JPH0365988B2 - - Google Patents

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JPH0365988B2
JPH0365988B2 JP62335105A JP33510587A JPH0365988B2 JP H0365988 B2 JPH0365988 B2 JP H0365988B2 JP 62335105 A JP62335105 A JP 62335105A JP 33510587 A JP33510587 A JP 33510587A JP H0365988 B2 JPH0365988 B2 JP H0365988B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、母乳を搾乳するために使用する搾乳
器に関し、詳しくは、母乳を溜めるボトル内を負
圧にする圧力調整機構に関するものである。
従来の技術 電動式吸引装置を具備した搾乳器が普及しつつ
ある。しかし、上記搾乳器は吸引作用が画一的
で、一方的に母乳を搾乳するため乳房に負担がか
かり過ぎ、母体に不快感を与える等の欠点があ
る。
このため、本出願人はすでに吸引圧の微調整可
能な搾乳器を実願昭59−141247号〔実開昭61−
54844号〕で提案している。以下、上記搾乳器を
第14図乃至第22図を参照しながら説明する。
第14図は搾乳器の全体斜視図であり、第15図
は第14図の一部切欠拡大縦断正面図である。
搾乳器は、搾乳した母乳を溜めるボトルAと、
乳房に押当てる搾乳部Bと、ボトルA内を負圧に
する電動式の吸引部Cとを上下縦方向に連結した
構造となつている。
搾乳部Bは、略円筒状の基部1と、前記基部1
の上部に一体に横設された胴部2と、前記胴部2
の先端部から拡開したラツパ状のカツプ部3とか
ら構成される。上記搾乳部Bの基部1の下部は下
部連結部1aとし、上記ボトルAの上部に螺合す
る。また、上記基部1の上部は上部連結部1bと
し、この上部連結部1bに上記電動式の吸引部C
の下部を嵌合する。また、搾乳部Bの胴部2とカ
ツプ部3との境界部に胴部2を縮径するためのア
ダプタ4を着脱自在に設ける。アダプタ4は乳輪
部との接触を密にして吸引力を向上させたり、小
さい乳頭、乳首陥没、偏平乳首の矯正にそなえ
る。
電動式と吸引部Cは、上記上部連結部1bに嵌
合する本体5と、本体5の上部に嵌合する上蓋6
と、本体5内部に収納する取付体7とからなる。
取付体7には、細いコード〔図示せず〕により電
気的に接続したモータ8と電池9とを着座する。
モータ8にはクランクピン8aを装着し、電池9
は上蓋6を本体5から取り外すことにより交換可
能とする。本体5は縦方向に分割される2個のケ
ース5a,5bを衝合させたもので、第15図に
おいて左側のケース5aの中央部に縦孔を穿設
し、この縦孔に摺動式のスイツチ10を内側から
ネジ10aにて螺合することにより配設する。ス
イツチ10の下方で、かつ、搾乳部Bの上部連結
部1bの近傍の本体5には横孔5cを穿設し、圧
力調整機構Dを装備する。
圧力調整機構Dの分解縦断正面図を第16図に
示して説明する。以下、同図において、右側を内
側といい、左側を外側という。圧力調整機構D
は、取付体7の下部で、かつ、前記横孔5cと同
軸に外気導入孔7aを形成し、この外気導入孔7
aに次の8個の部品を嵌入して構成する。側ち、
内側から、圧縮コイルバネ11、弁棒12、パツ
キン13、弁座14、圧力解放釦軸部15、圧力
調整ネジ16、圧力調整つまみ17、圧力解放釦
押部18の8個の部品である。外気導入孔7aに
は逆ネジの雌ネジ7bを螺刻する。弁座14と圧
力調整ネジ16の内側の外周にそれぞれ逆ネジの
雄ネジ14a,16aを螺刻する。外気導入孔7
aの雌ネジ7bに弁座14と圧力調整ネジ16の
雄ネジ14a,16aを螺合する。弁棒12とパ
ツキン13とは、嵌合一体化し、外気導入孔7a
内に収納する。すると、圧縮コイルバネ11が弁
