JPH037554B2 - - Google Patents

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JPH037554B2
JPH037554B2 JP60106845A JP10684585A JPH037554B2 JP H037554 B2 JPH037554 B2 JP H037554B2 JP 60106845 A JP60106845 A JP 60106845A JP 10684585 A JP10684585 A JP 10684585A JP H037554 B2 JPH037554 B2 JP H037554B2
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JP
Japan
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gear
eccentric cam
internal gear
oil passage
oil
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BURIJISUTON SAIKURU KK
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BURIJISUTON SAIKURU KK
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Publication of JPH037554B2 publication Critical patent/JPH037554B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M19/00Transmissions characterised by use of non-mechanical gearing, e.g. fluid gearing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)
  • Handcart (AREA)
  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、前後輪を共に駆動できる自転車およ
びオートバイ等の二輪車に関するものである。
(従来の技術) 従来の二輪車は後輪駆動式であり、その伝動装
置としては、主にチエン伝動式が多用されてお
り、その変速手段としては、多段スプロケツトに
対するチエン掛け替え式が実用化されている。
また上記以外の変速手段としては、例えば特公
昭34−1722号公報および特開昭54−93754号公報
に開示されたものがあるが、これらはいずれもチ
エンによる後輪駆動方式である。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、近時クロスカントリーサイクル
やマウンテンサイクル等のスポーツ車として不整
地走行に適したサイクルが要望されている。不整
地走行における前輪駆動または前後輪を同時に駆
動する全輪駆動方式の有利性は従来から知られて
いるが、上述したように従来の二輪車は主にチエ
ンによる後輪のみの駆動方式であつたため、ハン
ドルと共にたえず変向する二輪車の前輪をチエン
伝動方式によつて駆動することは非常に困難であ
るという問題点がある。
本発明はこの問題点を解決すると共に、二輪車
の性能をさらに向上させるためになされたもの
で、クロスカントリーサイクルやマウンテンサイ
クル等のスポーツ車として適している前後輪を共
に駆動できる全輪駆動式二輪車および必要に応じ
て前後輪のいずれをも自由に選択して駆動できる
駆動輪が選択自在な二輪車を提供することを目的
とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上述の目的を達成するため本発明においては、
中心軸に内側偏心カムを固着すると共に、この内
側偏心カムの外周に外側偏心カムを回転自在に嵌
合し、内側偏心カムと一体に前記中心軸を中心と
する内歯々車を形成し、この内歯々車と同一の内
歯々車を外側偏心カムと共に回転するように内側
偏心カムと一体の内歯々車と同心に、かつ互いに
回転自在に並設し、前記中心軸に中心歯車を回転
自在に設け、この中心歯車と前記一方の内歯々車
