JPH0363426B2 - - Google Patents
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- JPH0363426B2 JPH0363426B2 JP58094407A JP9440783A JPH0363426B2 JP H0363426 B2 JPH0363426 B2 JP H0363426B2 JP 58094407 A JP58094407 A JP 58094407A JP 9440783 A JP9440783 A JP 9440783A JP H0363426 B2 JPH0363426 B2 JP H0363426B2
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- weight
- metal soap
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- metal
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- Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
- Colloid Chemistry (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Materials Applied To Surfaces To Minimize Adherence Of Mist Or Water (AREA)
- Lubricants (AREA)
- Paper (AREA)
Description
本発明は機械的衝撃に対する分散安定性、温度
による経日安定性、凍結、解凍を繰返した場合の
分散安定性等の、物理的、化学的安定性に優れた
撥水性の低下しない金属石鹸の水分散体に関する
ものである。 脂肪酸の金属石鹸、特に高級脂肪酸の金属石鹸
は撥水性が強いことを利用して建材分野では、セ
メント、モルタル、石膏、ケイ酸カルシウムを基
材とする建築材料の防水剤として、又、紙、パル
プ分野においてはコート紙製造時のダステイング
防止剤、潤滑剤、およびカラーコート液の粘度調
整剤として使用されている。 しかし金属石鹸そのままでは撥水性が強い為、
水に殆んど分散しないので従来から界面活性剤を
用いて水に分散し易くする試みがなされている。 最近では例えば特開昭57−84730に於いて界面
活性剤と無水マレイン酸共重合体塩と液状油を用
いる方法、又特開昭57−77642に於いては親油基
がノニルフエノール又は高級アルコールの残基で
あるノニオン性又はアニオン性界面活性剤の存在
下で機械的に粒子を小さくして分散性を良好なら
しめる方法等が特許出願されているが、これらの
方法で得られた金属石鹸の水分散体は物理的、化
学的安定性が未だ十分とはいえない。すなわち、
金属石鹸の水分散体をポンプ移送したり、あるい
はポンプ等を使用して循環使用する場合、分散系
がこわれ、分離又は凝集が起る。又は長期保存中
に粘度の上昇がみられる。寒冷地等において保存
中凍結したものを使用の際に解凍して使用する。 この操作を繰返している間に分散系がこわれ分
離が起る等の欠点があり作業性に支障をきたして
いた。これらの欠点を改良するため、多量の界面
活性剤を使用すると金属石鹸の特長である撥水性
が低下してしまい、満足いくものが得られていな
い。 また、界面活性剤の種類によつても、用途上の
種々の性状への影響がある。つまり、酸化エチレ
ンを付加した非イオン性界面活性剤(A)を使用する
と、低温での安定性は良好であるが、高温では曇
点があるため安定性が悪く、かつ、泡立ちが大き
いと云う欠点がある。 ABS、α−オレフインスルホン酸型等のアニ
オン性界面活性剤(B)は、逆に高温での安定性は良
好であるが、低温での安定性が悪く、泡立ちも大
きい欠点がある。 また、脂肪酸のアルカリ金属塩たる石鹸(C)を用
