JPH0379963B2 - - Google Patents
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- JPH0379963B2 JPH0379963B2 JP61204616A JP20461686A JPH0379963B2 JP H0379963 B2 JPH0379963 B2 JP H0379963B2 JP 61204616 A JP61204616 A JP 61204616A JP 20461686 A JP20461686 A JP 20461686A JP H0379963 B2 JPH0379963 B2 JP H0379963B2
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Description
(産業上の利用分野)
本発明は多数の動物を複数段のラツクで飼育す
る動物飼育施設に関するものである。 (従来技術とその問題点) 従来から、動物の飼育に供する施設において
は、多数の動物を飼育室内に配設したラツクの各
段に設けている飼育ケージ内に入れて飼育してい
るが、この飼育室内では、温度、気流速度等の環
境条件がラツクの各段において均等であることが
要求される。このため、室内を常時空調すること
が行われているが、この場合、ラツクの格段を通
過する風量が等量で且つ所定量であることが望ま
しい。このような風量に調整する方法として、ラ
ツクの各段の通気開口部の面積を調節することが
考えられるが、新鮮な空気が供給される室内で
は、その空気の圧力分布は室温と供給する空気の
温度との相違や供給空気の吹出し速度等によつて
変動し、又、室内を空気が循環したり、外気の温
度が季節的に変動したりして圧力分布は変動する
ので、各段の通気開口部の面積を調節して一旦は
所望の通風状態に設定しても、各段を長期間に亘
つて等量の通風状態に維持することは困難であ
る。 従つて、各段の通気開口面積を頻繁に調節する
必要が生じ、その作業は非常に煩わしい等の問題
点があつた。 本発明は、このような問題点を解消することを
目的とするもので、ラツクの各段における通気開
口部の面積が一定略等しいにも拘わらず、ラツク
各段の通過風量を略等しくできるようにした動物
飼育施設を提供するものである。 (問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明の動物飼育
施設は、動物飼育室に、棚板によつて複数段に区
画され且つ各段が奥行き方向に開口しているラツ
クを配設し、該ラツクの一方の開口端側に、ラツ
クの各段に連通する通気孔を穿設している遮蔽板
を配設してこの遮蔽板を介して前記動物飼育室を
新鮮な空気の吹出口と連通する高圧室と、ラツク
の各段内から遮蔽板の通気孔を通じて該空気が流
出する低圧室とに区画した動物飼育施設におい
て、ラツクの各段における通気孔の開口面積を略
等しくすると共に、前記高圧室と低圧室との圧力
差をラツクの最上段と最下段との圧力差よりも10
倍以上大きくなるように前記通気孔の開口面積を
小さく設定してラツク各段の通過風量を略等しく
なるように構成したことを特徴とするものであ
る。 (作用) 吹出口から高圧室内に新鮮な空気を所定の風量
でもつて供給すると、該空気は高圧室内に充満す
ると共にラツクの各段を流通して遮蔽板に穿設し
ている通気孔から低圧室内に流出し、吸込口より
排出される。 この時、ラツクの各段における通気孔の開口面
積を略等しくすると共に、前記高圧室と低圧室と
の圧力差をラツクの最上段と最下段との圧力差よ
りも10倍以上大きくなるように前記通気孔の開口
面積を小さく設定しているので、最上段から最下
段のラツクに至るまで、全てのラツクの通過風量
が略等しくなるものである。 (実施例) 本発明の実施例を図面について説明すると、1
は気密に形成されている動物飼育室で、天井2と
側壁3,3、床4及び妻壁5,5とから構成され
てあり、天井2の中央部には側壁3の面と並行す
る方向に適宜間隔毎に室内に向かつて開口した空
気吹出口6,6を穿設し、これらの吹出口6,6
に室外の適所に配設した空調装置23に接続して
いる供給ダクト19を連結、連通させ、該供給ダ
クト19には定風量装置20と再熱器21を配設
してある。 さらに、天井2の両側部には飼育室1から空気
を排出させる複数個の吸込口7,7を吹出口6,
6と並列状態にして開口させ、両側の吸込口7,
7に内部ダンパー24,24を配設している排気
ダクト22を連結、連通させて、この排気ダクト
22の開口端を外部に直接開口させるか或いは空
気吸引装置26に接続してある。 8,8は飼育室1内の両側部における吹出口6
