JPH0362200B2 - - Google Patents
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- JPH0362200B2 JPH0362200B2 JP11407684A JP11407684A JPH0362200B2 JP H0362200 B2 JPH0362200 B2 JP H0362200B2 JP 11407684 A JP11407684 A JP 11407684A JP 11407684 A JP11407684 A JP 11407684A JP H0362200 B2 JPH0362200 B2 JP H0362200B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coal
- water
- oil
- polymer
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Glanulating (AREA)
- Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)
- Solid Fuels And Fuel-Associated Substances (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は石炭粉末水スラリー用造粒剤に開し、
詳しくは石炭粉末の水スラリーに、バインダーと
しての油を加え、水中にて、石炭粉末を造粒化す
るに際し、造粒化を著しく促進し、灰分及び無機
物が存在する時は、灰分及び無機物の除去を容易
ならしめる造粒剤に関する。 〔従来技術〕 近年、エネルギー源として、最も多く使用され
て来た石油が、その埋蔵量の限界や、それに伴な
う価格の高騰などから、エネルギー源の多様化及
び、安定的な供給の確保が重要な問題となつてい
る。このようなことから、埋蔵量が多く、且つ、
偏在せず、世界中に存在する石炭の有効利用が、
見直しされてきている。しかしながら石炭の場合
は、石油とは異なり、固体であるため、パイプラ
インによる輸送が不可能であり、取り扱い上、著
しく不利である。さらに、石炭は一般に、石油に
比べ、多量の灰分を含んでおり、発熱量の低下、
フライアツシユの処理等の問題もある。このよう
なことより取り扱い上の欠点の改善及び、燃焼に
際して、有害な、灰分などの無機物の除去の研究
が広汎に行なわれているがその中でも、石炭を粉
末化し、水中に分散させ、水スラリー状にする方
法が注目されている。これはパイプライン輸送を
可能にし、更に、水中にて、選炭工程が可能なた
め石炭中の灰分を除去するいわゆる脱灰操作等が
可能となるものである。本発明者らは、この石炭
−水スラリー用の分散剤に関する研究を行い特許
についても出願中である(特願昭58−204242号)。 ところが一般にこの様な石炭粉末の水分散系の
スラリーでは粒子が小さいため、ろ過や脱水工程
が困難となる。そこでパイプ輸送等のスラリーと
しての利用が終了した時には水と分散質の分離の
ために、分散している粒子を凝集させる事が試み
られている。このようなスラリー中の粒子を凝集
させ、この凝集体の成長と圧密を行なう操作とし
ては湿式造粒というものがあり、古くから、その
研究が進められている。これらの方法としては次
のような方法がある。(1)電解質を添加することに
より、粒子のζ電位を低下させ、凝縮させる方
法。(2)高分子凝集剤を添加し、粒子間に高分子架
橋を形成させ、凝集させる方法。(3)分散媒とは混
和せず、粒子と親和性を有する、第2の液体を添
加し、この液体により、粒子間に液体架橋を形成
し、凝集させる方法。 この液体架橋による造粒技術を石炭−水スラリ
ーに利用した発明が公開されている(特開昭53−
70076号公報)。しかしながら、ここに開示されて
いる界面活性剤では、凝集による造粒化のための
時間や、エネルギーが多大に必要なことや、水ス
ラリーに添加すべき“混和しない液体”である油
の量も多量必要であるなどの欠点があり、少量の
