JPH037541Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH037541Y2 JPH037541Y2 JP1984177727U JP17772784U JPH037541Y2 JP H037541 Y2 JPH037541 Y2 JP H037541Y2 JP 1984177727 U JP1984177727 U JP 1984177727U JP 17772784 U JP17772784 U JP 17772784U JP H037541 Y2 JPH037541 Y2 JP H037541Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lubricating oil
- engine
- bearing
- exhaust
- turbine rotor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Supercharger (AREA)
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Control Of Turbines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は機関を過給するターボチヤージヤにお
いて、排気タービン破損時に潤滑油の流出を防止
する装置に関する。
いて、排気タービン破損時に潤滑油の流出を防止
する装置に関する。
(従来の技術)
内燃機関の出力向上を目指して吸気を過給する
ことは良く知られているが、このために機関の排
気エネルギを利用して過給を行うターボチヤージ
ヤがある(例えば「ターボチヤージヤの理論と実
際」桜井一郎訳、鉄道日本社 昭和56年7月1日
発行 参照)。
ことは良く知られているが、このために機関の排
気エネルギを利用して過給を行うターボチヤージ
ヤがある(例えば「ターボチヤージヤの理論と実
際」桜井一郎訳、鉄道日本社 昭和56年7月1日
発行 参照)。
このターボチヤージヤの構造について第4図に
もとづいて説明する。
もとづいて説明する。
機関の排気ガスを受けて回転する排気タービン
1は、タービンハウジング2の内部にタービンロ
ータ3が配置され、このタービンロータ3と回転
軸4を介して同軸上に吸気コンプレツサ5のイン
ペラ6が連結され、タービンロータ3と一体的に
インペラ6がコンプレツサハウジング7の内部で
回転し、図示しない機関吸気通路に空気を過給す
る。前記回転軸4はベアリングハウジング8にフ
ロートメタル9,10を介して回転自在に支持さ
れ、このフロートメタル9,10にはベアリング
ハウジング8に形成した潤滑油の供給通路11を
経由して機関の潤滑油の一部が供給される。フロ
ートメタル9,10を潤滑した油は、ベアリング
ハウジング8の出口部12から機関のオイルパン
へと還流される。
1は、タービンハウジング2の内部にタービンロ
ータ3が配置され、このタービンロータ3と回転
軸4を介して同軸上に吸気コンプレツサ5のイン
ペラ6が連結され、タービンロータ3と一体的に
インペラ6がコンプレツサハウジング7の内部で
回転し、図示しない機関吸気通路に空気を過給す
る。前記回転軸4はベアリングハウジング8にフ
ロートメタル9,10を介して回転自在に支持さ
れ、このフロートメタル9,10にはベアリング
ハウジング8に形成した潤滑油の供給通路11を
経由して機関の潤滑油の一部が供給される。フロ
ートメタル9,10を潤滑した油は、ベアリング
ハウジング8の出口部12から機関のオイルパン
へと還流される。
回転軸4の吸気コンプレツサ5側にはスラスト
カラー13が取付けられ、ベアリングハウジング
8に固定したスラストメタル14に接触して回転
軸4が軸方向に移動しないように保持している。
カラー13が取付けられ、ベアリングハウジング
8に固定したスラストメタル14に接触して回転
軸4が軸方向に移動しないように保持している。
また回転軸4の排気タービン1側にはシールリ
ング15が嵌合し、ベアリングハウジング8の内
周との間からタービンロータ3側に潤滑油が流出
しないようにシールしている。
ング15が嵌合し、ベアリングハウジング8の内
周との間からタービンロータ3側に潤滑油が流出
しないようにシールしている。
なお、タービンロータ3のもつ熱が直接的に軸
受側に伝達されることのないように、タービンロ
