JPH0370898B2 - - Google Patents
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- JPH0370898B2 JPH0370898B2 JP11311084A JP11311084A JPH0370898B2 JP H0370898 B2 JPH0370898 B2 JP H0370898B2 JP 11311084 A JP11311084 A JP 11311084A JP 11311084 A JP11311084 A JP 11311084A JP H0370898 B2 JPH0370898 B2 JP H0370898B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- degrees
- grinding
- blade
- grinding wheel
- blades
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B24—GRINDING; POLISHING
- B24D—TOOLS FOR GRINDING, BUFFING OR SHARPENING
- B24D7/00—Bonded abrasive wheels, or wheels with inserted abrasive blocks, designed for acting otherwise than only by their periphery, e.g. by the front face; Bushings or mountings therefor
- B24D7/06—Bonded abrasive wheels, or wheels with inserted abrasive blocks, designed for acting otherwise than only by their periphery, e.g. by the front face; Bushings or mountings therefor with inserted abrasive blocks, e.g. segmental
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
- Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〈技術分野〉
本発明は、半導体ウエーハの表面の如き硬脆材
料の表面を研削するのに適した多層ブレード式研
削ホイールに関する。
料の表面を研削するのに適した多層ブレード式研
削ホイールに関する。
〈従来技術〉
特開昭56−107869号公報には、半導体ウエーハ
の表面の如き硬脆材料の表面を研削するのに適し
た多層ブレード式研削ホイールが開示されてい
る。かかる研削ホイールは、中心軸線を中心とし
て回転駆動される支持部材と、この支持部材の環
状自由端縁部に同心状に配設され少なくとも2枚
のブレードとを具備する。ブレードの各々は、上
記中心軸線に対して例えば135度である所要角度
をなして支持部材の環状自由端縁部から突出する
研削部を有する。径方向に隣接して位置する2枚
のブレードのうちの、径方向内側に位置するブレ
ードの上記研削部の先端は、上記中心軸線の方向
に見て、径方向外側に位置するブレードの上記研
削部の先端を越えて突出している。
の表面の如き硬脆材料の表面を研削するのに適し
た多層ブレード式研削ホイールが開示されてい
る。かかる研削ホイールは、中心軸線を中心とし
て回転駆動される支持部材と、この支持部材の環
状自由端縁部に同心状に配設され少なくとも2枚
のブレードとを具備する。ブレードの各々は、上
記中心軸線に対して例えば135度である所要角度
をなして支持部材の環状自由端縁部から突出する
研削部を有する。径方向に隣接して位置する2枚
のブレードのうちの、径方向内側に位置するブレ
ードの上記研削部の先端は、上記中心軸線の方向
に見て、径方向外側に位置するブレードの上記研
削部の先端を越えて突出している。
而して、上記の通りの公知の多層ブレード式研
削ホイールは、硬脆材料の表面の研削に好都合に
使用することができるものであるが、後に更に詳
述する如く、研削精度の一層の向上、ブレードの
整形の容易化等の見地から、各ブレード間の相対
的位置関係、各ブレードの先端面の形状等に改良
すべき点が存在することが判明した。
削ホイールは、硬脆材料の表面の研削に好都合に
使用することができるものであるが、後に更に詳
述する如く、研削精度の一層の向上、ブレードの
整形の容易化等の見地から、各ブレード間の相対
的位置関係、各ブレードの先端面の形状等に改良
すべき点が存在することが判明した。
〈発明の目的〉
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであ
り、その主目的は、上記の通りの公知の多層ブレ
ード式研削ホイールに改良を加えて研削精度を一
層向上せしめることである。
り、その主目的は、上記の通りの公知の多層ブレ
ード式研削ホイールに改良を加えて研削精度を一
層向上せしめることである。
本発明の他の目的は、上記の通りの公知の多層
ブレード式研削ホイールに改良を加えて、研削精
度を一層向上せしめると共に、ブレードの整形を
容易化せしめることである。
ブレード式研削ホイールに改良を加えて、研削精
度を一層向上せしめると共に、ブレードの整形を
容易化せしめることである。
〈発明の要約〉
本発明によれば、環状自由端縁部を有し且つ中
心軸線を中心として回転駆動される支持部材と、
該環状自由端縁部に同心状に配設された少なくと
も2枚のブレードとを具備し、該ブレードの各々
は該中心軸線に対して100乃至160度である角度α
をなして該環状自由端縁部から突出する研削部を
有し、隣接して位置する2枚のブレードのうち
の、径方向内側に位置するブレードの該研削部の
先端は、該中心軸線の方向に見て長さlだけ、径
方向外側に位置するブレードの該研削部の先端を
越えて突出している多層ブレード式研削ホイール
において; 該長さlは、径方向内側に位置するブレードの
該研削部の厚さt以下(l≦t)である、ことを
特徴とする多層ブレード式研削ホイールが提供さ
れる。
心軸線を中心として回転駆動される支持部材と、
該環状自由端縁部に同心状に配設された少なくと
も2枚のブレードとを具備し、該ブレードの各々
は該中心軸線に対して100乃至160度である角度α
をなして該環状自由端縁部から突出する研削部を
有し、隣接して位置する2枚のブレードのうち
の、径方向内側に位置するブレードの該研削部の
先端は、該中心軸線の方向に見て長さlだけ、径
方向外側に位置するブレードの該研削部の先端を
越えて突出している多層ブレード式研削ホイール
において; 該長さlは、径方向内側に位置するブレードの
