JPH0364561B2 - - Google Patents
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- JPH0364561B2 JPH0364561B2 JP5421887A JP5421887A JPH0364561B2 JP H0364561 B2 JPH0364561 B2 JP H0364561B2 JP 5421887 A JP5421887 A JP 5421887A JP 5421887 A JP5421887 A JP 5421887A JP H0364561 B2 JPH0364561 B2 JP H0364561B2
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- ribbon
- powder
- thickness
- nozzle
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- Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、バルク成形体の原料や電磁クラツ
チ、研磨材、電磁波シールド材など各種の用途に
使用される非晶質合金粉末の製造方法に関するも
のである。
チ、研磨材、電磁波シールド材など各種の用途に
使用される非晶質合金粉末の製造方法に関するも
のである。
(従来の技術)
非晶質合金の粉末を融体急冷法すなわち合金を
溶湯からノズルを介して噴出し、移動する冷却基
板上で急冷して非晶質化した薄帯を粉砕し粉末化
する方法は、米国特許第4290808号明細書(特開
昭55−128506号公報)、米国特許第4406700号明細
書、特開昭58−120703号公報等に開示されてい
る。
溶湯からノズルを介して噴出し、移動する冷却基
板上で急冷して非晶質化した薄帯を粉砕し粉末化
する方法は、米国特許第4290808号明細書(特開
昭55−128506号公報)、米国特許第4406700号明細
書、特開昭58−120703号公報等に開示されてい
る。
非晶質合金薄帯は鋳造まま(as cast)では一
般には延性を有し、180°密着曲げをしても破壊し
ない。このため粉砕法で非晶質合金粉末を製造す
るためには非晶質合金を脆化させることが必要で
ある。このため具体的な手段として提案されてい
るのが前述した各発明である。すなわち米国特許
第4290808号明細書に記載されている発明は非晶
質合金薄帯を脆化を起すために必要な温度で一定
時間保持した後、粉砕装置で粉末化する方法であ
る。また米国特許第4406700号明細書に記載され
ている発明は、非晶質合金を水素脆化させた後、
粉末化する方法である。
般には延性を有し、180°密着曲げをしても破壊し
ない。このため粉砕法で非晶質合金粉末を製造す
るためには非晶質合金を脆化させることが必要で
ある。このため具体的な手段として提案されてい
るのが前述した各発明である。すなわち米国特許
第4290808号明細書に記載されている発明は非晶
質合金薄帯を脆化を起すために必要な温度で一定
時間保持した後、粉砕装置で粉末化する方法であ
る。また米国特許第4406700号明細書に記載され
ている発明は、非晶質合金を水素脆化させた後、
粉末化する方法である。
以上の方法は鋳造ままの非晶質薄帯を脆化させ
ることによつて粉末化を容易にする方法として確
かに有効ではある。しかしながら熱処理、水素脆
化処理などの工程を必要とするため生産性が低い
ものである。
ることによつて粉末化を容易にする方法として確
かに有効ではある。しかしながら熱処理、水素脆
化処理などの工程を必要とするため生産性が低い
ものである。
生産性を改良するために鋳造工程と粉砕工程を
一貫プロセスとする改良された装置および方法が
特開昭58−120703号公報に記載されている。この
公報の記載によれば粉砕を容易にするために熱処
理を粉砕の前処理工程として含んでいる。熱処理
を行なわない場合は破断可能にするためにハンマ
ーミルやナイフミルのような破砕力の強い特殊な
装置を使用することを推奨している。ボールミル
のような衝撃力の比較的小さい装置では粉砕効果
