JPH0372692B2 - - Google Patents
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- JPH0372692B2 JPH0372692B2 JP58078209A JP7820983A JPH0372692B2 JP H0372692 B2 JPH0372692 B2 JP H0372692B2 JP 58078209 A JP58078209 A JP 58078209A JP 7820983 A JP7820983 A JP 7820983A JP H0372692 B2 JPH0372692 B2 JP H0372692B2
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Description
〔産業上の利用分野〕
(イ) 発明の技術分野
本発明は内燃機関用オーバレイ付すべり軸受に
使用されるオーバレイ合金に関するものである。 (ロ) 技術の背景 すべり軸受 内燃機関において特にクランクシヤフト回りで
用いられるすべり軸受は鋼板等の円筒ブシユ、半
割メタル又は環状メタル等の基体の内周面に軸受
材料とオーバレイを何らかの適当な技法により接
合して製造されている。 第1図は、すべり軸受及びその中の軸との間に
ある潤滑油に発生する油膜圧力分布を示す概念図
である。図中1は固定軸受部材の最外表面である
オーバレイ層を示し、一方2は、軸心2aの周り
を矢印3方向に回転する軸を示し、この軸2は矢
印4方向の静止荷重を図示されていない潤滑油膜
を介してオーバレイ層1に加える。このようなす
べり軸受の使用初期には、オーバレイ層1では
0.5〜0.6ミクロン(μm)、軸2の表面では0.6〜
0.7ミクロンの、機械加工時の表面粗さが残存し
ており、矢印3方向への回転が開始されると、軟
質であるオーバレイ表面が軸2によつて削られそ
して軸2の表面に削られたオーバレイの合金の一
部が擬着し、また油膜圧力によるオーバレイ合金
のフローが生じ、以後は理想的な場合は完全に油
膜を介して滑らかな回転が滑らかな接触面を介し
て行われるようになる(流体潤滑)。実際には、
回転が軸2とオーバレイ層1の回転間が油膜を介
して行われる部分と金属接触を介して行われる部
分とが混在している混合潤滑状態も起こりうる。 以上の如くして滑らかな回転が実現されると、
油膜がその粘性抵抗によりオーバレイ層1と軸受
2の間の微小間〓に巻き込まれ、かくしてこの微
小間〓の油膜が介在した状態で軸2とオーバレイ
層1が接触するが、この際の油膜の圧力分布は曲
線6の如くなる。この油膜は軸受が回転す際軸か
ら受ける荷重の増減により厚さが変化しており、
油膜の厚さが薄くなると軸2とオーバレイ層1の
直接接触の危険が高くなる。そこで、内燃機関の
すべり軸受にあつては所定厚さ、一般には2ミク
ロン程度以下の油膜が常に軸2とオーバレイ層1
の間にその作動中に介在していることが極めて肝
要になる。 なじみ性 軸及びすべり軸受が組み込まれている内燃機関
のハウジングの加工精度及び軸のハウジングへの
組付時のミスアライメントに起因する軸受との軸
の間の当り不良を改善し、また軸の加工精度に起
因する当り不良を改善するオーバレイの性質はな
じみ性といわれる。更に、内燃機関の潤滑油中に
混入する硅砂・鉄粉等の異物をオーバレイ中に埋
収させ、軸及び軸受をこれらの異物から保護する
オーバレイの性質は埋収性といわれるが、広義で
はなじみ性に含まれる。一般になじみ性は鉛、ス
ズなどの軟質金属により付与される。 耐摩耗性 オーバレイ層1がなじみ性を実現した後にもそ
の合金が軸2により摩耗し、削り取られるとその
厚さの減少に伴つて強度低下がおこる。このよう
な摩耗に耐える性質(耐摩耗性)はなじみ性と相
反する関係にある。そこで、オーバレイ合金の耐
摩耗性が高過ぎるとなじみ性がオーバレイとして
不適なほど劣化する。 なじみ性および耐摩耗性以外の特性 上記以外の特性としては、耐疲労性、負荷能力
及び耐食性が以下説明するようにオーバレイに要
求される。最近の内燃機関では機械加工精度の向
上と潤滑油中の異物を除去する濾過器の性能向上
により、オーバレイのなじみ性と埋収性要求程度
が軽減されているが、一方内燃機関の高出力化に
よりオーバレイの疲労剥離及び負荷能力が問題に
なつている。特に、ヂーゼルエンジンはガソリン
エンジンより爆発荷重が大きいから、必然的にオ
ーバレイにも大きな荷重が加えられるため負荷能
力が問題になる。また、ヂーゼルエンジンでは繰
返し大荷重下でオーバレイが長期に亘つて使用さ
れるためにオーバレイの疲労現象が励起され、オ
ーバレイが剥離する。 また、最近の内燃機関、特にヂーゼルエンジン
では潤滑油の交換時期の延長に伴い、潤滑油中で
発生する腐食性の有機酸がオーバレイの腐食摩耗
を起こす原因となつている。尚、上記説明におい
て、耐食性、負荷能力、耐摩耗性及びなじみ性の
四特性を取り上げて、従来のオーバレイ合金の性
能を説明したが、これらの特性は相互に関連して
いるとみなされ、一つの特性が優れていないと他
の特性もこれにより悪影響を受け、オーバレイの
信頼性及び寿命が著しく悪化するという事態をひ
き起こす。 (ハ) 従来技術と問題点 二元合金 最も古くから用いられたオーバレイは錫、アン
チモン及び銅の一種を含む鉛系二元合金であつ
た。これらの鉛系二元合金は前述の目的であるな
じみ性の向上と埋収性の付与に対しては従来の内
燃機関では十分であるが、最近の高出力内燃機関
用オーバレイとしては耐疲労性、負荷能力、耐食
性、耐摩耗性が乏しい。 三元合金 上記鉛系二元系合金に第3元素を加えた、Pb
−Sn−Sb、Pb−Sn−Cu等の三元系鉛合金がオ
ーバレイとして現用されている合金の主流になつ
ている。しかし、本発明者の研究によるとこれら
の三元系鉛合金は何れも最近の内燃機関で使用す
るオーバレイに要求される耐摩耗性、耐腐食性、
及び耐疲労性を満足するものではないことが判明
した。例えば、Pb−Sn−Sb及びPb−Sn−Cuの
三元系合金では特に潤滑油中の腐食性有機酸に対
する耐食性が不足し、オーバレイの早期損傷が発
生する。一方、Pb−Sn−Inの三元系鋳造合金は
インジウムが高価であるにも拘らず多量に添加せ
ざるを得ないという欠点があるのみならず、特に
負荷能力及び耐摩耗性が不足し、オーバレイの早
期損傷が発生し、オーバレイの信頼性がかけてい