該研削部の厚さt以下(l≦t)である、ことを
特徴とする多層ブレード式研削ホイールが提供さ
れる。
本発明の多層ブレード式研削ホイールの好適実
施態様においては、隣接して位置する2枚のブレ
ードの研削部は径方向に見て間隔sを置いて配設
されており、上記間隔sは、径方向外側に位置す
るブレードの研削部の厚さt以上(s≧t)、特
に上記厚さtの5倍以上(s≧5t)である。ま
た、隣接して位置する少なくとも2枚のブレード
の研削部の先端面は、上記中心軸線に対して90度
より小さく70度以上、特に75度以上、殊に80度以
上の角度βをなす共通平面内に位置する。
施態様においては、隣接して位置する2枚のブレ
ードの研削部は径方向に見て間隔sを置いて配設
されており、上記間隔sは、径方向外側に位置す
るブレードの研削部の厚さt以上(s≧t)、特
に上記厚さtの5倍以上(s≧5t)である。ま
た、隣接して位置する少なくとも2枚のブレード
の研削部の先端面は、上記中心軸線に対して90度
より小さく70度以上、特に75度以上、殊に80度以
上の角度βをなす共通平面内に位置する。
更に、本発明の多層ブレード式研削ホイールの
好適実施態様においては、同心状に配設された少
なくとも3枚のブレードを具備する。そして、隣
接して位置する3枚のブレードのうちの、径方向
内側に位置するブレードの研削部の先端面は、上
記中心軸線に対して90度より小さく70度以上、特
に75度以上、殊に80度以上の角度β1をなす平面内
に位置し、径方向中間及び径方向内側に位置する
2枚のブレードの研削部の先端面は、上記中心軸
線に対して90度より小さく上記角度β1より大きい
角度β2をなす共通平面内に位置する。また、隣接
して位置する3枚のブレードのうちの、径方向内
側に位置するブレードの研削部と径方向中間に位
置するブレードの研削とは径方向に見て間隔s1を
置いて配設されており、径方向中間に位置するブ
レードの研削部と径方向内側に位置するブレード
の研削部とは径方向に見て間隔s2を置いて配設さ
れており、上記間隔s2は上記間隔s1よりも小さい
(s2<s1)。
好適実施態様においては、同心状に配設された少
なくとも3枚のブレードを具備する。そして、隣
接して位置する3枚のブレードのうちの、径方向
内側に位置するブレードの研削部の先端面は、上
記中心軸線に対して90度より小さく70度以上、特
に75度以上、殊に80度以上の角度β1をなす平面内
に位置し、径方向中間及び径方向内側に位置する
2枚のブレードの研削部の先端面は、上記中心軸
線に対して90度より小さく上記角度β1より大きい
角度β2をなす共通平面内に位置する。また、隣接
して位置する3枚のブレードのうちの、径方向内
側に位置するブレードの研削部と径方向中間に位
置するブレードの研削とは径方向に見て間隔s1を
置いて配設されており、径方向中間に位置するブ
レードの研削部と径方向内側に位置するブレード
の研削部とは径方向に見て間隔s2を置いて配設さ
れており、上記間隔s2は上記間隔s1よりも小さい
(s2<s1)。
〈発明の好適具体例〉
以下、本発明に従つて構成された多層ブレード
式研削ホイールの好適具体例を図示している添付
図面を参照して更に詳述する。
式研削ホイールの好適具体例を図示している添付
図面を参照して更に詳述する。
第1図を参照して説明すると、全体を番号2で
示す研削ホイールは、全体として環状の支持部材
4を具備している。この支持部材4は、アルミニ
ウムの如き適宜の金属材料から形成することがで
きる。研削の際に使用される冷却水等による支持
部材4の腐食が問題になる場合には、支持部材4
の全体或いは一部を銅、チタン、真鍮、ステンレ
ススチールの如き耐食性に優れた金属材料から形
成することもできる。
示す研削ホイールは、全体として環状の支持部材
4を具備している。この支持部材4は、アルミニ
ウムの如き適宜の金属材料から形成することがで
きる。研削の際に使用される冷却水等による支持
部材4の腐食が問題になる場合には、支持部材4
の全体或いは一部を銅、チタン、真鍮、ステンレ
ススチールの如き耐食性に優れた金属材料から形
成することもできる。
支持部材4の環状自由端縁部、即ち図示の場合
は下端部には、複数枚、図示の場合は3枚のブレ
ード6a,6b及び6cが同心状に配設されてい
る。第1図と共に第2図を参照して説明すると、
支持部材4の下端部には、径方向内側に位置する
傾斜面8a,8b及び8cと径方向外側に位置す
る弧状断面の切欠き10a,10b及び10cに
よつて規定された3個の環状突出部12a,12
b及び12cが同心状に形成されている。そし
て、かかる3個の環状突出部12a,12b及び
12cの夫々にブレード6a,6b及び6cが配
設されている。ブレード6a,6b及び6cの
各々は、環状突出部12a,12b及び12cの
夫々の内側傾斜面8a,8b及び8cに沿つて延
びる被固着乃至被接着部14a,14b及び14
cと、環状突出部12a,12b及び12cの
夫々の下端を越えて下方に向つて半径方向外方に
突出している研削部16a,16b及び16cと
を有する。
は下端部には、複数枚、図示の場合は3枚のブレ
ード6a,6b及び6cが同心状に配設されてい
る。第1図と共に第2図を参照して説明すると、
支持部材4の下端部には、径方向内側に位置する
傾斜面8a,8b及び8cと径方向外側に位置す
る弧状断面の切欠き10a,10b及び10cに
よつて規定された3個の環状突出部12a,12
b及び12cが同心状に形成されている。そし
て、かかる3個の環状突出部12a,12b及び
12cの夫々にブレード6a,6b及び6cが配
設されている。ブレード6a,6b及び6cの
各々は、環状突出部12a,12b及び12cの
夫々の内側傾斜面8a,8b及び8cに沿つて延
びる被固着乃至被接着部14a,14b及び14
cと、環状突出部12a,12b及び12cの
夫々の下端を越えて下方に向つて半径方向外方に
突出している研削部16a,16b及び16cと
を有する。
ブレード6a,6b及び6cの各々は、周方向
に連続して延びる環状体であるのが好都合であ
る。また、ブレード6a,6b及び6cの各々の
研削部16a,16b及び16cには、周方向に
適宜の間隔を置いて多数のスロツト18a,18
b及び18cが形成されているのが好都合であ
る。ブレード6a,6b及び6cは、ニツケルイ
オンを含む電解液等を使用するそれ自体は公知の
電着法によつて、望ましくは支持部材4の所定位
置上に直接的に、超砥粒をボンドして所要形状に
せしめると同時に固着する、ことによつて好都合
に形成することができる。超砥粒としては、立方
晶窒化硼素砥粒等を使用することもできるが、天
然又は合成ダイヤモンド砥粒を使用するのが好ま
しい。超砥粒の粒度は、要求される研削面の仕上
げ精度、研削深さ等の諸条件に応じて適宜に選択
することができる。
に連続して延びる環状体であるのが好都合であ