が上らないためである。しかし、ハンマーミルや
ナイフミルは通常の非晶質材料(板厚20〜40μ
m)が延性を有していながら硬いため、ミルの摩
耗や破損が激しいこと、また装置稼働時の騒音や
振動が実用上、環境上の問題となる。
一貫プロセスとする改良された装置および方法が
特開昭58−120703号公報に記載されている。この
公報の記載によれば粉砕を容易にするために熱処
理を粉砕の前処理工程として含んでいる。熱処理
を行なわない場合は破断可能にするためにハンマ
ーミルやナイフミルのような破砕力の強い特殊な
装置を使用することを推奨している。ボールミル
のような衝撃力の比較的小さい装置では粉砕効果
が上らないためである。しかし、ハンマーミルや
ナイフミルは通常の非晶質材料(板厚20〜40μ
m)が延性を有していながら硬いため、ミルの摩
耗や破損が激しいこと、また装置稼働時の騒音や
振動が実用上、環境上の問題となる。
上記特開昭58−120703号公報には、熱処理をし
ない脆化手段として、冷却ホイールの速度を調整
することによつてリボンのホイール表面における
滞留時間を短くすることを提案している。これに
よつてリボンは熱いうちにホイールから離れ、リ
ボン自身がアニールされ破片形成装置に入る前に
脆化されるとするものである。
ない脆化手段として、冷却ホイールの速度を調整
することによつてリボンのホイール表面における
滞留時間を短くすることを提案している。これに
よつてリボンは熱いうちにホイールから離れ、リ
ボン自身がアニールされ破片形成装置に入る前に
脆化されるとするものである。
しかし、この方法で脆化した薄帯は一般に少な
くとも部分的に結晶が存在していることが多いた
め非品質特有のすぐれた性質が損なわれる恐れが
ある。
くとも部分的に結晶が存在していることが多いた
め非品質特有のすぐれた性質が損なわれる恐れが
ある。
(発明が解決しようとする問題点)
本発明は融体急冷法によつて作製された鋳造ま
まの非晶質合金薄帯が非晶質状態を保持したまま
で粉砕しやすい薄帯をつくり、それをボールミル
など破壊力のそれほど大きくない通常の粉砕機で
粉砕することによつて熱処理を行なうことなく容
易に非晶質合金の粉末を製造する方法を提供する
ことを目的とする。
まの非晶質合金薄帯が非晶質状態を保持したまま
で粉砕しやすい薄帯をつくり、それをボールミル
など破壊力のそれほど大きくない通常の粉砕機で
粉砕することによつて熱処理を行なうことなく容
易に非晶質合金の粉末を製造する方法を提供する
ことを目的とする。
(問題点を解決するための手段)
本発明は融体急冷法によつて作製された鋳造ま
まの非晶質合金薄帯(以下非晶質薄帯と略す)が
粉砕されやすくするために、板厚の大きな非晶質
薄帯を製造し、それを直接すなわち脆化処理を省
略して粉砕機で粉砕することを特徴とする。本発
明に用いる非晶質薄帯素材の板厚の大きさは60μ
m以上で好ましくは100μm以上150μm以下であ
る。
まの非晶質合金薄帯(以下非晶質薄帯と略す)が
粉砕されやすくするために、板厚の大きな非晶質
薄帯を製造し、それを直接すなわち脆化処理を省
略して粉砕機で粉砕することを特徴とする。本発
明に用いる非晶質薄帯素材の板厚の大きさは60μ
m以上で好ましくは100μm以上150μm以下であ
る。
第5図には、粉末収量におよぼす非晶質薄帯の
厚み依存性の例を示す。粉末作製条件は、合金組
成がFe80.5Si6.5B12C1(at%)の非晶質合金薄帯を、
予め約50mm程度の鋼鉄製のカツターで切断してお
き、この切片約1Kgを内容量が1リツトルのルー
レツトミルに20mmφのステンレス鋼球とともに挿
入し、高速回転させて粉砕した。作動時間は15分
であつた。また使用したふるいは、36メツシユ
(420μm)ならびに100メツシユ(149μm)とし
た。
厚み依存性の例を示す。粉末作製条件は、合金組
成がFe80.5Si6.5B12C1(at%)の非晶質合金薄帯を、
予め約50mm程度の鋼鉄製のカツターで切断してお
き、この切片約1Kgを内容量が1リツトルのルー
レツトミルに20mmφのステンレス鋼球とともに挿
入し、高速回転させて粉砕した。作動時間は15分
であつた。また使用したふるいは、36メツシユ