ータ3の背面に位置して、ベアリングハウジング
8にはヒートインシユレータ16が取付けられて
いる。
受側に伝達されることのないように、タービンロ
ータ3の背面に位置して、ベアリングハウジング
8にはヒートインシユレータ16が取付けられて
いる。
ターボチヤージヤのタービンロータ3の回転は
機関の運転条件にもよるが、毎分数万回転にも上
昇し、そのため回転軸4の軸受部、つまりフロー
トメタル9,10には多量の潤滑油を供給する必
要があり、通常は機関の潤滑油を利用してこの一
部を供給通路11からフロートメタル9,10に
送り込むことにより、回転軸4が焼き付くことの
ないように強制潤滑している。
機関の運転条件にもよるが、毎分数万回転にも上
昇し、そのため回転軸4の軸受部、つまりフロー
トメタル9,10には多量の潤滑油を供給する必
要があり、通常は機関の潤滑油を利用してこの一
部を供給通路11からフロートメタル9,10に
送り込むことにより、回転軸4が焼き付くことの
ないように強制潤滑している。
(考案が解決しようとする問題点)
前記タービンロータ3は高温の排気ガスに接触
するため、耐熱性や高温強度の必要から耐熱合金
を用いるのが普通であるが、ターボラグや高温特
性の改善をはかるうえから、従来の耐熱合金より
も軽量でかつ耐熱性に優れた、窒化珪素、炭化珪
素等のセラミツクスを用いてタービンロータ3を
製作することが提案されている(例えば特開昭57
−88201号公報参照)。
するため、耐熱性や高温強度の必要から耐熱合金
を用いるのが普通であるが、ターボラグや高温特
性の改善をはかるうえから、従来の耐熱合金より
も軽量でかつ耐熱性に優れた、窒化珪素、炭化珪
素等のセラミツクスを用いてタービンロータ3を
製作することが提案されている(例えば特開昭57
−88201号公報参照)。
この場合、回転軸4の一部もタービンロータ3
と一体のセラミツクスで形成されており、途中に
金属のシヤフトが接合されるようになつている。
と一体のセラミツクスで形成されており、途中に
金属のシヤフトが接合されるようになつている。
ところがこのようにセラミツクスで形成したタ
ービンロータ3は、耐熱合金に比べて耐衝撃性に
やや難点があり、このため激しい振動や熱衝撃が
加わると、極端な場合には、タービンロータ3や
回転軸4の一部が破損することも想定される。
ービンロータ3は、耐熱合金に比べて耐衝撃性に
やや難点があり、このため激しい振動や熱衝撃が
加わると、極端な場合には、タービンロータ3や
回転軸4の一部が破損することも想定される。
万一、タービンロータ3が破損するようなこと
があると、フロートメタル9に供給されていた潤
滑油は排気タービン1側へ多量に流出し、ターボ
チヤージヤと潤滑油を共用する機関(原動機)が
潤滑油不足に陥るという不具合を生じる。
があると、フロートメタル9に供給されていた潤
滑油は排気タービン1側へ多量に流出し、ターボ
チヤージヤと潤滑油を共用する機関(原動機)が
潤滑油不足に陥るという不具合を生じる。
なお、タービンロータを金属材料で形成したも
のであつても、セラミツクス製のものほど顕著で
はないにしても、例えば熱疲労等により破損する
可能性があるのでセラミツクスタービンロータに
対するのと同様の破損対策を施す必要がある。
のであつても、セラミツクス製のものほど顕著で
はないにしても、例えば熱疲労等により破損する
可能性があるのでセラミツクスタービンロータに
対するのと同様の破損対策を施す必要がある。
これに対して、例えば特開昭61−123719号公報
には、過給機の異常な回転低下や潤滑油の圧力低
下から過給機の破損を検出して潤滑油の供給を停
止するようにした技術が開示されている。しかし
ながら、過給機の回転低下は潤滑油不足が相当程
度にまで進行しないと起こないので、回転低下を
検出してから潤滑油の供給を停止したのでは機関
の焼き付きを確実に防止できるとは限らず、また
油圧検出の場合には油圧系統の目詰まり等により
速やかに油圧低下を検出できない場合があり、何
れにしても過給機の破損を検出する手段としての
確実性に乏しいという欠点があつた。
には、過給機の異常な回転低下や潤滑油の圧力低
下から過給機の破損を検出して潤滑油の供給を停
止するようにした技術が開示されている。しかし
ながら、過給機の回転低下は潤滑油不足が相当程
度にまで進行しないと起こないので、回転低下を
検出してから潤滑油の供給を停止したのでは機関
の焼き付きを確実に防止できるとは限らず、また
