JPH037534A - 食品素材の加圧下処理装置及び処理方法 - Google Patents

食品素材の加圧下処理装置及び処理方法

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JPH037534A
JPH037534A JP20353989A JP20353989A JPH037534A JP H037534 A JPH037534 A JP H037534A JP 20353989 A JP20353989 A JP 20353989A JP 20353989 A JP20353989 A JP 20353989A JP H037534 A JPH037534 A JP H037534A
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剛 神田
Yasuhiko Inoue
康彦 井上
Yoshihiko Sakashita
由彦 坂下
Masahisa Sawada
昌久 澤田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、食品素材、特には魚肉等から成る動物性蛍白
を主成分とする食品素材を、加圧下で溶融するための装
置に関する。
(従来の技術) 従来魚肉等は、その加工製品としては周知のように蒲鉾
、竹輪等の練り製品として供用されるか、あるいは魚粉
として知られるように、粉体状の熱変性魚肉として、飼
料等に供用されることがほとんどであり、これらの加工
に際して用いられる物理的状態変数としては、温度を中
心としてその技術展開が行われてきた。しかるに最近で
は、高圧下における蛋白変性等を利用する食品加工技術
が開発され、新技術として注目を浴びるとともに、多種
の応用が試みられつつある処で、このような食品加工へ
の圧力利用に関しては、例えば相違通する双円筒断面の
シリンダ内に一対のスクリュ軸乃至ブレード軸を可回動
に並設する型式の二軸エクストルーダが1例として認め
られるが、同装置の場合、あくまで温度と撹拌、混練、
剪断等の機械的作用効果により、当該食品素材の変性、
組織化を行なおうとするものであり、その圧力は意図的
にコントロールされるものでなく、その素材物性によっ
て変化する不安定なものであり、また例えば1(101
(10O/c4のような高圧力を作用させる訳にはゆか
ないもであった。
一方圧力の存在が食品加工、とりわけ魚肉等から成る動
物性蛋白を主成分とする食品素材の加工に有効であるこ
とは、特開昭62−40255号公報あるいは特開昭6
2−40267号公報に開示される通りである。即ち、
魚肉すり身あるいは熱変性魚肉に対し、1(10〜2(
10°Cで加熱処理を施すことを1〜5分間持続するこ
とにより、溶融体が得られることが開示されており、特
に圧力の存在下において従来になかった効果が引出され
ることは注目に値する点である。
(発明が解決しようとする課題) 上記した従来技術の内、魚肉等から成る動物性蛋白を主
成分とする食品素材に対し、加熱、加圧処理を施すこと
により溶融状態を得る方法において、本発明は、これを
実験室的乃至は工業的量産規模のもとに実現する具体的
装置として、加圧下で安定的にかつ効率的に溶融させる
ことが可能であるとともに、その圧力条件を従来の数1
0 kg f / c+aのレベルに止まることなく、
数1(101(10O/c4のレベルまで引上げても、
尚安定的に動作させることのできる加圧上溶融装置を提
供し、また併せてその温度と圧力との相乗効果を利用し
た食品加工に好適な処理装置の提供をも意図したもので
ある。
(課題を解決するための手段) 本発明は上記した目的を達成するために、フリーピスト
ンによって2室に分割される圧力容器の一方の室に被処
理物を供給するとともに、他方の室に圧媒を供給して加
圧するとともに、同時に被処理物に対して熱作用を及ぼ
すことができるようにしたものである。具体的には、圧
力容器と、該圧力容器内に充填されたフリーピストンと
から成り、圧力容器の前記ピストンにより距てられた一
方の室には圧媒の供給並びに圧力調整装置が接続される
とともに、他方の室には被処理物が供給可能とされ、か
つ圧力容器内の被処理物に対する熱処理手段が設けられ
