JPH0366084A - カセット用スリップシート - Google Patents

カセット用スリップシート

Info

Publication number
JPH0366084A
JPH0366084A JP1201339A JP20133989A JPH0366084A JP H0366084 A JPH0366084 A JP H0366084A JP 1201339 A JP1201339 A JP 1201339A JP 20133989 A JP20133989 A JP 20133989A JP H0366084 A JPH0366084 A JP H0366084A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slip
carboxy
slip sheet
silicon
cassette
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1201339A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Yamagishi
山岸 隆
Kazuo Shikayama
鹿山 和夫
Yukito Yamamoto
幸仁 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teijin Ltd filed Critical Teijin Ltd
Priority to JP1201339A priority Critical patent/JPH0366084A/ja
Publication of JPH0366084A publication Critical patent/JPH0366084A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はカセット用スリップシートに関し、更に詳しく
はオーディオカセット、ビデオカセット等のテープカセ
ットに組み込み、テープを摺接せしめてその弛緩を防止
すると共に走行を円滑ならしめるためのスリップシート
に関する。
〈従来技術〉 磁気テープのカセットは、該磁気テープの走行を円滑に
するため、テープとカセットケースとの間にスリップシ
ートを設けている。このスリップシートは、巻きテープ
がその側面を該シートに接触しながら回転することによ
り、磁気テープの走行を円滑にし、かつ巻き乱れを防止
する。
従来から、このスリップシートとして、小さい摩擦係数
、高い熱安定性などの点から、テトラフルオロエチレン
シートが用いられているが、このシートは高価であるう
え、柔軟性に富むため腰が弱く、シートの周縁が折れ曲
ったりする欠点がある。
また、プラスチックフィルムにグラファイト、カーボン
等の導電性滑剤粒子を充填、又は塗布したシート、また
は紙にカーボンブラック、リン状黒鉛、二硫化モリブデ
ン等を混入し、その表面にシリコン系樹脂またはフッ素
樹脂をコーティングしたシートなどがあるが、これらス
リップシートは黒色かつ不透明であり、ケースの外側に
貼着された表示紙によって隠されており、またカセット
内の磁気テープの巻き状態が見られない欠点がある。
かかる欠点を改善するため、透明なプラスチックシート
の表面にシリコンオイルを塗工する方法が提案されてい
る(特開昭58−146066号公報)。
しかし、プラスチックシートの表面に、単に、シリコン
オイル等潤滑剤を塗工したのみでは透明なプラスチック
フィルムとの密着性が不足し、実際に使用するとき、経
時と共に摩擦が増大し、耐久性に不足が生じるという問
題がある。
更に、透明なプラスチックシートの表面に、熱可塑性樹
脂例えば塩ビー酢ビ共重合体、ポリウレタン樹脂等に潤
滑剤を添加した塗料をコーティングして積層体を形成す
る方法が提案されている(特開昭58−60474号公
報)。しかし、これらの積層塗膜は表面硬度が不足し、
磁気テープが走行するに従い、その端部に因るスクラッ
チ発生がスリップシートの透明性を下げる問題が発生す
る。
また、プラスチックシートの表面がシリコーン潤滑剤の
みで覆われた場合、プラスチックシートが帯電し、生産
過程でハンドリングに障害を与え、更に磁気テープ走行
時、テープ端面とシート面の摩擦により静電気が発生し
、シートが帯電するため磁気テープの円滑走行に支障を
