す。 反応は分子状水素の存在下で行うことが好まし
い。分子状水素の代わりに、反応条件下で水素を
発生する物質、例えば過剰のヒドラジン、次亜リ
ン酸またはその塩を使用することもできる。2−
(2,4−ジクロルフエニル)−バレロニトリルと
式のヒドラジンとの本発明による反応により、
容易に分離可能の保護基を有するヒドラゾンが生
成する。従来ニトリル基を容易に分離可能の基を
持つたヒドラゾンに変換することはできなかつた
ので、このことは驚くべきことである。例えば
Chem.Ber.,88,1956(1955)にはこの方法は有
用な結果をもたらさないことが記載されている。 式のヒドラゾンの式のヒドラジンへの水素
化は有機溶媒の存在下で行うのが有利である。そ
のような溶媒としては、例えば前述のアルカノー
ル、エーテル、アミドおよび芳香族あるいは脂肪
族炭化水素、並びにC−原子数1−5の脂肪族モ
ノカルボン酸およびC−原子総数が2−6の脂肪
族モノカルボン酸のアルキルエステル、例えばギ
酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、イソ
バレリアン酸およびn−バレリアン酸;ギ酸メチ
ル−およびエチルエステル、酢酸メチル−、−エ
チル−、−n−ブチル−および−イソブチルエス
テル;炭酸のエステル例えばジメチルカーボネー
トおよびジエチルカーボネート、およびこれらの
溶媒混合物が適している。特に好ましいのは酢
酸、アルカノール例えばメタノール、エタノー
ル、イソプロパノール、sec−ブタノールおよび
tert−ブタノール、並びにこれらアルコール類と
酢酸エチルエステルとの混合物である。また酸化
性でない鉱酸と前記溶媒との混合物も使用するこ
とができる。 水素化の触媒としては前述のもの、特にニツケ
ル−、ロジウム−、ルテニウム−および白金触
媒、とりわけラネーニツケルまたは活性炭や酸化
アルミニウムのような担体上に担持させてもよい
ロジウムおよび白金触媒を使用することができ
る。水素圧1〜200バール、特に4−100バール、
また温度20〜120℃、特に40〜100℃で処理するの
が適当である。 Rが水素でない式のヒドラジンは、閉環の前
に酸または塩基の存在下で公知の方法でR=Hの
式の化合物またはその塩類へ加水分解される。
塩基としては、例えばアルカリ金属またはアルカ
リ土類金属の水酸化物または炭酸塩(ナトリウ
ム、カリウムおよびカルシウムの水酸化物または
炭酸塩等)を使用することができる。加水分解は
強酸、特にHCl、硫酸またはリン酸のような無機
酸の存在下で行うことが好ましい。加水分解は、
水/アルコール混合液、特に水とメタノールまた
はエタノールとの混合液のような水性または水性
−有機溶媒中で行うことができる。 a)の方法による閉環では、ホルムアミドおよ
び/または〔3−(ジメチルアミノ)−2−アザプ
ロプ−2−エン−1−イリデン〕−ジメチルアン
モニウムクロリドを式(R=H)の化合物に対
して少なくとも等モル量で使用するとよい。この
場合、反応は不活性有機溶媒、例えば前記のアル
カノール、エステル、エーテルまたはアミド、C
−原子数2−5のアルキルニトリル(アセトニト
リル、プロピオニトリル、ブチロニトリル等);
ベンゾニトリル;アルコキシ部分のC−原子数が
1または2の3−アルコキシプロピオニトリル
(3−メトキシプロピオニトリルおよび3−エト
キシプロピオニトリル等)の存在下で行うのが有
利である。アザ塩との反応に対する溶媒として
は、C1-5−アルカノール、特にエタノールが好ま
しい。ホルムアミドを用いる反応では溶媒として
過剰のホルムアミドを使用するのが好ましい。
a)法による閉環反応の温度は20〜200℃、好ま
しくは20〜180℃である。 R=−COR′(例えば、−COCH3、−COC2H5ま
たは−COC3H7)の式の化合物の、b)法によ
るホルミル化には、85%ギ酸水溶液を使用するの
がよい。この場合反応温度は70〜100℃である。
N,N′−ビスホルミル誘導体の閉環にはホルム
アミドを式(R=−COR′)の化合物に対して
少なくとも等モル量で使用するのがよい。NH3
を発生する物質としては、特にアンモニアと弱酸
例えばカルボン酸との塩が挙げられる。好ましい
塩は、炭酸アンモニウム、重炭酸アンモニウムま
たはギ酸アンモニウムである。N,N′−ビスホ
ルミル誘導体の閉環反応の温度は一般に50〜200
℃、好ましくは120〜180℃である。 式の1−〔2−(2,4−ジクロルフエニル)
ペンチル〕−1H−1,2,4−トリアゾールは本
発明によれば、2−(2,4−ジクロルフエニル)
−バレロニトリルを酢酸および水素化触媒の存在
下で式a H2NH−COR″ (a) で示されるアシルヒドラジンと反応させて、式 で示される1−〔2−(2,4−ジクロルフエニ
ル)−ペンチリデン〕−2−アシルヒドラジンと
し、これを水素化して式a で示される1−〔2−(2,4−ジクロルフエニ
ル)−ペンチル〕−2−アシルヒドラジンとし、こ
の化合物をまずギ酸と反応させて1−〔2−(2,
4−ジクロルフエニル)−ペンチル〕−1,2−ジ
ホルミルヒドラジンとし、これを更にホルムアミ
ドと120−180℃で反応させて1−〔2−(2,4−
ジクロルフエニル)−ペンチル〕−1H−1,2,
4−トリアゾールに変換する、特に好ましい方法
で製造することができる。式a、aおよび
a中、R″は水素、メチルまたはエチル基を表わ
す。 式のヒドラゾンおよび式のヒドラジン乃至
その塩は公知の方法、例えば抽出、蒸留、結晶化
またはクロマトグラフイによつて単離される。し
かしこの単離は一般に必要ではない。従つてこの
方法の工程1と2および3と4は一つの容器で実
施でき、このことも本発明方法の特長である。 式との中間生成物およびR=Hの式の化
合物と無機あるいは有機酸との塩は新規である。
この場合、RはH、−CHO、−COR′または−
COOR′を表わし、R′はメチルまたはエチル基を
表わすものが好ましい。 式の化合物は冒頭に述べたように有用な殺菌
剤として知られている(ドイツ公開公報2735872
号参照)。 以下に示す例1〜11および14は、本発明に用い
られるヒドラジン誘導体の製造法を示す参考例で
あり、例12,13,15及び16は、本発明のトリアゾ
ールの製造法を示す実施例である。 例1:1−〔2−(2,4−ジクロルフエニル)−
ペンチリデン〕−2−アセチルヒドラジン 2−(2,4−ジクロルフエニル)−バレロニト
リル228g(1mol)、アセチルヒドラジド74g
(1mol)および酢酸60gを95%水性エタノール
2.3に溶かした溶液にラネーニツケル100gを添
加し、室温にて常圧の水素圧下で8時間水素化す
る。過と結晶化により1−〔2−(2,4−ジク
ロルフエニル)ペンチリデン〕−2−アセチルヒ
ドラジン194.8g(対理論の68%)を得る。メタ
ノールから再結晶すると融点は145−147℃で、以
