JPH06201892A - 原子力プラント事故マネジメント支援システム - Google Patents
原子力プラント事故マネジメント支援システムInfo
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- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
タイムで包括的に把握し、この状態を一見して判る方法
で運転員に報知することができる原子力プラント事故マ
ネジメント支援システムを得る。 【構成】 スクラム事故発生後、リスク指標演算システ
ム42は、原子炉の燃料チャネル出力と燃料冷却水の有
無と重水系運転状態とを基に燃料冷却状態の危険度を示
すリスク指標として燃料冷却指標を算出するとともに、
格納容器内圧力と格納容器内温度と格納容器内水素濃度
とを基に原子炉格納容器状態の危険度を示すリスク指標
として格納容器指標を算出し、これらのリスク指標をC
RT55にリアルタイムで表示する。
Description
り、特に原子炉の緊急停止を要するスクラム事故発生時
の対応措置を行うための原子力プラント事故マネジメン
トシステムに関する。
ント計算機システムが設けられ、プラント全体に分散配
備した各種の計測器から得られる計測信号を多重伝送シ
ステムにより上記プラント計算機システムに供給して正
常運転のための制御を行うようになっている。
範囲内での事象に対するものであるが、場合によっては
原子炉の核反応を緊急停止させる必要のある事故(スク
ラム事故)が発生する場合もある。
は、いわゆる決定論的な安全評価に基づく対応がなされ
ている。すなわち、スクラム事故が発生してある状態に
移行した場合には、その状態に応じた種類のスクラム信
号が発せられ、このスクラム信号に応じて必要な措置が
採られる。
子炉冷却水の一部が喪失して水位が低下し炉心の温度が
上昇したような場合には、これを示すスクラム信号が発
せられ、この信号に応じて自動的に制御棒を挿入するこ
とにより中性子を吸収させ、核分裂の緊急停止が図られ
る。この結果、たとえ核反応が停止したとしても燃料棒
が水面上に露出していれば、その燃料棒に残った熱によ
り炉心が溶融して放射性物質が漏れ出るおそれがあるた
め、これに応じていわゆるECCS(緊急用炉心冷却シ
ステム)が作動し、炉心に冷却水が注入されるようにな
っている。
ステムでは、ある事象に応じてスクラム信号が発せられ
これに対し原子炉緊急停止装置やECCS等の対応措置
が自動的に作動するようになっているものの、運転員
は、その作動の結果、原子炉全体の状態がどのようにな
ったか、すなわち原子炉の停止と燃料冷却の確保により
完全に安全な状態となったのか、あるいは緊急停止装置
やECCSの不作動により原子炉が停止せず燃料冷却も
不十分なため依然として危険な状態が続いているのか、
を瞬時にかつ定量的に把握するのは困難であった。
においては、制御盤には、多くの計測情報が多くのアラ
ーム表示とともに表示されているため、極めて短時間内
に運転員が各部の状態をチェックし、原子炉全体として
の包括的な安全度を正しく判断するのは不可能に近いの
である。
学的にはほとんど起こり得ないが設計事象範囲を超える
事故、例えば緊急停止装置やECCSが設計通りに作動
せずあるいは作動が十分でない等の事故が発生して、原
子炉状態が危険な状態に陥った場合には、運転員はこの
状態を正確に把握するのにある程度の時間を要すること
から、適切なマニュアル対応措置を迅速に講ずることが
できず、事故の影響を最小限に抑え切れない等の恐れが
あった。
なされたもので、スクラム事故発生後の原子炉の状態を
リアルタイムで包括的に把握し、この状態を一見して判
る方法で運転員に報知することができる原子力プラント
事故マネジメント支援システムを得ることを目的とす
る。
る原子力プラント事故マネジメントシステムは、原子力
プラントでのスクラム事故に対応するためのシステムで
あって、(i) スクラム事故発生後の原子炉各部の状態を
計測するための計測手段と、(ii)この計測手段により得
られた個々の計測情報のうち、特定の計測情報を基に原
子炉状態の危険度を示すリスク指標を算出する演算手段
と、(iii) この演算手段により算出されたリスク指標を
表示する表示手段と、を具備することを特徴とするもの
である。
事故マネジメントシステムは、請求項1において、前記
演算手段が、前記特定の情報として原子炉の各燃料チャ
ネル出力を示す情報と燃料冷却水の有無を示す情報と重
水系運転状態を示す情報とを用いて燃料冷却状態の危険
度を示す燃料冷却指標を算出し、これを前記表示手段に
よりリスク指標として表示することを特徴とするもので
ある。
事故マネジメントシステムは、請求項1において、前記
演算手段が、前記特定の情報として格納容器内圧力を示
す情報と格納容器内温度を示す情報と格納容器内水素濃
度を示す情報とを用いて原子炉格納容器状態の危険度を
示す格納容器指標を算出し、これを前記表示手段により
リスク指標として表示することを特徴とするものであ
る。
マネジメントシステムでは、計測手段により得られた特
定の計測情報を基にリスク指標が算出され、これが原子
炉状態の危険度を包括的に示す指標として表示される。
事故マネジメントシステムでは、原子炉の燃料チャネル
出力情報と燃料冷却水の有無を示す情報と重水系運転状
態を示す情報とを基に燃料冷却指標が算出され、これが
燃料冷却状態の危険度を示すリスク指標として表示され
る。
事故マネジメントシステムでは、格納容器内圧力と格納
容器内温度と格納容器内水素濃度とを基に格納容器指標
が算出され、これが原子炉格納容器状態の危険度を示す
リスク指標として表示される。
ラント事故マネジメントシステムを表わしたものであ
る。この図に示すように、運転員は、通常の運転状態に
おいては、主制御盤12及びプラント計算機システム1
1から各種の計測情報を取得し、必要に応じて対応操作
を行うことができるようになっている。プラント計算機
システム11には、以下に掲げるような各種の制御系が
接続されている。
生時にこれを検知してスクラム信号を発生させるための
系統である。
動及び注水信号を発生させるための系統である。
態を把握するために、中性子束を測定・監視する系統で
ある。
力(中性子束)を制御するための系統である。
給水の制御を行う。
設備・機器の制御を行う。
転状態を制御する。
態を制御する。
制御系から各計測情報を取得することによりプラント各
機器・設備29の状態を総合的に判断し、必要に応じて
各制御系に起動または停止の指令を発することにより、
プラントの通常運転時における設計事象を超えない範囲
での異常事象に対して自動対応が可能となっている。
ム信号が発せられた場合には、制御棒挿入により原子炉
緊急停止が行われ、さらに必要時には工安系作動回路2
2が作動してECCSにより原子炉内への冷却水緊急注
入が行われる。
ても同様であるが、本発明の一実施例に係る本システム
では、さらに、図中に破線または一点鎖線で示した以下
のような付帯装置が備えられている。
41:上記した通常の運転状態における設計事象範囲内
での事故を超える事故に対応すべく設けられた装置であ
って、さらに以下のサブシステムから構成されている。
辞書51を基に、原子炉状態の危険度を数値表示するリ
スク指標(後述)を導出する。
に発生した事故を同定する。
辞書53を基に事故発生後の原子炉状態の進展を予測す
る。
54を基に採るべき対応措置を決定する。
(CRT)55及び音声告示装置56を介して、リスク
指標、状態進展予測情報、事故対応措置内容等の情報を
出力する。
備制御系47:アクシデントマネジメント支援装置41
からの指令に基づき、アクシデントマネジメント対応機
器・設備48の起動・停止、その他の動作を制御する。
器・設備48:従来のプラント各機器・設備29に付加
され、アクシデントマネジメント対応設備制御系47の
制御により、事故による影響を緩和して原子炉状態の安
全を確保するための動作を行う。
装系49:アクシデントマネジメントに必要な計測情報
を得るために設けられた計測機器からなり、これらの計
測情報はアクシデントマネジメント支援装置41に送ら
れる。これらの計測機器としては、例えば、重水温度測
定計、チャネル流量計、格納容器内温度測定計、下降管
流量計、水素濃度計、蒸気ドラム主蒸気管モニタ、蒸気
ドラム〜ヘッダ間水位計等がある。
ネジメント支援システムの概略動作を説明する。
は、上記各制御系からの情報に基づき原子炉各部の状態
をリアルタイムで把握し、必要な自動指令信号をアクシ
デントマネジメント対応設備制御系47に与えるととも
に、その指令に対する動作状態を監視して必要に応じて
新たな指令を発し、さらに運転員に対し一見して認識可
能な状態情報を提供する。
応計装系49や各制御系21〜28及び47からアクシ
デントマネジメント支援装置41に入力された各種情報
は、リスク指標演算システム42及び事故同定システム
43で超高速の信号処理を受ける。リスク指標演算シス
テム42は、リスク指標導出の基礎となる各種条件を格
納したリスク指標辞書51を参照してリアルタイムでリ
スク指標を導出する一方、事故同定システム43は、得
られた情報を事故辞書52と照合(パターンマッチング
等)することにより、異状・事故の検出と同定を行う。
ここで、事故辞書52は、予め異状・事故事象の推移を
解析・評価・整理することにより構築された知識ベース
であり、得られた情報との照合・判断は、人工知能、フ
ァジィ理論、ニューラルネットワーク等によるパターン
認識技術を用いて行われる。
は、情報出力システム46によりCRT55及び音声告
示装置56を介してその内容が運転員に通知されるとと
もに、状態進展予測システム44が作動し将来のプラン
ト状態の推移を高速シミュレーションにより予測する。
この高速シミュレーションは、動特性解析コードによる
シミュレーションも可能であるが、リアルタイム以上の
速度で将来を予測する必要があるため、ここでは状態進
展予測辞書53を参照するパターン照合により行われ
る。この状態進展予測辞書53は、予め異状・事故時の
状態推移の解析・評価結果を基に簡易に状態推移を予測
しうるような知識を整理して蓄えたものである。なお、
この状態進展予測システム44による予測結果も、情報
出力システム46により運転員に通知される。
作動し、予め事故対応操作が知識ベース化されて蓄えら
れた事故対応辞書54を参照して、アクシデントマネジ
メントの観点から必要な機器・設備の操作を判断・決定
する。そして、自動操作可能なものについては自動指令
照合を発して制御系21〜28及び47を自動操作する
一方、自動操作不可能なものについては情報出力システ
ム46を通じて運転員に必要な操作を指示する。
算システム42、事故同定システム43、状態進展予測
システム44、及び事故対応決定システム45による演
算・・同定結果・予測結果・決定結果を単に表示するだ
けでなく、これらの判断の根拠についても運転員に示す
ように構成することも可能である。
の内容及びその導出について説明する。
納容器指標Cの2つを定義する。このうち、燃料冷却指
標Fは、原子炉内の燃料の冷却状態の危険度を示す指標
であり、“0”〜“1”の値を取る。この値が“0”の
場合は、燃料の冷却状態が良好であって通常の運転状態
と同様の安全状態であることを示し、“1”であるとき
は、燃料の冷却が不完全であって極めて危険な状態にあ
ることを示す。
の値をとる3つのリスク係数、すなわちチャネル出力リ
スク係数F1 、冷却水リスク係数F2 、及び重水系リス
ク係数F3 のみを用いて、次の(1)式から求められ
る。
ルの出力状態の危険度を示す係数である。例えば、新型
転換炉「ふげん」の場合は、224の燃料チャネルがあ
り、これらの各燃料チャネル出力は通常運転時において
は、2.5MW程度である。ここでスクラム信号が発信
されて制御棒挿入による緊急停止が正常に行われた場合
は、チャネル出力は急速に低下し、原子炉は安全に停止
するが、何らかの原因で制御棒挿入による緊急停止に失
敗した場合は、チャネル出力は十分に低下しない。安全
解析によれば、各燃料チャネル出力が1.5MW以下の
場合は、冷却水の自然循環でも燃料冷却が十分可能であ
ることが確認されているが、それ以上の場合は、燃料が
溶融する可能性があるため、重水ダンプやポイズン注入
等の措置を緊急に採る必要がある。従って、燃料チャネ
ル出力が1.5MW以下の場合はF1 =0とし、それ以
上の場合は0<F1 ≦1とする。
却水の確保状態の危険度を示す係数である。チャネル出
力が1.5MW以下の場合、冷却水が燃料有効長の1/
2以上確保されていれば、上記の如く自然循環でも燃料
冷却が可能であること安全解析により確認されているこ
とから、冷却水量が燃料有効長の1/2以上の場合はF
2 =0とし、それ以下の場合は0<F2 ≦1とする。
状態の危険度を示す係数である。チャネル出力が1.5
MW以下で、かつ冷却水が燃料有効長の1/2以上確保
されていない場合でも、重水系の運転状態が正常であれ
ば、重水による燃料冷却が可能であることが安全解析に
より確認されていることから、重水系運転状態が正常で
あればF3 =0とし、そうでない場合は0<F3 ≦1と
する。
水量、及び重水系運転状態の3つの要素の組合せにより
各リスク係数F1 ,F2 ,F3 の値が定まり、(1)式
から燃料冷却指標Fの値が求められる。
ている格納容器の健全性を示す指標であり、やはり
“0”〜“1”の値を取る。この値が“0”の場合は、
格納容器状態が良好で放射能漏れがまったくなく、通常
の運転状態と同様の安全状態であることを示し、“1”
であるときは、格納容器の健全性が失われ放射能漏れ等
が発生する可能性があることを示す。
“1”の値をとる3つのリスク係数、すなわち容器内圧
力リスク係数C1 、容器内温度リスク係数C2 、及び容
器内水素濃度リスク係数C3 のみを用いて、次の(2)
式から求められる。
圧力状態の危険度を示すリスク係数である。格納容器内
圧力が0.2kg/cm2 以上の場合は格納容器破損の
おそれがあるため格納容器スプレーが自動起動するが、
それでも容器内圧力が上昇を続ける場合(例えば起動し
ない場合)には格納容器破損の危険性大として0<C1
≦1とし、そうでない場合はC1 =0とする。
納容器内の温度状態の危険度を示すリスク係数である。
蒸気放出プールの温度が40℃を超える場合には、蒸気
放出プール冷却系が自動起動するが、それでも蒸気放出
プールの温度が上昇を続ける場合(例えば起動しない場
合)には、格納容器破損の危険性大として0<C2 ≦1
とし、そうでない場合はC2 =0とする。
容器内の水素濃度状態の危険度を示すリスク係数であ
る。格納容器内水素濃度が基準値を超えて上昇する場合
には、格納容器破損の危険性大として0<C3 ≦1と
し、そうでない場合はC3 =0とする。
納容器健全性とを確保するための動作内容について説明
する。
トマネジメント支援装置41(以下、単に装置41とい
う)により行われる燃料冷却確保のための処理を表した
ものである。まず、何らかの事故が発生してスクラム信
号が発信されると、装置41の制御により制御棒の挿入
による原子炉緊急停止が行われる(図2ステップS10
1)。この状態で、燃料チャネル出力が1.5MW以上
となっている場合には(ステップS102;Y)、その
出力値の大小に応じリスク係数F1 の値を0<F1 ≦1
の範囲で設定するとともに、CRT55に“燃料ドライ
アウト/溶融リスク大”という警告メッセージを表示し
(ステップS103)、さらに、原子炉停止のためのバ
ックアップ手段であるポイズン注入や重水ダンプ等の原
子炉制御手順を実行する(ステップS104)。
えない場合には(ステップS102;N)、F1 =0と
し、さらに燃料冷却水の有無の確認を行う(ステップS
105)。この結果、冷却水が燃料有効長の1/2以上
存在すれば(ステップS105;Y)、自然循環でも燃
料冷却可能と判断して、F2 =0に設定するとともに、
CRT55に“燃料冷却可能”と表示する(ステップS
106)。
たない場合には(ステップS105;N)、F2 の値を
0<F2 ≦1の範囲で設定するとともに、さらに重水系
の運転状態の確認を行う(ステップS107)。この結
果、重水系運転状態が正常の場合には(ステップS10
7;Y)、F3 =0に設定するとともに、重水による冷
却が可能と判断して、CRT55に“燃料冷却可能”と
表示する(ステップS106)。逆に、重水系運転状態
が異常の場合には(ステップS107;N)、F3 の値
を0<F3 ≦1の範囲で設定するとともに、CRT55
に“重水系運転異常”という警告メッセージを表示し
(ステップS108)、重水系の自動復旧操作を実行す
る(ステップS109)。
F1 、F2 、F3 を基に(1)式より、燃料冷却指標F
が求められ、これがCRT55に表示される。運転員
は、このCRTに表示された燃料冷却指標Fの値を見る
ことにより、現時点での原子炉冷却状態の危険度を即座
に把握することができる。
可能表示が行われた場合には、さらに以下のような状態
確認と事故の同定が行われる。すなわち、まず、炭酸ガ
スの湿度及び圧力をチェックし、これが上昇し(ステッ
プS110;Y)、かつヘリウム系の圧力が上昇してい
る場合には(ステップS115;Y)、圧力管破損及び
カランドリア管破損と判断し、その旨を表示する(ステ
ップS116)。また、炭酸ガスの湿度及び圧力が上昇
し(ステップS110;Y)、かつヘリウム系圧力が上
昇していない場合には(ステップS115;N)、圧力
管破損と判断し、その旨を表示する(ステップS11
7)。一方、炭酸ガスの湿度及び圧力の上昇がない場合
は(ステップS110;N)、炉心内に追加設置した重
水温度計をチェックして、重水温度が上昇している場合
には(ステップS111;Y)、圧力管バルーニングと
判断し、その旨を表示する(ステップS118)。さら
に、重水温度の上昇がない場合には(ステップS11
1;N)、蒸気ドラム(S/D)蒸気管付近に追加設置
した放射線モニタにより蒸気中の放射能をチェックす
る。この結果、放射能の上昇が検出されたときは(ステ
ップS112;Y)、燃料破損と判断してその旨を表示
し(ステップS114)、放射能上昇が検出されないと
きは(ステップS112;N))、燃料健全と判断して
その旨を表示する(ステップS113)。
時点で、スクラム事故の箇所の同定が行われる。
クシデントマネジメント支援装置41により行われる格
納容器健全性確保のための処理を表したものである。何
らかの事故が発生してスクラム信号が発信されると、装
置41の制御により制御棒の挿入による原子炉緊急停止
が行われる(図3ステップS201)。
0.2kg/cm2 以上の場合には(ステップS20
2;Y)、格納容器破損のおそれがあるため格納容器ス
プレーが自動起動して減圧が図られる。これが万一起動
せず、あるいは運転異常の場合には(ステップS20
3;N)、自動復旧操作が行われ(ステップS20
4)、運転正常の場合には(ステップS203;Y)、
次に蒸気放出(SRP)プールの温度をチェックする
(ステップS205)。
以上になっているときは(ステップS205;Y)、蒸
気放出プール冷却系(SRPC)が自動起動される。こ
れが、万一起動せずあるいは運転異常の場合には(ステ
ップS206;N)、自動復旧操作が行われ(ステップ
S207)、正常運転の場合には(ステップS206;
Y)、格納容器内圧力をチェックする(ステップS20
8)。
して1.3kg/cm2 を超えている場合には(ステッ
プS208;Y)、リスク係数C1 の値を0<C1 ≦1
の範囲で設定するとともに、格納容器減圧のための自動
手順を実行し(ステップS209)、ステップS215
に進む。一方、格納容器内圧の上昇がない場合には(ス
テップS208;N)、C1 =0に設定して、次に格納
容器内の温度をチェックする(ステップS210)。
昇して100℃を超えている場合には(ステップS21
0;Y)、リスク係数C2 の値を0<C2 ≦1の範囲で
設定するとともに、格納容器降温のための自動手順を実
行し(ステップS211)、ステップS215に進む。
一方、格納容器内温度の上昇がない場合には(ステップ
S210;N)、C2 =0に設定し、次に格納容器内の
水素濃度をチェックする(ステップS212)。
て4%を超えている場合は(ステップS212;Y)、
リスク係数C3 の値を0<C3 ≦1の範囲で設定すると
ともに、水素濃度抑制のための自動制御手順を実行し
(ステップS213)、ステップS215に進む。一
方、水素濃度の上昇がない場合には(ステップS21
2;N)、C3 =0に設定するとともに、格納容器が健
全であると判断し、その旨をCRT55に表示する(ス
テップS214)。
する(ステップS215)。この結果、放射能濃度に変
化がなければ(ステップS215;N)、ステップS2
17に進み、放射能濃度に変化があれば(ステップS2
15;Y)、格納容器内放射能濃度制御手順を実行した
のち(ステップS216)、ステップS217に進む。
モニタリングポストをチェックし、これらに変化がなけ
れば(ステップS217;N)、ステップS215に戻
り、変化があれば(ステップS217;Y)、放射能隔
離が失敗したと判断してその旨をCRT55に表示する
(ステップS218)。
C1 、C2 、C3 を基に(2)式より、格納容器指標C
が求められ、これがCRT55に表示される。運転員
は、このCRTに表示された格納容器指標Cの値を見る
ことにより、現時点での原子炉格納容器の危険度(健全
性)を即座に把握することができる。
操作や制御手順は、事故対応辞書54の内容に従って実
行されるが、その内容とは、例えば以下に示す通りであ
る。 (a)原子炉制御手順 ダンプ信号を発信してヘリウム連通弁と差圧調整弁を開
き重水急速ダンプを行う。
る。
る。
動する。
ital Controller)やシーケンサ等をプラントに分散配置
しこれらを多重伝送システムによりプラント計算機シス
テムと連動させる分散制御方式を採用した最新型プラン
トを例に説明したが、これに限るものではなく、計算機
制御が採用されていないプラントにおいても適用できる
のはもちろんである。
計測手段により得られた特定の計測情報のみを用いて原
子炉状態の危険度を包括的に示すリスク指標を算出し表
示することとしたので、スクラム事故発生時において
も、運転員はこの指標を一見するだけで原子炉状態の危
険度をリアルタイムで包括的に把握することができる。
これにより、運転員は早期に対応措置を採ることも容易
となり、スクラム事故がシビアアクシデントに発展する
のを効果的に回避するのを支援することができるという
効果がある。
マネジメント支援システムを示すブロック図である。
内容を示す流れ図である。
の処理内容を示す流れ図である。
の処理内容であって図3の続きを示す流れ図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 原子力プラントでのスクラム事故に対応
するためのシステムであって、 スクラム事故発生後の原子炉各部の状態を計測するため
の計測手段と、 この計測手段により得られた個々の計測情報のうち、特
定の計測情報を基に原子炉状態の危険度を示すリスク指
標を算出する演算手段と、 この演算手段により算出されたリスク指標を表示する表
示手段と、を具備することを特徴とする原子力プラント
事故マネジメント支援システム。 - 【請求項2】 請求項1において、前記演算手段は、前
記特定の情報として原子炉の各燃料チャネル出力を示す
情報と燃料冷却水の有無を示す情報と重水系運転状態を
示す情報とを用いて燃料冷却状態の危険度を示す燃料冷
却指標を算出し、これを前記表示手段によりリスク指標
として表示することを特徴とする原子力プラント事故マ
ネジメント支援システム。 - 【請求項3】 請求項1において、前記演算手段は、前
記特定の情報として格納容器内圧力を示す情報と格納容
器内温度を示す情報と格納容器内水素濃度を示す情報と
を用いて原子炉格納容器状態の危険度を示す格納容器指
標を算出し、これを前記表示手段によりリスク指標とし
て表示することを特徴とする原子力プラント事故マネジ
メント支援システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4347174A JP2927629B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 原子力プラント事故マネジメント支援システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4347174A JP2927629B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 原子力プラント事故マネジメント支援システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06201892A true JPH06201892A (ja) | 1994-07-22 |
| JP2927629B2 JP2927629B2 (ja) | 1999-07-28 |
Family
ID=18388422
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4347174A Expired - Fee Related JP2927629B2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 原子力プラント事故マネジメント支援システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2927629B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103440892A (zh) * | 2013-07-16 | 2013-12-11 | 中国核电工程有限公司 | 一种核电厂数字化报警优化设计方法 |
| CN103440893A (zh) * | 2013-07-16 | 2013-12-11 | 中国核电工程有限公司 | 一种用于核电厂数字化报警抑制运行工况计算的分析方法 |
| CN104347130A (zh) * | 2013-07-26 | 2015-02-11 | 中广核工程有限公司 | 核电站辐射的报警抑制方法、设备及系统 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100710545B1 (ko) * | 2001-12-29 | 2007-04-24 | 에스케이 주식회사 | 해양오염 방제방법 및 시스템 |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP4347174A patent/JP2927629B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| CN103440893A (zh) * | 2013-07-16 | 2013-12-11 | 中国核电工程有限公司 | 一种用于核电厂数字化报警抑制运行工况计算的分析方法 |
| CN104347130A (zh) * | 2013-07-26 | 2015-02-11 | 中广核工程有限公司 | 核电站辐射的报警抑制方法、设备及系统 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2927629B2 (ja) | 1999-07-28 |
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