きたす。
これらのことから、オーディオ用カセットに組み込まれ
るスリップシートに要求される特性は、表面の滑性が良
好な上に耐久性、耐スクラッチ性、帯電防止性能等にす
ぐれていることであり、更に背面に印刷を付与する場合
には表面に使用する潤滑剤が背面に転写し、印刷を阻害
しないようにすることである。
〈発明の目的〉 本発明の目的は、滑性の向上と優れた走行安定性を有し
、更には帯電防止性能を満足するカセット用スリップシ
ートを提供することにある。
〈発明の構成・効果〉 本発明の目的は、本発明によれば、基本的に、ポリエス
テルフィルムの片面にケイ素反応型シリルポリイソシア
ネート化合物(A)と該シリルポリイソシアネート化合
物(A)に対し1〜40重量%のカルボキシ変性ジメチ
ルポリシロキサン(B)との付加、加水分解反応によっ
て形成された主として酸化ケイ素膜からなるスリップ層
を設け、他の面に高分子ポリマー構造を有するイオン性
帯電防止剤層を設けていることを特徴とするカセット用
スリップシートによって達成される。
本発明においてポリエステルとは、芳香族二塩基酸又は
そのエステル形成性誘導体とジオールまたはそのエステ
ル形成性誘導体とから合成される線状飽和ポリエステル
である。ポリエステルの具体例として、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリエチレンイソフタレート、ポリブチ
レンテレフタレート、ポリ(l、4−シクロヘキシレン
ジメチレンテレフタレート)、ポリエチレン−2,6−
ナフタレンジカルボキシレート等が例示でき、これらの
共重合体またはこれらと小割合の他樹脂とのブレンド物
なども含まれる。
かかるポリエステルは、フィルムに滑り性を付与する微
粒子、例えば炭酸カルシウム、カオリン、シリカ、酸化
チタン、シリコン樹脂、架橋スチレン等の如き添加粒子
や反応に利用した触媒残渣から形成した析出粒子を含有
することができ、また例えばドデシルスルホン酸ソーダ
の如き帯電防止剤を含有することができる。また、必要
に応じ、他の添加剤を含有することができる。
本発明におけるポリエステルフィルムは、上述したポリ
エステルを用い、常法によって製造することができる。
このポリエステルフィルムは、厚みが25〜100μm
であることが好ましく、また透明性がヘーズで10%以
下であることが好ましい。
本発明においてポリエステルフィルムの片面に設けるス
リップ層は、ケイ素反応型シリルポリイソシアネート化
合物(A)とカルボキシ変性ジメチルポリシロキサン(
B)を用いて形成される。該ケイ素反応型シリルポリイ
ソシアネート化合物(A)は、シリルイソシアネート結
合がシロキシニトリルとの間に構造異性共鳴を形威し、
カルボキシ変性ジメチルポリシロキサン(B)のカルボ
キシ基活性水素と反応して付加反応体を形成するととも
に溶剤中の水分、空気中の水分等と加水分解反応を起こ
して酸化ケイ素の三次元架橋構造を形成する。
上記付加反応、加水分解反応は次式の如く進むと考えら
れる。
(1)カルボキシ基活性水素との付加反応嘗 (11)酸化ケイ素膜の形成(加水分解反応〉一5i−
0−+H20+  CO2+NH3〈酸化ケイ素膜〉 上記反応によって、カルボキシル基を介してジメチルポ
リシロキサンを結合させた酸化ケイ素膜がポリエステル
フィルムに形成される。
この反応(加水分解反応〉は室温ないし、120℃以下
の温度で十分に進行すると共に、反応副成物がガス状と
なり、反応残渣もない利点がある。
本発明におけるケイ素反応型シリルポリイソシアネート
化合物(A)としては、ポリエステルフィルムとの密着
性を向上させ、かつ酸化ケイ素膜中に水酸基を多数含有
させるために、分子中のイソシアネート基(NGO)の
数が多いものほど好ましく、例えばシリルトリイソシア
ネート、シリルテトライソシアネートからなる R、 Si (N CO) a−、、 (RO)−St (NGO)4−fi 及びこれらの縮合体を挙げることができる。ここで、上
記式におけるRは炭素数1〜6のアルキル、アリール、
アルケニルであり、nは0または1である。更に具体的
な化合物としては、例えばメチルシリルトリイソシアネ
ート、ビニルシリルトリイソシアネート、フエニルジリ
ルトリイソシアネート、テトライソシアネートシラン、
エトキシシラントリイソシアネート、プロポキシシラン