下の分析データを示す。 IR−スペクトル(CHCl3):1672(CO)cm-1。
1H−NMR−スペクトル(60MHz、CDCl3):10.2
(bs,1H,NH);7.4−6.7(m,4H,3H−Ar,−
CH=N−);4.2−3.8(m,1H,HC(2));2.11
(s,3H,H3C−CO−);2.2−0.7(m,7H,
H3C−H2C−)ppm。マススペクトル:289/287
(M++1)。 元素分析:C13H16Cl2N2O(分子量287.18)とし
て 計算値 C54.37% H5.62% N9.76% Cl24.69% 実測値 C54.0% H5.7 N9.9% Cl24.7% 例2:1−〔2−(2,4−ジクロルフエニル)−
ペンチリデン〕−2−メトキシカルボニルヒド
ラジン 2−(2,4−ジクロルフエニル)−バレロニト
リル22.8g(0.1mol)、ヒドラジンカルボン酸メ
チルエステル9.0g(0.1mol)および酢酸6.0g
(0.1mol)を95%水性エタノール200mlに溶かし
た溶液にラネーニツケル11.0gを添加し、室温に
て常圧の水素圧下で6時間半水素化する。過と
結晶化により標題の生成物23.3g(対理論の77
%)を得る。メタノールから再結晶後の融点は
165−166℃で、下記の分析データを示す。 IR−スペクトル(CHCl3):1750,1718cm-1。
1H−NMR−スペクトル(250MHz,CDCl3):8.0
(bs,1H,HN);7.41(d,J=2,1H,H−
Ar);7.28(s,1H,HC=N−);7.23(dAB×d、
JAB=8,J=2,1H,H−Ar);7.16(dAB,JAB
=8,1H,H−Ar);4.11(q,J=7,1H,
HC(2));3.80(s,3H,H3CO−);2.02−1.68
(m,2H,H2C(3));1.40−1.10(m,2H,H2C
(4));0.88(t,J=7,3H,H3C)ppm。マス
スペクトル:304/302(M+)。 元素分析:C13H16Cl2N2O2(分子量303.19)と
して 計算値 C51.50% H5.32% N9.24% O10.56% Cl23.39% 実測値 C51.7% H5.4% N9.3% O10.6% Cl23.5% 例3:1−〔2−(2,4−ジクロルフエニル)ペ
ンチリデン〕−2−エトキシカルボニルヒドラ
ジン 2−(2,4−ジクロルフエニル)−バレロニト
リル22.8g(0.1mol)、ヒドラジンカルボン酸エ
チルエステル10.4g(0.1mol)および酢酸6.0g
(0.1mol)を95%水性エタノール100ml中で、ラ
ネーニツケル11.0gを用いて室温、常圧の水素圧
下で4時間半水素化する。過と結晶化により、
標題の生成物22.1g(対理論量の70%)を得る。
融点:127−129℃。 1H−NMR−スペクトル(60MHz,CDCl3):
7.93(bs,1H,HN);7.4−6.9(m,4H,3H−
Ar,−CH=N−);4.17(q,J=7,2H,−
H2C−O);4.2−3.8(m,1H,−CH=N−);
2.2−0.6(m,10H)ppm。 元素分析:C14H18Cl2N2O2(分子量317.20)と
して 計算値 C53.01% H5.72% N8.83% Cl22.35% 実測値 C53.3% H5.7% N8.9% Cl22.4% 例4:1−〔2−(2,4−ジクロルフエニル)−
ペンチリデン〕−2−ホルミルヒドラジン 2−(2,4−ジクロルフエニル)−バレロニト
リル22.8g(0.1mol)、ホルミルヒドラジン6.6g
(0.11mol)および酢酸6.0g(0.1mol)をイソプ
ロパノール100ml中でラネーニツケル11gを用い
て室温、常圧の水素圧下で24時間水素化する。反
応混合液を過し、濃縮残留物をジエチルエーテ
ルと水との間に分配させた後、カラムクロマトグ
ラフイにかけて標題生成物11.4g(対理論量の42
%)を得る。 IR−スペクトル(CHCl3):1700(CO)cm-1。 1H−NMR−スペクトル(250MHz、CDCl3):
9.7−9.5(b,1H,HN);8.67,8.63(2s,1H,H
CO);7.41(d,J=2,1H,H−Ar);7.26
(s,1H,HC=N−);7.24(dAB×d,JAB=7,
J=2,1H,H−Ar);7.15(dAB,JAB=7,1H,
H−Ar);4.08(m,1H,HC(2));2.05−1.65(m,
2H,H2C(3));1.45−1.1(m,2H,H2C(4));0.90
(t,J=7,3H,H3C)ppm(Jの単位はHzで
ある。)マススペクトル:274/272(M+)。 例5:2−(2,4−ジクロルフエニル)−バレロ
ニトリル11.4g(0.05mol)、アセチルヒドラジ
ド3.7g(0.05mol)および酢酸3.0g
(0.05mol)をメタノール140mlに溶かした溶液
にロジウム/炭素−触媒(Rh5重量%)2.0g
を加え、室温にて常圧の水素圧下で8時間水素
化する。1−〔2−(2,4−ジクロルフエニ
ル)ペンチリデン〕−2−アセチルヒドラジン
を理論量に対して49%(ガスクロマトグラフイ
により測定)得る。 例6:1−〔2−(2,4−ジクロルフエニル)ペ
ンチル〕−2−アセチルヒドラジン 1−〔2−(2,4−ジクロルフエニル)ペンチ
リデン〕−2−アセチルヒドラジン14.3g
(0.05mol)をイソプロパノール150mlに溶かした
溶液にラネーニツケル2.5gを加え、80℃にて100
バールの水素圧下で16時間水素化する。過およ
び濃縮残留物のクロマトグラフイによつて標題生
成物を10.9g(対理論量の76%)得る。1H−
NMR−スペクトル(60MHz、CDCl3,痕跡量の
トリフルオル酢酸の存在下):8.32(bs,2H,
2HN);7.4−7.0(m,3H,3H−Ar);3.7−2.9
(m,3H,H2C(1),HC(2));1.90(s,3H,
H3C);2.0−0.6(m,7H)ppm。 b (1−〔2,4−ジクロルフエニル)ペンチ
リデン〕−2−アセチルヒドラジン49.0g
(0.17mol)を無水エタノール170mlに溶かした
溶液に白金/炭素−触媒(Pt5重量%)1.0gを
添加し、50℃にて50バールの水素圧下で5時間
水素化する。触媒を別しエタノールを留去し
て油状残留物49.0gを得る。ガスクロマトグラ
フイーにより1−〔2−(2,4−ジクロルフエ
ニル)−ペンチル〕−2−アクリルヒドラジン95
重量%が測定される。収率:対理論量の95%。 例7:1−〔2−(2,4−ジクロルフエニル)ペ
ンチル〕−2−メトキシカルボニルヒドラジン 1−〔2−(2,4−ジクロルフエニル)ペンチ
リデン〕−2−メトキシカルボニルヒドラジン
12.0g(0.04mol)を酢酸80mlに溶かした溶液に
白金/炭素触媒(Pt5重量%)1.2gを添加し、40
℃にて50バールの水素圧下で2時間水素化する。
