JPH0378433B2 - - Google Patents
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- JPH0378433B2 JPH0378433B2 JP1321561A JP32156189A JPH0378433B2 JP H0378433 B2 JPH0378433 B2 JP H0378433B2 JP 1321561 A JP1321561 A JP 1321561A JP 32156189 A JP32156189 A JP 32156189A JP H0378433 B2 JPH0378433 B2 JP H0378433B2
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- ink
- water
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- surfactant
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Description
(a) 発明の目的
(産業上の利用分野)
本発明は、比較的に高い含水量(したがつて速
乾性)にしても、比較的に粘度の低い孔版印刷用
油中水滴型インク組成物、特に自然浸透式(無加
圧式)単胴型孔版用輪転印刷機を使用して印刷す
るのに適する油中水滴型インク組成物に関するも
のである。なお、本明細書においては「油中水滴
型エマルジヨンインク」を、「油中水滴型インク」
と略称し、さらに、以下において「油中水滴型」
を「W/O型」と記載することがある。 (従来の技術) 従来、W/O型の速乾性の孔版用インクには
種々のものが提案されていた。たとえば、特公昭
54−23601号公報に記載されたW/O型インクは、
印刷機の版原紙やスクリーンに付着したインク層
をローラーのようなもので版胴の内部から押圧力
を加えて印刷紙面に転写させていることからもわ
かるように、著しく高い粘度のインクと推測され
る。また、このインクが高粘度のものと考えられ
る理由は、界面活性剤としてソルビタンの普通の
脂肪酸エステル(たとえばソルビタン・オレエー
ト)が使用されていること、及び高い含水量のイ
ンク(実施例では含水量が70%)であることから
しても、そのように推測せざるをえない。ちなみ
に、この種のW/O型インクにおいて水分濃度を
高くすれば速乾性にすることができるが、その際
に用いる界面活性剤がソルビタン・オレエートの
ような水酸基を含まない普通の脂肪酸(以下にお
いてこれを「普通脂肪酸」ということがある)エ
ステル系のノニオン界面活性剤であれば、そのイ
ンク粘度が著しく高いものとなる。 また、特公昭52−7370号公報にも、W/O型イ
ンクが記載されているが、このインクも界面活性
剤としてソルビタンの普通の脂肪酸エステルを使
用しているから、同実施例に記載された水分含有
量30重量%程度においては低粘度であつても、た
とえば水分含有量を50〜60重量%程度にすると著
しく流動性の少ない高粘度のインクになると推測
される。 さらに、上記の各特許公報に記載されたインク
は、界面活性剤としてソルビタンの普通の脂肪酸
エステルを使用したものであるので、許容抱水力
が小さく、高含水量のインクにすると乳化安定性
が悪くなり、比較的に短期間の保存中に凝集を起
して、油性成分を分離する欠点がある。 一方、前記の自然浸透式(無加圧式)孔版用単
胴型輪転印刷機を用いる印刷方法は、インクに押
圧力を全く加えないで印刷する方法である。すな
わち、この印刷方法は、版胴内に注入されたイン
クが版胴の回転の際の遠心力によつて版胴表面の
スクリーン層や版原紙を浸透、透過して、紙に転
写され、印刷される仕組みになつている。したが
つて、この方法の印刷に用いるインクは流動性で
浸透性のよい低い粘度のものでないと良好に印刷
することができない。流動性の少ない高粘度のイ
ンクを用いると、インクが版原紙やスクリーンを
通過することができず、印刷が困難になるし、仮
りに印刷できたとしても、印刷がかすれたり、色
の濃淡が著しかつたり、或いは解像度の悪い不鮮
明な印刷が得られる。 他方、W/O型インクは、前述のように、水分
含有量を高くすると速乾性になり、印刷速度を高
めることができ、かつ鮮明な印刷が得られるが、
水含有量を高くするとインクの粘度も高くなり
(流動性が悪くなり)、上記の自然浸透式孔版用単
胴型輪転印刷機を用いて印刷できなくなるし、イ
ンクの保存安定性も著しく悪くなる。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は、高含水量にしても、長期間乳化が安
定であり、速乾性で粘度が比較的に低く、流動性
に富み、孔版原紙やスクリーンを浸透しやすい、
したがつて自然浸透式孔版用単胴型輪転印刷機を
用いる高速印刷にも適用できるようにすることの
できるW/O型印刷インク組成物を提供しようと
するものである。 (b) 発明の構成 本発明者等は、前記の問題点を解決するために
種々研究を重ねた結果、オキシ脂肪酸から誘導さ
れる特定の界面活性剤を用いてW/O型インクを
調製すれば、著しく抱水性に富むインクが得ら
れ、そのインクは高含水量の、したがつて速乾性
のインクにしても、比較的に粘度が低く、流動性
に富み、孔版原紙やスクリーンを浸透しやすい、
長期間乳化が安定なインクが得られ、前記の目的
を達成できることを見出し、本発明に到達したの
である。 第一の本発明の孔版印刷用油中水滴型インク組
成物は、樹脂成分を含有しうる油性成分、着色
料、界面活性剤及び水を含有してなる油中水滴型
インクにおいて、該界面活性剤としてポリグリセ
リン、糖類及び糖アルコール類より選ばれた多価
アルコールのオキシ脂肪酸エステルの少なくとも
1種を用いてなることを特徴とするインクであ
る。 また、第二の本発明の孔版印刷用油中水滴型イ
ンク組成物は、樹脂成分を含有しうる油性成分、
着色料、界面活性剤及び水を含有する油中水滴型
インクにおいて、該界面活性剤としてポリグリセ
リン、糖類及び糖アルコール類より選ばれた多価
アルコールのオキシ脂肪酸エステルの少なくとも
1種を用い、かつ多価アルコールを配合してなる
ことを特徴とするインクである。 本発明のインク組成物における油性成分として
は、種々の植物油、鉱物油、炭化水素系合成油、
及びこれらの適宜の混合物等を使用することがで
きる。また、その油性成分には、必要に応じて樹
脂成分を適宜に溶解せしめる等の方法で併用する
ことができる。油性成分の割合は、インク組成物
に対して樹脂成分の量を含めた量で10〜40重量
%、好ましくは15〜35重量%である。 その油性成分用の植物油としては、たとえばひ
まし油、脱水ひまし油、あまに油、トール油、と
うもろこし油、大豆油及び棉実油等の、一般に印
刷インキ用の油性成分として使用される植物油を
