JPH037376B2 - - Google Patents
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- JPH037376B2 JPH037376B2 JP19059985A JP19059985A JPH037376B2 JP H037376 B2 JPH037376 B2 JP H037376B2 JP 19059985 A JP19059985 A JP 19059985A JP 19059985 A JP19059985 A JP 19059985A JP H037376 B2 JPH037376 B2 JP H037376B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- denture base
- crown
- denture
- thermoplastic resin
- resin
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Description
<産業上の利用分野>
本発明は支台歯上の内冠が義歯床内の凹部にく
さびのように嵌入して維持される熱可塑性樹脂製
義歯床に関する。 <従来の技術> 従来残存歯を有する場合の補綴法として、金属
製クラスプやアタツチメントを用いた義歯床とと
もに、互いに嵌合する冠による補綴法であるいわ
ゆる“テレスコープ”が知られている。 テレスコープは数十年来補綴臨床に応用されて
きた。このテレスコープという名称は望遠鏡を意
味し、円筒状の管がレンズの焦点合わせのために
お互いに嵌み合つたまま滑走する様子がちようど
テレスコープ冠の着脱を表しているところからき
ている。 テレスコープシステムは、橋義歯および有床義
歯を維持歯に全く強固に連結でき、しかも必要な
場合はいつでも取りはずすことができる。 しかし、シリンダー・テレスコープと称されて
いるテレスコープ、すなわち支台歯上の内冠の外
壁と支台歯に装着する外冠の内壁とが、すべての
軸壁においてほとんど平行になつている場合に
は、摩擦力によつてのみ内冠と外冠が維持され
る。 したがつてシリンダーテレスコープでは、十分
な維持力を持たないか、あるいは不必要なほど強
い維持力を有していることがまま経験される。テ
レスコープ義歯が強く固定されすぎるとかなり大
きな力を用いないと撤去できず、そのため歯周組
織に急性障害をひき起しやすい。また、シリンダ
ーテレスコープに“ガタ”のある時には維持力は
十分ではなく義歯の動揺が大きく、時には上顎義
歯は落下し、下顎では舌、口腔底の可動により義
歯が挙上する。 そこでこのような欠点を解消する方法として各
種のテレスコープが検討され、提案されてきた。
すなわち、内冠が咬合面に向かつて閉じた円錘
形、すなわちコーヌスとなつており、内外冠は装
着の最終過程でのみ互いに平行に接触するいわゆ
るコーヌスクローネや、シリンダーテレスコープ
とコーヌスクローネの混合された混合型テレスコ
ープ、内冠の外壁と外冠の内壁が卵形に形成され
て嵌合する卵円型テレスコープ、内冠外壁が不規
則な形状をした不規則型テレスコープなどが例え
ば西ドイツなどで普及しつつある。 これらの改良型テレスコープは、シリンダーテ
レスコープに比べ、外冠に対し、内冠がくさび状
に嵌入して装着、維持されるため、より適度な維
持力が得られ、また撤去にあたつては、互いに離
れた瞬間から相互の接触が行なわれるため、撤去
のための衝撃のあとは、摩擦がなく容易に撤去す
ることができるという利点を有する。 これらの改良型テレスコープにおいては、外冠
が内冠より若干小さ目に形成されるため、外冠を
外力(咬合力)によつて内冠と嵌合させると、外
冠が弾性変形を起し、この外冠の収縮力が内冠軸
壁に圧力となつて作用し維持される。 したがつて、従来改良型テレスコープには、弾
性回複力と強度にすぐれた金属のみが用いられ、
義歯床材として一般に使用されているアクリルレ
ジンは用いることができないのが実状であつた。 このため従来該改良型テレスコープを有する義
歯床を得るためには、予め金属で支台歯上の内冠
に対応する外冠を製作した後、該外冠を別途製作
された金属床とろう床し、さらにアクリルレジン
を用いて義歯床のレジン部を形成する必要があつ
た。 このように数段階の工程を経る事が必要とさ