と吸込口7間に位置する床4に配設したラツクで
方形枠状に形成されてあり、その内部を水平棚板
9,9…9によつて上下方向に複数段に区切ら
れ、各棚板9上に金網等よりなる動物飼育用のケ
ージ12,12…12が載置される。棚板9によ
つて複数段に区画された飼育室1は吹出口6の下
方の室内側と吸込口7の下方の室内側に対して開
放状態になつていると共に、この二台のラツク
8,8によつて飼育室1を研究者や飼育者が作業
を行う中央室13と清掃や消毒を行う側室14と
に区画してある。 15は上下に隣接する棚板9,9間の開放部1
0の側室14側開口端を閉止するように配設した
遮蔽板で、ラツク8の各段の端面に気密的に密
着、固定してあり、これらの遮蔽板15には夫々
の対応する段に連通して同一開口面積の通気孔1
8,18…18を穿設してある。遮蔽板15の取
付けは、例えば、第4図に示すように、開放部1
0を形成する各段の四方端面と該端面に対向する
遮蔽板15の外周縁とに互いに密着する磁気板3
0,31を固着しておくことにより行なえる。 遮蔽板15に穿設した通気孔18の形状は、円
形、角形、細長スリツト形等の適宜な形状であれ
ばよいが、これらの通気孔18の開口面積は全て
の遮蔽板15において同一大きさに形成されてあ
る。さらに、第5図に示すように、遮蔽板15に
予め大面積の開口部を有する通気孔18を穿設し
ておき、該通気孔18に接するようにして小径孔
18aを穿設した取付板32を通気孔周囲の遮蔽
板15の面に固定したU字枠33に着脱自在に挿
嵌して通気孔18を小径孔18aの面積だけの開
口部となるようにしてもよい。このように構成す
ることにより、種々の大きさの小径孔18aを有
する取付板32を取り換えるだけで、通気孔18
の開口面積を自由に設定することができる。な
お、各段に配設するケージ12,12間を仕切板
で仕切つている場合には、各ケージ12に対応す
る大きさの遮蔽板を順次取付けてこれらの遮蔽板
により開放部10の開口端を閉止させるようにし
てもよい。 16はラツク8の飼育室中央部側の上端縁と天
井との間に張設して中央室13と側室14とを気
密に区画した仕切板であり、17は該仕切板16
に連続してラツク8の両端縁と天井2、床4、両
妻壁5,5との間に張設して中央室13の側室1
4とを気密に区画した仕切板である。従つて、ラ
ツク8の各段に取付けた遮蔽板15とラツク8の
枠、及びこれらの仕切板16,17によつて中央
室13と側室14とは遮蔽板15に穿設した通気
孔18のみに通じて連通し、その他の部分は遮断
されてあり、吹出口6が臨んでいる中央室13が
高圧室に、吸込口7に連通している側室14を低
圧室となるように構成してある。 このように構成したので、空調装置23から供
給ダクト19を通じて吹出口6から中央室13に
所定風圧の新鮮な空気を供給すると、中央室13
はその天井2から床4に至るまでの略均一な圧力
の高圧室となり、空気はラツク8の各段の棚板9
上に載置しているケージ12を流通して遮蔽板1
5の通気孔18から低圧室である側室14内に流
出し、この側室14から吸込口7を通じて排気ダ
クト22に排出される。 ここで、高圧室となる中央室13に配設したラ
ツク8の棚板9の上段から下段に亘つて略一定量
の通風を得るための遮蔽板15に設けた通気孔1
8の大きさについて述べる。 今、ケージ区画毎の通気孔18の開口面積をA
cm2、この通気孔18を通過する空気の速度をV
cm/sとすると、単位時間当たりの通気孔18を
通過する風量Qcm3/sは、 Q=AV ……(1) で表され、中央室13と側室14との圧力差Pmm
Aqは P=αV2 ……(2) (αは通気孔の形状等によつて決まる定数) として表さて、側室14の空気圧に比べて中央室
13の空気圧がPだけ高い時に、通気孔18の開
口面積AをQの風量が通過することになり、この
風量によつてケージ12内の動物からの放熱及び
臭気等を側室14へ排出、処理することになる。 この式の関係がラツク8の上下段共に一様に適
用できるものであれば、前述のように、各段にお
いて通気孔18の開口度を頻繁に調節する必要が
ないのであるが、実際には、冷房の場合において
は下段にゆく程、通気孔18の開口面積Aを狭く
することによつて各段の通過風量が略等しくなる
ことが確かめられている。 このことは上式(1)(2)から空気の速度Vを消去し
た P=αQ2/A2 ……(3) 或いは Q=A√ ……(4) の式(3)において、通過風量Qが一定であつて開口
面積Aが下段程小さいということは下段程圧力差
Pが大きいことを示している。 そこで、最上段の圧力差P、開口面積Aに対し