棒12を外側へ付勢して、パツキン13が弁座1
4に密着する。圧力調整ネジ16のX−X線断面
図を第17図に示し、圧力調整つまみ17のY−
Y線断面図を第18図に示す。両図に示すよう
に、圧力調整ネジ16と圧力調整つまみ17とは
スプライン16b,17a〔実開昭61−54844号公
報においては、「筋目ローレツト」として説明〕
を形成し、嵌合一体化する。この嵌合一体化した
状態の断面図を、圧力解放釦軸部15を含めて第
19図に示す。同図において、5dは、横孔5c
の上縁でケース5aから突設したストツパであ
る。圧力調整つまみ17の内側に係止片17bを
形成しておき、この係止片17bがストツパ5d
に衝止することにより、圧力調整つまみ17の回
転が略360度以内に規制される。
圧力調整機構Dの取付体7の内側には、負圧惹
起部Eを形成し、分解断面図を同じく第16図に
示す。負圧惹起部Eは、取付体7とダイヤフラム
19とキヤツプ20とにより構成する。取付体7
の右側面図を第20に示し、ダイヤフラム19の
左側面図を第21図に示し、キヤツプ20の左側
面図を第22図に示す。ダイヤフラム19は外側
に突出させて吸入室19aを形成した振動部19
bと、90度に対向する吸入弁19c及び排気弁1
9dと、振動部19bから外側に突出し、モータ
8に装着したクランクピン8aに嵌合するブツシ
ユ部19eとから構成する。吸入弁19cは内側
にのみ開弁し、排気弁19dは外へのみ開弁す
る。取付体7には、振動部19bと対応して嵌合
孔7cを穿設してあり、吸入弁19cと排気弁1
9dの位置に対応して、吸入孔7dと排気孔7e
とを穿設してある。また、キヤツプ20には、ダ
イヤフラム19の凹部19aと対応して凹部19
aの内径より若干小さい直径を有する凸部20a
を突設し、上記吸入孔7dと排気孔7eに対応し
て、第1と第2の細溝20b,20cを刻設す
る。
取付体7の外気導入孔7aと吸入孔7dとは、
空気吸入孔7fによつて、吸引部Cの下端部に連
通する。但し、空気吸引孔7fには、フイルタ2
1を嵌入し、乳汁が、吸引部C内に流入すること
を防止している。
第15図において、吸引部Cの本体5の下端部
5eには、嵌合環22を嵌着し、搾乳部Bの上部
連結部1bを弾設して着脱自在に連結している。
また、上部連結部1bの下側には、搾乳部の小径
1cを穿設し、この小孔1cを囲んで、ガイドリ
ング1dを下設する。ガイドリング1dにより、
乳汁が直接搾乳部の小孔1cに吸引されることを
防止する。搾乳部Bの下部連結部1aとボトルA
との間には、環状のパツキン23を介装し、両者
A,Bを密着させる。
吸引圧の微調整可能な搾乳器は以上のように構
成され、次に動作について説明する。
先ず、吸入部Bのカツプ3を乳房にぴたりと当
ててスイツチ10を摺動させ電源を入れる。する
と、モータ8に装着したクランクピン8aが偏心
回転する。そして、クランクピン8aと嵌合した
ダイヤフラム19が振動してボトルA内の空気が
搾乳部の小孔1cからフイルタ21を通つて吸引
部Cの空気吸入孔7fに吸引されて、ボトルA内
が負圧になる。従つて、母乳が搾乳部Bで搾乳さ
れて吸乳部Bの胴部2やガイドリング1dを伝つ
てボトルA内に落ちて溜まる。
この場合、圧力調整ネジ16と嵌合した圧力調
整つまみ17を反時計方向に回しておくと、弁棒
12に嵌合したパツキン13と弁座14との間が
離隔し、外気が横孔5cから空気吸入孔7fに流
入する。従つて、ボトルA内の吸引圧が低下し
て、搾乳力、吸引力も低下するのでおだやかな搾
乳となる。逆に、圧力調整ネジ16と嵌合した圧
力調整つまみ17を時計方向に回すと、弁棒12
に嵌合したパツキン13と弁座14とは閉鎖し
て、外気が空気吸入孔7fに流入してこない。従
つて、ボトルA内は最大の負圧となり、乳汁は強
く吸乳部Bより吸引される。このように圧力調整
つまみ17を回す程度によつて、吸引圧を精密に
変化させることができる。
また、弁棒12に嵌合したパツキン13と弁座
14とが閉鎖している状態にあつても、圧力解放