れ、そして高価な材料の使用が余儀なくされるこ
と等のため多額の製作費を要した。 <発明が解決しようとする問題点> 本発明の目的は、該改良型テレスコープの内冠
に対して適度な維持力を有し、かつ製作時に数段
階の工程を経ることとなく簡易な方法で製作でき
る熱可塑性樹脂製義歯床を提供することにある。 <本発明を解決するための手段> 本発明の特徴とするところは、支台歯上の内冠
が嵌入されるための凹部を有し、該凹部の内壁の
形状がコーヌス型、もしくは卵円型もしくはそれ
らの混合型である義歯床の素材として熱可塑性樹
脂を用いた点にある。 本発明の義歯床において支台歯上の内冠が嵌入
される凹部内壁の形状は、コーヌス型もしくは卵
円型もしくは一部それらの形状を含む混合型であ
る。そして第1図に示すようなテレスコープが例
示できる。 いずれも、内冠との維持力は、内冠を義歯床凹
部に嵌入する際、該義歯床凹部が弾性変形したの
ちの収縮力によつて生じた静止摩擦力によつて発
現する。 該維持力には、義歯床凹部に加わる機能力(咬
合による力)、義歯床材料の弾性、義歯床凹部の
表面あらさ、内冠の形態、高さなど多くの要素が
関与している。したがつて実際の使用にあたつて
は、適度な維持力を得るため、歯の欠損状態、用
いられる熱可塑性材料の特性および製作方法等を
考慮し、前記例示の型等から適切なテレスコープ
が選択される。 コーヌス型は、独特な円錘形をしているため、
着脱や機能時の滑りが少なく、一部に摩耗が生じ
ても再び機能力が加わると新たな内冠を義歯床凹
部の接触状態が生じ、維持力の減少が起りにくく
好ましい。 コーヌス角度は、特に限定されないが、一般に
補綴物を確実に保持し、着脱に際し維持歯の障害
にならない角度として6度程度が好ましい。 該義歯床凹部の肉厚についても特に限定はない
が、適度な弾性と剛性を得る肉厚は0.3mm〜8mm、
好ましくは0.5mm〜2mmである。 本発明において使用される熱可塑性樹脂として
は、前記凹部を有する義歯床の成形が可能な良好
な賦型性をもち、適度な弾性と剛性を有し、歯肉
に近似した色に着色が可能でかつ使用時にストレ
スクラツクを起さない強靭性を備えた樹脂である
ことが要求される。 したがつて熱可塑性樹脂としては、ポリメチル
ペンテン−1、透明ナイロン、ポリカーボネー
ト、芳香族ポリエステル共重合体、ポリエステル
カーボネート、ポリエチレンテレフタレート、透
明ABS、ポリサルホン系樹脂など使用される。 中でもポリサルホン、ポリエーテルサルホンな
どポリサルホン系の樹脂や芳香族ポリエステル共
重合体、ポリエステルカーボネートなどのポリエ
ステル系の樹脂が弾性、剛性および強度などにす
ぐれており好ましい。 本発明で好ましい態様として使用されるポリサ
ルホン系樹脂はアリーレン単位がエーテルおよび
スルホン結合と共に無秩序にまたは秩序正しく位
置するポリアリーレンポリエーテルポリサルホン
として定義される。たとえば の構造を有するUCC製ポリサルホンUdel や
さびのように嵌入して維持される熱可塑性樹脂製
義歯床に関する。 <従来の技術> 従来残存歯を有する場合の補綴法として、金属
製クラスプやアタツチメントを用いた義歯床とと
もに、互いに嵌合する冠による補綴法であるいわ
ゆる“テレスコープ”が知られている。 テレスコープは数十年来補綴臨床に応用されて
きた。このテレスコープという名称は望遠鏡を意
味し、円筒状の管がレンズの焦点合わせのために
お互いに嵌み合つたまま滑走する様子がちようど
テレスコープ冠の着脱を表しているところからき
ている。 テレスコープシステムは、橋義歯および有床義
歯を維持歯に全く強固に連結でき、しかも必要な
場合はいつでも取りはずすことができる。 しかし、シリンダー・テレスコープと称されて
いるテレスコープ、すなわち支台歯上の内冠の外
壁と支台歯に装着する外冠の内壁とが、すべての
軸壁においてほとんど平行になつている場合に
は、摩擦力によつてのみ内冠と外冠が維持され
る。 したがつてシリンダーテレスコープでは、十分
な維持力を持たないか、あるいは不必要なほど強
い維持力を有していることがまま経験される。テ
レスコープ義歯が強く固定されすぎるとかなり大
きな力を用いないと撤去できず、そのため歯周組
織に急性障害をひき起しやすい。また、シリンダ
ーテレスコープに“ガタ”のある時には維持力は
十分ではなく義歯の動揺が大きく、時には上顎義