トリイソシアネート、ブトキシシラントリイソシアネー
ト等を挙げることができる。これらのケイ素反応型シリ
ルポリイソシアネート化合物は、例えば酢酸エチル、酢
酸イソプロピル、酢酸n−プロピル、酢酸イソブチル、
酢酸n−ブチル、酢酸アミル、乳酸エチル、n−ヘキサ
ン、n−へブタン、トルエン、キシレン、シクロヘキサ
ン等の不活性有機溶剤に溶解し、塗工液として調合する
ことができる。ここで、“不活性”とは、エタノール、
イソプロパノール、n−ブタノール、2−ブタノール等
のアルコール類や、アセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類
の如く、シリルイソシアネートと反応して5i−N結合
の開裂をもたらし、このためケイ素反応型シリルイソシ
アネート化合物の本来の反応性が低下し、基材のポリエ
ステルフィルムとの密着性が低下する等好ましくない現
象をもたらすことのない意味である。それ故、アルコー
ル類やケトン類は上記溶剤に含まれない。
ケイ素反応型シリルポリイソシアネート化合物と類似の
構造を有するトリメチルシリルイソシアネート、トリエ
チルシリルイソシアネート等のシリルモノイソシアネー
ト化合物は加水分解により酸化ケイ素構造を形成するが
、三次元構成の形成がなく、遊離の水酸基の含有量が少
ないため、塗膜の強度、帯電防止性が不足し、本発明の
目的を遠戚できない。更に、ジメチルシリルジイソシア
ネート、ジエチルシリルジイソシアネート等のシリルジ
イソシアネート化合物も、加水分解により形戒された酸
化ケイ素膜は、遊離の水酸基量が少なく、本発明の必要
とする帯電防止性は得られない。
次に、本発明において酸化ケイ素膜に化学的に結合させ
るカルボキシ変性ジメチルポリシロキサン(B)として
は、下記式 で示される構造を有し、カルボキシル基含有量が0.5
〜5重量%にあるものが好ましい。さらにカルボキシ基
当量が500〜4000 g/モlしにあることが好ま
しい。カルボキシル基の含有量が0.5重量%より少な
い場合、シリルポリイソシアネート化合物(A)との反
応性が低くなり、酸化ケイ素膜と結合しない遊離のシロ
キサンが増加し、好ましくない。またカルボキシル基の
含有量が5重量%より多くなると、ジメチルシラン成分
が減少し、カセット用スリップシートに必要な潤滑性が
低下し好ましくない。カルボキシ変性ジメチルポリシロ
キサンの具体的化合物としては、例えばダウケミカル社
製の“#778”、信越シリコーン社製の′X−62−
163C″、東しシリコーン社製の“5F−8418”
等を挙げることができる。
ジメチルポリシロキサンの変性体にはカルボキシ変性以
外のものとしてエポキシ変性、ポリエーテル変性、アミ
ノ変性、或いはアルキル変性のものが考えられるが、こ
れらはケイ素反応型シリルポリイソシアネート化合物(
A)と混合した際の塗液の安定性が悪かったり、ポリシ
ロキサンが酸化ケイ素膜表面に遊離してくるという、好
ましくない結果となる。
次に、ケイ素反応型シリルポリイソシアネート化合物(
Alに対するカルボキシ変性ジメチルポリシロキサンの
有効成分の割合は1〜40重量%である。この割合が1
重量%未満ではカセット用スリップシートに必要なスリ
ップシート表面での潤滑性が不足し、オーディオテープ
用カセットに組込んで実機で使用した場合走行が停止す
るという、好ましくない問題が生じる。またこの割合が
40重量%を越えると、シリルポリイソシアネート化合
物(A>の加水分解によって生ずる水酸基の含有量が不
足し、カセット用スリップシート表面の固有抵抗が10
13Ω以上となり、オーディオテープ用カセットに組込
んで実機で使用した場合、使用中での帯電がテープ出力
の変動くワウ・フラッタ−特性〉を助長させるという好
ましくない結果となる。
本発明においては、ケイ素反応型シリルポリイソシアネ
ート化合物(A)の加水分解によって生ずる遊離の水酸
基がイオン解離し、電気伝導性を発現し、帯電を防止す
るv1能を付与していると考えられるが、更に効果的な
帯電防止能を付与する目的で帯電防止剤を含有すること
ができる。この帯電防止剤としてはアニオン型、カチオ
ン型、ノニオン型、両性型等の界面活性剤タイプのもの
、更にはイオン性高分子導電剤等のいずれでも良い。
かかる帯電防止剤は塗液に添加含有させるとよい。
