JPH0365187A - 起炎性ホスホリパーゼa↓2阻害蛋白、その製造方法およびその遺伝子 - Google Patents

起炎性ホスホリパーゼa↓2阻害蛋白、その製造方法およびその遺伝子

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JPH0365187A
JPH0365187A JP1200246A JP20024689A JPH0365187A JP H0365187 A JPH0365187 A JP H0365187A JP 1200246 A JP1200246 A JP 1200246A JP 20024689 A JP20024689 A JP 20024689A JP H0365187 A JPH0365187 A JP H0365187A
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inflammatory
rat
inhibitory
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JP1200246A
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Yorimasa Suwa
頼正 諏訪
Masahiro Okada
岡田 昌宏
Atsushi Imaizumi
厚 今泉
Yoji Suzuki
洋二 鈴木
Ichiro Kudo
一郎 工藤
Keizo Inoue
圭三 井上
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Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は炎症の進行に関与するホスホリパーゼA2に対
する阻害蛋白その製造法およびその遺伝子に関する。更
に詳しくはラット由来の起炎性ホスホリパーゼA2阻害
蛋白、その製造方法及びそのクローン化DNAに関する
〈従来の技術〉 ステロイドは強力な抗炎症薬として、多くの炎症性疾患
の治療に用いられてきた。しかし、ステロイドは本来副
腎皮質ホルモン等として生体内で種々の正常uaに作用
しているため、これを大量に投与した場合には、これら
の81能にn常が生じ様々な副作用がおこる。そのため
、より副作用の少ない新規の抗炎症薬の開発が望まれて
いる。
ステロイドが抗炎症作用を発揮するメカニズムの一つと
して、ホスホリパーゼA2阻害蛋白の合成を誘導するこ
とにより、この酵素によるアラキドン酸の遊離を仰制し
、その結果起炎的な作用を持つアラキドン酸代謝物の産
生を低下させることが考えられている(Flower、
 Nature 278: 456 。
1979) 、このホスホリパーゼA2阻害蛋白は、ス
テロイドと同様な抗炎症作用を持ち、がっ、より副作用
の少ない薬剤となることが期待できる。そのため、ホス
ホリパーゼA2阻害蛋白の探索は数多くの研究者により
行われてきた。
しかしながら、これまでのところステロイドに匹敵する
ほどの強力な抗炎症作用を示すものは見いだされていな
い。
一方、本発明者らはカゼインで誘導したラットの腹腔浸
出液よりホスホリパーゼA2を精製し、そのN末端アミ
ノ酸配列と酵素化学的性質を解析した( Inoue、
に、et al、J、Biochen、102,147
 ’87 ) 。
その結果、このホスホリパーゼA2は横遣上Group
 IIに属するものであり、基質特異性等の点でも膵臓
由来やコブラ毒由来のGroup ■のホスホリパーゼ
A2とは異なっていること、また、このホスホリパーゼ
A2が起炎性(血管透過性亢進ei)を持つことを確認
している。さらに、本発明者らはヒト慢性関節リウマチ
患者関節液からもホスホリパーゼA2を精製し、その構
造および酵素化学的性質がラットの起炎性ホスホリパー
ゼA2と極めてよく類似していることを知見し既に出願
している(特願昭62−325255号)。
ところで従来、ホスホリパーゼA2阻害蛋白の活性評価
にはGroup ■のホスホリパーゼA2が用いられて
きたが、上述のような酵素の特異性を考えると、この方
法はステロイドの抗炎症作用を担う物質の評価方法とし
ては適切ではないといえる。
本発明者らはこの点に着目して、起炎性ホスホリパーゼ
A2を阻害する蛋白の検索を行い、目的蛋白をデキサメ
サゾン処理ラットの腹腔洗浄液より単flit精製する
ことに成功した(特開昭63−246397号公報)、
