JPH0378879B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0378879B2 JPH0378879B2 JP61243235A JP24323586A JPH0378879B2 JP H0378879 B2 JPH0378879 B2 JP H0378879B2 JP 61243235 A JP61243235 A JP 61243235A JP 24323586 A JP24323586 A JP 24323586A JP H0378879 B2 JPH0378879 B2 JP H0378879B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substance
- kbs3
- amino acid
- molecule
- ether
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Compounds Of Unknown Constitution (AREA)
Description
本発明は抗真菌活性を有する物質KBS3−
P1003及びその製造法に関するものである。 本発明者らは、バチルス属菌の生産する抗菌性
低分子物質を探索中バチルス属の一菌株が抗真菌
活性物質を生産することを知り、更に、該物質が
新規物質であることを確認し、これを物質KBS3
−P1003と命名し、本発明を完成するに到つた。 本発明で使用する菌は物質KBS3−P1003を生
産するものであればいずれでもよいが、例示とし
てはバチルス(Bacillus)KB−S3があげられる。
バチルスKB−S3は微工研にFERM P−8986と
して寄託されており、また菌学的性質の概要は次
の通りである。 グラム染色 + 胞子染色 + カタラーゼテスト + オキシダーゼテスト + 物質KBS3−P1003生産菌の培養培地は、資化
できる炭素源、窒素源、ビタミン等を含有する栄
養料等適宜含有したもので、物質KBS3−P1003
を生産蓄積する培地であればいずれの培地でもよ
い。 バチルスKB−S3の培養に適した培地は例えば
次のものがあげられる。 ポリペプトン 30g 酵母エキス 5g NaCl 5g 脱イオン水 1 (PH7.0) 培養は25〜30℃で、通気、撹拌、振とう等好気
的に4日間程度行なわれる。 得られた培養液は濾過して濾液を得、これに
6N HClを添加し、PH=3.0に調整し沈澱物を得
る。沈澱物は水に溶解し、NaHCO3を加え、PH
=7.0とし、次いでエタノールを80%まで加える。
得られた上清液を真空乾燥し、乾燥物を蒸留水に
溶解し、再び6N HClを加えてPH=3.0に調整し、
沈澱物を得る。得られた沈澱物を蒸留水に溶解
し、NaHCO3を加え、PH=7.0とし、蒸留水に対
して透析する。透析内液を凍結乾燥することによ
つて物質KBS3−P1003含有粗精製物を黄色粉末
として得る。 得られた黄色粉末を水に溶解し、アセトニトリ
ル系で高速液体クロマトにかけ、これを単離し、
凍結乾燥することによつてほぼ純品の物質KBS3
−P1003を白色無定形粉末として得る。 得られた物質KBS3−P1003の理化学的性質は
次の通りである。 1 元素分析値 C:46.66% H:6.22% N:11.51% Ash:4.36% 2 灰化点 178〜180℃ 3 物質の色及び性状:白色粉体 4 紫外線吸収スペクトル:第1図に示す通り。 5 赤外線吸収スペクトル:第2図に示す通り。 6 溶剤に対する溶解性:水、メタノール、エタ
ノール、アセトニトリルに可溶。 n−プロピルアルコール、アセトン、酢酸エ
チル、エーテル、クロロホルム、ジエチルエー
テル、石油エーテルに不溶。 7 呈色反応 ニンヒドリンテスト − 8 アミノ酸組成:アミノ酸分析機によるアミノ
酸組成は次の通りである。
P1003及びその製造法に関するものである。 本発明者らは、バチルス属菌の生産する抗菌性
低分子物質を探索中バチルス属の一菌株が抗真菌
活性物質を生産することを知り、更に、該物質が
新規物質であることを確認し、これを物質KBS3
−P1003と命名し、本発明を完成するに到つた。 本発明で使用する菌は物質KBS3−P1003を生
産するものであればいずれでもよいが、例示とし
てはバチルス(Bacillus)KB−S3があげられる。
バチルスKB−S3は微工研にFERM P−8986と
して寄託されており、また菌学的性質の概要は次
の通りである。 グラム染色 + 胞子染色 + カタラーゼテスト + オキシダーゼテスト + 物質KBS3−P1003生産菌の培養培地は、資化
できる炭素源、窒素源、ビタミン等を含有する栄
養料等適宜含有したもので、物質KBS3−P1003
