JPH0380762B2 - - Google Patents

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JPH0380762B2
JPH0380762B2 JP57149259A JP14925982A JPH0380762B2 JP H0380762 B2 JPH0380762 B2 JP H0380762B2 JP 57149259 A JP57149259 A JP 57149259A JP 14925982 A JP14925982 A JP 14925982A JP H0380762 B2 JPH0380762 B2 JP H0380762B2
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composition
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Eiji Watanabe
Tomyuki Iwamoto
Shigeki Suzuki
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Terumo Corp
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    • A61K8/8182Copolymers of vinyl-pyrrolidones. Compositions of derivatives of such polymers

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 技術分野 本発明は、新規な外用基剤組成物に関するもの
であり、さらに詳しくは、皮膚に適用した際、そ
れ自体硬化して被膜を形成する外用薬に使用する
基剤組成物に関するものである。 先行技術およびその問題点 従来皮膚上で被膜を形成する外用基剤組成物と
して非水溶性のフイルム形成性重合体と2.0〜50
重量%の水溶性のフイルム形成性重合体との水性
乳化物(特開昭50−25725)、クロタミトン、プロ
ピレングリコール、水およびカルボキシビニルポ
リマーからなる局所用剤(特開昭51−73115)お
よび親水性の水不溶性重合体、該重合体の高沸点
可塑剤および(または)有機溶剤および水性液体
とからなる被覆材(特開昭55−28918)が知られ
ている。 これらの基剤組成物は、皮膚の局所用に適し、
皮膚に連続した被膜を形成するので軟膏剤のよう
に塗布した薬剤が衣服等を汚染したり、またそれ
らによつて擦り取られたりすることがないという
利点を有している。 しかしながら、従来の被膜形成基剤は皮膚に対
する親和性が必ずしも十分ではなく、可撓性にも
乏しいのでこれらが改善されたより密着性の優れ
た外用基剤組成物の出現が望まれていた。 発明の目的 本発明の目的は、第1に伸びがよく可撓性に富
んだ被膜を皮膚上に形成する外用基剤組成物を提
供することにある。このような被膜は手足の関節
部位に形成された場合でも、屈伸運動の際に剥離
したり抵抗感、異和感を与えたりすることがな
い。 本発明の目的は第2に薬効成分の放出性が優
れ、人体への経皮吸収が優れた被膜を皮膚上に形
成する外用基剤組成物を提供することにある。 本発明の目的は第3に皮膚への粘着性が優れた
被膜を皮膚上に形成する外用基剤組成物を提供す
ることにある。 本発明の目的は第4に透湿性を有する被膜を皮
膚上に形成する外用基剤組成物を提供することに
ある。 本発明の他の目的は以下の詳細な説明から明ら
かであろう。 発明の具体的説明 本発明は上記の目的を達成するために次の各項
に記載する構成を有する。 (1) 被膜形成性を有する水溶性ビニル重合体と、
該水溶性ビニル重合体の可塑剤と、水性液体と
により形成される水相と、脂肪酸エステルによ
り形成される油相と、前記水性液体に前記脂肪
酸エステルを乳化させる非イオン界面活性剤と