(420μm)ならびに100メツシユ(149μm)とし
た。
作製された非晶質粉末の収量は、非晶質合金薄
帯の板厚が、40μmから50μmにおいて微増し、
板厚が60μm近傍より顕著に増大する。また板厚
が100μm以上では、ほぼ全量が粉末として回収
可能であつた。このことから、本発明における非
晶質合金の粉末の製造方法として、60μm以上の
板厚とすることが必要である。有利には、100μ
m以上が好ましいことが明らかである。
帯の板厚が、40μmから50μmにおいて微増し、
板厚が60μm近傍より顕著に増大する。また板厚
が100μm以上では、ほぼ全量が粉末として回収
可能であつた。このことから、本発明における非
晶質合金の粉末の製造方法として、60μm以上の
板厚とすることが必要である。有利には、100μ
m以上が好ましいことが明らかである。
板厚の大きな非晶質薄帯を製造する方法は、第
2図aに例示するような多重スリツトノズルを使
用する特開昭60−108144号公報、特開昭61−
33740号公報等に記載されている方法、あるいは
第2図b又はcに例示するノズルを使用する方法
がある。この場合板厚を大きくするためには個々
のノズルの長さ(基板移動方向に測定)を大きく
すればよい。
2図aに例示するような多重スリツトノズルを使
用する特開昭60−108144号公報、特開昭61−
33740号公報等に記載されている方法、あるいは
第2図b又はcに例示するノズルを使用する方法
がある。この場合板厚を大きくするためには個々
のノズルの長さ(基板移動方向に測定)を大きく
すればよい。
第2図は本発明の非晶質粉末の原料となる板厚
が60μm以上の非晶質薄帯をつくるノズルの種類
と形状を例示したものである。第2図aは多重ス
リツトの例である。スリツトの間隔dを4mm以下
とすることにより一体化した厚手の非晶質薄帯が
得られる。多重度を高めること、および冷却基板
の速度を低下させることにより、板厚をさらに大
きくすることが可能である。0.4mm巾の3重ノズ
ルを用いロール周速を18m/sとする時、薄帯の
板厚は約80μmとなる。b、cのノズルも厚い非
晶質薄帯をつくる際に使用される。b、cの場合
には板厚は冷却基板の移動方向のノズルの長さと
基板の速度に依存する。
が60μm以上の非晶質薄帯をつくるノズルの種類
と形状を例示したものである。第2図aは多重ス
リツトの例である。スリツトの間隔dを4mm以下
とすることにより一体化した厚手の非晶質薄帯が
得られる。多重度を高めること、および冷却基板
の速度を低下させることにより、板厚をさらに大
きくすることが可能である。0.4mm巾の3重ノズ
ルを用いロール周速を18m/sとする時、薄帯の
板厚は約80μmとなる。b、cのノズルも厚い非
晶質薄帯をつくる際に使用される。b、cの場合
には板厚は冷却基板の移動方向のノズルの長さと
基板の速度に依存する。
本発明において原料となる厚い非晶質薄帯の製
造は上に述べたノズルを介し合金の溶湯を冷却基
板である金属製のロールの外周面に噴出、急冷す
ることによつて得られる。これらの方法で現在得
られている非晶質合金の最大板厚は150μm程度
である。60μmより厚い非晶質薄帯は非晶質特有
の性質、たとえば高い硬度、強い引張強度、軟磁
性、高耐食性を保持するが、20〜40μmの薄い板
厚の非晶質材に比べて機械的に脆い性質を有す
る。これは結晶化によるものでないことはX線回
折により確認できる。厚い非晶質合金が脆い理由
は、ガラス金属と別称されるようにその原子配列
に由来するものである。通常の薄い非晶質材が
180°曲げによつて破壊しないのは薄い(あるいは
細い)ためである。ガラスフアイバーがフレキシ
ブルなのに対して板ガラスが脆いのと同じ現象で
ある。
造は上に述べたノズルを介し合金の溶湯を冷却基
板である金属製のロールの外周面に噴出、急冷す
ることによつて得られる。これらの方法で現在得
られている非晶質合金の最大板厚は150μm程度
である。60μmより厚い非晶質薄帯は非晶質特有
の性質、たとえば高い硬度、強い引張強度、軟磁
性、高耐食性を保持するが、20〜40μmの薄い板
厚の非晶質材に比べて機械的に脆い性質を有す