油圧検出の場合には油圧系統の目詰まり等により
速やかに油圧低下を検出できない場合があり、何
れにしても過給機の破損を検出する手段としての
確実性に乏しいという欠点があつた。
本考案は、上述したような従来の問題点に着目
してなされたもので、タービンロータの破損時に
おける潤滑油の漏洩を確実に防止することを目的
としている。
してなされたもので、タービンロータの破損時に
おける潤滑油の漏洩を確実に防止することを目的
としている。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、機関の排気ガスにより駆動される排
気タービンと、この排気タービンに回転軸を介し
て連結され吸気を過給する吸気コンプレツサと、
前記回転軸の軸受に機関潤滑油の一部を供給する
供給通路とを備えたターボチヤージヤにおいて、
前記排気タービンの軸受部の温度を検出する手段
と、前記軸受に対する潤滑油の供給を遮断する供
給通路遮断手段と、前記軸受部の温度が排気温度
相当値にまで上昇したときに前記供給通路遮断手
段を駆動して軸受への潤滑油の供給を遮断する制
御手段とを備えてある。
気タービンと、この排気タービンに回転軸を介し
て連結され吸気を過給する吸気コンプレツサと、
前記回転軸の軸受に機関潤滑油の一部を供給する
供給通路とを備えたターボチヤージヤにおいて、
前記排気タービンの軸受部の温度を検出する手段
と、前記軸受に対する潤滑油の供給を遮断する供
給通路遮断手段と、前記軸受部の温度が排気温度
相当値にまで上昇したときに前記供給通路遮断手
段を駆動して軸受への潤滑油の供給を遮断する制
御手段とを備えてある。
(作用)
排気タービンのタービンロータが破損すると軸
受部分が排気にさらされることになるので、当該
軸受部の温度が正常時の軸受部最高温度を超える
排気温度相当値にまで急激に上昇する。したがつ
て、上記構成に基づき、タービンロータが破損す
ると、これを温度上昇から検出した制御手段がた
だちに潤滑油の供給通路を遮断する。これによ
り、排気タービン側に潤滑油が多量に流出するの
が速やかに防止され、少なくとも機関の潤滑系統
が潤滑油不足の事態に陥るのを回避して、機関の
焼き付きなどが未然に防止される。
受部分が排気にさらされることになるので、当該
軸受部の温度が正常時の軸受部最高温度を超える
排気温度相当値にまで急激に上昇する。したがつ
て、上記構成に基づき、タービンロータが破損す
ると、これを温度上昇から検出した制御手段がた
だちに潤滑油の供給通路を遮断する。これによ
り、排気タービン側に潤滑油が多量に流出するの
が速やかに防止され、少なくとも機関の潤滑系統
が潤滑油不足の事態に陥るのを回避して、機関の
焼き付きなどが未然に防止される。
(実施例)
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。なお、第4図と同一部分には同一符号を付し
て示すことにする。
る。なお、第4図と同一部分には同一符号を付し
て示すことにする。
第1図において、機関本体20からの排気ガス
は排気通路21を介して排気タービン1に流入
し、排気タービン1を回転駆動する。排気タービ
ン1により吸気コンプレツサ5が回転し、吸気通
路22を経由して機関本体20に加圧空気を送り
込む。
は排気通路21を介して排気タービン1に流入
し、排気タービン1を回転駆動する。排気タービ
ン1により吸気コンプレツサ5が回転し、吸気通
路22を経由して機関本体20に加圧空気を送り
込む。
機関本体20からベアリングハウジング8の供
給通路11に潤滑油を供給する通路23の途中に
は、潤滑油の遮断手段として第1の電磁弁24が
介装され、またベアリングハウジング8の潤滑油
の出口部12から機関本体20に潤滑油を戻す通
路25にも第2の電磁弁26が介装され、これら
電磁弁24,26はタービンロータ3の破損時に
上述した制御手段として機能する制御回路27か
らの信号により、通路23,25を遮断するよう
に閉弁する。
給通路11に潤滑油を供給する通路23の途中に
は、潤滑油の遮断手段として第1の電磁弁24が
介装され、またベアリングハウジング8の潤滑油
の出口部12から機関本体20に潤滑油を戻す通
路25にも第2の電磁弁26が介装され、これら
電磁弁24,26はタービンロータ3の破損時に
上述した制御手段として機能する制御回路27か
らの信号により、通路23,25を遮断するよう
に閉弁する。