使用することができる。 また、油性成分用の鉱物油としては、たとえば
沸点が200〜350℃の石油系溶剤、スピンドル油、
流動パラフイン、モーター油、ギヤー油、マシン
油及び潤滑油等の各種の石油系油があげられる。 また、油性成分用の炭化水素系合成油として
は、たとえばエチレン、プロピレン及びブテン等
の不飽和炭化水素の重合又は共重合によつて得ら
れる合成油であつて、平均分子量が2000以下、引
火点が90〜300℃(沸点200℃以下)のものがあげ
られる。 さらに、油性成分に溶解せしめるなどの方法で
油性成分と併用できる樹脂成分としては、たとえ
ばアルキツド樹脂(例、無水フタル酸とあまに油
の反応生成物、イソフタル酸と大豆油の反応生成
物、ロジン変性アルキツド樹脂など)、重合ひま
し油、ロジン、重合ロジン、水素化ロジン、ロジ
ンエステル、水素化ロジンエステル、テルペン樹
脂、石油樹脂、ロジン変性フエノール樹脂等があ
げられる。 そのロジンエステルや水素化ロジンエステルと
しては、メチルエステル、エチルエステル、エチ
レングリコールエステル、グリセリンエステル、
ペンタエリスリトールエステル、グリセリンエス
テルのマレイン化物、及びペンタエリスリトール
エステルのマレイン化物などがあげられる。ま
た、そのテルペン樹脂としては、たとえばα−ピ
ネン重合物、β−ピネン重合物、これらの重合物
のマレイン化物などがあげられる。 また、その石油樹脂としては、たとえばモノオ
レフインやジオレフイン等の不飽和炭化水素の重
合によつて得られる樹脂、及びその樹脂の変性物
(たとえばジクロペンタジエンマレイン化物のよ
うなカルボキシル基を含む樹脂、かかるカルボキ
シル基を含む樹脂のエステル化物等)があげられ
る。 なお、これらのロジン、ロジンエステル、ポリ
テルペン、ロジン変性フエノール樹脂及び石油樹
脂等は、通常、殆んど固体であるので、液状の油
性成分と混合し、適当な手段で油性成分に溶解さ
せて常温で液状化させて使用するようにする。 本発明のインク組成物における着色料として
は、通常の印刷インク用の着色料はすべて使用で
きる。たとえば、カーボンブラツク、酸化チタ
ン、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、シアニンブ
ルー、シアニングリーン、レーキレツド等の無機
及び有機の顔料があげられる。着色料の使用割合
は、インク組成物に対して、通常、1〜10重量
%、好ましくは1.5〜7重量%である。 本発明のインク組成物において用いられる界面
活性剤は、ポリグリセリン、糖類及び糖アルコー
ル類より選ばれた多価アルコールのオキシ脂肪酸
エステルの少なくとも1種という特定のノニオン
界面活性剤であり、この点が本発明の最大の特徴
点である。かかる特定のノニオン界面活性剤を用
いれば、抱水力の著しく高いインク組成物とする
ことができ、そのインク組成物は、速乾性にする
ために高含水量のインクにしても比較的に粘度の
低いインクとなり、保存安定性にも優れたインク
となる。本発明においては、かかる特定のノニオ
ン界面活性剤に、場合によつては他のノニオン系
界面活性剤の併用が可能である。本発明における
これらのノニオン系界面活性剤の使用割合は、イ
ンク組成物に対して通常、3〜35重量%、好まし
くは5〜25重量%である。 本発明において用いる前記の界面活性剤を構成
するオキシ脂肪酸は、カルボキシル基のほかに水
酸基を少なくとも1個有するものである。かかる
オキシ脂肪酸は、好ましくは炭素数が8〜24の飽
和又は不飽和のオキシ脂肪酸であり、その具体例
としては、オキシラウリン酸、オキシミリスチン
酸、オキシパルミチン酸、オキシステアリン酸、
オキシベヘン酸、オキシトリデカン酸、オキシペ
ンタデカン酸、オキシマルガリン酸、オキシオク
タデカン酸、オキシノナデカン酸、オキシアラキ
ン酸、リシノール酸及びリシエライジン酸などが
あげられる。これらのオキシ脂肪酸の重合体も本
発明の界面活性剤を構成するオキシ脂肪酸として
用いることができる。 また、本発明で用いる界面活性剤を構成する多
価アルコールは、ポリグリセリン(重合モル数n
=2〜14のもの、たとえばジグリセリン、トリグ
リセリン、ヘキサグリセリン、デカグリセリン
等)、糖類(たとえばグルコース、フラクトース、
シヨ糖、麦芽糖等)、及び糖アルコール類(たと
えばソルビトール、マルチトール)である。 本発明で使用する界面活性剤の具体例として
は、ポリグリセリン(重合度n=2〜14)ポリリ
シノール酸(n=3〜14)エステル、ポリグリセ
リン(n=2〜14)ポリリシノール酸(n=2〜
10)のポリ(n=1〜12)エステル、シヨ糖ポリ
リシノール酸(n=3〜8)エステル、ソルビト
ール・ポリリシノール酸(n=3〜6)エステ
ル、ポリグリセリン(n=2〜12)ポリ−12−オ
キシオクタデカン酸(n=3〜14)エステル等が
あげられる。これらの界面活性剤は1種類を単独
使用してもよく、2種以上を混合して使用しても
よく、さらに場合によつては本発明の効果を損な
わない範囲内において他のノニオン界面活性剤を
併用することも可能である。 本発明(第二発明)のインク組成物を構成する
多価アルコールは、好ましくは3個以上の水酸基
を有するアルコールであり、その多価アルコール
は1種類を用いてもよいし、2種以上の混合物で
あつてもよい。その多価アルコールの具体例とし
ては、グリセリン、トリメチロールプロパン、ブ
タントリオール、メチルプロパントリオール、ヘ
キサントリオール、ポリグリセリン(n=2〜12
のもの、たとえばジグリセリン、トリグリセリ
ン、ヘキサグリセリン等)、エリスリトール、ペ
ンタエリスリトールなどがあげられる。 本発明(第二発明)における多価アルコールの
使用割合は、インク組成物に対して20重量%以下
である。多価アルコールを配合すると、インク組
成物の0℃以下のような低温、又は40℃以上のよ
うな高温における保存安定性(乳化安定性)を高
めることができる。 本発明のインク組成物を構成する水は、インク
組成物に対して25〜75重量%、好ましくは35〜65
重量%である。その水は水道水、精製水又は脱イ
オン水などいずれの水であつてもよい。 次に、本発明のインク組成物を調製する代表的
ないくつかの態様例について以下に説明をする。 着色料を油性成分の一部又は全部と混合し、
三本ロールで練肉したのち、界面活性剤、必要
に応じて配合する多価アルコール及び油性成分
の残部と混合して三本ロールを1回通す。次い
で、その混合物を撹拌機内で撹拌しながら全部
の水を徐々に添加し、さらに乳化機によつて乳
化させてW/O型エマルジヨンにする。なお、
乳化機で処理する代りに、三本ロールを通す
か、又はサンドミル等で処理してもよい。 着色料、油性成分、界面活性剤及び必要に応
じて添加する多価アルコールを混合し、三本ロ
ール又はサンドミル又はアトライターで練肉し
たのち、その混合物を撹拌機で撹拌しながら全
