JPH038416B2 - - Google Patents
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- JPH038416B2 JPH038416B2 JP60129589A JP12958985A JPH038416B2 JP H038416 B2 JPH038416 B2 JP H038416B2 JP 60129589 A JP60129589 A JP 60129589A JP 12958985 A JP12958985 A JP 12958985A JP H038416 B2 JPH038416 B2 JP H038416B2
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- pulley
- movable
- pulley piece
- piece
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Description
(産業上の利用分野)
本発明は変速プーリに関し、詳しくは、遠心力
を利用した遠心推力式変速プーリに関する。 (従来の技術) 従来より遠心力を利用した変速Vプーリは広く
知られており、特公昭51−6815号公報、特開昭50
−47064号公報、特開昭51−54158号公報、実公昭
47−22065号公報、実開昭51−58269号公報などに
その幾つかの例が示されている。 この構造は例えば、特公昭51−6815号公報で代
表されるように固定Vプーリ片と、可動Vプーリ
片からなる変速プーリにおいて、可動Vプーリ片
背面に囲い板を有してその内部に回転時、遠心力
により運動して可動Vプーリ片を固定Vプーリ片
に対して相対的に軸線方向に動かしプーリの有効
径を変化させるおもりを収設せしめた構成からな
つており、そのおもりとして一般に鋼球(ボー
ル)が用いられ、通常、放射状のガイドが付設さ
れていて、このガイドにボールが1個宛挿入さ
れ、プーリの回転に伴つてボールがガイド溝に沿
つてラジアル方向に移動するようになつている。 (発明が解決しようとする問題点) ところが、上記の如き従来の遠心力利用の変速
プーリにおいてはガイド部及びガイド部の間の部
分が空隙部となり、大きな推力が得られず、従つ
てVベルトと組み合わせて動力を伝達するに必要
な遠心力を引き出すにはその回転数を大きくする
と共に、プーリ径を大きくしてVベルトに対する
所要推力を小さくし、しかも遠心力を発生させ得
る遠心作用体の回転半径を大きくすることが必要
であつた。 そのため、従来の上記変速装置では低回転領域
での実用化に難があると共に変速プーリ自身のス
ペースを大きく必要とする欠点があつた。 従つて、本発明は、上述の如き事実に対処し、
その難点を排除することを課題とし、なかでも、
従来の鋼球ガイドの如きガイドをなくして空隙を
大きくし、これに多数の金属小球等を充填し、従
来に比し空間内のボールの運動を活発ならしめる
ことによつて遠心力作用の効率化を図ることを目
的とするものである。 (問題点を解決するための手段) しかして、上記目的に適合する本発明プーリの
特徴を第1図に示す実施例にもとづいて説明する
と、固定Vプーリ片1の軸Aの延長上に固定Vプ
ーリ片1に対向して可動Vプーリ片2を軸方向摺
動可能に配設し、該可動Vプーリ片2の外縁に後
方に向かう延設部2aを形成すると共に、可動V
プーリ片2の背側で前記軸延長上に可動Vプーリ
片2の前記延設部2a内面に内接せしめて可動V
プーリ片2の摺動支持体3を軸と一体に設ける。 そして、この場合において、上記摺動支持体3
とVプーリ片2の延設部2aとの間を摺動部とな
し、かつ摺動支持体3の背側と可動Vプーリ片の
延設部2a内面に設けたスプリング受4との間に
固定Vプーリ片1と可動Vプーリ片2との間のV
溝巾が広がる方向に推力を有する如く戻しばね1
0を介設すると共に固定Vプーリ片1の軸延長
と、可動Vプーリ片2背面と摺動支持体3の内側
面により囲まれた空間内に多数の金属小球よりな
る遠心力付与材9を該付与材9が空間内を自由に
移動可能なる如く収設せしめた点にあり、これに
よつてプーリ回転中における上記遠心力によつて
可動Vプーリ片2背側に圧力を生ぜしめ、固定V
プーリ片1に向かう方向に推力を生ぜしめること