タービンロータ3の破損を検出するために、ベ
アリングハウジング8の排気タービン1側のフロ
ートメタル9の近傍の温度を検出する温度センサ
29が設けられる。さらにこの実施例では、破損
検出のための補助的手段として、吸気通路22の
過給圧力を検出する圧力センサ28と、機関回転
数を検出する回転数センサ30がそれぞれ設けら
れ、これらの各検出信号が前記制御回路27に入
力される。
アリングハウジング8の排気タービン1側のフロ
ートメタル9の近傍の温度を検出する温度センサ
29が設けられる。さらにこの実施例では、破損
検出のための補助的手段として、吸気通路22の
過給圧力を検出する圧力センサ28と、機関回転
数を検出する回転数センサ30がそれぞれ設けら
れ、これらの各検出信号が前記制御回路27に入
力される。
制御回路27には予め機関の回転数に対応した
過給圧力の関係と、そのときの軸受部の温度が設
定してあり、回転数に比較して過給圧力が低く、
かつこれに対して軸受部の温度が高い場合をター
ビンロータ3などの破損時そと判断して、前記電
磁弁24,26を閉弁させる信号を出力するよう
になつている。
過給圧力の関係と、そのときの軸受部の温度が設
定してあり、回転数に比較して過給圧力が低く、
かつこれに対して軸受部の温度が高い場合をター
ビンロータ3などの破損時そと判断して、前記電
磁弁24,26を閉弁させる信号を出力するよう
になつている。
上記の軸受部に関する破損の判定基準となる温
度は排気温度相当値であるが、これは具体的に
は、正常時の軸受部最高温度が120℃程度である
から、これよりも高い値に設定しておけばよい。
なお、ガソリンエンジンに例をとると、一般に排
気温度は完爆直後でも250℃程度、アイドル時で
250〜300℃、全負荷時で900℃程度に達するから、
軸受部の正常時の温度との比較から確実にタービ
ンの異常を判定することが可能になるのである。
度は排気温度相当値であるが、これは具体的に
は、正常時の軸受部最高温度が120℃程度である
から、これよりも高い値に設定しておけばよい。
なお、ガソリンエンジンに例をとると、一般に排
気温度は完爆直後でも250℃程度、アイドル時で
250〜300℃、全負荷時で900℃程度に達するから、
軸受部の正常時の温度との比較から確実にタービ
ンの異常を判定することが可能になるのである。
以上のように構成され、次にその作用について
説明する。
説明する。
機関運転中に排気タービン1のタービンロータ
3が破損して、その破損が根元部分や回転軸4の
部分に及ぶと、過給圧力が急激に低下すると同時
に排気ガスが破損部分よりベアリングハウジング
8の内部にも流入し、フロートメタル9の近傍の
温度が著しく上昇するようになる。
3が破損して、その破損が根元部分や回転軸4の
部分に及ぶと、過給圧力が急激に低下すると同時
に排気ガスが破損部分よりベアリングハウジング
8の内部にも流入し、フロートメタル9の近傍の
温度が著しく上昇するようになる。
すると制御回路27は機関回転数に比較しての
過給圧力の低下と、軸受部分の温度上昇を感知し
てタービンロータ3の破損を判断し、前記電磁弁
24,26を閉弁して潤滑油の供給を遮断すると
ともに、排気ガスの機関本体20のオイルパンな
どへの逆流を防ぐ。
過給圧力の低下と、軸受部分の温度上昇を感知し
てタービンロータ3の破損を判断し、前記電磁弁
24,26を閉弁して潤滑油の供給を遮断すると
ともに、排気ガスの機関本体20のオイルパンな
どへの逆流を防ぐ。
この結果機関本体20からの潤滑油が排気ター
ビン1から排気系へと多量に流出するのを防止
し、機関本体20の潤滑油が不足するような事態
に陥るのを回避して機関の焼き付きなどを防ぐ。
ビン1から排気系へと多量に流出するのを防止
し、機関本体20の潤滑油が不足するような事態
に陥るのを回避して機関の焼き付きなどを防ぐ。
またオイルパンへの排気ガスの逆流による潤滑
油の劣化や機関の失火なども未然に防止できる。
油の劣化や機関の失火なども未然に防止できる。
ところで、この実施例では基本的に機関回転数
との関係における過給圧と軸受部分の温度上昇を
監視してタービンロータ3の破損を検知するする
ようにしているが、この考案の作用としても説明
したように、軸受部分の温度上昇のみからでもタ
ービンロータ3の破損を検出することが可能であ
る。ただし、次に述べるように過給圧を検出する
ようにするとタービンロータ3の破損状態に応じ
てよりきめこまかい制御を行うことができる。
