JPH038091B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH038091B2 JPH038091B2 JP56126119A JP12611981A JPH038091B2 JP H038091 B2 JPH038091 B2 JP H038091B2 JP 56126119 A JP56126119 A JP 56126119A JP 12611981 A JP12611981 A JP 12611981A JP H038091 B2 JPH038091 B2 JP H038091B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- capacitor
- film
- oil
- present
- plastic film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
本発明は、誘電体としてプラスチツクフイルム
のみを用いた油浸コンデンサに関し、複合誘電率
が高く、誘電体損失(tanδ)の極めて低い油浸コ
ンデンサを提供することを目的としている。 誘電体としてプラスチツクフイルムのみを用い
たコンデンサ素子は、第1図に示すようなもので
ある。図において、1はアルミ箔等の電極、2は
プラスチツクフイルムであり、このようなコンデ
ンサ素子に絶縁油を含浸して油浸コンデンサとす
る。 従来より、含浸性の向上やコロナ放電特性の向
上を図るために、プラスチツクフイルム面をフイ
ルム厚さの10〜40%粗面化したり、プラスチツク
の粉末や繊維をプラスチツクフイルム面上にフイ
ルムの厚さの1/100〜1倍の厚さで散布したフイ
ルムを用いた例(特公昭46−13227号公報等)が
ある。 これらの例では、いずれも実効的な表面の凹凸
は、実効的なフイルム厚さに対して50%以下であ
つたり、ピークの頻度が1cm当り50以上の表面状
態を有したフイルムを用いたコンデンサの例であ
る。 確かに、フイルム厚さの最大50%を粗面化すれ
ば、コンデンサの含浸性やコロナ放電特性は大幅
に改善されるわけであるが、本発明者はさらに粗
面化度が大きくて、しかもピーク頻度の極端に少
ないプラスチツクフイルムを用いて油浸コンデン
サを研究していたところ、誘電体損失(tanδ)が
非常に小さくて、複合誘電率の高いコンデンサが
得られることを見い出した。 本発明に用いるプラスチツクフイルムは、その
少なくとも一方の面が粗面化されており、そのう
ちの少なくとも一方の面の表面粗さの最大高さ
(測定方法はJIS B0601による)は、コンデンサ
の耐電圧の関係からフイルム厚さの51〜90%が必
要であり、またピーク頻度に関しては、あまりピ
ーク頻度が小さいと含浸性に関する新たな問題が
生じてくるため、1cm当り5〜49が必要である。
この場合、フイルム厚さの測定はJIS−C2318の
マイクロメータ法によることとし、またピーク頻
度のピークは表面粗さの最大高さの1/2以上の高
さのピークを数えるものとする。また本発明に用
いるプラスチツクフイルムは3μmから50μmの厚
さが望ましい。 次に実施例を用いて本発明を具体的に説明す
る。 実施例 第2図に示すように一対のアルミ箔の電極3の
間に、片面を粗面化したポリプロピレンフイルム
4を3枚挾んで巻回し、次の第1表に示す種々の
絶縁油を含浸して、コンデンサ容量が2μFのコン
デンサ(定格電圧2200V)を得た。これらのコン
デンサの容量Cと誘電体損失(tanδ)を20℃、
2200Vで測定し、複合誘電率εを算出した。この
測定にはシエーリングブリツジを使用した。
のみを用いた油浸コンデンサに関し、複合誘電率
が高く、誘電体損失(tanδ)の極めて低い油浸コ
ンデンサを提供することを目的としている。 誘電体としてプラスチツクフイルムのみを用い
たコンデンサ素子は、第1図に示すようなもので
ある。図において、1はアルミ箔等の電極、2は
プラスチツクフイルムであり、このようなコンデ
ンサ素子に絶縁油を含浸して油浸コンデンサとす
る。 従来より、含浸性の向上やコロナ放電特性の向
上を図るために、プラスチツクフイルム面をフイ
ルム厚さの10〜40%粗面化したり、プラスチツク
の粉末や繊維をプラスチツクフイルム面上にフイ
ルムの厚さの1/100〜1倍の厚さで散布したフイ
ルムを用いた例(特公昭46−13227号公報等)が
ある。 これらの例では、いずれも実効的な表面の凹凸
は、実効的なフイルム厚さに対して50%以下であ
つたり、ピークの頻度が1cm当り50以上の表面状
態を有したフイルムを用いたコンデンサの例であ
る。 確かに、フイルム厚さの最大50%を粗面化すれ
ば、コンデンサの含浸性やコロナ放電特性は大幅
に改善されるわけであるが、本発明者はさらに粗
面化度が大きくて、しかもピーク頻度の極端に少
ないプラスチツクフイルムを用いて油浸コンデン
サを研究していたところ、誘電体損失(tanδ)が
非常に小さくて、複合誘電率の高いコンデンサが
得られることを見い出した。 本発明に用いるプラスチツクフイルムは、その
少なくとも一方の面が粗面化されており、そのう
ちの少なくとも一方の面の表面粗さの最大高さ
(測定方法はJIS B0601による)は、コンデンサ
の耐電圧の関係からフイルム厚さの51〜90%が必
要であり、またピーク頻度に関しては、あまりピ
ーク頻度が小さいと含浸性に関する新たな問題が
生じてくるため、1cm当り5〜49が必要である。
この場合、フイルム厚さの測定はJIS−C2318の
マイクロメータ法によることとし、またピーク頻
度のピークは表面粗さの最大高さの1/2以上の高
さのピークを数えるものとする。また本発明に用
いるプラスチツクフイルムは3μmから50μmの厚
さが望ましい。 次に実施例を用いて本発明を具体的に説明す
る。 実施例 第2図に示すように一対のアルミ箔の電極3の
間に、片面を粗面化したポリプロピレンフイルム
4を3枚挾んで巻回し、次の第1表に示す種々の
絶縁油を含浸して、コンデンサ容量が2μFのコン
デンサ(定格電圧2200V)を得た。これらのコン
デンサの容量Cと誘電体損失(tanδ)を20℃、
2200Vで測定し、複合誘電率εを算出した。この
測定にはシエーリングブリツジを使用した。
【表】
比較のために従来のフイルムを用いた場合の特
性を比較例として次の第2表に示す。
性を比較例として次の第2表に示す。
【表】
【表】
このように同じ絶縁油を用いたコンデンサを比
較すると、格段にtanδの差があるのがわかる。ま
た複合誘電率も本発明の場合優れている。さらに
ここで用いたフイルムの断面曲線の一例を第3図
イ〜ニに示す。イは試料No.2で用いたフイルムの
断面曲線、ロは試料No.3で用いたフイルムの断面
曲線、ハは試料No.5で用いたフイルムの断面曲
線、ニは試料No.11の比較例で用いた従来のフイル
ムの断面曲線である。 第4図には試料No.2のコンデンサによるtanδの
電圧特性(曲線A)を試料No.12のコンデンサの同
特性(曲線B)と対比して示している。コンデン
サのtanδが電圧の上昇とともに低下してゆく現象
はガルトン(Garton)効果としてよく知られて
いるが、本発明のコンデンサはこのガルトン効果
が効き易い構成になつているために、定格での
tanδが非常に低いものと考えられる。 なお、上記実施例では、ポリプロピレンフイル
ムの片面を所定の粗さにしたものを3枚重ねて用
いたものについて説明したが、両面粗面化したも
のでも、また誘電体として1枚のままで巻回した
ものであつてもよい。また電極に関しても、一対
の電極が同一幅のものでなくてもよいし、電極端
部を折り曲げたものであつてもよいのは勿論であ
る。また使用するプラスチツクフイルムもポリプ
ロピレンフイルム以外にポリスチレン、ポリエチ
レン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエステ
ル等のフイルムであつてもさしつかえない。 以上のように本発明によれば、如何なる絶縁油
を使用したコンデンサであつてもtanδの小さなコ
ンデンサが得られ、しかも複合誘電率の高いコン
デンサ構成を提供することから、非常に有益なも
のである。
較すると、格段にtanδの差があるのがわかる。ま
た複合誘電率も本発明の場合優れている。さらに
ここで用いたフイルムの断面曲線の一例を第3図
イ〜ニに示す。イは試料No.2で用いたフイルムの
断面曲線、ロは試料No.3で用いたフイルムの断面
曲線、ハは試料No.5で用いたフイルムの断面曲
線、ニは試料No.11の比較例で用いた従来のフイル
ムの断面曲線である。 第4図には試料No.2のコンデンサによるtanδの
電圧特性(曲線A)を試料No.12のコンデンサの同
特性(曲線B)と対比して示している。コンデン
サのtanδが電圧の上昇とともに低下してゆく現象
はガルトン(Garton)効果としてよく知られて
いるが、本発明のコンデンサはこのガルトン効果
が効き易い構成になつているために、定格での
tanδが非常に低いものと考えられる。 なお、上記実施例では、ポリプロピレンフイル
ムの片面を所定の粗さにしたものを3枚重ねて用
いたものについて説明したが、両面粗面化したも
のでも、また誘電体として1枚のままで巻回した
ものであつてもよい。また電極に関しても、一対
の電極が同一幅のものでなくてもよいし、電極端
部を折り曲げたものであつてもよいのは勿論であ
る。また使用するプラスチツクフイルムもポリプ
ロピレンフイルム以外にポリスチレン、ポリエチ
レン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエステ
ル等のフイルムであつてもさしつかえない。 以上のように本発明によれば、如何なる絶縁油
を使用したコンデンサであつてもtanδの小さなコ
ンデンサが得られ、しかも複合誘電率の高いコン
デンサ構成を提供することから、非常に有益なも
のである。
第1図は油浸コンデンサにおけるコンデンサ素
子の一実施例を示す斜視図、第2図は本発明によ
る油浸コンデンサに使用するコンデンサ素子の一
実施例の巻回前の断面図、第3図イ,ロ,ハは本
発明の油浸コンデンサに用いたポリプロピレンフ
イルムの断面曲線図、第3図ニは従来の油浸コン
デンサに用いたポリプロピレンフイルムの断面曲
線図、第4図は油浸コンデンサのtanδ−電圧特性
図である。 3……電極、4……プラスチツクフイルム(ポ
リプロピレンフイルム)。
子の一実施例を示す斜視図、第2図は本発明によ
る油浸コンデンサに使用するコンデンサ素子の一
実施例の巻回前の断面図、第3図イ,ロ,ハは本
発明の油浸コンデンサに用いたポリプロピレンフ
イルムの断面曲線図、第3図ニは従来の油浸コン
デンサに用いたポリプロピレンフイルムの断面曲
線図、第4図は油浸コンデンサのtanδ−電圧特性
図である。 3……電極、4……プラスチツクフイルム(ポ
リプロピレンフイルム)。
Claims (1)
- 1 少なくとも一方の面が粗面化されており、そ
の表面粗さの最大高さはフイルム厚さの51〜90%
であり、ピーク頻度は1cm当り5〜49であるプラ
スチツクフイルムのみを誘電体として用いて構成
したコンデンサ素子に絶縁油を含浸したことを特
徴とする油浸コンデンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56126119A JPS5828822A (ja) | 1981-08-12 | 1981-08-12 | 油浸コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56126119A JPS5828822A (ja) | 1981-08-12 | 1981-08-12 | 油浸コンデンサ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5828822A JPS5828822A (ja) | 1983-02-19 |
| JPH038091B2 true JPH038091B2 (ja) | 1991-02-05 |
Family
ID=14927107
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56126119A Granted JPS5828822A (ja) | 1981-08-12 | 1981-08-12 | 油浸コンデンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5828822A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4885430B2 (ja) * | 2004-05-21 | 2012-02-29 | 株式会社Nsc | 表示装置 |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52124158A (en) * | 1976-04-12 | 1977-10-18 | Mitsubishi Plastics Ind | Capacitor film and method of manufacturing it |
| JPS52135100A (en) * | 1976-05-06 | 1977-11-11 | Toyo Boseki | Electriccinsulating material |
| JPS52135053A (en) * | 1976-05-07 | 1977-11-11 | Honshu Paper Co Ltd | Foillrolled capacitor |
| JPS5367861A (en) * | 1976-11-30 | 1978-06-16 | Tokyo Shibaura Electric Co | Oillfilled capacitor |
| JPS53109158A (en) * | 1977-03-04 | 1978-09-22 | Nissin Electric Co Ltd | Oillimpregnated capacitor |
| JPS55159539U (ja) * | 1979-05-02 | 1980-11-15 |
-
1981
- 1981-08-12 JP JP56126119A patent/JPS5828822A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5828822A (ja) | 1983-02-19 |
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