反応混合液の過と濃縮残留物のカラムクロマト
グラフイーにより標題生成物9.4g(対理論量の
78%)を得る。1H−NMR−スペクトル(250M
Hz,CDCl3,D2Oの存在下):7.39(d,J=2,
1H,H−Ar);7.27(s,1H,HC=N−);7.26
(dAB×d,JAB=8,J=2,1H,H−Ar);
7.21(dAB,JAB=8,1H,H−Ar);4.80(bs,
DHO);3.71(s,3H,H3CO−);3.50−3.36
(m,1H,HC(2));3.20−2.95(m,2H,H2C
(1));1.55−1.44(m,2H,H2C(3));1.35−1.05
(m,2H,H2C(4));0.85(t,J=7,3H,
H3C)ppm。 例8−11:例6と同様にして1−〔2−(2,4−
ジクロルフエニル)ペンチリデン〕−2−アセ
チルヒドラジンを下記の表に示した反応条件で
水素化して1−〔2−(2,4−ジクロルフエニ
ル)ペンチル−2−アセチルヒドラジンとす
る。
ル)ペンチル〕−1H−1,2,4−トリアゾール
の新規な製造方法に関するものである。 ドイツ公開公報第2735872号により、殺菌剤の
1−(2−アリールエチル)−1H−1,2,4−
トリアゾール、特に1−〔2−(2,4−ジクロル
フエニル)ペンチル〕−1H−1,2,4−トリア
ゾールが1H−1,2,4−トリアゾールまたは
そのアルカリ金属塩と適当な2−アリールエチル
誘導体の反応性エステルX−CH2CH(Ar)(R)
(Arは置換されていてもよいアリール基、Rはア
ルキル基等、Xは例えば−OSO2CH3)との反応
によつて得られることが知られている。この際生
成する1H−1,2,4−および1H−1,3,4
−トリアゾール誘導体の異性体混合物は前者のみ
が殺菌作用を示す。これらの異性体混合物はその
分離に莫大な費用を必要とする。前述の反応性エ
ステルは相当するアリールアセトニトリルNC−
CH(Ar)(R)を酸化性でない強酸(HCl等)の
存在下でR′OOC−CH(Ar)(R)に変換する多
段階合成法によつて製造しなければならない。次
にこれをリチウムアルミユウムハイドライドやリ
チウムボロハイドライドのようなアルカリ金属ハ
イドライドの存在下で還元してアルコール
HOCH2CH(Ar)(R)とする。最後に、このア
ルコールを例えばメタンスルホニルクロリドで処
理することによつて前記の反応性エステルに変換
する。この従来法では、先に述べたように作用を
示さない1H−1,3,4−トリアゾール誘導体
が相当量生成する。アルコールを製造するために
は、大規模な商業的応用のためには限られた量し
か利用できないアルカリ金属ハイドライドをかな
り多量に使用しなければならない。また、このよ
うなハイドライドの使用は安全技術の点から望ま
しくない。エステルR′OOC−CH(Ar)(R)は
触媒によつては還元されないか、または極めて不
満足な収率でしか還元されない。以上のような理
由から、この従来法は工業的意義を有さない。 従つて本発明の課題は、上記の欠点を解消し、
1−〔2−(2,4−ジクロルフエニル)ペンチ
ル〕−1H−1,2,4−トリアゾールを良好乃至
極めて良好な収率で、特に異性体を含まない形で
製造することのできる大量生産に適した新規な方
法を提供することにあつた。 本発明の新規な方法によれば、式 で示される1−〔2−(2,4−ジクロロフエニ
ル)−ペンチル〕−1H−1,2,4−トリアゾー
ルが、2−(2,4−ジクロルフエニル)−バレロ
ニトリルを水素、酸および水素化触媒の存在下で
式 H2N−NH−R () で示される化合物と反応させて式 で示される化合物とし、式の化合物を接触的に
水素化して式 で示される化合物とし、次いで a Rが水素でない式の化合物を加水分解し、
R=Hの式の化合物またはその無機あるいは
有機酸との塩をホルムアミドおよび/または
〔3−(ジメチルアミノ)−2−アザプロプ−2
−エン−1−イリデン〕−ジメチルアンモニウ
ムクロリド(アザ塩);〔(CH3)2 + N=CH−N=
CH−N(CH3)2〕Cl-〕と反応させて式の化
合物に変換するか、または b R=COR′の式の化合物をギ酸水溶液と反
応させて、N,N′−ビスホルミル誘導体へ変
換し、これを所望によりNH3またはNH3を発
生する物質の存在下でホルムアミドと反応させ
て式の化合物とする、簡単で経済的な方法に
よつて、異性体を含まない状態で製造される。
前記の式中、Rは水素、−CHO、−COR′、−
COOR′または−CONH2を表わし、R′はC1-4−
アルキル、ベンジルまたはフエニル基を表わ
す。 アルキル基R′は直鎖状でも分岐状でもよいが、
直鎖状が好ましい。例としては、メチル、エチ
ル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、
sec−ブチルおよびtert−ブチル基が挙げられる。
Rは好ましくは−CHO、−COR′または−
COOR′(R′はメチルまたはエチル基である。)を
表わす。特にRは−COR″(R″は水素、メチルま
たはエチル基を表わす。)である。 式の原料化合物および2−(2,4−ジクロ
ルフエニル)−バレロニトリルは公知であるか、
または公知の方法によつて製造することができる
が、後者の化合物は例えば常法により2,4−ジ
クロルフエニルアセトニトリルのアルキル化によ
つて製造することができる。 2−(2,4−ジクロルフエニル)−バレロニト
リルと式のヒドラジンとの反応は有機溶媒また
は水性−有機溶媒中で行うのがよい。適当な有機
溶媒は、例えばC−原子数が6までのアルカノー
ル、例えばメタノール、エタノール、n−プロパ
ノール、イソプロパノール、ブタノールおよびペ
ンタノール;脂肪族および環状エーテル、例えば
ジエチルエーテル、ジ−n−プロピルエーテル、
ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロピラン、
テトラヒドロフランおよびジオキサン;芳香族お
よび脂肪族炭化水素、例えばベンゼン、トルエ
ン、キシレン、n−ヘキサンおよびn−ヘプタ
ン;環状および脂肪族アミド、例えばN−メチル
−2−ピロリドンおよびN−アセチル−2−ピロ
リドン;ホルムアミドおよび酸部分のC−原子数
が1〜3の脂肪族モノカルボン酸のN,N−ジア
ルキルアミド、例えばN,N−ジメチルホルムア
ミド、N,N−ジメチルアセトアミドおよびN,
N−ジエチルアセトアミド、および/またはこれ
ら溶媒と水との混合物である。反応はC1-4−アル
コール、特にメタノールまたはエタノール、また
はそれらと水との混合物中で行うのが好ましい。
この反応の温度は臨界的なものではない;反応温
度は0〜150℃、特に20〜60℃が好ましい。反応
は常圧か、または加圧下、好ましくは常圧〜10バ
ール、特に4バールまでの加圧下で行うことがで
きる。 水素化触媒としては、公知の触媒が使用され
る。コバルト、ニツケルおよび貴金属触媒、例え