部の水を徐々に添加してから、さらに乳化機で
乳化させてW/O型エマルジヨンとする。な
お、乳化機で処理する代りに三本ロールを通す
か、又はサンドミル等で処理してもよい。 着色料、油性成分、界面活性剤、及び必要に
応じて配合する多価アルコールを混合し、三本
ロール又はサンドミルで練肉したのち、その混
合物に水全部を一度に添加し、ホモミキサーで
撹拌し、乳化させてW/O型エマルジヨンとす
る。なお、ホモミキサーで処理する代りに、三
本ロールを通すか、又はサンドミルで処理して
もよい。 着色料、油性成分、界面活性剤及び必要に応
じて配合する多価アルコールを混合したものを
撹拌機で撹拌しながら全部の水を徐々に添加し
て乳化させてW/O型エマルジヨンにする。次
いで、そのエマルジヨンを三本ロールに通す
か、又はサンドミルで処理して乳化分散を完全
にする。 着色料、油性成分、界面活性剤を混合し、そ
の混合物を三本ロールに通すか、サンドミルで
処理して練肉したのち、全部の水又は必要に応
じて配合する多価アルコールを添加した全部の
水を徐々に添加し、さらにその混合物を乳化機
で処理して乳化させW/O型エマルジヨンにす
る。なお、乳化機で処理する代りに三本ロール
を通すか、又はサンドミルで処理してもよい。 なお、上記のインク組成物を調製する各態様に
おいて、液状の樹脂成分を配合する場合にはその
液状の樹脂成分は油性成分と混合して使用すれば
よい。また、固形の樹脂成分を配合する場合に
は、その固形の樹脂成分を油性成分と混合し、樹
脂の軟化点以上の温度で加熱処理して、樹脂成分
を油性成分に完全に溶解させ、均一化させてから
使用するようにする。また、水は必要に応じて温
水(たとえば50〜60℃の温水)として使用しても
よいし、撹拌機の代りにホモミキサーを使用して
もよい。 本発明のインク組成物は、自然浸透式孔版用輪
転印刷機を使用する場合のその粘度については、
通常、使用温度(5〜35℃)において3000〜
40000cpsとするのが好ましい。なお、この粘度
は、ブルツクフイールド型粘度計(BL型)を用
い、ローター番号3又は4、回転数6rpmの条件
で測定した値である。 一般に、W/O型インクの乾燥速度は水分含有
量にほぼ比例するが、従来のW/O型インクは、
乾燥速度を高めるために水分含有量を多くすると
粘度が著しく高くなり、自然浸透式単胴型孔版用
輪転印刷機による印刷方法には使用できなかつ
た。 しかるに、本発明のW/O型インク組成物は、
オキシ脂肪酸から誘導された特定の界面活性剤を
使用して調製されているものであるので、著しく
抱水力に富むインクであり、高い含水量(たとえ
ば水分含有量40〜70重量%)のインクにしても、
粘度を比較的に低くすることができるから、自然
浸透式単胴型孔版用輪転印刷機を使用しても、浸
透がよいので、高速で印刷することができ、その
場合の印刷結果は、実施例1〜6に示したよう
に、色ムラ、にじみがなく、印刷画像の解像度が
優れた鮮明な印刷が得られる。 たとえば、同一水分含有量のインクの場合に
は、本発明のインク組成物は、従来のインク界面
活性剤として普通脂肪酸エステル型とソルビタ
ン・モノオレエートを使用したインク)と較べる
と粘度が著しく低い(実施例1と比較例1、実施
例2と比較例3、又は実施例3と比較例4参照)。
また、同一粘度のインクの場合には、本発明のイ
ンク(組成物は、従来のインクと較べて含水量を
著しく高くすることができる(実施例1と比較例
2参照)。 また、従来のW/O型インクは、水分含有量を
高めると乳化の安定性、特に経時的な安定性が低
下するが、本発明のインク組成物は従来のこの種
のインクと較べて長期間(たとえば6ヶ月以上)
の安定性に優れている(実施例1と比較例1、又
は実施例3と比較例4参照)。 このように、本発明のインク組成物は含水量を
多くしても粘度を比較的低く保つことができ、し
かも保存安定性にも優れているのは、その使用す
る特定の界面活性剤が著しく抱水力に富むエマル
ジヨンを与えることによるのが主因であるが、さ
らに本発明で使用するその特定の界面活性剤が一
般に分子量1000以上の高分子型界面活性剤であつ
て、乳化力が高いこともその一因であると考えら
れる。 さらに、本発明(第二発明)のインク組成物
は、低温における安定性が著しく高い。すなわち
多価アルコールを配合しないインク組成物は、0
℃以下の温度で保存すると、凍結によつて乳化破
壊が起り、インクが二層分離して使用不能になる
が、多価アルコールを配合したインク組成物は、
凍結によつても乳化破壊にもとづく二層分離を起
さない(実施例2と比較例3参照)。また、多価
アルコールを配合したインク組成物は、40℃程度
の高温における長期保存安定性にも優れている。 本発明のインク組成物は、高い含水量にしても
粘度が比較的に低いから、特に自然浸透式単胴型
孔版用輪転印刷機を用いる印刷に適するが、他の
孔版印刷機(たとえば他の単胴輪転印刷機、複胴
輪転印刷機、及び手動式印刷機等)を用いる印刷
にも使用できるのは、勿論である。 (実施例等) 以下に、実施例及び比較例をあげてさらに詳述
する。なお、これらの例において記載した「部」
及び「%」は、重量部及び重量%をそれぞれ意味
する。 実施例 1 ロジン変性フエノールレジン3部と大豆油7部
とを約240℃で1時間加熱処理したものに、60ス
ピンドル油17部、界面活性剤としてヘキサグリセ
リン・ポリリシノレート(n=5)15部を、この
順に加えて撹拌し、均一にし、次いでこれにカー
ボンブラツク3部を添加、混合し、三本ロールで
練肉した。次いで、その混合物を撹拌機で撹拌し
ながら、水55部(インク組成物に対して55%)を
徐々に添加し、乳化させたのち、三本ロールを通
し、W/O型インク組成物を得た。このインク組
成物の粘度はBL型粘度計で測定した値で表1に
示すとおりであつた。 比較例 1 実施例1における界面活性剤をソルビタン・モ
ノオレエートに代えたほかは、実施例1と同様に
してインクを製造した。得られたインクの粘度は
表1に示すとおりであつた。 比較例 2 水の使用量を19部(インク組成物に対して約30
%)に変更し、そのほかは比較例1と同様にして
インクを製造した。得られたインクの粘度は表1
に示すとおりであつた。 実施例1及び比較例1〜2において得られた各
インク組成物を用い、孔版印刷機(自然浸透式輪
転印刷機)によりそれぞれ印刷を行なつた。すな
わち、ガツケン・ロネオ輪転孔版印刷機(GOM
−870)を使用し、版にはビニル原紙(GSM−
2)及び上質紙を用い、印刷スピード80枚/分の
条件でそれぞれ印刷した。その結果は表1に示す
とおりであつた。
乾性)にしても、比較的に粘度の低い孔版印刷用
油中水滴型インク組成物、特に自然浸透式(無加
圧式)単胴型孔版用輪転印刷機を使用して印刷す
るのに適する油中水滴型インク組成物に関するも
のである。なお、本明細書においては「油中水滴