このラット由来の起炎性ホスホリパーゼA2阻害蛋白は
従来報告されているホスホリパーゼA2阻害蛋白とは異
なり、膵臓由来ホスホリパーゼA2は阻害せず、起炎性
ホスホリパーゼA2を特異的に阻害した。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、起炎性ホスホリパーゼA2阻害蛋白の全
アミノ酸配列は未だ解明されておらず、例えばラットの
場合には起炎性ホスホリパーゼA2阻害蛋白の収得には
ラットの腹腔浸出液が供給源として用いられている。従
ってその供給量には限りがある。
本発明は、遺伝子組換え法によって起炎性ホスホリパー
ゼA2阻害蛋白に対応する遺伝子をクローン化して、そ
の配列を明らかにすることを目的とする。これによって
、起炎性ホスホリパーゼA2阻害蛋白をコードする遺伝
子を明らかにすることができると同時に、それによって
起炎性ホスホリパーゼA2阻害蛋白のアミノ酸配列を解
明することができる。また、本発明は起炎性ホスホリパ
ーゼA2阻害蛋白の化学合成法もしくは遺伝子組換え法
による合成を可能ならしめ、純度の高い起炎性ホスホリ
パーゼA2阻害蛋白を大量に得ることを目的とする。
く課題を解決するための手殴〉 すなわち本発明は、第1図に示すアミノ酸配列又はこれ
と生理学的に同等のアミノ酸配列を有する起炎性ホスホ
リパーゼA2阻害蛋白である。
また本発明は開孔動物の血清を酵素処理することを特徴
とする第1図に示すアミノ酸配列又はこれと生理学的に
同等のアミノ酸配列を有する起炎性ホスホリパーゼA2
阻害蛋白の製造方法である。
更にまた本発明は、第1図に示すアミノ酸配列又はこれ
と生理学的に同等のアミノ酸配列を有する起炎性ホスホ
リパーゼA2阻害蛋白をコードする起炎性ホスホリパー
ゼA2阻害蛋白の遺伝子である。
本発明の起炎性ホスホリパーゼA2阻害蛋白は、第1図
に示す344個のアミノ酸配列から成るポリペプチドで
あるが、それと実質的に同等の生物活性が保持されてい
るならば、上記アミノ酸配列に部分的な置換、欠失、挿
入などがなされて構成されるボリベチドも本発明の起炎
性ホスホリパーゼA2阻害蛋白に含まれる。
本発明の製造方法においては、哺乳動物、例えばヒト、
ラット等、の血清を酵素処理して上記アミノ酸配列を有
する起炎性ホスホリパーゼA2阻害蛋白を[遺できるが
、かかる製造方法における酵素処理とは、例えば、ラッ
ト血清を直接37℃で6日〜10日間処理するか、ある
いは同血清から03を精製しこれをFactor Iを
用いて通常の酵素処理操作に付すことをいう。
更にまた、本発明の起炎性ホスホリパーゼA2阻害蛋白
の遺伝子の一例は第2図に示す1032個のDNA塩基
配列からなるが、−本fiDNA、またはこの−本gD
NAと相補DNAとからなる二本鎖DNAのいずれもそ
の範晴に含まれる。さらに上記阻害蛋白のアミノ酸配列
をコードするものであれば、上記塩基配列に部分的な置
換、欠失、挿入がなされて構成されるDNA、上記塩基
配列を含むDNA、および上記塩基配列の一部分のみを
存するDNAも当然本発明の起炎性ホスホリパーゼA2
阻害蛋白クローン化DNAに含まれる。
次に本発明の起炎性ホスホリパーゼA2阻害蛋11の全
アミノ酸配列及びこの阻害蛋白の遺伝子に至る迄の本発
明の手法を例えばラッI・の場合につき説明する。
先述したように、本発明者は、デキサメサゾン処理ラッ
トの腹腔洗浄液から起炎性ホスホリパーゼA2阻害蛋白
を単離精製することに成功しているが(特開昭63−2
46397公報)、この蛋白のN末端のアミノ酸配列を
決定したところ、ヒト補体C3の一部のアミノ酸配列と
極めて高いホモロジーがあることを知見した。
すなわちこの[Fffi白は、ヒトC3の最終分解産物
であるC3d(lあるいはC3dと類似の蛋白であると
考えられたのである0、tた本発明者らは、ヒトC3の
酵素限定分解物に起炎性ホスホリパーゼA2を特異的に
阻害する活性があることを知見し、既に出願している(
特願昭63−342556号)。
しかしながら、供給源としてのラット腹腔浸出液には量
的制約が大きい、一方ヒト血清を37℃で6−10間処
理すると血清中の03が分解されてC3daが生成する
ことが知られている。  (Vik。
D、P、et al、J、r■uno1.134,25
71°85)。
そこで本発明者らは、供給源としての不安のないラット
血清から起炎性ホスホリパーゼA2阻害蛋白を得、次い
でそのアミノ酸配列の一部を明らかにし、又、マウスC
3cDNA断片をプローブとしてラット肝cDNAをラ