ば白金、ロジウム、パラジウムおよびルテニウム
触媒が特に適している。ラネーニツケル、または
活性炭や酸化アルミニウムのような担体上のロジ
ウムを使用するのが特に好ましい。 酸としては無機および有機酸、特に無機および
有機のプロトン酸が適している。無機プロトン酸
の例はハロゲン化水素酸(HCl、HBrおよびHF
等)、リン酸および硫酸である。有機プロトン酸
としては、例えばスルフイン酸(ベンゼンスルフ
イン酸等);脂肪族スルホン酸および置換されて
いてもよい芳香族スルホン酸(メタンスルホン
酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン
酸、ナフタリンスルホン酸、ナフタリンジスルホ
ン酸等);好ましくはC−原子数1−18の脂肪族
モノカルボン酸(ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪
酸、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸
等);ハロゲン含有脂肪族モノカルボン酸(クロ
ル酢酸、ジクロル酢酸、トリクロル酢酸およびト
リフルオル酢酸等);好ましくはC−原子数2−
12の脂肪族ジカルボン酸(シユウ酸、マロン酸、
コハク酸、アジピン酸およびセバシン酸等);置
換されていてもよい芳香族モノ−およびジカルボ
ン酸(安息香酸、トルイル酸、ナフトエ酸、フタ
ル酸およびテレフタル酸等)が挙げられる。弱
酸、例えばC−原子数1〜4の脂肪族モノカルボ
ン酸(ギ酸、酢酸、プロピオン酸および酪酸等)
が好ましい。特に好ましいのは酢酸である。 式のヒドラジンと酸は少なくとも等モル量で
使用するのがよく、ヒドラジンは等モルから2倍
モル量で使用するのが好ましく、酸は等モルから
4倍モル量で使用するのが好ましい。過剰の酸は
場合によつては溶媒としての役割をも果す。 反応は分子状水素の存在下で行うことが好まし
い。分子状水素の代わりに、反応条件下で水素を
発生する物質、例えば過剰のヒドラジン、次亜リ
ン酸またはその塩を使用することもできる。2−
(2,4−ジクロルフエニル)−バレロニトリルと
式のヒドラジンとの本発明による反応により、
容易に分離可能の保護基を有するヒドラゾンが生
成する。従来ニトリル基を容易に分離可能の基を
持つたヒドラゾンに変換することはできなかつた
ので、このことは驚くべきことである。例えば
Chem.Ber.,88,1956(1955)にはこの方法は有
用な結果をもたらさないことが記載されている。 式のヒドラゾンの式のヒドラジンへの水素
化は有機溶媒の存在下で行うのが有利である。そ
のような溶媒としては、例えば前述のアルカノー
ル、エーテル、アミドおよび芳香族あるいは脂肪
族炭化水素、並びにC−原子数1−5の脂肪族モ
ノカルボン酸およびC−原子総数が2−6の脂肪
族モノカルボン酸のアルキルエステル、例えばギ
酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、イソ
バレリアン酸およびn−バレリアン酸;ギ酸メチ
ル−およびエチルエステル、酢酸メチル−、−エ
チル−、−n−ブチル−および−イソブチルエス
テル;炭酸のエステル例えばジメチルカーボネー
トおよびジエチルカーボネート、およびこれらの
溶媒混合物が適している。特に好ましいのは酢
酸、アルカノール例えばメタノール、エタノー
ル、イソプロパノール、sec−ブタノールおよび
tert−ブタノール、並びにこれらアルコール類と
酢酸エチルエステルとの混合物である。また酸化
性でない鉱酸と前記溶媒との混合物も使用するこ
とができる。 水素化の触媒としては前述のもの、特にニツケ
ル−、ロジウム−、ルテニウム−および白金触
媒、とりわけラネーニツケルまたは活性炭や酸化
アルミニウムのような担体上に担持させてもよい
ロジウムおよび白金触媒を使用することができ
る。水素圧1〜200バール、特に4−100バール、
また温度20〜120℃、特に40〜100℃で処理するの
が適当である。 Rが水素でない式のヒドラジンは、閉環の前
に酸または塩基の存在下で公知の方法でR=Hの
式の化合物またはその塩類へ加水分解される。
塩基としては、例えばアルカリ金属またはアルカ
リ土類金属の水酸化物または炭酸塩(ナトリウ
ム、カリウムおよびカルシウムの水酸化物または
炭酸塩等)を使用することができる。加水分解は
強酸、特にHCl、硫酸またはリン酸のような無機
酸の存在下で行うことが好ましい。加水分解は、
水/アルコール混合液、特に水とメタノールまた
はエタノールとの混合液のような水性または水性
−有機溶媒中で行うことができる。 a)の方法による閉環では、ホルムアミドおよ
び/または〔3−(ジメチルアミノ)−2−アザプ
ロプ−2−エン−1−イリデン〕−ジメチルアン
モニウムクロリドを式(R=H)の化合物に対
して少なくとも等モル量で使用するとよい。この
場合、反応は不活性有機溶媒、例えば前記のアル
カノール、エステル、エーテルまたはアミド、C
−原子数2−5のアルキルニトリル(アセトニト
リル、プロピオニトリル、ブチロニトリル等);
ベンゾニトリル;アルコキシ部分のC−原子数が
1または2の3−アルコキシプロピオニトリル
(3−メトキシプロピオニトリルおよび3−エト
キシプロピオニトリル等)の存在下で行うのが有
利である。アザ塩との反応に対する溶媒として
は、C1-5−アルカノール、特にエタノールが好ま
しい。ホルムアミドを用いる反応では溶媒として
過剰のホルムアミドを使用するのが好ましい。
a)法による閉環反応の温度は20〜200℃、好ま
しくは20〜180℃である。 R=−COR′(例えば、−COCH3、−COC2H5ま
たは−COC3H7)の式の化合物の、b)法によ
るホルミル化には、85%ギ酸水溶液を使用するの
がよい。この場合反応温度は70〜100℃である。
N,N′−ビスホルミル誘導体の閉環にはホルム
アミドを式(R=−COR′)の化合物に対して
少なくとも等モル量で使用するのがよい。NH3
を発生する物質としては、特にアンモニアと弱酸
例えばカルボン酸との塩が挙げられる。好ましい
塩は、炭酸アンモニウム、重炭酸アンモニウムま
たはギ酸アンモニウムである。N,N′−ビスホ
ルミル誘導体の閉環反応の温度は一般に50〜200
℃、好ましくは120〜180℃である。 式の1−〔2−(2,4−ジクロルフエニル)
ペンチル〕−1H−1,2,4−トリアゾールは本
発明によれば、2−(2,4−ジクロルフエニル)
−バレロニトリルを酢酸および水素化触媒の存在
下で式a H2NH−COR″ (a) で示されるアシルヒドラジンと反応させて、式 で示される1−〔2−(2,4−ジクロルフエニ
ル)−ペンチリデン〕−2−アシルヒドラジンと
し、これを水素化して式a で示される1−〔2−(2,4−ジクロルフエニ
ル)−ペンチル〕−2−アシルヒドラジンとし、こ