からなり、前記水相中に前記油相が乳化状態と
なつて存在していることを特徴とする外用基剤
組成物。 (2) 本発明の組成物は、前記水溶性ビニル重合体
が完全鹸化型または不完全鹸化型のポリビニル
アルコール、ポリビニルピロリドンおよびビニ
ルピロリドン−酢酸ビニル共重合体からなる群
から選択された1種または2種以上の重合体で
ある。 (3) 本発明の組成物は、前記ビニルピロリドン−
酢酸ビニル共重合体において、酢酸ビニルのビ
ニルピロリドンに対するモノマー比が1を超え
ないものである。 (4) 本発明の組成物は、前記脂肪酸エステルが炭
素数2ないし20の脂肪族アルコールと炭素数3
ないし16の脂肪酸とのエステルである。 (5) 本発明の組成物は前記可塑剤が炭素数2また
は3の多価アルコールかまたはソルビトールで
ある。 (6) 本発明の組成物は、前記水溶性液体が水また
はエタノール水溶液である。 (7) 本発明の組成物は、前記非イオン界面活性剤
が、多価アルコールエステル、ポリオキシエチ
レン誘導体およびポリオキシエチレン−ポリオ
キシプロピレンブロツク共重合体からなる群か
ら選択された1種または2種以上の非イオン界
面活性剤である。 (8) 本発明の組成物は、組成物中の前記水溶性ビ
ニル重合体の割合が10ないし40重量%である。 (9) 本発明の組成物は、組成物中の前記脂肪酸エ
ステルの割合が、1ないし20重量%である。 (10) 本発明の組成物は、前記水溶性ビニル重合体
に対する前記可塑剤の比が5:1ないし1:2
である。 (11) 本発明の組成物は、組成物中における前記水
溶性液体の割合が40ないし80重量%である。 (12) 本発明の組成物は、組成物中における前記非
イオン界面活性剤の割合が1ないし15重量%で
ある。 (13) 本発明の組成物は、前記水溶性ビニル重合
体が、ポリビニルアルコールとポリビニルプロ
リドンとの混合物である。 (14) 本発明の組成物は、前記水相中に、アクリ
ル樹脂アルカノールアミン液またはデキストラ
ンが含有されている。 本発明の組成物において、水溶性ビニル重合体
(A成分)は、皮膚または創面上に連続した被膜
を形成する成分であり、皮膚に対して毒性や刺激
性を有しない水溶性のビニル重合体が使用され、
そのような重合体の好ましい例として完全鹸化型
および(または)不完全鹸化型のポリビニルアル
コール、ポリビニルピロリドンおよびビニルピロ
リドン−酢酸ビニル共重合体があげられる。ここ
に完全鹸化型ポリビニルアルコールとは酢酸ビニ
ルモノマーを重合して得られるポリ酢酸ビニルが
完全に鹸化されてポリビニルアルコールになつた
ものであり、重合体中にアセチル基が実質的に存
在しないものを意味する。また、不完全鹸化型ポ
リビニルアルコールとは、上記のポリ酢酸ビニル
が完全には鹸化されず、重合体中にアセチル基が
一部残存しているものを意味する。ポリ酢酸ビニ
ル中のアセチル基が50%以上鹸化されたもの即
ち、鹸化度50以上のもの、好適には鹸化度70以上
のものが使用される。重合度は300〜2000程度が
望ましい。ポリビニルピロリドンの平均分子量は
1500〜700000程度が望ましい。ビニルピロリドン
−酢酸ビニル共重合体は酢酸ビニルのビニルピロ
リドンに対するモノマー比が1を超えないもの、
即ち、共重合体中の酢酸ビニル成分がビニルピロ
リドン成分より多くないものが好適に使用され
る。上記の比が1を超えると水に溶けにくくなる
ので、望ましくない。上記共重合体の平均分子量
は100000〜100000程度が望ましい。 上記の水溶性ビニル重合体は、それぞれ単独
で、または2種以上の重合体を混合して使用する
ことができる。 本発明において、脂肪酸エステル(B成分)
は、被膜に皮膚親和性と可撓性を与えるととも
に、組成物をべとつかず、さつぱりした感じのも
のにする。さらに、本発明の組成物に含有される
薬物を皮膚に浸透させやすくする効果を有してい