る。また、ブレード6a,6b及び6cの各々の
研削部16a,16b及び16cには、周方向に
適宜の間隔を置いて多数のスロツト18a,18
b及び18cが形成されているのが好都合であ
る。ブレード6a,6b及び6cは、ニツケルイ
オンを含む電解液等を使用するそれ自体は公知の
電着法によつて、望ましくは支持部材4の所定位
置上に直接的に、超砥粒をボンドして所要形状に
せしめると同時に固着する、ことによつて好都合
に形成することができる。超砥粒としては、立方
晶窒化硼素砥粒等を使用することもできるが、天
然又は合成ダイヤモンド砥粒を使用するのが好ま
しい。超砥粒の粒度は、要求される研削面の仕上
げ精度、研削深さ等の諸条件に応じて適宜に選択
することができる。
上記ブレード6a,6b及び6cの各々におい
ては、研削部16a,16b及び16cが、支持
部材4の中心軸線20(第1図)に対して角度
αa,αb及びαcをなして、支持部材4の上記環状突
出部12a,12b及び12cから突出している
ことが重要である。図示の具体例においては、支
持部材4の上記環状突出部12a,12b及び1
2cにおける傾斜面8a,8b及び8cも中心軸
線20に対して角度αa,αb及びαcをなして傾斜せ
しめられており、ブレード6a,6b及び6cの
各々の研削部16a,16b及び16cのみなら
ず、被固着乃至被接着部14a,14b及び14
cも中心軸線20に対して角度αa,αb及びαcをな
して延びている。ブレード6a,6b及び6cの
各々の研削部16a,16b及び16cと中心軸
線20とが形成する上記角度αa,αb及びαcは、
100乃至160度、好ましくは110乃至150度、特に好
ましくは120乃至140度であるのが適切である。角
度αa,αb及びαcが過大になると、研削の際の研削
抵抗が過大になりブレード6a,6b及び6cに
よる硬脆材料の所謂切れあじが低下し、逆に角度
αa,αb及びαcが過小になると、研削の際にブレー
ド6a,6b及び6cに作用する研削面に垂直な
方向の力に対するブレード6a,6b及び6cの
強度が弱くなり、研削面上でブレード6a,6b
及び6cが上下に振動し研削面に大きなうねりが
生成される傾向がある。ブレード6a,6b及び
6cの各々の研削部16a,16b及び16cが
夫々中心軸線20に対して形成する角度αa,αb及
びαcは実質上同一であるのが一般に好都合である
が、所望ならば相互に異ならせることもできる。
ては、研削部16a,16b及び16cが、支持
部材4の中心軸線20(第1図)に対して角度
αa,αb及びαcをなして、支持部材4の上記環状突
出部12a,12b及び12cから突出している
ことが重要である。図示の具体例においては、支
持部材4の上記環状突出部12a,12b及び1
2cにおける傾斜面8a,8b及び8cも中心軸
線20に対して角度αa,αb及びαcをなして傾斜せ
しめられており、ブレード6a,6b及び6cの
各々の研削部16a,16b及び16cのみなら
ず、被固着乃至被接着部14a,14b及び14
cも中心軸線20に対して角度αa,αb及びαcをな
して延びている。ブレード6a,6b及び6cの
各々の研削部16a,16b及び16cと中心軸
線20とが形成する上記角度αa,αb及びαcは、
100乃至160度、好ましくは110乃至150度、特に好
ましくは120乃至140度であるのが適切である。角
度αa,αb及びαcが過大になると、研削の際の研削
抵抗が過大になりブレード6a,6b及び6cに
よる硬脆材料の所謂切れあじが低下し、逆に角度
αa,αb及びαcが過小になると、研削の際にブレー
ド6a,6b及び6cに作用する研削面に垂直な
方向の力に対するブレード6a,6b及び6cの
強度が弱くなり、研削面上でブレード6a,6b
及び6cが上下に振動し研削面に大きなうねりが
生成される傾向がある。ブレード6a,6b及び
6cの各々の研削部16a,16b及び16cが
夫々中心軸線20に対して形成する角度αa,αb及
びαcは実質上同一であるのが一般に好都合である
が、所望ならば相互に異ならせることもできる。
また、ブレード6a,6b及び6cの各々にお
ける研削部16a,16b及び16cは、その先
端面22a,22b及び22cが上記中心軸線2
0に対して角度βをなして延びるように整形され
ていると共に、径方向中間に位置する中間ブレー
ド6bの研削部16bの先端面22bは、径方向
最外側に位置する外側ブレード6aの先端面22
aよりも所定長さl1だけ中心軸線20の方向に突
出せしめられ、そしてまた、径方向最内側に位置
する内側ブレード6cの研削部16cの先端面2
2cは、中間ブレード6bの研削部16bの先端
面22bよりも所定長さl2だけ中心軸線20の方
向に突出せしめられていることが望ましい(これ
らの点については、後に更に言及する)。
ける研削部16a,16b及び16cは、その先
端面22a,22b及び22cが上記中心軸線2
0に対して角度βをなして延びるように整形され
ていると共に、径方向中間に位置する中間ブレー
ド6bの研削部16bの先端面22bは、径方向
最外側に位置する外側ブレード6aの先端面22
aよりも所定長さl1だけ中心軸線20の方向に突
出せしめられ、そしてまた、径方向最内側に位置
する内側ブレード6cの研削部16cの先端面2
2cは、中間ブレード6bの研削部16bの先端
面22bよりも所定長さl2だけ中心軸線20の方
向に突出せしめられていることが望ましい(これ
らの点については、後に更に言及する)。
ブレード6a,6b及び6cの各々の研削部1
6a,16b及び16cの、最先端部24a,2
4b及び24cを除く部分の厚さta,tb及びtc
は、一般に、0.08乃至0.90mm、特に0.10乃至0.70
mmであるのが好ましい。上記厚さta,tb及びtcが
過大になると研削精度が低下する傾向があり、逆
に過小になるとブレード6a,6b及び6cの強
度が過小になる傾向がある。上記厚さta,tb及び
tcは相互に実質上同一でもよいし、相互に異なつ
ていてもよい。また、各研削部16a,16b及
び16cの、最先端部24a,24b及び24c
を除く部分の厚さは、一般に実質上均一であるの
が好ましいが、例えば先端に向つて漸次薄くする
こともできる。
6a,16b及び16cの、最先端部24a,2
4b及び24cを除く部分の厚さta,tb及びtc
は、一般に、0.08乃至0.90mm、特に0.10乃至0.70
mmであるのが好ましい。上記厚さta,tb及びtcが
過大になると研削精度が低下する傾向があり、逆
に過小になるとブレード6a,6b及び6cの強
度が過小になる傾向がある。上記厚さta,tb及び
tcは相互に実質上同一でもよいし、相互に異なつ
ていてもよい。また、各研削部16a,16b及
び16cの、最先端部24a,24b及び24c
を除く部分の厚さは、一般に実質上均一であるの
