JPH037589A - 合成ホスファチジルコリンの酵素分解方法 - Google Patents

合成ホスファチジルコリンの酵素分解方法

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JPH037589A
JPH037589A JP14209089A JP14209089A JPH037589A JP H037589 A JPH037589 A JP H037589A JP 14209089 A JP14209089 A JP 14209089A JP 14209089 A JP14209089 A JP 14209089A JP H037589 A JPH037589 A JP H037589A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、合成ホスファチジルコリンを酵素分解する方
法、詳しくは合成ホスファチジルコリンの脱アシル化に
より、1−アシル−リゾホスファチジルコリンを得る方
法に関する。
(従来の技術) ホスホリパーゼAtは、系統名でホスファタイド2−ア
シルバイトラーゼとも呼ばれ、リン脂質の5n−2位に
エステル結合している脂肪酸を位置特異的に加水分解す
る酵素である。
この酵素はホスファチジルコリンに比ベホスファチジル
エタノールアミンを加水分解し易く、その際pH8〜1
0に緩衝液で調整し、その緩衝液4度を50mMから2
00mMの範囲にすると、この濃度によって最適p)I
が変化する(M、 Waite & P、 5isso
n。
10、2377、1971) 、生体を起源とする種々
のホスホリパーゼA2が知られているが、この酵素によ
る分解は、いずれも、最適p)I範囲とカルシウムイオ
ンを要求する条件で、水溶液とリン脂質溶液との乳化に
よる界面反応で起きる。事実、従来、次の様な酵素分解
方法が知られている。
■ エイチ・オクヤマら、Biochemistry、
 IL 4392 (1972) ■ ド・ハラス・ジー・エイチら、Biochemi、
 Biophys、 Acta、 195.105 (
196B)■ エム・カテ、脂質研究法・生化学実験法
5、p255、東京化学同人社、1975、東京■ 特
開昭63−44893号、「リン脂質の酵素分解法」 ■ 特開昭63−302929号、「乳化剤組成物の製
造法」 しかるに、これら従来の酵素分解方法では次の様な問題
が生じる。■の方法は、処理量が1■と少量であり工業
的に利用できない。さらに、pHjN整用、のトリス/
塩酸緩衝液とカルシウム供給用の塩化カルシウム溶液を
使用する乳化系反応であり、反応生成物の精製が難しい
。また、この方法は反応収率が精々85%程度で限界が
ある。■の方法は、処理量が1■と少量である。さらに
緩衝液でpH8に調整し、塩化カルシウム濃度を6mM
に調整する必要がある。そのため、この方法も乳化系反
応であり、反応生成物の精製が難しい。■の方法は、処
理量が5■と少量であり、工業的に利用できない。さら
に、pH11整用のホウ酸緩衝液とカルシウム供給用の
酢酸カルシウム溶液を使用する乳化系反応であり、反応
生成物の精製が難しい。また、この方法は反応収率が低
く、未反応リン脂質から遊離脂肪酸とりプリン脂質を分
離しなければならない。■の方法は、リン脂質またはリ
ン脂質と油脂の混合物に0.1〜1.0重量部の水を加
えた乳化系反応であり、脱水が難しい。しかも、この水
にはpH11整用の緩衝液とカルシウム供給用の塩化カ
ルシウムを添加する必要がある。■の方法は、リン脂質
と油脂の混合物に分解酵素としてホスホリパーゼA2と
リパーゼを使用し、反応時にpH調整用の水酸化ナトリ
ウム溶液とカルシウム供給用の塩化カルシウム溶液を使
用する乳化系反応であり、反応収率が低く反応生成物の
精製が難しい。
(発明が解決しようとする課題) 本発明では、工業的に大量生産が可能な合成ホスファチ
ジルコリンの酵素分解による1−アシル−リゾホスファ
チジルコリンの合成法を検討した。
工業的な生産方法に拡大するには、従来法では次のよう
な三つの問題点がある。第−点は、リン脂質を溶解した
有機溶媒と水溶液との界面反応であり、単位容積光たり
の反応面積を保持するため、反応中は激しい撹拌を続け
る必要があり、それでも反応収率は80〜90%程度で
、収率に限界があることである。第二点は、反応生成物
