JPH0369325B2 - - Google Patents
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- JPH0369325B2 JPH0369325B2 JP58214455A JP21445583A JPH0369325B2 JP H0369325 B2 JPH0369325 B2 JP H0369325B2 JP 58214455 A JP58214455 A JP 58214455A JP 21445583 A JP21445583 A JP 21445583A JP H0369325 B2 JPH0369325 B2 JP H0369325B2
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- nifedipine
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- liquid
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- capsule
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
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Description
本発明は、長期間保存されてもニフエジピンが
安定に保持される新規なニフエジピン軟カプセル
剤に関するものある。 従来より、ニフエジピン[1,4−ジヒドロ−
2,6−ジメチル−4−(2′−ニトロフエニル)−
3,5−ジカルボメトキシピリジン]は、冠血管
拡張作用を有することが知られており、狭心性発
作等の治療に使用されている。狭心症等を煩つて
いる患者においては通常、狭心性発作を予知する
ことができないため、ニフエジピンからなる薬剤
は患者自身が容易に所持でき、発作の際には患者
自身によつて簡単に服用でき、しかも迅速かつ確
実にその効果を発現するものであることが要求さ
れている。 しかしながら、上記ニフエジピンは光分解によ
り、[2,6−ジメチル−4−(2′−ニトロソフエ
ニル)−3,5−ジカルボメトキシピリジン]な
る分解生成物を生じやすいとの欠点がある。この
ようにニフエジピンは光に対して極めて不安定で
あるため、薬剤として場合には長期間の保存が困
難であるという製剤化上の問題があつた。 かかる問題を解決するために従来より多くの研
究がなされており、たとえば特開昭55−22645号
公報には、染料として食用黄色5号を分散含有す
るカプセル被膜で包容されてなるニフエジピン軟
カプセル剤が開示されている。また、特開昭58−
121211号公報には、ニフエジピンを含む成分が不
透明化剤を含有するカプセル内に導入されてなる
ニフエジピン軟カプセル剤が開示されている。 本発明者は、ニフエジピンの有する上記のよう
な問題点が解消されたニフエジピン製剤を開発す
べく研究を重ねた結果、内容液自体に特定量の食
用赤色色素を含有させることにより、ニフエジピ
ンの光による分解を更に効果的に阻止できること
を見出し、本発明に到達したものである。 すなわち、本発明は、染料および/または不透
明化剤を含むカプセル剤皮に、ニフエジビン1重
量部、平均分子量200〜600のポリアルキレングリ
コール10〜50重量部およびポリビニルピロリドン
0.1〜5重量部からなる少なくとも三成分、およ
び食用赤色色素を含有し、かつ食用赤色色素の含
有量が内容液中の0.01〜3重量%である内容液が
被包されてなるニフエジピン軟カプセル剤を提供
するものである。 本発明は、カプセル剤皮中に染料および不透明
化剤のうちの少なくとも一方を含有させ、かつニ
フエジピンからなる内容液自体にも適当な着色剤
を含有させたことを特徴とするものであり、本発
明のカプセル剤は広範囲に渡つて光に対して難透
過性とされるために、ニフエジピンの光による分
解または変質を効果的に防ぐことができる。 すなわち本発明においては、ニフエジピンの光
分解を引き起こす波長領域の光は、まず上記カプ
セル剤皮中に含まれる染料および/または不透明
化剤によつて吸収あるいは散乱される。さらに、
この光がカプセル剤皮中で吸収あるいは散乱され
ずにカプセル剤皮を透過した場合には、内容液中
の着色剤により吸収されることになる。従つて、