ができ、又、プーリの回転数に応じて前記推力を
自動調整することを可能とする。 なお、上記遠心力付与材9としては、上述の如
く空間内で自動に運動可能なものであることが肝
要であり、このような遠心力付与材は空間のロス
を少なくする上にも有効である。 (作用) 上記の如き構成の変速プーリは回転数が少なく
固定Vプーリ片1と可動Vプーリ片2との間の溝
巾が最大である場合には前記空間内の遠心力付与
材が空間内に略充足し、回転による遠心推力と戻
しばね10による戻し推力とが均衡を保つてい
る。 そして、回転数が上昇し、戻しばね10の推力
に抗して遠心力による推力がアツプすると、可動
Vプーリ片2が固定Vプーリ片1側へ移動しベル
ト5有効径は大きくなる。 このとき、前述の如く空間内におけるロスが減
少し、従来方式に比し、大きな推力が得られ、低
回転数あるいはより小プーリ径での使用が可能と
なる。 (実施例) 以下、更に添付図面にもとづき本発明の実施例
を説明する。 第1図イ,ロは本発明の第1実施例を示し、図
において、固定Vプーリ片1の軸Aの延長上に可
動Vプーリ片2が対向して設けられており、更に
その延長軸上に可動Vプーリ片の摺動支持体3が
キー又はスプライン7により回転方向に対し一体
に回転し、スラスト方向に対しストツプリング1
2及び13により止められて設けられている。 そして、上記可動Vプーリ片2の外縁には後方
に延びる延設部2aが形成されており、この延設
部2aの内周面に前記摺動支持体3の外周面が内
設状態となつていて、可動Vプーリ片2と摺動支
持体3とはスラスト方向には自由に移動し、回転
方向にはスベリキー6により一体に回転する如く
構成されている。 又、前記可動Vプーリ片2の延設部2a内周面
に回転方向にはキー8により一体となり、スラス
ト方向にはストツプリング11により固定されて
スプリング受4が設けられ、このスプリング受4
と、対向する前記摺動支持体3の背側間に戻しば
ね10が介設されている。この戻しばね10は固
定Vプーリ片1と可動Vプーリ片2間のV溝巾を
常に開く方向に推力を生ぜしめる如く配設される
ものである。 しかして、叙上の構成において更に図示例では
その固定Vプーリ片1の軸A延長部、可動Vプー
リ片2の背側面、摺動支持体3の内側面により囲
まれた空間内にボールベアリングの鋼球の如き小
鋼球14が多数個装填されている(ベアリングの
鋼球は、具体的には直径が0.6mm〜6mm程度が普
通であり、一般には直径2〜3mmのものがよく用
いられる)。 この小鋼球4は通常、固定Vプーリ片1と、可
動Vプーリ片2の溝巾が最大となるとき、前記空
間にその容積の約80%程度となる量が好ましく、
かかる目安をもつて装填される。しかし、勿論、
この量は必要なる遠心力に応じて適宜決められ
る。 第1図イは上記固定Vプーリ片1と可動Vプー
リ片2の溝巾が最大である場合を示し、回転によ
る遠心推力と、戻しばね10による戻し推力とが
バランス状態にあるときである。 又、ロは回転数を多くし、戻しばね10の推力
に抗して遠心力による推力が上昇して可動Vプー
リ片2が所要の距離xだけ固定Vプーリ片1側へ
移動した場合である。 なお、可動Vプーリ片2の上記移動距離xの量
は動力伝達時に生ずるVベルトの張り側及びゆる
み側の張力、V角度、ベルトの摩擦係数、相手側
変速プーリの推力などと、本発明プーリの回転
数、戻しばね10の推力、ボール挿入空間の形
状、広さ等によつて定まるものである。 今、第1図における実施例について、その第1
図において可動Vプーリ片2の移動代xは、 x={2〔(D1 3−D2 3)/3−D2 2(D1−D2)〕−2/3
(D1 3−y3)+2y2(D1−y)}/(D1 2−y2)tanθ/2
……() 遠心推力FXは Fx=7.8Kπ3・N2(D1 2−y2)2/36/9.8/10″
……() となる。 但し式中、D1は溝巾最大のときの回転中にお
ける遠心力付与材(ボール)上限の半径、D2は
同じく、その時の下限の半径、yは溝巾最小時に
おける遠心力付与材(ボール)下限の半径、θは
空間部頂角、Nはプーリ回転数(r.p.m)、Kはボ
ール間に生ずる空間充填比率(通常0.58)であ
る。又ボールの比重は7.8とする。 又、次にベルトのピツチ半径(Rx)は Rx=Ro+x/2tanΦ/2 ……() 但し、Roはベルトの最小ピツチ半径、Φはベ