る。 本発明の脂肪酸エステルは炭素数2ないし20の
脂肪族アルコールと炭素数3ないし16の脂肪族と
のエステルが望ましく、好適な例として、ミリス
チン酸イソプロピルエステル、乳酸ミリスチルエ
ステル、乳酸セチルエステル、ラウリン酸ヘキシ
ルエステル、セバシン酸ジエチルエステル、アジ
ピン酸ジイソプロピルエステル等があげられる。 本発明の可塑剤(C成分)は、前記水溶性ビニ
ル重合体とともに均一な水溶液をつくることがで
きるものであり、形成された被膜に可塑性を与え
るものである。しかし、この可塑剤のみでは皮膚
に対して長時間密着する被膜をつくることはでき
ず、前述した脂肪酸エステルの存在が必要であ
る。このような可塑剤としては炭素数2または3
の多価アルコール(例えばエチレングリコール、
プロピレングリコールまたはグリセリン)あるい
はソルビトールが好適に使用される。 本発明の水性液体(D成分)は溶媒として使用
されるものであり、実質的には水(好ましくは蒸
留水)であるが、被膜形成時間の短縮、薬効成分
の溶解、重合体の分散をよくするため等の目的で
エタノールを添加することができる。その場合、
エタノールの濃度は5〜20%(V/V)が適当で
ある。 本発明の非イオン界面活性剤(F成分)は、上
記脂肪酸エステルを水性液体に乳化させるための
ものであり、イオン性を有しない限り、一般の界
面活性剤が特に制限なく使用される。代表的な例
としては、多価アルコールエステル(例えば、ス
テアリン酸モノグリセリン、モノオレイン酸ソル
ビタン、セスキオレイン酸ソルビタン等)、ポリ
オキシエチレン誘導体(例えば、ポリオキシエチ
レンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンソル
ビタンモノオレート、ポリオキシエチレンモノオ
レート、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等)お
よびポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレン
ブロツク共重合体等があげられる。 本発明の組成物において、各成分の割合は臨界
的ではないが、皮膚に塗布後短時間内に被膜を形
成し、該被膜が適度な密着性と可撓性を有しかつ
含有薬物成分の良好な放出性を有するためには、
全組成物中、A成分が10〜40%(W/W%、以下
同じ)、好ましくは15〜30%、B成分が1〜20%、
好ましくは2〜10%、C成分は1〜30%、好まし
くは5〜20%、D成分は40〜80%、E成分は1〜
15%である。上記組成物において、C成分(可塑
剤)の量はA成分(水溶性ビニル重合体)の使用
量に依存し、A成分に対して5:1〜1:2の割
合、好ましくは3:1〜1:1の割合で使用され
る。 本発明の組成物において、被膜の皮膚に対する
粘着性をさらに改善するために、粘着付与成分と
してアクリル樹脂アルカノールアミン液またはデ
キストリン(F成分)を添加することができる。
ここにアクリル樹脂アルカノールアミン液とは、
アクリル酸とアクリル酸エステルとメタクリル酸
エステルとをエタノール中で溶液重合させ、得ら
れた重合溶液にアルカノールアミン液を加えた溶
液を意味する。 F成分の使用量は臨界的ではないが全組成物中
20%以内、好ましくは5〜15%である。F成分の
使用量が20%を超えると形成された被膜にべとつ
きを生じるので好ましくない。 本発明の組成物には、従来外用薬として使用さ
れている種々の薬効成分を含有させることができ
る。例えば、オキシテトラサイクリン、クロルテ
トラサイクリン、ネオマイシン硫酸塩等の抗生物
質、ジフエンヒドラミン等の抗ヒスタミン剤、ベ
ンゾカイン、リドカイン等の麻酔剤、ヨード、ニ
トロフラゾン、塩化ベンザルコニウム、トルナフ
テート、クロトリマゾール等の抗菌剤、ヒドロコ
−チゾン、トリアムシノロンアセトナイド等のコ
ルチコステロイド類、インドメタシン、フルビプ
ロフエン、ブフエキサマツク等の非ステロイド性
抗炎症剤等があげられる。これらの薬物は製薬学
的に有効な濃度で本発明の組成物中に含有され
る。濃度の範囲は特に限定されないが通常全組成
物の0.01〜20重量%である。薬効成分は、本発明
の組成物が皮膚または創面上に塗布されたとき、
形成された被膜から人体中に吸収される。 本発明の組成物は常法に従つて調製される。例
えば、ビニル重合体を蒸留水に分散し、かきまぜ
ながら加温して溶かし、これに可塑剤および所望
によりアクリル樹脂アルカノールアミン液または
デキストリンを加えて溶かし、水相とする。別に
脂肪酸エステルと非イオン界面活性剤の混合物を
加温して溶かし(油相)、上記水相中へはげしく
かきまぜながら加えて乳化する。かきまぜながら
室温まで冷却すると均一な半固形物として本発明
の外用基組成物が得られる。 本発明の組成物に薬効成分を含有させるには、
薬効成分の性質に従つて水相または油相に溶解せ
しめる。 本発明の組成物は適度な固さを有する半固形体
であり、チユーブ等の密閉容器に収容され、皮膚
または創傷面に従来の軟膏剤やクリームと同様に
塗布される。塗布後2〜5分で乾燥し、可撓性の
ある被膜が形成される。被膜は皮膚上に12〜24時
間密着し、不快感、異和感を与えず、生活に支障
をきたさない。用後被膜は指で剥離(ピールオ
フ)するかまたは水洗により容易に除去すること
ができる。 次に実施例及び比較例をあげて本発明をさらに
詳細に説明する。 実施例 1
【表】
【表】 (製法) 実施例(1)はポリビニルアルコールを蒸留水に分
散し、90℃まで加温して溶解したのち濃グリセリ
ンを加えて75℃まで冷却し、水相とする。別にミ
リスチン酸イソプロピルとモノオレイン酸ソルビ
タンを75℃まで加温してとかし、水相中へはげし
くかきまぜながら加えて乳化し、室温までゆつく
り冷却して製する。 比較例aは実施例1と同様に水相のみ製して室
温まで冷却する。 比較例bは市販の化粧料パツクをそのまま用い
た。 このようにして得た組成物をポリエステルフイ
ルム板(東レ(株)ルミラー )に200μの厚さで塗
布し、乾燥して得た膜の伸び対応力曲線を第1図
に示す。本発明による実施例(1)は比較例(a)および
比較例(b)に比べ初期の応力が小さく、可撓性に富
んでおり、外用基剤組成物として優れていること
がわかつた。 実施例 2
【表】
【表】 (製法) 実施例(2)はフルオシノロンアセトニドをプロピ
レングリコールに加え、60℃に加温して溶解す
る。別にポリビニルアルコールを水に分散し、90
℃まで加温してとかし、ポリビニルピロリドンお
よびフルオシノロンアセトニドの溶解しているプ
ロピレングリコールを加えて75℃まで冷却し水相
とする。別にアジピン酸ジイソプロピルとポリオ
キシエチレンモノステアレートを75℃まで加温し
て溶解し水相中にはげしくかきまぜながら加えて
乳化し、室温まで冷却して製する。 比較例(c)はセタノール、白色ワセリンおよび流
動パラフインを水浴上で75℃に加温して溶かし、
よくかき混ぜた混合物を、フルオシノロンアセト
ニドをプロピレングリコールに溶解したものと他
の薬品を精製水に溶かし75℃に加温した液との混
合物中に加え室温まで冷却して製する。 このようにして得た外用組成物から薬効成分で
あるフルオシノロンアセトニドの放出を裏付ける
ため、ザルトリウス社製の軟膏放出シミユレータ
ーを用いて吸収液100ml中に放出されたフルオシ
ノロンアセトニドの量を経時的に測定した。対照
として、現在皮膚科にて使用されているクリーム
製剤として比較例(c)を用いた。結果を第2図に示
す。 上記の試験から、本発明による組成物が優れた
薬物放出性を有していることが明らかである。 実施例 3 (処方) 成 分 組成(重量%) ポリビニルアルコール(信越化学(株)製,PA−05)
15 ミリスチン酸イソプロピル(日光ケミカルズ(株)
製,IPM−100) 10 濃グリセリン 10 (旭電化(株)製:グリセリンG) アクリル樹脂アルカノールアミン液(互応化学(株)
製:プラスサイズL−53P) 15 セスキオレイン酸ソルビタン(日光ケミカルズ(株)
製:SO−15) 5 蒸 留 水 45 (製法) ポリビニルアルコールを蒸留水に分取し、かき
まぜながら90℃まで加温してとかし、75℃まで冷
却してからアクリル樹脂アルカノールアミン液と
濃グリセリンを加えて水相とする。別にミリスチ
ン酸イソプロピルとセスキオレイン酸ソルビタン
を75℃まで加温してとかし、水相中へはげしくか
きまぜながら加え乳化する。次に、室温までゆつ
くりかきまぜながら冷却し、均一な半固形物を得
る。 このようにして得た外用基剤組成物は、軟膏よ
うの適度な半固形性を有し、皮膚上で容易に拡げ
ることができる。ヒトの前腕屈側部でこの外用基
剤組成物を評価したところ、皮膚上での指触乾燥
時間(ベトツキがなくなるまでの時間)は約3分
であり、24時間にわたり固着されており、衣服な
どの摩擦による脱落は見られなかつた。 発明の作用効果 本発明によれば、皮膚に対する密着性と薬物の
放出性に優れた被膜を皮膚または創面上に形成す
る外用基剤組成物が提供される。 即ち、本発明の組成物は、実施例2の伸び試験
で示したように、初期応力が小さく、可撓性に富
んだ被膜を提供する。初期応力が小さいことは、
わずかな力によつて被膜が伸びることを意味し、
手足の関節部位に被膜を形成せしめても、屈伸運
動の際に被膜が剥離したり、抵抗感・異和感を与
えたりすることがない。 本発明の組成物は、実施例2の放出試験で示し
たように、含有薬物の放出性に優れている。従つ
て本発明の組成物に薬効成分を含有させて皮膚ま
たは創面に塗布した場合、人体内への薬物吸収が
良く、高い治療効果を期待することができる。 特に、本発明の外用基剤組成物では、脂肪酸エ
ステルにより形成される油相が、非イオン界面活
性剤により、被膜形成性を有する水溶性ビニル重
合体と、該水溶性ビニル重合体の可塑剤と、水性
液体とにより形成される水相中に乳化状態となつ
て存在しているので、本発明の基剤組成物を、皮
膚上に塗布し、水性液体が揮散すると、水性液体
中に分散していた脂肪酸エステルの油滴が、被膜
表面にて部分的に凝集し、形成される被膜中に脂
肪酸エステルが点在し、この点在する脂肪酸エス
テルが、被膜の粘着性を向上させる。また、この
脂肪酸エステル中に薬剤が含有される場合は、塗
布した時には、組成物の肉厚内に存在し、皮膚表
面に接触していなかつた薬剤も、上記の水性液体
の揮散により、上記の脂肪酸エステルの凝集と、
その皮膚表面への移動により、皮膚に接触するこ
とになり、基剤組成物中に永久に閉じ込められた
皮膚表面と接触することのない薬剤を減少させる
ことができ、薬効成分の放出性、人体への経皮吸
収が優れている。また、薬剤が水溶性のものであ
る場合も、同様に、自らの溶媒である水性液体の
揮散により薄膜となり、他に被膜を形成する成分
が含有されていないので、塗布した時には組成物
の肉厚内に存在し、皮膚表面に接触していなかつ
た薬剤も、その皮膚表面へ移動するため、同様
に、薬効成分の放出性、人体への経皮吸収に優れ
ている。 本発明の組成物はさらに皮膚への粘着性が優れ
た被膜を皮膚上に形成する。水溶性ビニル重合体
自体も優れた粘着性を有するが、本組成物にアク
リル樹脂アルカノールアミンまたはデキストリン
を配合することにより粘着性が一層改善され、上
述した伸びの良さとあいまつて皮膚に対する密着
性が極めて良好な被膜を提供する。 本発明の組成物は、透湿性を有する被膜を形成
する。被膜が透湿性を有することにより汗の水分
が外気中に放出され、長時間の使用によつてもむ
れたりかぶれたりすることがない。また、皮膚に
異和感、不快感を与えることがない。 さらに本発明の組成物は、皮膚に対する毒性・
刺激性のない被膜を形成する。 このように本発明によれば、使用感が良く、し
かも治療効果の高い被膜を形成する外用基剤が提