型エマルジヨンインク」を、「油中水滴型インク」
と略称し、さらに、以下において「油中水滴型」
を「W/O型」と記載することがある。 (従来の技術) 従来、W/O型の速乾性の孔版用インクには
種々のものが提案されていた。たとえば、特公昭
54−23601号公報に記載されたW/O型インクは、
印刷機の版原紙やスクリーンに付着したインク層
をローラーのようなもので版胴の内部から押圧力
を加えて印刷紙面に転写させていることからもわ
かるように、著しく高い粘度のインクと推測され
る。また、このインクが高粘度のものと考えられ
る理由は、界面活性剤としてソルビタンの普通の
脂肪酸エステル(たとえばソルビタン・オレエー
ト)が使用されていること、及び高い含水量のイ
ンク(実施例では含水量が70%)であることから
しても、そのように推測せざるをえない。ちなみ
に、この種のW/O型インクにおいて水分濃度を
高くすれば速乾性にすることができるが、その際
に用いる界面活性剤がソルビタン・オレエートの
ような水酸基を含まない普通の脂肪酸(以下にお
いてこれを「普通脂肪酸」ということがある)エ
ステル系のノニオン界面活性剤であれば、そのイ
ンク粘度が著しく高いものとなる。 また、特公昭52−7370号公報にも、W/O型イ
ンクが記載されているが、このインクも界面活性
剤としてソルビタンの普通の脂肪酸エステルを使
用しているから、同実施例に記載された水分含有
量30重量%程度においては低粘度であつても、た
とえば水分含有量を50〜60重量%程度にすると著
しく流動性の少ない高粘度のインクになると推測
される。 さらに、上記の各特許公報に記載されたインク
は、界面活性剤としてソルビタンの普通の脂肪酸
エステルを使用したものであるので、許容抱水力
が小さく、高含水量のインクにすると乳化安定性
が悪くなり、比較的に短期間の保存中に凝集を起
して、油性成分を分離する欠点がある。 一方、前記の自然浸透式(無加圧式)孔版用単
胴型輪転印刷機を用いる印刷方法は、インクに押
圧力を全く加えないで印刷する方法である。すな
わち、この印刷方法は、版胴内に注入されたイン
クが版胴の回転の際の遠心力によつて版胴表面の
スクリーン層や版原紙を浸透、透過して、紙に転
写され、印刷される仕組みになつている。したが
つて、この方法の印刷に用いるインクは流動性で
浸透性のよい低い粘度のものでないと良好に印刷
することができない。流動性の少ない高粘度のイ
ンクを用いると、インクが版原紙やスクリーンを
通過することができず、印刷が困難になるし、仮
りに印刷できたとしても、印刷がかすれたり、色
の濃淡が著しかつたり、或いは解像度の悪い不鮮
明な印刷が得られる。 他方、W/O型インクは、前述のように、水分
含有量を高くすると速乾性になり、印刷速度を高
めることができ、かつ鮮明な印刷が得られるが、
水含有量を高くするとインクの粘度も高くなり
(流動性が悪くなり)、上記の自然浸透式孔版用単
胴型輪転印刷機を用いて印刷できなくなるし、イ
ンクの保存安定性も著しく悪くなる。 (発明が解決しようとする問題点) 本発明は、高含水量にしても、長期間乳化が安
定であり、速乾性で粘度が比較的に低く、流動性
に富み、孔版原紙やスクリーンを浸透しやすい、
したがつて自然浸透式孔版用単胴型輪転印刷機を
用いる高速印刷にも適用できるようにすることの
できるW/O型印刷インク組成物を提供しようと
するものである。 (b) 発明の構成 本発明者等は、前記の問題点を解決するために
種々研究を重ねた結果、オキシ脂肪酸から誘導さ
れる特定の界面活性剤を用いてW/O型インクを
調製すれば、著しく抱水性に富むインクが得ら
れ、そのインクは高含水量の、したがつて速乾性
のインクにしても、比較的に粘度が低く、流動性
に富み、孔版原紙やスクリーンを浸透しやすい、
長期間乳化が安定なインクが得られ、前記の目的
を達成できることを見出し、本発明に到達したの
である。 第一の本発明の孔版印刷用油中水滴型インク組
成物は、樹脂成分を含有しうる油性成分、着色
料、界面活性剤及び水を含有してなる油中水滴型
インクにおいて、該界面活性剤としてポリグリセ
リン、糖類及び糖アルコール類より選ばれた多価
アルコールのオキシ脂肪酸エステルの少なくとも
1種を用いてなることを特徴とするインクであ
る。 また、第二の本発明の孔版印刷用油中水滴型イ
ンク組成物は、樹脂成分を含有しうる油性成分、
着色料、界面活性剤及び水を含有する油中水滴型
インクにおいて、該界面活性剤としてポリグリセ
リン、糖類及び糖アルコール類より選ばれた多価
アルコールのオキシ脂肪酸エステルの少なくとも
1種を用い、かつ多価アルコールを配合してなる
ことを特徴とするインクである。 本発明のインク組成物における油性成分として
は、種々の植物油、鉱物油、炭化水素系合成油、
及びこれらの適宜の混合物等を使用することがで
きる。また、その油性成分には、必要に応じて樹
脂成分を適宜に溶解せしめる等の方法で併用する
ことができる。油性成分の割合は、インク組成物
に対して樹脂成分の量を含めた量で10〜40重量
%、好ましくは15〜35重量%である。 その油性成分用の植物油としては、たとえばひ
まし油、脱水ひまし油、あまに油、トール油、と
うもろこし油、大豆油及び棉実油等の、一般に印
刷インキ用の油性成分として使用される植物油を
使用することができる。 また、油性成分用の鉱物油としては、たとえば
沸点が200〜350℃の石油系溶剤、スピンドル油、
流動パラフイン、モーター油、ギヤー油、マシン
油及び潤滑油等の各種の石油系油があげられる。 また、油性成分用の炭化水素系合成油として
は、たとえばエチレン、プロピレン及びブテン等
の不飽和炭化水素の重合又は共重合によつて得ら
れる合成油であつて、平均分子量が2000以下、引
火点が90〜300℃(沸点200℃以下)のものがあげ
られる。 さらに、油性成分に溶解せしめるなどの方法で
油性成分と併用できる樹脂成分としては、たとえ
ばアルキツド樹脂(例、無水フタル酸とあまに油
の反応生成物、イソフタル酸と大豆油の反応生成
物、ロジン変性アルキツド樹脂など)、重合ひま
し油、ロジン、重合ロジン、水素化ロジン、ロジ
ンエステル、水素化ロジンエステル、テルペン樹
脂、石油樹脂、ロジン変性フエノール樹脂等があ
げられる。 そのロジンエステルや水素化ロジンエステルと
しては、メチルエステル、エチルエステル、エチ
レングリコールエステル、グリセリンエステル、
ペンタエリスリトールエステル、グリセリンエス
テルのマレイン化物、及びペンタエリスリトール
エステルのマレイン化物などがあげられる。ま
た、そのテルペン樹脂としては、たとえばα−ピ
ネン重合物、β−ピネン重合物、これらの重合物
のマレイン化物などがあげられる。 また、その石油樹脂としては、たとえばモノオ
レフインやジオレフイン等の不飽和炭化水素の重
合によつて得られる樹脂、及びその樹脂の変性物
(たとえばジクロペンタジエンマレイン化物のよ