本発明によればニフエジピンの光分解を引き起こ
すような光は、従来のように軟カプセル剤の剤皮
においてのみ遮蔽されるのではなく、軟カプセル
剤中で二重に遮蔽される。このことにより、ニフ
エジピンの光分解を効果的に防いで、ニフエジピ
ン製剤の光に対する安定性を顕著に高めることが
できる。 また、本発明のニフエジピン軟カプセル剤は、
服用した場合には内容液が容易に溶出されて体内
に迅速に吸収されるものであり、ニフエジピンの
冠血管拡張作用効果が迅速かつ確実に発現するも
のである。 以下に本発明を詳しく説明する。 本発明のニフエジピン軟カプセル剤は、ニフエ
ジピンを含有する内容液とこの内容液を被包する
カプセル剤皮とからなる。 内容液は、少なくともニフエジピン、ポリアル
キレングリコールおよびポリビニルピロリドンの
三成分、および着色剤を含有する。 本発明で使用されるポリアルキレングリコール
は、平均分子量が200〜600のものであり、特にポ
リエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ルが好ましい。具体的にはポリアルキレングリコ
ールが300、400、600などが挙げられる。これら
のポリアルキレングリコールは単独でまたは二種
以上の混合物として使用することができる。ま
た、ポリアルキレングリコールはニフエジピン1
重量部に対して10〜50重量部の範囲で配合され、
好ましくは20〜30重量部の範囲である。 内容液に含有されるポリビニルピロリドンは、
ニフエジピン軟カプセル剤の保存中にゼラチン等
からなるカプセル剤皮が硬化するのを防止すると
共に、ポリアルキレングリコールに溶解している
ニフエジピンが水中に溶出されたときに結晶とし
て析出するのを防止することができる。かかる効
果は、ニフエジピン1重量部に対してポリビニル
ピロリドンを0.1〜5重量部の範囲で配合するこ
とにより達成できる。 本発明の特徴的な要件である内容液に含有され
る着色剤は、食用赤色色素であり、、この色素は、
ニフエジピンの光分解が最も起こりやすい420n
m付近を中心とする波長領域の光を吸収する着色
剤である。なお、ニフエジピンの吸収スペクトル
は260nmおよび350nmにピークを示す。そのよ
うな着色剤の例としては、赤色2号、3号、102
号、103号、104号、105号、106号等の食用赤色色
素を挙げることができる。また、着色剤は一種で
もよいし、あるいは複数種が含有されていてもよ
い。 着色剤は、少量で内容液中のニフエジピンの光
分解を防ぐことが可能である。着色剤の種類によ
つても異なるが、上記内容液に対して0.01〜3重
量%の範囲で配合されるが、ニフエジピンの光分
解を効率良く防止するためには0.03〜1重量%の
範囲で配合されるのがより好ましい。 この内容液にはさらに、上記成分のほかにトコ
フエロール、ハツカ油等の補助剤;グリチルリチ
ンK2、サツカリンナトリウム等の甘味剤などの
添加物が含有されていてもよい。特に、トコフエ
ロールは内容液中においてポリアルキレングリコ
ールの分解によつて生じるホルマリンの発生を阻
止することができ、ホルマリンによつて引き起こ
されるカプセル剤皮の経時的不溶化を防止する作
用を有するために、内容液に含有されているのが
好ましい。 本発明に用いられるカプセル剤皮の材料は、公
知の軟カプセル剤に使用される材料から選ぶこと
ができ、その例としてはゼラチン100重量部およ
びグリセリン38〜60重量部を主成分とするものが
挙げられる。このカプセル剤皮は、ニフエジピン
の光分解防止の目的で、染料および不透明化剤の
うちの少なくとも一方が含有されて着色および/
または不透明化される。本発明のカプセル剤皮用
の染料は、230〜550nmの波長領域の光を吸収す
る公知の染料から選ぶことができ、たとえば、前
記の食用色素を使用することができる。本発明に
おいて、上記内容液に含有される着色剤とカプセ
ル剤皮に含有される染料とは、同一であつてもよ
いし、異なつていてもよい。また本発明のカプセ
ル剤皮に用いられる不透明化剤の例としては、二
酸化チタン、炭酸カルシウム等の白色不透明化
剤;および黄色酸化鉄、赤色酸化鉄、褐色酸化
鉄、黒色酸化鉄等の有色不透明化剤を挙げること
ができる。 本発明のカプセル剤皮に用いられる染料または
不透明化剤はそれぞれ一種であつてもよいし、あ
るいは複数種が含有されていてもやい。また、染
料および不透明化剤は単独で含有されていてもよ