ると考えられてきた。 四元合金 本発明者等は、特開昭56−84435号において、
重量で5ないし20%のスズと、0.05ないし10%の
インジウムおよびタリウムからなる群から選択さ
れた少なくとも1種の元素と、0.05ないし5%の
マンガン、ビスマス、ニツケツ、銅、カルシウム
及びバリウムからなる群から選択された少なくと
も1種の耐摩耗性向上元素とを含み、残部が鉛と
不純物からなる四元合金オーバレイを提案した。
この四元合金オーバレイは、軸受が軸と直接接触
する危険が増大し、この結果十分なじみを得た軸
受面が損傷を受け、また長時間停止の場合に腐食
が発生し、一旦形成されたなじみを得た軸受面に
凹凸が生じるなどにより軸受寿命が低下すること
を防止するために、スズ、インジウム及びタリウ
ムを含有しており、これらは主として潤滑油中の
腐食性有機酸に対するオーバレイの耐食性を向上
させ、マンガン等は主としてオーバレイの耐摩耗
性を上昇させることを意図したものである。しか
しながら、最近の高速エンジンにおいて、上記4
元合金オーバレイは、特性が不十分であることが
わかつた。 すなわち、通常のエンジンに対しては従来の四
元合金はなじみ性及び耐摩耗性に関しては良好な
特性を有しており、なじみ面がすべり軸受に作ら
れ、油膜により流体潤滑条件が実現されると、良
好な特性が得られる。しかし高速エンジンにおい
ては、上記のようになじみ面が作られ流体潤滑条
件で摺動が行われている状況から混合潤滑条件に
なると摩耗が発生し易くなることが分かつた。 (ニ) 発明の目的 本発明の目的は、すべり軸受の総合性能を従来
の二元及び三元系鉛合金よりも改善することであ
り、特に最近の高速高回転用内燃機関において十
分な信頼性を有するオーバレイ合金を提供するこ
とを目的とする。 (ホ) 発明の構成 本発明の目的は重量百分率で、2〜20%のス
ズ、及び10をこえ15%以下のインジウムを含有
し、残部が鉛及び不可避的不純物からなり、電気
メツキ組織を有し、潤滑油に対する親和性に優れ
たオーバレイ合金、及び重量百分率で、2〜20%
のスズ、10をこえ15%以下のインジウム、及び、
銅、アンチモン、マンガン、ニツケル、カルシウ
ム、ビスマス及びバリウムの少なくとも1種を合
わせて0.05〜5.0%含有し、残部が鉛及び不可避
的不純物からなり、電気メツキ組織を有し、潤滑
油に対する親和性に優たオーバレイ合金によつて
達成される。 (ヘ) 発明の構成の具体的説明 合金組成 鉛を主体とする本発明のオーバレイ三元及び四
元合金に加えられたスズは主として耐食性、耐摩
耗性を付与する元素である。鉛−スズ二元系合金
では錫が金属形態で合金中に分散しており、これ
によりスズがオーバレイの下地のライニング層に
拡散し易くなつており、オーバレイの使用ととも
に耐摩耗性が低下する不都合がある。ところが、
インジウム及び銅を加えた本発明の合金では、ス
ズは安定化され、なじみ性、耐食性、耐摩耗性等
の信頼性を高める。さらに、スズは潤滑油中に生
成する腐食性ある有機酸に対するオーバレイの耐
食性も高める。スズの含有量が2%未満ではあま
り効果がなく、一方、20%を超えると高温下にお
けるオーバレイの硬さが低下し、使用中の性能低
下(耐摩耗性)が問題となる。尚、好ましいスズ
含有量は6〜14%である。 四元合金の成分である銅、アンチモン、マンガ
ン、ニツケル、カルシウム、ビスマス及びバリウ
ム(以下銅等という)は鉛マトリツクスを強化し
て、オーバレイの耐摩耗性を向上させる。銅の効
果を調べるために、8%Sn−12%In−0〜6%
Cu、残部Pb合金試験片の肉厚摩耗量を、超高圧
試験機により測定した。測定条件は、最初の2時
間は荷重200Kg、次の20時間は荷重300Kg、最後の
60時間は荷重500Kgと荷重を増加させる増加法に
よつた。第2図は、コンロツド軸受の形態に加工
されたピストン側試験片11、ピストン12、反
ピストン側軸受13及びピストンピン相当部材1
4を示す。肉厚摩耗量はピストン側試験片11に
ついて行つた。またこの試験片は油温120℃の潤
滑油で潤滑されている状態で1083rpm(周速2.7
m/sec.)にて回転を受けた。測定結果を第3図
に示す。第3図より明らかなように、銅の含有量
は少量でも耐摩耗性向上に効果があるが、5%を
超えると却つて耐摩耗性が劣化する。これは鉛合
金が剥離し易くなるためである。 銅等の含有量が合わせて0.05%未満では耐摩耗
性向上の効果がなく、5%を超えるとオーバレイ
の硬さが高くなりすぎ、なじみ性を損ない、且つ
耐摩耗性が低下し更にオーバレイが緻密でなくな
る(微細孔が生成する)のでこれらの含有量を合
わせて0.05〜5%とした。 オーバレイ合金においてインジウムが多量に含
まれていることが本発明の最も大きな特徴であ
る。インジウムの含有量が10%以下の場合は、潤
滑油がオーバレイ合金と親和する性質(以下油の
親和性という)がインジウムによりさほど改善さ
れない。ところが、後述の第5図に示すように、
インジウムの含有量が10%を超えると油の親和性
が顕著に改善される。 第4図はぬれ角の測定方法、第5図は測定結果
をそれぞれ示す。第4図において、20はオーバ
レイ(図示せず)を備えた半円形状の軸受、21
は潤滑油を10mmの高さから滴下するビユレツトで
ある。そして、ビユレツト21から潤滑油を滴下
した後一定時間経過後、油滴の直径aと高さhを
カメラにより測定し公式: tan=θ/2=2h/aより、 ぬれ角θを求めた。第5図は、潤滑油温が35℃の
条件下で、8%Sn、残部In及びPbの三元合金の
In含有量が、ぬれ角θに及ぼす影響を示すもので
ある。 本発明における油の親和性向上の意義は、以下
詳述するように耐摩耗性を損なわずになじみ性を
向上できるという点にある。従来の技術知識では
オーバレイでは耐摩耗性となじみ性が相反するこ
とは既述した。 第5図から分かるように、10%以下のインジウ
ム含有量ではその含有量増大に伴うぬれ角の減少
がほとんどなく、10%を超えるとぬれ角が急激に
減少している。軸と軸受の金属接触が起こり、油
膜が途切れた状態では油のぬれ角度が大きいオー
バレイと、小さいオーバレイではオーバレイの特
性に大きな差が生じる。ぬれ角度が大きいオーバ
レイは油の親和性は少なく、逆にぬれ角度が小さ
いオーバレイは油の親和性が大であり、油膜が途
切れ金属どうしの接触が起こつても油の分子はオ