供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、被膜の応力曲線を示し、第2図は、
フルオシノロンアセトニドの放出曲線を示す。第
1図中、1は実施例1で得られた本発明の被膜、
aは比較例aで得られた被膜、bは比較例bの組
成を有する市販の化粧料パツクの応力曲線をそれ
ぞれ示す。第2図中、2は実施例2で得られた本
発明の被膜、cは比較例c組成を有する市販クリ
ーム製剤の薬物放出曲線をそれぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 被膜形成性を有する水溶性ビニル重合体と、
    該水溶性ビニル重合体の可塑剤と、水性液体とに
    より形成される水相と、炭素数2ないし20の脂肪
    族アルコールと炭素数3ないし16の脂肪酸とのエ
    ステルにより形成される油相と、前記水性液体に
    前記脂肪酸エステルを乳化させる非イオン界面活
    性剤とからなり、前記水相中に前記油相が乳化状
    態となつて存在していることを特徴とする外用基
    剤組成物。 2 前記水溶性ビニル重合体が、完全鹸化型また
    は不完全鹸化型のポリビニルアルコール、ポリビ
    ニルピロリドンおよびビニルピロリドン−酢酸ビ
    ニル共重合体からなる群から選択された1種また
    は2種以上の重合体である特許請求の範囲第1項
    記載の外用基剤組成物。 3 ビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合体にお
    いて、酢酸ビニルのビニルピロリドンに対するモ
    ノマー比が1を超えないものである特許請求の範
    囲第2項記載の外用基剤組成物。 4 前記可塑剤が炭素数2または3の多価アルコ
    ールかまたはソルビトールである特許請求の範囲
    第1項記載の外用基剤組成物。 5 前記水性液体が水またはエタノール水溶液で
    ある特許請求の範囲第1項記載の外用基剤組成
    物。 6 前記非イオン界面活性剤が、多価アルコール
    エステル、ポリオキシエチレン誘導体およびポリ
    オキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロツク
    共重合体からなる群から選択された1種または2
    種以上の非イオン界面活性剤である特許請求の範
    囲第1項記載の外用基剤組成物。 7 組成物中の水溶性ビニル重合体の割合が10な
    いし40重量%である特許請求の範囲第1項ないし
    第3項のいずれかの項に記載の外用基剤組成物。 8 組成物中の脂肪酸エステルの割合が1ないし
    20重量%である特許請求の範囲第1項または第7
    項記載の外用基剤組成物。 9 水溶性ビニル重合体に対する可塑剤の比が
    5:1ないし1:2である特許請求の範囲第1
    項、第4項、第7項または第8項記載の外用基剤
    組成物。 10 組成物中における水性液体の割合が40ない
    し80重量%である特許請求の範囲第1項、第5項
    または第7項ないし第9項のいずれかの項に記載
    の外用基剤組成物。 11 組成物中における非イオン界面活性剤の割
    合が1ないし15重量%である特許請求の範囲第1
    項または第6項ないし第10項のいずれかの項に
    記載の外用基剤組成物。 12 前記水溶性ビニル重合体は、ポリビニルア
    ルコールとポリビニルピロリドンとの混合物であ
    る特許請求の範囲第1項に記載の外用基剤組成
    物。 13 前記水相中には、アクリル樹脂アルカノー
    ルアミン液またはデキストランが含有されている
    特許請求の範囲第1項に記載の外用基剤組成物。
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