とにそれぞれ噛合する歯車を固定軸に枢支して設
け、この歯車と同一の歯車を前記中心歯車と他方
の内歯々車とにそれぞれ噛合させると共に、中心
軸に回転自在に枢支したアームの遊端部に枢支し
て設け、このアームを回動させることにより偏心
カムを無段階に偏心制御するようにした偏心カム
を利用した可変容積型流体ポンプを二輪車の伝動
系の入力部に設け、前後輪にそれぞれ定容積型流
体モータを設け、前記流体ポンプと流体モータと
を、油路により接続し、前記油路中に切換弁を設
けて前後輪の駆動を選択できるようにする。
(作 用) 上述のように本発明においては、前後輪を共に
駆動できるようにしたから、不整地走行に適した
クロスカントリーサイクルやマウンテンサイクル
等のスポーツ車として、従来の後輪駆動式二輪車
では得られないすぐれた性能を発揮することがで
きる。
また本発明においては、必要に応じて前後輪の
いずれをも自由に選択して駆動できるようにした
から、二輪車をあらゆる状況に適した駆動方式に
することができる。
また本発明は、流体(例えば圧力油)を介して
伝動するようにしたから、従来の二輪車が必要と
していたスプロケツトおよびチエンが全く不用と
なる。
また可変容積型流体ポンプの吐出容積を無段階
に変化させることにより、無段変速が容易に実現
でき、しかも騒音および脈動も小さくすることが
できる上に、広い範囲の変速比を容易に得ること
ができる。
また本発明の流体伝動の二輪車では、車両の駆
動力の変動が直ちに伝動流体の圧力の変化として
表われるから、この圧力の変化に応じて可変容積
型流体ポンプの吐出量を制御するようにすれば、
自動変速も容易に実現できる。
(実施例) 以下、図面について本発明の実施例を説明す
る。図中1は自転車の前輪、2はフロントフオー
ク、3はハンドル、4はヘツドパイプ、5はメイ
ンパイプ、6は立パイプ、7(第3図参照)はハ
ンガパイプ、8はクランク軸、9はクランクアー
ム、10はクランクペダル、11は前輪ハブ軸、
12はバツクホーク、13は後輪、14は後輪ハ
ブ軸である。
本実施例においては、円盤状に形成した可変容
積型油圧ポンプAをクランク軸8を中心として自
転車の伝動系の入力部に取り付けると共に、定容
積型油圧モータBを前輪ハブ軸11および後輪ハ
ブ軸14を介して自転車の伝動系の出力部に取り
付け、吐出側油路および吸入側油路を内部に設け
た連結部材15によつて前記油圧ポンプAと後輪
駆動用油圧モータBを連結すると共に、ヘツドパ
イプ4内にスイーベルジヨイント(油路の回転自
在継手)80を設け、クランク軸8を中心に装置
した油圧ポンプAと前輪ハブ軸11に取り付けた
前記油圧モータBとの間を吐出側油路81と吸入
側油路82によりスイーベルジヨイント80を介
して接続する。なおこの油路81,82はそれぞ
れメインパイプ5とフロントホーク2内に設けれ
ばよい。
また前記連結部材15はチエンステーを兼ねる
ことができる。なお立パイプ6の内部はオイルタ
ンクとして利用すると都合がよい。
第2図〜第6図は、前記した可変容積型油圧ポ
ンプAおよびそれに付属する偏心カムの偏心制御
装置C、ならびにそれと共働する自動変速作動装
置Dのそれぞれ好適な一実施態様を示すものであ
る。
すなわち16は円盤状のポンプケースで、外側
の中心孔17は第3図に示すようにクランクアー
ム9のボス部9aに嵌合し、内側の中心孔18は
後述する外側偏心カムの回転を許容し得る径をも
つている。そしてこのポンプケース16内には、
中心軸であるクランク軸8に対して放射状に複数
組(本実施例では8組)のプランジヤ型吸排装置
が配置されている。すなわち19はシリンダ孔、
20はプランジヤ、21は各プランジヤ20の内
側端部に回転自在に枢支したカムフオロワ、22
はプランジヤ20を常に内側に向つて押圧するコ
イルばねである。また23はポンプケース16の
外周部にリング状に設けた吸入側油路で、この油
路23は第3図に示すようにパイプ24によつて
立パイプ6内に設けたオイルタンク25と連通さ
せてある。また26はポンプケース16の外周部
に吸入側油路23と並設した吐出側油路で、これ
らの油路23,26はそれぞれ前記各シリンダ孔
19と逆止弁27,28を介して連通してある。
27は吸入側の逆止弁で、28は吐出側の逆止弁
であり、それぞれボーール27a,28aとコイ
ルばね27b,28bとによつて構成されてい