イブラリーとしてスクリーニングすることにより本阻害
蛋白の遺伝子および全アミノ酸配列を明らかにすべく鋭
意検討した結果、本発明に到達したのである。
本発明の起炎性ホスホリパーゼA!阻害蛋白は、ラット
血清をViKらの方法により熱処理するか酵素処理後、
得られたサンプルを起炎性ホスホリパーゼA2活性を指
標として例えば国際特許出願公開(WO) 88107
552号に記載の如く、アニオン交換HPLC,ゲル濾
過HPLC,逆相HPLC等によって単離・精製する。
次いで、このように単離・精製されたサンプルを気相プ
ロティンシーケンサ−(^DI)Iiedetosys
ten社)により、N末端アミノ酸配列を決定する。
一方、本発明の起炎性ホスホリパーゼA21’ll害蛋
白の遺伝子は、ラット肝cDNAライブラリーを10−
ブとしてマウスC3c D N A (de Brui
jn。
et  al、Proc、Natl、へcad、sci
、Us^、82,708.  ’85)  を用いてス
クリーニングする。
得られたラットC3c DNAのホジティブクローンの
うち、λrC3/11が挿入遺伝子断片が約2、7Kb
11と最も長く、C3daと類似の蛋白と考えられる本
発明の阻害蛋白をコードする遺伝子部分を完全に含んで
いるものと考えた。
そこで、このクローンの塩基配列を決定し、更に前述の
本発明の阻害蛋白のN末端アミノ酸配列を指標にして本
阻害蛋白の遺伝子の塩基配列を決定した。
本発明において用いられた各種試験、測定法は以下の通
りである。
(1)  ラット起炎性ホスホリパーゼA2阻害活性の
測定法。
酵素としてカゼイン誘導ラット腹腔浸出液より単離精製
したホスホリパーゼA2を用い、基質としては14 C
−酢酸と共に培養したE、C0Iiより抽出、精製した
14 C−ホスファチジルエタノールアミン(約2,0
OOdpIl/u+o1. 11H)を用いた。
酵素反応は、Soμlの0.5HTris−C’i (
1)89.0)、 25μlの40118 CaCR2
、25μlの基質にサンプルおよび水を加えて総量24
0μlとして混合し最後に10μlの酵素液(0,1n
o/μm)を加え、37℃にて10分間させたのち、D
olo’s試薬(1,5a+1)を加えて反応を停止し
、oozeの方法に従って生成した14C−脂肪酸を抽
出し、液体シンチレーション・カウンターで測定した。
f2+5Ds−ポリアクリルアミド電気泳動およびウェ
スタン・プロッティング 酵素処理またはHPLCにより得られたサンプルに1/
10量の色素液(0,1%BPB、XC,10%5DS
)を加え、100℃5分間熱処理後、12.5%ポリア
クリルアミドゲルにアプライし1%SDS存在下、15
−25mAで1.5時間電気泳動した。還元状態での解
析のためにはサンプルに2−メルカプ1〜エタノール(
2MB)を加えた。泳動後、蛋白の検出のためにCBB
で染色した。
また、同様に泳動した後ミリポア社エレクトロブロッテ
ィング装置を用いて、蛋白をゲルからニトロセルロース
・フィルターに移した。抗ヒトC3dヒツジ血清(Da
ko) 、西洋ワサビ・ペルオキシダーゼ結合抗ヒツジ
IgG抗体(Cappel )および基質として4−ク
ロロ−1−ナフトール(Bio−Rad )を用い、酵
素抗体染色法によりC3dのバンドを検出した。
(3蛋白N末端アミノ酸配列の決定状 気相プロティン・シークエンサー(アプライド・バイオ
システム477A )およびIIPLc(アプライド・
バイオシステム120A )を用いた。
即ち、0.1%TFAに溶解したサンプル100μIを
、上記気相プロテインシークエンサーにアプライした。
自動的にエドマン分解されたPTH(フェニルチオヒダ
ントイン)アミノ酸誘導体は、その後、高速液体クロマ
トグラフィーにて各アミノ酸として分析された。
本発明のラット起炎性ホスホリパーゼA2阻害蛋白は、
本発明によってその全アミノ酸配列が明らかになったの
で、公知の化学合成法によって製造することもできるが
、遺伝子組換え法によって容易かつ大量に製造すること
ができる。
〈実施例〉 以下実施例により本発明を更に詳細に説明する。
実施例1 ラット起炎性ホスホリパーゼA2阻害蛋白(以下、「阻
害蛋白」と略す)の調製 FA)阻害蛋白の調製 (1)  ラット血清(自生材)に0.1%NaN3を
加え、37℃で10日間処理した。これに10テアーゼ
・インヒビター(20μt / m 1アプロチニン、
10Hg / mllダイトリプシンインヒビター0.
5 nHE口丁A)を力■えた後、31の20IIH丁
ris11cI、 pH7,5に対して2回透析を行っ
た。
(21filで得られた透析後のサンプル(蛋白濃度約
30■/m1)を20倍希釈し、遠心分離操作により不
溶物を取り除いた後、以下のようにして目的蛋白を単離
・精製した。
まず、サンプルを分収用サイズのアニオン交換HPLC
(TSKgeIDEAE −5PW )で分画したく第
3図)、第3図において、実線はUV280nlにおけ
る吸収、破線はNaCR濃度勾配を示す。
溶出は20nHTris−HCffi 、 pH7,5
−NaCf (0−0,35M ) 、 2.5011
1 / l1in 、 2 flin、/ tubeで
行なった。
カラスサイズは21.5φX 30cmである。
次いで、第3図に示されたフラクション中の5O3−P
AGEで39kDaのバンドが検出されたフラクション
Nr、61−63の部分を集め、濃縮し、これをゲル濾
過11PLc (TSKqelG30003W)で更に
分画した(第4図)、第4図において、実線ハUV28
0niにおける吸収、矢印は分子量マーカーの溶出位置
を示す。
溶出条件は201HTris−HCl、 OH7,5−
IHNaCI2゜0.5 ml/II!n 、 21i
n、/1tlbeである。
次に第4図中の5O8−PAGEで39kDaのバンド
が検出されたフラクションNr、 19−20のピーク
部分を集め、分析用サイズのアニオン交換HPLC(T
SKgeIDEAE−5PI4 )で精製した(第5図
)、第5図において実線はUV28Or+lにおける吸
収、破線はNaCR−a度勾配を示す。
精製は、20nHTris−tlcffi 、 pt1
7.5−NaCf (0−1,0M ) 、 1.0 
ml/flin 、 2nin、/1ubeで行なった
最後に第5図中のメイン・ピークのフラクショ7Nr、
16を更に逆相11PLc (B 1o−RadRP3
04 )で#1製した(第6図)、第6図において実線
はUV210nm f、=オける吸収、破線i、t C
HsCN:a度勾配を示す、精製は、0.1%TEA/
 C)13CN 0〜80%。
1ml/1lin、、 2iin、/1ubeで行なっ
た。
このようにして得られた阻害蛋白(フラクションNr、
30)は5O3−PAGEで単一のバンド<m定分子量
約39kDa )を示した(第7図3 、5OS−PA
GEは、フラクションNr、 29−33の各サンプル
を10倍濃縮し、行なった。
(B)阻害蛋白のホスホリパーゼA2阻害活性(^)で
得られた本発明の阻害蛋白(逆相11 P L Cフラ
クションNr、30 、蛋白濃度40μg/ml)の起
炎性ホスホリパーゼA2及びその他のホスホリパーゼA
2に対する阻害活性を、前述のホスホリパーゼA2阻害
活性の測定法によって測定した。
(1)本発明の阻害蛋白のラットホスホリパーゼA2阻
害活性を見るために、阻害蛋白の種々の量(3,6,9
,12,15,18no)で測定した。
結果を第8図に示した。
第8図から本阻害蛋白はラット起炎性ホスホリパーゼA
2を用量依存的に阻害することが明らかである。1n9
のホスホリパーゼA2活性を50%阻害するのに必要な
阻害蛋白量は約6ngであり、IC5−は0.8 X1
04 Mであった。
(21ホスホリパーゼA2として、ラット起炎性ホスホ
リパーゼA2のほかに、ヒト慢性関節リウマチ患者関節
液由来ホスホリパーゼA2(特願昭62−325255
号参照) 、 Cr0talUS adaffiant
eusvenom  (マムシm>ホスホリパーゼA2
 (Signa社製)、ブタ膵臓ホスホリパーゼA2 
 (Siqna社製) 、 Naja naja ve
nom  (コブラ壽)ホスホリパーゼA2  (Si
gna社製)を用い、同一条件で本発明の阻害蛋白によ
る阻害活性を測定し、結果を第9図−a、−bに各々示
した。
第9図から明らかなように、本阻害蛋白はラット起炎性
ホスホリパーゼA2  (OO) 、ヒト慢性関節リウ
マチ患者関節液由来ホスホリパーゼA2  (Δ−Δ)
 、 Crotalus adalanteusVen
alホスホリパーゼAz  (ローロ)に対しては、は
ぼ同等の阻害活性を示したが、ブタ膵臓ホスホリパーゼ
A2(X−X ) 、Naja najaV13nOl
ホスホリパーゼA2 (×・・・・・・×)に対しては
全く阻害活性を示さなかった。これにより、本阻害蛋白
は■型ホスホリパーゼA2に対して特異的に阻害作用を
、示すことが明らかとなった。
(3(^)で得られた本阻害蛋白について、活性測定系
の基質濃度を0.1−0.351Mと変化させても本阻
害蛋白の阻害活性に変化は見られなかった。
また、活性測定の前に本阻害蛋白を酵素とブレインキュ
ベーションしても阻害活性に変化は見られなかった。
これらの結果から本阻害蛋白の活性は基質との相互作用
によるものではないと考えられた。
(4)以上の結果から本阻害蛋白は、ラット腹腔由来の
起炎性ホスホリパーゼA2阻害蛋白と分子量がほぼ同一
でかつ同じ活性を有する蛋白であることが明らかとなっ
た。
実施例2 起炎性ホスホリパーゼA2阻害蛋白の同定(^)阻害蛋
白のN末端アミノ酸配列の決定実施例1(^)で単離・
精製した分子量約39kDaの阻害蛋白について、^p
pliad Biosyste11社の気相プロテイン
シークエンサー477Aを用いてN末端アミノ酸配列を
決定した。その結果、下記の様な配列であることが判明
した。
N)+2−Glu−Asp−Val−Pro−^1a−
Ala−Asp−Leu−3er−これは、後に述べる
クツl−C3c D N Aの塩基配列から推定される
C3daのN末端配列と完全に一致しており、また、デ
キサメサゾン処理ラットの腹腔洗浄液より精製した起炎
性ホスホリパーゼA2阻害蛋白のN末端アミノ酸配列と
も完全に一致していた。
(8)阻害蛋白のウェスタンブロッティング実施例1 
(A)で単離・精製した分子量約39kDaの阻害蛋白
を常法に従って5DS−ポリアクリルアミドゲル電気泳
動後、ミリボア社製エレクトロブロッティング装置を用
い、同社プロトコールに従ってニトロセルロースメンブ
レンフィルターに移した。このフィルターについて、抗
ヒトC3dウサギ血清(DAKOPATTS)を−次抗
体、抗つサギIgGワサビペルオキシダーゼ結合ヤギI
gGフラクション(CAPPEL)を二次抗体とし、基
質として4−クロロ−l−ナフトール(Bio−Rad
)を用いて酔素抗体染色を行った。
その結果本阻害蛋白は抗ヒトC3d血清と特異的に反応
した。
以上(A)、CB)から、本阻害蛋白はラットC3da
であることが確認された。
実施例3 ラット起炎性ホスホリパーゼA2阻害蛋白遺伝子のクロ
ーニング (A)マウスC3cDNA断片のTA製ツマウスC3c
DNA断 pFC415.4  ( J.B.C.260,109
3e°86)ノtlindII消化物から、低融点アガ
ロースゲル電気泳動にて2、 2kbp断片を分離した
.またStu I消化物からも同様な操作で1.8kb
llIIR片を得た。
(B)cDNAのスクリーニング ラット肝cDNAλ1Jt11ライブラリー(クロンチ
ック社製)をスクリーニングの素材として用い、クロン
チック社実験プロトコールの記載に従ってスクリーニン
グした。
すなわち、λ1Jt11ファージを感染させたE.co
liY 1090株を37℃.5時間培養して得られた
約5万個の形質転換体群を対象としてナイロンフィルタ
ーメンブレンにレプリカし、0,5NNaOH−1.5