との関係における過給圧と軸受部分の温度上昇を
監視してタービンロータ3の破損を検知するする
ようにしているが、この考案の作用としても説明
したように、軸受部分の温度上昇のみからでもタ
ービンロータ3の破損を検出することが可能であ
る。ただし、次に述べるように過給圧を検出する
ようにするとタービンロータ3の破損状態に応じ
てよりきめこまかい制御を行うことができる。
即ち、タービンロータ3の破損の形態として
は、軽度の場合、タービンロータ3の翼部分のみ
の破損に止どまり、排気タービン1はそのまま回
転を継続することがあるが、この場合は潤滑油の
供給を停止することは回転軸4の焼き付きを促す
ので好ましくない。このような状態では、機関回
転数に比較して過給圧力が低下するものの、ベア
リングハウジング8の軸受部の温度は特別に上昇
するようなことがなく、したがつて制御回路27
は温度センサ29の出力を判断して電磁弁24,
26を開弁状態に保持し、潤滑油の供給を継続し
てとりあえず回転軸4の焼き付きを防ぐのであ
る。
は、軽度の場合、タービンロータ3の翼部分のみ
の破損に止どまり、排気タービン1はそのまま回
転を継続することがあるが、この場合は潤滑油の
供給を停止することは回転軸4の焼き付きを促す
ので好ましくない。このような状態では、機関回
転数に比較して過給圧力が低下するものの、ベア
リングハウジング8の軸受部の温度は特別に上昇
するようなことがなく、したがつて制御回路27
は温度センサ29の出力を判断して電磁弁24,
26を開弁状態に保持し、潤滑油の供給を継続し
てとりあえず回転軸4の焼き付きを防ぐのであ
る。
なお、この場合機関回転数に比較して過給圧力
が上昇しないことから、ターボチヤージヤの異常
を判定して運転者に報知するようにしてもよい。
が上昇しないことから、ターボチヤージヤの異常
を判定して運転者に報知するようにしてもよい。
第2図、第3図に本考案の他の実施例を示す。
この実施例は、排気タービン1側の軸受部分の温
度に基づいてタービンロータ3の破損を検出する
手段と、この検出時に潤滑油を遮断する手段とを
機械的に連動させたものである。
この実施例は、排気タービン1側の軸受部分の温
度に基づいてタービンロータ3の破損を検出する
手段と、この検出時に潤滑油を遮断する手段とを
機械的に連動させたものである。
排気タービン1側のフロートメタル9の近傍に
おいて潤滑油の供給通路11に遮断弁34を介装
し、この遮断弁34のスプール35に連動して形
状記憶合金からなるコイルスプリング36を設
け、コイルスプリング36の他端をベアリングハ
ウジング8に螺合した調整ネジ37に連結する。
おいて潤滑油の供給通路11に遮断弁34を介装
し、この遮断弁34のスプール35に連動して形
状記憶合金からなるコイルスプリング36を設
け、コイルスプリング36の他端をベアリングハ
ウジング8に螺合した調整ネジ37に連結する。
コイルスプリング36は通常は第3図Aに示す
ように延びており、スプール35は供給通路11
を開通させているが、タービンロータ3の破損時
に高温の排気ガスが逆流してフロートメタル9の
近傍の温度が上昇すると、これを感知して第3図
Bのようにコイルスプリング36が縮み、スプー
ル35が供給通路11を閉じるようになつてい
る。このようにしてタービンロータ3の破損時は
排気タービン1側のフロートメタル9への潤滑油
の流出を防ぐことができる。
ように延びており、スプール35は供給通路11
を開通させているが、タービンロータ3の破損時
に高温の排気ガスが逆流してフロートメタル9の
近傍の温度が上昇すると、これを感知して第3図
Bのようにコイルスプリング36が縮み、スプー
ル35が供給通路11を閉じるようになつてい
る。このようにしてタービンロータ3の破損時は
排気タービン1側のフロートメタル9への潤滑油
の流出を防ぐことができる。
(考案の効果)
以上のように本考案によれば、タービンロータ
の破損時に、これを軸受部の温度上昇から検知し
てただちに潤滑油の供給通路を遮断するようにし
たので、多量に潤滑油が送り込まれる軸受部より
機関の潤滑油が大量に排気系に流出するのを速や
かに防ぐことができ、機関の潤滑油不足あるいは
焼き付きなどを未然に防止することができる。
の破損時に、これを軸受部の温度上昇から検知し
てただちに潤滑油の供給通路を遮断するようにし
たので、多量に潤滑油が送り込まれる軸受部より
機関の潤滑油が大量に排気系に流出するのを速や
