JPH0369903B2 - - Google Patents
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- JPH0369903B2 JPH0369903B2 JP57023091A JP2309182A JPH0369903B2 JP H0369903 B2 JPH0369903 B2 JP H0369903B2 JP 57023091 A JP57023091 A JP 57023091A JP 2309182 A JP2309182 A JP 2309182A JP H0369903 B2 JPH0369903 B2 JP H0369903B2
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Description
本発明は、式()
で示されるトリアゾリルスチリルケトン誘導体、
すなわち1−(2,4−ジクロロフエニル)−4,
4−ジメチル−2−(1,2,4−トリアゾール
−1−イル)−1−ペンテン−3−オンの幾何異
性体の混合物からの幾何異性体の分離方法に関す
る。 式()で示されるトリアゾリルスチリルケト
ン誘導体は、それ自身殺菌剤として有利である
(特開昭53−130661号公報)が、それを還元する
ことにより得られる式() で示されるトリアゾリルスチリルカルビノール誘
導体、すなわち1−(2,4−ジクロロフエニル)
−2−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−
4,4−ジメチル−1−ペンテン−3−オール
は、殺菌剤、除草剤、植物生長調節剤として有用
であり、特にそのE体はそのZ体よりも効力が優
れていることが知られている(特開昭54−41875
号、55−124771号、56−25105号公報)。 ところで式()のトリアゾリルスチリルケト
ン誘導体(以下、特にことわらない限り、式
()のトリアゾリルスチリルケトン誘導体のE
体、Z体およびE、Z混合物をそれぞれE体、Z
体およびE/Z体と称する)を得る方法として、
たとえば下記のような方法がある。 (1) E/Z体またはZ体を光によつてE体に異性
化する(特開昭55−147265号公報)。 (2) E/Z体をクロマトグラフイーによつて分離
する(特開昭55−147265号公報)。 (3) E/Z体からZ体のみを結晶として析出さ
せ、母液部からE体に富む混合物を得る。必要
によりZ体はE/Z体に異性化する(特開昭56
−140978号公報等)。 しかしながら、前記(1)の方法は光反応装置など
の特殊な装置が必要となる。(2)の方法は工業的な
方法として困難な点が多い。(3)の方法は母液から
E体を回収することになり、E体の含有率を余り
高くできないし、また原料E/Z体中の不純物を
除できない等の欠点がある。 本発明者らは、これらの欠点を克服するために
鋭意研究を行ない、E/Z体からE体の硫酸塩の
みを選択的に晶出させうることを見出し、さらに
これを分離取得した後、分解することにより高純
度のE体が得られることを見出し、さらに種々の
検討を加え、本発明に到達した。 すなわち、本発明は、式()で示されるトリ
アゾリルスチリルケトン誘導体のE/Z体を、溶
媒中において硫酸と反応させ、該誘導体のE体の
硫酸塩として析出させ、分離取得した後、該硫酸
塩を分離してE体を得ることを特徴とするトリア
ゾリルスチリルケトン誘導体の幾何異性体の分離
方法である。 本発明方法において用いる硫酸の濃度が稀薄す
ぎると硫酸塩の析出量が減少したり、場合によつ
ては全く析出しなくなることから、硫酸の濃度は
通常40%以上、好ましくは50〜98%、より好まし
くは90〜98%である。 また、硫酸の使用量は、純分換算でE/Z体の
E体含有量に対して通常0.5〜3倍モルの範囲で
あるが、硫酸量、殊に高濃度の硫酸量が多過ぎる
とZ体の硫酸塩の析出も随伴し易くなることか
ら、より好ましくは0.95〜1.2倍モルの範囲であ
る。 本発明方法において用いられる溶媒としては、
不活性溶媒であれば特に限定されるものではない
が、好ましいものとして非プロトン性有機溶媒が
あげられ、たとえばベンゼン、トルエン、キシレ
ン等の芳香族炭化水素、塩化メチレン、クロロホ
ルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、トリクレ