ーバレイ上に存在しており、油分子の作用によつ
て摩耗は発生し難くなる。したがつて、インジウ
ム含有量が10%を超えると上記金属接触状態では
耐摩耗性が向上する。従来の技術常識ではインジ
ウム含有量が増大するとオーバレイの耐摩耗性が
劣化すると考えられていた。この考えはオーバレ
イの親油性が少ないインジウム含有量が10%以下
の組成について該当する。しかしインジウムが10
%を超えると、上記油の作用により、油の分子を
介して軸と軸受の接触が起こるために、合金自体
は摩耗し易いにも拘らず摩耗の進行が抑制される
ために、従来の技術知識とは反してなじみ性の向
上とともに耐摩耗性の劣化は起こらない。この点
は、第3図と同様の超高圧試験を8%Sn、残In
及びPb合金について行つた結果を示す第6図に
より例証される。 第1表の合金組成を有する供試材を従来の実施
例1と同様の方法(但し、オーバレイ厚み15μ
m)で調製し、スラスト摩耗試験を行つた結果を
重量摩耗量(mg)で第1表に示す。この試験条件
は、最初10Kgの荷重を10分間供試材に加え、以後
10分毎に10Kgづつ100Kgまで漸増させ、且つ供試
材回転数を1000rpm、油の滴下量を1滴、油温50
℃としたものである。この条件のスラスト荷重下
における本発明による供試材の耐摩耗性は比較例
と同程度である。すなわち、合金自体の耐摩耗性
により摩耗重量が決定される上記スラスト摺動条
件では10%を超えるインジウムは耐摩耗性向上に
有効ではない。これに対して、油のぬれ角の影響
が大きい条件では上述のように10%を超えるイン
ジウムはオーバレイの摩耗量を著しく低下でき
る。
使用されるオーバレイ合金に関するものである。 (ロ) 技術の背景 すべり軸受 内燃機関において特にクランクシヤフト回りで
用いられるすべり軸受は鋼板等の円筒ブシユ、半
割メタル又は環状メタル等の基体の内周面に軸受
材料とオーバレイを何らかの適当な技法により接
合して製造されている。 第1図は、すべり軸受及びその中の軸との間に
ある潤滑油に発生する油膜圧力分布を示す概念図
である。図中1は固定軸受部材の最外表面である
オーバレイ層を示し、一方2は、軸心2aの周り
を矢印3方向に回転する軸を示し、この軸2は矢
印4方向の静止荷重を図示されていない潤滑油膜
を介してオーバレイ層1に加える。このようなす
べり軸受の使用初期には、オーバレイ層1では
0.5〜0.6ミクロン(μm)、軸2の表面では0.6〜
0.7ミクロンの、機械加工時の表面粗さが残存し
ており、矢印3方向への回転が開始されると、軟
質であるオーバレイ表面が軸2によつて削られそ
して軸2の表面に削られたオーバレイの合金の一
部が擬着し、また油膜圧力によるオーバレイ合金
のフローが生じ、以後は理想的な場合は完全に油
膜を介して滑らかな回転が滑らかな接触面を介し
て行われるようになる(流体潤滑)。実際には、
回転が軸2とオーバレイ層1の回転間が油膜を介
して行われる部分と金属接触を介して行われる部
分とが混在している混合潤滑状態も起こりうる。 以上の如くして滑らかな回転が実現されると、
油膜がその粘性抵抗によりオーバレイ層1と軸受
2の間の微小間〓に巻き込まれ、かくしてこの微
小間〓の油膜が介在した状態で軸2とオーバレイ
層1が接触するが、この際の油膜の圧力分布は曲
線6の如くなる。この油膜は軸受が回転す際軸か
ら受ける荷重の増減により厚さが変化しており、
油膜の厚さが薄くなると軸2とオーバレイ層1の
直接接触の危険が高くなる。そこで、内燃機関の
すべり軸受にあつては所定厚さ、一般には2ミク
ロン程度以下の油膜が常に軸2とオーバレイ層1
の間にその作動中に介在していることが極めて肝
要になる。 なじみ性 軸及びすべり軸受が組み込まれている内燃機関
のハウジングの加工精度及び軸のハウジングへの
組付時のミスアライメントに起因する軸受との軸
の間の当り不良を改善し、また軸の加工精度に起
因する当り不良を改善するオーバレイの性質はな
じみ性といわれる。更に、内燃機関の潤滑油中に
混入する硅砂・鉄粉等の異物をオーバレイ中に埋
収させ、軸及び軸受をこれらの異物から保護する
オーバレイの性質は埋収性といわれるが、広義で
はなじみ性に含まれる。一般になじみ性は鉛、ス
ズなどの軟質金属により付与される。 耐摩耗性 オーバレイ層1がなじみ性を実現した後にもそ
の合金が軸2により摩耗し、削り取られるとその
厚さの減少に伴つて強度低下がおこる。このよう
な摩耗に耐える性質(耐摩耗性)はなじみ性と相
反する関係にある。そこで、オーバレイ合金の耐
摩耗性が高過ぎるとなじみ性がオーバレイとして
不適なほど劣化する。 なじみ性および耐摩耗性以外の特性 上記以外の特性としては、耐疲労性、負荷能力
及び耐食性が以下説明するようにオーバレイに要
求される。最近の内燃機関では機械加工精度の向
上と潤滑油中の異物を除去する濾過器の性能向上
により、オーバレイのなじみ性と埋収性要求程度
が軽減されているが、一方内燃機関の高出力化に
よりオーバレイの疲労剥離及び負荷能力が問題に
なつている。特に、ヂーゼルエンジンはガソリン
エンジンより爆発荷重が大きいから、必然的にオ
ーバレイにも大きな荷重が加えられるため負荷能
力が問題になる。また、ヂーゼルエンジンでは繰
返し大荷重下でオーバレイが長期に亘つて使用さ
れるためにオーバレイの疲労現象が励起され、オ
ーバレイが剥離する。 また、最近の内燃機関、特にヂーゼルエンジン
では潤滑油の交換時期の延長に伴い、潤滑油中で
発生する腐食性の有機酸がオーバレイの腐食摩耗
を起こす原因となつている。尚、上記説明におい
て、耐食性、負荷能力、耐摩耗性及びなじみ性の
四特性を取り上げて、従来のオーバレイ合金の性
能を説明したが、これらの特性は相互に関連して
いるとみなされ、一つの特性が優れていないと他
の特性もこれにより悪影響を受け、オーバレイの
信頼性及び寿命が著しく悪化するという事態をひ
き起こす。 (ハ) 従来技術と問題点 二元合金 最も古くから用いられたオーバレイは錫、アン
チモン及び銅の一種を含む鉛系二元合金であつ
た。これらの鉛系二元合金は前述の目的であるな
じみ性の向上と埋収性の付与に対しては従来の内
燃機関では十分であるが、最近の高出力内燃機関
用オーバレイとしては耐疲労性、負荷能力、耐食
性、耐摩耗性が乏しい。 三元合金 上記鉛系二元系合金に第3元素を加えた、Pb
−Sn−Sb、Pb−Sn−Cu等の三元系鉛合金がオ
ーバレイとして現用されている合金の主流になつ