の化合物をまずギ酸と反応させて1−〔2−(2,
4−ジクロルフエニル)−ペンチル〕−1,2−ジ
ホルミルヒドラジンとし、これを更にホルムアミ
ドと120−180℃で反応させて1−〔2−(2,4−
ジクロルフエニル)−ペンチル〕−1H−1,2,
4−トリアゾールに変換する、特に好ましい方法
で製造することができる。式a、aおよび
a中、R″は水素、メチルまたはエチル基を表わ
す。 式のヒドラゾンおよび式のヒドラジン乃至
その塩は公知の方法、例えば抽出、蒸留、結晶化
またはクロマトグラフイによつて単離される。し
かしこの単離は一般に必要ではない。従つてこの
方法の工程1と2および3と4は一つの容器で実
施でき、このことも本発明方法の特長である。 式との中間生成物およびR=Hの式の化
合物と無機あるいは有機酸との塩は新規である。
この場合、RはH、−CHO、−COR′または−
COOR′を表わし、R′はメチルまたはエチル基を
表わすものが好ましい。 式の化合物は冒頭に述べたように有用な殺菌
剤として知られている(ドイツ公開公報2735872
号参照)。 以下に示す例1〜11および14は、本発明に用い
られるヒドラジン誘導体の製造法を示す参考例で
あり、例12,13,15及び16は、本発明のトリアゾ
ールの製造法を示す実施例である。 例1:1−〔2−(2,4−ジクロルフエニル)−
ペンチリデン〕−2−アセチルヒドラジン 2−(2,4−ジクロルフエニル)−バレロニト
リル228g(1mol)、アセチルヒドラジド74g
(1mol)および酢酸60gを95%水性エタノール
2.3に溶かした溶液にラネーニツケル100gを添
加し、室温にて常圧の水素圧下で8時間水素化す
る。過と結晶化により1−〔2−(2,4−ジク
ロルフエニル)ペンチリデン〕−2−アセチルヒ
ドラジン194.8g(対理論の68%)を得る。メタ
ノールから再結晶すると融点は145−147℃で、以
下の分析データを示す。 IR−スペクトル(CHCl3):1672(CO)cm-1。
1H−NMR−スペクトル(60MHz、CDCl3):10.2
(bs,1H,NH);7.4−6.7(m,4H,3H−Ar,−
CH=N−);4.2−3.8(m,1H,HC(2));2.11
(s,3H,H3C−CO−);2.2−0.7(m,7H,
H3C−H2C−)ppm。マススペクトル:289/287
(M++1)。 元素分析:C13H16Cl2N2O(分子量287.18)とし
て 計算値 C54.37% H5.62% N9.76% Cl24.69% 実測値 C54.0% H5.7 N9.9% Cl24.7% 例2:1−〔2−(2,4−ジクロルフエニル)−
ペンチリデン〕−2−メトキシカルボニルヒド
ラジン 2−(2,4−ジクロルフエニル)−バレロニト
リル22.8g(0.1mol)、ヒドラジンカルボン酸メ
チルエステル9.0g(0.1mol)および酢酸6.0g
(0.1mol)を95%水性エタノール200mlに溶かし
た溶液にラネーニツケル11.0gを添加し、室温に
て常圧の水素圧下で6時間半水素化する。過と
結晶化により標題の生成物23.3g(対理論の77
%)を得る。メタノールから再結晶後の融点は
165−166℃で、下記の分析データを示す。 IR−スペクトル(CHCl3):1750,1718cm-1。
1H−NMR−スペクトル(250MHz,CDCl3):8.0
(bs,1H,HN);7.41(d,J=2,1H,H−
Ar);7.28(s,1H,HC=N−);7.23(dAB×d、
JAB=8,J=2,1H,H−Ar);7.16(dAB,JAB
=8,1H,H−Ar);4.11(q,J=7,1H,
HC(2));3.80(s,3H,H3CO−);2.02−1.68
(m,2H,H2C(3));1.40−1.10(m,2H,H2C
(4));0.88(t,J=7,3H,H3C)ppm。マス
スペクトル:304/302(M+)。 元素分析:C13H16Cl2N2O2(分子量303.19)と
して 計算値 C51.50% H5.32% N9.24% O10.56% Cl23.39% 実測値 C51.7% H5.4% N9.3% O10.6% Cl23.5% 例3:1−〔2−(2,4−ジクロルフエニル)ペ
ンチリデン〕−2−エトキシカルボニルヒドラ
ジン 2−(2,4−ジクロルフエニル)−バレロニト
リル22.8g(0.1mol)、ヒドラジンカルボン酸エ
チルエステル10.4g(0.1mol)および酢酸6.0g
(0.1mol)を95%水性エタノール100ml中で、ラ
ネーニツケル11.0gを用いて室温、常圧の水素圧
下で4時間半水素化する。過と結晶化により、
標題の生成物22.1g(対理論量の70%)を得る。
融点:127−129℃。 1H−NMR−スペクトル(60MHz,CDCl3):
7.93(bs,1H,HN);7.4−6.9(m,4H,3H−
Ar,−CH=N−);4.17(q,J=7,2H,−
H2C−O);4.2−3.8(m,1H,−CH=N−);
2.2−0.6(m,10H)ppm。 元素分析:C14H18Cl2N2O2(分子量317.20)と
して 計算値 C53.01% H5.72% N8.83% Cl22.35% 実測値 C53.3% H5.7% N8.9% Cl22.4% 例4:1−〔2−(2,4−ジクロルフエニル)−
ペンチリデン〕−2−ホルミルヒドラジン 2−(2,4−ジクロルフエニル)−バレロニト
リル22.8g(0.1mol)、ホルミルヒドラジン6.6g
(0.11mol)および酢酸6.0g(0.1mol)をイソプ
ロパノール100ml中でラネーニツケル11gを用い
て室温、常圧の水素圧下で24時間水素化する。反
応混合液を過し、濃縮残留物をジエチルエーテ
ルと水との間に分配させた後、カラムクロマトグ
ラフイにかけて標題生成物11.4g(対理論量の42
%)を得る。 IR−スペクトル(CHCl3):1700(CO)cm-1。 1H−NMR−スペクトル(250MHz、CDCl3):
9.7−9.5(b,1H,HN);8.67,8.63(2s,1H,H
CO);7.41(d,J=2,1H,H−Ar);7.26
(s,1H,HC=N−);7.24(dAB×d,JAB=7,
J=2,1H,H−Ar);7.15(dAB,JAB=7,1H,
H−Ar);4.08(m,1H,HC(2));2.05−1.65(m,
2H,H2C(3));1.45−1.1(m,2H,H2C(4));0.90
(t,J=7,3H,H3C)ppm(Jの単位はHzで
ある。)マススペクトル:274/272(M+)。 例5:2−(2,4−ジクロルフエニル)−バレロ
ニトリル11.4g(0.05mol)、アセチルヒドラジ
ド3.7g(0.05mol)および酢酸3.0g
(0.05mol)をメタノール140mlに溶かした溶液
にロジウム/炭素−触媒(Rh5重量%)2.0g
を加え、室温にて常圧の水素圧下で8時間水素
化する。1−〔2−(2,4−ジクロルフエニ