を生産蓄積する培地であればいずれの培地でもよ
い。 バチルスKB−S3の培養に適した培地は例えば
次のものがあげられる。 ポリペプトン 30g 酵母エキス 5g NaCl 5g 脱イオン水 1 (PH7.0) 培養は25〜30℃で、通気、撹拌、振とう等好気
的に4日間程度行なわれる。 得られた培養液は濾過して濾液を得、これに
6N HClを添加し、PH=3.0に調整し沈澱物を得
る。沈澱物は水に溶解し、NaHCO3を加え、PH
=7.0とし、次いでエタノールを80%まで加える。
得られた上清液を真空乾燥し、乾燥物を蒸留水に
溶解し、再び6N HClを加えてPH=3.0に調整し、
沈澱物を得る。得られた沈澱物を蒸留水に溶解
し、NaHCO3を加え、PH=7.0とし、蒸留水に対
して透析する。透析内液を凍結乾燥することによ
つて物質KBS3−P1003含有粗精製物を黄色粉末
として得る。 得られた黄色粉末を水に溶解し、アセトニトリ
ル系で高速液体クロマトにかけ、これを単離し、
凍結乾燥することによつてほぼ純品の物質KBS3
−P1003を白色無定形粉末として得る。 得られた物質KBS3−P1003の理化学的性質は
次の通りである。 1 元素分析値 C:46.66% H:6.22% N:11.51% Ash:4.36% 2 灰化点 178〜180℃ 3 物質の色及び性状:白色粉体 4 紫外線吸収スペクトル:第1図に示す通り。 5 赤外線吸収スペクトル:第2図に示す通り。 6 溶剤に対する溶解性:水、メタノール、エタ
ノール、アセトニトリルに可溶。 n−プロピルアルコール、アセトン、酢酸エ
チル、エーテル、クロロホルム、ジエチルエー
テル、石油エーテルに不溶。 7 呈色反応 ニンヒドリンテスト − 8 アミノ酸組成:アミノ酸分析機によるアミノ
酸組成は次の通りである。
【表】
9 物質1分子あたり構造未決定の脂肪酸が1分
子存在する。 10 本物質は真菌に対して強い抗菌性を示す。 11 精製法:PH=3.0程度で沈澱させ、沈澱物を
PH=7.0で溶解する工程をくりかえし、最後に
高速液体クロマトにかけることによつてほぼ純
品を得ることができる。高速液体クロマトにお
けるÅ220による吸光度曲線は第3図に示す通
りである。矢印が物質KBS3−P1003を示して
いる。 なお、高速液体クロマトはカラムサイズφ1.0
×20cm、ゲルは日立ゲル3053(シリカ系)、溶出
条件は初発アセトニトリル40%、トリフルオロ
酢酸0.1%の水性溶媒で、最終(40分後)アセ
トニトリル60%、トリフルオロ酢酸0.1%の水
性溶媒になる直線濃度勾配によつて行つた。 12 抗菌スペクトラム:物質KBS3−P1003の抗
菌活性は次の表1に示される。
子存在する。 10 本物質は真菌に対して強い抗菌性を示す。 11 精製法:PH=3.0程度で沈澱させ、沈澱物を
PH=7.0で溶解する工程をくりかえし、最後に
高速液体クロマトにかけることによつてほぼ純
品を得ることができる。高速液体クロマトにお
けるÅ220による吸光度曲線は第3図に示す通
りである。矢印が物質KBS3−P1003を示して
いる。 なお、高速液体クロマトはカラムサイズφ1.0
×20cm、ゲルは日立ゲル3053(シリカ系)、溶出
条件は初発アセトニトリル40%、トリフルオロ
酢酸0.1%の水性溶媒で、最終(40分後)アセ
トニトリル60%、トリフルオロ酢酸0.1%の水
性溶媒になる直線濃度勾配によつて行つた。 12 抗菌スペクトラム:物質KBS3−P1003の抗
菌活性は次の表1に示される。
【表】
次に本発明の実施例を示す。
実施例 1
バチルスKB−S3、FERM P−8986を次の培
地に接種して、27℃で4日間振とう培養した。 ポリペプトン 30g 酵母エキス 5g NaCl 5g 脱イオン水 1 (PH7.0) 得られた培養液を濾過して、培養濾液とし、こ
れを6N HClでPH=3.0とし、しばらく放置する
と沈澱物が得られるので、得られた沈澱物を蒸留
水に溶解し、これにNaHCO3を加え、PH=7.0と
し、更にエタノールを80%まで加え、濾過する。
得られた上清を真空乾燥し、乾固物を得る。この
乾固物を蒸留水に溶解し、6H HClでPH=3.0と
し、しばらく放置し、沈澱物を得る。この沈澱物
を蒸留水に溶解し、NaHCO3でPH=7.0とし、こ
の溶液を蒸留水に対して透析する。 得られた透析液を凍結乾燥し、物質KBS3−
P1003含有の粗精製物を黄色粉末で得る。 得られた黄色粉末を高速液体クロマトにかけ、
第3図に矢印で示す物質KBS3−P1003該当部分
をとり、これを凍結乾燥することにより、ほぼ純
品の物質KBS3−P1003を白色無定形粉末として
得た。
地に接種して、27℃で4日間振とう培養した。 ポリペプトン 30g 酵母エキス 5g NaCl 5g 脱イオン水 1 (PH7.0) 得られた培養液を濾過して、培養濾液とし、こ