うなカルボキシル基を含む樹脂、かかるカルボキ
シル基を含む樹脂のエステル化物等)があげられ
る。 なお、これらのロジン、ロジンエステル、ポリ
テルペン、ロジン変性フエノール樹脂及び石油樹
脂等は、通常、殆んど固体であるので、液状の油
性成分と混合し、適当な手段で油性成分に溶解さ
せて常温で液状化させて使用するようにする。 本発明のインク組成物における着色料として
は、通常の印刷インク用の着色料はすべて使用で
きる。たとえば、カーボンブラツク、酸化チタ
ン、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、シアニンブ
ルー、シアニングリーン、レーキレツド等の無機
及び有機の顔料があげられる。着色料の使用割合
は、インク組成物に対して、通常、1〜10重量
%、好ましくは1.5〜7重量%である。 本発明のインク組成物において用いられる界面
活性剤は、ポリグリセリン、糖類及び糖アルコー
ル類より選ばれた多価アルコールのオキシ脂肪酸
エステルの少なくとも1種という特定のノニオン
界面活性剤であり、この点が本発明の最大の特徴
点である。かかる特定のノニオン界面活性剤を用
いれば、抱水力の著しく高いインク組成物とする
ことができ、そのインク組成物は、速乾性にする
ために高含水量のインクにしても比較的に粘度の
低いインクとなり、保存安定性にも優れたインク
となる。本発明においては、かかる特定のノニオ
ン界面活性剤に、場合によつては他のノニオン系
界面活性剤の併用が可能である。本発明における
これらのノニオン系界面活性剤の使用割合は、イ
ンク組成物に対して通常、3〜35重量%、好まし
くは5〜25重量%である。 本発明において用いる前記の界面活性剤を構成
するオキシ脂肪酸は、カルボキシル基のほかに水
酸基を少なくとも1個有するものである。かかる
オキシ脂肪酸は、好ましくは炭素数が8〜24の飽
和又は不飽和のオキシ脂肪酸であり、その具体例
としては、オキシラウリン酸、オキシミリスチン
酸、オキシパルミチン酸、オキシステアリン酸、
オキシベヘン酸、オキシトリデカン酸、オキシペ
ンタデカン酸、オキシマルガリン酸、オキシオク
タデカン酸、オキシノナデカン酸、オキシアラキ
ン酸、リシノール酸及びリシエライジン酸などが
あげられる。これらのオキシ脂肪酸の重合体も本
発明の界面活性剤を構成するオキシ脂肪酸として
用いることができる。 また、本発明で用いる界面活性剤を構成する多
価アルコールは、ポリグリセリン(重合モル数n
=2〜14のもの、たとえばジグリセリン、トリグ
リセリン、ヘキサグリセリン、デカグリセリン
等)、糖類(たとえばグルコース、フラクトース、
シヨ糖、麦芽糖等)、及び糖アルコール類(たと
えばソルビトール、マルチトール)である。 本発明で使用する界面活性剤の具体例として
は、ポリグリセリン(重合度n=2〜14)ポリリ
シノール酸(n=3〜14)エステル、ポリグリセ
リン(n=2〜14)ポリリシノール酸(n=2〜
10)のポリ(n=1〜12)エステル、シヨ糖ポリ
リシノール酸(n=3〜8)エステル、ソルビト
ール・ポリリシノール酸(n=3〜6)エステ
ル、ポリグリセリン(n=2〜12)ポリ−12−オ
キシオクタデカン酸(n=3〜14)エステル等が
あげられる。これらの界面活性剤は1種類を単独
使用してもよく、2種以上を混合して使用しても
よく、さらに場合によつては本発明の効果を損な
わない範囲内において他のノニオン界面活性剤を
併用することも可能である。 本発明(第二発明)のインク組成物を構成する
多価アルコールは、好ましくは3個以上の水酸基
を有するアルコールであり、その多価アルコール
は1種類を用いてもよいし、2種以上の混合物で
あつてもよい。その多価アルコールの具体例とし
ては、グリセリン、トリメチロールプロパン、ブ
タントリオール、メチルプロパントリオール、ヘ
キサントリオール、ポリグリセリン(n=2〜12
のもの、たとえばジグリセリン、トリグリセリ
ン、ヘキサグリセリン等)、エリスリトール、ペ
ンタエリスリトールなどがあげられる。 本発明(第二発明)における多価アルコールの
使用割合は、インク組成物に対して20重量%以下
である。多価アルコールを配合すると、インク組
成物の0℃以下のような低温、又は40℃以上のよ
うな高温における保存安定性(乳化安定性)を高
めることができる。 本発明のインク組成物を構成する水は、インク
組成物に対して25〜75重量%、好ましくは35〜65
重量%である。その水は水道水、精製水又は脱イ
オン水などいずれの水であつてもよい。 次に、本発明のインク組成物を調製する代表的
ないくつかの態様例について以下に説明をする。 着色料を油性成分の一部又は全部と混合し、
三本ロールで練肉したのち、界面活性剤、必要
に応じて配合する多価アルコール及び油性成分
の残部と混合して三本ロールを1回通す。次い
で、その混合物を撹拌機内で撹拌しながら全部
の水を徐々に添加し、さらに乳化機によつて乳
化させてW/O型エマルジヨンにする。なお、
乳化機で処理する代りに、三本ロールを通す
か、又はサンドミル等で処理してもよい。 着色料、油性成分、界面活性剤及び必要に応
じて添加する多価アルコールを混合し、三本ロ
ール又はサンドミル又はアトライターで練肉し
たのち、その混合物を撹拌機で撹拌しながら全
部の水を徐々に添加してから、さらに乳化機で
乳化させてW/O型エマルジヨンとする。な
お、乳化機で処理する代りに三本ロールを通す
か、又はサンドミル等で処理してもよい。 着色料、油性成分、界面活性剤、及び必要に
応じて配合する多価アルコールを混合し、三本
ロール又はサンドミルで練肉したのち、その混
合物に水全部を一度に添加し、ホモミキサーで
撹拌し、乳化させてW/O型エマルジヨンとす
る。なお、ホモミキサーで処理する代りに、三
本ロールを通すか、又はサンドミルで処理して
もよい。 着色料、油性成分、界面活性剤及び必要に応
じて配合する多価アルコールを混合したものを
撹拌機で撹拌しながら全部の水を徐々に添加し
て乳化させてW/O型エマルジヨンにする。次
いで、そのエマルジヨンを三本ロールに通す
か、又はサンドミルで処理して乳化分散を完全
にする。 着色料、油性成分、界面活性剤を混合し、そ
の混合物を三本ロールに通すか、サンドミルで
処理して練肉したのち、全部の水又は必要に応
じて配合する多価アルコールを添加した全部の
水を徐々に添加し、さらにその混合物を乳化機
で処理して乳化させW/O型エマルジヨンにす
る。なお、乳化機で処理する代りに三本ロール
を通すか、又はサンドミルで処理してもよい。 なお、上記のインク組成物を調製する各態様に
おいて、液状の樹脂成分を配合する場合にはその
液状の樹脂成分は油性成分と混合して使用すれば
よい。また、固形の樹脂成分を配合する場合に
は、その固形の樹脂成分を油性成分と混合し、樹
脂の軟化点以上の温度で加熱処理して、樹脂成分
を油性成分に完全に溶解させ、均一化させてから