ン、パークレン、モノクロロベンゼン、ジクロロ
ベンゼン等のハロゲン化炭化水素、酢酸エチル、
ギ酸エチル等のエステル系溶媒、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒、ヘ
キサン、ヘプタン、オクタン、石油エーテル、リ
グロイン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサ
ン等の脂肪族または脂環族炭化水素、アセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、
シクロヘキサノン等のケトン系溶媒、アセトニト
リル、プロピオニトリル等のニトリル系溶媒ある
いはこれらの混合溶媒などが例示される。ことに
芳香族炭化水素およびハロゲン化炭化水素が好適
に用いられる。溶媒の使用量はその種類、晶析温
度によつて変わりうるので一概には決められない
が、通常は原料のE/Z体に対し、0.5重量倍か
ら20重量倍の範囲である。 本発明方法において、E体の硫酸塩の析出は、
通常自然に開始されるので、その種晶の接種は必
須ではないが、より確実を期するために接種して
もよい。この種晶は硫酸と原料E/Z体の混合後
でもよいし、混合前のE/Z体溶液に加えてもよ
い。 反応温度または晶析温度は溶媒の沸点以下であ
つて、かつ異性化等の副反応を伴なわない温度で
実施されるが、好ましくは0℃〜80℃で行なわれ
る。 反応溶液からE体の硫酸塩を分離するには、た
とえば過、遠心分離、デカンテーシヨンなど通
常の方法を用いることにより行なわれる。 上記のようにして得られたE体の硫酸塩からE
体を回収するには、通常、水と混和せず、かつE
体を溶かす溶媒、たとえばトルエン、クロロベン
ゼン、酢酸エチル、エーテル、四塩化炭素等の存
在下、大過剰の水と該硫酸塩とを混合することに
よつて硫酸塩が分解され、油層から高純度のE体
が回収される。このとき、水層中に炭酸ナトリウ
ム、重炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、アン
モニアなどの塩基を硫酸に対し過剰に存在させて
もよい。また、水以外にも過剰量の含水のメタノ
ール、酢酸等のプロトン性溶媒あるいはアミン等
の塩基でも該硫酸塩を分解することができる。 なお、本発明方法によつてE体硫酸塩を除去し
たあとの母液中には、Z体が多く含まるが、水洗
等によつて硫酸を除いたのち、これはたとえば特
開昭56−140978号公報等に示されている方法によ
り、E/Z体に異性化させたのち、再び本発明方
法に用いることができるし、または該母液に過剰
モルの硫酸、より好ましくはさらにZ体硫酸塩の
種晶を加えることにより、Z体の硫酸塩を析出さ
せることもできる。 以下、具体的な例をもつて本発明を説明するが
当然ながら、本発明はこれらの例に限られるもの
ではない。なお、E/Z体はE体とZ体の比率を
表わす。 参考例 1 E体1gをトルエン10gに溶解し、20℃に保温
し、撹拌下に濃硫酸0.165c.c.を添加した。2時間
撹拌したのち過した。少量のトルエンで結晶を
洗浄したのち、結晶を真空乾燥した。 結晶収量 1.27g 融 点 205.5〜207℃ 元素分析量 C(%) H(%) N(%) 42.8 4.1 9.8 元素分析量 S(%) Cl(%) 7.5 16.9 参考例 2 Z体1gをトルエン10gに溶解し、20℃に保温
撹拌下に濃硫酸0.083c.c.を滴下した。そののち12
℃に冷却し、6時間後に結晶を取し、少量のト
ルエンで洗浄したのち、真空乾燥した。 結晶収量 0.62g 融 点 117.5〜118℃ 元素分析量 C(%) H(%) N(%) 43.0 4.2 9.9 元素分析量 S(%) Cl(%) 7.4 17.1 実施例 1 E/Z体(純度96.8%、E/Z43.0/57.0)8.11
gをトルエン80gに溶解し、20℃で濃硫酸1.22g
を滴下した。4.5時間、20℃に保温撹拌後取し、
ヘキサン10c.c.で結晶を洗つたのち結晶を真空乾燥
した。 結晶収量 4.23g 融 点 197〜205℃ 次にこの結晶1gに10%重炭酸ナトリウム水溶
液4c.c.、トルエン20c.c.および水20c.c.を加え、室温
(20〜5℃)で、結晶が消失するまで撹拌したの
ち水層を分離し、油層を2回水洗後濃縮した。得
られた結晶は0.76g(原料のE/Z体に対し通算
で40%)、E/Zは96.0/4.0であつた。 実施例 2〜6 実施例1で用いたE/Z体を同量用いて、溶
媒、温度、時間をかえた以外は実施例1と同様に
してE体の分離を行なつた。
すなわち1−(2,4−ジクロロフエニル)−4,
4−ジメチル−2−(1,2,4−トリアゾール
−1−イル)−1−ペンテン−3−オンの幾何異
性体の混合物からの幾何異性体の分離方法に関す
る。 式()で示されるトリアゾリルスチリルケト
ン誘導体は、それ自身殺菌剤として有利である
(特開昭53−130661号公報)が、それを還元する
ことにより得られる式() で示されるトリアゾリルスチリルカルビノール誘
導体、すなわち1−(2,4−ジクロロフエニル)
−2−(1,2,4−トリアゾール−1−イル)−
4,4−ジメチル−1−ペンテン−3−オール
は、殺菌剤、除草剤、植物生長調節剤として有用
であり、特にそのE体はそのZ体よりも効力が優
れていることが知られている(特開昭54−41875
号、55−124771号、56−25105号公報)。 ところで式()のトリアゾリルスチリルケト
ン誘導体(以下、特にことわらない限り、式
()のトリアゾリルスチリルケトン誘導体のE
体、Z体およびE、Z混合物をそれぞれE体、Z
体およびE/Z体と称する)を得る方法として、
たとえば下記のような方法がある。 (1) E/Z体またはZ体を光によつてE体に異性
化する(特開昭55−147265号公報)。 (2) E/Z体をクロマトグラフイーによつて分離
する(特開昭55−147265号公報)。 (3) E/Z体からZ体のみを結晶として析出さ
せ、母液部からE体に富む混合物を得る。必要
によりZ体はE/Z体に異性化する(特開昭56
−140978号公報等)。 しかしながら、前記(1)の方法は光反応装置など
の特殊な装置が必要となる。(2)の方法は工業的な
方法として困難な点が多い。(3)の方法は母液から
E体を回収することになり、E体の含有率を余り
高くできないし、また原料E/Z体中の不純物を
除できない等の欠点がある。 本発明者らは、これらの欠点を克服するために
鋭意研究を行ない、E/Z体からE体の硫酸塩の
みを選択的に晶出させうることを見出し、さらに
これを分離取得した後、分解することにより高純
度のE体が得られることを見出し、さらに種々の
検討を加え、本発明に到達した。 すなわち、本発明は、式()で示されるトリ
アゾリルスチリルケトン誘導体のE/Z体を、溶
媒中において硫酸と反応させ、該誘導体のE体の
硫酸塩として析出させ、分離取得した後、該硫酸
塩を分離してE体を得ることを特徴とするトリア
ゾリルスチリルケトン誘導体の幾何異性体の分離
方法である。 本発明方法において用いる硫酸の濃度が稀薄す
ぎると硫酸塩の析出量が減少したり、場合によつ
ては全く析出しなくなることから、硫酸の濃度は
通常40%以上、好ましくは50〜98%、より好まし
くは90〜98%である。 また、硫酸の使用量は、純分換算でE/Z体の
E体含有量に対して通常0.5〜3倍モルの範囲で
あるが、硫酸量、殊に高濃度の硫酸量が多過ぎる
とZ体の硫酸塩の析出も随伴し易くなることか
ら、より好ましくは0.95〜1.2倍モルの範囲であ
る。 本発明方法において用いられる溶媒としては、
不活性溶媒であれば特に限定されるものではない
が、好ましいものとして非プロトン性有機溶媒が
あげられ、たとえばベンゼン、トルエン、キシレ
ン等の芳香族炭化水素、塩化メチレン、クロロホ
ルム、四塩化炭素、ジクロロエタン、トリクレ
ン、パークレン、モノクロロベンゼン、ジクロロ
ベンゼン等のハロゲン化炭化水素、酢酸エチル、
ギ酸エチル等のエステル系溶媒、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン等のエーテル系溶媒、ヘ
キサン、ヘプタン、オクタン、石油エーテル、リ
グロイン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサ
ン等の脂肪族または脂環族炭化水素、アセトン、
メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、
シクロヘキサノン等のケトン系溶媒、アセトニト
リル、プロピオニトリル等のニトリル系溶媒ある
いはこれらの混合溶媒などが例示される。ことに
芳香族炭化水素およびハロゲン化炭化水素が好適
に用いられる。溶媒の使用量はその種類、晶析温
度によつて変わりうるので一概には決められない
が、通常は原料のE/Z体に対し、0.5重量倍か
ら20重量倍の範囲である。 本発明方法において、E体の硫酸塩の析出は、
通常自然に開始されるので、その種晶の接種は必
須ではないが、より確実を期するために接種して
もよい。この種晶は硫酸と原料E/Z体の混合後
でもよいし、混合前のE/Z体溶液に加えてもよ
い。 反応温度または晶析温度は溶媒の沸点以下であ
つて、かつ異性化等の副反応を伴なわない温度で
実施されるが、好ましくは0℃〜80℃で行なわれ
る。 反応溶液からE体の硫酸塩を分離するには、た
とえば過、遠心分離、デカンテーシヨンなど通
常の方法を用いることにより行なわれる。 上記のようにして得られたE体の硫酸塩からE
体を回収するには、通常、水と混和せず、かつE
体を溶かす溶媒、たとえばトルエン、クロロベン
ゼン、酢酸エチル、エーテル、四塩化炭素等の存
在下、大過剰の水と該硫酸塩とを混合することに
よつて硫酸塩が分解され、油層から高純度のE体
が回収される。このとき、水層中に炭酸ナトリウ
ム、重炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、アン
モニアなどの塩基を硫酸に対し過剰に存在させて
もよい。また、水以外にも過剰量の含水のメタノ
ール、酢酸等のプロトン性溶媒あるいはアミン等
の塩基でも該硫酸塩を分解することができる。 なお、本発明方法によつてE体硫酸塩を除去し
たあとの母液中には、Z体が多く含まるが、水洗
等によつて硫酸を除いたのち、これはたとえば特
開昭56−140978号公報等に示されている方法によ
り、E/Z体に異性化させたのち、再び本発明方
法に用いることができるし、または該母液に過剰
モルの硫酸、より好ましくはさらにZ体硫酸塩の
種晶を加えることにより、Z体の硫酸塩を析出さ
せることもできる。 以下、具体的な例をもつて本発明を説明するが
当然ながら、本発明はこれらの例に限られるもの
ではない。なお、E/Z体はE体とZ体の比率を
表わす。 参考例 1 E体1gをトルエン10gに溶解し、20℃に保温
し、撹拌下に濃硫酸0.165c.c.を添加した。2時間
撹拌したのち過した。少量のトルエンで結晶を
洗浄したのち、結晶を真空乾燥した。 結晶収量 1.27g 融 点 205.5〜207℃ 元素分析量 C(%) H(%) N(%) 42.8 4.1 9.8 元素分析量 S(%) Cl(%) 7.5 16.9 参考例 2 Z体1gをトルエン10gに溶解し、20℃に保温
撹拌下に濃硫酸0.083c.c.を滴下した。そののち12
℃に冷却し、6時間後に結晶を取し、少量のト
ルエンで洗浄したのち、真空乾燥した。 結晶収量 0.62g 融 点 117.5〜118℃ 元素分析量 C(%) H(%) N(%) 43.0 4.2 9.9 元素分析量 S(%) Cl(%) 7.4 17.1 実施例 1 E/Z体(純度96.8%、E/Z43.0/57.0)8.11
gをトルエン80gに溶解し、20℃で濃硫酸1.22g
を滴下した。4.5時間、20℃に保温撹拌後取し、
ヘキサン10c.c.で結晶を洗つたのち結晶を真空乾燥
した。 結晶収量 4.23g 融 点 197〜205℃ 次にこの結晶1gに10%重炭酸ナトリウム水溶
液4c.c.、トルエン20c.c.および水20c.c.を加え、室温
(20〜5℃)で、結晶が消失するまで撹拌したの
ち水層を分離し、油層を2回水洗後濃縮した。得
られた結晶は0.76g(原料のE/Z体に対し通算
で40%)、E/Zは96.0/4.0であつた。 実施例 2〜6 実施例1で用いたE/Z体を同量用いて、溶
媒、温度、時間をかえた以外は実施例1と同様に
してE体の分離を行なつた。
【表】
【表】
実施例 7
実施例1で用いたE/Z体8.11gをモノクロル
ベンゼン20gに溶解した。30℃に保温して、濃硫
酸1.22gを滴下したのち、同温度で、5時間撹拌
後過した。結晶はモノクロルベンゼン20c.c.で洗
浄したのち真空乾燥した。収量は4.29gであつ
た。 この結晶1gをジメチルホルムアミド2c.c.に溶
解し、トルエン20c.c.および水20c.c.を加えたのちよ
く混合し、水層を分離した。油層をさらに2回水
洗したのち濃縮し、E体(E/Z、97.3/2.7)
0.77gを得た。 実施例 8 実施例7の濃硫酸1.22gに代えて80%硫酸3.07
gを用いたほかは実施例7と全く同様に行なつ
た。得られた結晶は4.58gでこの結晶1gを分解
して得たE体の収量は0.71g、E/Zは96.7/3.3
であつた。なおこの塩は3.5%の水分を有してお
り、融点は188〜193℃であつた。 実施例 9 実施例7の濃硫酸に代えて50%硫酸2.45gを用
いたほかは全く同様に行なつた。得られた塩は
3.35g、この結晶1gを分解して得たE体は0.62
g(E/Z100.0/0.0)であつた。また、この塩
は8.4%の水を含んでおり、融点は158〜165℃で
あつた。 実施例 10 粗製E/Z体(純度84.4%、E/Z30.6/69.4)
2gを5gのモノクロロベンゼンに溶解し、
0.072c.c.の濃硫酸を添加した。E体硫酸塩結晶
(実施例1と同様にして得たもの)を微量接種し
たのち、27〜32℃で4時間撹拌し過した。得ら
れた結晶は0.504g、これを分解して得たE体は
0.384gで、その純度は97.6%、E/Z99.1/0.9で
あつた。 一方、この母液から回収されたトリアゾリルス
チリルケトン誘導体1.566gは、純度82.4%、
E/Z9.5/90.5であつた。これを1gとり、モノ
クロロベンゼン3.2gに溶解して、濃硫酸0.136c.c.
を30℃で加え、4時間撹拌したのち、過、少量
のモノクロロベンゼンで洗浄して結晶0.915gを
得た。この結晶を全量分解して、0.7g(純度
95.2%、E/Z9.9/90.1)を回収した。 実施例 11 実施例7で得た硫酸塩2gにトルエン5c.c.およ
び水10c.c.を加え、40℃で30分間撹拌したところ、
結晶はほぼ消失しさらに30分間撹拌後、水層を分
離し、水10c.c.で2回洗浄したのち、油層を濃縮し
た。1.481gのE体を得た。 実施例 12 実施例7において、濃硫酸1.22gに代えて濃硫
酸2.45gを用いたほかは同様に行なつた。得られ
た塩は4.68g、この結晶1gを分解してE/Zが
97.7/2.3であるE体を得た。 比較例 1 実施例12において、濃硫酸を滴下終了したの
ち、参考例1で得たE体の硫酸塩および参考例2
で得たZ体硫酸塩各々約1mgを添加したほかは同
様に行なつた。得られた結晶は7.60g、この結晶
1gを分解したところ、E/Zが60.8/39.2の
E/Z体であつた。
ベンゼン20gに溶解した。30℃に保温して、濃硫
酸1.22gを滴下したのち、同温度で、5時間撹拌
後過した。結晶はモノクロルベンゼン20c.c.で洗
浄したのち真空乾燥した。収量は4.29gであつ
た。 この結晶1gをジメチルホルムアミド2c.c.に溶
解し、トルエン20c.c.および水20c.c.を加えたのちよ
く混合し、水層を分離した。油層をさらに2回水
洗したのち濃縮し、E体(E/Z、97.3/2.7)
0.77gを得た。 実施例 8 実施例7の濃硫酸1.22gに代えて80%硫酸3.07
gを用いたほかは実施例7と全く同様に行なつ
た。得られた結晶は4.58gでこの結晶1gを分解
して得たE体の収量は0.71g、E/Zは96.7/3.3
であつた。なおこの塩は3.5%の水分を有してお
り、融点は188〜193℃であつた。 実施例 9 実施例7の濃硫酸に代えて50%硫酸2.45gを用
いたほかは全く同様に行なつた。得られた塩は
3.35g、この結晶1gを分解して得たE体は0.62
g(E/Z100.0/0.0)であつた。また、この塩
は8.4%の水を含んでおり、融点は158〜165℃で
あつた。 実施例 10 粗製E/Z体(純度84.4%、E/Z30.6/69.4)
2gを5gのモノクロロベンゼンに溶解し、
0.072c.c.の濃硫酸を添加した。E体硫酸塩結晶
(実施例1と同様にして得たもの)を微量接種し
たのち、27〜32℃で4時間撹拌し過した。得ら
れた結晶は0.504g、これを分解して得たE体は
0.384gで、その純度は97.6%、E/Z99.1/0.9で
あつた。 一方、この母液から回収されたトリアゾリルス
チリルケトン誘導体1.566gは、純度82.4%、
E/Z9.5/90.5であつた。これを1gとり、モノ
クロロベンゼン3.2gに溶解して、濃硫酸0.136c.c.
を30℃で加え、4時間撹拌したのち、過、少量
のモノクロロベンゼンで洗浄して結晶0.915gを
得た。この結晶を全量分解して、0.7g(純度
95.2%、E/Z9.9/90.1)を回収した。 実施例 11 実施例7で得た硫酸塩2gにトルエン5c.c.およ
び水10c.c.を加え、40℃で30分間撹拌したところ、
結晶はほぼ消失しさらに30分間撹拌後、水層を分
離し、水10c.c.で2回洗浄したのち、油層を濃縮し
た。1.481gのE体を得た。 実施例 12 実施例7において、濃硫酸1.22gに代えて濃硫
酸2.45gを用いたほかは同様に行なつた。得られ
た塩は4.68g、この結晶1gを分解してE/Zが
97.7/2.3であるE体を得た。 比較例 1 実施例12において、濃硫酸を滴下終了したの
ち、参考例1で得たE体の硫酸塩および参考例2
で得たZ体硫酸塩各々約1mgを添加したほかは同
様に行なつた。得られた結晶は7.60g、この結晶
1gを分解したところ、E/Zが60.8/39.2の
E/Z体であつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式 で示されるトリアゾリルスチリルケトン誘導体の
幾何異性体混合物を、溶媒中において硫酸と反応
させ、該誘導体のE体の硫酸塩を結晶として析出
させ、分離取得した後、これを分解することを特
徴とする該トリアゾリルスチリルケトン誘導体の
E体の分離方法。 2 硫酸が40%以上の硫酸である特許請求の範囲
第1項に記載の方法。 3 硫酸が90%以上の硫酸である特許請求の範囲
第1項または第2項に記載の方法。 4 硫酸を該トリアゾリルスチリルケトン誘導体
のE体に対して、0.5〜3倍モル用いる特許請求
の範囲第1項、第2項または第3項に記載の方
法。 5 硫酸を該トリアゾリルスチリルケトン誘導体
のE体に対して、0.95〜1.2倍モル用いる特許請
求の範囲第1項、第2項、第3項または第4項に
記載の方法。 6 溶媒が非プロトン性不活性溶媒である特許請
求の範囲第1項、第2項、第3項、第4項または
第5項に記載の方法。 7 溶媒が芳香族炭化水素またはハロゲン化炭化
水素である特許請求の範囲第6項に記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57023091A JPS58140081A (ja) | 1982-02-15 | 1982-02-15 | トリアゾリルスチリルケトン誘導体の幾何異性体の分離方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57023091A JPS58140081A (ja) | 1982-02-15 | 1982-02-15 | トリアゾリルスチリルケトン誘導体の幾何異性体の分離方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58140081A JPS58140081A (ja) | 1983-08-19 |
| JPH0369903B2 true JPH0369903B2 (ja) | 1991-11-05 |
Family
ID=12100752
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57023091A Granted JPS58140081A (ja) | 1982-02-15 | 1982-02-15 | トリアゾリルスチリルケトン誘導体の幾何異性体の分離方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58140081A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62178575A (ja) * | 1986-01-31 | 1987-08-05 | Sumitomo Chem Co Ltd | トリアゾリルスチリルケトン誘導体のe−異性体の製造方法 |
| JPS62226966A (ja) * | 1986-03-28 | 1987-10-05 | Sumitomo Chem Co Ltd | トリアゾ−ル誘導体のe−異性体の製造方法 |
| JP4892821B2 (ja) * | 2004-09-30 | 2012-03-07 | 大日本印刷株式会社 | エパルレスタット製造法 |
| JP4892915B2 (ja) * | 2005-10-04 | 2012-03-07 | 大日本印刷株式会社 | エパルレスタット製造法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55147265A (en) * | 1979-04-05 | 1980-11-17 | Sumitomo Chem Co Ltd | Triazole geometrical isomer compound and its preparation |
| JPS56140978A (en) * | 1980-04-07 | 1981-11-04 | Sumitomo Chem Co Ltd | Preparation of triazole geometrical isomeric mixture |
-
1982
- 1982-02-15 JP JP57023091A patent/JPS58140081A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58140081A (ja) | 1983-08-19 |
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