が好ましいが、例えば先端に向つて漸次薄くする
こともできる。
上述した通りの多層ブレード式研削ホイール2
を使用して硬脆材料の平面を研削する場合には、
研削ホイール2が研削機の回転軸に装着され、中
心軸線20を中心として回転せしめられる。第3
図を参照して説明すると、図示の具体例において
は、研削ホイール2の支持部材4が取付部材26
に固定され、そしてこの取付部材26が研削機の
回転軸28に固定される。全体として略円盤状の
取付部材26は、中央ハブ部30、この中央ハブ
部30から下方に向つて半径方向外方に延びる傾
斜部32及び外側環状フランジ部34を有する。
研削ホイール2の支持部材4は、その上面を取付
部材26の外側環状フランジ部34の下面に当接
せしめて、周方向に間隔を置いた複数個の位置で
止めねじ36にて両者を締結することによつて、
取付部材26に固定される。取付部材26の中央
ハブ部30には、下方に向つて漸次小径にせしめ
られている貫通開口38が形成されている。回転
軸28の下端部も、下方に向つて漸次小径にせし
められている。回転軸28に取付部材26の中央
ハブ部30を被嵌し、そして中央ハブ部30の下
面を越えて下方に突出するところの回転軸28の
最下端部に締結具40を装着することによつて、
回転軸28に取付部材26が固定される。締結具
40の上面には円形凹部が形成されており、かか
る円形凹部の内周壁上部には雌螺条が形成されて
おり、一方回転軸28の最下端部は小径円筒形状
であつてその外周面には対応する雄螺条が形成さ
れており、上記雌螺条と上記雄螺条とを螺合する
ことによつて回転軸28の最下端部に締結具40
が固着される。回転軸28の中心部には孔42が
形成されている。また、締結具40には、上記円
形凹部の下部から放射状に延びる複数個の孔44
が形成されている。研削の際には、例えば通常の
水でよい冷却液が孔42に供給され、次いで孔4
4を通して締結具40から放射状に噴射される。
かかる冷却液は遠心力によつて放射状に流れてブ
レード6a,6b及び6cの研削部16a,16
b及び16cのスロツト18a,18b及び18
cを通つて流れる。
を使用して硬脆材料の平面を研削する場合には、
研削ホイール2が研削機の回転軸に装着され、中
心軸線20を中心として回転せしめられる。第3
図を参照して説明すると、図示の具体例において
は、研削ホイール2の支持部材4が取付部材26
に固定され、そしてこの取付部材26が研削機の
回転軸28に固定される。全体として略円盤状の
取付部材26は、中央ハブ部30、この中央ハブ
部30から下方に向つて半径方向外方に延びる傾
斜部32及び外側環状フランジ部34を有する。
研削ホイール2の支持部材4は、その上面を取付
部材26の外側環状フランジ部34の下面に当接
せしめて、周方向に間隔を置いた複数個の位置で
止めねじ36にて両者を締結することによつて、
取付部材26に固定される。取付部材26の中央
ハブ部30には、下方に向つて漸次小径にせしめ
られている貫通開口38が形成されている。回転
軸28の下端部も、下方に向つて漸次小径にせし
められている。回転軸28に取付部材26の中央
ハブ部30を被嵌し、そして中央ハブ部30の下
面を越えて下方に突出するところの回転軸28の
最下端部に締結具40を装着することによつて、
回転軸28に取付部材26が固定される。締結具
40の上面には円形凹部が形成されており、かか
る円形凹部の内周壁上部には雌螺条が形成されて
おり、一方回転軸28の最下端部は小径円筒形状
であつてその外周面には対応する雄螺条が形成さ
れており、上記雌螺条と上記雄螺条とを螺合する
ことによつて回転軸28の最下端部に締結具40
が固着される。回転軸28の中心部には孔42が
形成されている。また、締結具40には、上記円
形凹部の下部から放射状に延びる複数個の孔44
が形成されている。研削の際には、例えば通常の
水でよい冷却液が孔42に供給され、次いで孔4
4を通して締結具40から放射状に噴射される。
かかる冷却液は遠心力によつて放射状に流れてブ
レード6a,6b及び6cの研削部16a,16
b及び16cのスロツト18a,18b及び18
cを通つて流れる。
第4図を参照して説明すると、例えば高純度シ
リコン、ガリウムひ素又はガリウムりん等の半導
体材料から成る略円板形状の半導体ウエーハであ
る硬脆材料46は、その研削すべき平面を上方に
向けて研削機の保持具(図示していない)に保持
される。保持具は、例えばその表面に硬脆材料4
6を吸着保持するそれ自体は周知の形態のもので
よい。保持具上に保持された硬脆材料46と回転
軸28(第3図)に接着された研削ホイール2と
は、研削ホイール2の中心軸線20(第1図及び
第3図)が硬脆材料46の研削すべき平面に対し
て略垂直になるように位置付けられる。更に詳し
くは、一般に、矢印48で示すところの硬脆材料
46に対する研削ホイール2の相対的移動方向に
見て前端におけるブレード6の下端よりも後端に
おけるブレード6の下端が数十μm程度高くなる
ように極く僅かだけ硬脆材料46の研削すべき平
面に対して研削ホイール2の中心軸線20(第1
図及び第3図)を傾斜せしめて位置付けられる。
そして、回転軸28が回転駆動され、かくして研
削ホイール2が中心軸線20を中心として回転せ
しめられる。加えて、保持具を矢印50で示す方
向に移動せしめることによつて、或いはこれに代
えて又はこれに加えて回転軸28を矢印48で示
す方向に移動せしめることによつて、研削ホイー
ル2と硬脆材料46とが矢印48及び50で示す
方向、即ち研削ホイール2の中心軸線20に略垂
直で且つ硬脆材料46の研削すべき平面に実質上
平行な方向に相対的に移動せしめられる。かくす
ると、第4図から容易に理解される如く、最初に
外側ブレード6aが硬脆材料46に作用して研削
深さd1で研削し、次いで中間ブレード6bが硬脆
材料46に作用して研削深さd2=l1で研削し、し
かる後に内側ブレード6cが硬脆材料46に作用
して研削深さd3=l2で研削し、かくして合計研削
深さd=d1+d2+d3で硬脆材料46の平面が研削
される。
リコン、ガリウムひ素又はガリウムりん等の半導
体材料から成る略円板形状の半導体ウエーハであ
る硬脆材料46は、その研削すべき平面を上方に
向けて研削機の保持具(図示していない)に保持
される。保持具は、例えばその表面に硬脆材料4
6を吸着保持するそれ自体は周知の形態のもので
よい。保持具上に保持された硬脆材料46と回転
軸28(第3図)に接着された研削ホイール2と
は、研削ホイール2の中心軸線20(第1図及び
第3図)が硬脆材料46の研削すべき平面に対し
て略垂直になるように位置付けられる。更に詳し
くは、一般に、矢印48で示すところの硬脆材料
46に対する研削ホイール2の相対的移動方向に
見て前端におけるブレード6の下端よりも後端に
おけるブレード6の下端が数十μm程度高くなる