ル)ペンチリデン〕−2−アセチルヒドラジン
を理論量に対して49%(ガスクロマトグラフイ
により測定)得る。 例6:1−〔2−(2,4−ジクロルフエニル)ペ
ンチル〕−2−アセチルヒドラジン 1−〔2−(2,4−ジクロルフエニル)ペンチ
リデン〕−2−アセチルヒドラジン14.3g
(0.05mol)をイソプロパノール150mlに溶かした
溶液にラネーニツケル2.5gを加え、80℃にて100
バールの水素圧下で16時間水素化する。過およ
び濃縮残留物のクロマトグラフイによつて標題生
成物を10.9g(対理論量の76%)得る。1H−
NMR−スペクトル(60MHz、CDCl3,痕跡量の
トリフルオル酢酸の存在下):8.32(bs,2H,
2HN);7.4−7.0(m,3H,3H−Ar);3.7−2.9
(m,3H,H2C(1),HC(2));1.90(s,3H,
H3C);2.0−0.6(m,7H)ppm。 b (1−〔2,4−ジクロルフエニル)ペンチ
リデン〕−2−アセチルヒドラジン49.0g
(0.17mol)を無水エタノール170mlに溶かした
溶液に白金/炭素−触媒(Pt5重量%)1.0gを
添加し、50℃にて50バールの水素圧下で5時間
水素化する。触媒を別しエタノールを留去し
て油状残留物49.0gを得る。ガスクロマトグラ
フイーにより1−〔2−(2,4−ジクロルフエ
ニル)−ペンチル〕−2−アクリルヒドラジン95
重量%が測定される。収率:対理論量の95%。 例7:1−〔2−(2,4−ジクロルフエニル)ペ
ンチル〕−2−メトキシカルボニルヒドラジン 1−〔2−(2,4−ジクロルフエニル)ペンチ
リデン〕−2−メトキシカルボニルヒドラジン
12.0g(0.04mol)を酢酸80mlに溶かした溶液に
白金/炭素触媒(Pt5重量%)1.2gを添加し、40
℃にて50バールの水素圧下で2時間水素化する。
反応混合液の過と濃縮残留物のカラムクロマト
グラフイーにより標題生成物9.4g(対理論量の
78%)を得る。1H−NMR−スペクトル(250M
Hz,CDCl3,D2Oの存在下):7.39(d,J=2,
1H,H−Ar);7.27(s,1H,HC=N−);7.26
(dAB×d,JAB=8,J=2,1H,H−Ar);
7.21(dAB,JAB=8,1H,H−Ar);4.80(bs,
DHO);3.71(s,3H,H3CO−);3.50−3.36
(m,1H,HC(2));3.20−2.95(m,2H,H2C
(1));1.55−1.44(m,2H,H2C(3));1.35−1.05
(m,2H,H2C(4));0.85(t,J=7,3H,
H3C)ppm。 例8−11:例6と同様にして1−〔2−(2,4−
ジクロルフエニル)ペンチリデン〕−2−アセ
チルヒドラジンを下記の表に示した反応条件で
水素化して1−〔2−(2,4−ジクロルフエニ
ル)ペンチル−2−アセチルヒドラジンとす
る。
【表】
例12:1−〔2−(2,4−ジクロルフエニル)ペ
ンチル〕−1H−1,2,4−トリアゾール 1−〔2−(2,4−ジクロルフエニル)ペンチ
ル〕−2−アセチル−ヒドラジン5.2g
(0.018mol)を、エタノール10ml、水10mlおよび
濃塩酸10mlの混合液中で90℃にて1時間加熱す
る。次いで冷却した反応混合液をジエチルエーテ
ルと2N苛性ソーダ溶液の間に分配させ、エーテ
ル相を乾燥し、濃縮する。濃縮残留物をホルムア
ミド50ml中で徐々に180℃に加熱し、この温度に
2時間保つ。次いで冷却した反応混合液をジエチ
ルエーテルと水とに分配する。濃縮残留物のクロ
マトグラフイにより標題生成物2.8g(対理論量
の55%)を得る。1H−NMR−スペクトル(60M
Hz、CDCl3):2−(2,4−ジクロルフエニル)
ペンタン−1−オールのメタンスルホネートを
1,2,4−トリアゾールのナトリウム塩で置換
して製造される1−〔2−(2,4−ジクロルフエ
ニル)ペンチル〕−1H−1,2,4−トリアゾー
ルのNMR−スペクトルに一致する;7.80(s,
1H,H−トリアゾール):7.67(s,1H,H−ト
リアゾール);7.4−6.9(m,3H,H3Ar);4.37,
4.27(2s,2H,H2C(1));4.1−3.5(m,1H,HC
(2));2.0−0.6(m,7H)ppm。 例13:1−〔2−(2,4−ジクロルフエニル)ペ
ンチル〕−2−アセチルヒドラジン5.1g
(0.017mol)をエタノール10mlおよび濃塩酸10
ml中で50℃にて一夜撹拌する。次に反応混合液
をジエチルエーテルと2N苛性ソーダ溶液の間
に分配し、濃縮残留物を[3−(ジメチルアミ
ノ)−2−アザ−プロプ−2−エン−1−イリ
デン〕ジメチルアンモニウムクロリド5.75g
(0.035mol)を含む無水エタノール50ml中で3
時間半還流加熱する。次に反応液を濃縮し、ホ
ルムアミド50mlを加え、1時間半170℃に加熱
する。水を加えた反応混合液をジエチルエーテ
ルで抽出し、濃縮残留物をクロマトグラフイに
かけて、1−〔2−(2,4−ジクロルフエニ
ル)ペンチル−1H−1,2,4−トリアゾー
ル4.2g(対理論量の84%)を得る。 例14:1−〔2−(2,4−ジクロルフエニル)ペ
ンチル〕−1,2−ジホルミルヒドラジン 1−〔2−(2,4−ジクロルフエニル)−ペン
チル〕−2−アセチルヒドラジン5.0g
(0.017mol)を85%ギ酸水溶液20ml中で18時間
100℃に加熱する。濃縮残留物をカラムクロマト
グラフイにかけて、純粋の1−〔2−(2,4−ジ
クロルフエニル)ペンチル〕−1,2−ジホルミ
ルヒドラジンを得る。 IR−スペクトル(CHCl3):1720,1685(CO)
cm-1。 1H−NMR−スペクトル(100MHz,CDCl3,
D2Oの存在下):δ=8.14,8.13,8.08,7.93,
7.90,7.73(6s,2H,2CHO);7.5−6.9(m,3H,
3H−Ar);4.66(s,1H,HDO);4.0−3.2(m,
3H,H2C(1),HC(2));1.9−1.45(m,2H,H2C
(3));1.45−1.0(m,2H,H2C(4));1.0−0.7(m,
3H,H3C(5))ppm。 例15:1−〔2−(2,4−ジクロルフエニル)ペ
ンチル〕−1H−1,2,4−トリアゾール 例14により得た1−〔2−(2,4−ジクロルフ
エニル)−ペンチル〕−1,2−ジホルミルヒドラ
ジン6.2gを精製せずに、ホルムアミド50ml中で
6時間170℃に加熱する。得られた生成物をクロ
マトグラフイにかけて、1−2−(2,4−ジク
ロルフエニル)−ペンチル〕−1H−1,2,4−
トリアゾールを得る。その1H−NMR−スペクト
ルは例12に記載した同一の化合物の1H−NMR−
スペクトルに一致する。 例16:1−〔2−(2,4−ジクロルフエニル)ペ
ンチル〕−1H−1,2,4−トリアゾール 1−〔2−(2,4−ジクロルフエニル)−ペン
チル〕−2−アセチルヒドラジン57.8g(0.2mol)
をギ酸(85%)216.5g(4.0mol)と共に20時間
還流煮沸する。次いで揮発性成分(ギ酸、酢酸お
よび水)を95℃/100mバールで留去する。残留
物にギ酸アンモニウム38.5g(0.61mol)とホル
ムアミド220g(4.9mol)を加え8時間160℃に
加熱する。 20℃に冷却した反応混合液にトルエンを加え
る。ホルムアミドと水とからなる下層を分離した
後、トルエン層を水100mlで洗浄し、次いで濃縮
する。徐々に結晶化する油状物52.9gを得る。こ
のものはガスクロマトグラフイ分析によれば1−
〔2−(2,4−ジクロルフエニル)ペンチル−
1H−1,2,4−トリアゾール90.1重量%から
なる。収率は、使用した1−〔2−(2,4−ジク
ロルフエニル)−ペンチル〕−2−アセチルヒドラ
ジンに対して理論量の83.9%に相当する。
ンチル〕−1H−1,2,4−トリアゾール 1−〔2−(2,4−ジクロルフエニル)ペンチ
ル〕−2−アセチル−ヒドラジン5.2g
(0.018mol)を、エタノール10ml、水10mlおよび
濃塩酸10mlの混合液中で90℃にて1時間加熱す
る。次いで冷却した反応混合液をジエチルエーテ
ルと2N苛性ソーダ溶液の間に分配させ、エーテ
ル相を乾燥し、濃縮する。濃縮残留物をホルムア
ミド50ml中で徐々に180℃に加熱し、この温度に
2時間保つ。次いで冷却した反応混合液をジエチ
ルエーテルと水とに分配する。濃縮残留物のクロ
マトグラフイにより標題生成物2.8g(対理論量
の55%)を得る。1H−NMR−スペクトル(60M
Hz、CDCl3):2−(2,4−ジクロルフエニル)
ペンタン−1−オールのメタンスルホネートを
1,2,4−トリアゾールのナトリウム塩で置換
して製造される1−〔2−(2,4−ジクロルフエ
ニル)ペンチル〕−1H−1,2,4−トリアゾー
ルのNMR−スペクトルに一致する;7.80(s,
1H,H−トリアゾール):7.67(s,1H,H−ト
リアゾール);7.4−6.9(m,3H,H3Ar);4.37,
4.27(2s,2H,H2C(1));4.1−3.5(m,1H,HC
(2));2.0−0.6(m,7H)ppm。 例13:1−〔2−(2,4−ジクロルフエニル)ペ
ンチル〕−2−アセチルヒドラジン5.1g
(0.017mol)をエタノール10mlおよび濃塩酸10
ml中で50℃にて一夜撹拌する。次に反応混合液
をジエチルエーテルと2N苛性ソーダ溶液の間
に分配し、濃縮残留物を[3−(ジメチルアミ
ノ)−2−アザ−プロプ−2−エン−1−イリ
デン〕ジメチルアンモニウムクロリド5.75g
(0.035mol)を含む無水エタノール50ml中で3
時間半還流加熱する。次に反応液を濃縮し、ホ
ルムアミド50mlを加え、1時間半170℃に加熱
する。水を加えた反応混合液をジエチルエーテ
ルで抽出し、濃縮残留物をクロマトグラフイに
かけて、1−〔2−(2,4−ジクロルフエニ
ル)ペンチル−1H−1,2,4−トリアゾー
ル4.2g(対理論量の84%)を得る。 例14:1−〔2−(2,4−ジクロルフエニル)ペ
ンチル〕−1,2−ジホルミルヒドラジン 1−〔2−(2,4−ジクロルフエニル)−ペン
チル〕−2−アセチルヒドラジン5.0g
(0.017mol)を85%ギ酸水溶液20ml中で18時間
100℃に加熱する。濃縮残留物をカラムクロマト
グラフイにかけて、純粋の1−〔2−(2,4−ジ
クロルフエニル)ペンチル〕−1,2−ジホルミ
ルヒドラジンを得る。 IR−スペクトル(CHCl3):1720,1685(CO)
cm-1。 1H−NMR−スペクトル(100MHz,CDCl3,
D2Oの存在下):δ=8.14,8.13,8.08,7.93,
7.90,7.73(6s,2H,2CHO);7.5−6.9(m,3H,
3H−Ar);4.66(s,1H,HDO);4.0−3.2(m,
3H,H2C(1),HC(2));1.9−1.45(m,2H,H2C
(3));1.45−1.0(m,2H,H2C(4));1.0−0.7(m,
3H,H3C(5))ppm。 例15:1−〔2−(2,4−ジクロルフエニル)ペ
ンチル〕−1H−1,2,4−トリアゾール 例14により得た1−〔2−(2,4−ジクロルフ
エニル)−ペンチル〕−1,2−ジホルミルヒドラ
ジン6.2gを精製せずに、ホルムアミド50ml中で
6時間170℃に加熱する。得られた生成物をクロ
マトグラフイにかけて、1−2−(2,4−ジク
ロルフエニル)−ペンチル〕−1H−1,2,4−
トリアゾールを得る。その1H−NMR−スペクト
ルは例12に記載した同一の化合物の1H−NMR−
スペクトルに一致する。 例16:1−〔2−(2,4−ジクロルフエニル)ペ
ンチル〕−1H−1,2,4−トリアゾール 1−〔2−(2,4−ジクロルフエニル)−ペン
チル〕−2−アセチルヒドラジン57.8g(0.2mol)
をギ酸(85%)216.5g(4.0mol)と共に20時間
還流煮沸する。次いで揮発性成分(ギ酸、酢酸お
よび水)を95℃/100mバールで留去する。残留
物にギ酸アンモニウム38.5g(0.61mol)とホル
ムアミド220g(4.9mol)を加え8時間160℃に
加熱する。 20℃に冷却した反応混合液にトルエンを加え
る。ホルムアミドと水とからなる下層を分離した
後、トルエン層を水100mlで洗浄し、次いで濃縮
する。徐々に結晶化する油状物52.9gを得る。こ
のものはガスクロマトグラフイ分析によれば1−
〔2−(2,4−ジクロルフエニル)ペンチル−
1H−1,2,4−トリアゾール90.1重量%から
なる。収率は、使用した1−〔2−(2,4−ジク
ロルフエニル)−ペンチル〕−2−アセチルヒドラ
ジンに対して理論量の83.9%に相当する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 2−(2,4−ジクロルフエニル)−バレロニ
トリルを、水素、酸および水素化触媒の存在下、
式 H2N−NH−R () [式中、Rは水素、−CHO、−COR′、−
COOR′または−CONH2を表わし、R′はC1-4−ア
ルキル、ベンジルまたはフエニル基を表わす。] で示される化合物と反応させて式 [式中、Rは前記と同じ意味を表わす。] で示される化合物とし、式の化合物を触媒を用
いて水素化して式 [式中、Rは前記と同じ意味を表わす。] で示される化合物とし、次いでa)Rが水素でな
い式の化合物を加水分解し、R=Hの式の化
合物またはその無機あるいは有機酸との塩をホル
ムアミドおよび/または[3−(ジメチルアミノ)
−2−アザプロプ−2−エン−1−イリデン]−
ジメチルアンモニウムクロリドと反応させて式 で示される化合物に変換するか、またはb)R=
−COR′の式の化合物(R′は前記と同じ意味を
表わす。)をギ酸水溶液と反応させて、N,N′−
ビスホルミル誘導体へ変換し、これを所望により
NH3またはNH3を発生する物質の存在下でホル
ムアミドと反応させて式の化合物とすることを
特徴とする式で示される1−[2−(2,4−ジ
クロルフエニル)ペンチル]−1H−1,2,4−
トリアゾールの製造方法。 2 Rが−CHO、−COR′または−COOR′を表わ
し、R′がメチルまたはエチル基を表わす式の
化合物を使用する特許請求の範囲第1項に記載の
方法。 3 Rが−COR″を表わし、R″が水素、メチルま
たはエチル基を表わす式の化合物を使用する特
許請求の範囲第1項に記載の方法。 4 2−(2,4−ジクロルフエニル)−バレロニ
トリルと式のヒドラジンとの反応を有機溶媒ま
たは水性−有機溶媒中で行う特許請求の範囲第1
項に記載の方法。 5 2−(2,4−ジクロルフエニル)−バレロニ
トリルと式のヒドラジンとの反応をC1-4−アル
コールまたはそれと水の混合物中で行う特許請求
の範囲第1項に記載の方法。 6 2−(2,4−ジクロルフエニル)−バレロニ
トリルと式のヒドラジンとの反応に水素化触媒
としてラネ−ニツケルまたは担体上のロジウムを
使用する特許請求の範囲第1項に記載の方法。 7 2−(2,4−ジクロルフエニル)−バレロニ
トリルと式のヒドラジンとの反応をC−原子数
が1−4の脂肪族モノカルボン酸の存在下で行う
特許請求の範囲第1項に記載の方法。 8 式のヒドラゾンの式のヒドラジンへの水
素化を、有機溶媒、特に酢酸、メタノール、エタ
ノール、イソプロパノール、sec−ブタノールま
たはtert−ブタノールまたはこれらのアルコール
と酢酸エチルエステルとの混合液の存在下で行う
特許請求の範囲第1項に記載の方法。 9 式のヒドラゾンの式のヒドラジンへの水
素化の触媒としてラネーニツケル、ロジウムまた
は白金触媒を使用する特許請求の範囲第1項に記
載の方法。 10 2−(2,4−ジクロルフエニル)−バレロ
ニトリルを酢酸と水素化触媒の存在下で式a H2N−NH−COR″ (a) [式中、R″は水素、メチルまたはエチル基を
表わす。] で示されるアシルヒドラジンと反応させて式a [式中、R″は前記と同じ意味を表わす。] で示される1−[2−(2,4−ジクロルフエニ
ル)ペンチリデン]−2−アシルヒドラジンとし、
これを還元して式a [式中、R″は前記と同じ意味を表わす。] で示される1−[2−(2,4−ジクロルフエニ
ル)ペンチル]−2−アシルヒドラジンとし、こ
の化合物をまずギ酸と反応させて1−[2−(2,
4−ジクロルフエニル)ペンチル]−1,2−ジ
ホルミルヒドラジンとし、これを更にホルムアミ
ドと120−180℃にて反応させて1−[2−(2,4
−ジクロルフエニル)ペンチル]−1H−1,2,
4−トリアゾールへ変換する特許請求の範囲第1
項に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| CH377382 | 1982-06-18 | ||
| CH3773/82-1 | 1982-06-18 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2155612A Division JPH03115255A (ja) | 1982-06-18 | 1990-06-15 | 新規なヒドラジン誘導体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS597153A JPS597153A (ja) | 1984-01-14 |
| JPH0361664B2 true JPH0361664B2 (ja) | 1991-09-20 |
Family
ID=4263179
Family Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58107970A Granted JPS597153A (ja) | 1982-06-18 | 1983-06-17 | 1―[2―(2,4―ジクロルフェニル)ペンチル]―1h―1,2,4―トリアゾールの製造法 |
| JP2155612A Granted JPH03115255A (ja) | 1982-06-18 | 1990-06-15 | 新規なヒドラジン誘導体 |
Family Applications After (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2155612A Granted JPH03115255A (ja) | 1982-06-18 | 1990-06-15 | 新規なヒドラジン誘導体 |
Country Status (8)
| Country | Link |
|---|---|
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| EP (1) | EP0097617B1 (ja) |
| JP (2) | JPS597153A (ja) |
| KR (1) | KR910000402B1 (ja) |
| AT (1) | ATE17723T1 (ja) |
| BR (1) | BR8303221A (ja) |
| DE (1) | DE3362000D1 (ja) |
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| KR100327818B1 (ko) * | 1999-04-16 | 2002-03-09 | 윤재승 | 플루코나졸의 제조방법 |
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| AU515134B2 (en) * | 1976-08-10 | 1981-03-19 | Janssen Pharmaceutica N.V. | 1-(2-aryl-2-r-ethyl)-1h-1,2,4-triazoles |
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- 1983-06-13 AT AT83810259T patent/ATE17723T1/de not_active IP Right Cessation
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- 1983-06-17 BR BR8303221A patent/BR8303221A/pt not_active IP Right Cessation
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- 1983-06-18 KR KR1019830002730A patent/KR910000402B1/ko not_active Expired
-
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