歯は落下し、下顎では舌、口腔底の可動により義
歯が挙上する。 そこでこのような欠点を解消する方法として各
種のテレスコープが検討され、提案されてきた。
すなわち、内冠が咬合面に向かつて閉じた円錘
形、すなわちコーヌスとなつており、内外冠は装
着の最終過程でのみ互いに平行に接触するいわゆ
るコーヌスクローネや、シリンダーテレスコープ
とコーヌスクローネの混合された混合型テレスコ
ープ、内冠の外壁と外冠の内壁が卵形に形成され
て嵌合する卵円型テレスコープ、内冠外壁が不規
則な形状をした不規則型テレスコープなどが例え
ば西ドイツなどで普及しつつある。 これらの改良型テレスコープは、シリンダーテ
レスコープに比べ、外冠に対し、内冠がくさび状
に嵌入して装着、維持されるため、より適度な維
持力が得られ、また撤去にあたつては、互いに離
れた瞬間から相互の接触が行なわれるため、撤去
のための衝撃のあとは、摩擦がなく容易に撤去す
ることができるという利点を有する。 これらの改良型テレスコープにおいては、外冠
が内冠より若干小さ目に形成されるため、外冠を
外力(咬合力)によつて内冠と嵌合させると、外
冠が弾性変形を起し、この外冠の収縮力が内冠軸
壁に圧力となつて作用し維持される。 したがつて、従来改良型テレスコープには、弾
性回複力と強度にすぐれた金属のみが用いられ、
義歯床材として一般に使用されているアクリルレ
ジンは用いることができないのが実状であつた。 このため従来該改良型テレスコープを有する義
歯床を得るためには、予め金属で支台歯上の内冠
に対応する外冠を製作した後、該外冠を別途製作
された金属床とろう床し、さらにアクリルレジン
を用いて義歯床のレジン部を形成する必要があつ
た。 このように数段階の工程を経る事が必要とさ
れ、そして高価な材料の使用が余儀なくされるこ
と等のため多額の製作費を要した。 <発明が解決しようとする問題点> 本発明の目的は、該改良型テレスコープの内冠
に対して適度な維持力を有し、かつ製作時に数段
階の工程を経ることとなく簡易な方法で製作でき
る熱可塑性樹脂製義歯床を提供することにある。 <本発明を解決するための手段> 本発明の特徴とするところは、支台歯上の内冠
が嵌入されるための凹部を有し、該凹部の内壁の
形状がコーヌス型、もしくは卵円型もしくはそれ
らの混合型である義歯床の素材として熱可塑性樹
脂を用いた点にある。 本発明の義歯床において支台歯上の内冠が嵌入
される凹部内壁の形状は、コーヌス型もしくは卵
円型もしくは一部それらの形状を含む混合型であ
る。そして第1図に示すようなテレスコープが例
示できる。 いずれも、内冠との維持力は、内冠を義歯床凹
部に嵌入する際、該義歯床凹部が弾性変形したの
ちの収縮力によつて生じた静止摩擦力によつて発
現する。 該維持力には、義歯床凹部に加わる機能力(咬
合による力)、義歯床材料の弾性、義歯床凹部の
表面あらさ、内冠の形態、高さなど多くの要素が
関与している。したがつて実際の使用にあたつて
は、適度な維持力を得るため、歯の欠損状態、用
いられる熱可塑性材料の特性および製作方法等を
考慮し、前記例示の型等から適切なテレスコープ
が選択される。 コーヌス型は、独特な円錘形をしているため、
着脱や機能時の滑りが少なく、一部に摩耗が生じ
ても再び機能力が加わると新たな内冠を義歯床凹
部の接触状態が生じ、維持力の減少が起りにくく
好ましい。 コーヌス角度は、特に限定されないが、一般に
補綴物を確実に保持し、着脱に際し維持歯の障害
にならない角度として6度程度が好ましい。 該義歯床凹部の肉厚についても特に限定はない
が、適度な弾性と剛性を得る肉厚は0.3mm〜8mm、
好ましくは0.5mm〜2mmである。 本発明において使用される熱可塑性樹脂として
は、前記凹部を有する義歯床の成形が可能な良好
な賦型性をもち、適度な弾性と剛性を有し、歯肉
に近似した色に着色が可能でかつ使用時にストレ
スクラツクを起さない強靭性を備えた樹脂である
ことが要求される。 したがつて熱可塑性樹脂としては、ポリメチル
ペンテン−1、透明ナイロン、ポリカーボネー
ト、芳香族ポリエステル共重合体、ポリエステル
カーボネート、ポリエチレンテレフタレート、透
明ABS、ポリサルホン系樹脂など使用される。 中でもポリサルホン、ポリエーテルサルホンな
どポリサルホン系の樹脂や芳香族ポリエステル共