かに防ぐことができ、機関の潤滑油不足あるいは
焼き付きなどを未然に防止することができる。
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は
同じく他の実施例の断面図、第3図A,Bは各々
第2図のA−A断面を異なる作動状態について示
した断面図である。第4図は従来例の断面図であ
る。 1……排気タービン、3……タービンロータ、
4……回転軸、5……吸気コンプレツサ、6……
インペラ、8……ベアリングハウジング、9,1
0……フロートメタル、11……供給通路、20
……機関本体、21……排気通路、22……吸気
通路、23,25……通路、24,26……電磁
弁、27……制御回路、28……圧力センサ、2
9……温度センサ、30……回転数センサ。
同じく他の実施例の断面図、第3図A,Bは各々
第2図のA−A断面を異なる作動状態について示
した断面図である。第4図は従来例の断面図であ
る。 1……排気タービン、3……タービンロータ、
4……回転軸、5……吸気コンプレツサ、6……
インペラ、8……ベアリングハウジング、9,1
0……フロートメタル、11……供給通路、20
……機関本体、21……排気通路、22……吸気
通路、23,25……通路、24,26……電磁
弁、27……制御回路、28……圧力センサ、2
9……温度センサ、30……回転数センサ。
Claims (1)
- 機関の排気ガスにより駆動される排気タービン
と、この排気タービンに回転軸を介して連結され
吸気を過給する吸気コンプレツサと、前記回転軸
の軸受に機関潤滑油の一部を供給する供給通路を
と備えたターボチヤージヤにおいて、前記排気タ
ービンの軸受部の温度を検出する手段と、前記軸
受に対する潤滑油の供給を遮断する供給通路遮断
手段と、前記軸受部の温度が排気温度相当値にま
で上昇したときに前記供給通路遮断手段を駆動し
て軸受への潤滑油の供給を遮断する制御手段とを
備えたことを特徴とするターボチヤージヤの潤滑
油流出防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984177727U JPH037541Y2 (ja) | 1984-11-22 | 1984-11-22 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984177727U JPH037541Y2 (ja) | 1984-11-22 | 1984-11-22 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6192725U JPS6192725U (ja) | 1986-06-16 |
| JPH037541Y2 true JPH037541Y2 (ja) | 1991-02-25 |
Family
ID=30735299
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984177727U Expired JPH037541Y2 (ja) | 1984-11-22 | 1984-11-22 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH037541Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2012074789A1 (en) * | 2010-11-19 | 2012-06-07 | Gregg Jones | Turbocharger operating system and method for an internal combustion engine |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61123719A (ja) * | 1984-11-19 | 1986-06-11 | Mazda Motor Corp | タ−ボ過給機の潤滑装置 |
-
1984
- 1984-11-22 JP JP1984177727U patent/JPH037541Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6192725U (ja) | 1986-06-16 |
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