ている点に特徴がある。
また、複数個の圧力容器は、共通の圧媒並びに圧力調整
装置に接続することができ、前記熱処理手段として、圧
力容器を被包するジャケットを備えた加熱および/また
は冷却液循環手段を用いることができる。
そして、前記フリーピストンは、その少くとも1つを増
圧型とすることができる。
さらに、前記被処理物が流動状である場合は、被処理物
を圧力容器の他の室に、ポンプにより供給するのが好ま
しく、その供給系路に設けられる開閉弁は、その開閉位
置を前記他の室内に近い部分に配するのが望ましい。
また圧媒の供給並びに圧力調整装置から、圧力容器の一
方の室への供給圧媒は水とすることができ、さらにまた
圧媒の供給並びに圧力調整装置から、圧力容器の一方の
室への供給圧媒により、フリーピストンを移動させ、他
方の室内の処理済み被処理物を取出し可能とすることが
できる。
(作 用) 本発明の上記した技術的手段によれば、フリーピストン
によって距てられた圧力容器の他方の室に被処理物を供
給するとともに、これと対応する一方の室に圧媒供給並
びに圧力調整装置によって、所要の圧力値に調整した圧
媒を供給することにより、フリーピストンの加圧移動に
よって被処理物は加圧処理され、このさい被処理物を熱
処理手段により加熱および/または冷却処理することに
よって、被処理物は加圧と併行して熱作用を同時に受け
、加圧上溶融等の処理結果を任意に実現することができ
る。従って、この圧力容器内への被処理物の供給を自動
化し、圧媒供給並びに圧力調整装置および熱処理手段に
おける圧力コントロールと加熱および/ま、たは冷却温
度のコントロールを自動化することにより、安定した均
質の圧力・温度加工条件下に、かつ実験室的乃至は工業
的量産規模下に食品素材等の処理が可能である。加熱、
加圧処理によって魚肉等から成る動物性蛋白を主成分と
する食品素材を、溶融状態の製品とする場合、特にその
加熱温度が1(10″Cを越える場合には、常圧下では
食品中に含有する水分が沸騰するので、これを抑制する
という観点から、適切な加圧下に加熱並びに冷却に行な
うことが必要であるが、このような操作を確実かつ容易
に行なうことができる。
また、フリーピストンを距てて2室を形成したので、圧
媒と被処理物との混合、接触がなく安全性、清浄性を確
保されることも有利である。
そして、複数個の圧力容器が、共通の、即ち一基の圧媒
供給並びに圧力調整装置に連帯して接続されているので
、複数個の各圧力容器内の被処理物の均一同時加圧処理
が容易で、量産目的を達成し易く、従ってまた個々の圧
力容器は小型、薄肉化でき、熱伝達性も良好化して熱処
理手段による加熱および/または冷却も効率よく行なう
ことができるのである。
また本発明では熱処理手段として、加熱および/または
冷却可能であるとともに、圧力容器を被包するジャケッ
トを備えた加熱液、冷却液の液循環装置を用いたので、
先ずその熱処理が単に加熱のみでなく、温間から熱間域
に亘る加熱と、マイナス温度域に亘る冷却の何れもが可
能で、これによって加熱後の冷却、冷却後の加熱という
ように加熱・冷却の広汎な操作ができ、被処理物に対す
る適切な熱処理操作が任意のパターンで得られ、また加
熱液または冷却液を循環させる型式としたので、必要な
熱処理を確実かつ容易に行ない得るし、温度コントロー
ルも容易である。
なお、被処理物が流動状のときは、圧力容器の他方の室
に、ポンプにより送給可能としたので、多数の圧力容器
に対して、例えばスラリー状の被処理物を円滑かつ自動
化して供給でき、量産目的の達成を容易とするし、迅速
に処理可能である。
さらに、本発明では、被処理物の他方の室への供給を開
閉弁によって規制し、その開閉弁の開閉位置が、他方の
室における室内に近い部分に設けることによって、同室
に収容した被処理物に対して、熱処理手段を働かせるさ
い、その熱作用の均質性を確保すること、ができる。
また、圧媒の供給並びに圧力調整装置から、圧力容器の
一方の室への供給圧媒が水とされることによって、フリ
ーピストンの移動に伴い、圧媒が圧力容器内面に付着し
、他方の室に収容した被処理物と接触する可能性がある
ので、これを防止し、被処理物の清浄性を守る意味にお
いて有益である。
なお、圧媒の供給並びに圧力調整装置から、圧力容器の
一方の室への供給圧媒によって、他方の室内に存在して
いる処理済みの被処理物を、前記圧媒によって移動する
フリーピストンを介して圧力容器外に押出して、被処理
物の取出しが高圧の圧力容器の開閉を伴うことな(、簡
単かつ容易に圧力容器外に取出せるため、一連の処理作
業の自動化に寄与し、作業性を良好とすることができる
そして、前記フリーピストンの少くとも1つが、増圧型
とされているので、圧媒の圧力よりも大きな圧力によっ
て、被処理物の加圧処理ができる。
さらに、各圧力容器を被包するジャケットに加熱手段を
設けることによって、必らずしも熱媒を循環させること
なく、効率的に加熱制御することができる。
(実施例) 本発明装置の適切な実施例を図について説示する。第1
図は本発明の第1実施例で、複数個の圧力容器例として
3個のものを示したが、その数はもとより自由であり、
各圧力容器1a、 lbおよびICは、何れも軸方向両
端が開口され、これら両開口にはそれぞれ閉塞部材2a
、2bおよび2C1閉塞部材3a、3bおよび3cがそ
れぞれ着脱可能に嵌設され、かつシール構造等を介し密
封される。これら閉塞部材2a〜2cおよび3a〜3c
には、圧媒による加圧施工時に軸力が働くので、これら
軸力を支承するため、図示のように圧力容器開口に対し
てネジ嵌合構造とするか、また被処理物出入の簡便性を
考慮して、例えば段隔式のネジ嵌合構造、あるいは再閉
塞部材2a〜2cおよび3a〜3Cに亘ってプレスフレ
ームで挟持する支承構造とすることができる。各圧力容
器1 a = 1 c内には、シール部材5a、5bお
よび5cをそれぞれ具備したフリーピストン4a、4b
および4cが摺動可能に装填される。該ピストン4a〜
4Cによって2室に分割された各圧力容器18〜ICに
おける一方の室(圧媒室)6a、6bおよび6Cには、
圧媒供給並びに圧力調整装置7が共通に接続される。
該装置7は圧媒タンク12と各閉塞部材3a〜3Cに設
けた各通孔31a、31bおよび31cをつなぐ回路3
2に、加圧ポンプ8、開閉弁9,10、圧力調整弁11
、減圧弁11°を配設し、圧媒タンク12内の圧媒を加
圧ポンプ8および圧力調整弁11を介して所要圧力に加
圧し、これを開閉弁9を介し各通孔31a、31bおよ
び31cを経て室6a 、 6bおよび6C内に供給可
能とするのであり、また所定圧の維持、更には減圧、回
収を開閉弁10を介して可能とするのである。このさい
圧媒の加圧供給に関しては、比較的低圧の場合には図示
例のように電動式のポンプを利用できるが、高圧の場合
には例えば油圧駆動の増圧機タイプのもの等を用いるこ
とが好適であるが、勿論制限されない。更に第1実施例
では、各圧力容器la、 lbおよびlcを共通に被包
するジャケット13を設け、該ジャケラ目3に、加熱お
よび/または冷却可能な熱処理手段としての液循環装置
16を接続する。該装置16は、液タンク18とジャケ
ット13とをつなぐ循環管路14.Isに、循環ポンプ
17、開閉弁33.34および35を配設するとともに
、液タンク18には加熱器19および冷却器20を設け
たものである。そして、加熱器19によって加熱した熱
媒液および/または冷却器20によって冷却した冷媒を
、循環ポンプ17および管路14.15によりジャケッ
ト13内と液タンク18を循環させて、各圧力容器1a
+1bおよびlc内の各被処理物の加熱および/または
冷却を行なう。このさいジャケット13は、各圧力容器
1a〜1cを共通に被包する代わりに、各容器1a〜l
c毎にジャケットを設けてもよく、あるいはその熱処理
が加熱のみでよい場合には、各圧力容器1a=1cの外
周に通電バンドヒータ等を付設する構造のものとするこ
ともできる。尚、第1図において36は圧媒供給並びに
圧力調整装置7における圧力計、37は液循環装置16
における圧力計を示している。
また第1実施例では、圧力容器1a〜IC内の各フリー
ピストン4a〜4cによって距てられた他方の室(被処
理物収容室)21a、 21bおよび21c内に被処理
物を供給する構造として、脱泡用(エア抜き)真空ポン
プ30を開閉弁38とともに具備した被処理物供給タン
ク22と供給ポンプ23、開閉弁24間に供給管路39
を設け、前記開閉弁24と各圧力容器1a〜ICの各閉
塞部材2a〜2Cにそれぞれ設けた通孔40a、40b
および40cとの間に出入管路41を共通に接続連通さ
せである。したがって、タンク22内にストックした食
品素材等の被処理物は、前記供給管路39から供給ポン
プ23により、開閉弁24、出入管路41を介して各通
孔40a〜40c側に供給され、該通孔40a〜40c
にそれぞれ開閉可能に封止された開閉弁25a。
25bおよび25cの開放によって、被処理物は各圧力
容器1a〜1cの各室21a、 21bおよび21c内
に供給される。このさい前記した開閉弁25a〜25c
においては、通孔40a〜40cの各閉止部26a 、
 26bおよび26cの設置位置(閉止時)は、室21
a〜21cの各室端に近い位置に位置するように設置す
る。これは収容された被処理物に対する被処理手段にお
ける熱作用の均質性を確保する点において適切である。
また第1実施例においては、開閉弁24と各閉塞部材2
a〜2cの各通孔40a〜40cとをつなぐ出入管路4
1の一端を延長して回収管路42を設け、同管路42を
開閉弁28を介して処理済み被処理物の回収タンク27
に接続してあり、前記開閉弁28の直前に分岐開閉弁2
9を配設しである。従ってこの回収タンク27および回
収管路42を介して、各圧力容器1a〜1cの各室21
a〜21c内に収容し、かつ目的の加圧および加熱また
は冷却加工して処理済みの被処理物を、各圧力容器外に
取出し回収するに当っては、被処理物の前記処理完了後
、開閉弁25a〜25cを何れも開放姿勢として、閉止
部26a〜26cによる各通孔40a〜40cの閉止を
解放し、圧力容器1a〜1cの室6a〜6c内に、圧媒
供給並びに圧力調整装置7から、所要圧力の圧媒を圧送
し、これによる各フリーピストン4a〜4cの移動によ
り、室21a〜21c内に存在している被処理物(処理
済み)を、通孔40a〜40c、出入管路41(このさ
い開閉弁24は閉とする)、から回収管路42および開
閉弁28を介し、回収タンク27内に自動的に取出し、
回収することができる。この処理済み製品の取出しに当
たっては、それ程の大圧力は必要としないので、圧媒供
給並びに圧力調整装置7における加圧ポンプ8を、別箇
の例えば大容量の低圧ポンプとすることも可能である。
また第1実施例においては、圧力容器18〜1cの各閉
塞部材28〜2cに設ける開閉弁25a〜25cとして
、閉塞部材28〜2C一端に設けたシリンダ機構のピス
トンロンドを利用し、加圧昇降自在として閉塞部材28
〜2c、通孔40a〜40cに亘って貫挿したものを示
したが、この取出し用の開閉弁を、閉止部26a〜26
cとは別個に設けることも、収容される被処理物との混
合を防止する上から適当である。
本発明装置において用いる圧媒としては、フリーピスト
ン48〜4cの移動に伴い、圧力容器内面に付着して被
処理物と接する可能性があるため、食品素材の清浄性確
保の点から、また経済性の点からも水が最適なものとし
て推奨されるが、もとよりこれに限定されるものでない
上記第1実施例によれば、例えば魚肉等から成る動物性
蛋白を主成分とする食品素材を、被処理物として加圧、
熱処理によって溶融状態の製品とするに当たっては、各
圧力容器18〜1cにおける他方の室21a〜21c内
に被処理物を投入、供給するのである。このさい被処理
物を凍結、固化して、閉塞部材28〜2cを開放して室
21a〜21c内に投入したり、またスラリー状にする
ことが可能な場合には、第1図の状態で供給タンク22
から供給ポンプ23を用い、開閉弁24および開閉弁2
5a〜25cを経て、各閉塞部材2a〜2cの各通孔4
0a〜40cから各室21a、21b、21c内に所要
定量を供給充填する。
次いで、圧媒供給並びに圧力調整装置7より、加圧ポン
プ8を用いて圧媒タンク12内の圧媒を、圧力調整弁1
1および開閉弁9を介して、各閉塞部材3a〜3cの各
通孔31a〜31cから圧力容器1a〜1cの各室6a
〜6c内に、所要の圧力下に供給する。すると、フリー
ピストン48〜4cが圧媒により加圧移動されて、室2
1a〜21c内の各被処理物に対し圧力作用を及ぼすと
ともに、熱媒および/または冷却液循環装置16におい
て、例えば加熱器19により所定温度に加熱した加熱液
を循環回路14.15および循環ポンプ17によりジャ
ケット13内に循環させることにより、各圧力容器1a
の室21a〜21c内における被処理物は、前記圧力作
用と並行して加熱作用を受ける。したがって、被処理物
の加圧下溶融が、数1(101(10O/c1iの高圧
域内において、安定かつ効率的に工業的量産規模のもと
に容易に実施できる。かくして処理を終了した溶融状態
の製品は、圧媒供給並びに圧力調整装置7か、ら、加圧
ポンプ8による圧媒を室6a〜6cに供給することによ
り、フリーピストン48〜4cの加圧移動を介し、閉塞
部材28〜2c側の通孔40a〜40c、出入回路41
、回収回路42、開閉弁28を介して、回収タンク27
内に取出し回収される。
前記した操業に当り、本発明の第1実施例ではその加熱
および/または冷却液循環装置16により、単に加熱の
みに止まることなく、マイナス温度域に亘る冷却処理と
圧力処理を被処理物に施すことができるので、被処理物
に対するきわめてバラエティに富んだ加工内容と結果と
を与えることが可能である。例えば、食品素材等の水分
を含有する被処理物においては、1(10″C以上の温
度域で、加圧、加熱処理して、被処理物を取出すに当り
、高い温度のままで大気圧まで減圧すると、水分が沸騰
して物性に変化を来すおそれがあるが、このような場合
第1実施例によれば、圧媒供給並びに圧力調整装置7お
よび加熱および/または冷却液循環装置16の存在によ
り、含有水分が沸騰しない程度までの減圧コントロール
、また冷媒による被処理物の冷却による温度低下コント
ロール等が自在に行える。また、目的温度以上に昇温し
た場合の温度下降コントロール、目的温度以上に降温し
た場合の温度上昇コントロール等、その圧力と温度との
組合わせ変化に即応した熱処理を容易に施行できるので
あり、かつ複数の圧力容器に対して均一かつ安定した圧
力と温度パターンによる加圧上溶融状態を実現できるの
である。
第2図は本発明の第2実施例を示し、特に実験室的規模
に適するもので、第1実施例と異なるところは、各圧力
容器1a、 lb、 lcが、独立したジャケラ目3a
、 13b、 13cでそれ被包され、該ジャケット1
3a=13cの外周部にそれぞれ加熱用ヒーター(好ま
しくは電気加熱式バンドヒーター) 19a、 19b
19cが設けられた点と、上部閉塞部材2a、2b、2
cに被処理物供給通孔を備えていない点および1つのフ
リーピストン4Cが増圧型とされている点であり、その
他は第1実施例と同一である。したがって、第1実施例
と同一構成部分については、第1図と同じ符号を付し、
特徴部分について詳述する。
前記ジャケット13a、 13b、 13cには、加熱
および/または冷却可能な熱処理手段としての液循環装
置16が接続されている。この液循環装置16は、液タ
ンク18と各ジャケット13a、 13b、 13cと
を接続する循環管路14.14a、 14b、 14c
および15.15a、 15b、 15cに、循環ポン
プ17、開閉弁33.34a、34b、34cを配設す
ると共に、液タンク18には冷却器20を設けたもので
ある。そして、被処理物の加熱時には、開閉弁34a、
34b、34cを閉じ、ジャケット13a、 13b、
 13c内に閉じ込められた冷却用媒体を前記ヒーター
19a〜19cにより加熱し、該媒体の薄層を通して圧
力容器1a〜1cの間接的加熱を個別に行なうように構
成されている。
また、前記圧力容器1cは、一方の圧媒室6cの断面積
が他方の被処理収容室21cの断面積よりも大きくせら
れ、一方が大径で他方が小径の増圧型フリーピストン4
0が所定範囲内において移動可能に嵌入されており、前
記ジャケラ) 13cは他方の被処理物収容室21cの
外周部にのみ配設されている。
この第2*施例によれば、まず、閉塞部材28〜2cを
開いて、前記室21a〜21cに被処理物を投入した後
、閉塞部材2a〜2cにより前記室21a〜21cを封
止し、圧媒室6a〜6cに圧媒供給並びに圧力調整装置
7により圧媒を供給して、フリーピストン48〜4cを
移動させ、被処理物を加圧する。そして、開閉弁34a
〜34cを閉じ、冷却用媒体ジャケット13a〜13c
内に閉じ込め、被処理物をその加圧下において、前記ヒ
ーター19a〜19cにより前記媒体を介して所定温度
に加熱し処理する。
なお、かかる処理操作は、魚肉等からなる動物性蛋白を
主成分とする食品素材を溶融状態の製品とする場合、特
に加熱温度が1(10’Cを越えるときは、常圧下では
熱変性が先行するので、これを抑制するという観点から
、加圧の先行下において加熱を行なうのである。
そして、被処理物を所定の圧力・温度の下に保持した後
、ヒーター19a〜19cによる加熱を停止し、開閉弁
34a〜34cを開いて循環ポンプ17を運転させ、ジ
ャケット13a〜13c内に冷却用媒体を循環させて、
被処理物を加圧下において冷却し、少なくとも1(10
°C以下の温度になると(常圧下での水分の沸騰蒸発が
起らない温度条件になると)、大気圧に減圧して被処理
物の取出しを行なう。
なお、前記室6a〜6c内に供給される圧媒としては、
フリーピストン48〜4cの移動に伴なって高圧容器1
a〜1c内壁に付着し、食品素材と接する可能性のある
ことから、水が最も好適である。
また、ジャケット13a〜13cに循環される冷却用媒
体としては、耐熱性が要求されるところから、シリコン
オイルなどを使用するのが好ましい。
そして、圧媒の圧力調整、供給等については、第1実施
例と同様にして行なわれる。
さらに、第2実施例では、各圧力容器1a〜1cを個別
のヒーター19a〜19cによって、自在にかつ迅速に
温度制御できると共に、個別に温度変数を設定しかつ変
更して処理できるうえ、増圧型フリーピストン4cによ
って圧力変数をも任意に変えることができ、一定の実験
で多数のデータを得ることができ、実験を効率的に行な
うことが可能である。
なお、上記第2実施例において、冷却用媒体として例え
ば電気絶縁性のオイル等を用いる場合、ヒーター19a
〜19cをジャケット13a〜13c内に配設すること
ができ、この場合、被処理物の加熱時はジャケット13
8〜13c内の冷却用媒体を排出することが好ましい。
また、第2実施例は、食品素材への高圧処理適用に関し
ての探索・実験用装置を念頭に構成したものであるから
、被処理物の高圧容器1a=1cへの投入ならびに取出
しについて、特に手段を講じていないが、第1実施例の
ように、流動状被処理物の自動供給手段を設け、さらに
は、フリーピストン4a、4bの移動を利用して被処理
物の自動排出を行なうことも可能である。
第3図は本発明の第3実施例を示し、第2実施例と異な
るところは、埋込型の加熱用ヒーター19a。
19b、 19cを、圧力容器1a〜ICの外周壁に装
着し、該ヒーター19a〜19cの外周部にジャケラ目
38〜13cを設けた点であり、その他の構成は第2実
施例と同一である。したがって、第3実施例においても
、第2実施例と同様の作用効果を期待することができる
。この第3実施例において、被処理物の加熱時には、ジ
ャケット13a〜13c内の冷却用媒体を排出するのが
好ましい。
なお、本発明は、上記各実施例に限定されるものではな
く、また、加熱、加圧処理により可能な全ゆる食品加工
に適用しうろこと勿論である。
(発明の効果) 本発明の加圧下処理装置によれば、魚肉等から成る動物
性蛋白を主成分とする固液混合相の食品素材の加圧下溶
融を、従来技術による圧力条件に止まることなく、これ
を数1(101(10O/cfflを越える高圧域内に
おいても、安定かつ効率的、更には実験室的規模は勿論
のこと工業的量産スケール下に実現できる点において、
優れた特徴と利点をもつものである。特に本発明におい
ては、複数個の圧力容器内をフリーピストンで2室に距
て、一方の室に圧媒供給並びに圧力調整装置が接続し、
他方の室に被処理物が供給可能とされ、かつ圧力容器内
の被処理物に対する熱処理手段を設けることにより、各
圧力容器において同時に同一条件下の加圧・熱処理が行
われ、個々の容器のコンパクト、小型薄肉化が図られ、
外部からの熱伝達性を良好として、加熱、冷却効率を向
上させられ、正確迅速な熱処理結果が得られる。圧力容
器内はフリーピストンによる分離のため、従来のシリン
ダピストンタンプより構造が簡単化され、ピストンロン
ドがないため、有効面積を拡大できるとともに、圧媒と
被処理物の混入のおそれなく、圧媒として水を用いるこ
とと相まって食品素材等の清浄性の確保も容易である。
また熱処理として加熱と冷却両用の熱処理を可能と、こ
れによってその利用範囲を著しく拡大させることが可能
である。
さらに、増圧型フリーピストンを採用することによって
、圧力を変えすなわち圧力変数を任意に設定して実験を
効率的に実施することのできる探索・実験室的規模の装
置を得ることができる。
また、圧力容器は冷却用媒体循環ジャケットにより被包
され、かつジャケットに加熱手段が設けられることによ
って、自在でかつ迅速な温度制御が可能であり、特に、
探索・実験用として、加熱手段を個々の圧力容器に設け
ることにより、温度変数を任意に設定した実験を効率的
に実施することが可能である。
そして、本発明は、既知の魚肉等からなる動物性蛋白を
主成分とする食品素材に、新たな加工技術を提供できる
ばかりでなく、未知の食品加工製品を、加圧下でしかも
加熱および/または冷却により相乗作用によって探索す
るのに極めて有用な装置として、食品工業分野に寄与す
るところが甚大である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は第1実施
例の縦断正面図、第2図は第2実施例の縦断正面図、第
3図は第3実施例の縦断正面図である。 18〜1c・・・圧力容器、2a〜2c、 3a〜3c
・−・−閉塞部材、4a〜4 c−・フリーピストン、
6a〜6c・・・室、7・・・圧媒供給並びに圧力調整
装置、8・・・加圧ポンプ、13゜13a、 13b、
 13cm・・冷却用媒体用循環ジャケット、16〜・
加熱および/または冷却液循環装置、17・・・循環ポ
ンプ、18−・液タンク、19−加熱器、19a〜19
c・−ヒーター、2〇−冷却器、21a 〜21cm室
、25a〜25c・−・開閉弁、26a〜26c −閉
止部、22・−・被処理物供給タンク、27・−回収タ
ンク。 第3

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)圧力容器と、該容器内に充填されたフリーピスト
    ンとから成り、圧力容器の前記ピストンにより距てられ
    た一方の室には圧媒の供給並びに圧力調整装置が接続さ
    れるとともに、他方の室には被処理物が供給可能とされ
    、かつ圧力容器内の被処理物に対する熱処理手段が設け
    られることを特徴とする食品素材の加圧下処理装置。
  2. (2)複数個の圧力容器が、共通の圧媒供給並びに圧力
    調整装置に接続される請求項(1)記載の食品素材の加
    圧下処理装置。
  3. (3)前記フリーピストンの少くとも1つが増圧型であ
    る請求項(1)又は(2)記載の食品素材の加圧下処理
    装置。
  4. (4)熱処理手段として、加熱および/または冷却液循
    環手段を用いる請求項(1)、(2)又は(3)記載の
    食品素材の加圧下処理装置。
  5. (5)被処理物が、圧力容器における他方の室にポンプ
    により送給可能とされる請求項(1)〜(4)のうち1
    つの項に記載の食品素材の加圧下処理装置。
  6. (6)被処理物の他方の室への供給用開閉弁の開閉位置
    が、該室内に近い部分に設けられる請求項(1)〜(5
    )のうち1つの項に記載の食品素材の加圧下処理装置。
  7. (7)圧媒の供給並びに圧力調整装置から、圧力容器の
    一方の室への供給圧媒が水とされる請求項(1)〜(6
    )のうち1つの項に記載の食品素材の加圧下処理装置。
  8. (8)圧媒の供給並びに圧力調整装置から、圧力容器の
    一方の室への供給圧媒により、他方の室内における処理
    済み被処理物が取出し可能とされる請求項(1)〜(7
    )のうち1つの項に記載の食品素材の加圧下処理装置。
  9. (9)圧力容器は冷却用媒体循環ジャケットにより被包
    されている請求項(1)〜(8)のうち1つの項に記載
    の食品素材の加圧下処理装置。
  10. (10)前記ジャケットに加熱手段が設けられている請
    求項(9)に記載の食品素材の加圧下処理装置。
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