ている。しかし、本発明者の研究によるとこれら
の三元系鉛合金は何れも最近の内燃機関で使用す
るオーバレイに要求される耐摩耗性、耐腐食性、
及び耐疲労性を満足するものではないことが判明
した。例えば、Pb−Sn−Sb及びPb−Sn−Cuの
三元系合金では特に潤滑油中の腐食性有機酸に対
する耐食性が不足し、オーバレイの早期損傷が発
生する。一方、Pb−Sn−Inの三元系鋳造合金は
インジウムが高価であるにも拘らず多量に添加せ
ざるを得ないという欠点があるのみならず、特に
負荷能力及び耐摩耗性が不足し、オーバレイの早
期損傷が発生し、オーバレイの信頼性がかけてい
ると考えられてきた。 四元合金 本発明者等は、特開昭56−84435号において、
重量で5ないし20%のスズと、0.05ないし10%の
インジウムおよびタリウムからなる群から選択さ
れた少なくとも1種の元素と、0.05ないし5%の
マンガン、ビスマス、ニツケツ、銅、カルシウム
及びバリウムからなる群から選択された少なくと
も1種の耐摩耗性向上元素とを含み、残部が鉛と
不純物からなる四元合金オーバレイを提案した。
この四元合金オーバレイは、軸受が軸と直接接触
する危険が増大し、この結果十分なじみを得た軸
受面が損傷を受け、また長時間停止の場合に腐食
が発生し、一旦形成されたなじみを得た軸受面に
凹凸が生じるなどにより軸受寿命が低下すること
を防止するために、スズ、インジウム及びタリウ
ムを含有しており、これらは主として潤滑油中の
腐食性有機酸に対するオーバレイの耐食性を向上
させ、マンガン等は主としてオーバレイの耐摩耗
性を上昇させることを意図したものである。しか
しながら、最近の高速エンジンにおいて、上記4
元合金オーバレイは、特性が不十分であることが
わかつた。 すなわち、通常のエンジンに対しては従来の四
元合金はなじみ性及び耐摩耗性に関しては良好な
特性を有しており、なじみ面がすべり軸受に作ら
れ、油膜により流体潤滑条件が実現されると、良
好な特性が得られる。しかし高速エンジンにおい
ては、上記のようになじみ面が作られ流体潤滑条
件で摺動が行われている状況から混合潤滑条件に
なると摩耗が発生し易くなることが分かつた。 (ニ) 発明の目的 本発明の目的は、すべり軸受の総合性能を従来
の二元及び三元系鉛合金よりも改善することであ
り、特に最近の高速高回転用内燃機関において十
分な信頼性を有するオーバレイ合金を提供するこ
とを目的とする。 (ホ) 発明の構成 本発明の目的は重量百分率で、2〜20%のス
ズ、及び10をこえ15%以下のインジウムを含有
し、残部が鉛及び不可避的不純物からなり、電気
メツキ組織を有し、潤滑油に対する親和性に優れ
たオーバレイ合金、及び重量百分率で、2〜20%
のスズ、10をこえ15%以下のインジウム、及び、
銅、アンチモン、マンガン、ニツケル、カルシウ
ム、ビスマス及びバリウムの少なくとも1種を合
わせて0.05〜5.0%含有し、残部が鉛及び不可避
的不純物からなり、電気メツキ組織を有し、潤滑
油に対する親和性に優たオーバレイ合金によつて
達成される。 (ヘ) 発明の構成の具体的説明 合金組成 鉛を主体とする本発明のオーバレイ三元及び四
元合金に加えられたスズは主として耐食性、耐摩
耗性を付与する元素である。鉛−スズ二元系合金
では錫が金属形態で合金中に分散しており、これ
によりスズがオーバレイの下地のライニング層に
拡散し易くなつており、オーバレイの使用ととも
に耐摩耗性が低下する不都合がある。ところが、
インジウム及び銅を加えた本発明の合金では、ス
ズは安定化され、なじみ性、耐食性、耐摩耗性等
の信頼性を高める。さらに、スズは潤滑油中に生
成する腐食性ある有機酸に対するオーバレイの耐
食性も高める。スズの含有量が2%未満ではあま
り効果がなく、一方、20%を超えると高温下にお
けるオーバレイの硬さが低下し、使用中の性能低
下(耐摩耗性)が問題となる。尚、好ましいスズ
含有量は6〜14%である。 四元合金の成分である銅、アンチモン、マンガ
ン、ニツケル、カルシウム、ビスマス及びバリウ
ム(以下銅等という)は鉛マトリツクスを強化し
て、オーバレイの耐摩耗性を向上させる。銅の効
果を調べるために、8%Sn−12%In−0〜6%
Cu、残部Pb合金試験片の肉厚摩耗量を、超高圧
試験機により測定した。測定条件は、最初の2時
間は荷重200Kg、次の20時間は荷重300Kg、最後の
60時間は荷重500Kgと荷重を増加させる増加法に
よつた。第2図は、コンロツド軸受の形態に加工
されたピストン側試験片11、ピストン12、反
ピストン側軸受13及びピストンピン相当部材1
4を示す。肉厚摩耗量はピストン側試験片11に
ついて行つた。またこの試験片は油温120℃の潤
滑油で潤滑されている状態で1083rpm(周速2.7
m/sec.)にて回転を受けた。測定結果を第3図
に示す。第3図より明らかなように、銅の含有量
は少量でも耐摩耗性向上に効果があるが、5%を
超えると却つて耐摩耗性が劣化する。これは鉛合
金が剥離し易くなるためである。 銅等の含有量が合わせて0.05%未満では耐摩耗
性向上の効果がなく、5%を超えるとオーバレイ
の硬さが高くなりすぎ、なじみ性を損ない、且つ
耐摩耗性が低下し更にオーバレイが緻密でなくな
る(微細孔が生成する)のでこれらの含有量を合
わせて0.05〜5%とした。 オーバレイ合金においてインジウムが多量に含
まれていることが本発明の最も大きな特徴であ
る。インジウムの含有量が10%以下の場合は、潤
滑油がオーバレイ合金と親和する性質(以下油の
親和性という)がインジウムによりさほど改善さ
れない。ところが、後述の第5図に示すように、
インジウムの含有量が10%を超えると油の親和性
が顕著に改善される。 第4図はぬれ角の測定方法、第5図は測定結果
をそれぞれ示す。第4図において、20はオーバ
レイ(図示せず)を備えた半円形状の軸受、21
は潤滑油を10mmの高さから滴下するビユレツトで
ある。そして、ビユレツト21から潤滑油を滴下
した後一定時間経過後、油滴の直径aと高さhを
カメラにより測定し公式: tan=θ/2=2h/aより、 ぬれ角θを求めた。第5図は、潤滑油温が35℃の
条件下で、8%Sn、残部In及びPbの三元合金の
In含有量が、ぬれ角θに及ぼす影響を示すもので
ある。 本発明における油の親和性向上の意義は、以下
詳述するように耐摩耗性を損なわずになじみ性を
向上できるという点にある。従来の技術知識では
オーバレイでは耐摩耗性となじみ性が相反するこ
とは既述した。 第5図から分かるように、10%以下のインジウ
ム含有量ではその含有量増大に伴うぬれ角の減少
がほとんどなく、10%を超えるとぬれ角が急激に
減少している。軸と軸受の金属接触が起こり、油
膜が途切れた状態では油のぬれ角度が大きいオー
バレイと、小さいオーバレイではオーバレイの特
性に大きな差が生じる。ぬれ角度が大きいオーバ
レイは油の親和性は少なく、逆にぬれ角度が小さ
いオーバレイは油の親和性が大であり、油膜が途
切れ金属どうしの接触が起こつても油の分子はオ
ーバレイ上に存在しており、油分子の作用によつ
て摩耗は発生し難くなる。したがつて、インジウ
ム含有量が10%を超えると上記金属接触状態では
耐摩耗性が向上する。従来の技術常識ではインジ
ウム含有量が増大するとオーバレイの耐摩耗性が
劣化すると考えられていた。この考えはオーバレ
イの親油性が少ないインジウム含有量が10%以下
の組成について該当する。しかしインジウムが10
%を超えると、上記油の作用により、油の分子を
介して軸と軸受の接触が起こるために、合金自体
は摩耗し易いにも拘らず摩耗の進行が抑制される
ために、従来の技術知識とは反してなじみ性の向
上とともに耐摩耗性の劣化は起こらない。この点
は、第3図と同様の超高圧試験を8%Sn、残In
及びPb合金について行つた結果を示す第6図に
より例証される。 第1表の合金組成を有する供試材を従来の実施
例1と同様の方法(但し、オーバレイ厚み15μ
m)で調製し、スラスト摩耗試験を行つた結果を
重量摩耗量(mg)で第1表に示す。この試験条件
は、最初10Kgの荷重を10分間供試材に加え、以後
10分毎に10Kgづつ100Kgまで漸増させ、且つ供試
材回転数を1000rpm、油の滴下量を1滴、油温50
℃としたものである。この条件のスラスト荷重下
における本発明による供試材の耐摩耗性は比較例
と同程度である。すなわち、合金自体の耐摩耗性
により摩耗重量が決定される上記スラスト摺動条
件では10%を超えるインジウムは耐摩耗性向上に
有効ではない。これに対して、油のぬれ角の影響
が大きい条件では上述のように10%を超えるイン
ジウムはオーバレイの摩耗量を著しく低下でき
る。
【表】
なお、Cuを含有するPb−Sn−In−Cu四系合金
では10%を越えるインジウムの添加は、Pb−Sn
−Cu三元合金に比較して、耐摩耗性が向上する。
この原因はインジウムが油の親和性を向上するこ
とと、銅などの作用による。 本発明において、インジウムの含有量を15%を
越えるとオーバレイと軸との接触が起こつた時オ
ーバレイの組織が壊れる傾向となるので、インジ
ウムの含有量を10%を超え15%以下とした。 本発明のオーバレイの合金は電気メツキ組織を
有することが必要である。特にインジウムは金属
もしくは金属間化合物が微細に分散することが、
油の親和性を発揮するために重要である。これに
対して鋳造組織では成分の偏析が大であるため
に、その作用、特にインジウムによる効果が得ら
れない。又、オーバレイが製造上の原因により多
孔性であると、特に耐疲労性が低下しその信頼性
が低下する。 第7図は12%In−8%Sn−0.06%Cu−残部Pb
からなるオーバレイの電気メツキ組織を示す(倍
率1500倍)。供試材は軸受の裏金側に切断により
切り込みを入れ、この切り込みからライニング、
中間層(バリヤ層)及びオーバレイを破断して調
製した。したがつて図には破断面組織が示されて
いる。オーバレイの組織はライニングの組織と比
較して破断による凹凸が極めて少なく、均一であ
ることが分かる。もし、オーバレイの電気メツキ
の組織がライニングの鋳造・圧延組織と同様の均
一性ならば、同様に凹凸が多い破断面となるはず
である。しかし、実際はオーバレイの破断による
凹凸は極めて少ない。なお、図の最表面白色部は
オーバレイの表面を斜め上からみた像になつてい
る。 製 法 上記したオーバレイを備えたすべり軸受の製造
において、オーバレイとライニング層の間にニツ
ケル又は銀のメツキ層を1〜3ミクロンの厚さに
施すと、オーバレイ中のスズのライニング層への
拡散を有効に防止することができる。 以下、すべり軸受の製造途中でオーバレイを電
気メツキにより形成する例について説明する。す
べり軸受基体にライニング(軸受合金)層を一般
には0.1〜2mmの厚さに形成し、このライニング
層上に、少なくとも鉛及びスズを含む層と、イン
ジウム層とを別個に形成し、これらの層の元素の
拡散が起こる温度にこれらの層を加熱する。 インジウム層はフラツシユメツキ、イオンプレ
ーテイング等により形成し、他の元素は別個の層
として電気メツキによりライニング層上に形成
し、次にこれらの元素の拡散を行うと緻密且つ均
一なオーバレイが製造される。オーバレイの下に
バリア層を介して間接的に、第1層(少なくとも
鉛及びスズを含有する)がメツキにより形成され
るが、メツキ直後の第1層中のスズ含有量が10%
以下、特に8%以下、であることが望ましい。ス
ズが10%を超えるとメツキ層の緻密性が失われ、
結果としてオーバレイの形態、特に耐疲労性が低
下する。 次に第1層、インジウムからなる又はインジウ
ムを含む第2層及び、必要により形成される第3
層の厚さが大きくなると、これらのメツキの際に
厚さのばらつきを生じ、ひいては最終的に均一な
メツキ層が得られ難くなり、時にこの不均一部分
より疲労による剥離を生じることがある。そこ
で、第1層、第2層及び第3層はそれぞれが16、
2、及び2ミクロン以下、合計で5ミクロン以上
20ミクロン以下の厚さを有することが望ましい。 また、ライニング層は、銅を主体とし、鉛及び
スズを含むものであるが、その組成は鉛5ないし
25%、スズ3ないし12%であることが望ましい。
なお、ライニング層は鋳造もしくは焼結で作つて
もよい。 更に、拡散のための熱処理は140〜250℃で一般
的には行われ、これにより第1層、第2層及び第
3層間で各元素の拡散が起こつて所望のオーバレ
イの単一層組成が得られる。一般には140〜250℃
の範囲内の高温で、拡散に必要な時間、例えば60
〜120分間の加熱条件が望ましい。しかし、何れ
かの層のスズ含有量が高いとこの層は他の層より
優先的に溶解又は軟化するため、均一なオーバレ
イ組織が得られない。このような場合には、低温
の加熱が望ましく、これにより単一層のオーバレ
イが得られれば鉛−スズマトリツクスの中に金属
形態又は金属間化合物形態のインジウム相が均一
に分散した組織が得られる。上記オーバレイの上
にスズメツキ層を防錆用に形成してもよい。但
し、このスズメツキ層はオーバレイが高いインジ
ウムの含有量を有し、優れた耐食性を有するので
省略されることが多い。 インジウムのメツキとしては電流密度1〜
10A/dm2及び浴温10〜40℃の条件で次のメツキ
浴を使用することが好ましい。尚、浴には適度の
攪拌を加える。 A スルフアミン酸メツキ浴(濃度g/) スルフアミン酸インジウム 40〜210 スルフアミン酸 10〜60 塩(NaCl) 15〜100 ブドウ糖 2〜25 トリエタノールアミン 1〜5 スルフアミン酸ナトリウム 70〜320 メツキ浴のPHは3.8以下が好ましく、また電
流密度は2〜10A/dm2、温度は10〜50℃が好
ましい。 B ホウフツ化メツキ浴(ホウフツ化物のメツキ
浴中の濃度は金属イオン濃度による。) このメツキ浴はフラツシユメツキ法に使用さ
れる。 In(BF4)3 100〜210 HBF4 10〜35 ホウ酸 15〜60 ホウフツ化アンモニウム 40〜110 C シアンアルカリメツキ浴(単位g/) 塩化インジウム 15〜60 シアン化カリ 140〜160 水酸化カリウム 30〜40 デキストリン 30〜40 上記方法の実施態様として、Pb−Sn−Cuの三
元合金メツキを行い、次にインジウムのメツキを
行い、続いて拡散加熱を行うこともできる。三元
合金メツキの好ましいメツキ条件は次のとおりで
ある。 (1) メツキ浴組成(単位g/) ホウフツ化鉛 150〜200 ホウフツ化スズ 5〜15 ホウフツ化銅 1〜3 ゼラチン 2±1 ハイドロキノン 2±1 (2) 電気密度 3〜5A/dm2 (3) メツキ浴温度 10〜50℃ 製法の実施態様として、Pb−Snのメツキ浴の
中にカルシウム及びバリウムの微粉末(0.1〜1
ミクロン)を加えておき、メツキ浴を攪拌しなが
らメツキを行うと微粉末がメツキ層に巻き込まれ
る。 次にメツキ層を100〜200℃で焼鈍するとカルシ
ウム等が均一に分布したオーバレイの合金層が得
られる。なお、攪拌の条件としては通常のポンプ
により、メツキ液の吐出量0.1〜2.0/secの程度
の攪拌を行うことが好ましい。 上記メツキ浴としては次のものが好ましい。 (1) メツキ浴組成(単位g/) Pb(BF4)2: 40〜200 Sb(BF4)2: 5〜30 HBF4: 30〜120 ハイドロキノン: 0.5〜3 ペプトン: 0.1〜3 ゼラチン: 0.1〜3 βナフトール: 0.1〜3 (2) メツキ浴温度 5〜50℃ (3) メツキ浴PH 1以下 (4) 微粉末の添加量 10〜50g/ マンガンは単独層として次のメツキ条件により
形成し、他の層との拡散を行うことができる。 (1) メツキ浴組成(単位g/) 塩化マンガン 300〜400 塩化アンモニウム 150〜250 ロダンカリウム 1〜3 (2) メツキ浴温度 18〜50℃ (3) メツキ浴PH 6.0〜6.5 ニツケルのメツキはニツケルとスズの合金メツ
キを行うことが好ましく、その条件は次のとおり
である。 (1) メツキ浴組成(単位g/) ホウフツ化スズ 15〜35 ホウフツ化ニツケル 40〜80 フツ化アンモニウム 40〜80 (2) メツキ浴温度 50〜70℃ (3) 電流密度 1〜5A/dm2 さらにBiの好ましいメツキ条件は以下のとお
りである。 (1) メツキ浴組成(単位g/) 三酸化ビスマス 40 過塩素酸 140 クレゾール 1 ニカワ 0.5 (2) 電流密度 5A/dm2 (3) 温度 20℃ (4) メツキ厚さ 0.5ミクロン (ト) 実施例 実施例 1 第2表の合金組成を有する供試材を以下の方法
で製造し、第3図の場合と同様の条件で超高圧摩
耗試験を行つた結果を摩耗深さ(μm)で示す。
では10%を越えるインジウムの添加は、Pb−Sn
−Cu三元合金に比較して、耐摩耗性が向上する。
この原因はインジウムが油の親和性を向上するこ
とと、銅などの作用による。 本発明において、インジウムの含有量を15%を
越えるとオーバレイと軸との接触が起こつた時オ
ーバレイの組織が壊れる傾向となるので、インジ
ウムの含有量を10%を超え15%以下とした。 本発明のオーバレイの合金は電気メツキ組織を
有することが必要である。特にインジウムは金属
もしくは金属間化合物が微細に分散することが、
油の親和性を発揮するために重要である。これに
対して鋳造組織では成分の偏析が大であるため
に、その作用、特にインジウムによる効果が得ら
れない。又、オーバレイが製造上の原因により多
孔性であると、特に耐疲労性が低下しその信頼性
が低下する。 第7図は12%In−8%Sn−0.06%Cu−残部Pb
からなるオーバレイの電気メツキ組織を示す(倍
率1500倍)。供試材は軸受の裏金側に切断により
切り込みを入れ、この切り込みからライニング、
中間層(バリヤ層)及びオーバレイを破断して調
製した。したがつて図には破断面組織が示されて
いる。オーバレイの組織はライニングの組織と比
較して破断による凹凸が極めて少なく、均一であ
ることが分かる。もし、オーバレイの電気メツキ
の組織がライニングの鋳造・圧延組織と同様の均
一性ならば、同様に凹凸が多い破断面となるはず
である。しかし、実際はオーバレイの破断による
凹凸は極めて少ない。なお、図の最表面白色部は
オーバレイの表面を斜め上からみた像になつてい
る。 製 法 上記したオーバレイを備えたすべり軸受の製造
において、オーバレイとライニング層の間にニツ
ケル又は銀のメツキ層を1〜3ミクロンの厚さに
施すと、オーバレイ中のスズのライニング層への
拡散を有効に防止することができる。 以下、すべり軸受の製造途中でオーバレイを電
気メツキにより形成する例について説明する。す
べり軸受基体にライニング(軸受合金)層を一般
には0.1〜2mmの厚さに形成し、このライニング
層上に、少なくとも鉛及びスズを含む層と、イン
ジウム層とを別個に形成し、これらの層の元素の
拡散が起こる温度にこれらの層を加熱する。 インジウム層はフラツシユメツキ、イオンプレ
ーテイング等により形成し、他の元素は別個の層
として電気メツキによりライニング層上に形成
し、次にこれらの元素の拡散を行うと緻密且つ均
一なオーバレイが製造される。オーバレイの下に
バリア層を介して間接的に、第1層(少なくとも
鉛及びスズを含有する)がメツキにより形成され
るが、メツキ直後の第1層中のスズ含有量が10%
以下、特に8%以下、であることが望ましい。ス
ズが10%を超えるとメツキ層の緻密性が失われ、
結果としてオーバレイの形態、特に耐疲労性が低
下する。 次に第1層、インジウムからなる又はインジウ
ムを含む第2層及び、必要により形成される第3
層の厚さが大きくなると、これらのメツキの際に
厚さのばらつきを生じ、ひいては最終的に均一な
メツキ層が得られ難くなり、時にこの不均一部分
より疲労による剥離を生じることがある。そこ
で、第1層、第2層及び第3層はそれぞれが16、
2、及び2ミクロン以下、合計で5ミクロン以上
20ミクロン以下の厚さを有することが望ましい。 また、ライニング層は、銅を主体とし、鉛及び
スズを含むものであるが、その組成は鉛5ないし
25%、スズ3ないし12%であることが望ましい。
なお、ライニング層は鋳造もしくは焼結で作つて
もよい。 更に、拡散のための熱処理は140〜250℃で一般
的には行われ、これにより第1層、第2層及び第
3層間で各元素の拡散が起こつて所望のオーバレ
イの単一層組成が得られる。一般には140〜250℃
の範囲内の高温で、拡散に必要な時間、例えば60
〜120分間の加熱条件が望ましい。しかし、何れ
かの層のスズ含有量が高いとこの層は他の層より
優先的に溶解又は軟化するため、均一なオーバレ
イ組織が得られない。このような場合には、低温
の加熱が望ましく、これにより単一層のオーバレ
イが得られれば鉛−スズマトリツクスの中に金属
形態又は金属間化合物形態のインジウム相が均一
に分散した組織が得られる。上記オーバレイの上
にスズメツキ層を防錆用に形成してもよい。但
し、このスズメツキ層はオーバレイが高いインジ
ウムの含有量を有し、優れた耐食性を有するので
省略されることが多い。 インジウムのメツキとしては電流密度1〜
10A/dm2及び浴温10〜40℃の条件で次のメツキ
浴を使用することが好ましい。尚、浴には適度の
攪拌を加える。 A スルフアミン酸メツキ浴(濃度g/) スルフアミン酸インジウム 40〜210 スルフアミン酸 10〜60 塩(NaCl) 15〜100 ブドウ糖 2〜25 トリエタノールアミン 1〜5 スルフアミン酸ナトリウム 70〜320 メツキ浴のPHは3.8以下が好ましく、また電
流密度は2〜10A/dm2、温度は10〜50℃が好
ましい。 B ホウフツ化メツキ浴(ホウフツ化物のメツキ
浴中の濃度は金属イオン濃度による。) このメツキ浴はフラツシユメツキ法に使用さ
れる。 In(BF4)3 100〜210 HBF4 10〜35 ホウ酸 15〜60 ホウフツ化アンモニウム 40〜110 C シアンアルカリメツキ浴(単位g/) 塩化インジウム 15〜60 シアン化カリ 140〜160 水酸化カリウム 30〜40 デキストリン 30〜40 上記方法の実施態様として、Pb−Sn−Cuの三
元合金メツキを行い、次にインジウムのメツキを
行い、続いて拡散加熱を行うこともできる。三元
合金メツキの好ましいメツキ条件は次のとおりで
ある。 (1) メツキ浴組成(単位g/) ホウフツ化鉛 150〜200 ホウフツ化スズ 5〜15 ホウフツ化銅 1〜3 ゼラチン 2±1 ハイドロキノン 2±1 (2) 電気密度 3〜5A/dm2 (3) メツキ浴温度 10〜50℃ 製法の実施態様として、Pb−Snのメツキ浴の
中にカルシウム及びバリウムの微粉末(0.1〜1
ミクロン)を加えておき、メツキ浴を攪拌しなが
らメツキを行うと微粉末がメツキ層に巻き込まれ
る。 次にメツキ層を100〜200℃で焼鈍するとカルシ
ウム等が均一に分布したオーバレイの合金層が得
られる。なお、攪拌の条件としては通常のポンプ
により、メツキ液の吐出量0.1〜2.0/secの程度
の攪拌を行うことが好ましい。 上記メツキ浴としては次のものが好ましい。 (1) メツキ浴組成(単位g/) Pb(BF4)2: 40〜200 Sb(BF4)2: 5〜30 HBF4: 30〜120 ハイドロキノン: 0.5〜3 ペプトン: 0.1〜3 ゼラチン: 0.1〜3 βナフトール: 0.1〜3 (2) メツキ浴温度 5〜50℃ (3) メツキ浴PH 1以下 (4) 微粉末の添加量 10〜50g/ マンガンは単独層として次のメツキ条件により
形成し、他の層との拡散を行うことができる。 (1) メツキ浴組成(単位g/) 塩化マンガン 300〜400 塩化アンモニウム 150〜250 ロダンカリウム 1〜3 (2) メツキ浴温度 18〜50℃ (3) メツキ浴PH 6.0〜6.5 ニツケルのメツキはニツケルとスズの合金メツ
キを行うことが好ましく、その条件は次のとおり
である。 (1) メツキ浴組成(単位g/) ホウフツ化スズ 15〜35 ホウフツ化ニツケル 40〜80 フツ化アンモニウム 40〜80 (2) メツキ浴温度 50〜70℃ (3) 電流密度 1〜5A/dm2 さらにBiの好ましいメツキ条件は以下のとお
りである。 (1) メツキ浴組成(単位g/) 三酸化ビスマス 40 過塩素酸 140 クレゾール 1 ニカワ 0.5 (2) 電流密度 5A/dm2 (3) 温度 20℃ (4) メツキ厚さ 0.5ミクロン (ト) 実施例 実施例 1 第2表の合金組成を有する供試材を以下の方法
で製造し、第3図の場合と同様の条件で超高圧摩
耗試験を行つた結果を摩耗深さ(μm)で示す。
【表】
第2表において、供試材1はCu、Sbを含有な
い三元合金の実施例であり、一方供試材5〜9は
耐摩耗性向上のためMn、Ni、Ca、Bi、Baを用
いた実施例である。 オーバレイの膜厚は何れも20μmである。 各供試材の摩耗量は何れも同程度であるが、耐
摩耗性向上元素の使用により摩耗量は安定する。 実施例 2 第3図において、反ピストン側軸受13とし
て、第3表に示す合金組成の供試材を実施例1と
同様用いて調製し、その他は実施例1と同様の条
件で超高圧試験を行つた結果を同様に示す。
い三元合金の実施例であり、一方供試材5〜9は
耐摩耗性向上のためMn、Ni、Ca、Bi、Baを用
いた実施例である。 オーバレイの膜厚は何れも20μmである。 各供試材の摩耗量は何れも同程度であるが、耐
摩耗性向上元素の使用により摩耗量は安定する。 実施例 2 第3図において、反ピストン側軸受13とし
て、第3表に示す合金組成の供試材を実施例1と
同様用いて調製し、その他は実施例1と同様の条
件で超高圧試験を行つた結果を同様に示す。
【表】
この表より、In及びCuが耐摩耗性を顕著に向
上させることが明らかである。試験後の供試材表
面の平滑度を調べたところ次のことが分かつた。 供試材10−線状きずあり 供試材11−強い線状きずあり 供試材12−線状きずあり 供試材13−良好 供試材14−わずかにきずあり 供試材15−わずかにきずあり この表面平滑度の試験結果はInが相手材による
疵発生を防止する顕著な効果をもつことを示して
いる。 実施例 3 第4表において、各合金組成の供試材(オーバ
レイ厚み15μm)のぬれ角を測定した結果を示
す。なお、供試材19−22は潤滑油温が20℃の条件
下で測定し、供試材23−31は潤滑油温が25℃の条
件下で測定し、また、第5図に対応する供試材32
−36は潤滑油温が35℃の条件下で測定した。 第4表の供試材のぬれ角の測定方法は、いずれ
も第4図に示した方法を用いた。
上させることが明らかである。試験後の供試材表
面の平滑度を調べたところ次のことが分かつた。 供試材10−線状きずあり 供試材11−強い線状きずあり 供試材12−線状きずあり 供試材13−良好 供試材14−わずかにきずあり 供試材15−わずかにきずあり この表面平滑度の試験結果はInが相手材による
疵発生を防止する顕著な効果をもつことを示して
いる。 実施例 3 第4表において、各合金組成の供試材(オーバ
レイ厚み15μm)のぬれ角を測定した結果を示
す。なお、供試材19−22は潤滑油温が20℃の条件
下で測定し、供試材23−31は潤滑油温が25℃の条
件下で測定し、また、第5図に対応する供試材32
−36は潤滑油温が35℃の条件下で測定した。 第4表の供試材のぬれ角の測定方法は、いずれ
も第4図に示した方法を用いた。
【表】
(チ) 発明の効果
本発明のオーバレイ合金は耐摩耗性となじみ性
が優れている。このような優れた性質故に高速高
回転内燃機関用軸受は、本発明のオーバレイの使
用によつて、摺動特性上の問題を効果的に解決で
きる。
が優れている。このような優れた性質故に高速高
回転内燃機関用軸受は、本発明のオーバレイの使
用によつて、摺動特性上の問題を効果的に解決で
きる。
第1図はすべり軸受の概念図、第2図は超高圧
試験法を示す概念図、第3図は銅含有量と肉厚摩
耗量の関係を示すグラフ、第4図はぬれ角(θ)
の測定法を示す概念図、第5図はインジウム含有
量とぬれ角θの関係を示すグラフ、第6図はイン
ジウム含有量と肉厚摩耗量の関係を示すグラフで
ある。第7図はオーバレイのメツキ状態の金属組
織を示す写真である。 11……ピストン側試験片、12……ピスト
ン、13……反ピストン側軸受、14……ピスト
ンピン相当部材。
試験法を示す概念図、第3図は銅含有量と肉厚摩
耗量の関係を示すグラフ、第4図はぬれ角(θ)
の測定法を示す概念図、第5図はインジウム含有
量とぬれ角θの関係を示すグラフ、第6図はイン
ジウム含有量と肉厚摩耗量の関係を示すグラフで
ある。第7図はオーバレイのメツキ状態の金属組
織を示す写真である。 11……ピストン側試験片、12……ピスト
ン、13……反ピストン側軸受、14……ピスト
ンピン相当部材。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 重量百分率で、2〜20%のスズ、及び10を超
え15%以下のインジウムを含有し、残部が鉛及び
不可避的不純物からなり、電気メツキ組織を有
し、潤滑油に対する親和性に優れたことを特徴と
するオーバレイ合金。 2 重量百分率で、2〜20%のスズ、10を超え15
%以下のインジウム、及び、銅、アンチモン、マ
ンガン、ニツケル、カルシウム、ビスマス及びバ
リウムの少なくとも1種を合わせて0.05〜5.0%
含有し、残部が鉛及び不可避的不純物からなり、
電気メツキ組織を有し、潤滑油に対する親和性に
優れたことを特徴とするオーバレイ合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7820983A JPS59205442A (ja) | 1983-05-06 | 1983-05-06 | オ−バレイ合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7820983A JPS59205442A (ja) | 1983-05-06 | 1983-05-06 | オ−バレイ合金 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59205442A JPS59205442A (ja) | 1984-11-21 |
| JPH0372692B2 true JPH0372692B2 (ja) | 1991-11-19 |
Family
ID=13655648
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7820983A Granted JPS59205442A (ja) | 1983-05-06 | 1983-05-06 | オ−バレイ合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59205442A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JPH081218B2 (ja) * | 1988-04-14 | 1996-01-10 | 大同メタル工業株式会社 | 摺動部品及び平軸受 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPS6041695B2 (ja) * | 1979-12-14 | 1985-09-18 | 大豊工業株式会社 | 内燃機関の軸受及びその製造方法 |
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-
1983
- 1983-05-06 JP JP7820983A patent/JPS59205442A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59205442A (ja) | 1984-11-21 |
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