8NaClにつけてDNAを変性させ、7、5HNaC
1 1 − 1 nHEDT^を含有するトリス塩酸ノ
くッファー(+)117.2)で中和した.その後、フ
ィルターを風乾し、トランスイルミネーターにて紫外線
を3分間照射してDNAをフィルターに固定した。
スクリーニング用プローブとしては、上記(A)で得ら
れたマウスC3cDNAI!Ft片を32Pで標識した
ものを用いた。
上記被検フィルター上の形質転換体群をこのプローブに
て65℃のハイブリダイゼーションによりスクリーニン
グし、オートラジオダラムでの感光により判定したとこ
ろ、約5万個の形質転換体群の内7個がポジティブクロ
ーンであった.これらのポジティブクローンを各々λr
C3/11〜17と命名した。
これらのクローンをEcoR I消化後、アガロースゲ
ル電気泳動を行いサザンハイプリダイゼーションにより
挿入遺伝子断片の鎖長を解析した。
その結果、7つのクローンのなかでλrC3/11の挿
入′ii伝子断片が最も長く、このクローンはEcoR
 IによりG. 7kbOと2.0)tbt)に切断さ
れる全長2. 7kbpの挿入遺伝子断片を持つことが
判明した。
[C)ラットC3cDNAの塩基配列の決定λrC3/
11のファージDNAを抽出した後、ECOR Iで切
断して0, 7kbpと2. 0kbpのDNA断片を
得た.この断片をシーフェンシング用りローニングベク
ターpUc19およびシーフェンシング用77ージM 
13mp19RFDN^ (宝酒造)のEcoR I部
位に挿入した, 0.7kbO断片はさらにBafIl
lI消化により得られた0.1kbp断片と0. 6k
bp断片をシーフェンシング用ヘクター pUc118
ノEcoR I、Ball1′l■二重消化物に挿入し
、両末端から塩基配列を決定した。
配列解析は7−DEAZA法(Hizusawa, e
t。
al.Nucreic Ac1d ReS.14、13
19°86)に従った。
2Kbl)Ittr片については確定した周辺部に対応
したプライマーを順次合成して塩基配列解析を進めるI
t o o dらの手法(tlood、 et、al、
^na1.Biochen。
154.353°86)を用いた。
第10図にλrC3/11の塩基配列決定のストラテジ
ーを示す、最上段の数字は中断において枠で仕切られた
クツ+−C3d 示した塩基の番号であり、ECOR I等は用いられた
制限酵素名であり、括弧内の数字は切断部位または塩基
配列決定の開始位置(塩基番号)である、水平な矢印は
それぞれの制限酵素およびプライマーによる塩基配列決
定の方向と範囲を示している。
実施例4 ラット起炎性ホスホリパーゼA2阻害蛋白遺伝子の塩基
配列および該蛋白のアミノ酸配列の決定 (1)N末端およびC末端の決定 実施例3で判明したラットC3cDNAクローンの塩基
配列(C)から推定されるう・y トC 3のアミノ酸
配列のうち、ヒトC3のファクターIによる切断部位近
傍のアミノ酸配列に相当する部分を第11図に示す。
ヒトC3はaMiの283^r(] − 28401u
の間でファクターIにより切断されるが、ラットC3で
はこれに対応する部位はGln−Glyに変異しており
、5残基C末端測に^rg−Gluが存在する。
そして、この部位で切断されて生成するフラグメントの
N末端アミノ酸配列はラット血清より精製した本発明の
阻害蛋白のN末端アミノ酸配列と完全に一致している。
従って、ラットC3はこの部位でヒトのファクター■と
同様の活性を持つ酵素により切断されると考えられる。
また、ヒトC3a鎖の632Ar(1 − 6338O
rと649−650Se「はラットC3でも保存され^
「Q ており、ヒトと同様にこれらの位置でファクター■によ
り切断され、本発明の阻害蛋白のC末端はヒトC3dg