いし、両方が含有されていてもよい。上記染料お
よび不透明化剤はそれぞれ、カプセル剤皮中に
0.3〜5重量%の範囲で配合するのが好ましく、
より好ましくは0.3〜1重量%の範囲である。す
なわちニフエジピンの光分解防止の点から、上記
のカプセル剤皮用の染料および不透明化剤の種
類、組合せおよびその含有量は、内容液中の着色
剤の種類、含有量などを考慮して選択使用する。 このカプセル剤皮中にはさらに、たとえばパラ
オキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロ
ピル、ソルビン酸等の防腐剤など公知の補助剤が
含有されていてもよい。 カプセル剤皮は、常法に従つてゼラチンおよび
グリセリンからなる混合物に適当量の水を加えて
膨潤させ、これを加温溶融したものに染料およ
び/または不透明化剤などを添加することによつ
て調製することができる。また、本発明のニフエ
ジピン軟カプセル剤は、前記内容液を公知の方法
によつて上記カプセル剤皮中に被包することによ
つて製造することができる。 このようにして得られる本発明のニフエジピン
軟カプセル剤は、長期間保存してもニフエジピン
が光分解を起こすことが殆どないため、安定に保
存することができ、しかもカプセル剤皮が硬化し
てもろくなるようなことがないので、ニフエジピ
ン軟カプセル剤としてその薬理効果を長期間維持
し得るものである。 次に、実施例および比較例を挙げて本発明を説
明する。ただし、これらの各例は本発明を制限す
るものではない。 実施例 1 下記の組成からなる配合物を調製した。 ニフエジピン 50g ポリエチレングリコール400 1250g ポリビニルピロリドン 25g グリチルリチンK2 10g ハツカ油 2g トコフエロール 1g 蒸留水 133.8g この配合物に食用色素赤色102号を、0.05、
0.10、0.20および0.40重量%ずつ加えて均一な溶
液とすることにより、内容液を得た。 比較例 1 実施例1において得られた配合物に食用色素赤
色102号を加えることなく、この配合物を内容液
とした。 次に、実施例1および比較例1で得られた各内
容液2.0gをそれぞれ小ビーカーに分注し、けい
光燈下(2000ルクス)で37時間放置することによ
り光安定性試験を実施した。350nmの波長(ニ
フエジピンの光吸収のピーク波長)における吸光
度を測定し、その吸光度からニフエジピンの定量
値を算出した。 得られた結果を第1表に示す。なお、第1表に
おいてニフエジピンの定量値は、光安定性試験開
始時の定量値に対する比率で表示されている。
安定に保持される新規なニフエジピン軟カプセル
剤に関するものある。 従来より、ニフエジピン[1,4−ジヒドロ−
2,6−ジメチル−4−(2′−ニトロフエニル)−
3,5−ジカルボメトキシピリジン]は、冠血管
拡張作用を有することが知られており、狭心性発
作等の治療に使用されている。狭心症等を煩つて
いる患者においては通常、狭心性発作を予知する
ことができないため、ニフエジピンからなる薬剤
は患者自身が容易に所持でき、発作の際には患者
自身によつて簡単に服用でき、しかも迅速かつ確
実にその効果を発現するものであることが要求さ
れている。 しかしながら、上記ニフエジピンは光分解によ
り、[2,6−ジメチル−4−(2′−ニトロソフエ
ニル)−3,5−ジカルボメトキシピリジン]な
る分解生成物を生じやすいとの欠点がある。この
ようにニフエジピンは光に対して極めて不安定で
あるため、薬剤として場合には長期間の保存が困
難であるという製剤化上の問題があつた。 かかる問題を解決するために従来より多くの研
究がなされており、たとえば特開昭55−22645号
公報には、染料として食用黄色5号を分散含有す
るカプセル被膜で包容されてなるニフエジピン軟
カプセル剤が開示されている。また、特開昭58−
121211号公報には、ニフエジピンを含む成分が不
透明化剤を含有するカプセル内に導入されてなる
ニフエジピン軟カプセル剤が開示されている。 本発明者は、ニフエジピンの有する上記のよう
な問題点が解消されたニフエジピン製剤を開発す
べく研究を重ねた結果、内容液自体に特定量の食
用赤色色素を含有させることにより、ニフエジピ
ンの光による分解を更に効果的に阻止できること
を見出し、本発明に到達したものである。 すなわち、本発明は、染料および/または不透
明化剤を含むカプセル剤皮に、ニフエジビン1重
量部、平均分子量200〜600のポリアルキレングリ
コール10〜50重量部およびポリビニルピロリドン
0.1〜5重量部からなる少なくとも三成分、およ
び食用赤色色素を含有し、かつ食用赤色色素の含
有量が内容液中の0.01〜3重量%である内容液が
被包されてなるニフエジピン軟カプセル剤を提供
するものである。 本発明は、カプセル剤皮中に染料および不透明
化剤のうちの少なくとも一方を含有させ、かつニ
フエジピンからなる内容液自体にも適当な着色剤
を含有させたことを特徴とするものであり、本発
明のカプセル剤は広範囲に渡つて光に対して難透
過性とされるために、ニフエジピンの光による分
解または変質を効果的に防ぐことができる。 すなわち本発明においては、ニフエジピンの光
分解を引き起こす波長領域の光は、まず上記カプ
セル剤皮中に含まれる染料および/または不透明
化剤によつて吸収あるいは散乱される。さらに、
この光がカプセル剤皮中で吸収あるいは散乱され
ずにカプセル剤皮を透過した場合には、内容液中
の着色剤により吸収されることになる。従つて、
本発明によればニフエジピンの光分解を引き起こ
すような光は、従来のように軟カプセル剤の剤皮
においてのみ遮蔽されるのではなく、軟カプセル
剤中で二重に遮蔽される。このことにより、ニフ
エジピンの光分解を効果的に防いで、ニフエジピ
ン製剤の光に対する安定性を顕著に高めることが
できる。 また、本発明のニフエジピン軟カプセル剤は、
服用した場合には内容液が容易に溶出されて体内
に迅速に吸収されるものであり、ニフエジピンの
冠血管拡張作用効果が迅速かつ確実に発現するも
のである。 以下に本発明を詳しく説明する。 本発明のニフエジピン軟カプセル剤は、ニフエ
ジピンを含有する内容液とこの内容液を被包する
カプセル剤皮とからなる。 内容液は、少なくともニフエジピン、ポリアル
キレングリコールおよびポリビニルピロリドンの
三成分、および着色剤を含有する。 本発明で使用されるポリアルキレングリコール
は、平均分子量が200〜600のものであり、特にポ
リエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ルが好ましい。具体的にはポリアルキレングリコ
ールが300、400、600などが挙げられる。これら
のポリアルキレングリコールは単独でまたは二種
以上の混合物として使用することができる。ま
た、ポリアルキレングリコールはニフエジピン1
重量部に対して10〜50重量部の範囲で配合され、
好ましくは20〜30重量部の範囲である。 内容液に含有されるポリビニルピロリドンは、
ニフエジピン軟カプセル剤の保存中にゼラチン等
からなるカプセル剤皮が硬化するのを防止すると
共に、ポリアルキレングリコールに溶解している
ニフエジピンが水中に溶出されたときに結晶とし
て析出するのを防止することができる。かかる効
果は、ニフエジピン1重量部に対してポリビニル
ピロリドンを0.1〜5重量部の範囲で配合するこ
とにより達成できる。 本発明の特徴的な要件である内容液に含有され
る着色剤は、食用赤色色素であり、、この色素は、
ニフエジピンの光分解が最も起こりやすい420n
m付近を中心とする波長領域の光を吸収する着色
剤である。なお、ニフエジピンの吸収スペクトル
は260nmおよび350nmにピークを示す。そのよ
うな着色剤の例としては、赤色2号、3号、102
号、103号、104号、105号、106号等の食用赤色色
素を挙げることができる。また、着色剤は一種で
もよいし、あるいは複数種が含有されていてもよ
い。 着色剤は、少量で内容液中のニフエジピンの光
分解を防ぐことが可能である。着色剤の種類によ
つても異なるが、上記内容液に対して0.01〜3重
量%の範囲で配合されるが、ニフエジピンの光分
解を効率良く防止するためには0.03〜1重量%の
範囲で配合されるのがより好ましい。 この内容液にはさらに、上記成分のほかにトコ
フエロール、ハツカ油等の補助剤;グリチルリチ
ンK2、サツカリンナトリウム等の甘味剤などの
添加物が含有されていてもよい。特に、トコフエ
ロールは内容液中においてポリアルキレングリコ
ールの分解によつて生じるホルマリンの発生を阻
止することができ、ホルマリンによつて引き起こ
されるカプセル剤皮の経時的不溶化を防止する作
用を有するために、内容液に含有されているのが
好ましい。 本発明に用いられるカプセル剤皮の材料は、公
知の軟カプセル剤に使用される材料から選ぶこと
ができ、その例としてはゼラチン100重量部およ
びグリセリン38〜60重量部を主成分とするものが
挙げられる。このカプセル剤皮は、ニフエジピン
の光分解防止の目的で、染料および不透明化剤の
うちの少なくとも一方が含有されて着色および/
または不透明化される。本発明のカプセル剤皮用
の染料は、230〜550nmの波長領域の光を吸収す
る公知の染料から選ぶことができ、たとえば、前
記の食用色素を使用することができる。本発明に
おいて、上記内容液に含有される着色剤とカプセ
ル剤皮に含有される染料とは、同一であつてもよ
いし、異なつていてもよい。また本発明のカプセ
ル剤皮に用いられる不透明化剤の例としては、二
酸化チタン、炭酸カルシウム等の白色不透明化
剤;および黄色酸化鉄、赤色酸化鉄、褐色酸化
鉄、黒色酸化鉄等の有色不透明化剤を挙げること
ができる。 本発明のカプセル剤皮に用いられる染料または
不透明化剤はそれぞれ一種であつてもよいし、あ
るいは複数種が含有されていてもやい。また、染
料および不透明化剤は単独で含有されていてもよ
いし、両方が含有されていてもよい。上記染料お
よび不透明化剤はそれぞれ、カプセル剤皮中に
0.3〜5重量%の範囲で配合するのが好ましく、
より好ましくは0.3〜1重量%の範囲である。す
なわちニフエジピンの光分解防止の点から、上記
のカプセル剤皮用の染料および不透明化剤の種
類、組合せおよびその含有量は、内容液中の着色
剤の種類、含有量などを考慮して選択使用する。 このカプセル剤皮中にはさらに、たとえばパラ
オキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロ
ピル、ソルビン酸等の防腐剤など公知の補助剤が
含有されていてもよい。 カプセル剤皮は、常法に従つてゼラチンおよび
グリセリンからなる混合物に適当量の水を加えて
膨潤させ、これを加温溶融したものに染料およ
び/または不透明化剤などを添加することによつ
て調製することができる。また、本発明のニフエ
ジピン軟カプセル剤は、前記内容液を公知の方法
によつて上記カプセル剤皮中に被包することによ
つて製造することができる。 このようにして得られる本発明のニフエジピン
軟カプセル剤は、長期間保存してもニフエジピン
が光分解を起こすことが殆どないため、安定に保
存することができ、しかもカプセル剤皮が硬化し
てもろくなるようなことがないので、ニフエジピ
ン軟カプセル剤としてその薬理効果を長期間維持
し得るものである。 次に、実施例および比較例を挙げて本発明を説
明する。ただし、これらの各例は本発明を制限す
るものではない。 実施例 1 下記の組成からなる配合物を調製した。 ニフエジピン 50g ポリエチレングリコール400 1250g ポリビニルピロリドン 25g グリチルリチンK2 10g ハツカ油 2g トコフエロール 1g 蒸留水 133.8g この配合物に食用色素赤色102号を、0.05、
0.10、0.20および0.40重量%ずつ加えて均一な溶
液とすることにより、内容液を得た。 比較例 1 実施例1において得られた配合物に食用色素赤
色102号を加えることなく、この配合物を内容液
とした。 次に、実施例1および比較例1で得られた各内
容液2.0gをそれぞれ小ビーカーに分注し、けい
光燈下(2000ルクス)で37時間放置することによ
り光安定性試験を実施した。350nmの波長(ニ
フエジピンの光吸収のピーク波長)における吸光
度を測定し、その吸光度からニフエジピンの定量
値を算出した。 得られた結果を第1表に示す。なお、第1表に
おいてニフエジピンの定量値は、光安定性試験開
始時の定量値に対する比率で表示されている。
【表】
第1表に示された結果から明らかなように、本
発明に従つて食用色素赤色102号が添加された内
容液(実施例1)は、色素が添加されなかつた内
容液(比較例1)と比較して、ニフエジピンの定
量値が著しく大きく、また色素の添加量の増加と
ともにニフエジピンの定量値は上昇する。従つ
て、上記の結果によりニフエジピン含有液への赤
色色素の添加によるニフエジピンの光安定化の有
効性が確認された。 実施例 2 実施例1において得られた配合物に食用色素赤
色102号を0.20重量%加えて均一な溶液とするこ
とにより、内容液を得た。 カプセル剤皮として、透明ゼラチンのカプセル
剤皮に食用色素赤色102号が0.38重量%含有され
た赤色ゼラチンカプセル剤皮を用いて、常法に従
つて上記内容液を被包することにより、ニフエジ
ピン軟カプセル剤を製造した。 実施例 3 実施例2において、カプセル剤皮として、透明
ゼラチンのカプセル剤皮に二酸化チタンが1.4重
量%含有された白色ゼラチンカプセル剤皮を用い
ること以外は、実施例2の方法と同様の操作を行
なうことにより、ニフエジピン軟カプセル剤を製
造した。 比較例 2 実施例2において、カプセル剤皮として透明ゼ
ラチンカプセル剤皮を用いること以外は、実施例
2の方法の同様の操作を行なうことにより、ニフ
エジピン軟カプセル剤を製造した。 次に実施例2、3および比較例2で得られた各
ニフエジピン軟カプセル剤を、けい光燈下(2000
ルクス)で92時間保存することにより光安定性試
験を実施した。軟カプセル剤中の内容液の350n
mの波長のおける吸光度を測定し、その吸光度か
らニフエジピンの定量値を算出した。 得られた結果を第2表に示す。なお、第2表に
おいてニフエジピンの定量値は、光安定性試験開
始時の定量値に対する比率で表示されている。
発明に従つて食用色素赤色102号が添加された内
容液(実施例1)は、色素が添加されなかつた内
容液(比較例1)と比較して、ニフエジピンの定
量値が著しく大きく、また色素の添加量の増加と
ともにニフエジピンの定量値は上昇する。従つ
て、上記の結果によりニフエジピン含有液への赤
色色素の添加によるニフエジピンの光安定化の有
効性が確認された。 実施例 2 実施例1において得られた配合物に食用色素赤
色102号を0.20重量%加えて均一な溶液とするこ
とにより、内容液を得た。 カプセル剤皮として、透明ゼラチンのカプセル
剤皮に食用色素赤色102号が0.38重量%含有され
た赤色ゼラチンカプセル剤皮を用いて、常法に従
つて上記内容液を被包することにより、ニフエジ
ピン軟カプセル剤を製造した。 実施例 3 実施例2において、カプセル剤皮として、透明
ゼラチンのカプセル剤皮に二酸化チタンが1.4重
量%含有された白色ゼラチンカプセル剤皮を用い
ること以外は、実施例2の方法と同様の操作を行
なうことにより、ニフエジピン軟カプセル剤を製
造した。 比較例 2 実施例2において、カプセル剤皮として透明ゼ
ラチンカプセル剤皮を用いること以外は、実施例
2の方法の同様の操作を行なうことにより、ニフ
エジピン軟カプセル剤を製造した。 次に実施例2、3および比較例2で得られた各
ニフエジピン軟カプセル剤を、けい光燈下(2000
ルクス)で92時間保存することにより光安定性試
験を実施した。軟カプセル剤中の内容液の350n
mの波長のおける吸光度を測定し、その吸光度か
らニフエジピンの定量値を算出した。 得られた結果を第2表に示す。なお、第2表に
おいてニフエジピンの定量値は、光安定性試験開
始時の定量値に対する比率で表示されている。
【表】
第2表に示された結果から明らかなように、内
容液に赤色102号を含有し、かつカプセル剤皮に
同じ色素を含有する本発明のニフエジピン軟カプ
セル剤(実施例2)、および内容液に赤色102号を
含有し、かつカプセル剤皮に二酸化チタン(不透
明化剤)を含有する本発明のニフエジピン軟カプ
セル剤(実施例3)は、内容液に赤色102号を含
有するもののカプセル剤皮には着色剤および不透
明下剤を含有しないニフエジピン軟カプセル剤
(比較例2)と比較して、ニフエジピンの光分解
を顕著に防ぐことができる。従つて、本発明のニ
フエジピン軟カプセル剤は、その光安定性におい
て向上することが判明した。
容液に赤色102号を含有し、かつカプセル剤皮に
同じ色素を含有する本発明のニフエジピン軟カプ
セル剤(実施例2)、および内容液に赤色102号を
含有し、かつカプセル剤皮に二酸化チタン(不透
明化剤)を含有する本発明のニフエジピン軟カプ
セル剤(実施例3)は、内容液に赤色102号を含
有するもののカプセル剤皮には着色剤および不透
明下剤を含有しないニフエジピン軟カプセル剤
(比較例2)と比較して、ニフエジピンの光分解
を顕著に防ぐことができる。従つて、本発明のニ
フエジピン軟カプセル剤は、その光安定性におい
て向上することが判明した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 染料および/または不透明化剤を含むカプセ
ル剤皮に、ニフエジピン1重量部、平均分子量