油で、しかも、造粒化の時間及びエネルギーを必
要としない界面活性剤の開発が必要となつてきて
いる。本発明者らは、かかる従来の石炭−水スラ
リー中からの石炭粉末の造粒化のための欠点を改
良すべく、鋭意検討の結果、本発明に到達した。 〔発明の目的〕 本発明の目的は、石炭−スラリー中において、
石炭粉末を造粒化するのに好適な造粒剤を提供す
るにある。 〔発明の構成〕 本発明は、ジシクロペンタジエンのスルホン化
物の重合体を含むことを特徴とする石炭粉末水ス
ラリー用造粒剤に関するものである。 本発明におけるジシクロペンタジエンのスルホ
ン化物の重合体は、スルホン酸基を有するジシク
ロペンタジエン(下記一般式(A)で示される。)の
重合体(該重合体には共重合体も含まれる。以下
重合体と称す。)である。 一般式 (式中Mは水素原子、アルカリ金属原子、アルカ
リ土類金属原子、アンモニウム又はアミンを表わ
し、nは1又は2の整数である。) 上記一般式(A)におけるアルカリ金属としてはナ
トリウム、カリウムなどを挙げることができ、ア
ミンとしては、メチルアミン、エチルアミン、プ
ロピルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミ
ン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ブチ
ルアミン、ジブチルアミン、トリブチルアミンな
どのアルキルアミン;エチレンジアミン、ジエチ
レントリアミン、トリエチレンテトラミンなどの
ポリアミン;モルホリン、ピペリジンなどを挙げ
ることができ、アルカリ土類金属としてはカルシ
ウム、マグネシウムなどを挙げることができる。
またこれらのMは種々のイオン交換技法或いは中
和反応により他種のMと相互に交換することが可
能である。 前記重合体の重量平均分子量は500以上である
ことが好ましく、さらに1000〜10000が最も好ま
しい。 前記重合体は、イオン交換法或いは中和反応な
どにより酸型またはアルカリ金属、アルカリ土類
金属、アンモニウム、アミン等の塩に相互に交換
することができる。 該重合体の製法についての一例を説明する。
(詳細は特願昭57−175666号公報に記載されてい
る。) ジシクロペンタジエンをスルホン化し、その後
必要に応じてスルホン酸塩として一般式(A)の化合
物を得、該化合物を例えば酸性化合物触媒の存在
下で重合反応を行う。該重合反応において、オレ
フイン性二重結合を有する脂肪族、脂環族、芳香
族の炭化水素等の共重合単量体を存在させれば共
重合体が得られる。なお、共重合体の場合、空気
連行性を低く保つ為に、共重合体におけるスルホ
ン化物の含有率は50重量%以上、好ましくは70重
量%以上、更に好ましくは90重量%以上である。 又、本発明に使用される重合体に、非イオン性
界面活性剤も併用可能である。但し、この場合非
イオン性界面活性剤は、重合体に対して50%(モ
ル比)以下にすべきである。もちろん、公知のア
ニオン性界面活性剤を併用することもできる。 かかる本発明の造粒剤は、石炭−水スラリーに
対して0.01〜5重量%、好ましくは、0.05〜2
%、添加することにより、石炭−水スラリーから
石炭粉末の造粒が可能となる。一般に、石炭の種
類及び粒度などにより異なるが、石炭濃度が高く
なると流動性を失ない、低くなり過ぎると石炭−
水スラリーとしての輸送効率が悪くなるため意義
がなくなる。従つて、石炭−水スラリーの石炭濃
度としては20〜85重量パーセント、好ましくは50
〜75重量パーセントである。又、造粒のために加
えられる油としては重油、軽油、原油等の水と混
和しない燃料油ならいずれでも良く、加えるべき
油の量は、油の種類により異なるが、石炭粉末の
1〜50重量パーセント好ましくは2〜35重量パー
セントである。本発明の造粒剤は、水性スラリー
中の石炭粒子を小粒子として分散させ、更に、石
炭と油の界面張力を低下させることにより、石炭
と油の接触面積の向上及び濡れ性の向上を計り、
その結果、石炭同志の凝集を促進させ、造粒化を
進行させその結果、スラリー中の石炭の効率のよ