釦押部18を押すだけで弁棒12に嵌合したパツ
キン13と弁座14とを瞬間的に離隔させること
ができ、圧力解放釦押部18を押すことによつ
て、外気が横孔5cから空気吸入孔7fに導入さ
れて吸引圧を低下させることができる。従つて、
圧力解放釦押部18の断続的な押圧動作により、
乳首に適度な刺激を与え、ちようど赤ちやんが吸
啜行為を行うのと同じように搾乳する効果をもた
らすことができる。
しかも、圧力調整つまみ17と圧力解放釦押部
18は吸引部Cの下部側面に装設されているか
ら、吸引圧の調節は片手で行うことができ、従つ
て、他方の手は乳房の外周をモミモミマツサージ
したり、搾乳の助けをすることができる。
発明が解決しようとする問題点 圧力調整機構Dは、吸引圧を精密に変化させる
ことができるようにするため、取付体7と負圧惹
起部Eを含めると合計11個の部品から構成してあ
る。部品の数が多いと、部品製作にも手間がかか
る。そこで、本発明は、圧力調整機構D及び負圧
惹起部Eの部品数を7部品に減少させることを目
的とする。
問題点を解決するための手段 本発明は、上記目的を達成するため、搾乳した
母乳を溜めるボトルと、乳房に押当てる搾乳部
と、上記ボトル内を負圧にする圧力調整機構及び
負圧惹起部を空洞状の本体内に収納する吸引部と
を上下縦方向に連結した搾乳機において、上記圧
力調整機構及び負圧惹起部を、下部に横方向の外
気導入孔を形成した取付体と、内方向に拡径する
テーパ面を形成した弁棒と、弁棒を外方向に付勢
させる圧縮バネと、下部に弁座部を形成し、中間
部に振動部を形成したダイヤフラムと、下部に外
気導入孔を形成し、中間部に凹部を形成したキヤ
ツプ、カム面を形成した圧力開放釦と、円筒状の
内側に突起を形成した圧力調整つまみとで構成
し、上記本体の搾乳部寄りに横孔を形成し、その
横孔と同軸に、上記取付体の下部の外気導入孔を
配置し、その外気導入孔内の内側に上記圧縮コイ
ルバネを収納し、外気導入孔内の外側にと上記弁
棒の収納して、弁棒を外方向へ付勢させ、上記ダ
イヤフラムと上記キヤツプとを接合してダイヤフ
ラムの振動部とキヤツプの凹部間に吸気室を形成
し、ダイヤフラムの弁座部とキヤツプの外気導入
孔とを本体の横孔と同軸に配置して弁棒を貫通突
出させ、上記圧力開放釦を嵌入した上記圧力調整
つまみを本体の横孔に係合し、圧力調整つまみの
突起を圧力開放釦のカム面と当節させ、圧力開放
釦と弁棒の先端とを当節させたものである。
作 用 上記解決手段としたことにより、ダイヤフラム
とキヤツプとの間の吸気室がポンプのように機能
して、ボルト内を負圧にすることができる。ま
た、圧力調整つまみを回転させることにより、カ
ム面を備えた圧力解放釦が前後動し、圧力開放釦
に衝止している弁棒とダイヤフラムの弁座部との
間が断続的に離隔する。圧力解放釦を断続的に押
圧すると、弁棒と弁座部との間が断続的に離隔す
る。弁棒と弁座部との間が離隔すると、ボルト内
に外気が導入され、ボトル内の負圧が低くなる。
実施例 本発明にかかる一実施例を第1図乃至第13図
を参照して説明する。
第1図は、ボルトAの上部と搾乳部Bの基部と
吸引部Cの全体の縦断正面図である。
吸引部Cは、本体25と、本体25に嵌合する
上蓋26と、本体25内部に収納する取付体27
とからなる。取付体27には、モータ8と電池9
とを収納し、両者8,9は細長い銅板28によつ
て電気的に接続する。但し、銅板28には、可動
接点28aを一箇所設けておく。モータ8には、
クランクピン8aを装着し、電池9は、上蓋26
を本体25から取り外すことにより交換可能とす
る。本体25は、従来と異なる縦方向に分割され
る2個のケース25a,25bを衝合させたもの
で、衝合する一方の側面の上部と中部に切欠きを
形成する。上部の切欠きに発光ダイオード29を
嵌入し、電池9の消耗状態を知らせる。中部の切
欠きには、摺動式のスイツチ30を配設する。こ
のスイツチ30はケース25aの切欠きに配設す
るため、従来のように、内側からネジを螺合する