ルトV角度 以上の式から回転数Nを固定したとき、遠心推
力(Fx)は(D1 2−y2)の値によつて変化する。
又、D1とyとの関係は()式において、D1D2
を固定するとき、可動Vプーリ片2の移動代xと
yとの関係は空間部頂角θの大きさによつて変化
するものであり、今、xをある値aまで移動させ
るときのyの値は、θを大きくすると、yは小と
なり、逆にθを小さくするとyは大となる。 そこで、D1,D2、ベルトの最小ピツチ半径Ro
ならびにベルトV角度Φ、負荷H((Ps)、回転数
N(r.p.m)を固定し、θのみを変量して可動Vプ
ーリ片の移動代x、遠心推力Fx、ベルトのピツ
チ半径Rxを算出すると次記第1表、第2表なら
びに第6図の如くとなる。
を利用した遠心推力式変速プーリに関する。 (従来の技術) 従来より遠心力を利用した変速Vプーリは広く
知られており、特公昭51−6815号公報、特開昭50
−47064号公報、特開昭51−54158号公報、実公昭
47−22065号公報、実開昭51−58269号公報などに
その幾つかの例が示されている。 この構造は例えば、特公昭51−6815号公報で代
表されるように固定Vプーリ片と、可動Vプーリ
片からなる変速プーリにおいて、可動Vプーリ片
背面に囲い板を有してその内部に回転時、遠心力
により運動して可動Vプーリ片を固定Vプーリ片
に対して相対的に軸線方向に動かしプーリの有効
径を変化させるおもりを収設せしめた構成からな
つており、そのおもりとして一般に鋼球(ボー
ル)が用いられ、通常、放射状のガイドが付設さ
れていて、このガイドにボールが1個宛挿入さ
れ、プーリの回転に伴つてボールがガイド溝に沿
つてラジアル方向に移動するようになつている。 (発明が解決しようとする問題点) ところが、上記の如き従来の遠心力利用の変速
プーリにおいてはガイド部及びガイド部の間の部
分が空隙部となり、大きな推力が得られず、従つ
てVベルトと組み合わせて動力を伝達するに必要
な遠心力を引き出すにはその回転数を大きくする
と共に、プーリ径を大きくしてVベルトに対する
所要推力を小さくし、しかも遠心力を発生させ得
る遠心作用体の回転半径を大きくすることが必要
であつた。 そのため、従来の上記変速装置では低回転領域
での実用化に難があると共に変速プーリ自身のス
ペースを大きく必要とする欠点があつた。 従つて、本発明は、上述の如き事実に対処し、
その難点を排除することを課題とし、なかでも、
従来の鋼球ガイドの如きガイドをなくして空隙を
大きくし、これに多数の金属小球等を充填し、従
来に比し空間内のボールの運動を活発ならしめる
ことによつて遠心力作用の効率化を図ることを目
的とするものである。 (問題点を解決するための手段) しかして、上記目的に適合する本発明プーリの
特徴を第1図に示す実施例にもとづいて説明する
と、固定Vプーリ片1の軸Aの延長上に固定Vプ
ーリ片1に対向して可動Vプーリ片2を軸方向摺
動可能に配設し、該可動Vプーリ片2の外縁に後
方に向かう延設部2aを形成すると共に、可動V
プーリ片2の背側で前記軸延長上に可動Vプーリ
片2の前記延設部2a内面に内接せしめて可動V
プーリ片2の摺動支持体3を軸と一体に設ける。 そして、この場合において、上記摺動支持体3
とVプーリ片2の延設部2aとの間を摺動部とな
し、かつ摺動支持体3の背側と可動Vプーリ片の
延設部2a内面に設けたスプリング受4との間に
固定Vプーリ片1と可動Vプーリ片2との間のV
溝巾が広がる方向に推力を有する如く戻しばね1
0を介設すると共に固定Vプーリ片1の軸延長
と、可動Vプーリ片2背面と摺動支持体3の内側
面により囲まれた空間内に多数の金属小球よりな
る遠心力付与材9を該付与材9が空間内を自由に
移動可能なる如く収設せしめた点にあり、これに
よつてプーリ回転中における上記遠心力によつて
可動Vプーリ片2背側に圧力を生ぜしめ、固定V
プーリ片1に向かう方向に推力を生ぜしめること
ができ、又、プーリの回転数に応じて前記推力を
自動調整することを可能とする。 なお、上記遠心力付与材9としては、上述の如
く空間内で自動に運動可能なものであることが肝
要であり、このような遠心力付与材は空間のロス
を少なくする上にも有効である。 (作用) 上記の如き構成の変速プーリは回転数が少なく
固定Vプーリ片1と可動Vプーリ片2との間の溝
巾が最大である場合には前記空間内の遠心力付与
材が空間内に略充足し、回転による遠心推力と戻
しばね10による戻し推力とが均衡を保つてい
る。 そして、回転数が上昇し、戻しばね10の推力
に抗して遠心力による推力がアツプすると、可動
Vプーリ片2が固定Vプーリ片1側へ移動しベル
ト5有効径は大きくなる。 このとき、前述の如く空間内におけるロスが減
少し、従来方式に比し、大きな推力が得られ、低
回転数あるいはより小プーリ径での使用が可能と
なる。 (実施例) 以下、更に添付図面にもとづき本発明の実施例
を説明する。 第1図イ,ロは本発明の第1実施例を示し、図
において、固定Vプーリ片1の軸Aの延長上に可
動Vプーリ片2が対向して設けられており、更に
その延長軸上に可動Vプーリ片の摺動支持体3が
キー又はスプライン7により回転方向に対し一体
に回転し、スラスト方向に対しストツプリング1
2及び13により止められて設けられている。 そして、上記可動Vプーリ片2の外縁には後方
に延びる延設部2aが形成されており、この延設
部2aの内周面に前記摺動支持体3の外周面が内
設状態となつていて、可動Vプーリ片2と摺動支
持体3とはスラスト方向には自由に移動し、回転
方向にはスベリキー6により一体に回転する如く
構成されている。 又、前記可動Vプーリ片2の延設部2a内周面
に回転方向にはキー8により一体となり、スラス
ト方向にはストツプリング11により固定されて
スプリング受4が設けられ、このスプリング受4
と、対向する前記摺動支持体3の背側間に戻しば
ね10が介設されている。この戻しばね10は固
定Vプーリ片1と可動Vプーリ片2間のV溝巾を
常に開く方向に推力を生ぜしめる如く配設される
ものである。 しかして、叙上の構成において更に図示例では
その固定Vプーリ片1の軸A延長部、可動Vプー
リ片2の背側面、摺動支持体3の内側面により囲
まれた空間内にボールベアリングの鋼球の如き小
鋼球14が多数個装填されている(ベアリングの
鋼球は、具体的には直径が0.6mm〜6mm程度が普
通であり、一般には直径2〜3mmのものがよく用
いられる)。 この小鋼球4は通常、固定Vプーリ片1と、可
動Vプーリ片2の溝巾が最大となるとき、前記空
間にその容積の約80%程度となる量が好ましく、
かかる目安をもつて装填される。しかし、勿論、
この量は必要なる遠心力に応じて適宜決められ
る。 第1図イは上記固定Vプーリ片1と可動Vプー
リ片2の溝巾が最大である場合を示し、回転によ
る遠心推力と、戻しばね10による戻し推力とが
バランス状態にあるときである。 又、ロは回転数を多くし、戻しばね10の推力
に抗して遠心力による推力が上昇して可動Vプー
リ片2が所要の距離xだけ固定Vプーリ片1側へ
移動した場合である。 なお、可動Vプーリ片2の上記移動距離xの量
は動力伝達時に生ずるVベルトの張り側及びゆる
み側の張力、V角度、ベルトの摩擦係数、相手側
変速プーリの推力などと、本発明プーリの回転
数、戻しばね10の推力、ボール挿入空間の形
状、広さ等によつて定まるものである。 今、第1図における実施例について、その第1
図において可動Vプーリ片2の移動代xは、 x={2〔(D1 3−D2 3)/3−D2 2(D1−D2)〕−2/3
(D1 3−y3)+2y2(D1−y)}/(D1 2−y2)tanθ/2
……() 遠心推力FXは Fx=7.8Kπ3・N2(D1 2−y2)2/36/9.8/10″
……() となる。 但し式中、D1は溝巾最大のときの回転中にお
ける遠心力付与材(ボール)上限の半径、D2は
同じく、その時の下限の半径、yは溝巾最小時に
おける遠心力付与材(ボール)下限の半径、θは
空間部頂角、Nはプーリ回転数(r.p.m)、Kはボ
ール間に生ずる空間充填比率(通常0.58)であ
る。又ボールの比重は7.8とする。 又、次にベルトのピツチ半径(Rx)は Rx=Ro+x/2tanΦ/2 ……() 但し、Roはベルトの最小ピツチ半径、Φはベ
ルトV角度 以上の式から回転数Nを固定したとき、遠心推
力(Fx)は(D1 2−y2)の値によつて変化する。
又、D1とyとの関係は()式において、D1D2
を固定するとき、可動Vプーリ片2の移動代xと
yとの関係は空間部頂角θの大きさによつて変化
するものであり、今、xをある値aまで移動させ
るときのyの値は、θを大きくすると、yは小と
なり、逆にθを小さくするとyは大となる。 そこで、D1,D2、ベルトの最小ピツチ半径Ro
ならびにベルトV角度Φ、負荷H((Ps)、回転数
N(r.p.m)を固定し、θのみを変量して可動Vプ
ーリ片の移動代x、遠心推力Fx、ベルトのピツ
チ半径Rxを算出すると次記第1表、第2表なら
びに第6図の如くとなる。
【表】
【表】
【表】
上表における各推力Fxを従来の1個宛の鋼球
入りの遠心推力式のものと対比すると、同一プー
リ径、同一回転数、可動Vプーリ片の同一移動代
において前者は本発明の約1/5位の推力しか出ず、
その点、本発明のものは2〜5倍の大きな推力を
得ることが可能であり、その間の調整が容易とな
る利点を有する。 なお、前記第1図に示す実施例は遠心力付与材
が小鋼球(ボール)の場合であるが、この場合、
空間内部での各ボール間の滑りをよくするため、
潤滑剤を含むことが望ましい。 又、可動Vプーリ片2の背側及び延設部2a内
面と、摺動支持体3の内側面には、ボールが直接
接触することから、その摺動部に耐摩耗性を有せ
しめることが望ましい。更に、上記ボールの硬度
としては通常のベアリングのものより低い硬度の
ものでもよく、焼入れにより、通常のボール硬度
より稍、硬度を高めて使用することもよい。 ところで、本発明肝腎の金属小球よりなる遠心
力付与材は、銅、鉄、ステンレス等よりなる小球
の外に、金属粉末を樹脂で固めた球体であつても
よく、またそれらは大きさの異なるものを混合し
て用いてもよい。 そして、これらは空間内において自由に運動可
能であることが肝要であり、これによつて恰も液
体による推力作用を生起する。 又、上記遠心力付与材を収容する空間は第1図
においては、断面三角形状となつているが、変速
時におけるプーリ中のベルトに対する所要推力を
理想的な状態に保つために必要に応じ他の形状と
することも好ましい。 第2図、第3図及び第4図は何れもかかる空間
形状の変形例を示しており、第2図においては可
動Vプーリ片2の背側及び摺動支持体3の内側面
を共にアールをもつ弧状となした例を、又、第3
図においては摺動支持体3の内側面を軸に直角な
面とし、可動Vプーリ片2の背側をインボリユー
ト形となした例を、更に第4図においては可動V
プーリ片2の背側及び摺動支持体3の内側面を共
に外周部を狭く、軸寄りを広く形成すべく段状に
形成した例を夫々示している。 勿論、上記の外、他の形状とすることも可能で
ある。 その他、第1図〜第4図の実施例においては、
戻しばね10の両端は特に係止部がなく、オーブ
ン状態で介設されているが、これも亦、設計変更
が可能であり、第5図においては戻しばね10の
両端部をロツク部材14,15により係止した、
所謂、スプリングロツク方式が採用されている。 この場合には可動Vプーリ片2はばねの戻り力
によつてねじれ乍らx個所で軸方向に回転すると
共に左右に移動するが、推力についてはさきに説
明した場合と変わるところはない。 かくして、叙上の如き実施態様に従つて本発明
は実施され、大きな推力を得て低回転領域での実
用化を促進する。 (発明の効果) 本発明は以上の如く遠心力を利用した変速プー
リにおいて、可動Vプーリ片にこれを支持する摺
動支持体を付設し、軸及び両者によつて形成され
る空間内に多数の金属小球よりなる遠心力付与材
を装填したものであるから、従来の方式に比し、
空隙空間のロスが少なく、従つて同一プーリ径、
同一回転数、可動Vプーリ片の同一移動代におい
てより大きな推力を得ることができ、低回転数、
小プーリ径にて使用できる利点を有し、遠心推力
式変速プーリとして従来の変速プーリを大幅に改
善する顕著な効果が期待される。
入りの遠心推力式のものと対比すると、同一プー
リ径、同一回転数、可動Vプーリ片の同一移動代
において前者は本発明の約1/5位の推力しか出ず、
その点、本発明のものは2〜5倍の大きな推力を
得ることが可能であり、その間の調整が容易とな
る利点を有する。 なお、前記第1図に示す実施例は遠心力付与材
が小鋼球(ボール)の場合であるが、この場合、
空間内部での各ボール間の滑りをよくするため、
潤滑剤を含むことが望ましい。 又、可動Vプーリ片2の背側及び延設部2a内
面と、摺動支持体3の内側面には、ボールが直接
接触することから、その摺動部に耐摩耗性を有せ
しめることが望ましい。更に、上記ボールの硬度
としては通常のベアリングのものより低い硬度の
ものでもよく、焼入れにより、通常のボール硬度
より稍、硬度を高めて使用することもよい。 ところで、本発明肝腎の金属小球よりなる遠心
力付与材は、銅、鉄、ステンレス等よりなる小球
の外に、金属粉末を樹脂で固めた球体であつても
よく、またそれらは大きさの異なるものを混合し
て用いてもよい。 そして、これらは空間内において自由に運動可
能であることが肝要であり、これによつて恰も液
体による推力作用を生起する。 又、上記遠心力付与材を収容する空間は第1図
においては、断面三角形状となつているが、変速
時におけるプーリ中のベルトに対する所要推力を
理想的な状態に保つために必要に応じ他の形状と
することも好ましい。 第2図、第3図及び第4図は何れもかかる空間
形状の変形例を示しており、第2図においては可
動Vプーリ片2の背側及び摺動支持体3の内側面
を共にアールをもつ弧状となした例を、又、第3
図においては摺動支持体3の内側面を軸に直角な
面とし、可動Vプーリ片2の背側をインボリユー
ト形となした例を、更に第4図においては可動V
プーリ片2の背側及び摺動支持体3の内側面を共
に外周部を狭く、軸寄りを広く形成すべく段状に
形成した例を夫々示している。 勿論、上記の外、他の形状とすることも可能で
ある。 その他、第1図〜第4図の実施例においては、
戻しばね10の両端は特に係止部がなく、オーブ
ン状態で介設されているが、これも亦、設計変更
が可能であり、第5図においては戻しばね10の
両端部をロツク部材14,15により係止した、
所謂、スプリングロツク方式が採用されている。 この場合には可動Vプーリ片2はばねの戻り力
によつてねじれ乍らx個所で軸方向に回転すると
共に左右に移動するが、推力についてはさきに説
明した場合と変わるところはない。 かくして、叙上の如き実施態様に従つて本発明
は実施され、大きな推力を得て低回転領域での実
用化を促進する。 (発明の効果) 本発明は以上の如く遠心力を利用した変速プー
リにおいて、可動Vプーリ片にこれを支持する摺
動支持体を付設し、軸及び両者によつて形成され
る空間内に多数の金属小球よりなる遠心力付与材
を装填したものであるから、従来の方式に比し、
空隙空間のロスが少なく、従つて同一プーリ径、
同一回転数、可動Vプーリ片の同一移動代におい
てより大きな推力を得ることができ、低回転数、
小プーリ径にて使用できる利点を有し、遠心推力
式変速プーリとして従来の変速プーリを大幅に改
善する顕著な効果が期待される。
第1図イ,ロは本発明変速プーリの1例に係る
要部側断面図で、イはV溝巾最大の場合、ロはV
溝巾最小の場合を示す。第2図ないし第4図は何
れも本発明変速プーリの各変形実施例を示す要部
側断面図、第5図は同じく変形実施例で、上半部
はV溝巾最小の状態、下半部はV溝巾最大の状態
を示す。第6図は可動Vプーリ片の移動代と推力
との関係を示す図表である。 1……固定Vプーリ片、2……可動Vプーリ
片、3……摺動支持体、4……スプリング受、5
……Vベルト、9……遠心力付与材、10……戻
しばね、A……軸。
要部側断面図で、イはV溝巾最大の場合、ロはV
溝巾最小の場合を示す。第2図ないし第4図は何
れも本発明変速プーリの各変形実施例を示す要部
側断面図、第5図は同じく変形実施例で、上半部
はV溝巾最小の状態、下半部はV溝巾最大の状態
を示す。第6図は可動Vプーリ片の移動代と推力
との関係を示す図表である。 1……固定Vプーリ片、2……可動Vプーリ
片、3……摺動支持体、4……スプリング受、5
……Vベルト、9……遠心力付与材、10……戻
しばね、A……軸。
Claims (1)
- 1 固定Vプーリ片の軸延長上に該固定Vプーリ
片に対向して軸方向摺動可能に可動Vプーリ片を
配設し、該可動Vプーリ片の外縁に後方に向かう
延設部を形成すると共に可動Vプーリ片の背側で
前記軸延長上に前記可動Vプーリ片の延設部内面
に内接する如く摺動支持体を軸と一体に設け、上
記摺動支持体と可動Vプーリ片延設部との間を摺
動部となし、かつ摺動支持体の背側と可動Vプー
リ片の延設部内面に設けたスプリング受との間に
前記固定Vプーリ片と可動Vプーリ片との間のV
溝巾が広がる方向に推力を有する如く戻しばねを
介設し、固定Vプーリ片の軸延長上と、可動Vプ
ーリ片背面及び摺動支持体の内側面により囲まれ
た空間内に、該空間内を自由に移動可能なる如く
多数の金属小球よりなる遠心力付与材を収設し、
プーリ回転中における上記遠心力付与材による遠
心力によつて可動Vプーリ片背側面に圧力を生起
せしめ固定Vプーリ片方向に推力を生ぜしめると
共に、プーリの回転数に応じて前記推力を自動調
整自在となしたことを特徴とする遠心推力式変速
プーリ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12958985A JPS61294265A (ja) | 1985-06-13 | 1985-06-13 | 遠心推力式変速プ−リ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12958985A JPS61294265A (ja) | 1985-06-13 | 1985-06-13 | 遠心推力式変速プ−リ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61294265A JPS61294265A (ja) | 1986-12-25 |
| JPH038416B2 true JPH038416B2 (ja) | 1991-02-06 |
Family
ID=15013178
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12958985A Granted JPS61294265A (ja) | 1985-06-13 | 1985-06-13 | 遠心推力式変速プ−リ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61294265A (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6465365A (en) * | 1987-09-05 | 1989-03-10 | Mitsuboshi Belting Ltd | Centrifugal thrust type speed change pulley with torque cam |
| JPS6469861A (en) * | 1987-09-08 | 1989-03-15 | Mitsuboshi Belting Ltd | Centrifugal thrust type speed change pulley with torque cam |
| JPH0736203Y2 (ja) * | 1987-10-19 | 1995-08-16 | 日産自動車株式会社 | 変速プーリ |
| JPH01250651A (ja) * | 1987-11-30 | 1989-10-05 | Mitsuboshi Belting Ltd | ベルト式無段変速装置 |
| JPH01145460A (ja) * | 1987-12-02 | 1989-06-07 | Mitsuboshi Belting Ltd | ベルト式無段変速装置 |
| JPH0679057B2 (ja) * | 1988-02-26 | 1994-10-05 | 富士電機株式会社 | 誘導電動機の2次磁束,励磁インダクタンスおよび2次時定数の演算回路 |
| JPH01146059U (ja) * | 1988-03-31 | 1989-10-06 | ||
| JPH01146060U (ja) * | 1988-03-31 | 1989-10-06 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56160450A (en) * | 1980-05-10 | 1981-12-10 | Aisin Warner Ltd | Speed change gear drive device utilizing centrifugal force |
-
1985
- 1985-06-13 JP JP12958985A patent/JPS61294265A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61294265A (ja) | 1986-12-25 |
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