使用するようにする。また、水は必要に応じて温
水(たとえば50〜60℃の温水)として使用しても
よいし、撹拌機の代りにホモミキサーを使用して
もよい。 本発明のインク組成物は、自然浸透式孔版用輪
転印刷機を使用する場合のその粘度については、
通常、使用温度(5〜35℃)において3000〜
40000cpsとするのが好ましい。なお、この粘度
は、ブルツクフイールド型粘度計(BL型)を用
い、ローター番号3又は4、回転数6rpmの条件
で測定した値である。 一般に、W/O型インクの乾燥速度は水分含有
量にほぼ比例するが、従来のW/O型インクは、
乾燥速度を高めるために水分含有量を多くすると
粘度が著しく高くなり、自然浸透式単胴型孔版用
輪転印刷機による印刷方法には使用できなかつ
た。 しかるに、本発明のW/O型インク組成物は、
オキシ脂肪酸から誘導された特定の界面活性剤を
使用して調製されているものであるので、著しく
抱水力に富むインクであり、高い含水量(たとえ
ば水分含有量40〜70重量%)のインクにしても、
粘度を比較的に低くすることができるから、自然
浸透式単胴型孔版用輪転印刷機を使用しても、浸
透がよいので、高速で印刷することができ、その
場合の印刷結果は、実施例1〜6に示したよう
に、色ムラ、にじみがなく、印刷画像の解像度が
優れた鮮明な印刷が得られる。 たとえば、同一水分含有量のインクの場合に
は、本発明のインク組成物は、従来のインク界面
活性剤として普通脂肪酸エステル型とソルビタ
ン・モノオレエートを使用したインク)と較べる
と粘度が著しく低い(実施例1と比較例1、実施
例2と比較例3、又は実施例3と比較例4参照)。
また、同一粘度のインクの場合には、本発明のイ
ンク(組成物は、従来のインクと較べて含水量を
著しく高くすることができる(実施例1と比較例
2参照)。 また、従来のW/O型インクは、水分含有量を
高めると乳化の安定性、特に経時的な安定性が低
下するが、本発明のインク組成物は従来のこの種
のインクと較べて長期間(たとえば6ヶ月以上)
の安定性に優れている(実施例1と比較例1、又
は実施例3と比較例4参照)。 このように、本発明のインク組成物は含水量を
多くしても粘度を比較的低く保つことができ、し
かも保存安定性にも優れているのは、その使用す
る特定の界面活性剤が著しく抱水力に富むエマル
ジヨンを与えることによるのが主因であるが、さ
らに本発明で使用するその特定の界面活性剤が一
般に分子量1000以上の高分子型界面活性剤であつ
て、乳化力が高いこともその一因であると考えら
れる。 さらに、本発明(第二発明)のインク組成物
は、低温における安定性が著しく高い。すなわち
多価アルコールを配合しないインク組成物は、0
℃以下の温度で保存すると、凍結によつて乳化破
壊が起り、インクが二層分離して使用不能になる
が、多価アルコールを配合したインク組成物は、
凍結によつても乳化破壊にもとづく二層分離を起
さない(実施例2と比較例3参照)。また、多価
アルコールを配合したインク組成物は、40℃程度
の高温における長期保存安定性にも優れている。 本発明のインク組成物は、高い含水量にしても
粘度が比較的に低いから、特に自然浸透式単胴型
孔版用輪転印刷機を用いる印刷に適するが、他の
孔版印刷機(たとえば他の単胴輪転印刷機、複胴
輪転印刷機、及び手動式印刷機等)を用いる印刷
にも使用できるのは、勿論である。 (実施例等) 以下に、実施例及び比較例をあげてさらに詳述
する。なお、これらの例において記載した「部」
及び「%」は、重量部及び重量%をそれぞれ意味
する。 実施例 1 ロジン変性フエノールレジン3部と大豆油7部
とを約240℃で1時間加熱処理したものに、60ス
ピンドル油17部、界面活性剤としてヘキサグリセ
リン・ポリリシノレート(n=5)15部を、この
順に加えて撹拌し、均一にし、次いでこれにカー
ボンブラツク3部を添加、混合し、三本ロールで
練肉した。次いで、その混合物を撹拌機で撹拌し
ながら、水55部(インク組成物に対して55%)を
徐々に添加し、乳化させたのち、三本ロールを通
し、W/O型インク組成物を得た。このインク組
成物の粘度はBL型粘度計で測定した値で表1に
示すとおりであつた。 比較例 1 実施例1における界面活性剤をソルビタン・モ
ノオレエートに代えたほかは、実施例1と同様に
してインクを製造した。得られたインクの粘度は
表1に示すとおりであつた。 比較例 2 水の使用量を19部(インク組成物に対して約30
%)に変更し、そのほかは比較例1と同様にして
インクを製造した。得られたインクの粘度は表1
に示すとおりであつた。 実施例1及び比較例1〜2において得られた各
インク組成物を用い、孔版印刷機(自然浸透式輪
転印刷機)によりそれぞれ印刷を行なつた。すな
わち、ガツケン・ロネオ輪転孔版印刷機(GOM
−870)を使用し、版にはビニル原紙(GSM−
2)及び上質紙を用い、印刷スピード80枚/分の
条件でそれぞれ印刷した。その結果は表1に示す
とおりであつた。
【表】
表1からわかるように、実施例1のインク組成
物は、印刷像の状態が色調及び濃度が鮮明、適当
で、にじみや色ムラがなかつた。また、指触乾燥
時間が15秒以下であつた。また、そのインク組成
物は6ヶ月放置後も異常が全く認められなかつ
た。 これに対し、比較例1のインクは、実施例1と
同じ水分含有量(55%)としたので、インク粘度
が高すぎて印刷が不可能であつた。 また、比較例2のインクは、水分含有量を低く
したので(約30%)、実施例1と同程度の粘度で
あり、印刷が可能であつたが、乾燥速度が低く、
指触乾燥時間が10分以上であり、印刷の裏うつり
による汚れが目立ち、印刷物としての実用性のな
いものであつた。また、そのインクは約1週間の
放置で油分分離を起し、実用性のないものであつ
た。 実施例 2 150スピンドル油20部、界面活性剤としてオク
タグリセリン・ポリリシノレート(n=6)15
部、レーキレツド3部を混合し、撹拌機で撹拌し
て均一化した後、これにグリセリン5部と水57部
を混合したものを添加し、ホモミキサーで処理し
てエマルジヨン化し、さらに三本ロール1回通し
てインク組成物を得た。 比較例 3 150スピンドル油20部、界面活性剤としてソル
ビタン・モノオレエート15部、レーキレツド3
部、及び水62部を用い、実施例2の方法と同様に
してインク組成物を得た。 実施例2及び比較例3で得られた各インク組成
物について実施例1と同様の方法で粘度を測定し
た。また、その各インク組成物の室温保存(25℃
の温度に3日間放置)したもの、及びその室温保
存後さらに冷凍保存(−20℃の温度に3日間放置
後、室温に戻す。)したものについて、それぞれ
実施例1におけると同様の印刷試験をした。それ
らの結果は表2に示すとおりであつた。
物は、印刷像の状態が色調及び濃度が鮮明、適当
で、にじみや色ムラがなかつた。また、指触乾燥
時間が15秒以下であつた。また、そのインク組成