のC末端と一致しているものと考えられる。
(2)  ラット起炎性ホスホリパーゼA2阻害蛋白(
C16g)遺伝子の全塩基配列と推定される全アミノ酸
配列 以上の結果から本発明のラット起炎性ホスホリパーゼA
2阻害蛋白の全アミノ酸配列と遺伝子の全塩基配列は第
1図及び第2図のものと判断された.ラット起炎性ホス
ホリパーゼA2阻害蛋白は1032個の塩基でコードさ
れ、344個のアミノ酸からなる蛋白であった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のラット起炎性ホスホリパーゼA2阻
害蛋白のアミノ酸配列を示す。 第2図は、本発明のラット起炎性ホスホリパーゼA2阻
害蛋白の遺伝子を含むDNA塩基配列の一例を示す。 第3図は、アニオン交換II P L Cを用いた場合
のラット起炎性ホスホリパーゼA2阻害蛋白の溶出パタ
ーンを示す。 第4図は、ゲル濾過HPLCを用いた場合のラット起炎
性ホスホリパーゼA2阻害蛋白の溶出パターンを示す。 第5図は、アニオン交換11PLCを用いた場合のラッ
ト起炎性ホスホリパーゼA2阻害蛋白の溶出パターンを
示す。 第6図は、逆相++ p t cを用いた場合のラット
起炎性ホスホリパーゼA2阻害蛋白の溶出パターンを示
す。 第7図は、ラット起炎性ホスホリパーゼA2阻害蛋白の
5O3−PAGEを示す。 第8図は、本発明の阻害蛋白の阻害活性を示す。 第9図は、本発明の阻害蛋白の各種ホスホリパーゼA2
阻書活性を示す。 第10図は、本発明の阻害蛋白の遺伝子を含む塩基配列
決定のストラテジーを示す。 第11図は、ラットC3のアミノ酸配列のうち、ヒトC
3のファクターIによる切断部位近傍のアミノ酸配列に
相当する部分を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、第1図に示すアミノ酸配列又はこれと生理学的に同
    等のアミノ酸配列を有する起炎性ホスホリパーゼA_2
    阻害蛋白。 2、第1図に示すアミノ酸配列又はこれと生理学的に同
    等のアミノ酸配列の一部を有する請求項1記載の起炎性
    ホスホリパーゼA_2阻害蛋白。 3、ラット血清由来の請求項1又は2記載の起炎性ホス
    ホリパーゼA_2阻害蛋白。 4、哺乳動物の血清を酵素処理することを特徴とする請
    求項1記載の起炎性ホスホリパーゼA_2阻害蛋白の製
    造方法。 5、哺乳動物がラットである請求項4記載の起炎性ホス
    ホリパーゼA_2阻害蛋白の製造方法。 6、請求項1記載の起炎性ホスホリパーゼA_2阻害蛋
    白の遺伝子。 7、第2図に示すDNA塩基配列を含む請求項6記載の
    起炎性ホスホリパーゼA_2阻害蛋白の遺伝子、 8、ラット由来の請求項6又は7記載の起炎性ホスホリ
    パーゼA_2阻害蛋白の遺伝子。
JP1200246A 1989-08-03 1989-08-03 起炎性ホスホリパーゼa↓2阻害蛋白、その製造方法およびその遺伝子 Pending JPH0365187A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63246397A (ja) * 1987-04-02 1988-10-13 Teijin Ltd 起炎性フオスフオリパ−ゼa▲下2▼阻害活性を有する蛋白

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63246397A (ja) * 1987-04-02 1988-10-13 Teijin Ltd 起炎性フオスフオリパ−ゼa▲下2▼阻害活性を有する蛋白

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