重合体、ポリエステルカーボネートなどのポリエ
ステル系の樹脂が弾性、剛性および強度などにす
ぐれており好ましい。 本発明で好ましい態様として使用されるポリサ
ルホン系樹脂はアリーレン単位がエーテルおよび
スルホン結合と共に無秩序にまたは秩序正しく位
置するポリアリーレンポリエーテルポリサルホン
として定義される。たとえば の構造を有するUCC製ポリサルホンUdel や
【式】の構造を有す
るICI製のポリエーテルサルホンVictrex
が挙
げられる。 また、同様に好ましい態様として使用される芳
香族ポリエステル共重合体はテレフタル酸とイソ
フタル酸またはこれらの機能誘導体の混合物(た
だし、テレフタル酸基とイソフタル酸基のモル比
は9:1乃至1:9)および2,2−ビス(4′−
ヒドロキシフエニル)プロパン(以下ビスフエノ
ールAと略称する)とから得られる共重合体とし
て定義される。 該芳香族ポリエステル共重合体には、ポリカー
ボネート、ポリエステルカーボネート又はポリエ
チレンテレフタレートを目的に応じて、適当量配
合することが可能である。これらの樹脂は該芳香
族ポリエステル共重合体との相溶性が良好であ
り、芳香族ポリエステル共重合体の義歯床用とし
て必要な特性である透明性、色調、強度、剛性、
アクリル樹脂製人工歯との接着性、アクリルモノ
マーに対する耐性等を低下させることなく、加工
温度を低下させることができる。さらに、該芳香
族ポリエステル共重合体の黄色味が軽減され、義
歯床としての必要なより多様な着色が可能となる
などの利点を有するため好ましい。 特に、該芳香族ポリエステル共重合体30〜95重
量%、ポリカーボネート70〜5重量%からなる混
和物である時、前記透明性、色調、強度、剛性、
アクリル樹脂製人工歯との接着性、アクリルモノ
マーに対する耐性、射出成形、圧縮成形等による
義歯床成形性が該芳香族ポリエステル共重合体単
体に比べよりバランスのとれた良好な性質を示す
とともに表面硬度が高く、歯ブラシによる耐摩耗
性がすぐれ、義歯床成形後の機械加工による仕上
げ加工性も良好であるなど、義歯床としてすぐれ
た性質を有するため好ましい。 本発明で用いられるポリエステルカーボネート
は(A)芳香族ジカルボン酸及び/又はその機能性誘
導体、(B)芳香族ジヒドロキシ化合物及び/又はそ
の機能性誘導体、(C)ジアリールカーボネート又は
ホスゲンから得られるものである。 (A)成分の具体例としてはテレフタル酸、イソフ
タル酸、メチルテレフタル酸、メチルイソフタル
酸、ジフエニルエーテルジカルボン酸、ジフエノ
キシエタンジカルボン酸、ナフタレンジカルボン
酸あるいはこれらのエステル形成性誘導体、たと
えば低級アルキルエステル、フエニルエステル、
酸ハロゲン化物などがあげられる。 (B)成分の具体例としてはハイドロキノン、レゾ
ルシン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフエニ
ル)プロパン(ビスフエノールA)、4,4′−ジ
ヒドロキシジフエニル、1,1−ビス(4−ヒド
ロキシフエニル)シクロヘキサン、1,1−ビス
(4−ヒドロキシフエニル)エタン、ビス(4−
(4−ヒドロキシフエニル)メタン、2,2−ビ
ス(4−ビドロキシ−3,5−ジブロムフエニ
ル)プロパン、4,4′−ジヒドロキシジフエニル
スルホン、1,2−ビス(4−ヒドロキシフエニ
ル)エタンあるいはこれらのエステル形成性誘導
体などがあげられらる。 これらの一種又は二種以上用いてもよい。これ
らのうち特にビスフエノールAが好ましい。 (C)成分のジアリールカーボネートとしてはジフ
エニルカーボネート、ジクレジルカーボネート、
ジ−β−ナフチルカーボネート、ビス(2−クロ
ルフエニル)カーボネートなどがあげられる。 これらの組み合わせのうち特にテレフタル酸
(又はテレフタル酸ジフエニルエステル)、ビスフ
エノールA及びジフエニルカーボネートが好まし
く用いられる。 なお、本発明に使用される熱可塑性樹脂に対し
て、本発明の目的をそこなわない範囲で、酸化防
止剤および熱安定剤、紫外線吸収剤、滑剤、離型
剤、染料、顔料などの着色剤など、通常の添加剤
を1種以上添加することができる。 本発明の熱可塑性樹脂製義歯床を得る方法につ
いては特に限定されない。 石こう型を用いた射出成形法、押出成形法、圧
縮成形法、トランスフアー成形法など熱可塑性樹
脂を用いたた義歯床製作法として知られる公知の
方法が適用される。 中でも、特開昭58−1439号公報、実開昭58−
5415号公報などで例示される圧縮成形法が好まし
い。 すなわち、圧縮成形以外の方法、例えば射出成
形法などでは、閉じられた型内の特に薄肉の前記
凹部へ熱可塑性樹脂を完全充填するには、より一
層の高速、高圧成形が要求される結果、義歯床各
部での残留歪が過大となるため成形品はクラツク
を起しやすくなる。 一方圧縮成形では、分割された下フラスコ上で
熱可塑性樹脂が加熱軟化された後、上フラスコを
合着し、加圧することによつて形成されるため、
前記凹部へも軟化樹脂が過大な残留歪を生ずるこ
となく十分に充填される。 以下、実施例により本発明を具体的に説明する
が、これは好適な態様の例示であつて、本発明は
実施例の範囲に限定されるものではない。 実施例 1 上顎|67歯欠損の症例に対し、まず通法に従が
い、|45歯にコーヌス角5〜8度を有する金属製
コーヌス型内冠を患者に装着し、印象をとり、石
こう模型を製作した。 該石こう模型上にろう義歯用ワツクスで|4567
相当部を覆つて歯肉を形成させ、さらに歯槽堤部
にアクリル樹脂製人工歯(商品名:ジーシーアク
リリツクレジン臼歯)|4567を植え、ろう義歯を
形成させた。 通法により該義歯床ワツクス模型をフラスコ内
に石こう埋没した後、フラスコを加熱し、ワツク
スを軟化、流ろうさせた。 次に分割された下フラスコ上に義歯床成形用と
してポリエーテルサルホン(ICI製、Victrex
4100G)の歯肉様に着色された板状成形品を位置
させ、380℃の熱風を吹きつけることによつて、
該成形品を軟化させた後、前記人工歯の埋設され
上フラスコを合着し圧縮成形機にかけ圧縮成形
し、その後自然冷却させた。 冷却後、上下フラスコを分割し、義歯床をとり
出した。 第2図(側面図)、第3図(X−X′断面図)に
示される部分義歯床が得られ、支台歯上の内冠
に、樹脂の弾性力によつて良好に維持されるとと
もに患者口内に極めて適合性よく装着された。 着脱性、装着感とも良好であつた。 実施例 2 上顎65421|12456歯欠損の症例に対し、まず通
法に従がい73|37歯にコーヌス角5〜8度を有す
る金属製コーヌス型内冠を患者に装着し、印象を
とり、石こう模型を製作した。 該石こう模型上にろう義歯用ワツクスで7〜1
|1〜7部を覆つて歯間を形成させ、さらに歯槽
堤部にアクリル製人工歯(商品名:ジーシーアク
リリツクレジン前歯、臼歯)6〜1|1〜6を植
え、ろう義歯を形成させた。 通法により該義歯床ワツクス模型をフラスコ内
に埋没した後、フラスコを加熱し、ワツクスを軟
化、流ろうさせた。 次に分割された下フラスコ上に義歯床成形用と
して歯肉様に着色された芳香族ポリエステル共重
合体(テレフタル酸ジクロリド/イソフタル酸ジ
クロリドの比が1:1の混合酸クロリドの塩化メ
チレン溶液とビスフエノールAのアルカリ水溶液
から界面重合法により得られ、フエノール/テト
ラクロロエタン(6:4重量比)中の対数粘度が
0.62のもの)とポリカーボネート(三菱ガス化学
製S2000)を7:3の割合でブレンドした混和物
からなるU字型成形品(歯槽堤に近似する大きさ
を有するU字型、肉厚3mm)を4枚位置させ、
340℃の熱風を吹きつけることにより該成形品を
軟化させた。 軟化後、前記人工歯の埋設された上フラスコを
合着し圧縮成形機にかけ圧縮成形し、その後自然
冷却させた。 冷却後、上下フラスコを分割し、義歯床をとり
出した。 第4図(側面図)、第5図(X−X′断面図)に
示される全部床が得られ、支台歯上の内冠に樹脂
の弾性力によつて良好に維持されるとともに患者
口内に極めて適合性よく装着された。 着脱性、装着感とも良好であつた。 比較例 1、2 実施例1、2において、それぞれポリエーテル
サルホン、芳香族ポリエステル共重合体とポリカ
ーボネートの混和物のかわりに、義歯床用材料と
して一般に使用されている加熱重合型アクリルレ
ジン(商品名:アクロン、ジーシー歯科工業製)
を用い、煮沸水中で12時間重合させて、義歯床を
得た。 得られた部分床、全部床を実施例1、2と同様
に支台歯上の内冠に嵌合させたところ、いずれも
嵌合部で床が破折した。 <発明の効果> 本発明の義歯床は熱可塑性樹脂で形成され、支
台歯上の内冠に対応して、内壁の形状がコーヌス
型、もしくは卵円型もしくは一部それらの形状を
含む混合型である凹部を有するため、次のような
効果を有する。 適度な弾性と剛性を有する熱可塑性樹脂で形
成されているため、内冠に対する維持力の調整
が容易であり、良好な着脱性と装着感が得られ
る。 支台歯上の内冠に嵌合する凹部を含めて、一
体成形させるため、工程が簡単であり生産性が
高い。 従来のテレスコープにおいて使用される高価
な金属製外冠および外冠とろう着される金属床
の使用が必要ないため、安価に製作できる。 コーヌスクローネで代表される改良型テレス
コープが有するブリツジに近い機能性、装着
感、清掃性を有し、クラスプなどにみられる残
存歯や歯肉への過大な負担が解消される。 一体成形品であるため、義歯全体を強固な構
造に設計、製作することができる。
げられる。 また、同様に好ましい態様として使用される芳
香族ポリエステル共重合体はテレフタル酸とイソ
フタル酸またはこれらの機能誘導体の混合物(た
だし、テレフタル酸基とイソフタル酸基のモル比
は9:1乃至1:9)および2,2−ビス(4′−
ヒドロキシフエニル)プロパン(以下ビスフエノ
ールAと略称する)とから得られる共重合体とし
て定義される。 該芳香族ポリエステル共重合体には、ポリカー
ボネート、ポリエステルカーボネート又はポリエ
チレンテレフタレートを目的に応じて、適当量配
合することが可能である。これらの樹脂は該芳香
族ポリエステル共重合体との相溶性が良好であ
り、芳香族ポリエステル共重合体の義歯床用とし
て必要な特性である透明性、色調、強度、剛性、
アクリル樹脂製人工歯との接着性、アクリルモノ
マーに対する耐性等を低下させることなく、加工
温度を低下させることができる。さらに、該芳香
族ポリエステル共重合体の黄色味が軽減され、義
歯床としての必要なより多様な着色が可能となる
などの利点を有するため好ましい。 特に、該芳香族ポリエステル共重合体30〜95重
量%、ポリカーボネート70〜5重量%からなる混
和物である時、前記透明性、色調、強度、剛性、
アクリル樹脂製人工歯との接着性、アクリルモノ
マーに対する耐性、射出成形、圧縮成形等による
義歯床成形性が該芳香族ポリエステル共重合体単
体に比べよりバランスのとれた良好な性質を示す
とともに表面硬度が高く、歯ブラシによる耐摩耗
性がすぐれ、義歯床成形後の機械加工による仕上
げ加工性も良好であるなど、義歯床としてすぐれ
た性質を有するため好ましい。 本発明で用いられるポリエステルカーボネート
は(A)芳香族ジカルボン酸及び/又はその機能性誘
導体、(B)芳香族ジヒドロキシ化合物及び/又はそ
の機能性誘導体、(C)ジアリールカーボネート又は
ホスゲンから得られるものである。 (A)成分の具体例としてはテレフタル酸、イソフ
タル酸、メチルテレフタル酸、メチルイソフタル
酸、ジフエニルエーテルジカルボン酸、ジフエノ
キシエタンジカルボン酸、ナフタレンジカルボン
酸あるいはこれらのエステル形成性誘導体、たと
えば低級アルキルエステル、フエニルエステル、
酸ハロゲン化物などがあげられる。 (B)成分の具体例としてはハイドロキノン、レゾ
ルシン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフエニ
ル)プロパン(ビスフエノールA)、4,4′−ジ
ヒドロキシジフエニル、1,1−ビス(4−ヒド
ロキシフエニル)シクロヘキサン、1,1−ビス
(4−ヒドロキシフエニル)エタン、ビス(4−
(4−ヒドロキシフエニル)メタン、2,2−ビ
ス(4−ビドロキシ−3,5−ジブロムフエニ
ル)プロパン、4,4′−ジヒドロキシジフエニル
スルホン、1,2−ビス(4−ヒドロキシフエニ
ル)エタンあるいはこれらのエステル形成性誘導
体などがあげられらる。 これらの一種又は二種以上用いてもよい。これ
らのうち特にビスフエノールAが好ましい。 (C)成分のジアリールカーボネートとしてはジフ
エニルカーボネート、ジクレジルカーボネート、
ジ−β−ナフチルカーボネート、ビス(2−クロ
ルフエニル)カーボネートなどがあげられる。 これらの組み合わせのうち特にテレフタル酸
(又はテレフタル酸ジフエニルエステル)、ビスフ
エノールA及びジフエニルカーボネートが好まし
く用いられる。 なお、本発明に使用される熱可塑性樹脂に対し
て、本発明の目的をそこなわない範囲で、酸化防
止剤および熱安定剤、紫外線吸収剤、滑剤、離型
剤、染料、顔料などの着色剤など、通常の添加剤
を1種以上添加することができる。 本発明の熱可塑性樹脂製義歯床を得る方法につ
いては特に限定されない。 石こう型を用いた射出成形法、押出成形法、圧
縮成形法、トランスフアー成形法など熱可塑性樹
脂を用いたた義歯床製作法として知られる公知の
方法が適用される。 中でも、特開昭58−1439号公報、実開昭58−
5415号公報などで例示される圧縮成形法が好まし
い。 すなわち、圧縮成形以外の方法、例えば射出成
形法などでは、閉じられた型内の特に薄肉の前記
凹部へ熱可塑性樹脂を完全充填するには、より一
層の高速、高圧成形が要求される結果、義歯床各
部での残留歪が過大となるため成形品はクラツク
を起しやすくなる。 一方圧縮成形では、分割された下フラスコ上で
熱可塑性樹脂が加熱軟化された後、上フラスコを
合着し、加圧することによつて形成されるため、
前記凹部へも軟化樹脂が過大な残留歪を生ずるこ
となく十分に充填される。 以下、実施例により本発明を具体的に説明する
が、これは好適な態様の例示であつて、本発明は
実施例の範囲に限定されるものではない。 実施例 1 上顎|67歯欠損の症例に対し、まず通法に従が
い、|45歯にコーヌス角5〜8度を有する金属製
コーヌス型内冠を患者に装着し、印象をとり、石
こう模型を製作した。 該石こう模型上にろう義歯用ワツクスで|4567
相当部を覆つて歯肉を形成させ、さらに歯槽堤部
にアクリル樹脂製人工歯(商品名:ジーシーアク
リリツクレジン臼歯)|4567を植え、ろう義歯を
形成させた。 通法により該義歯床ワツクス模型をフラスコ内
に石こう埋没した後、フラスコを加熱し、ワツク
スを軟化、流ろうさせた。 次に分割された下フラスコ上に義歯床成形用と
してポリエーテルサルホン(ICI製、Victrex
4100G)の歯肉様に着色された板状成形品を位置
させ、380℃の熱風を吹きつけることによつて、
該成形品を軟化させた後、前記人工歯の埋設され
上フラスコを合着し圧縮成形機にかけ圧縮成形
し、その後自然冷却させた。 冷却後、上下フラスコを分割し、義歯床をとり
出した。 第2図(側面図)、第3図(X−X′断面図)に
示される部分義歯床が得られ、支台歯上の内冠
に、樹脂の弾性力によつて良好に維持されるとと
もに患者口内に極めて適合性よく装着された。 着脱性、装着感とも良好であつた。 実施例 2 上顎65421|12456歯欠損の症例に対し、まず通
法に従がい73|37歯にコーヌス角5〜8度を有す
る金属製コーヌス型内冠を患者に装着し、印象を
とり、石こう模型を製作した。 該石こう模型上にろう義歯用ワツクスで7〜1
|1〜7部を覆つて歯間を形成させ、さらに歯槽
堤部にアクリル製人工歯(商品名:ジーシーアク
リリツクレジン前歯、臼歯)6〜1|1〜6を植
え、ろう義歯を形成させた。 通法により該義歯床ワツクス模型をフラスコ内
に埋没した後、フラスコを加熱し、ワツクスを軟
化、流ろうさせた。 次に分割された下フラスコ上に義歯床成形用と
して歯肉様に着色された芳香族ポリエステル共重
合体(テレフタル酸ジクロリド/イソフタル酸ジ
クロリドの比が1:1の混合酸クロリドの塩化メ
チレン溶液とビスフエノールAのアルカリ水溶液
から界面重合法により得られ、フエノール/テト
ラクロロエタン(6:4重量比)中の対数粘度が
0.62のもの)とポリカーボネート(三菱ガス化学
製S2000)を7:3の割合でブレンドした混和物
からなるU字型成形品(歯槽堤に近似する大きさ
を有するU字型、肉厚3mm)を4枚位置させ、
340℃の熱風を吹きつけることにより該成形品を
軟化させた。 軟化後、前記人工歯の埋設された上フラスコを
合着し圧縮成形機にかけ圧縮成形し、その後自然
冷却させた。 冷却後、上下フラスコを分割し、義歯床をとり
出した。 第4図(側面図)、第5図(X−X′断面図)に
示される全部床が得られ、支台歯上の内冠に樹脂
の弾性力によつて良好に維持されるとともに患者
口内に極めて適合性よく装着された。 着脱性、装着感とも良好であつた。 比較例 1、2 実施例1、2において、それぞれポリエーテル
サルホン、芳香族ポリエステル共重合体とポリカ
ーボネートの混和物のかわりに、義歯床用材料と
して一般に使用されている加熱重合型アクリルレ
ジン(商品名:アクロン、ジーシー歯科工業製)
を用い、煮沸水中で12時間重合させて、義歯床を
得た。 得られた部分床、全部床を実施例1、2と同様
に支台歯上の内冠に嵌合させたところ、いずれも
嵌合部で床が破折した。 <発明の効果> 本発明の義歯床は熱可塑性樹脂で形成され、支
台歯上の内冠に対応して、内壁の形状がコーヌス
型、もしくは卵円型もしくは一部それらの形状を
含む混合型である凹部を有するため、次のような
効果を有する。 適度な弾性と剛性を有する熱可塑性樹脂で形
成されているため、内冠に対する維持力の調整
が容易であり、良好な着脱性と装着感が得られ
る。 支台歯上の内冠に嵌合する凹部を含めて、一
体成形させるため、工程が簡単であり生産性が
高い。 従来のテレスコープにおいて使用される高価
な金属製外冠および外冠とろう着される金属床
の使用が必要ないため、安価に製作できる。 コーヌスクローネで代表される改良型テレス
コープが有するブリツジに近い機能性、装着
感、清掃性を有し、クラスプなどにみられる残
存歯や歯肉への過大な負担が解消される。 一体成形品であるため、義歯全体を強固な構
造に設計、製作することができる。
第1図は、各種テレスコープの断面図。第2
図、第4図は本発明の実施態様を示す側面図。第
3図、第5図はそれぞれ第2図、第4図のX−
X′断面図。 1……外冠、2……内冠、3……人工歯、4…
…歯肉部、5……義歯床内凹部。
図、第4図は本発明の実施態様を示す側面図。第
3図、第5図はそれぞれ第2図、第4図のX−
X′断面図。 1……外冠、2……内冠、3……人工歯、4…
…歯肉部、5……義歯床内凹部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 支台歯上の内冠が嵌入されるための凹部を有
し、該凹部の内壁の形状がコーヌス型、卵円型も
しくはそれらの混合型である熱可塑性樹脂製義歯
床。 2 熱可塑性樹脂がポリサルホン系樹脂またはポ
リエステル系樹脂であることを特徴とする特許請
求の範囲第1項記載の熱可塑性樹脂製義歯床。 3 ポリエステル系樹脂が芳香族ポリエステル共
重合体であることを特徴とする特許請求の範囲第
2項記載の熱可塑性樹脂製義歯床。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60190599A JPS6249849A (ja) | 1985-08-28 | 1985-08-28 | 熱可塑性樹脂製義歯床 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60190599A JPS6249849A (ja) | 1985-08-28 | 1985-08-28 | 熱可塑性樹脂製義歯床 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6249849A JPS6249849A (ja) | 1987-03-04 |
| JPH037376B2 true JPH037376B2 (ja) | 1991-02-01 |
Family
ID=16260745
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60190599A Granted JPS6249849A (ja) | 1985-08-28 | 1985-08-28 | 熱可塑性樹脂製義歯床 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6249849A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019044470A1 (ja) * | 2017-08-31 | 2019-03-07 | 三井化学株式会社 | 歯科用組成物、歯科用ミルブランク、歯科部材及びその製造方法、義歯床及びその製造方法、並びに、有床義歯及びその製造方法 |
-
1985
- 1985-08-28 JP JP60190599A patent/JPS6249849A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6249849A (ja) | 1987-03-04 |
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