のリゾリン脂質が強い親水性界面活性を示すため、反応
液からの脱水に際し、リゾリン脂質が水中にミセルとし
て可溶化し、リゾリン脂質の収量が低下することである
。第三点はリン脂質が含水系で発泡性を示すため、反応
液からの減圧脱水に際し、著しい発泡現象が生じて脱水
が面倒である。
また、従来法は水溶液としてpH調整用の緩衝液やカル
シウム供給用の塩類溶液を使用するため、次のような二
つの′問題点がある。第−点は上記の水溶液に用いる無
機物質が反応生成物に混入することである。反応規模を
拡大すると、この混入物の処理工程が必要となるが、現
在、リン脂質中に混入する無機物質の効率良い除去方法
は確立されていない。第二点は、カルシウム塩溶液を用
いた大量の分解反応では、水に可溶でクロロホルム/メ
タノール系溶媒に不溶な物質が、反応生成物中にしばし
ば出現することである。この物質はリゾリン脂質と水に
対する挙動が類似しているため、反応生成物中から除去
することが難しい。
即ち、本発明の目的は、上記課題を解決し、合成ホスフ
ァチジルコリンから、1−アシル−リゾホスファチジル
コリンを、酵素分解方法を用いて収率よく製造し、しか
も反応生成物の精製が容易な工業的製法を提供すること
である。
(課題を解決するための手段) 本発明の酵素分解方法は、合成ホスファチジルコリンを
ホスホリパーゼA2酵素を用いて加水分解する際に、ア
ルミナ処理したエーテル、炭化水素、エステルの群から
選ばれる有機溶媒に0.01〜1容量%の水を加えた反
応液中で反応させ1−アシル−リゾホスファチジルコリ
ンを得ることを特徴とする。
本発明に−おいて用いる合成ホスファチジルコリンは、
例えばグリセロホスホコリン1モルに対して脂肪酸の無
水物または脂肪酸の酸ハロゲン化物3.5〜6モルを、
エステル化触媒の存在下に非プロトン性高極性溶媒中で
反応させることによって得られる。この反応において、
エステル化触媒はピリジン誘導体または第三アミンから
選ばれ、具体的にはジメチルアミノピリジンやトリイソ
プロピルアミン等が挙げられる。非プロトン性高極性溶
媒としては、例えばジメチルスルホキシド、ヘキサメト
キシホスホロアミドが挙げられる。また脂肪酸誘導体の
アルキル基に関し、単一種の脂肪酸を原料に使用すると
、単酸基ホスファチジルコリンが得られ、複数種以上の
脂肪酸を原料に使用すると混酸基ホスファチジルコリン
が得られる。
この合成ホスファチジルコリンの脂肪酸種が、後述する
1−アシル−リゾホスファチジルコリンの脂肪酸種を決
定する。
本発明に用いられるホスホリパーゼA2は、ヘビ毒由来
、ハチ毒由来、細菌由来及び牛や豚の膵臓由来の公知の
ものが何れも使用出来る。この中でもホスホリパーゼA
2活性の力価、酵素の価格および除去の筒便さから、豚
膵臓由来のものが好ましい。
本発明における加水分解は、例えば合成ホスファチジル
コリン1部を後述する有機溶媒10〜500部に溶解し
、これにホスホリパーゼA2を加えて行われる。酵素量
はホスホリパーゼA2の種類、酵素純度および力価によ
って変化するが、通常は合成ホスファチジルコリン1g
に対し2〜100■程度でよい。反応温度は、10℃か
ら使用する有機溶媒の沸点の範囲で任意に選択できるが
、反応効率を考えると、室温から50℃までの温度が望
ましい。また、この方法は酵素の熱安定性が良く、例え
ば豚膵臓起源のホスホリパーゼA2は70℃でも活性を
示す。反応時間は酵素量や反応温度によって異なるが、
通常1〜10時間程度である。また、従来の大量の水を
使用する界面反応においては、撹拌速度が反応進行率に
大きな影響を与えたが、本発明では通常60〜150r
pmの低速撹拌で充分に反応が進行する。また従来のホ
スホリパーゼA2の反応では、反応進行にカルシウム塩
溶液やpH調整用の緩衝液の添加が必要であったが、本
発明では、これらの溶液を必要としないため反応終了後
の精製も容易である。
本発明における酵素反応は加水分解反応であるため、加
水分解に必要な最少量の水の添加が望ましい。水は有機
溶媒中に0.01〜1容量%になるように添加する。こ
の範囲の水量では、反応終了後の溶媒による再沈、乾燥
濃縮、濾過剤処理等の精製手段により容易に脱水され、
特別な脱水工程を必要としない。水の添加が0.01容
量%未満では充分に加水分解が行われず、1容量%を超
えると、水除去に伴う反応液の発泡現象、反応生成物の
損失等を生じ、また、余分な脱水工程が必要になり、コ
ストと時間がかかってしまう。
本発明に用いられる有機溶媒は、反応の進行速度を上げ
るためにアルミナ処理してから使用する。
このアルミナには活性度■に調整したカラムクロマトグ
ラフィー用の中性アルミナが好ましい。アルミナ処理は
、有機溶媒を反応直前に、常温でアルミナを充填したガ
ラスカラムに通すだけで良い。
溶媒の種類や酵素添加量によって異なるが、アルミナ処
理溶媒での反応は、溶媒中に不溶性のりゾホスファチジ
ルコリンの出現時間が早くなることが観察される。例え
ば、ジオキサンを反応溶媒とした反応例では、処理溶媒
中に反応開始10分後にリゾホスファチジルコリンによ
る濁りが生じたが、未処理溶媒中では30分〜2時間経
過後に濁りが生じていた。有機溶媒のアルミナ処理で、
水分や硫黄、またホスホリパーゼA2の活性を抑制する
因子が除去される。
本発明に用いられる有機溶媒は、エーテル、炭化水素、
エステルの群から選ばれる。具体例としては、エーテル
としてジエチルエーテル、イソプロピルエーテル ン等、炭化水素としてn−ヘキサン、n−へブタン、石
油エーテル、シクロヘキサン等、エステルとして酢酸メ
チル、酢酸エチル等が挙げられる。
これら有機溶媒は非イオン性無極性溶媒であり、酵素は
これら溶媒との接触により活性が低下しない。また基質
であるホスファチジルコリンを溶解することが出来、酵
素が溶解している水層と攪拌により微小界面を形成し反
応を進行させることが出来る。この溶媒中で反応物のり
ヅホスファチジルコリンは微少の水層に移行し、恰もこ
の水は相間移動触媒の役割を果たすことが出来る。これ
ら以外の有機溶媒では、例えば、ハロゲン化炭化水素や
アプロチックな非イオン性極性溶媒では酵素の活性が発
揮出来ない。ジクロルエタン、クロロホルム等のハロゲ
ン化炭化水素中では酵素が失活する。メタノール、エタ
ノール等は酵素の阻害剤であり、アセトン、アセトニト
リル、ジメチルスルホオキサイド、ジメチルホルムアミ
ド等の非イオン性極性溶媒は蛋白質である酵素を一部溶
解し、酵素の構造を変化させ活性を失わせる恐れがある
反応終了後は、エーテル洗浄とアセトンによる再沈、乾
燥濃縮、濾過助剤による脱酵素等の公知の精製手段によ
り容易に目的物が単離出来る。−船釣には理論収率は8
5%以上、特に反応溶媒と酵素量の選択により理論収率
は90%と極めて良好である。
(作用) 従来のホスホリパーゼA2を使用する界面反応では、ホ
スホリパーゼA!の窒素末端の疎水性部分が基質の界面
と結合して加水分解が進行する。
一方、本発明においては、基質とホスホリパーゼAtの
疎水性部分が有機溶媒に溶解し均−系に近い反応で進行
し、その際、ホスホリパーゼA2の活性は有機溶媒中で
も保持される。また、微量に加えられた水は有機溶媒中
に分散される。
(発明の効果) 本発明によれば、下記のような効果が得られる。
(1)  温和な反応条件で高収率並びに高純度で目的
化合物が製造できる。
(2)  反応液中に無機物を添加しないため、反応生
成物の精製が容易である。
(3)  水添加量が微量なため、水除去に伴う反応液
の発泡現象、反応生成物の損失、エネルギーの大量消費
が防止出来る。
(4)  有機溶媒中の均−系に近い反応のため、溶媒
の種類によって反応の進行に伴い生成物が容器の底部に
堆積し、反応状況が肉眼で観察出来る。
以上の効果により、本発明方法は1−アシル−リゾホス
ファチジルコリンの工業的製造法として極めて好適であ
る。
(実施例) 以下、実施例に基づき本発明を具体的に説明する。尚、
各例中、%は重量基準である。
参考例 反応溶媒のアルミナ処理 シグマ社製のカラムクロマトグラフィー用アルミナ(活
性度I、タイプW N −3: Neutral)50
0gを110℃の恒温槽で2時間乾燥し、水分2%以下
とした。このアルミナ140gを内径4cmのガラスカ
ラムに充填した。充填容積は125cm’であった。反
応に用いる有機溶媒は、反応直前に常温で上記アルミナ
カラムを59d/minの流速で通した。
実施例1 ナス型フラスコ中に、化学合成したジパルミトイルホス
ファチジルコリン1g1エチルエーテル15〇−及び豚
膵臓起源のホスホリパーゼA z (Nov。
Industri A/S製、 Lecitase l
0L)の1.5mff1 (ホスホリパーゼAg75m
g)を添加し、撹拌子で緩やかに撹拌しながら蒸留水を
数滴加えた。室温で10時間おいた。経時後、エチルエ
ーテルをデカンテーションで除去し、新しいエチルエー
テル140dを加えて撹拌し、再度、デカンテーション
でエチルエーテルを除去し、さらに冷アセトンIOMで
2回撹拌とデカンテーションを繰り返し、粗生成物を乾
燥濃縮した。この濃縮物をクロロホルム・メタノール同
量混液100−に溶解し、この溶液中に濾過助剤(ダイ
カライド・オリエント社製、商品名ダイカライド・パー
ライト)Igを添加し、撹拌後、濾過して、その母液を
蒸留乾燥して0.66g【収率95%)の白色粉末を得
た。
白色粉末の分析値は下記の通りであった。
■ TLC メルク社製T L C(Plates 5ilica 
Get 60) 20X2Qaa、厚さ0.25鶴、展
開液:クロロホルム/メタノール/水 65/25/4
 (v/v/v) Rf(!0.11、発色剤:2’+
7’−ジクロロフルオレラセン試薬 橙色、ディトマー
レスター試薬 青色■ TLC−FID(イヤトロスキ
ャン法)展開液:TLCと同様 1−バルミトイル−リゾホスファチジルコリン(以下、
LPGと略記)96% 不明                  4%■ F
AB−MS (Pos、)、 T E A CM + H)” : 
496〔バルミトイルL P G + H)” : 4
96(Neg、)、TEA CM−H) : 255(
Cls H31COO−)即ちパルミチン酸−二255
実施例2 ナス型フラスコ中に、化学合成したジオレイルホスファ
チジルコリン1g1エチルエーテル400−およびヘビ
毒起源のホスホリパーゼA!(シグマ社製、Crota
lus adamanteus)20mgを添加し、撹
拌子で緩やかに撹拌しながら蒸留水を数滴加え、キャッ
プで密栓し37℃で2時間反応させた。後の処理は実施
例1に従い、0.62g (収率94%)の黄色油状物
を得た。
黄色油状物の分析値は下記の通りであった。
■ TLC 実施例1と同様の結果であった。
■ TLC−FID (、イヤトロスキャン法)展開液
:TLCと同様 L P 0                  97
%不明              3%■ FAB−
MS (Pos、)、 T E A (M + H)” : 
522(オレオイルLPG+H)ゝ:522 (Neg、)、 T E A (M −H) : 28
1(C+yH32COO−)即ちオレイン酸−;281
実施例3 実施例1の反応溶媒をn−ヘキサン100mf、豚膵臓
起源のホスホリパーゼA2を2. Q mlに変更し、
以下同様に操作し0.68g(収率98%)の白色粉末
を得た。
白色粉末の分析値は下記の通りであった。
■ TLC 実施例1と同じ条件 Rf値:0.13に強< 、0.53に弱い発色が認め
られた。
■ TLC−FID (イヤトロスキャン法)展開液:
TLCと同様 L P G             93%ホスファ
チジルコリン     5% 不明             2% ■ FAB−MS (Pos、)、 T E A CM + H)” : 
496(強)と733(弱)〔バルミトイルホスファチ
ジルコリン+H)” : 733以上の結果から、収率
の高い理由は未分解の微量のホスファチジルコリンが反
応生成物に存在するためと思われる。
実施例4 実施例1のジパルミトイルホスファチジルコリンをシリ
ルイルホスファチジルコリン、反応溶媒をジオキサン2
00m1に変更して、キャップで密栓し50℃で5時間
反応させた。後の処理は実施例1に従い0.71g (
理論収率以上)の濃黄色油状物を得た。
濃黄色油状物の分析値は下記の通りであった。
■ TLC 実施例1と同じ条件 Rf値:0.13に強< 、0.55に弱い発色が認め
られた。
■ TLC−FID(イヤトロスキャン法)展開液:T
LCと同様 LPG             90%ホスファチジ
ルコリン     7% 不明              3%■ FAB−M
S (Pos、)、 T E A (M + H)” : 
519(強)と783(弱)(リルイルホスファチジル
コリン+H〕”ニア83以上の結果から、収率が理論量
を越えた理由は未分解の少量のホスファチジルコリンが
反応生成物に存在するためと思われる。
実施例5 実施例1の反応溶媒を酢酸エチル50−に変更し、以下
同様に操作し、0.74g(理論収量以上)の白色粉末
を得た。
白色粉末の分析値は下記の通りである。
■ TLC 実施例1と同じ条件 Rf値:O,XOに強< 、0.52に弱い発色が認め
られた。
■ TLC−F■D (イヤトロスキャン法)展開液:
TLCと同様 L P G             86%ホスファ
チジルコリン     11%不明         
     3%■ FAB−MS (Pos、)、TEA (M+H) ”  :496(
強)と733(弱)〔バルミトイルホスファチジルコリ
ン 以上の結果から、収率が理論量を越えた理由は未分解の
少量のホスファチジルコリンが反応生成物に存在するた
めと思われる。
比較例1 ナスフラスコ中に、化学合成したジパルミトイルホスフ
ァチジルコリン1g1エチルエーテル/エタノール溶液
(9515 v/v) 150a+ffi、ハブ毒(日
本蛇族学術研究所製)20■を溶解した0.05M酢酸
ナトリウム緩衝液(pH5.4)10mf、10mMの
塩化カルシウム水溶液30−を添加し、撹拌子で激しく
撹拌しながら、37℃で2時間反応させた。減圧下に溶
媒を留去し、さらに連続的に脱水を試みたが、反応液に
発泡現象が認められた。そのためベンゼン10−を加え
ての減圧蒸留を3回繰り返して脱水した。この蒸留残香
を冷アセトン1001dlで2回撹拌とデカンテーショ
ンを行い、粗生成物760rrgを得た。この粗生成物
をクロロホルム/メタノール同量混液10Mに溶解した
が、この溶媒に不溶な物質が出現した。この物質は脱水
前の反応溶媒には認められなかった。この粗生成物の溶
液をカラムクロマト用シリカゲル(フナコシ薬品製、商
品名フナゲル)が充填されたガラスカラム(3X30a
a、充填量90g)に注入した。溶離溶媒はクロロホル
ムとメタノールを4対1に混合し、3m17m+nで通
液し、TLCで脂肪酸とホスファチジルコリンの流出を
確認後、メタノール比率を高めて、最終的には1対1で
LPGを溶出した。LPGの収量は541■で理論収量
は80%であった。
以上のように従来法では厳しい反応条件が要求され、さ
らに反応生成物の脱水や精製に特別な工程が必要である
比較例2 実施例4の反応条件のうち、ジオキサンのみをアルミナ
未処理ジオキサンに変えた。反応開始40分後、反応溶
媒中に反応生成物による濁りが生じ始めた。処理溶媒で
は反応開始10分後に濁りが生じていた。
以上の様にアルミナ未処理の反応溶媒では実施例4に比
較して反応の進行速度が遅い。
以上の結果より、合成ホスファチジルコリンは微量水分
を含むアルミナ処理の有機溶媒中でホスホリパーゼA2
により効率良く加水分解され、1−アシル−リゾホスフ
ァチジルコリンに変換され、その反応生成物の精製も容
易であることが判明した。特に反応溶媒や酵素の選択条
件によって90%以上の理論収量で、純度90%以上の
1−アシルリゾホスファチジルコリンが製造出来る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 合成ホスファチジルコリンをホスホリパーゼA_2酵素
    を用いて加水分解する際に、アルミナ処理したエーテル
    、炭化水素、エステルの群から選ばれる有機溶媒に0.
    01〜1容量%の水を加えた反応液中で反応させ1−ア
    シル−リゾホスファチジルコリンを得ることを特徴とす
    る合成ホスファチジルコリンの酵素分解方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997028270A1 (en) * 1996-02-02 1997-08-07 Biomolecular Products, Inc. Methods for making lysophosphatidylcholine
US5891466A (en) * 1990-08-13 1999-04-06 Yesair; David W. Mixed Liped-Bicarbonate colloidal particles for delivering drugs or calories
EP1434593A4 (en) * 2001-10-11 2010-05-12 Biomolecular Products Inc MODIFICATIONS OF SOLID 3-sn-PHOSPHOGLYCERIDES

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