る。また第2図に示す油路29は漏洩した油を吸
入側油路23に戻すためのものである。
また30はクランク軸8にキー31により固定
した内側偏心カムで、この内側偏心カム30はポ
ンプケース16の外部に位置する円板部32を介
して内側内歯々車33と一体に形成してある。3
4は内側偏心カム30と回転自在に嵌合した外側
偏心カムで、この外側偏心カム34はポンプケー
ス16の外面と前記円板部32との間に位置する
突片35(第4図参照)と一体に形成してあり、
この突片35と揺動および摺動自在に嵌合する切
欠溝36を有する円板部37と一体に外側内歯々
車38を形成し、この外側内歯々車38は、前記
内側内歯々車33と同一歯数および同一ピツチ径
として、内側内歯々車33に対して同心的に回転
自在に嵌合して並設する。
なお第4図の実施例では、突片35の円形端部
が切欠溝36と線接触するのみであるから、この
接触面積を大きくするには第5図に示すように、
突片35と切欠溝36との間に摺動駒39を介挿
すればよい。
また40はクランク軸8に対して回転自在に嵌
合した中心歯車で、41はこの中心歯車40と前
記一方の内歯々車38とにそれぞれ噛合する固定
歯車で、この歯車41はハンガパイプ7に突設し
たブラケツト42により回転自在に枢支されてい
る。43は中心歯車40と前記他方の内歯々車3
3とにそれぞれ噛合する揺動歯車で、クランク軸
8に回転自在に基部を嵌合したアーム44の遊端
部に回転自在に枢支されている。またこのアーム
44の基部には歯車45が形成してあり、この歯
車45と噛合する扇形歯車46が偏心操作レバー
47と一体に形成されており、その中間部が軸4
7aを介してフレームに固定されている。そして
これらの歯車装置によつて偏心カムの偏心制御装
置Cを構成している。
また偏心操作レバー47は第6図に示すよう
に、自動変速作動装置Dを構成する油圧シリンダ
48内のピストン49と結合したピストンロツド
50の先端部と連結されており、シリンダ48は
自転車フレーム51に対して揺動自在に枢支され
ている。52はシリンダ48内に挿入したピスト
ン49の戻し用コイルばねで、このばね52の反
対側の圧力室53と、前記油圧ポンプAの吐出側
油路26とを第3図に二点鎖線で示すように、フ
レキシブルホース54によつて連通させると共
に、コイルばね52側の空室55を例えばオイル
タンク25と、第3図に二点鎖線で示すようにフ
レキシブルホース56で連通して漏洩した油をオ
イルタンク25に戻すようにしてある。
また第7図および第8図は、自転車の後輪ハブ
軸14に嵌装して後輪ハブ57を駆動する定容積
型油圧モータBの一実施例を示すもので、前輪ハ
ブ軸11に対しても取り付け方法は同様である。
この定容積型油圧モータBは一対の歯車からなる
歯車式油圧モータである。この歯車式油圧モータ
は、一方の歯車58を他方の歯車59より径を大
きくすると共に、この大径の歯車58の中心部に
ギヤケース60と一体に形成した軸筒61を設
け、この軸筒61を駆動輪のハブ軸または11に
嵌合してナツト62により固定すると共に、大径
の歯車58の出力軸63を駆動輪のハブ57と一
方向クラツチ64を介して連結してある。65は
ギヤケース60とボルト66によつて結合するギ
ヤケース本体、67はギヤケース本体65に設け
た圧力側凹欠部、68はその圧力側油路、69は
排油側凹欠部、70は戻り側油路である。
また第8図に示す71は軸筒61と歯車58の
内周面に介挿したニードルローラ、72は軸筒6
1の周面に刻設した油溜り用の環状溝、73はシ
ールリング、74はボールベアリング、75は出
力軸63とギヤケース本体65の軸孔間に介挿し
たニードルローラ、76はその軸孔の内周面に刻
設した油溜り用の環状溝、77は出力軸73に嵌
装したシールリングである。
前記環状溝72,76には漏洩した油が溜るか
ら、環状溝72内の油は軸筒61内およびギヤケ
ース60内に設けた油路(図示せず)を介して前
記戻り側油路70に導くようにし、環状溝76内
の油はギヤケース本体65内に設けた油路(図示
せず)を介して戻り側油路70に導くようにす
る。
そして第1図に示すように前記した可変容積型
流体ポンプAと後輪駆動用の定容積型油圧モータ
Bとをチエンステーを兼ねる連結部材15により
連結する。この連結部材15内には第7図に示す
ように、吐出側油路78と吸入側油路79が形成
してあり、油圧ポンプAの吐出側油路26を連結
部材15の吐出側油路78を介して油圧モータB
の圧力側油路68に接続すると共に、油圧モータ
Bの戻り側油路70を連結部材15の吸入側油路
79を介して油圧ポンプAの吸入側油路23に接
続する。
第9図はヘツドパイプ4内に設けるスイーベル
ジヨイント(油路の回転自在継手)80の一例を
示すもので、83はジヨイントケースであり、こ
のジヨイントケース83は中空円筒形状で、その
内周面に2個の環状溝84,85が形成してあ
り、これら環状溝84,85は油圧ポンプAと接
続する油路81,82と連結してある。86はジ
ヨイントケース83内に回転自在に嵌合する丸棒
状の回転体で、この回転体86には2本の油路8
7,88が設けてあり、これらの油路87,88
の下部開口はそれぞれ前輪駆動用の油圧モータB
と接続する油路81,82と連結してある。そし
てこの回転体86の下端部はフロントフオーク2
と固定してあり、上端部は連結ピン89を介して
ハンドルポスト3aと結合してある。なお90は
Oリング、91は座金である。
ジヨイントケース83はヘツドパイプ4内に固
定するか、またはヘツドパイプ4と一体に形成し
てもよい。そしてジヨイントケース83と接続し
た油路81,82は、第1図に示すようにメイン
パイプ5内に設ければよく、回転体86と接続し
た油路81,82は第1図に示すようにフロント
フオーク2内に設ければよい。なお油路81,8
2はフロントフオーク2内を二分して形成するこ
ともできる。
上述のようにして第1図に示すように油圧ポン
プAの吐出側油路26をメインパイプ5内の吐出
側油路81を介してヘツドパイプ4内のスイーベ
ルジヨイント80に導き、さらにフロントフオー
ク2内の油路81を介して前輪駆動用の油圧モー
タBの圧力側油路68に接続すると共に、油圧モ
ータBの戻り側油路70をフロントフオーク2内
の油路82を介してヘツドパイプ4内のスイーベ
ルジヨイント80に導き、さらにメインパイプ5
内の吸入側油路82を介して油圧ポンプAの吸入
側油路23に接続する。
つぎに上述のように構成した本実施例の作用を
説明する。第1図に示す自転車のペダル10を踏
んでクランク軸8を回転すると、第2図および第
3図に示すように、クランク軸8とキー31を介
して固定した内側偏心カム30がクランク軸8と
一体に回転する。カム30が回転すると、これと
一体に形成した内側内歯々車33が第6図の矢印
Eの方向に回転するから、これと噛合している揺
動歯車43がアーム44が静止していれば矢印F
の方向に回転する。この歯車43が回転すれば、
これと噛合している中心歯車40が矢印Gの方向
に回転するから、この中心歯車40と噛合してい
る固定歯車41が矢印Hの方向に回転し、その結
果この固定歯車41と噛合している外側内歯々車
38が矢印Iの方向に回転する。そしてこの場合
歯車43と41の回転は全く同一であるから、結
局内側内歯々車33と外側内歯々車38は一体的
に回転する。
外側内歯々車38が回転すれば、第4図または
第5図に示す円板部37が矢印Iの方向に回転
し、その結果切欠溝36(第5図の場合は摺動駒
39を介して)と係合している突片35が同じく
矢印Iの方向に回転する。しかして突片35と外
側偏心カム34は一体に形成してあるから、結局
外側偏心カム34と内側偏心カム30とほぼ一体
的に回転する。ここでほぼ一体的と説明したの
は、第4図の仮想線で示すように突片35が約90
度回転した時、円板部37は角度θ(本実施例で
は約6゜)だけ回転おくれを生じるからである。し
かしながら180゜および360゜の回転位相では、突片
35と円板部37は完全に回転角度が一致するか
ら、内側偏心カム30と外側偏心カム34とは一
体的に回転すると考えて差し支えない。なお前記
した角度θを小さくするには、内側偏心カム30
の偏心量を必要最小限度に設定すればよい。
また偏心カム30,34の合成偏心度を変化さ
せるには、第6図に示す偏心操作レバー47を、
例えば矢印Jの方向に操作する。すると扇形歯車
46が軸47aを支点として矢印Kの方向に回動
し、これと噛合する歯車45を矢印Gの方向に回
転させ、その結果歯車45と一体のアーム44を
矢印Lの方向に回動させる。しかしてこの場合ク
ランク軸8が静止しているとすれば、内側内歯々
車33も静止しているから、アーム44が矢印L