必要がない。スイツチ30の下方で、かつ、搾乳
部Bの上部連結部31bの近傍には、本体25に
横孔25bを穿設し、圧力調整機構Dと負圧惹起
部Eとを装備する。
圧力調整機構Dと負圧惹起部Eの分解縦断正面
図を第2図に示す。以下、同図において、右側を
内側といい、左側を外側という。圧力調整機構D
と負圧惹起部Eとは取付体27の外側へ次の6個
の部品を装備する。即ち、内側から、圧縮コイル
バネ41、弁棒42、ダイヤフラム43、キヤツ
プ44、圧力開放釦45、圧力調整つまみ46の
6個の部品である。従つて、圧力調整機構Dと負
圧惹起部Eの部品点数は、取付体を含めて合計7
部品となる。
取付体27の左側面図を第3図に示し、第2図
と合せて説明する。取付体27の下部には、上下
方向の空気吸入孔27aを形成する。また、空気
吸入孔27aの中間部には、本体25の横孔25
bと同軸に段部付の外気導入孔27bを外側に向
けて穿設する。この外気導入孔27bの上側に、
取付体27の外側面から空気吸入孔27aまで貫
通する吸入孔27cを穿設する。取付体27の中
間部には、側面形状円形の嵌合孔27dを穿設す
る。
圧縮コイルバネ41は、上記外気導入孔27b
に嵌入し、段部において衝止する。
弁棒42は、内側部分を円錐状に拡径するテー
パ面42aを形成し、外側部分は、側断面形状が
十字状のスプライン42bを形成し、そのZ−Z
線断面図を第4図に示す。
ダイヤフラム43の左側面図を第5図に示し、
第2図と合わせて説明する。ダイヤフラム43の
中間部は、円形の振動部43aを形成し内側へ突
出させ、突出した振動部43aは、上記取付体2
7の嵌合孔27dに嵌め込む。振動部43aの中
心部から、さらに内側へブツシユ部43bを突出
させ、モータ8に装着したクランクピン8aに嵌
合させる。従つて、モータ8の回転によつて、ク
ランクピン8aが偏心回転し、ブツシユ部43b
が前後動することによつて、振動部43aが振動
する。ダイヤフラム43の下端部は、本体25の
横孔25bと同軸の弁座部43cを形成し、圧縮
コイルバネ41によつて付勢された弁棒42のテ
ーパ面42aを密着させる。ダイヤフラム43は
弾性体であり、従来のように、弁棒42にパツキ
ンを嵌合しておかなくとも、弁棒42と弁座部4
3cとは、定常状態において密着する。従つて、
ダイヤフラム43に、弁座43cを一体成形する
ことにより、従来のような弁棒12とパツキン1
3とを別体に製造し、組立る作業を解消できる。
ダイヤフラム43の振動部43aと弁座部43c
との間には、外側に開くことが可能な逆止弁であ
る吸入弁43dを形成する。ダイヤフラム43の
振動部43aの上側には、内側に開くことが可能
な逆止弁である排出弁43eを形成する。
キヤツプ44の右側面図を第6図に示し、第2
図と合わせて説明する。キヤツプ44の中央部内
側には、ダイヤフラム43の振動部43aに隙間
をもつて嵌合する凸部44aを形成する。凸部4
4aの中心部は擂り鉢状に凹入させ、ダイヤフラ
ム43の振動部43aとの間に吸気室44bを形
成する。吸気室44bから下方へ第1の細溝44
cを刻設し、吸気室44bから上方へ第2の細溝
44dを刻設する。第1の細溝44cの下側に
は、本体25の横孔25bと同軸の外気導入孔4
4eを穿設し、弁棒42を貫通させる。キヤツプ
44と取付体27とを接合することにより、外気
導入孔44eの周囲が、ダイヤフラム43の弁座
部43cを取付体27の外気導入孔27bに固定
する。従つて、本搾乳器は、従来のような雄ネジ
7bを刻設した弁座14を製造し、そして、その
弁座14を取付体7の雌ネジ7bに噛合するとい
つた面倒な組付け作業が不要となる。第2の細溝
44dの上側には、排気孔44fを穿設する。
圧力解放釦45の平面図を第7図に示し、右側
面図を第8図に示し、第2図と合わせて説明す
る。圧力解放釦45には、鍔を固設し、第7図に
示すようなカム面45aとする。また第8図に示
すように溝45bを形成し、本体25の横孔25