る。これは結晶化によるものでないことはX線回
折により確認できる。厚い非晶質合金が脆い理由
は、ガラス金属と別称されるようにその原子配列
に由来するものである。通常の薄い非晶質材が
180°曲げによつて破壊しないのは薄い(あるいは
細い)ためである。ガラスフアイバーがフレキシ
ブルなのに対して板ガラスが脆いのと同じ現象で
ある。
板厚の大きな非晶質薄帯はそのままで粉砕工程
を通すことができるが、長いままであると不便な
場合がある。そのような場合には予備破断(短い
切片の分断)工程を設けることができる。この場
合特開昭58−12703号公報に開示されるような強
い破砕力をもつハンマーミルやナイフミルを使用
する必要はない。本発明では例えば硬質の合金、
あるいはセラミツク製のカツターで非晶質薄帯に
せん断力を与えれば容易に破断することができ
る。
を通すことができるが、長いままであると不便な
場合がある。そのような場合には予備破断(短い
切片の分断)工程を設けることができる。この場
合特開昭58−12703号公報に開示されるような強
い破砕力をもつハンマーミルやナイフミルを使用
する必要はない。本発明では例えば硬質の合金、
あるいはセラミツク製のカツターで非晶質薄帯に
せん断力を与えれば容易に破断することができ
る。
予備粉砕工程を省き、鋳造から粉砕工程までを
一貫工程で行なうために、次の方法を採用するこ
とが効率的である。具体的には、冷却基体として
特開昭59−157322号公報に開示されているような
溝付ロールを使用して鋳造する方法である。溝付
ロールは第3図のように冷却体の移動方向に対し
て直角な方向にV字形の溝を切つたものである。
溝の位置で薄帯は切断されるので破断工程を省略
できる。したがつて鋳造から粉砕までを第4図に
例示するように一貫した工程で行なうことでき
る。
一貫工程で行なうために、次の方法を採用するこ
とが効率的である。具体的には、冷却基体として
特開昭59−157322号公報に開示されているような
溝付ロールを使用して鋳造する方法である。溝付
ロールは第3図のように冷却体の移動方向に対し
て直角な方向にV字形の溝を切つたものである。
溝の位置で薄帯は切断されるので破断工程を省略
できる。したがつて鋳造から粉砕までを第4図に
例示するように一貫した工程で行なうことでき
る。
次に本発明を実施するための具体的態様につい
て述べる。まず本発明に用いる装置の概要を第1
図に示す。
て述べる。まず本発明に用いる装置の概要を第1
図に示す。
原料を溶解するための溶解部は、加熱装置1と
溶湯3を保持するためのるつぼ2から成つてい
る。るつぼの底面には溶湯を噴出するためのノズ
ル4があり、冷却基板5(一般には金属製ロー
ル)に対抗して配置される。
溶湯3を保持するためのるつぼ2から成つてい
る。るつぼの底面には溶湯を噴出するためのノズ
ル4があり、冷却基板5(一般には金属製ロー
ル)に対抗して配置される。
ノズルの形状は様々な形態を取り得るが、本発
明においては第2図に示すような(a)多重スリツト
ノズル、(b)くし型ノズル、(c)斜めくし型ノズル等
を使用することによつて、板厚の大きな薄帯を製
造することができる。
明においては第2図に示すような(a)多重スリツト
ノズル、(b)くし型ノズル、(c)斜めくし型ノズル等
を使用することによつて、板厚の大きな薄帯を製
造することができる。
しかし、本発明において重要なことはノズルの
形状ではなく鋳造で形成される粉砕前に非晶質薄
帯が60μm以上の板厚となることである。この目
的に対して、第2図のような特殊なノズルを用い
る以外に、ロールの周速を遅くすることも本発明
の実施態様に含まれる。ただしロールの周速を極
端に低下させることは生産性の点から好ましいこ
とではない。
形状ではなく鋳造で形成される粉砕前に非晶質薄
帯が60μm以上の板厚となることである。この目
的に対して、第2図のような特殊なノズルを用い
る以外に、ロールの周速を遅くすることも本発明
の実施態様に含まれる。ただしロールの周速を極
端に低下させることは生産性の点から好ましいこ
とではない。
60μm以上の板厚をもつた非晶質薄帯6は熱処
理などの脆化処理を行なうことなく、第1図aの