物は6ヶ月放置後も異常が全く認められなかつ
た。 これに対し、比較例1のインクは、実施例1と
同じ水分含有量(55%)としたので、インク粘度
が高すぎて印刷が不可能であつた。 また、比較例2のインクは、水分含有量を低く
したので(約30%)、実施例1と同程度の粘度で
あり、印刷が可能であつたが、乾燥速度が低く、
指触乾燥時間が10分以上であり、印刷の裏うつり
による汚れが目立ち、印刷物としての実用性のな
いものであつた。また、そのインクは約1週間の
放置で油分分離を起し、実用性のないものであつ
た。 実施例 2 150スピンドル油20部、界面活性剤としてオク
タグリセリン・ポリリシノレート(n=6)15
部、レーキレツド3部を混合し、撹拌機で撹拌し
て均一化した後、これにグリセリン5部と水57部
を混合したものを添加し、ホモミキサーで処理し
てエマルジヨン化し、さらに三本ロール1回通し
てインク組成物を得た。 比較例 3 150スピンドル油20部、界面活性剤としてソル
ビタン・モノオレエート15部、レーキレツド3
部、及び水62部を用い、実施例2の方法と同様に
してインク組成物を得た。 実施例2及び比較例3で得られた各インク組成
物について実施例1と同様の方法で粘度を測定し
た。また、その各インク組成物の室温保存(25℃
の温度に3日間放置)したもの、及びその室温保
存後さらに冷凍保存(−20℃の温度に3日間放置
後、室温に戻す。)したものについて、それぞれ
実施例1におけると同様の印刷試験をした。それ
らの結果は表2に示すとおりであつた。
【表】
表2の結果からわかるように、実施例2のイン
ク組成物は印刷に適する粘度を有していた。ま
た、その室温保存後(冷凍保存前)のインク組成
物、及び冷凍保存後のインク組成物について印刷
試験をした結果は、いずれも良好に印刷できた。 これに対し、比較例3のインク組成物は印刷に
適さない高い粘度を有していた。また、室温保存
後、及び冷凍保存後のインク組成物も、表に記載
したように印刷に供しえないものであつた。 実施例 3 アルキツド樹脂(あまに油と無水フタール酸の
反応生成物)5部、ロジンエステル5部、150ス
ピンドル油10部、60スピンドル油7部、界面活性
剤としてデカグリセリン・ポリリシノレート(n
=8)15部、レーキレツド3部を混合し、撹拌機
で撹拌して均一化した後、これに水55部を添加
し、ホモミキサーで処理してエマルジヨン化し、
さらに三本ロール1回通してインク組成物を得
た。 比較例 4 界面活性剤としてグリセリン・ジリシノレート
15部を用い、その他は実施例3と同様にしてイン
ク組成物を調製した。 実施例3及び比較例4で得られた各インク組成
物について実施例1と同様の方法で粘度を測定
し、同様にして印刷試験を行なつた。また、実施
例3及び比較例4のインクを6ヶ月放置した後
に、実施例1におけると同様の印刷試験を行なつ
た。それらの結果は表3に示すとおりであつた。
ク組成物は印刷に適する粘度を有していた。ま
た、その室温保存後(冷凍保存前)のインク組成
物、及び冷凍保存後のインク組成物について印刷
試験をした結果は、いずれも良好に印刷できた。 これに対し、比較例3のインク組成物は印刷に
適さない高い粘度を有していた。また、室温保存
後、及び冷凍保存後のインク組成物も、表に記載
したように印刷に供しえないものであつた。 実施例 3 アルキツド樹脂(あまに油と無水フタール酸の
反応生成物)5部、ロジンエステル5部、150ス
ピンドル油10部、60スピンドル油7部、界面活性
剤としてデカグリセリン・ポリリシノレート(n
=8)15部、レーキレツド3部を混合し、撹拌機
で撹拌して均一化した後、これに水55部を添加
し、ホモミキサーで処理してエマルジヨン化し、
さらに三本ロール1回通してインク組成物を得
た。 比較例 4 界面活性剤としてグリセリン・ジリシノレート
15部を用い、その他は実施例3と同様にしてイン
ク組成物を調製した。 実施例3及び比較例4で得られた各インク組成
物について実施例1と同様の方法で粘度を測定
し、同様にして印刷試験を行なつた。また、実施
例3及び比較例4のインクを6ヶ月放置した後
に、実施例1におけると同様の印刷試験を行なつ
た。それらの結果は表3に示すとおりであつた。
【表】
表3に示した通り実施例3のインク組成物は、
粘度は13200cpsと低く、印刷試験結果はいずれの
項目についても良好で指触乾燥時間は15秒以下で
あつた。さらに、このインクは6ヶ月保存後の状
態も良好であり、その保存後のインクを用いた印
刷試験結果も良好であつた。 これに対し、比較例4のインク組成物は粘度が
著しく高く印刷が不可能であつた。また、このイ
ンクは保存安定性が悪く、約1週間の保存中に油
分分離を起こした。 実施例 4 アルキツド樹脂(あまに油と無水フタール酸の
反応生成物)5部、ロジンエステル5部、150ス
ピンドル油17部、60スピンドル油10部、ソルビト
ール・テトラリシノレート20部、さらに顔料とし
てレーキレツド3部を混合して練肉し、水40を加
えて高速撹拌機で撹拌処理してインク組成物を得
た。 実施例 5 アルキツド樹脂(あまに油と無水フタール酸の
反応生成物)4部、ロジンエステル5部、150ス
ピンドル油23部、シヨ糖ヘキサリシノレート15
部、さらに顔料としてフタロシアニン・ブルー3
部を混合して練肉し、水50部を加えて撹拌機で撹
拌した後、サンド・ミルで30分間処理してインク
組成物を得た。 実施例 6 150スピンドル油23部、デカグリセリン・オク
タリシノレート9部、ポリオキシエチレン(3モ
ル)グリセリン・トリリシノレート5部、さらに
顔料としてフタロシアニン・ブルー3部を混合し
て練肉し、水60部を加えて高速撹拌機で撹拌処理
してインク組成物を得た。 実施例4、5及び6で得られた各インク組成物
について、実施例1におけると同様にして粘度を
測定し、同様にして印刷試験を行なつた。その結
果は表4に示す通りであつた。
粘度は13200cpsと低く、印刷試験結果はいずれの
項目についても良好で指触乾燥時間は15秒以下で
あつた。さらに、このインクは6ヶ月保存後の状
態も良好であり、その保存後のインクを用いた印
刷試験結果も良好であつた。 これに対し、比較例4のインク組成物は粘度が
著しく高く印刷が不可能であつた。また、このイ
ンクは保存安定性が悪く、約1週間の保存中に油
分分離を起こした。 実施例 4 アルキツド樹脂(あまに油と無水フタール酸の
反応生成物)5部、ロジンエステル5部、150ス
ピンドル油17部、60スピンドル油10部、ソルビト
ール・テトラリシノレート20部、さらに顔料とし
てレーキレツド3部を混合して練肉し、水40を加
えて高速撹拌機で撹拌処理してインク組成物を得
た。 実施例 5 アルキツド樹脂(あまに油と無水フタール酸の
反応生成物)4部、ロジンエステル5部、150ス
ピンドル油23部、シヨ糖ヘキサリシノレート15