ように極く僅かだけ硬脆材料46の研削すべき平
面に対して研削ホイール2の中心軸線20(第1
図及び第3図)を傾斜せしめて位置付けられる。
そして、回転軸28が回転駆動され、かくして研
削ホイール2が中心軸線20を中心として回転せ
しめられる。加えて、保持具を矢印50で示す方
向に移動せしめることによつて、或いはこれに代
えて又はこれに加えて回転軸28を矢印48で示
す方向に移動せしめることによつて、研削ホイー
ル2と硬脆材料46とが矢印48及び50で示す
方向、即ち研削ホイール2の中心軸線20に略垂
直で且つ硬脆材料46の研削すべき平面に実質上
平行な方向に相対的に移動せしめられる。かくす
ると、第4図から容易に理解される如く、最初に
外側ブレード6aが硬脆材料46に作用して研削
深さd1で研削し、次いで中間ブレード6bが硬脆
材料46に作用して研削深さd2=l1で研削し、し
かる後に内側ブレード6cが硬脆材料46に作用
して研削深さd3=l2で研削し、かくして合計研削
深さd=d1+d2+d3で硬脆材料46の平面が研削
される。
而して、上述した通りの多層ブレード式研削ホ
イール2による研削おいては、次の事実が注目さ
れねばならない。即ち、外側ブレード6aによる
研削深さd1は、研削ホイール2と硬脆材料46の
上下方向の相対的位置を調整することによつて適
宜に調整することが可能である。しかしながら、
中間ブレード6bによる研削深さd2は、外側ブレ
ード6aの研削部16aの先端面22aと中間ブ
レード6bの研削部16bの先端面22bとの中
心軸線20の方向における間隔l1によつて一義的
に規定され、内側ブレード6cによる研削深さd3
は、中間ブレード6bの研削部16bの先端面2
2bと内側ブレード6cの研削部16cの先端面
22cとの中心軸線20の方向における間隔l2に
よつて一義的に規定される。他方、本発明者等の
経験によれば、ブレードによる研削深さがブレー
ドの研削部の厚さ、更に詳しくは最先端部を除い
た部分の厚さを越えると、硬脆材料46の研削さ
れた平面に所謂荒れが発生して精度が低下する傾
向がある。かような次第であるので、良好な研削
を遂行するためには、外側ブレード6aの研削部
16aの先端面22aと中間ブレード6bの研削
部16bの先端面22bとの中心軸線20の方向
における間隔l1は、中間ブレード6bの研削部1
6bの厚さtb以下(l1=tb)に設定し、中間ブレ
ード6bの研削部16bの先端面22bと内側ブ
レード6cの研削部16c先端面22cとの中心
軸線20の方向における間隔l2は、内側ブレード
6cの研削部16cの厚さtc以下(l2≦tc)に設
定することが重要である。
イール2による研削おいては、次の事実が注目さ
れねばならない。即ち、外側ブレード6aによる
研削深さd1は、研削ホイール2と硬脆材料46の
上下方向の相対的位置を調整することによつて適
宜に調整することが可能である。しかしながら、
中間ブレード6bによる研削深さd2は、外側ブレ
ード6aの研削部16aの先端面22aと中間ブ
レード6bの研削部16bの先端面22bとの中
心軸線20の方向における間隔l1によつて一義的
に規定され、内側ブレード6cによる研削深さd3
は、中間ブレード6bの研削部16bの先端面2
2bと内側ブレード6cの研削部16cの先端面
22cとの中心軸線20の方向における間隔l2に
よつて一義的に規定される。他方、本発明者等の
経験によれば、ブレードによる研削深さがブレー
ドの研削部の厚さ、更に詳しくは最先端部を除い
た部分の厚さを越えると、硬脆材料46の研削さ
れた平面に所謂荒れが発生して精度が低下する傾
向がある。かような次第であるので、良好な研削
を遂行するためには、外側ブレード6aの研削部
16aの先端面22aと中間ブレード6bの研削
部16bの先端面22bとの中心軸線20の方向
における間隔l1は、中間ブレード6bの研削部1
6bの厚さtb以下(l1=tb)に設定し、中間ブレ
ード6bの研削部16bの先端面22bと内側ブ
レード6cの研削部16c先端面22cとの中心
軸線20の方向における間隔l2は、内側ブレード
6cの研削部16cの厚さtc以下(l2≦tc)に設
定することが重要である。
更にまた、上述した通りの多層ブレード式研削
ホイール2においては、外側ブレード6aの研削
部16aと中間ブレード6bの研削部16bとの
径方向における間隔s1は、中間ブレード6bの研
削部16bの厚さtb以上(s1≧tb)、特に5倍以
上(s1≧5tb)に設定され、中間ブレード6bの
研削部16bと内側ブレード6cの研削部16c
との径方向における間隔s2は、内側ブレード6c
の研削部16cの厚さtc以上(s2≧tc)、特に5
倍以上(s2≧5tc)に設定されていることが好ま
しい。上記間隔s1及びs2が過剰に小さくなると、
研削の際に生じる研削屑や研削粉が上方へ逃げに
くくなるため研削抵抗が大きくなり、また硬脆材
料46の研削された平面の精度が劣化する傾向が
ある。
ホイール2においては、外側ブレード6aの研削
部16aと中間ブレード6bの研削部16bとの
径方向における間隔s1は、中間ブレード6bの研
削部16bの厚さtb以上(s1≧tb)、特に5倍以
上(s1≧5tb)に設定され、中間ブレード6bの
研削部16bと内側ブレード6cの研削部16c
との径方向における間隔s2は、内側ブレード6c
の研削部16cの厚さtc以上(s2≧tc)、特に5
倍以上(s2≧5tc)に設定されていることが好ま
しい。上記間隔s1及びs2が過剰に小さくなると、
研削の際に生じる研削屑や研削粉が上方へ逃げに
くくなるため研削抵抗が大きくなり、また硬脆材
料46の研削された平面の精度が劣化する傾向が
ある。
上述した通りの多層ブレード式研削ホイール2
においては、更に、次の点が注目されるべきであ
る。外側ブレード6aの研削部16aの先端面2
2aと中側ブレード6bの研削部16bの先端面
22bと内側ブレード6cの研削部16cの先端
面22cとは、原理的には相互に平行であるのが
好ましい。しかしながら、先端面22a,22b
及び22cを相互に平行にせしめる場合には、ブ
レードの整形が比較的困難になる。この点につい
て更に詳述すると、研削ホイール2の製作におい
ては、例えば上述した電着法等によつて支持部材
4の環状突出部12a,12b及び12cにブレ
ード6a,6b及び6cを配設した後に、一般
に、ブレード6a,6b及び6cの研削部16
a,16b及び16cの先端面22a,22b及
び22cを所要の通りの形状に整形するために、
例えば研削、ホイール2をその中心軸線20を中
心として回転せしめながらブレード6a,6b及
び6cの研削部16a,16b及び16cの先端
面22a,22b及び22cに所要の砥石(かか
る砥石は例えば固定カーボランダム系砥粒製或い
は固定アランダム系砥粒製でよい)を接触せし
め、かくして先端面22a,22b及び22cを
研磨することが必要である。然るに、先端面22
a,22b及び22cを相互に平行にせしめるた
めには、先端面22aと先端面22bとの間及び
先端面22bと先端面22cとの間には中心軸線
20の方向に上記間隔l1及びl2が存在する故に、
先端面22a,22b及び22cに対して夫々別
個に砥石を接触せしめることが必要であるが、先
端面22a,22b及び22cの各々は環状であ
ること並びに先端面22a,22b及び22cの
各々の半径方向幅及び半径方向間隔は比較的小さ
いこと等に起因して、先端面22a,22b及び
22cに対して夫々別個に砥石を接触せしめるこ
とは不可能ではないにしても相当困難であり、そ
してまた先端面22a,22b及び22cの研磨
に相当な時間を要す。
においては、更に、次の点が注目されるべきであ
る。外側ブレード6aの研削部16aの先端面2
2aと中側ブレード6bの研削部16bの先端面
22bと内側ブレード6cの研削部16cの先端
面22cとは、原理的には相互に平行であるのが
好ましい。しかしながら、先端面22a,22b
及び22cを相互に平行にせしめる場合には、ブ
レードの整形が比較的困難になる。この点につい
て更に詳述すると、研削ホイール2の製作におい
ては、例えば上述した電着法等によつて支持部材
4の環状突出部12a,12b及び12cにブレ
ード6a,6b及び6cを配設した後に、一般
に、ブレード6a,6b及び6cの研削部16
a,16b及び16cの先端面22a,22b及
び22cを所要の通りの形状に整形するために、
例えば研削、ホイール2をその中心軸線20を中
心として回転せしめながらブレード6a,6b及
び6cの研削部16a,16b及び16cの先端
面22a,22b及び22cに所要の砥石(かか
る砥石は例えば固定カーボランダム系砥粒製或い
は固定アランダム系砥粒製でよい)を接触せし
め、かくして先端面22a,22b及び22cを
研磨することが必要である。然るに、先端面22
a,22b及び22cを相互に平行にせしめるた
めには、先端面22aと先端面22bとの間及び
先端面22bと先端面22cとの間には中心軸線
20の方向に上記間隔l1及びl2が存在する故に、
先端面22a,22b及び22cに対して夫々別
個に砥石を接触せしめることが必要であるが、先
端面22a,22b及び22cの各々は環状であ
ること並びに先端面22a,22b及び22cの
各々の半径方向幅及び半径方向間隔は比較的小さ
いこと等に起因して、先端面22a,22b及び
22cに対して夫々別個に砥石を接触せしめるこ
とは不可能ではないにしても相当困難であり、そ
してまた先端面22a,22b及び22cの研磨
に相当な時間を要す。
これに対して、第2図に2点鎖線で示す如く、
先端面22a,22b及び22cに対して共通の
砥石52を接触せしめて先端面22a,22b及
び22cを同時に研磨するようになせば、容易に
理解される如く、整形操作を充分容易且つ迅速に
遂行することができる。かような整形操作を遂行
すると、第2図を参照することによつて理解され
る如く、必然的に、先端面22a,22b及び2
2cが共通平面54内に位置することになるが、
本発明者等の経験によれば、上記共通平面54が
研削ホイール2の中心軸線20に対して形成する
角度βが90度より小さく70度以上(90度>β≧70
度)、好ましくは90度>β≧75度、特に好ましく
は90度>β≧80度であるならば、充分に満足し得
る結果を得ることができることが判明した。上記
角度βが90度以上の場合には先端面22a,22
b及び22c間における中心軸線20の方向の上
記間隔l1及びl2が零乃至負の値になつてしまう。
逆に上記角度βが70度に満たないと、先端面22
a,22b及び22cの各々が中心軸線20に対
して形成する角度βが過小になり、研削精度が低
下する傾向がある。
先端面22a,22b及び22cに対して共通の
砥石52を接触せしめて先端面22a,22b及
び22cを同時に研磨するようになせば、容易に
理解される如く、整形操作を充分容易且つ迅速に
遂行することができる。かような整形操作を遂行
すると、第2図を参照することによつて理解され
る如く、必然的に、先端面22a,22b及び2
2cが共通平面54内に位置することになるが、
本発明者等の経験によれば、上記共通平面54が
研削ホイール2の中心軸線20に対して形成する
角度βが90度より小さく70度以上(90度>β≧70
度)、好ましくは90度>β≧75度、特に好ましく
は90度>β≧80度であるならば、充分に満足し得
る結果を得ることができることが判明した。上記
角度βが90度以上の場合には先端面22a,22
b及び22c間における中心軸線20の方向の上
記間隔l1及びl2が零乃至負の値になつてしまう。
逆に上記角度βが70度に満たないと、先端面22
a,22b及び22cの各々が中心軸線20に対
して形成する角度βが過小になり、研削精度が低
下する傾向がある。
而して、半導体ウエーハの如き硬脆材料46の
表面の研削においては、合計研削深さd=d1+d2
+d3を過剰に小さくせしめることなく、研削され
た表面の精度を充分に高くせしめることが望まれ
ることが少なくない。かような要望を満足せしめ
るには、外側ブレード6aによる研削深さd1及び
中間ブレード6bによる研削深さd2に対して、最
後に硬脆材料46の表面に作用し、従つて仕上げ
研削を遂行する内側ブレード6cによる研削深さ
d3を相当小さくする(d1≧d2>d3>0)ことが必
要である。かような場合には、次の通りのブレー
ド整形手順を遂行することができる。第5図を参
照して説明すると、最初に、2点鎖線52Aで示
す如く、共通の砥石を使用してブレード6a,6
b及び6cの研削部16a,16b及び16cの
先端面22a,22b及び22cを研磨し、かく
して先端面22a,22b及び22cが中心軸線
20に対して角度β1をなす共通平面54A内に位
置するようにせしめる。上記角度β1は、第2図を
参照して説明した角度βと同様、90度>β1≧70
度、好ましくは90度>β1≧75度、特に好ましくは
90度>β1≧80度である。しかる後に、2点鎖線5
2Bで示す如く、共通の砥石を使用して外側ブレ
ード6aを除く中間ブレード6b及び内側ブレー
ド6cの研削部16b及び16cの先端面22b
及び22cを研磨し、かくして先端面22b及び
22cが共通平面54B内に位置するようにせし
める。共通平面54Bが中心軸線20となす角度
β2は、90度>β2>β1であることが重要である。角
度β2が角度β1よりも大きい(β2>β1)ならば、2
点鎖線52Bで示す如く共通の砥石を使用して中
間ブレード6b及び内側ブレード6cの研削部1
6b及び16cの先端面22b及び22cを研磨
する際に、共通の砥石が外側ブレード6aの研削
部16aに作用せしめられることはない。上述し
た通りのブレード整形手順を遂行すれば、第5図