いた場合には、経日により安定性及び撥水性は良
好であるが、これのみ用いても乳化作用がなく使
用に適しない。非イオン性又はアニオン性界面活
性剤は単独で用いても、乳化分散性能はあるが、
経日による安定性が悪い欠点がある。 上記界面活性剤を(A)、(B)を単独、又は(A+
B)、(A+C)、(B+C)のように混合界面活性
剤として使用しても金属石鹸の水分散体は得られ
るが、いずれの場合も物理的、化学的安定性が悪
い、(A+B)、(A+C)、(B+C)の混合界面
活性剤をそれぞれ用いた場合は(A)、(B)をそれぞれ
単独で用いた場合より物理的、化学的安定性は若
干良くなるが、いずれの場合も共通していること
は、金属石鹸の水分散体の粘度の経日変化が大き
く、7〜15日で分散系が不安定になり流動性がな
くなる。機械的衝撃を加えると更に分散系は不安
定になり5〜7日で流動性がなくなり、実用的で
ない。 本発明者等はこのような従来の金属塩の水分散
体の欠点を改善すべく、鋭意研究した結果次のよ
うな、金属石鹸、水に対して(A)、(B)、(C)の三群の
界面活性剤を混合して用いることで、物理的、化
学的な安定性に優れ、かつ撥水性の低下しない金
属石鹸の水分散体を得ることが出来る事を見い出
した。 組成物を100重量%として金属石鹸38〜60重量
%、水35〜60重量%と、界面活性剤として、 (A) アルキルフエノール、アルキルジオール、高
級アルコール、又はヒマシ油に酸化エチレンを
付加して得られる化合物群より選ばれたる少く
とも一種0.5〜2.5重量%、 (B) ジアルキルスルホコハク酸のアルカリ金属
塩、アルキルスルホネートのアルカリ金属塩、
アルフアオレフインスルホネートのアルカリ金
属塩、ABSよりなる群より選ばれたる少くと
も一種0.5〜2.5重量%、 (C) 脂肪酸のアルカリ金属塩0.5〜2.1重量%より
成り、且つ、界面活性剤の(A)+(B)+(C)の合計量
が1.6〜6重量%であり、そのうち(A)+(B)の量
の占める百分率が60〜80%であることより構成
される金属石鹸の水分散体が前記した物理的、
化学的安定性に優れ、なおかつ実用的撥水性の
低下がなく、すべての面で改善された金属石鹸
の水分散体であることを見出しここに本発明を
完成した。 本発明で用いる金属塩としては炭素数8〜22の
脂肪酸のCa、Mg、Zn、Fe、Al、Ag塩であり、
脂肪酸としてはカプリル酸、カプリン酸、ラウリ
ン酸、オレイン酸、ミリスチン酸、パルミチン
酸、ステアリン酸、ベヘン酸、リシノール酸、12
−ヒドロキシステアリン酸等であり、これらの脂
肪酸は単独でもまた2種類以上併用しても良い。
又金属塩を得る方法としては、複分解法および直
接反応法等公知の方法で得ることが出来る。 本発明で使用される界面活性剤としては、 (A) アルキルフエノール酸化エチレン付加体とし
てノニルフエノール、ドデシルフエノール又は
オクチルフエノールの酸化エチレン付加体(エ
チレンオキシド3〜20モル)、ヒマシ油酸化エ
チレン付加体(エチレンオキシド5〜25モル)、
高級アルコールの酸化エチレン付加体としてオ
クチルアルコール、ラウリルアルコール、オレ
イルアルコール、ミリスチルアルコール、ステ
アリルアルコールの酸化エチレン付加体(付加
モル数5〜20)等が挙げられる。直鎖グリコー
ルの酸化エチレン付加体としては、
による経日安定性、凍結、解凍を繰返した場合の
分散安定性等の、物理的、化学的安定性に優れた
撥水性の低下しない金属石鹸の水分散体に関する
ものである。 脂肪酸の金属石鹸、特に高級脂肪酸の金属石鹸
は撥水性が強いことを利用して建材分野では、セ
メント、モルタル、石膏、ケイ酸カルシウムを基
材とする建築材料の防水剤として、又、紙、パル
プ分野においてはコート紙製造時のダステイング
防止剤、潤滑剤、およびカラーコート液の粘度調
整剤として使用されている。 しかし金属石鹸そのままでは撥水性が強い為、
水に殆んど分散しないので従来から界面活性剤を