この帯電防止剤の量は、シリルポリイソシアネート化合
物(A)当り、1.0〜15.0重量%が好ましく、こ
れによりカセット用スリップシートの帯電防止性を大巾
に向上させることができる。
ポリエステルフィルムの表面(片面)に酸化ケイ素膜か
らなるスリップ層を形戒する方法は、従来一般のコーテ
ィング剤の塗布方法と同様に、例えばロールコーティン
グ法、グラビアコーティング法、リバースロールコーテ
ィング法、マイヤーバー法、マイクログラビア法、コン
マコーティング法等のコーティング法を用い、塗液を固
型有効成分で0.2〜3g/−程度塗工し、乾燥するこ
とにより行うことができる。
原反ロールからカセット用スリップシートの形状への打
抜き作業においては、通常、静電気が生ずることにより
、形状の打抜きミスが多発したり、抜カスがシートに付
着するといった不具合が生じたり、ケースへ組込み時に
数枚型なり合って操作されるといったトラブルが発生す
る。この対策としては、シート表面への静電気の防止と
、デネスト性と称するシート表面同士の物理化学的な貼
り付き性を防止することが必要である。本発明において
は酸化ケイ素膜を形成したポリエステルフィルムの反対
面に、高分子ポリマー構造を有するイオン性帯電防止剤
を表面塗布することにより、上述のトラブルを回避でき
る。
高分子ポリマー構造を有するイオン性帯電防止剤として
は、アクリル系、スチレン系、ポリエステル系、ビニル
−ビニリデン系、フェノール系のポリマー等に第4級ア
ンモニウム塩、スルホン酸エステル、リン酸エステル、
エチレンオキサイド付加物等の変性を施したものを好ま
しく用いることができ、例えば、上用製紙所製の“Ol
igo−Z”11本合成化学工業社製の・ゴーセフアイ
、−・A−46Q、 C−670、日本化薬社製の“カ
ヤポリマー”EC−003,EC−004、総研化学社
製の“ニレコンド“PQ−10,PQ−10W、 PQ
−A、 PQ−50B、 PQ−149等を挙げること
ができる。
かかる高分子ポリマー構造を有するイオン性帯電防止剤
を塗布する方法としては、酸化ケイ素膜をポリエステル
フィルムの表面に形成する方法と同様の方法で、例えば
ロールコーティング法、グラビアコーティング法、リバ
ースロールコーティング法、マイヤバー法、マイクログ
ラビア法、コンマコーティング法等のコーティング法が
用いられ、その塗布量は固形分で0.03〜2g/rr
?が好ましい。
更に本発明の効果を消失させない範囲において、例えば
フィラー、顔料、接着増進剤、滑剤、ブロッキング防止
剤、界面活性剤、塗れ剤、香料等の他の添加剤を加える
ことができる。
本発明のカセット用スリップシートは、通常、塗布され
たロール状フィルムをエンボスロールによりエンボス加
工したのち所定の大きさの形状に打ち抜き、スリップ層
面を磁気テープに接する方法でカセットケースと磁気テ
ープの間に介在させ、使用する。
本発明のカセット用スリップシートは、潤滑性に優れた
酸化ケイ素膜表面が優れた滑性(スリップ性)を有する
とともに、ジメチルポリシロキサン成分が酸化ケイ素膜
に化学的に結合していることから、脱落、転移が起りに
くく、シリコーン成分のブリードアウトの心配がなく、
耐久性に優れている。また、スリップ面及びその反対面
の表面固有抵抗は109〜1012Ω/口と低く、静電
気の発生を防止し、反対面の高分子ポリマー構造を有す
る帯電防止剤の塗布によりスリップシートの打ち抜き速
度を200枚/分以上としても何らトラブルを生ずるこ
となく、更にカセットテープに組込んで磁気テープを1
000時間以上に渡って長時間使用してもテープの走行
を円滑に行うことができる。
本発明のカセット用スリップシートは、従来のスリップ
シートに比して加工性に優れ、カセットへの組込み生産
性の向上をもたらし、更にはカセットに組込んだ磁気テ
ープを長時間に渡って使用しても磁気テープへのほこり
の付着、巻きブレ等の発生トラブルがほとんどない等の
種々の優れた作用効果を奏する。本発明のカセット用ス
リップシートはオーディオ用カセットテープのみならず
、DAT用カ上カセツトに必要に応じてビデオ用テープ
等の走行を滑らかにし安定させる用途にも使用できる。
勿論これらの用途に限定されるものではないが、本発明
のスリップシートは広範囲な用途に供されるものである
〈実施例〉 以下、実施例を掲げて本発明を更に説明する。
なお例中の部は重量部を意味する。また各特性は次の方
法で求めた。
(1)全光線透過率、ヘーズ JIS K6782に準拠し、ヘーズメーター(日本電
位社製〉にて測定した全光線透過率(%〉と散乱光透過
率(%)を百分率で比べたヘーズで示した。
(2)動摩擦係数 ASTM D1894に準拠し、フィルムの易滑面同士
及び易滑面とバック面(帯電防止剤塗布面〉との動摩擦
係数を示した。
(3)表面固有抵抗 ASTM D−257に準拠した超絶縁抵抗計(横河電
機製RM−21A>にて表面固有抵抗を測定した。
(4)帯電減衰半減期 宍戸電気製スタティックオネストメーター’I’ype
 S−5109の回転円盤に試料を固定し、11000
rpで回転させ、5KVの電圧を30秒印加した後帯電
圧の変化を調べた。飽和電圧の1/2になる迄の時間を
帯電減衰半減期として求めた。測定は23℃、56%R
Hの雰囲気で行った。
(5)打抜き加工性 オーディオ用スリップシートの金型にかけ、200枚/
分の速度で5000枚のスリップシートを連続して打抜
いた。打ちにいたスリップシートは圧空で打抜き機から
連続的に排出され、トレー〈受は容器〉に積み重ねられ
た。打抜きしたスリップシートの形状不良、打抜きカス
の付着、積み重ねられた打抜きスリップシートの貼り付
き性を、下記の基準で評価した。
(6)走行安定性 スリップシートをオーディオカセット用に打ち抜き、シ
ートをC−90カセツトに組み込む。このカセットをオ
ーディオカセットデツキにより実走耐久テストを行なう
実機走行は、再生走行と早送りでの巻き戻しの繰り返し
を行なう耐久テストで、磁気テープ再生走行速度は94
cm/ sec 、早送り巻き戻し速度は400cm 
/ seeで行なう。再生走行1回、巻き戻し1回を1
サイクルとし、この繰り返し走行を100サイクル行な
い、次の検査にて走行安定性の評価を行なった。
(il  巻き取り負荷 初期及び100サイクル繰り返し後の巻き取り中にモー
ターにかかる負荷の変化を調べた。
(iil  削れ性 100サイクル繰り返し終了後、スリップシートを肉眼
で観察し、磁気テープ端面によるスクラッチの発生状況
を下記基準で調べた。
Oニスクラッチの発生なし △:部分的にスクラッチ発生 ×:全面にスクラッチが発生 (7)走行耐久性 スリップシートをオーディオカセット用に打抜き、C−
90カセツトに組み込む。このオーディオテープを市販
の携帯用オーディオプレイヤー(AIWA H3−G3
41にかけ、0℃、常温、60℃×80%RHの環境下
で1000時間連続して再生走行〜早送り巻き戻しの繰
り返し、走行状態を下記の基準で調べた。
0 : 1000時間安定して連続走行した。
△: 1000時間走行したがテープの送り速度に遅れ
発生 ×:途中で走行停止した。
実施例1 テトライソシアネートシラン92.5部、カルボキシ変
性ジメチルポリシロキサン(東しシリコーン■“5F−
8418”〉7.5部を固形分濃度が2.4%になるよ
うにn−ヘキサンで混合希釈し、スリップ用塗工液を調
製した。
この塗工液を175メツシユのグラビアコーターで、厚
み50μのポリエステルフィルム(帝人■“ティジンテ
トロンフィルム”Sタイプ)の片面に塗布し、続いて乾
燥処理を施した。乾燥後の塗布量は約0.15g/−で
あった。
次に、アクリル変性の導電ポリマー(綜研化学■゛ニレ
コント” PQ−10) 10部にイソプロピルアルコ
ール490部を加え、帯電防止用塗料を調製した。この
塗料を175メツシユのグラビアコーターで、スリップ
用塗工液を塗布したポリエステルフィルムの反対面に塗
布し、乾燥した。乾燥後の塗布量は約0.07g/−で
あった。
このフィルムの性能評価の結果を表−1に示す。
表−1の結果より、スリップ性、帯電防止性、耐久性、
加工適性に優れ、オーディオ用カセットのスリップシー
トとして良好な走行性能、再生特性を有していることが
わかる。
実施例2 テトライソシアネートシラン55部、メチルトリイソシ
アネートシラン20部、カルボキシ変性ジメチルポリシ
ロキサン(信越シリコーン■゛X−62−163C”)
25部及び帯電防止剤(ボロンインターナショナル■“
ハイホロンSC”〉5部をn−ヘキサン1350部とト
ルエン1350部で希釈混合し、スリップ用塗工液を調
製した。
この塗工液を実施例1と同様の方法でポリエステルフィ
ルムに塗布し、続いて乾燥処理を施した。
乾燥後の塗布量は約1 g/rrrであった。
次に、カチオン性導電ポリマー(日東紡■“PAS”)
10部にメチルエチルケトン/イソプロピルアルコール
(1/1 ) 490部を加え帯電防止用塗料を調製し
た。
この塗料を実施例1と同様の方法でスリップ用塗工液を
塗布したポリエステルフィルムの反対面に塗布し、乾燥
した。乾燥後の塗布量は約0.05g/−であった。
このフィルム性能評価の結果を表−1に示した。
表−1の結果より、カセット用スリップシートとして優
れた性能を有していることがわかる。
実施例3 実施例1の処方において、固形分濃度が6%となるよう
にn−ヘキサンに変えてn−ヘキサン/トルエン(4/
1 )の混合溶剤で希釈し、スリップ用塗工液を調製し
た。
この塗工液を175メツシユのグラビアコーターで厚み
50μのポリエステルフィルム(帝人■“ティジンテト
ロンフィルム”GSタイプ)の片面に、実施例1と同様
にして塗布し、続いて乾燥処理を施した。乾燥後の塗布
量は0.4g/−であった、このフィルムの反対面には
実施例2の帯電防止層を設けた。
カセット用スリップシートとしての性能の評価を行なっ
た結果を表−1に示す。表−1の結果より、スリップ面
の帯電防止性に優れ、カセットへの組込み適性オーディ
オテープの走行性能に優れた特性を有していることがわ
かる。
実施例4 実施例1と同様の方法でスリップ用塗工液の処方をテト
ライソシアネートシラン90部、カルボキシ変性ジメチ
ルポリシロキサン(ダウケミカル■#778) 10部
を固形分濃度が4%となるようにn −ヘキサンで調製
し、これを150メツシユのマイクロブラビアコーター
で厚さ50μのポリエステルフィルム(帝人■パティジ
ンテトロンフィルム”タイプS)の片面に塗布し、続い
て乾燥処理を施した。乾燥後の塗布量は0.45g/r
r?であった。
次に反対面の帯電防止層の処方を第4級アンモニウム塩
変性アクリレート(総研化学“ニレコント”PQ−50
B> 9.5部及びフッ素変性界面活性剤(大日本イン
ク化学工業■“MEGAFAC″F−18310,5部
にイソプロピルアルコール400部、ブタノール90部
を加えて帯電防止用塗料を調製した。この塗料を実施例
1と同様の方法で塗布し、乾燥した。乾燥後の塗布量は
約0.08g/+dであった。
このフィルムの性能評価の結果を表−1に示す。
表−1の結果より、カセット用スリップシートとしての
打抜き加工性、オーディオカセットの走行安定性に優れ
た特性を示すことがわがる。
比較例1 実施例1において、スリップ層の反対面に高分子ポリマ
ー構造を有するイオン性帯電防止層の代りに、界面活性
剤タイプの低分子構造を有する帯電防止剤(ジョーダン
ケミカル社サイアスタット264A)を塗布し、同様の
方法でこのフィルムの性能を評価した。
この結果を表−1に示す。表−1の結果が示すように、
低分子量の帯電防止剤が背面よりスリップ面に移行転写
し、帯電防止性は良くなっているものの磁気テープの走
行性が不安定となり、特に長時間走行、高湿度環境での
走行不能を生じた。
比較例2 実施例4においてスリップ用塗工液の処方を、テトライ
ソシアネートシラン50部、カルボキシ変性ジメチルポ
リシロキサン(ダウケミカル■#778 )50部に変
え同様の方法でカセット用スリップシートを調製した。
このシートの評価を行なった結果を表−1に示すが、ス
リップ面に遊離のジメチルポリシロキサンがマイグレー
ションして背面転写しており、スリップシートの打抜き
加工性、オーディオテープの走行安定性が損なわれる結
果となった。
比較例3 実施例1において、スリップ層の反対面に帯電防止層を
設けずにカセット用スリップシートを作成した。このシ
ートの評価結果を表−1に示すが、打抜き加工性、走行
耐久性が不良であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ポリエステルフィルムの片面にケイ素反応型シリル
    ポリイソシアネート化合物(A)と該シリルポリイソシ
    アネート化合物(A)に対し1〜40重量%のカルボキ
    シ変性ジメチルポリシロキサン(B)との付加、加水分
    解反応によって形成された主として酸化ケイ素膜からな
    るスリップ層を設け、他の面に高分子ポリマー構造を有
    するイオン性帯電防止剤層を設けていることを特徴とす
    るカセット用スリップシート。 2、ケイ素反応型シリルポリイソシアネート化合物(A
    )が、R_nSi(NCO)_4_−_n、(RO)_
    nSi(NCO)_4_−_n(ここで、Rは炭素数1
    〜6のアルキル、アルケニル、アリールであり、nは0
    または1である)及びこれらの縮合体より選ばれる少く
    とも一種である請求項1記載のカセット用スリップシー
    ト。 3、カルボキシ変性ジメチルポリシロキサン(B)のカ
    ルボキシ含有量が0.5〜5重量%である請求項1記載
    のカセット用スリップシート。
JP1201339A 1989-08-04 1989-08-04 カセット用スリップシート Pending JPH0366084A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1201339A JPH0366084A (ja) 1989-08-04 1989-08-04 カセット用スリップシート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1201339A JPH0366084A (ja) 1989-08-04 1989-08-04 カセット用スリップシート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0366084A true JPH0366084A (ja) 1991-03-20

Family

ID=16439386

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1201339A Pending JPH0366084A (ja) 1989-08-04 1989-08-04 カセット用スリップシート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0366084A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006175848A (ja) * 2004-11-24 2006-07-06 Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd 光学用保護フィルム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006175848A (ja) * 2004-11-24 2006-07-06 Dainichiseika Color & Chem Mfg Co Ltd 光学用保護フィルム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6120741A (ja) 易接着性ポリエステルフイルム
US5527594A (en) Optical tape
JPH0368449B2 (ja)
JPH0366084A (ja) カセット用スリップシート
JPH0395779A (ja) カセット用スリップシート
JPS60141525A (ja) 易接着制電性ポリエステルフイルムの製法
JPH0393079A (ja) カセット用スリップシート
JPH0410858B2 (ja)
JPH03154278A (ja) カセット用スリップシート
JPH02134782A (ja) カセット用透明スリップシート及びその製造法
JPH0149114B2 (ja)
JP3169716B2 (ja) 転写型離形フイルム
JPH0241409B2 (ja)
JPH04238177A (ja) カセット用スリップシート
JP3206222B2 (ja) ポリエステル組成物
JPH0349751B2 (ja)
JPS61295037A (ja) 熱可塑性樹脂フイルム積層物
JPH0574151B2 (ja)
JPH0461015B2 (ja)
JPH0376207B2 (ja)
JPH1199603A (ja) 多層ポリエステルシート
JPH0565929B2 (ja)
JPS6365027B2 (ja)
JP3235694B2 (ja) 積層ポリエステルフイルム
KR100264704B1 (ko) 전자복사용 투명 ohp 필름