から容易に理解される如く、外側ブレード6aの
研削部16aの先端面22aと中間ブレード6b
の研削部16bの先端面22bとの中心軸線20
の方向における間隔l1、従つて中間ブレード6a
による研削深さd2(第4図)を低減せしめること
なく、中間ブレード6bの研削部16bの先端面
22bと内側ブレード6cの研削部16cの先端
面22cとの中心軸線20の方向における間隔
l2、従つて内側ブレード6cによる研削深さd3
(第4図)を低減せしめることができる。かくし
て、上述した要件(d1≧d2>d3>0)を充足する
ことができる。
表面の研削においては、合計研削深さd=d1+d2
+d3を過剰に小さくせしめることなく、研削され
た表面の精度を充分に高くせしめることが望まれ
ることが少なくない。かような要望を満足せしめ
るには、外側ブレード6aによる研削深さd1及び
中間ブレード6bによる研削深さd2に対して、最
後に硬脆材料46の表面に作用し、従つて仕上げ
研削を遂行する内側ブレード6cによる研削深さ
d3を相当小さくする(d1≧d2>d3>0)ことが必
要である。かような場合には、次の通りのブレー
ド整形手順を遂行することができる。第5図を参
照して説明すると、最初に、2点鎖線52Aで示
す如く、共通の砥石を使用してブレード6a,6
b及び6cの研削部16a,16b及び16cの
先端面22a,22b及び22cを研磨し、かく
して先端面22a,22b及び22cが中心軸線
20に対して角度β1をなす共通平面54A内に位
置するようにせしめる。上記角度β1は、第2図を
参照して説明した角度βと同様、90度>β1≧70
度、好ましくは90度>β1≧75度、特に好ましくは
90度>β1≧80度である。しかる後に、2点鎖線5
2Bで示す如く、共通の砥石を使用して外側ブレ
ード6aを除く中間ブレード6b及び内側ブレー
ド6cの研削部16b及び16cの先端面22b
及び22cを研磨し、かくして先端面22b及び
22cが共通平面54B内に位置するようにせし
める。共通平面54Bが中心軸線20となす角度
β2は、90度>β2>β1であることが重要である。角
度β2が角度β1よりも大きい(β2>β1)ならば、2
点鎖線52Bで示す如く共通の砥石を使用して中
間ブレード6b及び内側ブレード6cの研削部1
6b及び16cの先端面22b及び22cを研磨
する際に、共通の砥石が外側ブレード6aの研削
部16aに作用せしめられることはない。上述し
た通りのブレード整形手順を遂行すれば、第5図
から容易に理解される如く、外側ブレード6aの
研削部16aの先端面22aと中間ブレード6b
の研削部16bの先端面22bとの中心軸線20
の方向における間隔l1、従つて中間ブレード6a
による研削深さd2(第4図)を低減せしめること
なく、中間ブレード6bの研削部16bの先端面
22bと内側ブレード6cの研削部16cの先端
面22cとの中心軸線20の方向における間隔
l2、従つて内側ブレード6cによる研削深さd3
(第4図)を低減せしめることができる。かくし
て、上述した要件(d1≧d2>d3>0)を充足する
ことができる。
上述した要件(d1≧d2>d3>0)を充足するた
めには、上記の通りの成形手順を遂行することに
加えて、或いはこれに代えて、外側ブレード6a
の研削部16aと中間ブレード6bの研削部16
bとの径方向における間隔s1に対して、中間ブレ
ード6bの研削部16bと内側ブレード6cの研
削部16cとの径方向における間隔s2を比較的小
さくする(s2<s1)こともできる。かくすると、
第5図に2点鎖線54Aで示す通りの共通の砥石
を使用した1回の整形操作のみによつても、外側
ブレード6aの研削部16aの先端面22aと中
間ブレード6bの研削部16bの先端面22bと
の中心軸線20の方向における間隔l1、従つて中
間ブレード6bによる研削深さd(第4図)を低
減せしめることなく、中間ブレード6bの研削部
16bの先端面22bと内側ブレード6cの研削
部16cの先端面22cとの中心軸線20の方向
における間隔l2、従つて内側ブレード6cによる
研削深さd3(第4図)を低減せしめることができ
る。かくして、上述した要件(d1≧d2>d3>0)
を充足することができる。
めには、上記の通りの成形手順を遂行することに
加えて、或いはこれに代えて、外側ブレード6a
の研削部16aと中間ブレード6bの研削部16
bとの径方向における間隔s1に対して、中間ブレ
ード6bの研削部16bと内側ブレード6cの研
削部16cとの径方向における間隔s2を比較的小
さくする(s2<s1)こともできる。かくすると、
第5図に2点鎖線54Aで示す通りの共通の砥石
を使用した1回の整形操作のみによつても、外側
ブレード6aの研削部16aの先端面22aと中
間ブレード6bの研削部16bの先端面22bと
の中心軸線20の方向における間隔l1、従つて中
間ブレード6bによる研削深さd(第4図)を低
減せしめることなく、中間ブレード6bの研削部
16bの先端面22bと内側ブレード6cの研削
部16cの先端面22cとの中心軸線20の方向
における間隔l2、従つて内側ブレード6cによる
研削深さd3(第4図)を低減せしめることができ
る。かくして、上述した要件(d1≧d2>d3>0)
を充足することができる。
以上、添付図面を参照して本発明に従つて改良
された多層ブレード式研削ホイールの具体例につ
いて詳細に説明したが、本発明はかかる具体例に
限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱す
ることなく種々の変形乃至修正が可能であること
は多言を要しない。
された多層ブレード式研削ホイールの具体例につ
いて詳細に説明したが、本発明はかかる具体例に
限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱す
ることなく種々の変形乃至修正が可能であること
は多言を要しない。
例えば、所望ならば、ブレードの研削部の周方
向断面形状を波形にせしめ、かくして自由端部の
剛性を増大せしめることもできる。
向断面形状を波形にせしめ、かくして自由端部の
剛性を増大せしめることもできる。
第1図は、本発明に従つて改良された多層ブレ
ード式研削ホイールの一具体例を、一部で断面で
示す側面図。第2図は、第1図の多層ブレード式
研削ホイールにおけるブレードを示す部分断面
図。第3図は、第1図の多層ブレード式研削ホイ
ールを研削機の回転軸に装着した状態を、一部を
断面で示す側面図。第4図は、第1図の多層ブレ
ード式研削ホイールによつて硬脆材料の平面を研
削する状態を示す部分断面図。第5図は、本発明
に従つて改良された多層ブレード式研削ホイール
の他の具体例におけるブレードを示す部分断面
図。 2……多層ブレード式研削ホイール、4……支
持部材、6a,6b及び6c……ブレード、16