用いて水に分散し易くする試みがなされている。 最近では例えば特開昭57−84730に於いて界面
活性剤と無水マレイン酸共重合体塩と液状油を用
いる方法、又特開昭57−77642に於いては親油基
がノニルフエノール又は高級アルコールの残基で
あるノニオン性又はアニオン性界面活性剤の存在
下で機械的に粒子を小さくして分散性を良好なら
しめる方法等が特許出願されているが、これらの
方法で得られた金属石鹸の水分散体は物理的、化
学的安定性が未だ十分とはいえない。すなわち、
金属石鹸の水分散体をポンプ移送したり、あるい
はポンプ等を使用して循環使用する場合、分散系
がこわれ、分離又は凝集が起る。又は長期保存中
に粘度の上昇がみられる。寒冷地等において保存
中凍結したものを使用の際に解凍して使用する。 この操作を繰返している間に分散系がこわれ分
離が起る等の欠点があり作業性に支障をきたして
いた。これらの欠点を改良するため、多量の界面
活性剤を使用すると金属石鹸の特長である撥水性
が低下してしまい、満足いくものが得られていな
い。 また、界面活性剤の種類によつても、用途上の
種々の性状への影響がある。つまり、酸化エチレ
ンを付加した非イオン性界面活性剤(A)を使用する
と、低温での安定性は良好であるが、高温では曇
点があるため安定性が悪く、かつ、泡立ちが大き
いと云う欠点がある。 ABS、α−オレフインスルホン酸型等のアニ
オン性界面活性剤(B)は、逆に高温での安定性は良
好であるが、低温での安定性が悪く、泡立ちも大
きい欠点がある。 また、脂肪酸のアルカリ金属塩たる石鹸(C)を用
いた場合には、経日により安定性及び撥水性は良
好であるが、これのみ用いても乳化作用がなく使
用に適しない。非イオン性又はアニオン性界面活
性剤は単独で用いても、乳化分散性能はあるが、
経日による安定性が悪い欠点がある。 上記界面活性剤を(A)、(B)を単独、又は(A+
B)、(A+C)、(B+C)のように混合界面活性
剤として使用しても金属石鹸の水分散体は得られ
るが、いずれの場合も物理的、化学的安定性が悪
い、(A+B)、(A+C)、(B+C)の混合界面
活性剤をそれぞれ用いた場合は(A)、(B)をそれぞれ
単独で用いた場合より物理的、化学的安定性は若
干良くなるが、いずれの場合も共通していること
は、金属石鹸の水分散体の粘度の経日変化が大き
く、7〜15日で分散系が不安定になり流動性がな
くなる。機械的衝撃を加えると更に分散系は不安
定になり5〜7日で流動性がなくなり、実用的で
ない。 本発明者等はこのような従来の金属塩の水分散
体の欠点を改善すべく、鋭意研究した結果次のよ
うな、金属石鹸、水に対して(A)、(B)、(C)の三群の
界面活性剤を混合して用いることで、物理的、化
学的な安定性に優れ、かつ撥水性の低下しない金
属石鹸の水分散体を得ることが出来る事を見い出
した。 組成物を100重量%として金属石鹸38〜60重量
%、水35〜60重量%と、界面活性剤として、 (A) アルキルフエノール、アルキルジオール、高
級アルコール、又はヒマシ油に酸化エチレンを
付加して得られる化合物群より選ばれたる少く
とも一種0.5〜2.5重量%、 (B) ジアルキルスルホコハク酸のアルカリ金属
塩、アルキルスルホネートのアルカリ金属塩、
アルフアオレフインスルホネートのアルカリ金
属塩、ABSよりなる群より選ばれたる少くと
も一種0.5〜2.5重量%、 (C) 脂肪酸のアルカリ金属塩0.5〜2.1重量%より
成り、且つ、界面活性剤の(A)+(B)+(C)の合計量
が1.6〜6重量%であり、そのうち(A)+(B)の量
の占める百分率が60〜80%であることより構成
される金属石鹸の水分散体が前記した物理的、
化学的安定性に優れ、なおかつ実用的撥水性の
低下がなく、すべての面で改善された金属石鹸
の水分散体であることを見出しここに本発明を
完成した。 本発明で用いる金属塩としては炭素数8〜22の
脂肪酸のCa、Mg、Zn、Fe、Al、Ag塩であり、
脂肪酸としてはカプリル酸、カプリン酸、ラウリ