bの両側から突出させた爪〔図示せず〕と嵌合
し、圧力解放釦45を回転させないで前後動のみ
とするようにする。また、中央部には凹部45c
を形成し、この凹部45cに弁棒42を衝合させ
る。
圧力調整つまみ46の右側面図を第9図に示
し、第2図と合わせて説明する。圧力調整つまみ
46は、外側の端面にフランジ46aを周設し、
圧力解放釦45の外側への付勢を衝止する。圧力
調整つまみ46の内側には、本体25の横孔25
bの突出部25cに刻設した細溝と嵌合する鍔4
6cを内設する。圧力調整つまみ46内に圧力開
放釦45を収納し、圧力調整つまみ46及び横孔
25bの突出部を弾性変形させて、圧力調整つま
み46の鍔46cを横孔25bの突出部25cに
刻設した細溝と嵌合させる。すると、圧力開放釦
45は、圧力調整つまみ46内に収納され、本体
から外れない。従つて、本圧力開放釦45は、従
来のようなスプライン16b付きの圧力調整ネジ
16を圧力調整つまみ17に嵌入一体化するとい
つた面倒な作業が解消される。圧力調整つまみ4
6のフランジ46aの内側の1個所に突起46b
を形成し、この突起46bが上記圧力解放釦45
のカム面45aを押圧する。、圧力調整つまみ4
6を回転させることにより、この突起46bも回
転し、突起46bが上記圧力解放釦45のカム面
45aを押圧するから、圧力調整つまみ46の時
計方向へ回転させると、突起46bがカム面45
aの内側へ凹んでいる側へ移動して、圧力解放釦
45を外側へ移動させ、弁棒42を外側へ付勢さ
せる。
次に第1図を参照して、吸引部Cと搾乳部Bの
嵌合部分の説明をする。
圧力調整機構Dを収納する吸引部Cの本体25
の下端部は、搾乳部Bの上部連結部31bと着脱
自在に嵌合する。上部連結部31bには、外側の
環状突起31cと内側の環状突起31dとを突設
し、内側の環状突起31dの中心部に小孔31e
を穿設する。外側の環状突起31cが本体25の
下端部に嵌合させた弾性体32と弾性的に接続す
る。内側の環状突起31dには、上側から逆止弁
33を嵌入する。逆止弁33は、合成樹脂材で作
られた筒体33aと、筒体33a内に挿入した球
33bとから構成される。筒体33aの上面に
は、33bと密着する凹面33a1を内設し、下端
に4本の凸条33a2を突設し、球33bが凹面3
3a1と凸条33a2との間を移動できるようにす
る。即ち、定常状態において、球33bは、凸条
33a2に支承され、空気が搾乳部Bの小孔31e
から吸引部Cの取付体27の空気吸引孔27aへ
流れるようにする。また、搾乳器が転倒等したと
きには、球33bが凹面33a1に密着し、ボトル
A内に蓄つた搾乳が、吸引部Cに流入することを
防止する。
搾乳部Bは、下部連結部31aをボトルAの上
部に螺合するが、ボトルAの上端開口部と搾乳部
Bとの間には、ドーム状のカツプ34を介装す
る。カツプ34は、上端開口部に鍔34aを周設
し、この鍔34aをボトルAの上端開口部に載せ
る。鍔34aには、例えば4箇所にカツプ34の
側面と接するような吸気孔34bを穿設し、ボト
ルA内の空気を吸引する。カツプ34の下端縮径
部には、貫通孔34cを穿設し、搾乳された母乳
が、ボトルA内に滴下するようにする。このよう
なドーム状のカツプ34を介装するのは、搾乳器
が転倒したときに、一気に、搾乳が上記逆止弁3
3に流れないようにするためである。カツプ34
は、材質をゴム又は軟質のプラスチツク等に置換
することにより、従来において使用したパツキン
23を省略することができる。
尚、逆止弁33とカツプ34については、本出
願人は、既に、特願昭62−88524号において開示
している。
本実施例にかかる搾乳器は、以上のように構成
され、次に、動作について、第10図乃至第13
図も参照して説明する。第10図乃至第13図
は、圧力調整機構D及び負圧惹起部Eの組立縦断
正面図である。
先ず、ボトルA内を負圧にする動作を第10図
及び第11図を参照して説明する。スイツチ30
をONしてモータ8を回転させるとモータ8に装