a,16b及び16c……ブレードの研削部、2
2a,22b及び22c……ブレードの研削部の
先端面。
ード式研削ホイールの一具体例を、一部で断面で
示す側面図。第2図は、第1図の多層ブレード式
研削ホイールにおけるブレードを示す部分断面
図。第3図は、第1図の多層ブレード式研削ホイ
ールを研削機の回転軸に装着した状態を、一部を
断面で示す側面図。第4図は、第1図の多層ブレ
ード式研削ホイールによつて硬脆材料の平面を研
削する状態を示す部分断面図。第5図は、本発明
に従つて改良された多層ブレード式研削ホイール
の他の具体例におけるブレードを示す部分断面
図。 2……多層ブレード式研削ホイール、4……支
持部材、6a,6b及び6c……ブレード、16
a,16b及び16c……ブレードの研削部、2
2a,22b及び22c……ブレードの研削部の
先端面。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 環状自由端縁部を有し且つ中心軸線を中心と
して回転駆動される支持部材と、該環状自由端縁
部に同心状に配設された少なくとも2枚のブレー
ドとを具備し、該ブレードの各々は該中心軸線に
対して100乃至160度である角度αをなして該環状
自由端縁部から突出する研削部を有し、隣接して
位置する2枚のブレードのうちの、径方向内側に
位置するブレードの該研削部の先端は、該中心軸
線の方向に見て長さlだけ、径方向外側に位置す
るブレードの該研削部の先端を越えて突出してい
る多層ブレード式研削ホイールにおいて; 該長さlは、径方向内側に位置するブレードの
該研削部の厚さt以下(l≦t)である、ことを
特徴とする多層ブレード式研削ホイール。 2 隣接して位置する2枚のブレードの該研削部
は径方向に見て間隔sを置いて配設されており、
該間隔sは、径方向外側に位置するブレードの該
研削部の厚さt以上(s≧t)である、特許請求
の範囲第1項記載の多層ブレード式研削ホイー
ル。 3 該間隔sは、径方向外側に位置するブレード
の該研削部の厚さtの5倍以上(s≧5t)であ
る、特許請求の範囲第2項記載の多層ブレード式
研削ホイール。 4 隣接して位置する少なくとも2枚のブレード
の該研削部の先端面は、該中心軸線に対して90度
より小さく70度以上の角度β(90度>β≧70度)
をなす共通平面内に位置する、特許請求の範囲第
1項から第3項までのいずれかに記載の多層ブレ
ード式研削ホイール。 5 該角度βは90度より小さく75度以上(90度>
β≧75度)である、特許請求の範囲第4項記載の
多層ブレード式研削ホイール。 6 角度βは90度より小さく80度以上(90度>β
≧80度)である、特許請求の範囲第5項記載の多
層ブレード式研削ホイール。 7 同心状に配設された少なくとも3枚のブレー
ドを具備し、隣接して位置する3枚のブレードの
うちの、径方向外側に位置するブレードの該研削
部の先端面は、該中心軸線に対して90度より小さ
く70度以上の角度β1(90度>β1≧70度)をなす平
面内に位置し、径方向中間及び径方向内側に位置
する2枚のブレードの該研削部の先端面は、該中
心軸線に対して90度より小さく該角度β1より大き
い角度β2(90度>β2>β1)をなす共通平面内に位
置する、特許請求の範囲第1項から第3項までの
いずれかに記載の多層ブレード式研削ホイール。 8 該角度β1は90度より小さく75度以上(90度>
β1≧75度)である、特許請求の範囲第7項記載の
多層ブレード式研削ホイール。 9 該角度β1は90度より小さく80度以上(90度>
β1≧80度)である、特許請求の範囲第8項記載の
多層ブレード式研削ホイール。 10 同心状に配設された少なくとも3枚のブレ
ードを具備し、隣接して位置する3枚のブレード
のうちの、径方向外側に位置するブレードの該研
削部と径方向中間に位置するブレードの該研削部
とは径方向に見て間隔s1を置いて配設されてお
り、径方向中間に位置するブレードの該研削部と
径方向内側に位置するブレードの該研削部とは径
方向に見て間隔s2を置いて配設されており、該間
隔s2は該間隔s1よりも小さい(s2<s1)、特許請求
の範囲第1項から第9項までのいずれかに記載の
多層ブレード式研削ホイール。 11 該角度αは110乃至150度である、特許請求
の範囲第1項から第10項までのいずれかに記載
の多層ブレード式研削ホイール。 12 該角度α120乃至140度である、特許請求の
範囲第11項記載の多層ブレード式研削ホイー
ル。 13 該ブレードの各々の該研削部の厚さtは
0.08乃至0.90mmである、特許請求の範囲第1項か
ら第12項までのいずれかに記載の多層ブレード
式研削ホイール。 14 該厚さtは0.10乃至0.70mmである、特許請
求の範囲第13項記載の多層ブレード式研削ホイ
ール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11311084A JPS60257524A (ja) | 1984-06-04 | 1984-06-04 | 多層ブレ−ド式研削ホイ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11311084A JPS60257524A (ja) | 1984-06-04 | 1984-06-04 | 多層ブレ−ド式研削ホイ−ル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60257524A JPS60257524A (ja) | 1985-12-19 |
| JPH0370898B2 true JPH0370898B2 (ja) | 1991-11-11 |
Family
ID=14603752
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11311084A Granted JPS60257524A (ja) | 1984-06-04 | 1984-06-04 | 多層ブレ−ド式研削ホイ−ル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60257524A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017056522A (ja) * | 2015-09-17 | 2017-03-23 | 株式会社ディスコ | 研削ホイール及び研削方法 |
-
1984
- 1984-06-04 JP JP11311084A patent/JPS60257524A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60257524A (ja) | 1985-12-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |