JPH0373836B2 - - Google Patents
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- JPH0373836B2 JPH0373836B2 JP57144737A JP14473782A JPH0373836B2 JP H0373836 B2 JPH0373836 B2 JP H0373836B2 JP 57144737 A JP57144737 A JP 57144737A JP 14473782 A JP14473782 A JP 14473782A JP H0373836 B2 JPH0373836 B2 JP H0373836B2
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
- Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、原子力プラントに異常が発生したと
きに、異常の波及拡大を防止させ、且つ安全性を
確保させるのに好適な非常時運転ガイド装置に関
する。
きに、異常の波及拡大を防止させ、且つ安全性を
確保させるのに好適な非常時運転ガイド装置に関
する。
従来の原子力プラントの運転ガイド装置は、予
め計算機等のメモリに記憶された運転手順に基い
て、入力される運転データに応じた運転ガイド
を、運転員に提示するように構成されたものが提
案されている。
め計算機等のメモリに記憶された運転手順に基い
て、入力される運転データに応じた運転ガイド
を、運転員に提示するように構成されたものが提
案されている。
しかしながら、起り得る全ての事象に対応させ
た運転手順をメモリ等に記憶させることは不可能
に等しく、たとえそれが可能であつたとしても、
複雑に関連する系統構成機器類の故障等が係つ
て、予め想定した事象からはずれてしまう場合が
あると、適切な運転ガイドを提示できなくなると
いう欠点があつた。
た運転手順をメモリ等に記憶させることは不可能
に等しく、たとえそれが可能であつたとしても、
複雑に関連する系統構成機器類の故障等が係つ
て、予め想定した事象からはずれてしまう場合が
あると、適切な運転ガイドを提示できなくなると
いう欠点があつた。
例えば、原子力プラントの異常状態に対応させ
た非常時運転ガイドは、従来典形的な事例につい
ての起因事象毎にしか示されないものであつたこ
とから、原子炉を緊急に停止させるまでもない、
いわゆるスクラムに至らないものまでも、不必要
に緊急停止させる運転ガイドを提示するという欠
点を有したものであつた。これによつて、原子力
プラントの稼動率が低下されるということがあつ
た。
た非常時運転ガイドは、従来典形的な事例につい
ての起因事象毎にしか示されないものであつたこ
とから、原子炉を緊急に停止させるまでもない、
いわゆるスクラムに至らないものまでも、不必要
に緊急停止させる運転ガイドを提示するという欠
点を有したものであつた。これによつて、原子力
プラントの稼動率が低下されるということがあつ
た。
本発明の目的は、不必要に原子炉を停止させる
ことなく、異常状態に応じた適切な運転手順、又
は安全停止に導く運転手順を提示することができ
る原子力プラントの非常時運転ガイド装置を提供
することにある。
ことなく、異常状態に応じた適切な運転手順、又
は安全停止に導く運転手順を提示することができ
る原子力プラントの非常時運転ガイド装置を提供
することにある。
本発明は、入力される原子力プラントのデータ
から予め定められている異常波及モデルに基づい
て異常原因の探索と波及の予測するとともに、安
全機能の履行に影響を与える異常事象を判別し、
原子炉がスクラム状態に至る以前にあつては前記
異常波及モデルに基づいて異常の波及を防止させ
る原因対応運転ガイドを出力し、原子炉がスクラ
ム状態に至つた場合には、前記判別された異常事
象を含む予め定められた異常事象グループを特定
し、この特定された異常事象グループに対応させ
て優先順位を付けて設定されている複数の安全機
能履行の事象対応運転ガイドの中の1個の運転ガ
イドを出力し、この出力した運転ガイドに基づい
て運転した結果を前記入力データにより判別し、
所定のプラント応答が得られない場合には、次の
優先順位の事象対応運転ガイドを出力するように
構成されたことを特徴とする。
から予め定められている異常波及モデルに基づい
て異常原因の探索と波及の予測するとともに、安
全機能の履行に影響を与える異常事象を判別し、
原子炉がスクラム状態に至る以前にあつては前記
異常波及モデルに基づいて異常の波及を防止させ
る原因対応運転ガイドを出力し、原子炉がスクラ
ム状態に至つた場合には、前記判別された異常事
象を含む予め定められた異常事象グループを特定
し、この特定された異常事象グループに対応させ
て優先順位を付けて設定されている複数の安全機
能履行の事象対応運転ガイドの中の1個の運転ガ
イドを出力し、この出力した運転ガイドに基づい
て運転した結果を前記入力データにより判別し、
所定のプラント応答が得られない場合には、次の
優先順位の事象対応運転ガイドを出力するように
構成されたことを特徴とする。
また、本発明の他の発明は、上記構成に加え、
前記異常事象が前記異常事象グループのいずれに
属するか判別不可能又は前記事象対応運転ガイド
によつて所定の効果が得られない場合は、前記入
力データの安全上重要なパラメータの変化徴候を
検出し、当該パラメータを安全限界値以下に抑制
させる徴候運転ガイドを出力するように構成され
たことを特徴とする。
前記異常事象が前記異常事象グループのいずれに
属するか判別不可能又は前記事象対応運転ガイド
によつて所定の効果が得られない場合は、前記入
力データの安全上重要なパラメータの変化徴候を
検出し、当該パラメータを安全限界値以下に抑制
させる徴候運転ガイドを出力するように構成され
たことを特徴とする。
この場合において、前記徴候運転ガイドは優先
順位が設定された複数個の運転ガイドから成つて
おり、1個の運転ガイドを出力した後、前記入力
データを判別して所定の効果が得られない場合
は、次の優先順位の運転ガイドを出力するように
構成することが望ましい。
順位が設定された複数個の運転ガイドから成つて
おり、1個の運転ガイドを出力した後、前記入力
データを判別して所定の効果が得られない場合
は、次の優先順位の運転ガイドを出力するように
構成することが望ましい。
即ち、本発明は、原子力プラントに異常が発生
したとき、その異常を放置すると原子炉がスクラ
ムに至るものであれば、その異常原因に対応した
処置を施してその波及を防止する必要があるこ
と、またスクラムに至つた場合には、スクラムに
よる急激で大きな過渡現象が生じ、プラントの安
全性が損われる虞れがあるので、安全性確保を最
優先とする必要があるという点に着眼してなされ
たものである。
したとき、その異常を放置すると原子炉がスクラ
ムに至るものであれば、その異常原因に対応した
処置を施してその波及を防止する必要があるこ
と、またスクラムに至つた場合には、スクラムに
よる急激で大きな過渡現象が生じ、プラントの安
全性が損われる虞れがあるので、安全性確保を最
優先とする必要があるという点に着眼してなされ
たものである。
特に、スクラム状態に至つた場合は、原子力プ
ラントを安全に停止することが要求される。その
ために炉水位確保、格納容器健全性確保等の安全
機能履行を果たす系統が種々設けられている。し
かし、発生している異常事象の組合せによつて
は、安全停止の運転手順が相違して来る。また、
発生している異常事象が前記安全機能履行系統の
いずれかの機能に影響を与える場合、例えば給水
系機能喪失等の場合には、その影響がある系統を
用いる運転ガイドを出力したのでは、安全を確保
しつつ停止することが困難な場合がある。そこ
で、本発明では、予め、異常事象をの組合せを異
常事象グループとして把握し、これに対応させて
複数の事象対応運転ガイドを優先順位を付けて設
定しておき、実際に異常が発生してスクラムに至
つた場合は、発生した異常事象を含む異常事象グ
ループを特定し、これに対応する複数の事象対応
運転ガイドの中から優先順位に従つた1つが選択
出力される。ここで、この運転ガイドに含まれる
安全機能履行系等に故障機器が存在すると、その
安全機能が履行されず、所定の効果が得られな
い。この点は、出力した運転ガイドに基づいて運
転した結果を入力データにより判別し、所定のプ
ラント応答が得られない場合には、順次次の優先
順位の事象対応運転ガイドが出力されるから、支
障のない安全機能履行系統を用いて安全に停止す
ることができ、信頼性の高い運転ガイドを提供で
きる。
ラントを安全に停止することが要求される。その
ために炉水位確保、格納容器健全性確保等の安全
機能履行を果たす系統が種々設けられている。し
かし、発生している異常事象の組合せによつて
は、安全停止の運転手順が相違して来る。また、
発生している異常事象が前記安全機能履行系統の
いずれかの機能に影響を与える場合、例えば給水
系機能喪失等の場合には、その影響がある系統を
用いる運転ガイドを出力したのでは、安全を確保
しつつ停止することが困難な場合がある。そこ
で、本発明では、予め、異常事象をの組合せを異
常事象グループとして把握し、これに対応させて
複数の事象対応運転ガイドを優先順位を付けて設
定しておき、実際に異常が発生してスクラムに至
つた場合は、発生した異常事象を含む異常事象グ
ループを特定し、これに対応する複数の事象対応
運転ガイドの中から優先順位に従つた1つが選択
出力される。ここで、この運転ガイドに含まれる
安全機能履行系等に故障機器が存在すると、その
安全機能が履行されず、所定の効果が得られな
い。この点は、出力した運転ガイドに基づいて運
転した結果を入力データにより判別し、所定のプ
ラント応答が得られない場合には、順次次の優先
順位の事象対応運転ガイドが出力されるから、支
障のない安全機能履行系統を用いて安全に停止す
ることができ、信頼性の高い運転ガイドを提供で
きる。
また、本発明の他の発明は、異常事象が前記異
常事象グループのいずれに属するか判別不可能又
は前記事象対応運転ガイドによつて所定の効果が
得られない場合に対応するもので、これらの場合
には、入力データの安全上重要なパラメータの変
化徴候を検出し、当該パラメータを安全限界値以
下に抑制させる徴候運転ガイドが出力される。し
たがつて、発生事象の判別ができなかつた場合お
よび設計時に想定していなかつた事象が発生した
場合にも、最低限安全を確保する徴候運転ガイド
が出力されるので、一層信頼性の高い安全運転ガ
イドを提供できる。
常事象グループのいずれに属するか判別不可能又
は前記事象対応運転ガイドによつて所定の効果が
得られない場合に対応するもので、これらの場合
には、入力データの安全上重要なパラメータの変
化徴候を検出し、当該パラメータを安全限界値以
下に抑制させる徴候運転ガイドが出力される。し
たがつて、発生事象の判別ができなかつた場合お
よび設計時に想定していなかつた事象が発生した
場合にも、最低限安全を確保する徴候運転ガイド
が出力されるので、一層信頼性の高い安全運転ガ
イドを提供できる。
以下、本発明を図示実施例に基いて説明する。
第1図に本発明の具体的な一実施例のブロツク
構成図が示されている。
構成図が示されている。
第1図に示された如く、原子力プラント1の非
常時運転ガイド装置は、入力処理装置2、事象判
別装置3、原因対応ガイド装置4、事象対応ガイ
ド装置5、徴候対応ガイド装置6、安全機能評価
装置7および表示装置8より構成されている。
常時運転ガイド装置は、入力処理装置2、事象判
別装置3、原因対応ガイド装置4、事象対応ガイ
ド装置5、徴候対応ガイド装置6、安全機能評価
装置7および表示装置8より構成されている。
原子力プラント1から出力されるデータは、入
力処理装置2において、フイルタリングや工学単
位変換などの必要なデータ処理、および上下限チ
エツク、多重信号チエツクや整合性チエツクなど
の信号検定が行なわれるようになつている。
力処理装置2において、フイルタリングや工学単
位変換などの必要なデータ処理、および上下限チ
エツク、多重信号チエツクや整合性チエツクなど
の信号検定が行なわれるようになつている。
事象判別装置3は、原子炉スクラムなどの安全
機能確保に係る異常事象をトツプ事象とする異常
波及モデル、例えば第3図に示されるような、原
因一結果関連樹木状のモデルを記憶しており、プ
ラントからのデータに基ずいて、スクラム以前に
はこの異常波及モデルを参照して、異常原因の探
索と波及の予測を行い、またスクラムに至つた場
合にはスクラムに至つた異常波及経路と安全機能
覆行に影響を与える異常事象を特定化するように
形成されている。
機能確保に係る異常事象をトツプ事象とする異常
波及モデル、例えば第3図に示されるような、原
因一結果関連樹木状のモデルを記憶しており、プ
ラントからのデータに基ずいて、スクラム以前に
はこの異常波及モデルを参照して、異常原因の探
索と波及の予測を行い、またスクラムに至つた場
合にはスクラムに至つた異常波及経路と安全機能
覆行に影響を与える異常事象を特定化するように
形成されている。
原因対応ガイド装置4は、原子炉スクラム以前
の状態のとき、前記事象判別装置3より原因探索
と波及予測の結果を受け、これに基いて不要なス
クラムを防止するための運転ガイドを出力するよ
うになつている。
の状態のとき、前記事象判別装置3より原因探索
と波及予測の結果を受け、これに基いて不要なス
クラムを防止するための運転ガイドを出力するよ
うになつている。
事象対応ガイド装置5は、原子炉がスクラムに
至つたときに起動し、事象判別装置3より安全機
能覆行に影響を与える異常事象の判別結果を受
け、その異常事象グループ毎に設定された運転ガ
イドを選定し出力する。この運転ガイドに基いて
運転した結果、予想通りのプラント応答が得られ
ない場合には、複数個用意された運転ガイドか
ら、次の優先順位の運転ガイドを選定して出力す
るようになつている。
至つたときに起動し、事象判別装置3より安全機
能覆行に影響を与える異常事象の判別結果を受
け、その異常事象グループ毎に設定された運転ガ
イドを選定し出力する。この運転ガイドに基いて
運転した結果、予想通りのプラント応答が得られ
ない場合には、複数個用意された運転ガイドか
ら、次の優先順位の運転ガイドを選定して出力す
るようになつている。
徴候対応ガイド装置6は、前記事象判別装置3
によつて事象の判別が不可能な場合、又は前記事
象対応ガイド装置5から出力されたすべての運転
ガイドが実施されても、所定のプラント応答が得
られなかつた場合に起動する。この徴候対応ガイ
ド装置6は、異常の原因や事象に係わらず原子炉
水位、圧力および格納容器温度、圧力など安全上
重要なパラメータの変化の徴候に対応し、これら
のパラメータが安全限界値を越えないように、パ
ラメータの変化を抑制する運転ガイドを出力す
る。
によつて事象の判別が不可能な場合、又は前記事
象対応ガイド装置5から出力されたすべての運転
ガイドが実施されても、所定のプラント応答が得
られなかつた場合に起動する。この徴候対応ガイ
ド装置6は、異常の原因や事象に係わらず原子炉
水位、圧力および格納容器温度、圧力など安全上
重要なパラメータの変化の徴候に対応し、これら
のパラメータが安全限界値を越えないように、パ
ラメータの変化を抑制する運転ガイドを出力す
る。
安全機能評価装置7は、炉水位確保、格納容器
健全性確保などの安全機能をはたす系統が、所定
の機能を果しているか否かを評価し、その結果を
事象対応ガイド装置5および徴候対応ガイド装置
6に送出するようになつている。これに基いて、
各ガイド装置5,6は、安全機能をはたす系統が
所定の機能を果していない場合、又はプラントの
応答が予想通りでない場合には、次の優先順位の
運転ガイドを出力するようになつている。
健全性確保などの安全機能をはたす系統が、所定
の機能を果しているか否かを評価し、その結果を
事象対応ガイド装置5および徴候対応ガイド装置
6に送出するようになつている。これに基いて、
各ガイド装置5,6は、安全機能をはたす系統が
所定の機能を果していない場合、又はプラントの
応答が予想通りでない場合には、次の優先順位の
運転ガイドを出力するようになつている。
表示装置8は、原因対応ガイド装置4、事象対
応ガイド装置5、徴候対応ガイド装置6、安全機
能評価装置7からの運転ガイド、監視パラメータ
および安全機能覆行に係わる系統の状態等を、カ
ラーCRT等への表示および音声出力等を行なう
ものから形成されている。
応ガイド装置5、徴候対応ガイド装置6、安全機
能評価装置7からの運転ガイド、監視パラメータ
および安全機能覆行に係わる系統の状態等を、カ
ラーCRT等への表示および音声出力等を行なう
ものから形成されている。
このように構成される実施例の動作を、第2図
をもとに、“炉水位センサの故障を起因事象とす
る異常”の場合を例にとつて具体的に説明する。
をもとに、“炉水位センサの故障を起因事象とす
る異常”の場合を例にとつて具体的に説明する。
炉水位センサの高側に故障が発生すると、炉水
位が低下する。この異常は事象判別装置3におい
て、第3図に示された原因−結果関連樹木に基き
検出され、つづいて原因の探索および波及予測解
析がなされ、原因は炉水位センサの故障であるこ
と、またこのまま放置すれば炉水位がどんどん低
下して原子炉スクラムに至ることが判別される。
位が低下する。この異常は事象判別装置3におい
て、第3図に示された原因−結果関連樹木に基き
検出され、つづいて原因の探索および波及予測解
析がなされ、原因は炉水位センサの故障であるこ
と、またこのまま放置すれば炉水位がどんどん低
下して原子炉スクラムに至ることが判別される。
この結果は原因対応ガイド装置4に出力され、
このガイド装置4からは、水位制御器を手動に切
替えるよう運転ガイドが出力される。さらに炉水
位が低下し続ける場合には、炉出力を降下させる
よう運転ガイドが出力される。これらの運転ガイ
ドによつて炉水位低下が防止され、これによつて
原子炉スクラムを防ぐことができ、さらに、水位
センサの故障を修復等により排除すれば、再び運
転を継続することが可能となる。このように、原
因対応ガイド装置4にあつては、異常原因に対応
した運転ガイドを出力して、不必要な原子炉スク
ラムを防止させているのである。
このガイド装置4からは、水位制御器を手動に切
替えるよう運転ガイドが出力される。さらに炉水
位が低下し続ける場合には、炉出力を降下させる
よう運転ガイドが出力される。これらの運転ガイ
ドによつて炉水位低下が防止され、これによつて
原子炉スクラムを防ぐことができ、さらに、水位
センサの故障を修復等により排除すれば、再び運
転を継続することが可能となる。このように、原
因対応ガイド装置4にあつては、異常原因に対応
した運転ガイドを出力して、不必要な原子炉スク
ラムを防止させているのである。
しかし、上述の原因対応運転ガイドに基づく操
作が遅れて、原子炉がスクラムに至つた場合に
は、これに伴うインターロツク又は安全機能に係
わる系統が、所定の動作をしているか否かの評価
が、安全機能評価装置7によつて行われる。例え
ば、制御棒が全挿入されたか否か、あるいは中性
子束が低下されたか否か等の評価がなされる。
作が遅れて、原子炉がスクラムに至つた場合に
は、これに伴うインターロツク又は安全機能に係
わる系統が、所定の動作をしているか否かの評価
が、安全機能評価装置7によつて行われる。例え
ば、制御棒が全挿入されたか否か、あるいは中性
子束が低下されたか否か等の評価がなされる。
また、安全機能評価装置7は、スクラム後の原
子炉水位確保、減圧冷却、格納容器冷却等の安全
機能に影響する事象、例えばBWR形原子炉の場
合にあつては、給水系機能喪失、主蒸気隔離弁閉
鎖、外部電源喪失、逃し弁開固着、一次系配管破
断の有無を判別する。そしてそれらの事象の組み
合せを特定化し、各事象グループに対応させて設
定した運転ガイドを、プラントの状態を監視しな
がら遂次出力する。また、事象グループが特定で
きない場合、又は各事象グループ毎に複数個設定
された全ての運転ガイドによつても、所定のプラ
ント応答が得られない場合は、徴候対応ガイド装
置6を作動させる。
子炉水位確保、減圧冷却、格納容器冷却等の安全
機能に影響する事象、例えばBWR形原子炉の場
合にあつては、給水系機能喪失、主蒸気隔離弁閉
鎖、外部電源喪失、逃し弁開固着、一次系配管破
断の有無を判別する。そしてそれらの事象の組み
合せを特定化し、各事象グループに対応させて設
定した運転ガイドを、プラントの状態を監視しな
がら遂次出力する。また、事象グループが特定で
きない場合、又は各事象グループ毎に複数個設定
された全ての運転ガイドによつても、所定のプラ
ント応答が得られない場合は、徴候対応ガイド装
置6を作動させる。
徴候対応ガイド装置6は、一次系圧力バウンダ
リーや格納容器等の安全障壁の健全性を確保する
うえで、重要なパラメータに着目し、その値が安
全限界値を越えないように、パラメータの変化を
抑制する運転ガイドを出力する。例えば、事象が
特定できず、高圧注水系で十分な炉水位が確保で
きない場合には、原子炉を急速に減圧させて、低
注水系による注水を促進させる等の運転ガイドを
出力して、安全確保を図つている。
リーや格納容器等の安全障壁の健全性を確保する
うえで、重要なパラメータに着目し、その値が安
全限界値を越えないように、パラメータの変化を
抑制する運転ガイドを出力する。例えば、事象が
特定できず、高圧注水系で十分な炉水位が確保で
きない場合には、原子炉を急速に減圧させて、低
注水系による注水を促進させる等の運転ガイドを
出力して、安全確保を図つている。
以上説明したように、本発明によれば、不必要
に原子炉を停止させることなく、且つ異常状態に
応じた適切な運転ガイドが出力提示されることか
ら、原子力プラントの稼動率が向上されるととも
に、安全性確保が十分に達成されるという著るし
い効果がある。
に原子炉を停止させることなく、且つ異常状態に
応じた適切な運転ガイドが出力提示されることか
ら、原子力プラントの稼動率が向上されるととも
に、安全性確保が十分に達成されるという著るし
い効果がある。
また、本発明によれば、運転ガイドを複数用意
し、スクラムの前後或いはプラントの異常状態の
把握の度合いに応じて運転ガイドを変えているこ
とから、木目の細かいガイドを行なうことが可能
である。しかも、プラントの状態をフイードバツ
クして、プラントで何がおきているかを明確に把
握しながらガイドすることができるので、信頼性
の高い非常時運転ガイドを提供することができ
る。
し、スクラムの前後或いはプラントの異常状態の
把握の度合いに応じて運転ガイドを変えているこ
とから、木目の細かいガイドを行なうことが可能
である。しかも、プラントの状態をフイードバツ
クして、プラントで何がおきているかを明確に把
握しながらガイドすることができるので、信頼性
の高い非常時運転ガイドを提供することができ
る。
しかも、本発明の他の発明によれば、発生事象
の判別ができなかつた場合および設計時に想定し
ていなかつた事象が発生した場合にも、最低限安
全を確保する徴候運転ガイドが出力されるので、
一層信頼性の高い安全運転ガイドを提供できる。
の判別ができなかつた場合および設計時に想定し
ていなかつた事象が発生した場合にも、最低限安
全を確保する徴候運転ガイドが出力されるので、
一層信頼性の高い安全運転ガイドを提供できる。
第1図は本発明の一実施例のブロツク構成図、
第2図は実施例の動作説明のためのフローチヤー
ト、第3図は異常波及モデルとしての原因−結果
関連樹木の一例を示す図である。 1……原子力プラント、2……入力処理装置、
3……事象判別装置、4……原因対応ガイド装
置、5……事象対応ガイド装置、6……徴候対応
ガイド装置、7……安全機能評価装置、8……表
示装置。
第2図は実施例の動作説明のためのフローチヤー
ト、第3図は異常波及モデルとしての原因−結果
関連樹木の一例を示す図である。 1……原子力プラント、2……入力処理装置、
3……事象判別装置、4……原因対応ガイド装
置、5……事象対応ガイド装置、6……徴候対応
ガイド装置、7……安全機能評価装置、8……表
示装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 入力される原子力プラントのデータから予め
定められている異常波及モデルに基づいて異常原
因の探索と波及の予測するとともに、安全機能の
履行に影響を与える異常事象を判別し、原子炉が
スクラム状態に至る以前にあつては前記異常波及
モデルに基づいて異常の波及を防止させる原因対
応運転ガイドを出力し、原子炉がスクラム状態に
至つた場合には、前記判別された異常事象を含む
予め定められた異常事象グループを特定し、この
特定された異常事象グループに対応させて優先順
位を付けて設定されている複数の安全機能履行の
事象対応運転ガイドの中の1個の運転ガイドを出
力し、この出力した運転ガイドに基づいて運転し
た結果を前記入力データにより判別し、所定のプ
ラント応答が得られない場合には、次の優先順位
の事象対応運転ガイドを出力するように構成され
たことを特徴とする原子力プラントの非常時運転
ガイド装置。 2 入力される原子力プラントのデータから予め
定められている異常波及モデルに基づいて異常原
因の探索と波及の予測するとともに、安全機能の
履行に影響を与える異常事象を判別し、原子炉が
スクラム状態に至る以前にあつては前記異常波及
モデルに基づいて異常の波及を防止させる原因対
応運転ガイドを出力し、原子炉がスクラム状態に
至つた場合には、前記判別された異常事象を含む
予め定められた異常事象グループを特定し、この
特定された異常事象グループに対応させて優先順
位を付けて設定されている複数の安全機能履行の
事象対応運転ガイドの中の1個の運転ガイドを出
力し、この出力した運転ガイドに基づいて運転し
た結果を前記入力データにより判別し、所定のプ
ラント応答が得られない場合には、次の優先順位
の事象対応運転ガイドを出力し、前記異常事象が
前記異常事象グループのいずれに属するか判別不
可能又は前記事象対応運転ガイドによつて所定の
効果が得られない場合は、前記入力データの安全
上重要なパラメータの変化徴候を検出し、当該パ
ラメータを安全限界値以下に抑制させる徴候運転
ガイドを出力するように構成されたことを特徴と
する原子力プラントの非常時運転ガイド装置。 3 特許請求の範囲第2項記載の発明において、
前記徴候運転ガイドは優先順位が設定された複数
個の運転ガイドから成つており、1個の運転ガイ
ドを出力した後、前記入力データを判別して所定
の効果が得られない場合は、次の優先順位の運転
ガイドを出力するように構成されたことを特徴と
する原子力プラントの非常時運転ガイド装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57144737A JPS5935189A (ja) | 1982-08-23 | 1982-08-23 | 原子力プラントの非常時運転ガイド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57144737A JPS5935189A (ja) | 1982-08-23 | 1982-08-23 | 原子力プラントの非常時運転ガイド装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5935189A JPS5935189A (ja) | 1984-02-25 |
| JPH0373836B2 true JPH0373836B2 (ja) | 1991-11-25 |
Family
ID=15369169
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57144737A Granted JPS5935189A (ja) | 1982-08-23 | 1982-08-23 | 原子力プラントの非常時運転ガイド装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5935189A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0215306A (ja) * | 1988-07-04 | 1990-01-19 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | プラント運転支援装置 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56168192A (en) * | 1980-05-28 | 1981-12-24 | Nippon Atomic Ind Group Co | Operator supporting system of atomic power plant |
| JPS56168204A (en) * | 1980-05-30 | 1981-12-24 | Hitachi Ltd | Operation guidance equipment |
| JPS5717894A (en) * | 1980-07-07 | 1982-01-29 | Nippon Atomic Ind Group Co | Operator supporting system for atomic power plant |
| JPS57118195A (en) * | 1981-01-14 | 1982-07-22 | Tokyo Shibaura Electric Co | Operation guide device |
-
1982
- 1982-08-23 JP JP57144737A patent/JPS5935189A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5935189A (ja) | 1984-02-25 |
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