て最下段の差圧をP+ΔP、開口面積をA−ΔA
として各段の通過風量が等しいということは、(3)
式から 上段は、 Q2=α-1A2P、 下段は、 Q2=α-1(A−ΔA)2(P+ΔP) ……(5) の関係になつていることになる。 このΔPは、飼育室1の壁面からの伝熱や照明、
人体からの放熱、天井からの冷気の供給等のため
に、低温の空気が床面方向に流れて上下方向に生
じた圧力差であると考えられる。 ここで、飼育室1内の上下の圧力差に応じて遮
蔽板15の通気孔18の開口面積Aを調節する従
来の方法に代えて、最下段の遮蔽板15の開口面
積も最上段の遮蔽板15の開口面積も共にAとす
る。この時、最上段、最下段の夫々の通気孔18
からの通過風量、Qa、Qbは、 Qa2=α-1・A2・P、 Qb2=α-1A2(P+ΔP) となり、上下において、通過風量を略等しくする
には、 を1に近づければよいことになる。即ち、Pを
ΔPに比して大きくすればよいのである。 換言すれば、中央室13の圧力と側室14の圧
力との差Pを中央室13に生じる上段と下段間に
おける圧力差ΔPに比して大きくすることであり、
こうすることによつてラツク8の上段から下段ま
での通過風量を略等しくすることができるもので
あり、これは、中央室13を高圧室に、側室14
を低圧室にすることであるといえる。 ところが、上記(4)式からも明らかなように、従
来の両室13,14において圧力差が小さい時の
開口面積のままで中央室13の圧力を大きくする
と、ラツク8内の通過風量が多くなりすぎて動物
に悪影響を及ぼしたり、大規模の空調装置23が
必要となつて不経済となる。従つて、前記通過風
量を所定量にするためには、開口面積Aを従来の
ものよりも小さくして空気の速度Vが大きくなる
ようにすればよい。 遮蔽板15の通気孔18の開口面積の決定に当
たつては、予め、その開口面積と両室13,14
の圧力差及び通過風量との関係を求めて所定の通
過風量に適した開口面積と圧力差の適用範囲を求
め、空調装置23の能力を選定することにより、
一意的に開口面積を決定することができる。 そして、実際の運転に際しては、少なくともラ
ツク8の最上段と最下段の通気孔18に風速計2
7a,27bを取付けて風速Va,Vbを測定し、
その測定値に通気孔18の開口面積Aを乗じて通
過風量Qa,Qbを算出し、上下段の通風量が共に
予め定めた許容通過風量であるかどうかを判定
し、空調装置23の運転、例えばフアンの回転数
を調節するものである。 以上の説明では冷房の場合について述べたが、
暖房の場合は圧力差ΔPが上段側に発生するだけ
である。 なお、遮蔽板15の通気孔18以外から換気空
気が流通しないように密閉しておくことは当然で
あるが、中央室13に連通する吹出口6や側室1
4に連通する吸込口7は必ずしも天井2に設ける
必要がなく、又、その形状は両妻壁5,5間に亘
る細長状の開口部であつてもよい。 次に、低圧室となる側室14側の圧力を大気圧
よりも大きくすると、飼育室1全体の圧力が常に
室外の圧力(大気圧)よりも高くなり、外部から
飼育室1内への有害菌等の侵入を防止することが
できる。通常、このような目的で飼育室1内の圧
力を大気圧に対して5〜10mmAq程度高くしてい
るので、例えば、排気ダクト22内に配設してい
るダンパー24を絞つて低圧室である側室14内
の圧力を大気圧に対して5mmAq高くし、側室1
4に取付けた差圧ダンパー25で側室内圧力を定
常に保持し、さらに中央室13の圧力を側室14
内の圧力よりも所定圧力差だけ高くすればよい。 又、高圧室である中央室13内の圧力を吸引装
置26によつて大気圧よりも低くすると、飼育室
1全体の圧力が常に室外の圧力(大気圧)よりも
低くなり、動物に接種した病原菌等が飼育室1内
から外部に漏出するのを防止することができる。 他の実施例として、第6図に示すように、飼育
室1内を遮蔽板15と同一目的を達成する通気孔
18を穿設している壁40によつて仕切るか、或
いは床面及び天井面に突設した取付板42に通気
孔18を穿設している遮蔽板41を着脱自在に取
付け、壁40又は遮蔽板41の前面或いは背面に
ラツク8を接して配設してもよい。この場合、ラ
ツク8を移動式にすることができる。 次に本発明の動物飼育施設における複数のケー
ジ12毎にラツト3匹相当の熱負荷を入れて、こ
れらのケージ12を5段のラツク8(高さ1.6m)
の各段に載置し、各ケージ12に2.5m3/hrの空
気を流通させるべく吹出口6から室内に12.5m3/
hr送気する場合について実験を行つた結果を表1
に示す。なお、吹出口6での空気の温度は21.2℃
で、室内の温度は平均22.6℃である。
る動物飼育施設に関するものである。 (従来技術とその問題点) 従来から、動物の飼育に供する施設において
は、多数の動物を飼育室内に配設したラツクの各
段に設けている飼育ケージ内に入れて飼育してい
るが、この飼育室内では、温度、気流速度等の環
境条件がラツクの各段において均等であることが
要求される。このため、室内を常時空調すること
が行われているが、この場合、ラツクの格段を通
過する風量が等量で且つ所定量であることが望ま
しい。このような風量に調整する方法として、ラ
ツクの各段の通気開口部の面積を調節することが
考えられるが、新鮮な空気が供給される室内で
は、その空気の圧力分布は室温と供給する空気の
温度との相違や供給空気の吹出し速度等によつて
変動し、又、室内を空気が循環したり、外気の温
度が季節的に変動したりして圧力分布は変動する
ので、各段の通気開口部の面積を調節して一旦は
所望の通風状態に設定しても、各段を長期間に亘
つて等量の通風状態に維持することは困難であ
る。 従つて、各段の通気開口面積を頻繁に調節する
必要が生じ、その作業は非常に煩わしい等の問題
点があつた。 本発明は、このような問題点を解消することを
目的とするもので、ラツクの各段における通気開
口部の面積が一定略等しいにも拘わらず、ラツク
各段の通過風量を略等しくできるようにした動物
飼育施設を提供するものである。 (問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明の動物飼育
施設は、動物飼育室に、棚板によつて複数段に区
画され且つ各段が奥行き方向に開口しているラツ
クを配設し、該ラツクの一方の開口端側に、ラツ
クの各段に連通する通気孔を穿設している遮蔽板
を配設してこの遮蔽板を介して前記動物飼育室を
新鮮な空気の吹出口と連通する高圧室と、ラツク
の各段内から遮蔽板の通気孔を通じて該空気が流
出する低圧室とに区画した動物飼育施設におい
て、ラツクの各段における通気孔の開口面積を略
等しくすると共に、前記高圧室と低圧室との圧力
差をラツクの最上段と最下段との圧力差よりも10
倍以上大きくなるように前記通気孔の開口面積を
小さく設定してラツク各段の通過風量を略等しく
なるように構成したことを特徴とするものであ
る。 (作用) 吹出口から高圧室内に新鮮な空気を所定の風量
でもつて供給すると、該空気は高圧室内に充満す
ると共にラツクの各段を流通して遮蔽板に穿設し
ている通気孔から低圧室内に流出し、吸込口より
排出される。 この時、ラツクの各段における通気孔の開口面
積を略等しくすると共に、前記高圧室と低圧室と
の圧力差をラツクの最上段と最下段との圧力差よ
りも10倍以上大きくなるように前記通気孔の開口
面積を小さく設定しているので、最上段から最下
段のラツクに至るまで、全てのラツクの通過風量
が略等しくなるものである。 (実施例) 本発明の実施例を図面について説明すると、1
は気密に形成されている動物飼育室で、天井2と
側壁3,3、床4及び妻壁5,5とから構成され
てあり、天井2の中央部には側壁3の面と並行す
る方向に適宜間隔毎に室内に向かつて開口した空
気吹出口6,6を穿設し、これらの吹出口6,6
に室外の適所に配設した空調装置23に接続して
いる供給ダクト19を連結、連通させ、該供給ダ
クト19には定風量装置20と再熱器21を配設
してある。 さらに、天井2の両側部には飼育室1から空気
を排出させる複数個の吸込口7,7を吹出口6,
6と並列状態にして開口させ、両側の吸込口7,
7に内部ダンパー24,24を配設している排気
ダクト22を連結、連通させて、この排気ダクト
22の開口端を外部に直接開口させるか或いは空
気吸引装置26に接続してある。 8,8は飼育室1内の両側部における吹出口6
と吸込口7間に位置する床4に配設したラツクで
方形枠状に形成されてあり、その内部を水平棚板
9,9…9によつて上下方向に複数段に区切ら
れ、各棚板9上に金網等よりなる動物飼育用のケ
ージ12,12…12が載置される。棚板9によ
つて複数段に区画された飼育室1は吹出口6の下
方の室内側と吸込口7の下方の室内側に対して開
放状態になつていると共に、この二台のラツク
8,8によつて飼育室1を研究者や飼育者が作業
を行う中央室13と清掃や消毒を行う側室14と
に区画してある。 15は上下に隣接する棚板9,9間の開放部1
0の側室14側開口端を閉止するように配設した
遮蔽板で、ラツク8の各段の端面に気密的に密
着、固定してあり、これらの遮蔽板15には夫々
の対応する段に連通して同一開口面積の通気孔1
8,18…18を穿設してある。遮蔽板15の取
付けは、例えば、第4図に示すように、開放部1
0を形成する各段の四方端面と該端面に対向する
遮蔽板15の外周縁とに互いに密着する磁気板3
0,31を固着しておくことにより行なえる。 遮蔽板15に穿設した通気孔18の形状は、円
形、角形、細長スリツト形等の適宜な形状であれ
ばよいが、これらの通気孔18の開口面積は全て
の遮蔽板15において同一大きさに形成されてあ
る。さらに、第5図に示すように、遮蔽板15に
予め大面積の開口部を有する通気孔18を穿設し
ておき、該通気孔18に接するようにして小径孔
18aを穿設した取付板32を通気孔周囲の遮蔽
板15の面に固定したU字枠33に着脱自在に挿
嵌して通気孔18を小径孔18aの面積だけの開
口部となるようにしてもよい。このように構成す
ることにより、種々の大きさの小径孔18aを有
する取付板32を取り換えるだけで、通気孔18
の開口面積を自由に設定することができる。な
お、各段に配設するケージ12,12間を仕切板
で仕切つている場合には、各ケージ12に対応す
る大きさの遮蔽板を順次取付けてこれらの遮蔽板
により開放部10の開口端を閉止させるようにし
てもよい。 16はラツク8の飼育室中央部側の上端縁と天
井との間に張設して中央室13と側室14とを気
密に区画した仕切板であり、17は該仕切板16
に連続してラツク8の両端縁と天井2、床4、両
妻壁5,5との間に張設して中央室13の側室1
4とを気密に区画した仕切板である。従つて、ラ
ツク8の各段に取付けた遮蔽板15とラツク8の
枠、及びこれらの仕切板16,17によつて中央
室13と側室14とは遮蔽板15に穿設した通気
孔18のみに通じて連通し、その他の部分は遮断
されてあり、吹出口6が臨んでいる中央室13が
高圧室に、吸込口7に連通している側室14を低
圧室となるように構成してある。 このように構成したので、空調装置23から供
給ダクト19を通じて吹出口6から中央室13に
所定風圧の新鮮な空気を供給すると、中央室13
はその天井2から床4に至るまでの略均一な圧力
の高圧室となり、空気はラツク8の各段の棚板9
上に載置しているケージ12を流通して遮蔽板1
5の通気孔18から低圧室である側室14内に流
出し、この側室14から吸込口7を通じて排気ダ
クト22に排出される。 ここで、高圧室となる中央室13に配設したラ
ツク8の棚板9の上段から下段に亘つて略一定量
の通風を得るための遮蔽板15に設けた通気孔1
8の大きさについて述べる。 今、ケージ区画毎の通気孔18の開口面積をA
cm2、この通気孔18を通過する空気の速度をV
cm/sとすると、単位時間当たりの通気孔18を
通過する風量Qcm3/sは、 Q=AV ……(1) で表され、中央室13と側室14との圧力差Pmm
Aqは P=αV2 ……(2) (αは通気孔の形状等によつて決まる定数) として表さて、側室14の空気圧に比べて中央室
13の空気圧がPだけ高い時に、通気孔18の開
口面積AをQの風量が通過することになり、この
風量によつてケージ12内の動物からの放熱及び
臭気等を側室14へ排出、処理することになる。 この式の関係がラツク8の上下段共に一様に適
用できるものであれば、前述のように、各段にお
いて通気孔18の開口度を頻繁に調節する必要が
ないのであるが、実際には、冷房の場合において
は下段にゆく程、通気孔18の開口面積Aを狭く
することによつて各段の通過風量が略等しくなる
ことが確かめられている。 このことは上式(1)(2)から空気の速度Vを消去し
た P=αQ2/A2 ……(3) 或いは Q=A√ ……(4) の式(3)において、通過風量Qが一定であつて開口
面積Aが下段程小さいということは下段程圧力差
Pが大きいことを示している。 そこで、最上段の圧力差P、開口面積Aに対し
て最下段の差圧をP+ΔP、開口面積をA−ΔA
として各段の通過風量が等しいということは、(3)
式から 上段は、 Q2=α-1A2P、 下段は、 Q2=α-1(A−ΔA)2(P+ΔP) ……(5) の関係になつていることになる。 このΔPは、飼育室1の壁面からの伝熱や照明、
人体からの放熱、天井からの冷気の供給等のため
に、低温の空気が床面方向に流れて上下方向に生
じた圧力差であると考えられる。 ここで、飼育室1内の上下の圧力差に応じて遮
蔽板15の通気孔18の開口面積Aを調節する従
来の方法に代えて、最下段の遮蔽板15の開口面
積も最上段の遮蔽板15の開口面積も共にAとす
る。この時、最上段、最下段の夫々の通気孔18
からの通過風量、Qa、Qbは、 Qa2=α-1・A2・P、 Qb2=α-1A2(P+ΔP) となり、上下において、通過風量を略等しくする
には、 を1に近づければよいことになる。即ち、Pを
ΔPに比して大きくすればよいのである。 換言すれば、中央室13の圧力と側室14の圧
力との差Pを中央室13に生じる上段と下段間に
おける圧力差ΔPに比して大きくすることであり、
こうすることによつてラツク8の上段から下段ま
での通過風量を略等しくすることができるもので
あり、これは、中央室13を高圧室に、側室14
を低圧室にすることであるといえる。 ところが、上記(4)式からも明らかなように、従
来の両室13,14において圧力差が小さい時の
開口面積のままで中央室13の圧力を大きくする
と、ラツク8内の通過風量が多くなりすぎて動物
に悪影響を及ぼしたり、大規模の空調装置23が
必要となつて不経済となる。従つて、前記通過風
量を所定量にするためには、開口面積Aを従来の
ものよりも小さくして空気の速度Vが大きくなる
ようにすればよい。 遮蔽板15の通気孔18の開口面積の決定に当
たつては、予め、その開口面積と両室13,14
の圧力差及び通過風量との関係を求めて所定の通
過風量に適した開口面積と圧力差の適用範囲を求
め、空調装置23の能力を選定することにより、
一意的に開口面積を決定することができる。 そして、実際の運転に際しては、少なくともラ
ツク8の最上段と最下段の通気孔18に風速計2
7a,27bを取付けて風速Va,Vbを測定し、
その測定値に通気孔18の開口面積Aを乗じて通
過風量Qa,Qbを算出し、上下段の通風量が共に
予め定めた許容通過風量であるかどうかを判定
し、空調装置23の運転、例えばフアンの回転数
を調節するものである。 以上の説明では冷房の場合について述べたが、
暖房の場合は圧力差ΔPが上段側に発生するだけ
である。 なお、遮蔽板15の通気孔18以外から換気空
気が流通しないように密閉しておくことは当然で
あるが、中央室13に連通する吹出口6や側室1
4に連通する吸込口7は必ずしも天井2に設ける
必要がなく、又、その形状は両妻壁5,5間に亘
る細長状の開口部であつてもよい。 次に、低圧室となる側室14側の圧力を大気圧
よりも大きくすると、飼育室1全体の圧力が常に
室外の圧力(大気圧)よりも高くなり、外部から
飼育室1内への有害菌等の侵入を防止することが
できる。通常、このような目的で飼育室1内の圧
力を大気圧に対して5〜10mmAq程度高くしてい
るので、例えば、排気ダクト22内に配設してい
るダンパー24を絞つて低圧室である側室14内
の圧力を大気圧に対して5mmAq高くし、側室1
4に取付けた差圧ダンパー25で側室内圧力を定
常に保持し、さらに中央室13の圧力を側室14
内の圧力よりも所定圧力差だけ高くすればよい。 又、高圧室である中央室13内の圧力を吸引装
置26によつて大気圧よりも低くすると、飼育室
1全体の圧力が常に室外の圧力(大気圧)よりも
低くなり、動物に接種した病原菌等が飼育室1内
から外部に漏出するのを防止することができる。 他の実施例として、第6図に示すように、飼育
室1内を遮蔽板15と同一目的を達成する通気孔
18を穿設している壁40によつて仕切るか、或
いは床面及び天井面に突設した取付板42に通気
孔18を穿設している遮蔽板41を着脱自在に取
付け、壁40又は遮蔽板41の前面或いは背面に
ラツク8を接して配設してもよい。この場合、ラ
ツク8を移動式にすることができる。 次に本発明の動物飼育施設における複数のケー
ジ12毎にラツト3匹相当の熱負荷を入れて、こ
れらのケージ12を5段のラツク8(高さ1.6m)
の各段に載置し、各ケージ12に2.5m3/hrの空
気を流通させるべく吹出口6から室内に12.5m3/
hr送気する場合について実験を行つた結果を表1
に示す。なお、吹出口6での空気の温度は21.2℃
で、室内の温度は平均22.6℃である。
【表】
【表】
上記表において、、、は夫々、上から第
1段目、第3段目、第5段目を示す。 この表に示すケースは、ラツク8の背面に取
付けた各段の遮蔽板15の通気孔18の大きさを
15cm2にして通気孔18での風速を測定し、圧力差
Pを計算によつて求めたものであり、ケース〜
は各段の通気孔18の大きさを7.1cm2、4.5cm2、
3.5cm2に変更した場合について計算で求めたもの
である。 その時の最下段の通気孔18での風速を1とし
て各段の風速の比率を求めると、表1の風速比の
欄に示した通りであり、ケースでは最上段の風
速は最下段の風速の71.7%(即ち、通過風量が
71.7%)であつたが、ケースでは98.1%と略均
一に通過している。ケースの圧力差Pは約0.52
mmAqで、上下の圧力差ΔPは0.02mmAqである。即
ち、圧力差Pを上下の圧力差ΔPの26倍にするこ
とによつて98.1%まで均一にすることができる。 ちなみに、ケースにおける中央室13と側室
14との圧力差Pは、ケースにおける圧力差P
よりも各段とも0.50mmAq大きくなつたにすぎな
い。 (発明の効果) 以上のように本発明の動物飼育施設によれば、
動物飼育室に、棚板によつて複数段に区画され且
つ各段が奥行き方向に開口しているラツクを配設
し、該ラツクの一方の開口端側に、ラツクの各段
に連通する通気孔を穿設している遮蔽板を配設し
てこの遮蔽板を介して前記動物飼育室を新鮮な空
気の吹出口と連通する高圧室と、ラツクの各段内
から遮蔽板の通気孔を通じて該空気が流出する低
圧室とに区画した動物飼育施設において、ラツク
の各段における通気孔の開口面積を略等しくする
と共に、前記高圧室と低圧室との圧力差をラツク
の最上段と最下段との圧力差よりも10倍以上大き
くなるように前記通気孔の開口面積を小さく設定
してラツク各段の通過風量を略等しくなるように
構成したことを特徴とするものであるから、最上
段から最下段のラツクに至るまで、全てのラツク
の通過風量を略等しくすることができ、従つて、
各段の温度、気流速度等の環境条件が均等となつ
て良好な動物飼育が可能となるものである。 さらに、ラツクの全ての段における通気孔の開
口面積を略等しく形成しているので、従来のよう
な開口面積の頻繁で煩わしい調節作業をなくする
ことができると共にラツク各段の構造を簡易化し
て製作が容易となり、安価な動物飼育施設を提供
できるものである。 又、低圧室の圧力を大気圧よりも高くすること
により、外部からの有害菌等の侵入を阻止して無
菌室にすることができ、さらに又、高圧室の圧力
を大気圧よりも低くすることによつて感染飼育室
として使用できるものである。
1段目、第3段目、第5段目を示す。 この表に示すケースは、ラツク8の背面に取
付けた各段の遮蔽板15の通気孔18の大きさを
15cm2にして通気孔18での風速を測定し、圧力差
Pを計算によつて求めたものであり、ケース〜
は各段の通気孔18の大きさを7.1cm2、4.5cm2、
3.5cm2に変更した場合について計算で求めたもの
である。 その時の最下段の通気孔18での風速を1とし
て各段の風速の比率を求めると、表1の風速比の
欄に示した通りであり、ケースでは最上段の風
速は最下段の風速の71.7%(即ち、通過風量が
71.7%)であつたが、ケースでは98.1%と略均
一に通過している。ケースの圧力差Pは約0.52
mmAqで、上下の圧力差ΔPは0.02mmAqである。即
ち、圧力差Pを上下の圧力差ΔPの26倍にするこ
とによつて98.1%まで均一にすることができる。 ちなみに、ケースにおける中央室13と側室
14との圧力差Pは、ケースにおける圧力差P
よりも各段とも0.50mmAq大きくなつたにすぎな
い。 (発明の効果) 以上のように本発明の動物飼育施設によれば、
動物飼育室に、棚板によつて複数段に区画され且
つ各段が奥行き方向に開口しているラツクを配設
し、該ラツクの一方の開口端側に、ラツクの各段
に連通する通気孔を穿設している遮蔽板を配設し
てこの遮蔽板を介して前記動物飼育室を新鮮な空
気の吹出口と連通する高圧室と、ラツクの各段内
から遮蔽板の通気孔を通じて該空気が流出する低
圧室とに区画した動物飼育施設において、ラツク
の各段における通気孔の開口面積を略等しくする
と共に、前記高圧室と低圧室との圧力差をラツク
の最上段と最下段との圧力差よりも10倍以上大き
くなるように前記通気孔の開口面積を小さく設定
してラツク各段の通過風量を略等しくなるように
構成したことを特徴とするものであるから、最上
段から最下段のラツクに至るまで、全てのラツク
の通過風量を略等しくすることができ、従つて、
各段の温度、気流速度等の環境条件が均等となつ
て良好な動物飼育が可能となるものである。 さらに、ラツクの全ての段における通気孔の開
口面積を略等しく形成しているので、従来のよう
な開口面積の頻繁で煩わしい調節作業をなくする
ことができると共にラツク各段の構造を簡易化し
て製作が容易となり、安価な動物飼育施設を提供
できるものである。 又、低圧室の圧力を大気圧よりも高くすること
により、外部からの有害菌等の侵入を阻止して無
菌室にすることができ、さらに又、高圧室の圧力
を大気圧よりも低くすることによつて感染飼育室
として使用できるものである。
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は
簡略縦断正面図、第2図は簡略平面図、第3図は
ラツクの一部切欠背面図、第4図はその要部の拡
大断面図、、第5図は通気孔の大きさを変化させ
る場合の遮蔽板の一部斜視図、第6図は本発明の
他の実施例を示す簡略縦断正面図である。 1……動物飼育室、6……吹出口、7……吸込
口、8……ラツク、9……棚板、12……ケー
ジ、13……中央室(高圧室)、14……側室
(低圧室)、15……遮蔽板、18……通気孔、1
9,22……ダクト、23……空調装置。
簡略縦断正面図、第2図は簡略平面図、第3図は
ラツクの一部切欠背面図、第4図はその要部の拡
大断面図、、第5図は通気孔の大きさを変化させ
る場合の遮蔽板の一部斜視図、第6図は本発明の
他の実施例を示す簡略縦断正面図である。 1……動物飼育室、6……吹出口、7……吸込
口、8……ラツク、9……棚板、12……ケー
ジ、13……中央室(高圧室)、14……側室
(低圧室)、15……遮蔽板、18……通気孔、1
9,22……ダクト、23……空調装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 動物飼育室に、棚板によつて複数段に区画さ
れ且つ各段が奥行き方向に開口しているラツクを
配設し、該ラツクの一方の開口端側にラツクの各
段に連通する通気孔を穿設している遮蔽板を配設
して、この遮蔽板を介して前記動物飼育室を常時
所定の風量を供給する空調空気の吹出口と連通し
た高圧室と、ラツクの各段内から遮蔽板の通気孔
を通じて該空気が流出し空気吸込口に連通する低
圧室とに区画した動物飼育施設において、ラツク
の各段における通気孔の開口面積を略等しくする
と共に、前記高圧室と低圧室との圧力差をラツク
の最上段と最下段との圧力差よりも10倍以上大き
くなるように前記通気孔の開口面積を小さく設定
してラツク各段の通過風量を略等しくなるように
構成したことを特徴とする動物飼育施設。 2 ラツクと遮蔽板とを一体的に構成しているこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の動物
飼育施設。 3 ラツクと遮蔽板とを別体に構成していること
を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の動物飼
育施設。 4 高圧室の圧力を大気圧以下にしたことを特徴
とする特許請求の範囲第1項、第2項又は第3項
記載の動物飼育施設。 5 低圧室の圧力を大気圧以上にしたことを特徴
とする特許請求の範囲第1項、第2項又は第3項
記載の動物飼育施設。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20461686A JPS6359823A (ja) | 1986-08-29 | 1986-08-29 | 動物飼育施設 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20461686A JPS6359823A (ja) | 1986-08-29 | 1986-08-29 | 動物飼育施設 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23222690A Division JPH03130026A (ja) | 1990-08-31 | 1990-08-31 | 動物飼育施設の空調方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6359823A JPS6359823A (ja) | 1988-03-15 |
| JPH0379963B2 true JPH0379963B2 (ja) | 1991-12-20 |
Family
ID=16493423
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20461686A Granted JPS6359823A (ja) | 1986-08-29 | 1986-08-29 | 動物飼育施設 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6359823A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS617951U (ja) * | 1984-06-18 | 1986-01-18 | 日立プラント建設株式会社 | 動物飼育室用局所空調装置 |
-
1986
- 1986-08-29 JP JP20461686A patent/JPS6359823A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6359823A (ja) | 1988-03-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |