JPH0369908B2 - - Google Patents

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JPH0369908B2
JPH0369908B2 JP7222589A JP7222589A JPH0369908B2 JP H0369908 B2 JPH0369908 B2 JP H0369908B2 JP 7222589 A JP7222589 A JP 7222589A JP 7222589 A JP7222589 A JP 7222589A JP H0369908 B2 JPH0369908 B2 JP H0369908B2
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JP
Japan
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cis
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JP7222589A
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JPH01279878A (ja
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Kyotaka Oono
Hiroshi Nagase
Kazuhisa Matsumoto
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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【発明の詳細な説明】 [産業の利用分野] 本発明は、医薬品、特に抗血栓剤として有用で
ある5,6,7−トリノル−4,8−インターm
−フエニレンPGI2誘導体の製造原料として用い
られる3a,8b−シス−ジヒドロ−3H−シクロペ
ンタ[b]ベンゾフランの製造方法に関するもの
である。
[従来の技術] 本発明の目的化合物である式() のシクロペンタ[b]ベンゾフラン誘導体の製造
方法としては、アリルフエノールをパラジウム
()を用いて環化させる方法が知られている。
(T.Hosokawa,J.Org.Chem.,43,(14)(1978)
p2752−2757,T.Hosokawa,J.C.S.Chem.
Comm.,(16)(1978)p687−688)。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、前述の方法は下記式() の化合物が主生成物であり、本発明の目的化合物
()の収率は10%程度にすぎない。
また、式()、()の異性体混合物として生
成され、本発明化合物()を単離することは困
難である。
本発明の目的は、かかる従来技術の欠点を鑑
み、本発明化合物()の工業的に有用な製造方
法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上述の目的を達成するために、本発明は以下の
構成を有する。
すなわち、本発明は下記一般式() (MはNaあるいはKを表す) で示される化合物を、3,5−シスジブロモシク
ロペンテンと反応させ、式() で示される化合物とし、 次いで、有機リチウム試薬と反応させることを
特徴とする式() で示されるシクロペンタ[b]ベンゾフランの製
造方法である。
本発明のシクロペンタベンゾフラン誘導体
()は、式() (MはNaあるいはKを表す) で示されるフエノール誘導体および3,5−シス
ジブロモ−シクロペンテン(W.G.Yowng,H.K.
Hall,Jr.and S.Winstein,J.Awer,Chem.
Soc.,78,4338(1956))を原料として、次の2工
程で合成される。
工程A−1は、フエノール誘導体()を3,
5−シスジブロモシクロペンテンと反応させるこ
とによつて、3,5−シスビスフエノキシシクロ
ペンテン誘導体()を得る工程である。すなわ
ち、化合物()(Mは前記定義に同じ)を溶媒
に溶かして相間移動触媒を加え、3,5−シスジ
ブロモシクロペンテンと反応させるか、またはシ
クロペンタジエンを溶媒に溶かし、臭素と反応さ
せたものを単離することなしに、前記()の溶
液と反応させることによつて()が得られる。
溶媒としては、ジエチルエーテル、テトラヒド
ロフラン、1,2−ジメトキシエタン、ジオキサ
ン等のエーテル系溶媒か、またはトルエン、ベン
ゼン等の芳香族炭化水素系溶媒が用いられるが、
なかでもエーテル系溶媒が好ましく、特に1,2
−ジメトキシエタンおよびテトラヒドロフランが
好ましい。
シクロペンタジエンと臭素の反応に用いられる
溶媒としては、ジクロロメタン、クロロホルム、
四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素系溶媒が用い
られ、なかでもジクロロメタンが好ましい。
相間移動触媒としては、文献(W.P.Weber
and G.W.Gokel,田伏岩夫、西谷孝子共訳、相
間移動触媒,p309,化学同人)に記載されたも
のがあげられるが、なかでもジシクロヘキシル−
18−クラウン−6、ジベンゾ−18−クラウン−
6、臭化テトラブチルアンモニウム、18−クラウ
ン−6等が用いられ、通常、18−クラウン−6が
用いられる。しかし、これらに限られるものでは
ない。
反応温度としては−78〜50℃が好ましく、なか
でも−30〜30℃が好ましい。反応時間は5〜120
時間が用いられ、通常は12〜36時間が用いられ
る。化合物()は、反応混合物中に結晶として
析出し、反応終了後は過し、水、ジエチル、エ
ーテル、石油エーテルで洗浄するのみで、ほぼ純
品が得られる。
工程A−2は、分子内環化反応によりベンゾフ
ラン誘導体()を得る工程である。すなわち、
3,5−シスビスフエノキシシクロペンテン誘導
体()を溶媒に溶解または懸濁し、有機リチウ
ム試薬と反応させ、ハロゲン金属交換を行つた
後、分子内環化させることによつてベンゾフラン
誘導体()を得る工程である。
用いる溶媒としては、ジエチルエーテル、テト
ラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、ジ
オキサン等のエーテル系溶媒が通常用いられる
が、なかでもテトラヒドロフランが特に好まし
い。
有機リチウム試薬としては、通常アルキルリチ
ウムまたはアリールリチウムが用いられ、特に好
ましくは、メチルリチウム、n−ブチルリチウ
ム、フエニルリチウムが用いられる。
ハロゲン−金属交換の反応温度および時間とし
ては、−78〜100℃で0.5分〜10時間が用いられ、
なかでも−78〜40℃で0.5分〜1時間が好ましい。
分子内環化の反応温度および時間としては、−78
〜100℃で1分〜10時間が用いられ、なかでも−
40〜40℃で5分〜4時間が好ましい。
()の単離方法としては、蒸留、シリカゲル
カラムクロマトグラフイーが通常用いられる。
[実施例] 以下に本発明の実施例について述べる。なお以
下の略号を用いた。
IR:赤外吸収スペクトル(主要なバンドのみ
記載) NMR:プロトン核磁気共鳴スペクトル Mass:質量スペクトル 実施例 1 3,5−シス−ビス(o−ブロモフエノキシ)
シクロペンテン アルゴン雰囲気下、水素化ナトリウム(50%鉱
油デイスパージヨン)2.78gをn−ヘキサン(10
ml×2)にて洗浄し、1,2−ジメトキシエタン
20mlに懸濁させ、氷冷下で攪拌している中へo−
ブロモフエノール6.67mlを滴下した。この溶液を
−30゜に冷却し、1,2−ジメトキシエタン25ml
に溶解した3,5−シス−ジブロモシクロペンテ
ン6.24gを加え、室温で1日攪拌した。析出した
結晶を過し、液を濃縮して得られた結晶を合
わせて水、エーテル、石油エーテルで洗浄後、減
圧下乾燥し、ほぼ純品が6.0g得られた。
m.p.:138.0〜138.5゜ IR(KBr)νcm-1:1585、1570、1165、992、
790 NMR(CDCl3)δ:2.21(1H,dd,J=14.0O
Hz,5.0Hz)、3.08(1H,dd,J=14.0Hz、7.0
Hz)、5.20(1H,dd,J=7.0Hz、5.0Hz)、
6.30(2H,S)、6.80〜7.50(8H,m) C7H15O2Br2としての計算値: C;49.66、H;3.68 C7H15O2Br2としての実測値: C;49.76、H;3.56 実施例 2 3,5−シス−ビス(o−ブロモフエノキシ)
シクロペンテン メタノール6.1にKOH(85%)610.5g
(9.248mol)を溶かし、氷冷した後、o−ブロモ
フエノール1600、1g(9.248mol)をメタノー
ル1に溶かしたものを1時間かけて加えた。溶
媒を留去した後、THF800mlで共沸脱水し、真空
ポンプで乾燥した。
o−ブロモフエノールのカリウム塩の収量:
2067.0g 収率:105.9% 上述のo−ブロモフエノールのカリウム塩を
THF2.6に溶かし、n−Bu4NBr14.90g
(46.2mmol)を加えて氷冷した。次に、3,5−
シス−ジブロモシクロペンテン1096.9g
(4.855mol)をTHF1.1に溶かして冷却したも
のを一度に加えた。そして、氷冷したまま1晩攪
拌した。反応液に水1.2を加えて攪拌し、溶媒
を留去した後、析出した結晶を1NNaOHaq5、
水5で2回、メタノール3、シクロヘキサン
2で洗浄した後、n−ヘキサン500mlで2回か
け洗いした。得られた結晶を1晩真空ポンプで乾
燥すると、標題化合物1352.0gが得られた。な
お、本実施例で得られた化合物は、実施例1と同
じ物性を有していた。
収率:71.3% 実施例 3 3a,8b−シス−ジヒドロ−3H−シクロペンタ
[b]ベンゾフラン 3,5−シス−ビス(o−ブロモフエノキシ)
シクロペンテン6.0gをテトラヒドロフラン5ml
に溶かし、−78℃に冷却し、n−ブチルリチウム
のn−ヘキサン溶液(2.0M)0.72ml加え、10分
後−10℃に上げ、約3時間攪拌した。反応混合物
に塩化アンモニウの飽和水溶液を加え、エーテル
で3回抽出し、有機層を合わせて乾燥後濃縮する
と5gの油状物質が得られた。この油状物質を蒸
留し、純粋な標題化合物1.84gが得られた。
b.p.:77.8〜78.8℃/0.1mmHg 収 率:40% IR(液膜法)νcm-1:3060、1602、1582 NMR(CDCl3)δ:2.80(1H,dd,J=2.2,
0.5Hz)、2.82(1H,dd,J=5.2,0.5Hz)、
4.35(1H,d,J=7.8Hz)、5.43(1H,ddd,
J=7.8Hz,5.2,2.2Hz)、5.71(2H,s)、
6.95(4H,m) Mass:158(M+) [発明の効果] 本発明は上述したように、3a,8b−シス−ジ
ヒドロ−3H−シクロペンタ[b]ベンゾフラン
を二重結合の異性体を混入することなく、選択的
に製造しうるものである。また、高価な触媒も不
要であり、工業的製法として非常に有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記一般式() (MはNaあるいはKを表す) で示される化合物を3,5−シスジブロモシクロ
    ペンテンと反応させ、式() で示される化合物とし、 次いで、有機リチウム試薬と反応させることを
    特徴とする式() で示されるシクロペンタ[b]ベンゾフランの製
    造方法。
JP7222589A 1989-03-24 1989-03-24 シクロペンタ[b]ベンゾフランの製造方法 Granted JPH01279878A (ja)

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