のように回動すると、揺動歯車43が矢印Fの方
向に自転しつつ矢印Lの方向に公転する。このた
め中心歯車40が矢印Gの方向に回転し、その結
果、固定歯車41を矢印Hの方向に回転させると
共に、これと噛合する外側内歯々車38を矢印I
の方向に回転させる。この場合前述したように内
側内歯々車33は静止しているから、結局内側内
歯々車33に対して外側内歯々車38が所定の角
度回動することになる。すなわち内側偏心カム3
0に対して外側偏心カム34が回動することにな
る。
第2図および第3図は、カム30,34の合成
偏心度が最大の状態を示すものであるから、この
状態から外側偏心カム34が内側偏心カム30に
対して回動すれば、合成偏心度は次第に小さくな
る。
そして第2図に示すように、内側偏心カム30
の偏心度をl1とし、内側偏心カム30に対する外
側偏心カム34の偏心度をl2とした場合、l1=l2
に設定すれば、外側偏心カム34が内側偏心カム
30に対して、合成偏心度最大の状態から180゜回
動すれば、合成偏心度はゼロになる。
すなわちこの合成偏心カム30,34の偏心度
は、第2図および第3図に示す最大偏心状態か
ら、偏心量をゼロの状態まで任意に設定すること
ができる。
なお上述の偏心操作の説明は、クランク軸8が
静止している場合について説明したが、この偏心
操作はクランク軸8が回転中においても、前述し
た静止状態の場合と全く同様に行なわれるもので
ある。
上述したようにクランク軸8の回転によつて内
側偏心カム30と外側偏心カム34とがほぼ一体
的に回転すると、外側偏心カム34とコイルばね
22の作用によつて接触しているカムフオロワ2
1を介して各プランジヤ20が各シリンダ孔19
内を第2図の矢印M,Nのようにカムの作用によ
つて往復動する。すなわちプランジヤ20が矢印
の方向に動くときは、逆止弁27を介して吸入側
油路23より油がシリンダ孔19内に入り、プラ
ンジヤ20が矢印Nの方向に移動する時は逆止弁
28を介して圧力油が吐出側油路26に押し出さ
れる。そしてクランク軸8が1回転すれば、各プ
ランジヤ20がそれぞれ1サイクル作動するた
め、各プランジヤ20の吐出油が吐出側油路26
に流出する。
この流出した油は、吐出側油路78,81およ
び第7図に示す油圧モータBの圧力側油路68を
介して圧力側凹欠部67に入る。このため大径の
歯車58は第7図の矢印Oの方向に回転し、小径
の歯車59は矢印Pの方向に回転する。
大径の歯車58の回転は第8図の一方向クラツ
チ64を介して駆動輪ハブ57に伝えられるか
ら、これによつて第1図の場合は前後輪が共に駆
動回転して自転車を走行させることができる。
なお歯車58,59が上述のように回転すれ
ば、排油側凹欠部69を介して戻り側油路70に
油が流出し、この流出した油は吸入側油路79,
82を介して油圧ポンプA内の吸入側油路23に
戻される。
上述の作動中漏洩した油は前記した油路29お
よび環状溝72,76と、それに連通するケース
内の油路(図示せず)を介して吸入側油路にそれ
ぞれ戻されるから、油が外部に流失するおそれは
ない。
また前記したように立パイプ6内にオイルタン
ク25を設けて、このオイルタンク25と油圧ポ
ンプAの吸入側油路23とを連通させておけば、
たとえ流失油が多少あつても、オイルタンク25
内から補給されるため、この装置は長期間にわた
つて無給油で使用することができる。
また本実施例の油圧モータBは、軸封装置とし
て2個のシールリングを使用するのみであるか
ら、歯車58の回転摩擦抵抗を小さくして伝動効
率を高めることができる。
なお歯車58を大径とし、歯車59を小径とし
たのは、出力軸63と一体の歯車58は、ハブ軸
14または11に嵌装すると共に、ハブ57に動
力を伝えるためにある程度の径を必要とする上
に、油圧ポンプAのクランク軸8の1回転におけ
る吐出量には設計上限界があるため、油圧モータ
Bの1回転における排油量をあまり大きくできな
いから、片方の歯車59の径を小さくしたのであ
る。
このようにすれば、装置全体を小型化できる上
に、外観形状も向上するという利点がある。
また油圧ポンプAの吐出量と、油圧モータBの
排油量との比が、クランク軸8の回転に対する駆
動輪の回転を決定するため、この比率は各自転車
に適した比率に設定しなければならない。例えば
油圧ポンプAの最大吐出容積を1回転につき60c.c.
とし、油圧モータBの排油容積を1回転につき15
c.c.と設定すれば、前後2台の油圧モータBの排油
容積は30c.c.となるから、第1図の自転車は偏心カ
ムの最大偏心時に、クランク軸の1回転により駆
動輪を2回転させることができる。
したがつてこの自転車は前述した偏心カムの偏
心操作によつて、カムの偏心度を加減すれば、そ
れによつて油圧ポンプAの吐出量を増減し、クラ
ンク軸の回転に対する駆動輪の回転比を、前記し
た最大回転比以内においてゼロまで無段に変速す
ることが可能である。すなわち、クランク軸の回
転数:駆動輪の回転数を、例えば、1:2から理
論的には1:0までの範囲で無段階に変速するこ
とができる。
つぎに本実施例の自動変速作動装置Dの作用を
説明する。前述した偏心操作レバー47の操作は
勿論従来から行われている手動操作によつても実
施できるが、第6図に示す本実施例のように自動
変速作動装置Dを有するものでは、油圧ポンプA
の吐出側油路26の油圧がフレキシブルホース5
4を介してシリンダ48内の圧力室53に作用す
る。
自転車を走行させるにはペダルを踏んでクラン
ク軸8を回転させるが、この場合油圧ポンプAの
吐出側油路26内に発生する油圧はクランクアー
ム9による回転トルクの大小に比例して増減す
る。すなわち自転車の駆動抵抗力が大きい場合は
圧力室53に作用する油圧が高くなり、駆動抵抗
力が小さい場合は圧力室53に作用する油圧が低
くなる。
したがつて今標準(変速比の中間点)となる変
速比状態の時に第6図に示すように、ピストン4
9が作動範囲の中間点にあり、その時の圧力室5
3に作用している油圧によるピストン49の推力
とコイルばね52のばね反力とが釣合い状態にあ
るように設定すれば、標準状態より駆動力が増大
した場合は、圧力室53内の油圧が高くなるため
ピストン49およびピストンロツド50が矢印Q
の方向に移動する結果、前述したように偏心カム
30,34による合成カムの偏心度が小さくな
る。したがつて油圧ポンプAの吐出量が減少する
結果、油圧モータBを介して駆動する前輪1およ
び後輪13のクランク軸8に対する回転倍率が自
動的に低下する。すなわちクランクペダル10が
重くなれば自動的に低倍率の変速比になるわけで
ある。
また逆に前記した標準状態より駆動力が減少し
た場合、すなわちペダルが軽くなれば、シリンダ
48内の圧力室53の油圧が低くなるため、ピス
トン49およびピストンロツド50が第6図の矢
印Rの方向へ移動する結果、偏心カム30,34
による合成カムの偏心度が大きくなると共に、油
圧ポンプAの吐出量が増大する。このため油圧モ
ータBを介して駆動する前輪1および後輪13の
クランク軸8に対する回転倍率が自動的に高くな
る。すなわち、クランクペダル10が軽くなれば
自動的に高倍率の変速比になる。
したがつて本発明によれば、自転車を容易に無
段変速で、しかも自動変速を可能にすることがで
きるのである。
また第10図は本発明の他の実施例を示すもの
で、図中前記符号と同一の符号は同等のものを示
す。これは油圧モータBを前輪1と後輪13にそ
れぞれ装着すると共に、クランク軸8を中心に油
圧ポンプAを装着し、この油圧ポンプAに三方切
換弁92を添設し、後輪側の油圧モータBは前述
した連結部材15と三方切換弁92を介して油圧
ポンプAと接続し、前輪側の油圧モータBは、ヘ
ツドパイプ4内に設けたスイーベルジヨイント8
0と三方切換弁92を介して油路81,82によ
り油圧ポンプAと接続したものである。
第11図a,b,cは三方切換弁92の各切換
状態を示す説明図で、aのようにした場合は前後
輪の同時駆動が可能であり、bのようにした場合
は後輪のみの駆動ができ、cのようにした場合は
前輪のみの駆動が可能となる。
したがつてこのようにした場合は、自転車のあ
らゆる状況に適合する駆動方式を1個の弁の切換
操作によつて容易に得られるため、多目的用自転
車として非常に便利である。
また第12図は本発明を小型エンジン付の自転
車とした実施例を示すもので、93は小型エンジ
ン、94はその出力軸に設けた駆動プーリ、95
はクランク軸8に設けた従動プーリ、96はこれ
らプーリ94,95間に掛け渡したVベルトであ
る。
このように本発明は動力駆動用二輪車としても
応用することができ、この場合も前記した自動無
