JPH0380158B2 - - Google Patents
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- JPH0380158B2 JPH0380158B2 JP4722384A JP4722384A JPH0380158B2 JP H0380158 B2 JPH0380158 B2 JP H0380158B2 JP 4722384 A JP4722384 A JP 4722384A JP 4722384 A JP4722384 A JP 4722384A JP H0380158 B2 JPH0380158 B2 JP H0380158B2
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- Japan
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- methoxy
- dimethyl
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- yield
- pyridylmethylsulfinyl
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- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
本発明は側鎖に置換ピリジルメチルスルフイニ
ル基を有するベンズオキサゾール誘導体に関し、
更に詳しくはカリウムイオン依存性アデノシント
リホスフアターゼ〔以下(H++K+)ATPアー
ゼと略す〕の活性を特異的に阻害するベンズオキ
サゾール誘導体に関する。 (H++K+)ATPアーゼは胃小胞体ベシクル
内において塩酸産性に関与する酵素であり、この
酵素活性を阻害する物質は抗潰瘍剤として有用で
あることが近年の多くの研究により解明されてき
た(ガストロエンテロロジイ−;Gastroentero
−logy1巻420頁1943年、同73巻921頁1977年)。そ
して、かかる研究過程において、ベンズイミダゾ
ール誘導体の一つである5−メトキシ−2−〔2
−(4−メトキシ−3,5−ジメチル)ピリジル
メチルスルフイニル〕ベンズイミダゾール(以下
オメプラゾールと略す)が(H++K+)ATPア
ーゼ活性を有意に阻害すると報告され、現在抗潰
瘍剤としての開発が進められている(特開昭54−
141783号公報、ブリテイツシユ・メデイカル・ジ
ヤーナル;British Medical Journal287巻12頁
1983年)。一方、ベンズオキサゾール誘導体にお
いて2位の側鎖にイオウ原子を介してピリジン骨
格を含有する化合物としては、抗炎症作用及び去
痰作用を示す2−(2−ピリジルメチルチオ)ベ
ンズオキサゾール(以下化合物Aと仮称する)が
報告されている(特開昭58−203965号公報、ジヤ
ーナル・オブ・メデイシナル・ケミストリー;
Jour−nal of Medicinal Chemistry26巻2号218
頁1983年)。しかしながら、この化合物Aの(H+
+K+)ATPアーゼに対する阻害活性については
何ら究明がなされておらず、本発明者らの追試実
験によれば当該活性は皆無であることが判明し
た。 本発明者らは長年,(H++K+)ATPアーゼ活
性を阻害する物質を鋭意探索してきたところ、ベ
ンズオキサゾール誘導体の中で意外にも置換ピリ
ジルメチルスルフイニル基を側鎖に持つ化合物が
かかる酵素活性を顕著に阻害し、しかもその阻害
活性がオメプラゾールと同等又はそれ以上である
ことを知り本発明に到達した。 本発明によれば下記一般式〔〕 (式中、Rは水素原子、ハロゲン原子、炭素数
1〜4個のアルキル基、炭素数1〜4個のアルコ
キシ基、ニトロ基、シアノメチル基、ヒドロキシ
メチル基又はハロゲノメチル基を表わす) で示されるベンズオキサゾール誘導体が提供され
る。 一般式〔〕においてRで表わされるハロゲン
原子としてはフツ素原子、塩素原子、臭素原子又
はヨウ素原子などが挙げられる。同じく、炭素数
1〜4個のアルキル基としては直鎖又は分岐状の
ものを含む、例えばメチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基又は
tert−ブチル基などが挙げられる。また炭素数1
〜4個のアルコキシ基としては直鎖又は分岐状の
ものを含み、例えばメトキシ基、エトキシ基、イ
ソプロポキシ基又はsec−ブチロキシ基などが挙
げられ、ハロゲノメチル基としては、例えばクロ
ロメチル基、ブロモメチル基、ヨードメチル基又
はトリフルオロメチル基などが挙げられる。 前記一般式〔〕で示されるベンズオキサゾー
ル誘導体(以下単に本発明化合物〔〕と略す)
は下記一般式〔〕 (式中、Rは前記と同意義。) で示される2−(置換ピリジルメチルチオ)ベン
ズオキサゾール誘導体を適当な反応溶媒の存在下
に酸化剤を用いて酸化させることにより製造する
ことができる。反応割合は2−(置換ピリジルメ
チルチオ)ベンズオキサゾール誘導体〔〕に対
して酸化剤を1.0〜1.3倍モル量とする。使用でき
る酸化剤としては、例えばm−クロロ過安息香
酸、過安息香酸もしくは過酸化ベンゾイルなどの
過安息香酸類、過酢酸などの脂肪酸過酸化物又は
tert−ブチルヒドロ過酸化物もしくは過酸化水素
などの過酸化物が挙げられるが、安定性が高いと
いう点においてm−クロロ過安息香酸が好まし
い。適当な反応溶媒としては、例えばジクロロメ
タン、クロロホルム、テトラクロロメタンもしく
はテトラクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素
類、メタノール、エタノール、プロパノールもし
くはブタノールなどのアルコール類、ベンゼン、
トルエンもしくはキシレンなどの芳香族炭化水素
類もしくは水又はこれらの二種以上からなる混合
液が挙げられる。しかしながら、酸化反応におけ
る選択性及び収率面の点において、特にクロロホ
ルムが好ましい。反応温度は−70〜80℃、好まし
くは−10〜30℃の範囲内とし、反応時間は1分間
〜72時間、好ましくは30分間〜3時間程度とす
る。 なお、2−(置換ピリジルメチルチオ)ベンズ
オキサゾール誘導体〔〕は下記一般式〔〕 (式中、Rは前記と同意義。) で示される2−メルカプトベンズオキサゾール誘
導体と下記一般式〔〕 (式中、Xは塩素原子又は臭素原子を表わす) で示されるピリジン誘導体とを反応溶媒中、少量
のクラウンエーテル類の存在下又は非存在下に塩
基を用いて縮合させることにより製造することが
できる。反応割合は2−メルカプトベンズオキサ
ゾール誘導体〔〕に対してピリジン誘導体
〔〕を等モル量、塩基を2.0〜2.3倍モル量とす
る。使用できる塩基としては、例えば炭酸水素ナ
トリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸
化ナトリウム又は水酸化カリウムなどが挙げられ
る。反応溶媒としては、例えばベンゼン、トルエ
ンもしくはキシレンなどの芳香族炭化水素類、メ
タノール、エタノール、プロパノール、ブタノー
ル、エチレングリコール、ジエチレングリコール
もしくはトリエチレングリコールなどのアルコー
ル類、ジメチルホルムアミドもしくはジメチルス
ルホキシドなどの非プロトン性極性溶媒もしくは
水又はこれらの二種以上からなる混合液が挙げら
れる。反応は10〜200℃、好ましくは70〜110℃の
範囲で行い、反応時間は1分間〜120時間、好ま
しくは20分間〜6時間程度とする。この縮合反応
は18−クラウン−6又は15−クラウン−5などの
クラウンエーテル類の存在により有利に進行し、
反応時間の短縮及び収率の向上などの好結果を得
ることができる。 出発原料となる2−メルカプトベンズオキサゾ
ール誘導体〔〕は公知の方法、例えばケミツシ
エ・ベリヒテ;Chemische Berichte 16巻1825頁
1883年又はオルガニツク・シンセシーズ;
Organic Syntheses30巻56頁1950年に記載された
方法に準じた方法により製造することができる。 上述のようにして製造された本発明化合物
〔〕の(H++K+)ATPアーゼ活性に対する阻
害作用及び胃酸分泌抑制作用を以下に詳述する。
試験は本発明化合物〔〕の代表的化合物(以下
被験化合物と略す)をもつて行つた。 <(H++K+)ATPアーゼ活性阻害作用> (H++K+)ATPアーゼに対する本発明化合
物〔〕の阻害作用の試験は、蛋白質量に換算し
て300〜500μgの該酵素を含有する溶液に被験化
合物を添加し、これを35〜37℃で5〜30分間反応
させたのち反応液中の(H++K+)ATPアーゼ
の活性を測定することにより行つた。(H++K+)
ATPアーゼは豚の新鮮な胃底腺部よりサツコマ
ニ(Saccomani)らの方法(ザ・ジヤーナル・
オブ・バイオロジカル・ケミストリー;The
Journal of Biological Chemistry251巻23号7690
頁1976年)に従つて調整したものを使用した。被
験化合物はあらかじめ適当なアルコール類に溶解
したものを用い、反応系における該化合物の濃度
が1×10-3モル濃度になるように加えた。(H++
K+)ATPアーゼの活性は得られた反応液に塩化
マグネシウム及び塩化カリウムを混和し、これに
アデノシン三燐酸を添加して37℃で5〜15分間酵
素反応を行い、ついで遊離してくる無機リン酸を
モリブデン酸アンモニウム試薬を用いて比色定量
することにより求めた。塩化マグネシウム、塩化
カリウム及びアデノシン三燐酸の初発濃度はそれ
ぞれ2ミリモル濃度、20ミリモル濃度及び2ミリ
モル濃度とした。比色は360〜400nmの波長で行
つた。また、被験化合物の無添加の場合における
当該活性も上述と同様な操作をして測定し、これ
を対照試験とした。結果は第1表に示すとおりで
あつた。表中、阻害効果は対照試験で得られた測
定値と被験化合物における測定値の差を求め、こ
れを対照試験での測定値の百分率で表示した。な
お同表には上述と同様の方法で測定したオメプラ
ゾール及び化合物Aの(H++K+)ATPアーゼ
活性阻害作用を比較の為併記した。
ル基を有するベンズオキサゾール誘導体に関し、
更に詳しくはカリウムイオン依存性アデノシント
リホスフアターゼ〔以下(H++K+)ATPアー
ゼと略す〕の活性を特異的に阻害するベンズオキ
サゾール誘導体に関する。 (H++K+)ATPアーゼは胃小胞体ベシクル
内において塩酸産性に関与する酵素であり、この
酵素活性を阻害する物質は抗潰瘍剤として有用で
あることが近年の多くの研究により解明されてき
た(ガストロエンテロロジイ−;Gastroentero
−logy1巻420頁1943年、同73巻921頁1977年)。そ
して、かかる研究過程において、ベンズイミダゾ
ール誘導体の一つである5−メトキシ−2−〔2
−(4−メトキシ−3,5−ジメチル)ピリジル
メチルスルフイニル〕ベンズイミダゾール(以下
オメプラゾールと略す)が(H++K+)ATPア
ーゼ活性を有意に阻害すると報告され、現在抗潰
瘍剤としての開発が進められている(特開昭54−
141783号公報、ブリテイツシユ・メデイカル・ジ
ヤーナル;British Medical Journal287巻12頁
1983年)。一方、ベンズオキサゾール誘導体にお
いて2位の側鎖にイオウ原子を介してピリジン骨
格を含有する化合物としては、抗炎症作用及び去
痰作用を示す2−(2−ピリジルメチルチオ)ベ
ンズオキサゾール(以下化合物Aと仮称する)が
報告されている(特開昭58−203965号公報、ジヤ
ーナル・オブ・メデイシナル・ケミストリー;
Jour−nal of Medicinal Chemistry26巻2号218
頁1983年)。しかしながら、この化合物Aの(H+
+K+)ATPアーゼに対する阻害活性については
何ら究明がなされておらず、本発明者らの追試実
験によれば当該活性は皆無であることが判明し
た。 本発明者らは長年,(H++K+)ATPアーゼ活
性を阻害する物質を鋭意探索してきたところ、ベ
ンズオキサゾール誘導体の中で意外にも置換ピリ
ジルメチルスルフイニル基を側鎖に持つ化合物が
かかる酵素活性を顕著に阻害し、しかもその阻害
活性がオメプラゾールと同等又はそれ以上である
ことを知り本発明に到達した。 本発明によれば下記一般式〔〕 (式中、Rは水素原子、ハロゲン原子、炭素数
1〜4個のアルキル基、炭素数1〜4個のアルコ
キシ基、ニトロ基、シアノメチル基、ヒドロキシ
メチル基又はハロゲノメチル基を表わす) で示されるベンズオキサゾール誘導体が提供され
る。 一般式〔〕においてRで表わされるハロゲン
原子としてはフツ素原子、塩素原子、臭素原子又
はヨウ素原子などが挙げられる。同じく、炭素数
1〜4個のアルキル基としては直鎖又は分岐状の
ものを含む、例えばメチル基、エチル基、n−プ
ロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基又は
tert−ブチル基などが挙げられる。また炭素数1
〜4個のアルコキシ基としては直鎖又は分岐状の
ものを含み、例えばメトキシ基、エトキシ基、イ
ソプロポキシ基又はsec−ブチロキシ基などが挙
げられ、ハロゲノメチル基としては、例えばクロ
ロメチル基、ブロモメチル基、ヨードメチル基又
はトリフルオロメチル基などが挙げられる。 前記一般式〔〕で示されるベンズオキサゾー
ル誘導体(以下単に本発明化合物〔〕と略す)
は下記一般式〔〕 (式中、Rは前記と同意義。) で示される2−(置換ピリジルメチルチオ)ベン
ズオキサゾール誘導体を適当な反応溶媒の存在下
に酸化剤を用いて酸化させることにより製造する
ことができる。反応割合は2−(置換ピリジルメ
チルチオ)ベンズオキサゾール誘導体〔〕に対
して酸化剤を1.0〜1.3倍モル量とする。使用でき
る酸化剤としては、例えばm−クロロ過安息香
酸、過安息香酸もしくは過酸化ベンゾイルなどの
過安息香酸類、過酢酸などの脂肪酸過酸化物又は
tert−ブチルヒドロ過酸化物もしくは過酸化水素
などの過酸化物が挙げられるが、安定性が高いと
いう点においてm−クロロ過安息香酸が好まし
い。適当な反応溶媒としては、例えばジクロロメ
タン、クロロホルム、テトラクロロメタンもしく
はテトラクロロエタンなどのハロゲン化炭化水素
類、メタノール、エタノール、プロパノールもし
くはブタノールなどのアルコール類、ベンゼン、
トルエンもしくはキシレンなどの芳香族炭化水素
類もしくは水又はこれらの二種以上からなる混合
液が挙げられる。しかしながら、酸化反応におけ
る選択性及び収率面の点において、特にクロロホ
ルムが好ましい。反応温度は−70〜80℃、好まし
くは−10〜30℃の範囲内とし、反応時間は1分間
〜72時間、好ましくは30分間〜3時間程度とす
る。 なお、2−(置換ピリジルメチルチオ)ベンズ
オキサゾール誘導体〔〕は下記一般式〔〕 (式中、Rは前記と同意義。) で示される2−メルカプトベンズオキサゾール誘
導体と下記一般式〔〕 (式中、Xは塩素原子又は臭素原子を表わす) で示されるピリジン誘導体とを反応溶媒中、少量
のクラウンエーテル類の存在下又は非存在下に塩
基を用いて縮合させることにより製造することが
できる。反応割合は2−メルカプトベンズオキサ
ゾール誘導体〔〕に対してピリジン誘導体
〔〕を等モル量、塩基を2.0〜2.3倍モル量とす
る。使用できる塩基としては、例えば炭酸水素ナ
トリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸
化ナトリウム又は水酸化カリウムなどが挙げられ
る。反応溶媒としては、例えばベンゼン、トルエ
ンもしくはキシレンなどの芳香族炭化水素類、メ
タノール、エタノール、プロパノール、ブタノー
ル、エチレングリコール、ジエチレングリコール
もしくはトリエチレングリコールなどのアルコー
ル類、ジメチルホルムアミドもしくはジメチルス
ルホキシドなどの非プロトン性極性溶媒もしくは
水又はこれらの二種以上からなる混合液が挙げら
れる。反応は10〜200℃、好ましくは70〜110℃の
範囲で行い、反応時間は1分間〜120時間、好ま
しくは20分間〜6時間程度とする。この縮合反応
は18−クラウン−6又は15−クラウン−5などの
クラウンエーテル類の存在により有利に進行し、
反応時間の短縮及び収率の向上などの好結果を得
ることができる。 出発原料となる2−メルカプトベンズオキサゾ
ール誘導体〔〕は公知の方法、例えばケミツシ
エ・ベリヒテ;Chemische Berichte 16巻1825頁
1883年又はオルガニツク・シンセシーズ;
Organic Syntheses30巻56頁1950年に記載された
方法に準じた方法により製造することができる。 上述のようにして製造された本発明化合物
〔〕の(H++K+)ATPアーゼ活性に対する阻
害作用及び胃酸分泌抑制作用を以下に詳述する。
試験は本発明化合物〔〕の代表的化合物(以下
被験化合物と略す)をもつて行つた。 <(H++K+)ATPアーゼ活性阻害作用> (H++K+)ATPアーゼに対する本発明化合
物〔〕の阻害作用の試験は、蛋白質量に換算し
て300〜500μgの該酵素を含有する溶液に被験化
合物を添加し、これを35〜37℃で5〜30分間反応
させたのち反応液中の(H++K+)ATPアーゼ
の活性を測定することにより行つた。(H++K+)
ATPアーゼは豚の新鮮な胃底腺部よりサツコマ
ニ(Saccomani)らの方法(ザ・ジヤーナル・
オブ・バイオロジカル・ケミストリー;The
Journal of Biological Chemistry251巻23号7690
頁1976年)に従つて調整したものを使用した。被
験化合物はあらかじめ適当なアルコール類に溶解
したものを用い、反応系における該化合物の濃度
が1×10-3モル濃度になるように加えた。(H++
K+)ATPアーゼの活性は得られた反応液に塩化
マグネシウム及び塩化カリウムを混和し、これに
アデノシン三燐酸を添加して37℃で5〜15分間酵
素反応を行い、ついで遊離してくる無機リン酸を
モリブデン酸アンモニウム試薬を用いて比色定量
することにより求めた。塩化マグネシウム、塩化
カリウム及びアデノシン三燐酸の初発濃度はそれ
ぞれ2ミリモル濃度、20ミリモル濃度及び2ミリ
モル濃度とした。比色は360〜400nmの波長で行
つた。また、被験化合物の無添加の場合における
当該活性も上述と同様な操作をして測定し、これ
を対照試験とした。結果は第1表に示すとおりで
あつた。表中、阻害効果は対照試験で得られた測
定値と被験化合物における測定値の差を求め、こ
れを対照試験での測定値の百分率で表示した。な
お同表には上述と同様の方法で測定したオメプラ
ゾール及び化合物Aの(H++K+)ATPアーゼ
活性阻害作用を比較の為併記した。
【表】
【表】
<胃酸分泌抑制作用>
一夜絶食させたのち幽門部を結紮させた体重
200g前後のウイスター系雄性ラツト5匹を一群
として用い、本発明化合物〔〕による胃酸分泌
抑制作用を試験した。試験は各ラツトに被験化合
物を体重1Kgあたり25mgの割合で十二指腸内投与
し、4時間経過したのち各ラツトを屠殺して開腹
し、ついで採取した胃液の総酸度を測定すること
により行つた。被験化合物の投与は0.5%カルボ
キシメチルセルロース水溶液に懸濁したものを用
いて行つた。胃液の総酸度は0.1規定水酸化ナト
リウム水溶液を用い胃液のPH値が7.0になるまで
滴定することにより求めた。また、無投与群の胃
液総酸度も上述と同様に操作して測定した。結果
は第2表に示すとおりであつた。表中、抑制効果
は無投与群と投与群の総酸度の差を求め、これを
無投与群の総酸度の百分率で表示した。なお同表
には比較の為上述と同様にして測定したオメプラ
ゾールの胃酸分泌抑制効果を併記した。
200g前後のウイスター系雄性ラツト5匹を一群
として用い、本発明化合物〔〕による胃酸分泌
抑制作用を試験した。試験は各ラツトに被験化合
物を体重1Kgあたり25mgの割合で十二指腸内投与
し、4時間経過したのち各ラツトを屠殺して開腹
し、ついで採取した胃液の総酸度を測定すること
により行つた。被験化合物の投与は0.5%カルボ
キシメチルセルロース水溶液に懸濁したものを用
いて行つた。胃液の総酸度は0.1規定水酸化ナト
リウム水溶液を用い胃液のPH値が7.0になるまで
滴定することにより求めた。また、無投与群の胃
液総酸度も上述と同様に操作して測定した。結果
は第2表に示すとおりであつた。表中、抑制効果
は無投与群と投与群の総酸度の差を求め、これを
無投与群の総酸度の百分率で表示した。なお同表
には比較の為上述と同様にして測定したオメプラ
ゾールの胃酸分泌抑制効果を併記した。
【表】
第1表及び第2表から明らかなように、本発明
化合物〔〕はオメプラゾールと同等又はそれ以
上の顕著な(H++K+)ATPアーゼ活性阻害作
用に由来する胃酸分泌抑制作用を有する。従つて
本発明化合物〔〕は抗潰瘍剤として有用な薬物
であることが認められる。 本発明を実施例をもつて更に説明する。 実施例 1 (a) トルエン50mlに2−メルカプトベンズオキサ
ゾール1.51g(0.01モル)、水酸化カリウム1.12g
(0.02モル)及び18−クラウン−6を0.1g加え
て加熱下に混合し、生成する水を共沸蒸留によ
り除去した。この混合液に2−クロロメチル−
3,5−ジメチル−4−メトキシピリジン塩酸
塩2.22g(0.01モル)を添加し1時間加熱還流し
た。得られた反応液を冷後氷水中に注入し、つ
いで反応生成物をクロロホルム500mlで抽出し
た。この抽出液を5%炭酸カリウム水溶液で洗
浄したのち無水炭酸カリウムで乾燥し、これを
適当量になるまで減圧濃縮した。得られた濃縮
液をクロロホルムを展開溶媒として用いるシリ
カゲルカラムクロマトグラフイーに付して精製
したところ、2−〔2−(3,5−ジメチル−4
−メトキシ)ピリジルメチルチオ〕ベンズオキ
サゾール2.54g(収率84.7%)を得た。 (b) 上述のようにして得られた2−〔2−(3,5
−ジメチル−4−メトキシ)ピリジルメチルチ
オ〕ベンズオキサゾール2.40g(0.008モル)を
クロロホルム100mlに溶解し、これにm−クロ
ロ過安息香酸1.38g(0.008モル)を10〜15℃で
徐々に加え同温度で30分間撹拌した。この反応
液にクロロホルム200mlを注入し、得られた溶
液を5%炭酸カリウム水溶液100mlを用いて15
℃で洗浄したのち、無水炭酸カリウムで乾燥し
た。このクロロホルム溶液を適当量まで減圧濃
縮し、これをクロロホルムを展開溶媒として用
いるシリカゲルカラムクロマトグラフイーに付
し、目的物を含む分画を採取した。ついで、該
分画液を減圧乾固し、得られた固形残渣を酢酸
エチル−シクロヘキサン混合液で再結晶したと
ころ、2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メト
キシ)ピリジルメチルスルフイニル〕ベンズオ
キサゾールの無色結晶0.76g(収率30.1%)を得
た。この結晶の融点は106〜108℃であつた。 IRスペクトル(KBr,cm-1): 1080(S=O) 元素分析値(C16H16N2O3Sとして): 理論値(%):C,60.74 H,5.10 N,8.85 実測値(%);C,60.68 H,5.13 N,8.95 2−メルカプトベンズオキサゾール(0.01モ
ル)を他の相応する2−メルカプトベンズオキサ
ゾール誘導体(0.01モル)に変更した以外は上述
実施例1とほぼ同様に処理して以下の実施例2〜
11の化合物を製造した。 実施例 2 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−5−フルオロベ
ンズオキサゾール。 無色結晶;収量0.91g(収率32.8%) 融点:114〜116℃(酢酸エチル) IRスペクトル(KBr,cm-1): C,1070(S=O) 元素分析値(C16H15FN2O3Sとして): 理論値(%);C,57.47 H,4.52 N,8.38 実測値(%);C,57.62 H,4.67 N,8.21 実施例 3 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−6−ブロモベン
ズオキサゾール。 淡黄色結晶;収量0.82g(収率25.6%) 融点:110〜115℃(酢酸エチル−シクロヘキサン
混合液) IRスペクトル(KBr,cm-1): 1040(S=O) 元素分析値(C16H15BrN2O3Sとして): 理論値(%);C,48.62 H,3.83 N,7.09 実測値(%);C,48.83 H,3.98 N,7.24 実施例 4 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−5−ヨードベン
ズオキサゾール。 淡褐色結晶;収量0.68g(収率20.5%) 融点:100〜105℃(酢酸エチル−シクロヘキサン
混合液) IRスペクトル(KBr,cm-1): 1070(S=O) 元素分析値(C16H15IN2O3Sとして): 理論値(%);C,43.45 H,3.42 N,6.33 実測値(%);C,43.64 H,3.59 N,6.49 実施例 5 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−5−メトキシベ
ンズオキサゾール。 無色結晶;収量1.20g(収率41.8%) 融点:130〜132℃(酢酸エチル) IRスペクトル(KBr,cm-1): 1080(S=O) 元素分析値(C17H18N2O4Sとして): 理論値(%);C,58.95 H,5.24 N,8.09 実測値(%);C,59.09 H,5.37 N,8.30 実施例 6 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−5−ニトロベン
ズオキサゾール。 淡黄色結晶;収量0.42g(収率16.4%) 融点:112〜116℃(酢酸エチル) IRスペクトル(KBr,cm-1): 1080(S=O).1350,1530(NO2) 元素分析値(C16H15N3O5Sとして): 理論値(%);C,53.18 H,4.18 N,11.63 実測値(%);C,53.54 H,4.33 N,11.79 実施例 7 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−−6−トリフル
オロメチルベンズオキサゾール。 淡黄色結晶;収量0.11g(収率8.6%) 融点:93〜97℃(酢酸エチル−シクロヘキサン混
合液) IRスペクトル(KBr,cm-1): 1080(S=O) 元素分析値(C17H15F3N2O3Sとして): 理論値(%);C,53.12 H,3.93 N,7.29 実測値(%);C,52.68 H,3.65 N,7.12 実施例 8 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−5−クロロベン
ズオキサゾール。 無色結晶;収量0.96g(収率32.6%) 融点:107〜111℃(酢酸エチル) IRスペクトル(KBr,cm-1): 1040(S=O) 元素分析値(C16H15ClN2O3Sとして): 理論値(%);C,54.78 H,4.31 N,7.99 実測値(%);C,55.01 H,4.47 N,7.75 実施例 9 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−5−メチルベン
ズオキサゾール。 淡黄色結晶;収量0.93g(収率33.1%) 融点:103〜106℃(酢酸エチル−シクロヘキサン
混合液) IRスペクトル(KBr,cm-1): 1060(S=O) 元素分析値(C17H18N2O3Sとして): 理論値(%);C,61.80 H,5.49 N,8.48 実測値(%);C,61.87 H,5.63 N,8.69 実施例 10 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−5−n−ブチル
ベンズオキサゾール。 淡黄色ガラス状物質;収量0.91g(収率29.8%) IRスペクトル(KBr,cm-1): 1060(S=O) 元素分析値(C20H24N2O3Sとして): 理論値(%);C,64.49 H,6.49 N,7.52 実測値(%);C,64.81 H,6.27 N,7.33 実施例 11 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−5−クロロメチ
ルベンズオキサゾール。 無色結晶;収量1.12g(収率32.2%) 融点:101〜103℃(エタノール) IRスペクトル(KBr,cm-1): 1040(S=O) 元素分析値(C17H17ClN2O3Sとして): 理論値(%);C,55.97 H,4.70 N,7.68 実測値(%);C,55.79 H,4.48 N,7.41 実施例 12 (a) 水酸化ナトリウム0.80g(0.02モル)を溶解さ
せたエタノール溶液50mlに、2−メルカプト−
6−クロロベンズオキサゾール1.86g(0.01モ
ル)及び2−クロロメチル−3,5−ジメチル
−4−メトキシピリジン塩酸塩2.22g(0.01モ
ル)を添加し、これを4時間加熱還流し、つい
で反応溶媒を減圧留去した。得られた残留物を
クロロホルム150mlに溶解し、これを5%水酸
化ナトリウム水溶液で洗浄したのち無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。このクロロホルム溶液を
減圧乾固し、得られた粉末をメタノールで再結
晶し、2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メト
キシ)ピリジルメチルチオ〕−6−クロロベン
ズオキサゾール2.50g(収率74.7%)を得た。 (b) この2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メト
キシ)ピリジルメチルチオ〕−6−クロロベン
ズオキサゾール2.34g(0.007モル)をクロロホ
ルム50mlに溶解し、これにm−クロロ過安息香
酸1.57g(0.009モル)を−5〜0℃で徐々に添
加し1時間撹拌を続けた。得られた反応液を以
下実施例1に記載したのと同様に処理して2−
〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)ピリ
ジルメチルスルフイニル〕−6−クロロベンズ
オキサゾールの無色結晶0.80g(収率32.5%)を
得た。再結晶溶媒はエチルエーテル−石油エー
テル混合液を使用した。融点は99〜100℃であ
つた。 IRスペクトル(KBr,cm-1): 1060(S=O) 元素分析値(C16H15ClN2O3Sとして): 理論値(%);C,54.78 H,4.31 N,7.99 実測値(%);C,54.69 H,4.17 N,7.73 2−メルカプト−6−クロロベンズオキサゾー
ル(0.01モル)を2−メルカプト−7−クロロベ
ンズオキサゾール(0.01モル)2−メルカプト−
6−メチルベンズオキサゾール(0.01モル)及び
2−メルカプト−4−フルオロベンズオキサゾー
ル(0.01モル)に変更した以外は上述実施例12と
ほぼ同様に処理して以下の実施例13〜15の化合物
を製造した。 実施例 13 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−7−クロロベン
ズオキサゾール。 無色結晶;収量0.63g(収率25.7%) 融点:87〜89℃(エチルエーテル−石油エーテル
混合液) IRスペクトル(KBr,cm-1): 1080(S=O) 元素分析値(C16H15ClN2O3Sとして): 理論値(%);C,54.78 H,4.31 N,7.99 実測値(%);C,54.99 H,4.11 N,8.21 実施例 14 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−6−メチルベン
ズオキサゾール。 無色結晶;収量0.81g(収率35.2%) 融点:133〜134℃(エタノール) IRスペクトル(KBr,cm-1): 1080(S=O) 元素分析値(C17H18N2O3Sとして): 理論値(%);C,61.80 H,5.49 N,8.48 実測値(%);C,61.91 H,5.78 N,8.36 実施例 15 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−4−フルオロベ
ンズオキサゾール。 無色結晶;収量0.62g(収率22.3%) 融点:102〜104℃(酢酸エチル) IRスペクトル(KBr,cm-1): 1060(S=O) 元素分析値(C16H15FN2O3Sとして: 理論値(%);C,57.47 H,4.52 N,8.38 実測値(%);C,57.52 H,4.62 N,8.27 上述した各実施例とほぼ同様にして以下に列記
する化合物も収率9.8〜47.5%で製造した。 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−5−イソプロポ
キシベンズオキサゾール。 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−6−エトキシベ
ンズオキサゾール。 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−6−フルオロベ
ンズオキサゾール。 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−5−エチルベン
ズオキサゾール。 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−7−n−プロピ
ルベンズオキサゾール。 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−5−イソプロピ
ルベンズオキサゾール。 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−6−tert−ブチ
ルベンズオキサゾール。 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−5−ヒドロキシ
メチルベンズオキサゾール。 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−6−ブロモメチ
ルベンズオキサゾール。 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−5−ヨードメチ
ルベンズオキサゾール。 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−6−シアノメチ
ルベンズオキサゾール。 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−5−sec−ブチロ
キシベンズオキサゾール。 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−4−クロロベン
ズオキサゾール。
化合物〔〕はオメプラゾールと同等又はそれ以
上の顕著な(H++K+)ATPアーゼ活性阻害作
用に由来する胃酸分泌抑制作用を有する。従つて
本発明化合物〔〕は抗潰瘍剤として有用な薬物
であることが認められる。 本発明を実施例をもつて更に説明する。 実施例 1 (a) トルエン50mlに2−メルカプトベンズオキサ
ゾール1.51g(0.01モル)、水酸化カリウム1.12g
(0.02モル)及び18−クラウン−6を0.1g加え
て加熱下に混合し、生成する水を共沸蒸留によ
り除去した。この混合液に2−クロロメチル−
3,5−ジメチル−4−メトキシピリジン塩酸
塩2.22g(0.01モル)を添加し1時間加熱還流し
た。得られた反応液を冷後氷水中に注入し、つ
いで反応生成物をクロロホルム500mlで抽出し
た。この抽出液を5%炭酸カリウム水溶液で洗
浄したのち無水炭酸カリウムで乾燥し、これを
適当量になるまで減圧濃縮した。得られた濃縮
液をクロロホルムを展開溶媒として用いるシリ
カゲルカラムクロマトグラフイーに付して精製
したところ、2−〔2−(3,5−ジメチル−4
−メトキシ)ピリジルメチルチオ〕ベンズオキ
サゾール2.54g(収率84.7%)を得た。 (b) 上述のようにして得られた2−〔2−(3,5
−ジメチル−4−メトキシ)ピリジルメチルチ
オ〕ベンズオキサゾール2.40g(0.008モル)を
クロロホルム100mlに溶解し、これにm−クロ
ロ過安息香酸1.38g(0.008モル)を10〜15℃で
徐々に加え同温度で30分間撹拌した。この反応
液にクロロホルム200mlを注入し、得られた溶
液を5%炭酸カリウム水溶液100mlを用いて15
℃で洗浄したのち、無水炭酸カリウムで乾燥し
た。このクロロホルム溶液を適当量まで減圧濃
縮し、これをクロロホルムを展開溶媒として用
いるシリカゲルカラムクロマトグラフイーに付
し、目的物を含む分画を採取した。ついで、該
分画液を減圧乾固し、得られた固形残渣を酢酸
エチル−シクロヘキサン混合液で再結晶したと
ころ、2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メト
キシ)ピリジルメチルスルフイニル〕ベンズオ
キサゾールの無色結晶0.76g(収率30.1%)を得
た。この結晶の融点は106〜108℃であつた。 IRスペクトル(KBr,cm-1): 1080(S=O) 元素分析値(C16H16N2O3Sとして): 理論値(%):C,60.74 H,5.10 N,8.85 実測値(%);C,60.68 H,5.13 N,8.95 2−メルカプトベンズオキサゾール(0.01モ
ル)を他の相応する2−メルカプトベンズオキサ
ゾール誘導体(0.01モル)に変更した以外は上述
実施例1とほぼ同様に処理して以下の実施例2〜
11の化合物を製造した。 実施例 2 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−5−フルオロベ
ンズオキサゾール。 無色結晶;収量0.91g(収率32.8%) 融点:114〜116℃(酢酸エチル) IRスペクトル(KBr,cm-1): C,1070(S=O) 元素分析値(C16H15FN2O3Sとして): 理論値(%);C,57.47 H,4.52 N,8.38 実測値(%);C,57.62 H,4.67 N,8.21 実施例 3 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−6−ブロモベン
ズオキサゾール。 淡黄色結晶;収量0.82g(収率25.6%) 融点:110〜115℃(酢酸エチル−シクロヘキサン
混合液) IRスペクトル(KBr,cm-1): 1040(S=O) 元素分析値(C16H15BrN2O3Sとして): 理論値(%);C,48.62 H,3.83 N,7.09 実測値(%);C,48.83 H,3.98 N,7.24 実施例 4 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−5−ヨードベン
ズオキサゾール。 淡褐色結晶;収量0.68g(収率20.5%) 融点:100〜105℃(酢酸エチル−シクロヘキサン
混合液) IRスペクトル(KBr,cm-1): 1070(S=O) 元素分析値(C16H15IN2O3Sとして): 理論値(%);C,43.45 H,3.42 N,6.33 実測値(%);C,43.64 H,3.59 N,6.49 実施例 5 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−5−メトキシベ
ンズオキサゾール。 無色結晶;収量1.20g(収率41.8%) 融点:130〜132℃(酢酸エチル) IRスペクトル(KBr,cm-1): 1080(S=O) 元素分析値(C17H18N2O4Sとして): 理論値(%);C,58.95 H,5.24 N,8.09 実測値(%);C,59.09 H,5.37 N,8.30 実施例 6 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−5−ニトロベン
ズオキサゾール。 淡黄色結晶;収量0.42g(収率16.4%) 融点:112〜116℃(酢酸エチル) IRスペクトル(KBr,cm-1): 1080(S=O).1350,1530(NO2) 元素分析値(C16H15N3O5Sとして): 理論値(%);C,53.18 H,4.18 N,11.63 実測値(%);C,53.54 H,4.33 N,11.79 実施例 7 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−−6−トリフル
オロメチルベンズオキサゾール。 淡黄色結晶;収量0.11g(収率8.6%) 融点:93〜97℃(酢酸エチル−シクロヘキサン混
合液) IRスペクトル(KBr,cm-1): 1080(S=O) 元素分析値(C17H15F3N2O3Sとして): 理論値(%);C,53.12 H,3.93 N,7.29 実測値(%);C,52.68 H,3.65 N,7.12 実施例 8 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−5−クロロベン
ズオキサゾール。 無色結晶;収量0.96g(収率32.6%) 融点:107〜111℃(酢酸エチル) IRスペクトル(KBr,cm-1): 1040(S=O) 元素分析値(C16H15ClN2O3Sとして): 理論値(%);C,54.78 H,4.31 N,7.99 実測値(%);C,55.01 H,4.47 N,7.75 実施例 9 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−5−メチルベン
ズオキサゾール。 淡黄色結晶;収量0.93g(収率33.1%) 融点:103〜106℃(酢酸エチル−シクロヘキサン
混合液) IRスペクトル(KBr,cm-1): 1060(S=O) 元素分析値(C17H18N2O3Sとして): 理論値(%);C,61.80 H,5.49 N,8.48 実測値(%);C,61.87 H,5.63 N,8.69 実施例 10 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−5−n−ブチル
ベンズオキサゾール。 淡黄色ガラス状物質;収量0.91g(収率29.8%) IRスペクトル(KBr,cm-1): 1060(S=O) 元素分析値(C20H24N2O3Sとして): 理論値(%);C,64.49 H,6.49 N,7.52 実測値(%);C,64.81 H,6.27 N,7.33 実施例 11 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−5−クロロメチ
ルベンズオキサゾール。 無色結晶;収量1.12g(収率32.2%) 融点:101〜103℃(エタノール) IRスペクトル(KBr,cm-1): 1040(S=O) 元素分析値(C17H17ClN2O3Sとして): 理論値(%);C,55.97 H,4.70 N,7.68 実測値(%);C,55.79 H,4.48 N,7.41 実施例 12 (a) 水酸化ナトリウム0.80g(0.02モル)を溶解さ
せたエタノール溶液50mlに、2−メルカプト−
6−クロロベンズオキサゾール1.86g(0.01モ
ル)及び2−クロロメチル−3,5−ジメチル
−4−メトキシピリジン塩酸塩2.22g(0.01モ
ル)を添加し、これを4時間加熱還流し、つい
で反応溶媒を減圧留去した。得られた残留物を
クロロホルム150mlに溶解し、これを5%水酸
化ナトリウム水溶液で洗浄したのち無水硫酸ナ
トリウムで乾燥した。このクロロホルム溶液を
減圧乾固し、得られた粉末をメタノールで再結
晶し、2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メト
キシ)ピリジルメチルチオ〕−6−クロロベン
ズオキサゾール2.50g(収率74.7%)を得た。 (b) この2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メト
キシ)ピリジルメチルチオ〕−6−クロロベン
ズオキサゾール2.34g(0.007モル)をクロロホ
ルム50mlに溶解し、これにm−クロロ過安息香
酸1.57g(0.009モル)を−5〜0℃で徐々に添
加し1時間撹拌を続けた。得られた反応液を以
下実施例1に記載したのと同様に処理して2−
〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)ピリ
ジルメチルスルフイニル〕−6−クロロベンズ
オキサゾールの無色結晶0.80g(収率32.5%)を
得た。再結晶溶媒はエチルエーテル−石油エー
テル混合液を使用した。融点は99〜100℃であ
つた。 IRスペクトル(KBr,cm-1): 1060(S=O) 元素分析値(C16H15ClN2O3Sとして): 理論値(%);C,54.78 H,4.31 N,7.99 実測値(%);C,54.69 H,4.17 N,7.73 2−メルカプト−6−クロロベンズオキサゾー
ル(0.01モル)を2−メルカプト−7−クロロベ
ンズオキサゾール(0.01モル)2−メルカプト−
6−メチルベンズオキサゾール(0.01モル)及び
2−メルカプト−4−フルオロベンズオキサゾー
ル(0.01モル)に変更した以外は上述実施例12と
ほぼ同様に処理して以下の実施例13〜15の化合物
を製造した。 実施例 13 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−7−クロロベン
ズオキサゾール。 無色結晶;収量0.63g(収率25.7%) 融点:87〜89℃(エチルエーテル−石油エーテル
混合液) IRスペクトル(KBr,cm-1): 1080(S=O) 元素分析値(C16H15ClN2O3Sとして): 理論値(%);C,54.78 H,4.31 N,7.99 実測値(%);C,54.99 H,4.11 N,8.21 実施例 14 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−6−メチルベン
ズオキサゾール。 無色結晶;収量0.81g(収率35.2%) 融点:133〜134℃(エタノール) IRスペクトル(KBr,cm-1): 1080(S=O) 元素分析値(C17H18N2O3Sとして): 理論値(%);C,61.80 H,5.49 N,8.48 実測値(%);C,61.91 H,5.78 N,8.36 実施例 15 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−4−フルオロベ
ンズオキサゾール。 無色結晶;収量0.62g(収率22.3%) 融点:102〜104℃(酢酸エチル) IRスペクトル(KBr,cm-1): 1060(S=O) 元素分析値(C16H15FN2O3Sとして: 理論値(%);C,57.47 H,4.52 N,8.38 実測値(%);C,57.52 H,4.62 N,8.27 上述した各実施例とほぼ同様にして以下に列記
する化合物も収率9.8〜47.5%で製造した。 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−5−イソプロポ
キシベンズオキサゾール。 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−6−エトキシベ
ンズオキサゾール。 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−6−フルオロベ
ンズオキサゾール。 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−5−エチルベン
ズオキサゾール。 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−7−n−プロピ
ルベンズオキサゾール。 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−5−イソプロピ
ルベンズオキサゾール。 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−6−tert−ブチ
ルベンズオキサゾール。 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−5−ヒドロキシ
メチルベンズオキサゾール。 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−6−ブロモメチ
ルベンズオキサゾール。 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−5−ヨードメチ
ルベンズオキサゾール。 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−6−シアノメチ
ルベンズオキサゾール。 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−5−sec−ブチロ
キシベンズオキサゾール。 2−〔2−(3,5−ジメチル−4−メトキシ)
ピリジルメチルスルフイニル〕−4−クロロベン
ズオキサゾール。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中、Rは水素原子、ハロゲン原子、炭素数
1〜4個のアルキル基、炭素数1〜4個のアルコ
キシ基、ニトロ基、シアノメチル基、ヒドロキシ
メチル基又はハロゲノメチル基を表わす) で示されるベンズオキサゾール誘導体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4722384A JPS60193984A (ja) | 1984-03-14 | 1984-03-14 | ベンズオキサゾ−ル誘導体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4722384A JPS60193984A (ja) | 1984-03-14 | 1984-03-14 | ベンズオキサゾ−ル誘導体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60193984A JPS60193984A (ja) | 1985-10-02 |
| JPH0380158B2 true JPH0380158B2 (ja) | 1991-12-24 |
Family
ID=12769186
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4722384A Granted JPS60193984A (ja) | 1984-03-14 | 1984-03-14 | ベンズオキサゾ−ル誘導体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60193984A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CL2017001982A1 (es) * | 2017-08-03 | 2018-04-20 | Neuroinnovation Ltda | Nuevos compuestos derivados de piridinmetilsulfinilbenzoxazoles y piridinmetilsulfinibenzotiazoles, marcados radiactivamente o con fluorescencia y sus composiciones, como biomarcadores especificos para el diagnostico de enfermedades neurodegenerativas y patologías involucradas con la proteína tau. |
-
1984
- 1984-03-14 JP JP4722384A patent/JPS60193984A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60193984A (ja) | 1985-10-02 |
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