JPH0382821A - ピッチ系炭素繊維の製造法 - Google Patents
ピッチ系炭素繊維の製造法Info
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- JPH0382821A JPH0382821A JP21955289A JP21955289A JPH0382821A JP H0382821 A JPH0382821 A JP H0382821A JP 21955289 A JP21955289 A JP 21955289A JP 21955289 A JP21955289 A JP 21955289A JP H0382821 A JPH0382821 A JP H0382821A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産 の 1 里
本発明は、炭素繊維の製造法に関するものであり、特に
ピッチ繊維の前駆体としてピッチ系複合繊維を使用する
ことを特徴とするピッチ系炭素繊維の製造法に関するも
のである。本明細書で炭素繊維とは、黒鉛繊維をも含め
て意味するものとする。
ピッチ繊維の前駆体としてピッチ系複合繊維を使用する
ことを特徴とするピッチ系炭素繊維の製造法に関するも
のである。本明細書で炭素繊維とは、黒鉛繊維をも含め
て意味するものとする。
鎧迷J口え猪
現在、レーヨン系やPAN系の炭素繊維並びにピッチ系
炭素繊維は種々の技術分野にて広く使用されるに至り、
特に、石油系ピッチ、石炭系ピッチなどの炭素質ピッチ
から製造されるピッチ系炭素繊維は、レーヨン系やPA
N系の炭素繊維に比較して炭化収率が高く、弾性率など
の物理的特性も優れており、更に、低コストにて製造し
得るという利点を有しているために近年注目を浴びてい
る。
炭素繊維は種々の技術分野にて広く使用されるに至り、
特に、石油系ピッチ、石炭系ピッチなどの炭素質ピッチ
から製造されるピッチ系炭素繊維は、レーヨン系やPA
N系の炭素繊維に比較して炭化収率が高く、弾性率など
の物理的特性も優れており、更に、低コストにて製造し
得るという利点を有しているために近年注目を浴びてい
る。
現在、ピッチ系炭素繊維は、
(1)石油系ピッチ、石炭系ピッチなどから炭素繊維に
適した炭素質ピッチを調製し、該炭素質ピッチを加熱溶
融して紡糸機にて紡糸し、集束、合糸してピッチ繊維束
を製造し、 (2)前記ピッチ繊維束を不融化炉で酸化性ガス雰囲気
下にて200〜350 ℃までに加熱して不融化し、 (3)引き続いて、該不融化された繊維束を予備炭化炉
で不活性ガス雰囲気下にて500〜1500℃まで加熱
して予備炭化し、 (4)次いで、予備炭化された繊維束な炭化炉で不活性
ガス雰囲気下にて1500〜2000″Cまで加熱して
炭化して、更には3000 ℃まで加熱して黒鉛化する
こと、 により製造されている。
適した炭素質ピッチを調製し、該炭素質ピッチを加熱溶
融して紡糸機にて紡糸し、集束、合糸してピッチ繊維束
を製造し、 (2)前記ピッチ繊維束を不融化炉で酸化性ガス雰囲気
下にて200〜350 ℃までに加熱して不融化し、 (3)引き続いて、該不融化された繊維束を予備炭化炉
で不活性ガス雰囲気下にて500〜1500℃まで加熱
して予備炭化し、 (4)次いで、予備炭化された繊維束な炭化炉で不活性
ガス雰囲気下にて1500〜2000″Cまで加熱して
炭化して、更には3000 ℃まで加熱して黒鉛化する
こと、 により製造されている。
が 決しようとする 題
しかしながら、一般に炭素質ピッチは曳糸性に劣り、安
定紡糸範囲が極めて狭く、そのために、炭素質ビッヂを
加熱溶融して紡糸機にて連続して安定的に紡糸すること
は極めて困難である。特に、高強度、高弾性率の炭素繊
維を得るべく、5〜7μm程度の繊維(フィラメント)
径を有した炭素繊維を製造するためには、先ず炭素繊維
の前駆体としてのピッチ繊維を10μm以下の繊維径に
て紡糸する必要があり、実際上不可能か、極めて困難で
あった。
定紡糸範囲が極めて狭く、そのために、炭素質ビッヂを
加熱溶融して紡糸機にて連続して安定的に紡糸すること
は極めて困難である。特に、高強度、高弾性率の炭素繊
維を得るべく、5〜7μm程度の繊維(フィラメント)
径を有した炭素繊維を製造するためには、先ず炭素繊維
の前駆体としてのピッチ繊維を10μm以下の繊維径に
て紡糸する必要があり、実際上不可能か、極めて困難で
あった。
又、予備炭化する前のピッチ繊維は極めて脆く、その取
扱いには多大の注意を払う必要がある。しかしながら、
多くの注意の6とにピッチ繊維の集束、合糸作業を行な
ったとしても、予備炭化前に行なわれるピッチ繊維の集
束、合糸作業時には繊維(フィラメント)が切断される
ことによる毛羽立ちが発生した。
扱いには多大の注意を払う必要がある。しかしながら、
多くの注意の6とにピッチ繊維の集束、合糸作業を行な
ったとしても、予備炭化前に行なわれるピッチ繊維の集
束、合糸作業時には繊維(フィラメント)が切断される
ことによる毛羽立ちが発生した。
上記問題を解決するために、石油系ピッチ、石炭系ピッ
チなどを種々に処理し、成分調製、無機異物の除去など
を行ない紡糸性に優れた炭素質ピッチを調製することが
提案されたが、煩雑な種々の処理工程を必要とし、生産
効率及び製造コストの面で問題があった。
チなどを種々に処理し、成分調製、無機異物の除去など
を行ない紡糸性に優れた炭素質ピッチを調製することが
提案されたが、煩雑な種々の処理工程を必要とし、生産
効率及び製造コストの面で問題があった。
又、ピッチ繊維用紡糸口金の構造、或いは冷却の均一化
のための紡糸機の構造などが種々に提案されているが、
特定の炭素質ピッチには効果があるとしても、様々な炭
素質ピッチを糸切れなく連続して安定に紡糸し得るもの
はない。
のための紡糸機の構造などが種々に提案されているが、
特定の炭素質ピッチには効果があるとしても、様々な炭
素質ピッチを糸切れなく連続して安定に紡糸し得るもの
はない。
又、上述したように、例えピッチ繊維が紡糸されたとし
ても、予備炭化前のピッチ繊維自体が有する脆弱性に起
因した取り扱いの困難性は何ら改良されるものではなか
った。
ても、予備炭化前のピッチ繊維自体が有する脆弱性に起
因した取り扱いの困難性は何ら改良されるものではなか
った。
本発明者は、上記諸点を解決するべく多くの研究実験を
行なった結果、炭素質ピッチを、溶融紡糸可能で且つ曳
糸性の良好な熱可塑性有機合成高分子化合物と複合紡糸
することにより、上記諸問題を解決し得ることを見出し
た。
行なった結果、炭素質ピッチを、溶融紡糸可能で且つ曳
糸性の良好な熱可塑性有機合成高分子化合物と複合紡糸
することにより、上記諸問題を解決し得ることを見出し
た。
本発明は斯る新規な知見に基づくものである。
従って、本発明の目的は、ピッチ繊維の前駆体としてピ
ッチ系複合繊維を使用することにより、種々の炭素質ピ
ッチを糸切れなく連続に、安定して紡糸することができ
、且つ、取扱い性に優れ、所望に応じて集束、合糸が容
易に行い得て、細径のピッチ系炭素繊維をも極めて効率
よく製造することのできるピッチ系炭素繊維の製造法を
提供することである。
ッチ系複合繊維を使用することにより、種々の炭素質ピ
ッチを糸切れなく連続に、安定して紡糸することができ
、且つ、取扱い性に優れ、所望に応じて集束、合糸が容
易に行い得て、細径のピッチ系炭素繊維をも極めて効率
よく製造することのできるピッチ系炭素繊維の製造法を
提供することである。
を するた の
上記目的は本発明に係るピッチ系炭素繊維の製造法にて
達成される。要約すれば本発明は、炭素繊維製造用炭素
質ピッチから成るA成分と、曳糸性の良好な熱可塑性有
機合成高分子化合物から成るB成分とにて形成されるピ
ッチ系複合繊維を紡糸し、必要に応じて、集束、合糸し
てピッチ系複合繊維束を製造する工程、前記ピッチ系複
合繊維束のB成分を除去してピッチ繊維束を形成する工
程、前記B成分が除去されたピッチ繊維束を酸化性ガス
雰囲気にて不融化する工程、及び前記不融化繊維を焼成
する工程を有することを特徴とするピッチ系炭素繊維の
製造法である。
達成される。要約すれば本発明は、炭素繊維製造用炭素
質ピッチから成るA成分と、曳糸性の良好な熱可塑性有
機合成高分子化合物から成るB成分とにて形成されるピ
ッチ系複合繊維を紡糸し、必要に応じて、集束、合糸し
てピッチ系複合繊維束を製造する工程、前記ピッチ系複
合繊維束のB成分を除去してピッチ繊維束を形成する工
程、前記B成分が除去されたピッチ繊維束を酸化性ガス
雰囲気にて不融化する工程、及び前記不融化繊維を焼成
する工程を有することを特徴とするピッチ系炭素繊維の
製造法である。
つまり、本発明の特徴は、ピッチ系炭素繊維を製造する
に際して、ピッチ繊維の前駆体としてピッチ系複合繊維
を使用する点にある。
に際して、ピッチ繊維の前駆体としてピッチ系複合繊維
を使用する点にある。
第1図を参照すると、本発明に使用される炭素繊維製造
用ピッチ系複合繊維の一実施例が示される。この実施例
にて、ピッチ系複合繊維1Aは、炭素繊維製造用炭素質
ピッチから成るA成分2、及び該A成分2の周囲に形成
された、曳糸性の良好な熱可塑性有機合成高分子化合物
から成るB成分4にて構成される。
用ピッチ系複合繊維の一実施例が示される。この実施例
にて、ピッチ系複合繊維1Aは、炭素繊維製造用炭素質
ピッチから成るA成分2、及び該A成分2の周囲に形成
された、曳糸性の良好な熱可塑性有機合成高分子化合物
から成るB成分4にて構成される。
第4図に、このような炭素繊維製造用ピッチ系複合繊維
1Aを製造するための紡糸口金の一実施例が概略図示さ
れる。本実施例で、紡糸口金1、 OOは、第1、第2
及び第30金プレート102.104及び106を有し
、第10金プレー ) 1.02及び第20金プレート
104は密着して設けられるが、第30金プレート10
6は、第20金プレート1.04とは所定の距離離隔し
て配置され、後で説明するように、B成分用材料の供給
通路108を形成する。
1Aを製造するための紡糸口金の一実施例が概略図示さ
れる。本実施例で、紡糸口金1、 OOは、第1、第2
及び第30金プレート102.104及び106を有し
、第10金プレー ) 1.02及び第20金プレート
104は密着して設けられるが、第30金プレート10
6は、第20金プレート1.04とは所定の距離離隔し
て配置され、後で説明するように、B成分用材料の供給
通路108を形成する。
又、第1ロ金プレート102には、A成分用材料の供給
孔110が形成され、又、第2紡糸ロ金プレート104
には中空の紡糸ノズル112が前記A成分材料供給孔1
10と整列して取付けられる。該紡糸ノズル112は、
前記B成分材料供給通路108及び第30金プレート1
06を貫通して延在し、更に第3紡糸ロ金プレート10
6における紡糸ノズル112の周囲には材料供給通路1
08からのB成分材料のための環状ノズル114が形成
される。
孔110が形成され、又、第2紡糸ロ金プレート104
には中空の紡糸ノズル112が前記A成分材料供給孔1
10と整列して取付けられる。該紡糸ノズル112は、
前記B成分材料供給通路108及び第30金プレート1
06を貫通して延在し、更に第3紡糸ロ金プレート10
6における紡糸ノズル112の周囲には材料供給通路1
08からのB成分材料のための環状ノズル114が形成
される。
上記構成の紡糸口金100において、材料供給孔110
より紡糸ノズル112へとA成分のための材料を、即ち
炭素質ピッチを、又、材料供給通路108より環状ノズ
ル114にB成分のための材料を、即ち熱可塑性有機合
成高分子化合物を供給すると、第1図に図示するような
、本発明にて使用される、炭素繊維製造用炭素質ピッチ
をA成分2とし、該A成分2の周囲に、曳糸性の良好な
熱可塑性有機合成高分子化合物にて形成されるB成分4
を有した炭素繊維製造用ピッチ系複合繊維1Aが紡糸さ
れる。
より紡糸ノズル112へとA成分のための材料を、即ち
炭素質ピッチを、又、材料供給通路108より環状ノズ
ル114にB成分のための材料を、即ち熱可塑性有機合
成高分子化合物を供給すると、第1図に図示するような
、本発明にて使用される、炭素繊維製造用炭素質ピッチ
をA成分2とし、該A成分2の周囲に、曳糸性の良好な
熱可塑性有機合成高分子化合物にて形成されるB成分4
を有した炭素繊維製造用ピッチ系複合繊維1Aが紡糸さ
れる。
第2図及び第3図には炭素繊維製造用ピッチ系複合繊維
の他の実施例が示される。
の他の実施例が示される。
第2図は、B成分4内に多数の、通常6〜100のA成
分2が概略−様に分散配置された、所謂、多芯型の炭素
繊維製造用ピッチ系複合繊維IBを示す。
分2が概略−様に分散配置された、所謂、多芯型の炭素
繊維製造用ピッチ系複合繊維IBを示す。
第5図に、このような多芯型炭素繊維製造用ピッチ系複
合繊維1Bを製造するための紡糸口金10OAの一実施
例を示す。この実施例による紡糸口金100Aは第4図
にて説明した紡糸口金と同じ構造とされ、ただ紡糸ノズ
ル112及び環状ノズル114から成る紡糸用ノズルが
複数形成されている点、及び第30金プレート106に
密着して第4の口金プレート116が設けられ、該口金
プレート116には、紡糸ノズルから紡出された各複合
繊維を集合するためのロート状の集合ノズル部118が
形成されている点において相違している。
合繊維1Bを製造するための紡糸口金10OAの一実施
例を示す。この実施例による紡糸口金100Aは第4図
にて説明した紡糸口金と同じ構造とされ、ただ紡糸ノズ
ル112及び環状ノズル114から成る紡糸用ノズルが
複数形成されている点、及び第30金プレート106に
密着して第4の口金プレート116が設けられ、該口金
プレート116には、紡糸ノズルから紡出された各複合
繊維を集合するためのロート状の集合ノズル部118が
形成されている点において相違している。
第3図は、円形断面をした繊維内に扇形状にA成分2を
配列し、その周囲なり成分4で包囲し、全体を円形断面
となるようにした炭素繊維製造用ピッチ系複合繊維1C
を示す。
配列し、その周囲なり成分4で包囲し、全体を円形断面
となるようにした炭素繊維製造用ピッチ系複合繊維1C
を示す。
上記各実施例においては、ピッチ系複合繊維1 (IA
、IB、IC)は、炭素繊維製造用炭素質ビッヂから成
るA成分2が、曳糸性の良好な熱可塑性有機合成高分子
化合物から成るB成分4にて包囲される構成とされたが
、本発明に使用されるピッチ系炭素繊維はこれに限定さ
れるものではなく、第6図〜第9図に図示されるような
、A成分2がB成分4によって分割され、且つA成分2
の一部が糸表面に露出している、所謂、分割型のピッチ
系複合繊維1’(1’A〜1゛D)とすることもできる
。
、IB、IC)は、炭素繊維製造用炭素質ビッヂから成
るA成分2が、曳糸性の良好な熱可塑性有機合成高分子
化合物から成るB成分4にて包囲される構成とされたが
、本発明に使用されるピッチ系炭素繊維はこれに限定さ
れるものではなく、第6図〜第9図に図示されるような
、A成分2がB成分4によって分割され、且つA成分2
の一部が糸表面に露出している、所謂、分割型のピッチ
系複合繊維1’(1’A〜1゛D)とすることもできる
。
第6図を参照すると、炭素繊維製造用ピッチ系分割型複
合繊維1’Aは、炭素繊維製造用炭素質ピッチから成る
A成分2、及び該A成分2を分割する態様にて配置され
た、曳糸性を有する熱可塑性有機合成高分子化合物から
成るB成分4にて構成される。このとき、本実施例によ
ればA成分の外周囲が全てB成分にて被覆されるような
ことはなく、一部は外部に、即ち、糸表面に露出するよ
うにされる。
合繊維1’Aは、炭素繊維製造用炭素質ピッチから成る
A成分2、及び該A成分2を分割する態様にて配置され
た、曳糸性を有する熱可塑性有機合成高分子化合物から
成るB成分4にて構成される。このとき、本実施例によ
ればA成分の外周囲が全てB成分にて被覆されるような
ことはなく、一部は外部に、即ち、糸表面に露出するよ
うにされる。
第7図〜第9図には、炭素繊維製造用ピッチ系分割型複
合繊維1°の他の実施例が示される。
合繊維1°の他の実施例が示される。
第7図及び第8図の実施例では、放射状に配置されたB
成分4にてA成分2が4分割或は8分割された複合繊維
1° B、1° Cが提供される。
成分4にてA成分2が4分割或は8分割された複合繊維
1° B、1° Cが提供される。
又、第9図の実施例では、糸の断面が長円形とされ、平
行に配置されたB成分4にてA成分2が4分割された複
合繊維1’Dが提供される。いずれの実施例においても
A成分2の一部は糸表面に露出する構成とされる。
行に配置されたB成分4にてA成分2が4分割された複
合繊維1’Dが提供される。いずれの実施例においても
A成分2の一部は糸表面に露出する構成とされる。
第10図〜第13図に、このような分割型の炭素繊維製
造用ピッチ系複合繊維を製造するための、特に、第8図
に示した炭素繊維製造用ピッチ系分割型複合繊維1°C
を好適に紡糸し得る紡糸口金の一実施例が概略図示され
る。
造用ピッチ系複合繊維を製造するための、特に、第8図
に示した炭素繊維製造用ピッチ系分割型複合繊維1°C
を好適に紡糸し得る紡糸口金の一実施例が概略図示され
る。
本実施例で、紡糸口金200は、互に密着して設けられ
た第1及び第20金プレート201及び202を有し、
第20金プレート202には、第1及び第20金プレー
ト201.202の合せ面部に開口した開口部203と
、該開口部203に連通した紡糸孔204とが形成され
る。又、第20金プレート202には、第10図でX−
Xにみた図である第12図に図示されるように、前記開
口部203に連通ずる態様で、本実施例では、放射方向
に8つの連通溝205が形成される。
た第1及び第20金プレート201及び202を有し、
第20金プレート202には、第1及び第20金プレー
ト201.202の合せ面部に開口した開口部203と
、該開口部203に連通した紡糸孔204とが形成され
る。又、第20金プレート202には、第10図でX−
Xにみた図である第12図に図示されるように、前記開
口部203に連通ずる態様で、本実施例では、放射方向
に8つの連通溝205が形成される。
方、第10金201には、第10金プレートの開口部2
03に対応する位置にA成分供給通路206が形成され
、該供給通路206の底部には、第10図及び第10図
でY−Yにみた図である第11図に図示されるように、
紡糸孔開口部203に連通した連通孔207が中心部に
4個、外周部に8個均等間隔にて形成される。又、第1
1図にて理解されるように、第10金プレート201に
は、前記連通孔207とは交差せず、且つ前記連通溝2
05に対応して8つの連通溝208が形成される。該連
通溝208の中のいくつかの溝は、紡糸孔開口部203
を横断して形成され、本実施例ではX字状の形態にて4
つの溝208を連通ずることによって形成される。各連
通溝208には、第10金プレート201に形成された
B成分供給通路209が連通される。
03に対応する位置にA成分供給通路206が形成され
、該供給通路206の底部には、第10図及び第10図
でY−Yにみた図である第11図に図示されるように、
紡糸孔開口部203に連通した連通孔207が中心部に
4個、外周部に8個均等間隔にて形成される。又、第1
1図にて理解されるように、第10金プレート201に
は、前記連通孔207とは交差せず、且つ前記連通溝2
05に対応して8つの連通溝208が形成される。該連
通溝208の中のいくつかの溝は、紡糸孔開口部203
を横断して形成され、本実施例ではX字状の形態にて4
つの溝208を連通ずることによって形成される。各連
通溝208には、第10金プレート201に形成された
B成分供給通路209が連通される。
上記構成の紡糸口金200において、材料供給孔206
よりA成分2のための材料を、即ち炭素質ピッチを、又
、材料供給通路209よりB成分4のための材料を、即
ち熱可塑性有機合成高分子化合物を供給すると、第13
図にて理解されるように、第8図に図示するような、炭
素繊維製造用炭素質ピッチから成るA成分2を、曳糸性
の良好な熱可塑性有機合成高分子化合物にて形成される
B成分4にて分割した炭素繊維製造用ピッチ系分割型複
合繊維1℃が紡糸される。
よりA成分2のための材料を、即ち炭素質ピッチを、又
、材料供給通路209よりB成分4のための材料を、即
ち熱可塑性有機合成高分子化合物を供給すると、第13
図にて理解されるように、第8図に図示するような、炭
素繊維製造用炭素質ピッチから成るA成分2を、曳糸性
の良好な熱可塑性有機合成高分子化合物にて形成される
B成分4にて分割した炭素繊維製造用ピッチ系分割型複
合繊維1℃が紡糸される。
上記種々の形態とし得る炭素繊維製造用ピッチ系複合繊
維において、A成分2の糸断面積に占る比率は50〜9
5%とされ、従って、B成分4は50〜5%とされる。
維において、A成分2の糸断面積に占る比率は50〜9
5%とされ、従って、B成分4は50〜5%とされる。
B成分4が5%未満では、曳糸性を有した熱可塑性有機
合成高分子化合物にて形成されるB成分の効果が十分に
発揮され得ず、紡糸性及び複合性が共に悪くなる。一方
、B成分4が50%を越えても、後で説明するように、
紡糸性及び複合性は良好であるが、該B成分4は、製品
としての炭素繊維の物性などに何ら寄与する成分ではな
く焼成に先立って除去されるものであるから、経済的理
由からできるだけ少ないのが望ましく、従って、B成分
が50%を越えると好ましくないと考えられる。
合成高分子化合物にて形成されるB成分の効果が十分に
発揮され得ず、紡糸性及び複合性が共に悪くなる。一方
、B成分4が50%を越えても、後で説明するように、
紡糸性及び複合性は良好であるが、該B成分4は、製品
としての炭素繊維の物性などに何ら寄与する成分ではな
く焼成に先立って除去されるものであるから、経済的理
由からできるだけ少ないのが望ましく、従って、B成分
が50%を越えると好ましくないと考えられる。
なお、第6図〜第9図に示した分割型のピッチ系複合繊
維1’(1’A〜1゛D)の場合には、A成分2の糸断
面積に占る比率は50〜90%とされ、従って、B成分
4は50〜]、0%とされるのがより好ましいであろう
。
維1’(1’A〜1゛D)の場合には、A成分2の糸断
面積に占る比率は50〜90%とされ、従って、B成分
4は50〜]、0%とされるのがより好ましいであろう
。
B成分4としては、熱可塑性有機合成高分子化合物が使
用され、特にポリエチレンテレフタレート、エチレンテ
レフタレート成分が少なくとも60モル%以上である共
重合ポリエステル、又はナイロン6、ナイロン66など
のナイロンが好適にイ吏用される。
用され、特にポリエチレンテレフタレート、エチレンテ
レフタレート成分が少なくとも60モル%以上である共
重合ポリエステル、又はナイロン6、ナイロン66など
のナイロンが好適にイ吏用される。
又、A成分2としては従来炭素繊維製造用として使用さ
れている任意の炭素質ピッチ、つまり、石油系ピッチ、
石炭系ピッチなどの熱可塑性ビッヂが使用され得るが、
使用される炭素質ピッチの軟化点が320℃を越えると
、B成分4として使用される上記熱可塑性有機合成高分
子化合物の熱分解が激しくなり、紡糸不良を引き起こす
ので好ましくない。又、炭素質ビッヂの軟化点が230
℃より低く、210℃程度にまで低下すると、B成分4
との溶融粘度バランスが不良となりA成分同志の合体が
起こり、複合性が悪くなり、好ましくない。
れている任意の炭素質ピッチ、つまり、石油系ピッチ、
石炭系ピッチなどの熱可塑性ビッヂが使用され得るが、
使用される炭素質ピッチの軟化点が320℃を越えると
、B成分4として使用される上記熱可塑性有機合成高分
子化合物の熱分解が激しくなり、紡糸不良を引き起こす
ので好ましくない。又、炭素質ビッヂの軟化点が230
℃より低く、210℃程度にまで低下すると、B成分4
との溶融粘度バランスが不良となりA成分同志の合体が
起こり、複合性が悪くなり、好ましくない。
上述のようにして製造された炭素繊維製造用ビッヂ系複
合繊維は、必要に応じて集束、合糸され所定数のフィラ
メトを有したピッチ系複合繊維束とされる。
合繊維は、必要に応じて集束、合糸され所定数のフィラ
メトを有したピッチ系複合繊維束とされる。
本発明に従えば、次いで、前記ピッチ系複合繊紙束は、
含有するB成分が除去され、炭素繊維の前駆体としての
ピッチ繊維束が形成される。B成分の除去方法としては
、溶剤除去などが考えられる。
含有するB成分が除去され、炭素繊維の前駆体としての
ピッチ繊維束が形成される。B成分の除去方法としては
、溶剤除去などが考えられる。
溶剤除去方法に従う場合には、B成分がポリエチレンテ
レフタレート、或いはエヂレンテレフタレート成分が少
なくとも60モル%以上である共重合ポリエステルで形
成された場合には、溶剤としてはアルカリ水溶液、例え
ば95℃、INの苛性ソーダ溶液が使用され、又、B成
分がナイロンで形成された場合には硫酸或は蟻酸が好適
に使用される。
レフタレート、或いはエヂレンテレフタレート成分が少
なくとも60モル%以上である共重合ポリエステルで形
成された場合には、溶剤としてはアルカリ水溶液、例え
ば95℃、INの苛性ソーダ溶液が使用され、又、B成
分がナイロンで形成された場合には硫酸或は蟻酸が好適
に使用される。
このようにしてB成分が除去されたピッチ繊維束は、上
述したような1通常のピッチ系炭素繊維の製造方法に従
って、即ち、 (イ)前記ピッチ繊維束を不融化炉で酸化性ガス雰囲気
下にて200〜350°Cまでに加熱して不融化し、 (ロ)引き続いて、該不融化された繊維束を予備炭化炉
で不活性ガス雰囲気下にて500〜1500℃まで加熱
して予備炭化し、 (ハ)次いで、予備炭化された繊維束を炭化炉で不活性
ガス雰囲気下にて1500〜2000”Cまで加熱して
炭化して、更には3000℃まで加熱して黒鉛化するこ
と、 により炭素繊維が製造される。
述したような1通常のピッチ系炭素繊維の製造方法に従
って、即ち、 (イ)前記ピッチ繊維束を不融化炉で酸化性ガス雰囲気
下にて200〜350°Cまでに加熱して不融化し、 (ロ)引き続いて、該不融化された繊維束を予備炭化炉
で不活性ガス雰囲気下にて500〜1500℃まで加熱
して予備炭化し、 (ハ)次いで、予備炭化された繊維束を炭化炉で不活性
ガス雰囲気下にて1500〜2000”Cまで加熱して
炭化して、更には3000℃まで加熱して黒鉛化するこ
と、 により炭素繊維が製造される。
本発明に従えば、種々の炭素質ピッチを使用して糸切れ
なく連続して安定して紡糸することができ、しかも、5
〜7μmといった細径の炭素繊維(フィラメント)を容
易に製造することができる。
なく連続して安定して紡糸することができ、しかも、5
〜7μmといった細径の炭素繊維(フィラメント)を容
易に製造することができる。
次に、本発明を実施例により更に詳しく説明する。
実施例1
光学的異方性相を約55%含有し、軟化点が232℃で
ある炭素質ピッチを前駆体ピッチとして使用した。この
前駆体ピッチを、有効容積200mf2.円筒型遠心分
離装置を用いて、温度370℃、遠心力を30000G
として光学的異方性相の多いピッチと光学的等方性相の
多いピッチとを連続的に分離し、それぞれ抜き出した。
ある炭素質ピッチを前駆体ピッチとして使用した。この
前駆体ピッチを、有効容積200mf2.円筒型遠心分
離装置を用いて、温度370℃、遠心力を30000G
として光学的異方性相の多いピッチと光学的等方性相の
多いピッチとを連続的に分離し、それぞれ抜き出した。
得られた光学的異方性相を多く含むピッチは、光学的異
方性相を98%含み、軟化点265℃、キノリンネ溶分
は29.5%であった。この炭素質ピッチをA成分の材
料として使用した。B成分の材料としては25°C、オ
ルソクロロフェノール溶液における固有粘度が0.65
のポリエチレンテレフタレートを使用した。
方性相を98%含み、軟化点265℃、キノリンネ溶分
は29.5%であった。この炭素質ピッチをA成分の材
料として使用した。B成分の材料としては25°C、オ
ルソクロロフェノール溶液における固有粘度が0.65
のポリエチレンテレフタレートを使用した。
第5図に図示するような構造の、1フィラメント当りの
Alff1分のノズルの数が36個、吐出孔径が1.0
mm、吐出孔数が30個とされる紡糸口金を使用し、紡
糸口金部の温度を310″Cに保持して、巻き取り速度
1000m/分で60分間紡糸した。紡糸の間に糸切れ
もなく連続して安定した紡糸が行なわれた。
Alff1分のノズルの数が36個、吐出孔径が1.0
mm、吐出孔数が30個とされる紡糸口金を使用し、紡
糸口金部の温度を310″Cに保持して、巻き取り速度
1000m/分で60分間紡糸した。紡糸の間に糸切れ
もなく連続して安定した紡糸が行なわれた。
紡糸したピッチ系複合繊維束(糸)には平滑剤、制電剤
、乳化剤からなるOil in Water型のポリエ
ステルフィラメントの織物用油剤をローラ接触で付与し
た。付着量は糸に対して0.7重量%であった。
、乳化剤からなるOil in Water型のポリエ
ステルフィラメントの織物用油剤をローラ接触で付与し
た。付着量は糸に対して0.7重量%であった。
得られた各単糸(フィラメント)の径は約41μmであ
り、A成分の数は36個、各A成分の直径は約61t
mで、A成分同志の合流もなく、完全に独立した均一な
形態を有し、良好な複合状態を示した。A成分/B成分
の比率は、糸の断面積にて80/20であった。又、ピ
ッチ系複合繊維束には毛羽もなく、取扱い性も優れてい
た。
り、A成分の数は36個、各A成分の直径は約61t
mで、A成分同志の合流もなく、完全に独立した均一な
形態を有し、良好な複合状態を示した。A成分/B成分
の比率は、糸の断面積にて80/20であった。又、ピ
ッチ系複合繊維束には毛羽もなく、取扱い性も優れてい
た。
次いで、ピッチ系複合繊維束パッケージから糸を解舒し
つつ、A成分を基準にしてo、o2g/デニールの張力
を掛け、苛性ソーダ水溶液中を20分分間側させた。苛
性ソーダ水溶液は、苛性ソーダ濃度40g/β、浴部9
5℃であった。これによって、糸のB成分は溶解して除
去され、炭素質ピッチであるA成分のみからなるピッチ
繊維束が得られた。
つつ、A成分を基準にしてo、o2g/デニールの張力
を掛け、苛性ソーダ水溶液中を20分分間側させた。苛
性ソーダ水溶液は、苛性ソーダ濃度40g/β、浴部9
5℃であった。これによって、糸のB成分は溶解して除
去され、炭素質ピッチであるA成分のみからなるピッチ
繊維束が得られた。
該ピッチ繊維束は、95℃の熱水浴に通し、糸に付着し
ている苛性ソーダを洗浄除去し、次いで、該糸に潤滑性
と集束性を付与するために、25℃で40センチスト−
クスの粘度のジメチルフェニルポリシロキサン(フェニ
ル基含有量25モル%)をオイリングローラで糸に対し
て約0.8%付与した。
ている苛性ソーダを洗浄除去し、次いで、該糸に潤滑性
と集束性を付与するために、25℃で40センチスト−
クスの粘度のジメチルフェニルポリシロキサン(フェニ
ル基含有量25モル%)をオイリングローラで糸に対し
て約0.8%付与した。
引き続き、このピッチ繊維束を、炉入り口温度180℃
、最高温度280℃の富酸素ガス雰囲気(酸素/窒素=
40/60)の連続不融化炉に通糸速度1m/分にて連
続的に導入した。温度180℃から280℃までは4℃
/分で昇温し、280℃で5分間保持して不融化した。
、最高温度280℃の富酸素ガス雰囲気(酸素/窒素=
40/60)の連続不融化炉に通糸速度1m/分にて連
続的に導入した。温度180℃から280℃までは4℃
/分で昇温し、280℃で5分間保持して不融化した。
前記不融化した糸を、炉入り口温度300℃、最高温度
1500℃の窒素ガス雰囲気を有する連続炭化炉に通糸
速度]、 m 7分にて連続的に通糸して炭化を行った
。更に、該炭化した糸をアルゴンガス雰囲気を有する連
続黒鉛化炉に入れ、2500℃で15分間黒鉛化を行っ
た。
1500℃の窒素ガス雰囲気を有する連続炭化炉に通糸
速度]、 m 7分にて連続的に通糸して炭化を行った
。更に、該炭化した糸をアルゴンガス雰囲気を有する連
続黒鉛化炉に入れ、2500℃で15分間黒鉛化を行っ
た。
このようにして得られた炭素繊維は、毛羽の発生が殆ど
なく、単糸(フィラメント)直径が約5.0μm、引張
弾性率は71t/mm2.引張強度が360 K g
/ m m 2であり、極めて優れた特性を有する繊維
であった。
なく、単糸(フィラメント)直径が約5.0μm、引張
弾性率は71t/mm2.引張強度が360 K g
/ m m 2であり、極めて優れた特性を有する繊維
であった。
実施例2
2 の
B成分として、ポリエチレンテレフタレートの代わりに
、共重合成分として全酸成分に対し、2.5モル%の5
−ナトリウムスルホイソフタル酸成分を含み、残りの酸
成分がテレフタル酸からなるエチレンテレフタテート系
の共重合ポリエステル(25℃、オルソクロロフェノー
ル溶液での固有粘度は0.62)を使用した以外は実施
例と同じ材料、同じ条件で紡糸し、ピッチ系複合繊維束
を得た。
、共重合成分として全酸成分に対し、2.5モル%の5
−ナトリウムスルホイソフタル酸成分を含み、残りの酸
成分がテレフタル酸からなるエチレンテレフタテート系
の共重合ポリエステル(25℃、オルソクロロフェノー
ル溶液での固有粘度は0.62)を使用した以外は実施
例と同じ材料、同じ条件で紡糸し、ピッチ系複合繊維束
を得た。
紡糸時に糸切れもなく連続して安定した紡糸が行なわれ
た。
た。
得られた糸の径は約41μmであり、A成分の数は36
個、各A成分の直径は約6μmで、A成分同志の合流も
なく、完全に独立した均一な形態を有し、良好な複合状
態を示し、更に、毛羽もなく、取扱い性も優れていた。
個、各A成分の直径は約6μmで、A成分同志の合流も
なく、完全に独立した均一な形態を有し、良好な複合状
態を示し、更に、毛羽もなく、取扱い性も優れていた。
A成分/B成分の比率は、糸の断面積にて80/20で
あった。
あった。
紡糸したピッチ系複合繊維束(糸)には平滑剤、制電剤
、乳化剤からなるOil in Water型のポリエ
ステルフィラメントの織物用油剤をローラ接触で4−1
与した。付着量は糸に対して07重量%であった。
、乳化剤からなるOil in Water型のポリエ
ステルフィラメントの織物用油剤をローラ接触で4−1
与した。付着量は糸に対して07重量%であった。
次いで、ピッチ系複合繊維束パッケージから糸を解舒し
つつ、A成分を基準にして0.02g/デニールの張力
を掛け、苛性ソーダ濃度4.0 g /β、浴虐95℃
の苛性ソーダ水溶液中を15分間走行させた。これによ
って、糸のB成分は溶解して除去され、炭素質ビッヂで
あるA成分のみからなるピッチ繊維束が得られた。
つつ、A成分を基準にして0.02g/デニールの張力
を掛け、苛性ソーダ濃度4.0 g /β、浴虐95℃
の苛性ソーダ水溶液中を15分間走行させた。これによ
って、糸のB成分は溶解して除去され、炭素質ビッヂで
あるA成分のみからなるピッチ繊維束が得られた。
その後、該ピッチ繊維束は、実施例1と同様の不融化処
理及び焼成を行い黒鉛繊維を得た。
理及び焼成を行い黒鉛繊維を得た。
このようにして得られた炭素繊維は、毛羽の発生が殆ど
なく、単糸(フィラメント)直径が約5.01℃m、引
張弾性率は69t/mm2.引張強度が372Kg/m
m2であり、極めて優れた特性を有する繊維であった。
なく、単糸(フィラメント)直径が約5.01℃m、引
張弾性率は69t/mm2.引張強度が372Kg/m
m2であり、極めて優れた特性を有する繊維であった。
実施例3
光学的異方性相を約55%含有し、軟化点が232℃で
ある炭素質ビッヂを前駆体ピッチとして使用した。この
前駆体ピッチを、有効容積200m4円筒型遠心分離装
置を用いて、温度370℃、遠心力を30000Gとし
て光学的異方性相の多いビッヂと光学的等方性相の多い
ピッチとを連続的に分離し、それぞれ抜き出した。
ある炭素質ビッヂを前駆体ピッチとして使用した。この
前駆体ピッチを、有効容積200m4円筒型遠心分離装
置を用いて、温度370℃、遠心力を30000Gとし
て光学的異方性相の多いビッヂと光学的等方性相の多い
ピッチとを連続的に分離し、それぞれ抜き出した。
得られた光学的異方性相を多く含むピッチは、光学的異
方性相を98%含み、軟化点265℃、キノリンネ溶分
は29.5%であった。この炭素質ピッチをA成分の材
料として使用した。B成分の材料としては25°C、オ
ルソクロロフェノール溶液における固有粘度が0.65
のポリエチレンテレフタレートを使用した。
方性相を98%含み、軟化点265℃、キノリンネ溶分
は29.5%であった。この炭素質ピッチをA成分の材
料として使用した。B成分の材料としては25°C、オ
ルソクロロフェノール溶液における固有粘度が0.65
のポリエチレンテレフタレートを使用した。
第10図〜第13図に図示するような構造の、吐出孔径
が0.30mm、吐出孔数が24個とされる分割型の紡
糸口金を使用し、紡糸口金部の温度を310 ℃に保持
して、巻き取り速度800m/分で60分間紡糸した。
が0.30mm、吐出孔数が24個とされる分割型の紡
糸口金を使用し、紡糸口金部の温度を310 ℃に保持
して、巻き取り速度800m/分で60分間紡糸した。
紡糸の間に糸切れもなく連続して安定した紡糸が行なわ
れた。
れた。
得られた各単糸(フィラメント)の径は約191t m
であり、A成分の数は8個、各A成分の繊度は約0.3
6デニールで、A成分同志の合流もなく、完全に独立し
た均一な形態を有し、良好な複合状態を示した。又、A
成分/B成分の比率は、糸の断面積にて80/20であ
った。更に、得られたピッチ系複合繊維束は毛羽もなく
、取扱い性も優れていた。
であり、A成分の数は8個、各A成分の繊度は約0.3
6デニールで、A成分同志の合流もなく、完全に独立し
た均一な形態を有し、良好な複合状態を示した。又、A
成分/B成分の比率は、糸の断面積にて80/20であ
った。更に、得られたピッチ系複合繊維束は毛羽もなく
、取扱い性も優れていた。
引き続き、このピッチ系複合繊維束を10本合糸した後
、A成分を基準にして0.02g/デニルの張力を掛け
、苛性ソーダ水溶液中を20分間走行させた。苛性ソー
ダ水溶液は、苛性ソーダ濃度4og/42、浴温95℃
であった。これによって、糸のB成分は溶解して除去さ
れ、炭素質ピッチであるA成分のみからなるピッチ繊維
束が得られた。
、A成分を基準にして0.02g/デニルの張力を掛け
、苛性ソーダ水溶液中を20分間走行させた。苛性ソー
ダ水溶液は、苛性ソーダ濃度4og/42、浴温95℃
であった。これによって、糸のB成分は溶解して除去さ
れ、炭素質ピッチであるA成分のみからなるピッチ繊維
束が得られた。
該ピッチ繊維束は、95℃の熱水浴に通し、糸に付着し
ている苛性ソーダを洗浄除去し、次いで、接糸に潤滑性
と集束性を付与するために、25°Cで40センチスト
ークスの粘度のジメチルフェニルポリシロキサン(フェ
ニル基含有量25モル%)をオイリングローラで糸に対
して約08%付与した。
ている苛性ソーダを洗浄除去し、次いで、接糸に潤滑性
と集束性を付与するために、25°Cで40センチスト
ークスの粘度のジメチルフェニルポリシロキサン(フェ
ニル基含有量25モル%)をオイリングローラで糸に対
して約08%付与した。
引き続き、このピッチ繊維束を、炉入り口温度180℃
、最高温度280℃の富酸素ガス雰囲気(酸素/窒素=
40/60)の連続不融化炉に通糸速度1m/分にて連
続的に導入した。温度180℃から280℃までは4℃
/分で昇温し、280℃で5分間保持して不融化した。
、最高温度280℃の富酸素ガス雰囲気(酸素/窒素=
40/60)の連続不融化炉に通糸速度1m/分にて連
続的に導入した。温度180℃から280℃までは4℃
/分で昇温し、280℃で5分間保持して不融化した。
前記不融化した糸を、炉入り口温度300℃、最高温度
1500℃の窒素ガス雰囲気を有する連続炭化炉に通糸
速度1m/分にて連続的に通糸して炭化を行った。更に
、該炭化した糸をアルゴンガス雰囲気を有する連続黒鉛
化炉に入れ、2500℃で15分間黒鉛化を行った。
1500℃の窒素ガス雰囲気を有する連続炭化炉に通糸
速度1m/分にて連続的に通糸して炭化を行った。更に
、該炭化した糸をアルゴンガス雰囲気を有する連続黒鉛
化炉に入れ、2500℃で15分間黒鉛化を行った。
このようにして得られた炭素繊維は、毛羽の発生が殆ど
なく、単糸(フィラメント)繊度が約0.32デニール
、引張弾性率は67t/mm” 、引張強度が320K
g/mm2であり、極めて優れた特性を有する繊維であ
った。
なく、単糸(フィラメント)繊度が約0.32デニール
、引張弾性率は67t/mm” 、引張強度が320K
g/mm2であり、極めて優れた特性を有する繊維であ
った。
実施例4
A成分として、表1に示す炭素質ピッチを使用した以外
は、実施例1と同じ材料、装置及び方法にて炭素繊維を
製造した。得られた炭素繊維の物性が表1に示される。
は、実施例1と同じ材料、装置及び方法にて炭素繊維を
製造した。得られた炭素繊維の物性が表1に示される。
表1
表■より、A成分として使用される炭素質ピッチの軟化
点が320℃を越えると、B成分として使用される上記
熱可塑性有機合成高分子化合物の熱分解が激しくなり、
紡糸不良を引き起こすので好ましくなく、又、炭素質ピ
ッチの軟化点が230℃より低く、210°C程度にま
で低下すると、B成分との溶融粘度バランスが不良とな
りA成分同志の合体が起こり、複合性が悪くなり、好ま
しくないことが分かる。
点が320℃を越えると、B成分として使用される上記
熱可塑性有機合成高分子化合物の熱分解が激しくなり、
紡糸不良を引き起こすので好ましくなく、又、炭素質ピ
ッチの軟化点が230℃より低く、210°C程度にま
で低下すると、B成分との溶融粘度バランスが不良とな
りA成分同志の合体が起こり、複合性が悪くなり、好ま
しくないことが分かる。
4艶立匁1
以上の如くに、本発明によれば、ピッチ繊維の前駆体と
してピッチ系複合繊維を使用することにより、種々の炭
素質ピッチを糸切れなく連続に、安定して紡糸すること
ができ、且つ、取扱い性に優れ、所望に応じて集束、合
糸が容易に行い得て、細径の且つ高性能のピッチ系炭素
繊維を極めて効率よく製造することができる。
してピッチ系複合繊維を使用することにより、種々の炭
素質ピッチを糸切れなく連続に、安定して紡糸すること
ができ、且つ、取扱い性に優れ、所望に応じて集束、合
糸が容易に行い得て、細径の且つ高性能のピッチ系炭素
繊維を極めて効率よく製造することができる。
第1図から第3図は、炭素繊維製造用ピッチ系複合繊維
の実施例の断面図である。 第4図及び第5図は、炭素繊維製造用ピッチ系複合繊維
を製造するための紡糸口金の構造を示す断面図である。 第6図から第9図は、炭素繊維製造用ピッチ系複合繊維
の他の実施例の断面図である。 第10図は、本発明に係る炭素繊維製造用ピッチ系分割
型複合繊維を製造するための紡糸口金の構造を示す断面
図である。 第11図は、第10図で線X、−Xに取った平面図であ
る。 第12図は、第10図で線Y−Yに取った平面図である
。 第13図は、第10図の紡糸口金における各材料の供給
態様を示す説明図である。 1 、 ■ 。 :炭素繊維製造用ピッチ系 複合繊維 A成分 :B酸成 分理人
の実施例の断面図である。 第4図及び第5図は、炭素繊維製造用ピッチ系複合繊維
を製造するための紡糸口金の構造を示す断面図である。 第6図から第9図は、炭素繊維製造用ピッチ系複合繊維
の他の実施例の断面図である。 第10図は、本発明に係る炭素繊維製造用ピッチ系分割
型複合繊維を製造するための紡糸口金の構造を示す断面
図である。 第11図は、第10図で線X、−Xに取った平面図であ
る。 第12図は、第10図で線Y−Yに取った平面図である
。 第13図は、第10図の紡糸口金における各材料の供給
態様を示す説明図である。 1 、 ■ 。 :炭素繊維製造用ピッチ系 複合繊維 A成分 :B酸成 分理人
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)炭素繊維製造用炭素質ピッチから成るA成分と、曳
糸性の良好な熱可塑性有機合成高分子化合物から成るB
成分とにて形成されるピッチ系複合繊維を紡糸し、必要
に応じて、集束、合糸してピッチ系複合繊維束を製造す
る工程、前記ピッチ系複合繊維束のB成分を除去してピ
ッチ繊維束を形成する工程、前記B成分が除去されたピ
ッチ繊維束を酸化性ガス雰囲気にて不融化する工程、及
び前記不融化繊維を焼成する工程を有することを特徴と
するピッチ系炭素繊維の製造法。 2)ピッチ系複合繊維におけるA成分の糸断面積に占る
比率が50〜95%であり、B成分が50〜5%である
請求項1記載のピッチ系炭素繊維の製造法。 3)A成分を形成する炭素繊維製造用炭素質ピッチは軟
化点が230℃〜320℃の熱可塑性ピッチであり、B
成分を形成する熱可塑性有機合成高分子化合物はポリエ
チレンテレフタレート、又はエチレンテレフタレート成
分が少なくとも60モル%以上である共重合ポリエステ
ルである請求項1記載のピッチ系炭素繊維の製造法。 4)B成分はアルカリ水溶液にて除去される請求項3記
載のピッチ系炭素繊維の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21955289A JPH0382821A (ja) | 1989-08-25 | 1989-08-25 | ピッチ系炭素繊維の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21955289A JPH0382821A (ja) | 1989-08-25 | 1989-08-25 | ピッチ系炭素繊維の製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0382821A true JPH0382821A (ja) | 1991-04-08 |
Family
ID=16737295
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21955289A Pending JPH0382821A (ja) | 1989-08-25 | 1989-08-25 | ピッチ系炭素繊維の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0382821A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014211004A (ja) * | 2013-04-18 | 2014-11-13 | 財團法人工業技術研究院 | ナノ金属線とその製造方法、および、ナノ線 |
-
1989
- 1989-08-25 JP JP21955289A patent/JPH0382821A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014211004A (ja) * | 2013-04-18 | 2014-11-13 | 財團法人工業技術研究院 | ナノ金属線とその製造方法、および、ナノ線 |
| US9761354B2 (en) | 2013-04-18 | 2017-09-12 | Industrial Technology Research Institute | Method of manufacturing a nano metal wire |
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