ン酸、オレイン酸、ミリスチン酸、パルミチン
酸、ステアリン酸、ベヘン酸、リシノール酸、12
−ヒドロキシステアリン酸等であり、これらの脂
肪酸は単独でもまた2種類以上併用しても良い。
又金属塩を得る方法としては、複分解法および直
接反応法等公知の方法で得ることが出来る。 本発明で使用される界面活性剤としては、 (A) アルキルフエノール酸化エチレン付加体とし
てノニルフエノール、ドデシルフエノール又は
オクチルフエノールの酸化エチレン付加体(エ
チレンオキシド3〜20モル)、ヒマシ油酸化エ
チレン付加体(エチレンオキシド5〜25モル)、
高級アルコールの酸化エチレン付加体としてオ
クチルアルコール、ラウリルアルコール、オレ
イルアルコール、ミリスチルアルコール、ステ
アリルアルコールの酸化エチレン付加体(付加
モル数5〜20)等が挙げられる。直鎖グリコー
ルの酸化エチレン付加体としては、
【式】(R=C10〜16)を原料として、
酸化エチレンを10〜40モル付加したものであり
これらは単独又は2種以上混合したものが使用
できる。 (B) ジアルキルスルフオコハク酸のアルカリ金属
塩として、アルキル基がブチル、オクチル、ラ
ウリルであるスルフオコハク酸のNa、K塩等
が使用できる。 高級アルコールの硫酸化物として、オクチル
アルコール、ラウリルアルコール、オレイルア
ルコール、ステアリルアルコール等の高級アル
コールの硫酸化物のNa、K塩、AOS(アルフ
アオレフインスルホン酸塩)、ABS(アルキル
ベンゼンスルホン酸塩)がありこれらは単独又
は2種類以上混合して使用できる。 (C) 脂肪酸のアルカリ金属塩としては、カプリル
酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、
パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リ
シノール酸等の脂肪酸のNa、K塩があり、こ
れらは単独又は2種類以上混合して使用でき
る。 上記界面活性剤(A)+(B)+(C)の合計量は金属石鹸
の水分散体100重量%中1.6〜6重量%である。 界面活性剤の合計量が1.6%以下では金属石鹸
の水分散体が得られ難く、実用性は殆んどなく、
又6%以上加えても本発明者等が目的としている
金属石鹸の水分散体の物理的、化学的安定性、及
び撥水性等の性質、性能が得られず、むしろ撥水
性の低下や、泡立ち易くなる等の欠点が出て来
る。 すなわち(B)が0.5%以下、又は(C)が0.5%以下の
場合は得られた金属石鹸の水分散体の物理的、化
学的安定性が満足されるものではなく、又(B)が
2.5%以上、又は(C)が2.1%以上の場合は金属石鹸
の水分散体の泡立ちが激しくなり、撥水性が低下
する。金属石鹸の水分散体をコーテイングし、乾
燥した皮膜の強度が低下しひびわれ等の現象が見
られ、好ましくない。 本発明の金属石鹸の水分散体に含有される水分
量は35〜60%であり、35%以下では得られた水分
散体の粘度が高く、殆んど流動性がなく製造上、
使用上の取扱いに問題があり好ましくない。 又60%以上では水分散体の性能、性質は目的と
したものが得られるが、運送費がかさみ、コスト
高になる、又紙の加工薬剤として使用する場合等
においては紙加工メーカーにおいても省エネルギ
ー、スピードアツプ等の点から乾燥を早める為加
工薬剤調整浴の水分濃度を低下させる傾向にある
ので、使用目的からみても多量に水を含有してな
る金属石鹸の水分散体は余り好ましくない。 本発明の金属石鹸の水分散体を得るには脂肪酸
のNa塩と金属塩化物又は金属水酸化物とを公知
の方法で複分解して得られる金属石鹸の含水ケー
キ、又はそのものを乾燥した金属石鹸粉末、ある
いは脂肪酸と金属水酸化物又は金属塩化物とから
公知の方法で直接反応して得られる金属石鹸の粉
末を界面活性剤を溶解させた水溶液の中に撹拌し
ながら加えていく方法と、脂肪酸と界面活性剤と
水とを入れ加温して溶解させた後撹拌しながら金
属水酸化物又は塩化物を添加する方法があり、い
ずれの方法でも10μ以下の粒子を持つ金属石鹸の
水分散体を得ることが出来るが、必要に応じ粒子
を更に微小にする場合にはホモジナイザー等を利
用することは何らかまわない。ホモジナイザーと
してはTKホモミキサー、TKパイプラインホモ
ミキサー、スーパーマイコロイダー、高圧ホモジ
ナイザー等が挙げられる。 本発明の金属石鹸水分散体は、次の製造法によ
り得たものであり、その製造法を以下に述べる。 〔〕:脂肪酸のナトリウム塩と金属塩化物とから
複分解法により得られた脂肪酸の金属塩を十分
に水洗した後、遠心脱水して含水率35〜40%の
脂肪酸金属塩を得た。 別に水とA、B、C群の各々より選ばれたる
界面活性剤の混合水溶液を撹拌しながら、上で
得た脂肪酸の金属塩の含水物を徐々に添加して
金属石鹸の水分散体を得る。 〔〕:水とA、B、C群の各々より選ばれたる界
面活性剤の混合水溶液を反応器に入れ、80〜85
℃で撹拌しながら脂肪酸を加える。これに金属
水酸化物を徐々に加えて反応させる。添加後、
12時間撹拌を続け反応を終了し金属石鹸の水分
散体を得る。 〔〕:市販されている脂肪酸金属塩を〔〕の方
法の脂肪酸金属塩に置き換え、以下は〔〕と
同じ方法により、金属石鹸の水分散体を得る。 上記〔〕、〔〕、〔〕の方法により、金属
石鹸の水分散体が得られるが、その際必要によ
りホモジナイザーを使用する。 上記の方法で得られた金属石鹸の水分散体を用
いて次に述べるような物理的、化学的安定性、泡
立ち性及び撥水性の試験を行つた。 (1) 機械的衝撃に対する分散安定性 金属石鹸の水分散体3を1/minギヤー
ポンプを使用して20℃で60分間循環させた後の
粘度を測定(B型粘度計使用)した。又ゲル化
等による粒子の集合程度を調べる目的で105℃
で恒量になるまで乾燥した300meshの標準フル
イを用いて上記金属石鹸の水分散体300gを減
圧ろ過し、その後300gの水を用いてフルイを
水洗した後105℃で3時間乾燥し、デシケータ
ー中で室温まで冷却した後重量を測定して、次
式によりろ過残分を求めた。 ろ過残分(%)=(ろ過乾燥後の重量)
−(ろ過前の重量)/300g×(金属石鹸の水分散体の
濃度/100)×100 (2) 経日分散安定性 クールニツクスを使用し、それぞれ5℃、25
℃、40℃の条件下に6ケ月間放置した時の金属
石鹸の水分散体の粘度(B型粘度計使用)を測
定した。 又その試料を用いて(1)と同方法でろ過残分を
測定した。 (3) 凍結、解凍を繰返した場合の分散安定性 金属石鹸の水分散体を−15℃に30時間放置凍
結させそれを取り出して25℃の雰囲気に静置し
て解凍する。これを一回とし、これを5回繰返
した時の粘度(B型粘度計使用)とその試料を
用いて(1)に記載の方法でろ過残分を測定した。 (4) 高温安定性 金属石鹸の水分散体を水冷却器、温度計、撹
拌装置を備えた2のフラスコに入れ、80℃
300RPMで4時間撹拌後、25℃まで自然冷却し
たものの粘度(B型粘度計使用)とその試料を
用いて(1)に記載の方法でろ過残分を測定した。 (5) 泡立ち試験 金属石鹸の水分散体に水を加え、金属石鹸濃
度2%の分散液を作る。この液50mlを250mlの
有栓メスシリンダーに入れ振盪機
(YAMATO Shaker Model SA−31)にて3
分間振盪し、その泡の量を測定した。 (6) 撥水性 金属石鹸の水分散体(固形分濃度30%)を20
cm×20cmのガラス板に0.25mmの厚さにコーテイ
ングし、110℃で60分間乾燥した後、20℃で40
%RHの条件下に24時間放置後、コーテイング
した表面にマイクロシリンダーを用いて0.01ml
の水滴を5ケ所にたらしその水滴の拡がり状態
を肉眼判定した。 撥水性の判定基準は次の通り ○:水滴はほとんど広がらない △:水滴は若干広がる ×:水滴はすぐに広がる 以下に測定例により本発明を説明する。 測定例に用いた金属石鹸の水分散体の組成及び
それに用いた金属石鹸の種類、界面活性剤の種類
を表1〜3に示す。 表4に、試験前及び次の各試験後(機械的衝撃
に対する分散安定性、凍結解凍を繰返した場合の
分散安定性、高温安定性)の粘度(25℃、CPS)
及びろ過残分(%)及び泡立試験(c.c.)、撥水性
につき測定した結果を示す。 また表−5には、温度5、25、40℃の3条件下
に各々製造直後(0日)、15日、30日、90日、180
日の経日後の金属石鹸の水分散体につき、粘度
(25℃、cps)とろ過残分(%)を測定した結果を
表−5に示す。
これらは単独又は2種以上混合したものが使用
できる。 (B) ジアルキルスルフオコハク酸のアルカリ金属
塩として、アルキル基がブチル、オクチル、ラ
ウリルであるスルフオコハク酸のNa、K塩等
が使用できる。 高級アルコールの硫酸化物として、オクチル
アルコール、ラウリルアルコール、オレイルア
ルコール、ステアリルアルコール等の高級アル
コールの硫酸化物のNa、K塩、AOS(アルフ
アオレフインスルホン酸塩)、ABS(アルキル
ベンゼンスルホン酸塩)がありこれらは単独又
は2種類以上混合して使用できる。 (C) 脂肪酸のアルカリ金属塩としては、カプリル
酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、
パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リ
シノール酸等の脂肪酸のNa、K塩があり、こ
れらは単独又は2種類以上混合して使用でき
る。 上記界面活性剤(A)+(B)+(C)の合計量は金属石鹸
の水分散体100重量%中1.6〜6重量%である。 界面活性剤の合計量が1.6%以下では金属石鹸
の水分散体が得られ難く、実用性は殆んどなく、
又6%以上加えても本発明者等が目的としている
金属石鹸の水分散体の物理的、化学的安定性、及
び撥水性等の性質、性能が得られず、むしろ撥水
性の低下や、泡立ち易くなる等の欠点が出て来
る。 すなわち(B)が0.5%以下、又は(C)が0.5%以下の
場合は得られた金属石鹸の水分散体の物理的、化
学的安定性が満足されるものではなく、又(B)が
2.5%以上、又は(C)が2.1%以上の場合は金属石鹸
の水分散体の泡立ちが激しくなり、撥水性が低下
する。金属石鹸の水分散体をコーテイングし、乾
燥した皮膜の強度が低下しひびわれ等の現象が見
られ、好ましくない。 本発明の金属石鹸の水分散体に含有される水分
量は35〜60%であり、35%以下では得られた水分
散体の粘度が高く、殆んど流動性がなく製造上、
使用上の取扱いに問題があり好ましくない。 又60%以上では水分散体の性能、性質は目的と
したものが得られるが、運送費がかさみ、コスト
高になる、又紙の加工薬剤として使用する場合等
においては紙加工メーカーにおいても省エネルギ
ー、スピードアツプ等の点から乾燥を早める為加
工薬剤調整浴の水分濃度を低下させる傾向にある
ので、使用目的からみても多量に水を含有してな
る金属石鹸の水分散体は余り好ましくない。 本発明の金属石鹸の水分散体を得るには脂肪酸
のNa塩と金属塩化物又は金属水酸化物とを公知
の方法で複分解して得られる金属石鹸の含水ケー
キ、又はそのものを乾燥した金属石鹸粉末、ある
いは脂肪酸と金属水酸化物又は金属塩化物とから
公知の方法で直接反応して得られる金属石鹸の粉
末を界面活性剤を溶解させた水溶液の中に撹拌し
ながら加えていく方法と、脂肪酸と界面活性剤と
水とを入れ加温して溶解させた後撹拌しながら金
属水酸化物又は塩化物を添加する方法があり、い
ずれの方法でも10μ以下の粒子を持つ金属石鹸の
水分散体を得ることが出来るが、必要に応じ粒子
を更に微小にする場合にはホモジナイザー等を利
用することは何らかまわない。ホモジナイザーと
してはTKホモミキサー、TKパイプラインホモ
ミキサー、スーパーマイコロイダー、高圧ホモジ
ナイザー等が挙げられる。 本発明の金属石鹸水分散体は、次の製造法によ
り得たものであり、その製造法を以下に述べる。 〔〕:脂肪酸のナトリウム塩と金属塩化物とから
複分解法により得られた脂肪酸の金属塩を十分
に水洗した後、遠心脱水して含水率35〜40%の
脂肪酸金属塩を得た。 別に水とA、B、C群の各々より選ばれたる
界面活性剤の混合水溶液を撹拌しながら、上で
得た脂肪酸の金属塩の含水物を徐々に添加して
金属石鹸の水分散体を得る。 〔〕:水とA、B、C群の各々より選ばれたる界
面活性剤の混合水溶液を反応器に入れ、80〜85
℃で撹拌しながら脂肪酸を加える。これに金属
水酸化物を徐々に加えて反応させる。添加後、
12時間撹拌を続け反応を終了し金属石鹸の水分
散体を得る。 〔〕:市販されている脂肪酸金属塩を〔〕の方
法の脂肪酸金属塩に置き換え、以下は〔〕と
同じ方法により、金属石鹸の水分散体を得る。 上記〔〕、〔〕、〔〕の方法により、金属
石鹸の水分散体が得られるが、その際必要によ
りホモジナイザーを使用する。 上記の方法で得られた金属石鹸の水分散体を用
いて次に述べるような物理的、化学的安定性、泡
立ち性及び撥水性の試験を行つた。 (1) 機械的衝撃に対する分散安定性 金属石鹸の水分散体3を1/minギヤー
ポンプを使用して20℃で60分間循環させた後の
粘度を測定(B型粘度計使用)した。又ゲル化
等による粒子の集合程度を調べる目的で105℃
で恒量になるまで乾燥した300meshの標準フル
イを用いて上記金属石鹸の水分散体300gを減
圧ろ過し、その後300gの水を用いてフルイを
水洗した後105℃で3時間乾燥し、デシケータ
ー中で室温まで冷却した後重量を測定して、次
式によりろ過残分を求めた。 ろ過残分(%)=(ろ過乾燥後の重量)
−(ろ過前の重量)/300g×(金属石鹸の水分散体の
濃度/100)×100 (2) 経日分散安定性 クールニツクスを使用し、それぞれ5℃、25
℃、40℃の条件下に6ケ月間放置した時の金属
石鹸の水分散体の粘度(B型粘度計使用)を測
定した。 又その試料を用いて(1)と同方法でろ過残分を
測定した。 (3) 凍結、解凍を繰返した場合の分散安定性 金属石鹸の水分散体を−15℃に30時間放置凍
結させそれを取り出して25℃の雰囲気に静置し
て解凍する。これを一回とし、これを5回繰返
した時の粘度(B型粘度計使用)とその試料を
用いて(1)に記載の方法でろ過残分を測定した。 (4) 高温安定性 金属石鹸の水分散体を水冷却器、温度計、撹
拌装置を備えた2のフラスコに入れ、80℃
300RPMで4時間撹拌後、25℃まで自然冷却し
たものの粘度(B型粘度計使用)とその試料を
用いて(1)に記載の方法でろ過残分を測定した。 (5) 泡立ち試験 金属石鹸の水分散体に水を加え、金属石鹸濃
度2%の分散液を作る。この液50mlを250mlの
有栓メスシリンダーに入れ振盪機
(YAMATO Shaker Model SA−31)にて3
分間振盪し、その泡の量を測定した。 (6) 撥水性 金属石鹸の水分散体(固形分濃度30%)を20
cm×20cmのガラス板に0.25mmの厚さにコーテイ
ングし、110℃で60分間乾燥した後、20℃で40
%RHの条件下に24時間放置後、コーテイング
した表面にマイクロシリンダーを用いて0.01ml
の水滴を5ケ所にたらしその水滴の拡がり状態
を肉眼判定した。 撥水性の判定基準は次の通り ○:水滴はほとんど広がらない △:水滴は若干広がる ×:水滴はすぐに広がる 以下に測定例により本発明を説明する。 測定例に用いた金属石鹸の水分散体の組成及び
それに用いた金属石鹸の種類、界面活性剤の種類
を表1〜3に示す。 表4に、試験前及び次の各試験後(機械的衝撃
に対する分散安定性、凍結解凍を繰返した場合の
分散安定性、高温安定性)の粘度(25℃、CPS)
及びろ過残分(%)及び泡立試験(c.c.)、撥水性
につき測定した結果を示す。 また表−5には、温度5、25、40℃の3条件下
に各々製造直後(0日)、15日、30日、90日、180
日の経日後の金属石鹸の水分散体につき、粘度
(25℃、cps)とろ過残分(%)を測定した結果を
表−5に示す。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
(ハ) 高温安定性試験
【表】
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 組成物として金属石鹸38〜60重量%、水35〜
60重量%と、界面活性剤として、 (A) アルキルフエノール、アルキルジオール、高
級アルコール、ヒマシ油より選ばれた一種に酸
化エチレンを付加して得られる化合物群より選
ばれたる少くとも一種0.5〜2.5重量%、 (B) ジアルキルスルホコハク酸のアルカリ金属
塩、アルキルスルホネートのアルカリ金属塩、
アルフアオレフインスルホネートのアルカリ金
属塩、ABSよりなる群より選ばれたる少くと
も一種0.5〜2.5重量%、 (C) 脂肪酸のアルカリ金属塩0.5〜2.1重量%より
成り、且つ、界面活性剤の(A)+(B)+(C)の合計量
が1.6〜6重量%であり、かつそのうち(A)+(B)
の量の占める百分率が60〜80%であることより
構成される金属石鹸の水分散体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58094407A JPS59219400A (ja) | 1983-05-28 | 1983-05-28 | 金属石鹸の水分散体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58094407A JPS59219400A (ja) | 1983-05-28 | 1983-05-28 | 金属石鹸の水分散体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59219400A JPS59219400A (ja) | 1984-12-10 |
| JPH0363426B2 true JPH0363426B2 (ja) | 1991-10-01 |
Family
ID=14109381
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58094407A Granted JPS59219400A (ja) | 1983-05-28 | 1983-05-28 | 金属石鹸の水分散体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59219400A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5241480B2 (ja) * | 2008-12-26 | 2013-07-17 | 花王株式会社 | ナノ粒子の製造方法 |
| JP5801203B2 (ja) | 2009-09-29 | 2015-10-28 | 株式会社日本触媒 | 粒子状吸水剤及びその製造方法 |
| JP5455698B2 (ja) * | 2010-02-12 | 2014-03-26 | スギムラ化学工業株式会社 | 金属加工用潤滑剤および同潤滑剤の調製方法 |
| US11873400B2 (en) | 2018-06-29 | 2024-01-16 | Dow Global Technologies Llc | Shelf stable aqueous dispersions suitable for use in food contact applications |
-
1983
- 1983-05-28 JP JP58094407A patent/JPS59219400A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59219400A (ja) | 1984-12-10 |
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