部、さらに顔料としてフタロシアニン・ブルー3
部を混合して練肉し、水50部を加えて撹拌機で撹
拌した後、サンド・ミルで30分間処理してインク
組成物を得た。 実施例 6 150スピンドル油23部、デカグリセリン・オク
タリシノレート9部、ポリオキシエチレン(3モ
ル)グリセリン・トリリシノレート5部、さらに
顔料としてフタロシアニン・ブルー3部を混合し
て練肉し、水60部を加えて高速撹拌機で撹拌処理
してインク組成物を得た。 実施例4、5及び6で得られた各インク組成物
について、実施例1におけると同様にして粘度を
測定し、同様にして印刷試験を行なつた。その結
果は表4に示す通りであつた。
【表】
表4に示されたように、実施例4〜6の各イン
ク組成物は、いずれも高水分量であるにも拘らず
印刷に適する低い粘度を有していた。また、印刷
試験結果もいずれも良好な印刷物を与えることが
できた。 (c) 発明の効果 本発明の印刷インク組成物は下記のような優れ
た効果を奏する。 () 高含水量、したがつて速乾性のインク組成
物にしても、比較的に低い粘度を有するため
に、版原紙やスクリーンに対する浸透性に優れ
ている。 () 高含水量であつても、W/O型エマルジヨ
ン・インク組成物の長期間の保存安定性(乳化
安定性)に優れている。 () 上記()の効果を奏する結果として、自
然浸透式(無加圧式)単胴型孔版輪転印刷機を
用いて速い速度で、画像解像度の優れた印刷を
することができる。 () 多価アルコールを配合したものは、さらに
0℃以下(たとえば−20℃)に低温保存した場
合にも乳化破壊を起さず、また40℃程度の高温
保存の乳化安定性にも優れている。
ク組成物は、いずれも高水分量であるにも拘らず
印刷に適する低い粘度を有していた。また、印刷
試験結果もいずれも良好な印刷物を与えることが
できた。 (c) 発明の効果 本発明の印刷インク組成物は下記のような優れ
た効果を奏する。 () 高含水量、したがつて速乾性のインク組成
物にしても、比較的に低い粘度を有するため
に、版原紙やスクリーンに対する浸透性に優れ
ている。 () 高含水量であつても、W/O型エマルジヨ
ン・インク組成物の長期間の保存安定性(乳化
安定性)に優れている。 () 上記()の効果を奏する結果として、自
然浸透式(無加圧式)単胴型孔版輪転印刷機を
用いて速い速度で、画像解像度の優れた印刷を
することができる。 () 多価アルコールを配合したものは、さらに
0℃以下(たとえば−20℃)に低温保存した場
合にも乳化破壊を起さず、また40℃程度の高温
保存の乳化安定性にも優れている。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 樹脂成分を含有しうる油性成分、着色料、界
面活性剤及び水を含有する油中水滴型インクにお
いて、該界面活性剤としてポリグリセリン、糖類
及び糖アルコール類より選ばれた多価アルコール
のオキシ脂肪酸エステルの少なくとも1種を用い
てなることを特徴とする孔版印刷用油中水滴型イ
ンク組成物。 2 樹脂成分を含有しうる油性成分がその合計量
で10〜40重量%、着色料が1〜10重量%、界面活
性剤が3〜35重量%、及び水が25〜75重量%であ
る特許請求の範囲第1項記載のインク組成物。 3 樹脂成分を含有しうる油性成分、着色料、界
面活性剤及び水を含有する油中水滴型インクにお
いて、該界面活性剤としてポリグリセリン、糖類
及び糖アルコール類より選ばれた多価アルコール
のオキシ脂肪酸エステルの少なくとも1種を用
い、かつ多価アルコールを配合してなることを特
徴とする孔版印刷用油中水滴型インク組成物。 4 樹脂成分を含有しうる油性成分がその合計量
で10〜40重量%、着色料が1〜10重量%、界面活
性剤が3〜35重量%、多価アルコールが20重量%
以下、及び水が25〜75重量%である特許請求の範
囲第3項記載のインク組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1321561A JPH02209976A (ja) | 1989-12-13 | 1989-12-13 | 孔版印刷用油中水滴型インク組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1321561A JPH02209976A (ja) | 1989-12-13 | 1989-12-13 | 孔版印刷用油中水滴型インク組成物 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62167750A Division JPS6414284A (en) | 1987-07-07 | 1987-07-07 | Water-in-oil type ink composition for porous printing |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02209976A JPH02209976A (ja) | 1990-08-21 |
| JPH0378433B2 true JPH0378433B2 (ja) | 1991-12-13 |
Family
ID=18133943
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1321561A Granted JPH02209976A (ja) | 1989-12-13 | 1989-12-13 | 孔版印刷用油中水滴型インク組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH02209976A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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|---|---|---|---|---|
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-
1989
- 1989-12-13 JP JP1321561A patent/JPH02209976A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1670232A2 (en) | 2004-12-13 | 2006-06-14 | Ricoh Company, Ltd. | Detecting and protecting a copy guarded document |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02209976A (ja) | 1990-08-21 |
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