い回収が行なわれる。一方石炭中の灰分は、水に
濡れやすく、油に濡れにくいため、油を添加した
際、水中に分散させる事により、脱灰を行なわせ
る。 石炭−水スラリーに対して、造粒剤及び油の添
加順序は、いずれが先でもよいし、又、石炭を水
スラリーにする際に加えておいてもよい。又、石
炭のスラリー化のための分散剤を併用してもよ
い。 混合撹拌装置としては、高速ブレンダーや、コ
ロイドミル型造粒機等の造粒機又は、撹拌機が使
用される。 本発明により得た、石炭粉末の造粒物は、その
まま燃料とし使用しても良いし、油と混合する事
により、石炭粉末と油の混合燃料(COM)とし
て使用してもよい。 又、廃水液は、造粒剤を含むため、再使用が可
能である。この場合造粒剤の一部は、石炭粉末上
にも吸着し、消費されるため、廃水液を再使用す
るためには、造粒剤を補充しなければならないこ
とは当然である。 以下に実施例により本発明を具体的に説明する
が、本発明は、これらの実施例により限定される
ものではない。 参考例 1 撹拌装置、温度計を備えてある容量30のステ
ンレス製オートクレーブ中に、ジシクロペンタジ
エン3000g、亜硫酸水素ナトリウム1888g硝酸カ
リウム91.7g、イソプロピルアルコール12、及
び蒸留水3000gを入れ、室温でオートクレーブ中
の内圧が1.0Kg/cm2(ゲージ圧)になるまで窒素
を供給したのちバルプを密閉して、強撹拌下で混
合しながら110℃で5時間に亘り反応させた。そ
の後室温まで放冷し、蒸留によりイソプロピルア
ルコールの大部分を除去した後蒸留水及び石油エ
ーテルを加えて充分混合し、分離した石油エーテ
ル層及び沈でん部を除去して得られた水層を濃縮
し、蒸留乾固した。これを氷酢酸に溶解し、無機
塩からなる酢酸不溶分を遠心分離機で分離した。
得られた酢酸可溶分を濃縮することによつて白色
の固体2800gを得た。(これをスルホン化物A
詳しくは石炭粉末の水スラリーに、バインダーと
しての油を加え、水中にて、石炭粉末を造粒化す
るに際し、造粒化を著しく促進し、灰分及び無機
物が存在する時は、灰分及び無機物の除去を容易
ならしめる造粒剤に関する。 〔従来技術〕 近年、エネルギー源として、最も多く使用され
て来た石油が、その埋蔵量の限界や、それに伴な
う価格の高騰などから、エネルギー源の多様化及
び、安定的な供給の確保が重要な問題となつてい
る。このようなことから、埋蔵量が多く、且つ、
偏在せず、世界中に存在する石炭の有効利用が、
見直しされてきている。しかしながら石炭の場合
は、石油とは異なり、固体であるため、パイプラ
インによる輸送が不可能であり、取り扱い上、著
しく不利である。さらに、石炭は一般に、石油に
比べ、多量の灰分を含んでおり、発熱量の低下、
フライアツシユの処理等の問題もある。このよう
なことより取り扱い上の欠点の改善及び、燃焼に
際して、有害な、灰分などの無機物の除去の研究
が広汎に行なわれているがその中でも、石炭を粉
末化し、水中に分散させ、水スラリー状にする方
法が注目されている。これはパイプライン輸送を
可能にし、更に、水中にて、選炭工程が可能なた
め石炭中の灰分を除去するいわゆる脱灰操作等が
可能となるものである。本発明者らは、この石炭
−水スラリー用の分散剤に関する研究を行い特許
についても出願中である(特願昭58−204242号)。 ところが一般にこの様な石炭粉末の水分散系の
スラリーでは粒子が小さいため、ろ過や脱水工程
が困難となる。そこでパイプ輸送等のスラリーと
しての利用が終了した時には水と分散質の分離の
ために、分散している粒子を凝集させる事が試み
られている。このようなスラリー中の粒子を凝集
させ、この凝集体の成長と圧密を行なう操作とし
ては湿式造粒というものがあり、古くから、その
研究が進められている。これらの方法としては次
のような方法がある。(1)電解質を添加することに
より、粒子のζ電位を低下させ、凝縮させる方
法。(2)高分子凝集剤を添加し、粒子間に高分子架
橋を形成させ、凝集させる方法。(3)分散媒とは混
和せず、粒子と親和性を有する、第2の液体を添
加し、この液体により、粒子間に液体架橋を形成
し、凝集させる方法。 この液体架橋による造粒技術を石炭−水スラリ
ーに利用した発明が公開されている(特開昭53−
70076号公報)。しかしながら、ここに開示されて
いる界面活性剤では、凝集による造粒化のための
時間や、エネルギーが多大に必要なことや、水ス
ラリーに添加すべき“混和しない液体”である油
の量も多量必要であるなどの欠点があり、少量の
油で、しかも、造粒化の時間及びエネルギーを必
要としない界面活性剤の開発が必要となつてきて
いる。本発明者らは、かかる従来の石炭−水スラ
リー中からの石炭粉末の造粒化のための欠点を改
良すべく、鋭意検討の結果、本発明に到達した。 〔発明の目的〕 本発明の目的は、石炭−スラリー中において、
石炭粉末を造粒化するのに好適な造粒剤を提供す
るにある。 〔発明の構成〕 本発明は、ジシクロペンタジエンのスルホン化
物の重合体を含むことを特徴とする石炭粉末水ス
ラリー用造粒剤に関するものである。 本発明におけるジシクロペンタジエンのスルホ
ン化物の重合体は、スルホン酸基を有するジシク
ロペンタジエン(下記一般式(A)で示される。)の
重合体(該重合体には共重合体も含まれる。以下
重合体と称す。)である。 一般式 (式中Mは水素原子、アルカリ金属原子、アルカ
リ土類金属原子、アンモニウム又はアミンを表わ
し、nは1又は2の整数である。) 上記一般式(A)におけるアルカリ金属としてはナ
トリウム、カリウムなどを挙げることができ、ア
ミンとしては、メチルアミン、エチルアミン、プ
ロピルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミ
ン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ブチ
ルアミン、ジブチルアミン、トリブチルアミンな
どのアルキルアミン;エチレンジアミン、ジエチ
レントリアミン、トリエチレンテトラミンなどの
ポリアミン;モルホリン、ピペリジンなどを挙げ
ることができ、アルカリ土類金属としてはカルシ
ウム、マグネシウムなどを挙げることができる。
またこれらのMは種々のイオン交換技法或いは中
和反応により他種のMと相互に交換することが可
能である。 前記重合体の重量平均分子量は500以上である
ことが好ましく、さらに1000〜10000が最も好ま
しい。 前記重合体は、イオン交換法或いは中和反応な
どにより酸型またはアルカリ金属、アルカリ土類
金属、アンモニウム、アミン等の塩に相互に交換
することができる。 該重合体の製法についての一例を説明する。
(詳細は特願昭57−175666号公報に記載されてい
る。) ジシクロペンタジエンをスルホン化し、その後
必要に応じてスルホン酸塩として一般式(A)の化合
物を得、該化合物を例えば酸性化合物触媒の存在
下で重合反応を行う。該重合反応において、オレ
フイン性二重結合を有する脂肪族、脂環族、芳香
族の炭化水素等の共重合単量体を存在させれば共
重合体が得られる。なお、共重合体の場合、空気
連行性を低く保つ為に、共重合体におけるスルホ
ン化物の含有率は50重量%以上、好ましくは70重
量%以上、更に好ましくは90重量%以上である。 又、本発明に使用される重合体に、非イオン性
界面活性剤も併用可能である。但し、この場合非
イオン性界面活性剤は、重合体に対して50%(モ
ル比)以下にすべきである。もちろん、公知のア
ニオン性界面活性剤を併用することもできる。 かかる本発明の造粒剤は、石炭−水スラリーに
対して0.01〜5重量%、好ましくは、0.05〜2
%、添加することにより、石炭−水スラリーから
石炭粉末の造粒が可能となる。一般に、石炭の種
類及び粒度などにより異なるが、石炭濃度が高く
なると流動性を失ない、低くなり過ぎると石炭−
水スラリーとしての輸送効率が悪くなるため意義
がなくなる。従つて、石炭−水スラリーの石炭濃
度としては20〜85重量パーセント、好ましくは50
〜75重量パーセントである。又、造粒のために加
えられる油としては重油、軽油、原油等の水と混
和しない燃料油ならいずれでも良く、加えるべき
油の量は、油の種類により異なるが、石炭粉末の
1〜50重量パーセント好ましくは2〜35重量パー
セントである。本発明の造粒剤は、水性スラリー
中の石炭粒子を小粒子として分散させ、更に、石
炭と油の界面張力を低下させることにより、石炭
と油の接触面積の向上及び濡れ性の向上を計り、
その結果、石炭同志の凝集を促進させ、造粒化を
進行させその結果、スラリー中の石炭の効率のよ
い回収が行なわれる。一方石炭中の灰分は、水に
濡れやすく、油に濡れにくいため、油を添加した
際、水中に分散させる事により、脱灰を行なわせ
る。 石炭−水スラリーに対して、造粒剤及び油の添
加順序は、いずれが先でもよいし、又、石炭を水
スラリーにする際に加えておいてもよい。又、石
炭のスラリー化のための分散剤を併用してもよ
い。 混合撹拌装置としては、高速ブレンダーや、コ
ロイドミル型造粒機等の造粒機又は、撹拌機が使
用される。 本発明により得た、石炭粉末の造粒物は、その
まま燃料とし使用しても良いし、油と混合する事
により、石炭粉末と油の混合燃料(COM)とし
て使用してもよい。 又、廃水液は、造粒剤を含むため、再使用が可
能である。この場合造粒剤の一部は、石炭粉末上
にも吸着し、消費されるため、廃水液を再使用す
るためには、造粒剤を補充しなければならないこ
とは当然である。 以下に実施例により本発明を具体的に説明する
が、本発明は、これらの実施例により限定される
ものではない。 参考例 1 撹拌装置、温度計を備えてある容量30のステ
ンレス製オートクレーブ中に、ジシクロペンタジ
エン3000g、亜硫酸水素ナトリウム1888g硝酸カ
リウム91.7g、イソプロピルアルコール12、及
び蒸留水3000gを入れ、室温でオートクレーブ中
の内圧が1.0Kg/cm2(ゲージ圧)になるまで窒素
を供給したのちバルプを密閉して、強撹拌下で混
合しながら110℃で5時間に亘り反応させた。そ
の後室温まで放冷し、蒸留によりイソプロピルア
ルコールの大部分を除去した後蒸留水及び石油エ
ーテルを加えて充分混合し、分離した石油エーテ
ル層及び沈でん部を除去して得られた水層を濃縮
し、蒸留乾固した。これを氷酢酸に溶解し、無機
塩からなる酢酸不溶分を遠心分離機で分離した。
得られた酢酸可溶分を濃縮することによつて白色
の固体2800gを得た。(これをスルホン化物A
【式】とする。)
このスルホン化物Aの水溶液をイオン交換樹脂
により酸型に変換した後、水を濃縮乾固し、スル
ホン化物の酸型のものを得た。(これをスルホン
化物B
により酸型に変換した後、水を濃縮乾固し、スル
ホン化物の酸型のものを得た。(これをスルホン
化物B
【式】とする。)
次いで、還流冷却器及び撹拌装置を備えてある
容量1の三ツ口フラスコに、上述のスルホン化
物B150g、硫酸70gおよび水70gを入れ、温度
120℃で5時間にわたつて重合反応させた。反応
終了後、ライミング、ソーデーシヨンを行つたと
ころ、得られた固体分は150gであり、この重合
体の重量平均分子量は2400であつた。これを「試
料1」とする。 参考例 2 参考例1において、スルホン化物Aを用いた他
は、同様の処理し、重合体の重量平均分子量が
1600のものを得た。これを「試料2」とする。 参考例 3 参考例1において、重合反応をスルホン化物
A150gを用い硫酸150g、水45gを入れ、温度
130℃で28時間にわたり反応させた。他は同様な
処理を行ない重合体の重量平均分子量が8600の重
合体を得、これを「試料3」とする。 参考例 4 還流冷却器及び撹拌装置を備えてある容量1
の三ツ口フラスコにスルホン化物Aを130g、ジ
シクロペンタジエンを20g、硫酸70g、水50gを
入れ、温度120℃で20時間にわたつて共重合反応
させた。反応後、ライミング、ソーデーシヨンを
行つたところ得られた固体分は、153gであり、
重量平均分子量は、3000であつた。(試料4) 参考例 5 還流冷却器及び撹拌装置を備えてある容量1
の三ツ口フラスコにスルホン化物Bを100g、ア
クリル酸50g、硫酸150g、水100gをいれ、120
℃で10時間にわたつて重合させた。重合後ライミ
ング、ソーデーシヨンを行なつたところ得られた
固形分は157gであり、この重量平均分子量は
4500であつた。これを試料5とする。 実施例1〜5、比較例1〜4 200メツシユ70%パスのベルモント炭*136.5g
(4.1%の水分を含んでいるため、純分として35.0
g)を室温にて水に分散させ撹拌して、石炭−水
スラリーを得る。この混合物に対して表1に示し
たように所定量の試料(参考例1〜5)を添加
し、更にC重油を10g加え、室温にて、ラボデイ
スパー(特殊機化工業製)にて、1000rpmで20分
撹拌し、造粒化させる。 このようにして得られた混合物を、8メツシユ
のフルイに通し、水洗いの後乾燥して、フルイ上
の重量(w1g)を測定する。 次に、フルイ上のサンプルの一部をサンプリン
グし、灰分量(Awt%)と石炭濃度(Bwt%)を
測定する。灰分量はJISM8812の方法により、石
炭濃度は、1,1,1−トリクロロエタンによつ
てC重油を洗浄後の重量の測定により行なつた。 従つて、石炭−水スラリーからの石炭の回収率
X(%)=w1×B/35であり、回収された石炭中の灰 分量(A/B×100%)及びベルモント炭の初期灰分 量(15.95wt%)より脱灰率Y(%)=(1−
100A/15.63B)×100となる。 ここで、Xが大きい程造粒化が良好であり、Y
が大きい程脱灰性が良好である事を示している。 実験結果については表1に示した。 但し、C重油中の灰分量は無視している。 *1:ベルモント炭(オーストラリヤ産の石
炭):高位発熱量6500Kcal/Kg(JIS M8814)、
灰分15.63(JIS M8812)、水分4.1(JIS
M8811)、固定炭素49.7%(JIS M8812)、元素
分析(JIS M8813)C:69.2%、H:4.7%、
N:1.2%、O:8.4%、S:0.5%、Cl:0.03
%、Na:0.04%
容量1の三ツ口フラスコに、上述のスルホン化
物B150g、硫酸70gおよび水70gを入れ、温度
120℃で5時間にわたつて重合反応させた。反応
終了後、ライミング、ソーデーシヨンを行つたと
ころ、得られた固体分は150gであり、この重合
体の重量平均分子量は2400であつた。これを「試
料1」とする。 参考例 2 参考例1において、スルホン化物Aを用いた他
は、同様の処理し、重合体の重量平均分子量が
1600のものを得た。これを「試料2」とする。 参考例 3 参考例1において、重合反応をスルホン化物
A150gを用い硫酸150g、水45gを入れ、温度
130℃で28時間にわたり反応させた。他は同様な
処理を行ない重合体の重量平均分子量が8600の重
合体を得、これを「試料3」とする。 参考例 4 還流冷却器及び撹拌装置を備えてある容量1
の三ツ口フラスコにスルホン化物Aを130g、ジ
シクロペンタジエンを20g、硫酸70g、水50gを
入れ、温度120℃で20時間にわたつて共重合反応
させた。反応後、ライミング、ソーデーシヨンを
行つたところ得られた固体分は、153gであり、
重量平均分子量は、3000であつた。(試料4) 参考例 5 還流冷却器及び撹拌装置を備えてある容量1
の三ツ口フラスコにスルホン化物Bを100g、ア
クリル酸50g、硫酸150g、水100gをいれ、120
℃で10時間にわたつて重合させた。重合後ライミ
ング、ソーデーシヨンを行なつたところ得られた
固形分は157gであり、この重量平均分子量は
4500であつた。これを試料5とする。 実施例1〜5、比較例1〜4 200メツシユ70%パスのベルモント炭*136.5g
(4.1%の水分を含んでいるため、純分として35.0
g)を室温にて水に分散させ撹拌して、石炭−水
スラリーを得る。この混合物に対して表1に示し
たように所定量の試料(参考例1〜5)を添加
し、更にC重油を10g加え、室温にて、ラボデイ
スパー(特殊機化工業製)にて、1000rpmで20分
撹拌し、造粒化させる。 このようにして得られた混合物を、8メツシユ
のフルイに通し、水洗いの後乾燥して、フルイ上
の重量(w1g)を測定する。 次に、フルイ上のサンプルの一部をサンプリン
グし、灰分量(Awt%)と石炭濃度(Bwt%)を
測定する。灰分量はJISM8812の方法により、石
炭濃度は、1,1,1−トリクロロエタンによつ
てC重油を洗浄後の重量の測定により行なつた。 従つて、石炭−水スラリーからの石炭の回収率
X(%)=w1×B/35であり、回収された石炭中の灰 分量(A/B×100%)及びベルモント炭の初期灰分 量(15.95wt%)より脱灰率Y(%)=(1−
100A/15.63B)×100となる。 ここで、Xが大きい程造粒化が良好であり、Y
が大きい程脱灰性が良好である事を示している。 実験結果については表1に示した。 但し、C重油中の灰分量は無視している。 *1:ベルモント炭(オーストラリヤ産の石
炭):高位発熱量6500Kcal/Kg(JIS M8814)、
灰分15.63(JIS M8812)、水分4.1(JIS
M8811)、固定炭素49.7%(JIS M8812)、元素
分析(JIS M8813)C:69.2%、H:4.7%、
N:1.2%、O:8.4%、S:0.5%、Cl:0.03
%、Na:0.04%
表1に示したごとく、石炭粉末の水スラリーに
石炭粉末のバインダーとしての油を加え、本発明
の造粒剤を添加し、撹拌することによつて、水中
の石炭粉末を凝集させるのみでなく、短時間で圧
密された粒子状とすることができ、石炭の水から
の分離が極めて容易になる。
石炭粉末のバインダーとしての油を加え、本発明
の造粒剤を添加し、撹拌することによつて、水中
の石炭粉末を凝集させるのみでなく、短時間で圧
密された粒子状とすることができ、石炭の水から
の分離が極めて容易になる。
Claims (1)
- 1 ジシクロペンタジエンのスルホン化物の重合
体を含むことを特徴とする石炭粉末水スラリー用
造粒剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11407684A JPS60258295A (ja) | 1984-06-04 | 1984-06-04 | 石炭粉末水スラリ−用造粒剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11407684A JPS60258295A (ja) | 1984-06-04 | 1984-06-04 | 石炭粉末水スラリ−用造粒剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60258295A JPS60258295A (ja) | 1985-12-20 |
| JPH0362200B2 true JPH0362200B2 (ja) | 1991-09-25 |
Family
ID=14628444
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11407684A Granted JPS60258295A (ja) | 1984-06-04 | 1984-06-04 | 石炭粉末水スラリ−用造粒剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60258295A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6317992A (ja) * | 1986-07-10 | 1988-01-25 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 炭素質固体・水スラリ−組成物 |
-
1984
- 1984-06-04 JP JP11407684A patent/JPS60258295A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60258295A (ja) | 1985-12-20 |
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