れを6N HClでPH=3.0とし、しばらく放置する
と沈澱物が得られるので、得られた沈澱物を蒸留
水に溶解し、これにNaHCO3を加え、PH=7.0と
し、更にエタノールを80%まで加え、濾過する。
得られた上清を真空乾燥し、乾固物を得る。この
乾固物を蒸留水に溶解し、6H HClでPH=3.0と
し、しばらく放置し、沈澱物を得る。この沈澱物
を蒸留水に溶解し、NaHCO3でPH=7.0とし、こ
の溶液を蒸留水に対して透析する。 得られた透析液を凍結乾燥し、物質KBS3−
P1003含有の粗精製物を黄色粉末で得る。 得られた黄色粉末を高速液体クロマトにかけ、
第3図に矢印で示す物質KBS3−P1003該当部分
をとり、これを凍結乾燥することにより、ほぼ純
品の物質KBS3−P1003を白色無定形粉末として
得た。
第1図は物質KBS3−P1003の紫外線吸収スペ
クトルを示す図で、第2図は同じく赤外線吸収ス
ペクトルを示す図で、第3図は物質KBS3−
P1003含有粗精製物の高速液体クロマトによるÅ
220による吸光度曲線を示す図である。矢印は物
質KBS3−P1003を示す。
クトルを示す図で、第2図は同じく赤外線吸収ス
ペクトルを示す図で、第3図は物質KBS3−
P1003含有粗精製物の高速液体クロマトによるÅ
220による吸光度曲線を示す図である。矢印は物
質KBS3−P1003を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記の理化学的性質を有する物質KBS3−
P1003。 1 元素分析値 C:46.66% H:6.22% N:11.51% Ash:4.36% 2 灰化点 178〜180℃ 3 物質の色及び性状:白色粉体 4 紫外線吸収スペクトル:278nmに吸収あり。 5 赤外線吸収スペクトル:1200、1660、2860、
2930、3320cm-1に吸収あり。 6 溶剤に対する溶解性:水、メタノール、エタ
ノール、アセトニトリルに可溶。 n−プロピルアルコール、アセトン、酢酸エ
チル、エーテル、クロロホルム、ジエチルエー
テル、石油エーテルに不溶。 7 呈色反応 ニンヒドリンテスト − 8 アミノ酸組成:アミノ酸分析機によるアミノ
酸組成は次の通りである。 【表】 9 物質1分子あたり構造未決定の脂肪酸が1分
子存在する。 2 バチルス属に属する物質KBS3−P1003生産
菌を培養し、物質KBS3−P1003を採取すること
を特徴とする物質KBS3−P1003の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61243235A JPS6399089A (ja) | 1986-10-15 | 1986-10-15 | 物質kbs3−p1003及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61243235A JPS6399089A (ja) | 1986-10-15 | 1986-10-15 | 物質kbs3−p1003及びその製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6399089A JPS6399089A (ja) | 1988-04-30 |
| JPH0378879B2 true JPH0378879B2 (ja) | 1991-12-17 |
Family
ID=17100846
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61243235A Granted JPS6399089A (ja) | 1986-10-15 | 1986-10-15 | 物質kbs3−p1003及びその製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6399089A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0601187A4 (en) * | 1992-03-31 | 1994-09-21 | Higeta Shoyu Kk | Novel antibiotic and production and use thereof. |
-
1986
- 1986-10-15 JP JP61243235A patent/JPS6399089A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6399089A (ja) | 1988-04-30 |
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