着した、クランクピン8aが偏心回転する。する
と、ダイヤフラム43の振動部43aが前後動
し、キヤツプ44との間に形成された吸気室44
bが連続的に拡縮する。第10図に示すように、
吸入室44bが拡張したときは、吸入室44b内
の圧力が低下する。すると、ボルトA内の空気
が、カツプ34の貫通孔34c、搾乳部Bの小孔
31e、逆止弁33、空気吸入孔27a、吸入孔
27cと流れ、吸入弁43dが開弁し、第1の細
溝44cを通つて、吸気室44bに流入する。こ
のとき、排出弁43eは、引圧により第2の細溝
44dを閉止する方向に付勢されるから、外気が
排出孔44fから吸気室44bに流入することは
ない。また、定常状態において、弁棒42が圧縮
コイルバネ41に付勢されて、弁棒42のテーパ
面42aとダイヤフラム43の弁座部43cとは
密着しているから、外気が外気導入孔27bから
流入することもない。
次に、第11図に示すように、吸気室44bが
収縮したときは、排出弁43eが開弁し、吸気室
44bに流入したボトルAからの空気は、第2の
細溝44dから排出孔44fを通つて、外部に放
出される。このとき、吸入弁43dは、加圧によ
り開弁しないから、吸気室44bに流入した空気
は、吸入孔27cから流出することはない。
このように、ポンプとして機能する吸気室44
bの容積の拡縮によつて、ボトルA内の空気が順
次、吸気室44bに吸入されて、排気孔44fか
ら排出される。すると、ボトルA内が負圧とな
り、搾乳部Bのカツプ部3に密着された乳房が吸
引されて、搾乳することができる。
搾乳力が強すぎるときは、第12図に示すよう
に、圧力調整つまみ46を反時計方向に回転させ
ることにより、搾乳力を弱めることができる。圧
力調整つまみ46の内側には突起46bを設けて
あり、この突起46bが圧力解放釦45のカム面
45aを押圧する。圧力調整つまみ46を反時計
方向に回転すると、突起46bが外側に出ている
カム面45aを押圧する。圧力調整釦45は回転
せず、また、圧力調整つまみ46は前後に移動し
ないから、突起46bがカム面45aを押圧する
ことにより、圧力解放釦45の凹部45cに衝止
している弁棒42が、圧縮コイルバネ41の圧縮
力に抗して内側に押圧されて、弁棒42のテーパ
面42aとダイヤフラム43の弁座部43cとの
間が離隔する。すると、外気が、キヤツプ44の
外気導入孔44eと弁棒42のスプライン42b
との間から、取付体27の外気導入孔27b内に
流れ、結果的に、ボトルA内に空気が供給される
ことになる。従つて、ダイヤフラム43によつ
て、ボトルA内の空気を吸引しても、外気導入孔
44e,27bから外気が導入されることによ
り、ボトルA内の空気の吸引圧が弱まり、延いて
は、搾乳力が弱まる。即ち、断続的に弱い搾乳力
で搾乳を行うことができる。
継続的な弱い搾乳力ではなく、断続的に搾乳力
を変化させることもできる。この場合は、第13
図に示すように、圧力解放釦45を押圧する。す
ると、圧力解放釦45の凹部45cに衝止してい
る弁棒42が、圧縮コイルバネ41の圧縮力に抗
して、内側へ移動する。弁棒42のテーパ面42
aとダイヤフラム43の弁座部43cとが大きく
離隔して、外気が外気導入孔44e,27bから
取付体27の空気吸引孔27aに一気に流入す
る。すると、ボトルA内の吸引圧が瞬時になくな
り、搾乳力もなくなる。圧力解放釦45の押圧を
解除すると、圧縮コイルバネ41の圧縮力によつ
て、弁棒42は外側へ付勢され、再び、弁棒42
のテーパ面42aとダイヤフラム43の弁座部4
3cとが密着し、ボトルA内の吸引圧が高くな
る。従つて、圧力解放釦45の断続的な押圧動作
により、ボトルA内の吸引圧が断続的に変化し
て、乳首に適度な刺激を与え、ちようど、赤ちや
んが吸啜行為を行うのと同じように搾乳すること
ができる。
以上の各動作は、圧力解放釦45や圧力調整つ
まみ46を吸引部Cの下部側面に装設したことに
より、片手で行うことができ、他方の手は、乳房