ように巻き取つた後直接又は必要に応じて第1図
bのように、簡便な破断装置10を経由して、粉
体形成装置11に送り込まれ、粉体化される。
理などの脆化処理を行なうことなく、第1図aの
ように巻き取つた後直接又は必要に応じて第1図
bのように、簡便な破断装置10を経由して、粉
体形成装置11に送り込まれ、粉体化される。
冷却基板として第3図の溝付ロールを用いる場
合は第4図のように破断装置を経由することな
く、直接粉体形成装置11に非晶質薄片が送り込
まれ、そこで粉体化される。
合は第4図のように破断装置を経由することな
く、直接粉体形成装置11に非晶質薄片が送り込
まれ、そこで粉体化される。
粉体形成装置は一般的に用いられているボール
ミル、ルーレツトミル、振動ミル、ロツドミルな
どが適当であるが、これらに限定するものではな
い。
ミル、ルーレツトミル、振動ミル、ロツドミルな
どが適当であるが、これらに限定するものではな
い。
粉体の粒度に要求のあるときは粉砕機に引き続
き分級装置を設けこれによつて粒度分けを行な
う。
き分級装置を設けこれによつて粒度分けを行な
う。
本発明の方法によつて製造される非晶質粉末の
組成は金属−半金属系合金で、金属はFe、Co、
Ni、Cr、Mo、Vなどを主成分とするもので、半
金属はB、C、Si、P、Geの1種以上を含有す
る。また金属の含有量は70〜90(at%)、半金属は
30〜10(at%)含まれる。
組成は金属−半金属系合金で、金属はFe、Co、
Ni、Cr、Mo、Vなどを主成分とするもので、半
金属はB、C、Si、P、Geの1種以上を含有す
る。また金属の含有量は70〜90(at%)、半金属は
30〜10(at%)含まれる。
本発明の方法によつて作製された非晶質粉末は
磁気研磨、磁気クラツチ、圧粉鉄心、ブレーキシ
ユー、磁気シールド、電磁波シールド、複合強化
材、(磁気)フイルター、圧粉成形体の原料など
に使用できる。用途によつてCu、Sn、Zn、Niな
どの金属メツキや高分子材やゴムなどを被覆した
状態で使用するとさらに効果的である。
磁気研磨、磁気クラツチ、圧粉鉄心、ブレーキシ
ユー、磁気シールド、電磁波シールド、複合強化
材、(磁気)フイルター、圧粉成形体の原料など
に使用できる。用途によつてCu、Sn、Zn、Niな
どの金属メツキや高分子材やゴムなどを被覆した
状態で使用するとさらに効果的である。
(実施例)
次に実施例をあげて説明する。
実施例 1
合金成分がFe80.5Si6.5B12C1(at%)の非晶質合
金薄帯を第2図aのタイプの多重ノズル(3重)
を用いて製造した。用いたノズルの寸法はl=50
mm、w=0.4mm、d=1mm、ロールはCu合金製、
周速18m/s噴出圧0.22Kg/cm2であつた。形成さ
れた薄帯は板厚65μm、幅50mmで、X線回折の結
果、非晶質特有のハローパターンを示した。
金薄帯を第2図aのタイプの多重ノズル(3重)
を用いて製造した。用いたノズルの寸法はl=50
mm、w=0.4mm、d=1mm、ロールはCu合金製、
周速18m/s噴出圧0.22Kg/cm2であつた。形成さ
れた薄帯は板厚65μm、幅50mmで、X線回折の結
果、非晶質特有のハローパターンを示した。
この非晶質薄帯を予め1片が約50mm程度の長さ
に鋼鉄製のカツターで切断しておき、この切片約
1Kgを内容積2の振動ミルに約8mmφのAl2O3
の球とともに装入し、振動させて非晶質の粉末を
作製した。作動時間30分間後に取り出した非晶質
粉末の粒度は、重量比で420μm以上が34.0%、
420〜149μmが53.5%、149μm以下が12.5%であ
つた。そして得られた粉末のX線回折の結果を非
晶質であることを示していた。このように板厚の
大きな非晶質薄帯を粉砕することにより、熱処理
による脆化処理を省いても容易に非晶質合金の粉
末を製造できた。
に鋼鉄製のカツターで切断しておき、この切片約
1Kgを内容積2の振動ミルに約8mmφのAl2O3
の球とともに装入し、振動させて非晶質の粉末を
作製した。作動時間30分間後に取り出した非晶質
粉末の粒度は、重量比で420μm以上が34.0%、
420〜149μmが53.5%、149μm以下が12.5%であ
つた。そして得られた粉末のX線回折の結果を非