段変速が可能であるから、本発明の利用範囲はき
わめて広いと言うことができる。
(発明の効果) 上述のように本発明においては、前後輪を共に
駆動できるようにしたから、不整地走行に適した
クロスカントリーサイクルやマウンテンサイクル
等のスポーツ車として、従来の後輪駆動式二輪車
では得られないすぐれた性能を発揮することがで
きるという効果が得られる。
また本発明においては、必要に応じて前後輪の
いずれをも自由に選択して駆動できるようにした
から、二輪車をあらゆる状況に適した駆動方式に
することができるため、オールラウンドの二輪車
として利用範囲が広くなる利点がある。
また本発明は、流体(例えば圧力油)を介して
伝動するようにしたから、従来の二輪車で必要と
していたスプロケツトおよびチエンが全く不用と
なる。
また可変容積型流体ポンプの吐出容積を無段階
に変化されることにより、無段変速が容易に実現
でき、しかも騒音および脈動も小さくすることが
できる上に、広い範囲の変速比を容易に得ること
ができる。
さらに本発明の流体伝動の二輪車では、車両の
駆動力の変動が直ちに伝動流体の圧力の変化とし
て表われるから、この圧力の変化に応じて可変容
積型流体ポンプの吐出量を制御するようにすれ
ば、自動変速も容易に実現できる等、多くの優れ
た効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す自転車の側面
図、第2図はその可変容積型油圧ポンプの一実施
例を示す縦断正面図、第3図はその縦断側面図、
第4図は第3図の−線による断面図、第5図
は第4図の変形例図、第6図は第3図の−線
による一部断面で示す背面図、第7図は定容積型
油圧モータの一実施例を示す縦断正面図、第8図
は第7図の−線による断面図、第9図はスイ
ーベルジヨイントの一例を示す断面図、第10図
は本発明の他の実施例を示す自転車の側面図、第
11図a,b,cは第10図の三方切換弁の作動
説明図、第12図は本発明の他の実施例を示す小
型エンジン併用型自転車の側面図である。 1……前輪、2……フロントフオーク、3……
ハンドル、4……ヘツドパイプ、5……メインパ
イプ、6……立パイプ、7……ハンガパイプ、8
……クランク軸、9……クランクアーム、10…
…ペダル、11……前輪ハブ軸、13……後輪、
14……後輪ハブ軸、15……連結部材、78,
79……油路、80……スイーベルジヨイント、
81,82……油路、92……三方切換弁、A…
…可変容積型油圧ポンプ(可変容積型流体ポン
プ)、B……定容積型油圧モータ(定容積型流体
モータ)、C……偏心制御装置、D……自動変速
作動装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 中心軸に内側偏心カムを固着すると共に、こ
    の内側偏心カムの外周に外側偏心カムを回転自在
    に嵌合し、内側偏心カムと一体に前記中心軸を中
    心とする内歯々車を形成し、この内歯々車と同一
    の内歯々車を外側偏心カムと共に回転するように
    内側偏心カムと一体の内歯々車と同心に、かつ互
    いに回転自在に並設し、前記中心軸に中心歯車を
    回転自在に設け、この中心歯車と前記一方の内
    歯々車とにそれぞれ噛合する歯車を固定軸に枢支
    して設け、この歯車と同一の歯車を前記中心歯車
    と他方の内歯々車とにそれぞれ噛合させると共
    に、中心軸に回転自在に枢支したアームの遊端部
    に枢支して設け、このアームを回動させることに
    より偏心カムを無段階に偏心制御するようにした
    偏心カムを利用した可変容積型流体ポンプを二輪
    車の伝動系の入力部に設け、前後輪にそれぞれ定
    容積型流体モータを設け、前記流体ポンプと流体
    モータとを、油路により接続し、前記油路中に切
    換弁を設けて前後輪の駆動を選択できるようにし
    たことを特徴とする前後輪駆動式二輪車。
JP60106845A 1985-05-21 1985-05-21 前後輪駆動式二輪車 Granted JPS61268586A (ja)

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