の外周をモミモミマツサージしたり、搾乳の助け
をすることができる。
以上は本発明に係る一実施例を説明したもの
で、本発明はこの実施例に限定されることなく、
本発明の要旨内において設計変更することができ
る。
発明の効果 本発明によれば、圧力調整機構と負圧惹起部の
部品点数を従来の約半分に減少させ、しかも各部
品の形状を単純なものとしたことにより、製造費
のコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る実施例を示す搾乳器の主
要部の縦断正面図、第2図は搾乳器内部の圧力調
整機構を負圧惹起部の分解縦断正面図、第3図は
取付体の左側面図、第4図は弁棒の縦断側面図、
第5図はダイヤフラムの左側面図、第6図はキヤ
ツプの右側面図、第7図は圧力解放釦の上面図、
第8図は圧力解放釦の右側面図、第9図は圧力調
整つまみの右側面図、第10図乃至第13図は圧
力調整機構と負圧惹起部の組付断面図で、第10
図はボトル内の空気を吸引している状態図、第1
1図は吸引した空気を排出している状態図、第1
2図は圧力調整つまみを回転して搾乳力を弱くし
たときの状態図、第13図は圧力解放釦を押圧し
て搾乳力をなくしたときの状態図である。第14
図は先行出願にかかる搾乳器の全体斜視図、第1
5図は先行出願にかかる搾乳器の一部切欠縦断正
面図、第16図は先行出願にかかる搾乳器の圧力
調整機構と負圧惹起部の分解縦断正面図、第17
図は圧力調整ネジの縦断側面図、第18図は圧力
調整つまみの縦断側面図、第19図は圧力調整ネ
ジと圧力調整つまみとを合体したとの縦断側面
図、第20図は取付体の右側面図、第21図はダ
イヤフラムの左側面図、第22図はキヤツプの左
側面図である。 A……ボトル、B……搾乳部、C……吸引部、
D……圧力調整機構、E……負圧惹起部、27…
…取付体、27b……外気導入孔、41……圧縮
コイルバネ、42……弁棒、42a……テーパ
面、43……ダイヤフラム、43c……弁座部、
44……キヤツプ、44b……吸入室、45……
圧力解放釦、45a……カム面、46……圧力調
整つまみ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 搾乳した母乳を溜めるボトルと、乳房に押当
    てる搾乳部と、上記ボトル内を負圧にする圧力調
    整機構及び負圧惹起部を空洞状の本体内に収納す
    る吸引部とを上下縦方向に連結した搾乳器におい
    て、 上記圧力調整機構及び負圧惹起部を、 下部に横方向の外気導入孔を形成した取付体
    と、内方向に拡径するテーパ面を形成した弁棒
    と、弁棒を外方向に付勢させる圧縮コイルバネ
    と、下部に弁座部を形成し、中間部に振動部を形
    成したダイヤフラムと、下部に外気導入孔を形成
    し、中間部に凹部を形成したキヤツプと、カム面
    を形成した圧力開放釦と、円筒状の内側に突起を
    形成した圧力調整つまみとで構成し、 本体の搾乳部寄りに横孔を形成し、上記横孔と
    同軸に、上記取付体の下部の外気導入孔を配置
    し、その外気導入孔内の内側に上記圧縮コイルバ
    ネを収納し、外気導入孔内の外側に上記弁棒収納
    して、弁棒を外方向へ付勢させ、 上記ダイヤフラムと上記キヤツプとを接合して
    ダイヤフラムの振動部とキヤツプの凹部間に吸気
    室を形成し、ダイヤフラムの弁座部とキヤツプの
    外気導入孔とを本体の横孔と同軸に配置して弁棒
    を貫通突出させ、 上記圧力開放釦を嵌入した上記圧力調整つまみ
    を本体の横孔に係合し、圧力調整つまみの突起を
    圧力開放釦のカム面と当接させ、圧力開放釦と弁
    棒の先端とを当接させたことを特徴とする搾乳
    器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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