200〜600のポリアルキレングリコール10〜50重量
部およびポリビニルピロリドン0.1〜5重量部か
らなる少なくとも三成分、および食用赤色色素を
含有し、かつ食用赤色色素の含有量が内容液中の
0.01〜3重量%である内容液が被包されてなるニ
フエジピン軟カプセル剤。 2 内容液が更にトコフエロールを0.001〜0.1重
量部の範囲で含有する請求項第1項記載のニフエ
ジピン軟カプセル剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21445583A JPS60105611A (ja) | 1983-11-14 | 1983-11-14 | ニフエジピン軟カプセル剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21445583A JPS60105611A (ja) | 1983-11-14 | 1983-11-14 | ニフエジピン軟カプセル剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60105611A JPS60105611A (ja) | 1985-06-11 |
| JPH0369325B2 true JPH0369325B2 (ja) | 1991-10-31 |
Family
ID=16656033
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21445583A Granted JPS60105611A (ja) | 1983-11-14 | 1983-11-14 | ニフエジピン軟カプセル剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60105611A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5472714A (en) * | 1993-09-08 | 1995-12-05 | Ciba-Geigy Corporation | Double-layered oxcarbazepine tablets |
| US20070197648A1 (en) * | 2004-03-30 | 2007-08-23 | Rohto Pharmaceutical Co., Ltd. | Pharmaceutical product containing tranilast |
| JP5750278B2 (ja) * | 2011-02-28 | 2015-07-15 | 東洋カプセル株式会社 | カンデサルタンシレキセチルのカプセル充填用組成物 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| ZA725808B (en) * | 1971-08-24 | 1973-05-30 | Bayer Ag | A coronary agent in special form and processes for its manufacture |
| JPS5522631A (en) * | 1978-08-07 | 1980-02-18 | Ota Seiyaku Kk | Readily absorbable nifedipine preparation |
| JPS58105913A (ja) * | 1981-12-18 | 1983-06-24 | Nippon Chemiphar Co Ltd | ニフエジピン軟カプセル剤 |
| DE3212736A1 (de) * | 1982-04-06 | 1983-10-13 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Verwendung von dihydropyridinen in arzneimitteln mit salidiuretischer wirkung |
-
1983
- 1983-11-14 JP JP21445583A patent/JPS60105611A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60105611A (ja) | 1985-06-11 |
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