晶質であることを示していた。このように板厚の
大きな非晶質薄帯を粉砕することにより、熱処理
による脆化処理を省いても容易に非晶質合金の粉
末を製造できた。
実施例 2
合金成分がFe79si8B13(at%)の非晶質薄帯を
実施例1と同様の方法で作製した。ただしノズル
は5重ノズルを用い、スリツトの幅w、間隔d、
長さlはそれぞれ0.4mm、1mm、50mmであつた。
作製された薄帯の板厚は105μm、幅50mmでX線
回折の結果、非晶質状態であることが確認され
た。
実施例1と同様の方法で作製した。ただしノズル
は5重ノズルを用い、スリツトの幅w、間隔d、
長さlはそれぞれ0.4mm、1mm、50mmであつた。
作製された薄帯の板厚は105μm、幅50mmでX線
回折の結果、非晶質状態であることが確認され
た。
この厚い薄帯を予め約100mmの長さに切断した
後切片約1Kgを内容積が1のルーレツトミルに
20mmφのステンレス球とともに装入し、高速回転
させて粉砕した。作動時間は15分であつた。作製
された非晶質粉末の粒度分布は、重量比で420μ
m以上が33.5%、420〜149μmが41.2%、149μm
以下が25.3%であつた。
後切片約1Kgを内容積が1のルーレツトミルに
20mmφのステンレス球とともに装入し、高速回転
させて粉砕した。作動時間は15分であつた。作製
された非晶質粉末の粒度分布は、重量比で420μ
m以上が33.5%、420〜149μmが41.2%、149μm
以下が25.3%であつた。
実施例 3
合金成分がFe70Co10MO4B12C4(at%)の非晶
質薄帯の切片を第3図の溝付ロールを用いて製造
した。溝の間隔は50mmで、溝の幅は1mm、深さ1
mmのV字形である。ノズルは第2図のc斜めしく
形ノズルを用いた。寸法はh=4mm、w=1mm、
d=0.7mmで、45°傾いた平行四辺形の開口であ
る。
質薄帯の切片を第3図の溝付ロールを用いて製造
した。溝の間隔は50mmで、溝の幅は1mm、深さ1
mmのV字形である。ノズルは第2図のc斜めしく
形ノズルを用いた。寸法はh=4mm、w=1mm、
d=0.7mmで、45°傾いた平行四辺形の開口であ
る。
製造された薄片は幅、長さとも50mmで板厚は
70μmであつた。X線回折の結果は非晶質である
ことを示していた。この薄片約1Kgを実施例2で
用いたルーレツトミルを用いて約20分間作動させ
て粉砕した。作製された非晶質粉末の粒度分布は
重量比で420μm以上が21.2%、420〜149μmが
33.3%、149μm以下が45.5%であつた。
70μmであつた。X線回折の結果は非晶質である
ことを示していた。この薄片約1Kgを実施例2で
用いたルーレツトミルを用いて約20分間作動させ
て粉砕した。作製された非晶質粉末の粒度分布は
重量比で420μm以上が21.2%、420〜149μmが
33.3%、149μm以下が45.5%であつた。
(発明の効果)
以上説明したように本発明の方法の採用によ
り、比晶質合金の粉末を熱処理工程を省略しても
容易に粉砕法で作製することができる。また本発
明の方法は厚手材を原料とするので従来の薄物
(20〜40μ)を原料とするものに比べて生産性が
高い。さらに冷却ロールに溝ロールを使用すれば
予備の破砕又は切断工程をも省略できるので工業
的メリツトはきわめて大きい。
り、比晶質合金の粉末を熱処理工程を省略しても
容易に粉砕法で作製することができる。また本発
明の方法は厚手材を原料とするので従来の薄物
(20〜40μ)を原料とするものに比べて生産性が
高い。さらに冷却ロールに溝ロールを使用すれば
予備の破砕又は切断工程をも省略できるので工業
的メリツトはきわめて大きい。
第1図は本発明を実施するための装置の説明図
で、aは直接粉体形成装置で非晶質合金の粉末を
作製する場合、bは簡便な破断装置を経由して粉
砕する場合である。 第2図は本発明の非晶質粉末の素材となる厚手
非晶質薄帯又は薄片をつくるためのノズルの例を
示す図、(a)多重ノズル、(b)くし形ノズル、(c)斜め
くし形ノズルである。第3図は本発明において非
晶質の薄片をつくるために用いる冷却基板である
溝付ロールの全体図(a)と部分拡大図(b)である。第
4図は本発明の溝付ロールで直接厚手の非晶質薄
片をつくり、引き続き該薄片を粉砕機にかけて粉
末を形成する一貫工程の一例を示す図面である。
第5図は非晶質合金薄帯の板厚が、粉砕工程後の
粉末収量におよぼす影響を示す図である。
で、aは直接粉体形成装置で非晶質合金の粉末を
作製する場合、bは簡便な破断装置を経由して粉
砕する場合である。 第2図は本発明の非晶質粉末の素材となる厚手
非晶質薄帯又は薄片をつくるためのノズルの例を
示す図、(a)多重ノズル、(b)くし形ノズル、(c)斜め
くし形ノズルである。第3図は本発明において非
晶質の薄片をつくるために用いる冷却基板である
溝付ロールの全体図(a)と部分拡大図(b)である。第
4図は本発明の溝付ロールで直接厚手の非晶質薄
片をつくり、引き続き該薄片を粉砕機にかけて粉
末を形成する一貫工程の一例を示す図面である。
第5図は非晶質合金薄帯の板厚が、粉砕工程後の
粉末収量におよぼす影響を示す図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 融体急冷法により金属−半金属合金の非晶質
薄帯を形成し、さらに該薄帯を粉砕する非晶質合
金粉末の製造方法において、非晶質薄帯の板厚が
60μm以上でかつ鋳造ままであることを特徴とす
る非晶質合金粉末の製造方法。 2 粉砕する非晶質薄帯の板厚が100μm以上で
ある特許請求の範囲第1項記載の非晶質合金粉末
の製造方法。 3 冷却基板に溝付ロールを用いて非晶質薄帯の
薄片を直接製造することにより、破断工程を省略
したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
の非晶質合金粉末の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5421887A JPS63223106A (ja) | 1987-03-11 | 1987-03-11 | 非晶質合金粉末の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5421887A JPS63223106A (ja) | 1987-03-11 | 1987-03-11 | 非晶質合金粉末の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63223106A JPS63223106A (ja) | 1988-09-16 |
| JPH0364561B2 true JPH0364561B2 (ja) | 1991-10-07 |
Family
ID=12964403
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5421887A Granted JPS63223106A (ja) | 1987-03-11 | 1987-03-11 | 非晶質合金粉末の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63223106A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103526141B (zh) * | 2013-09-05 | 2015-03-11 | 华南理工大学 | 一种镁基储氢材料及其制备方法 |
| JPWO2019124224A1 (ja) | 2017-12-19 | 2020-12-17 | 株式会社村田製作所 | 非晶質合金粒子、及び、非晶質合金粒子の製造方法 |
| CN108817407A (zh) * | 2018-07-20 | 2018-11-16 | 芜湖君华材料有限公司 | 一种非晶合金带材加工成粉末的方法 |
-
1987
- 1987-03-11 JP JP5421887A patent/JPS63223106A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63223106A (ja) | 1988-09-16 |
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