JPH0736203Y2 - 変速プーリ - Google Patents

変速プーリ

Info

Publication number
JPH0736203Y2
JPH0736203Y2 JP1987158773U JP15877387U JPH0736203Y2 JP H0736203 Y2 JPH0736203 Y2 JP H0736203Y2 JP 1987158773 U JP1987158773 U JP 1987158773U JP 15877387 U JP15877387 U JP 15877387U JP H0736203 Y2 JPH0736203 Y2 JP H0736203Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulley piece
pulley
movable
fixed
piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987158773U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0163860U (ja
Inventor
博通 尾藤
明信 森山
担 高野
正信 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuboshi Belting Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Mitsuboshi Belting Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuboshi Belting Ltd, Nissan Motor Co Ltd filed Critical Mitsuboshi Belting Ltd
Priority to JP1987158773U priority Critical patent/JPH0736203Y2/ja
Publication of JPH0163860U publication Critical patent/JPH0163860U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0736203Y2 publication Critical patent/JPH0736203Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、可動Vプーリ片と固定Vプーリ片間のV溝巾
が可変される構成の変速プーリに関する。
〈従来の技術〉 従来、変速プーリ装置として、遠心力を利用した遠心推
力式変速プーリ装置が知られている(特開昭61-294265
号公報等参照)。
そして、この遠心推力式変速プーリ装置は、例えば、第
5図に示すような構成となっている。
即ち、ドライブ側(駆動側)の変速プーリDRにおいて、
固定Vプーリ片1がボルト11によって固定される軸A上
に、可動Vプーリ片2が固定Vプーリ片1に対向して設
けられており、更に、その軸Aにスプリング押さえ3が
軸Aにボルト4で一体に固定されている。そして、上記
可動Vプーリ片2の外周端側には後方に延びた延長部2a
と該延長部2aにボルト5で固定されたカバー2bとからな
る外側延長部6が形成されている。又、スプリング押さ
え3の外周端側には前方に延びた延長部3aと該延長部3a
から外側に一体に延びたカバー3bからなる内側延長部7
が形成されている。そして、前記外側延長部6の先端は
スプリング押さえ3の延長部3a外周面に近接されると共
に、内側延長部7の先端は可動Vプーリ片2の延長部2a
内周面に近接される。
可動Vプーリ片2は軸A及び内側延長部7に対し、スラ
スト方向及び後述する押しばね9のねじれ部による回転
方向に対して移動可能となっており、可動Vプーリ片2
内周面と軸A外周面との間には軸受部材としての軸受メ
タル12が介装されている。
前記内側延長部7と外側延長部6とにより囲まれる空間
部R(この空間部Rの形状は必要な遠心力特性に応じて
変化するが、一般的には略三角形状である)には、遠心
力付与材としての複数のボール、例えば小鋼球8が収設
されている。
尚、この小鋼球8は、必要な遠心力特性によりその量は
加減するが、装填量はその空間の容積が最小のとき、小
鋼球8の見掛けの容積が略80%程度とすることが好適で
ある。
しかし、勿論、この量は必要な遠心推力に応じて適宜決
定される。
可動Vプーリ片2の背側部と、スプリング押さえ3の内
側面に設けられたスプリング受け2A,3Aとの間には、固
定プーリ片1と可動Vプーリ片2との間のV溝巾が縮ま
る方向に推力を有する如く押しばね9が介装されてい
る。
図は固定Vプーリ片1と可動Vプーリ片2との溝巾が最
小である場合を示し、この場合は通常遠心推力に対して
押しばね9の反発力が勝っている場合である。
尚、上記の場合で、必要以上に溝巾が狭く(溝巾が必要
以上に狭くなるとVベルト10がV溝より外れる)ならな
いように、可動Vプーリ片2の内周端部に延設部2Bが設
けられ、これが固定Vプーリ片1に係止されて可動Vプ
ーリ片2の摺動が規制され、最小溝巾が定められる。
そして、回転数が高くなった時、押しばね9の推力に抗
して、遠心力による推力が上昇して可動Vプーリ片2が
所要の距離だけ固定Vプーリ片1より離れる方向に移動
する。
尚、可動Vプーリ片2の上記移動距離の量は動力伝達時
に生ずるVベルト10の張り側及び緩み側の張力、V角
度、Vベルト10の摩擦係数、相手側変速プーリの推力、
ボール収設空間部Rの形状及び広さによって定まるもの
である。
一方、ドリブン側(従動側)の変速プーリDNにおいて、
固定Vプーリ片13が軸受14を介して回転自由に支持され
た軸B上に可動Vプーリ片15が対向して設けられてい
る。
可動Vプーリ片15は固定Vプーリ片13の中心筒部16に対
し、スラスト方向及び後述する押しばねのねじれ部によ
り回転方向に対して移動可能となっており、可動Vプー
リ片15内周面と中心筒部16外周面との間には軸受部材と
しての軸受メタル17が介装されている。
可動Vプーリ片15の背側部と、前記固定Vプーリ片13の
中心筒部16にボルト18によって固定されると共に軸受19
によって軸Bに回転自由に支持された補機駆動用のプー
リ20の内側面に設けられたスプリング受け15a,20aとの
間には、固定Vプーリ片13と可動Vプーリ片15との間の
V溝巾が縮まる方向に推力を有する如く押しばね21が介
装されている。
図は固定Vプーリ片13の可動Vプーリ片15との溝巾が最
大である場合を示している。
〈考案が解決しようとする問題点〉 ところで、このような変速プーリ装置において、ドライ
ブ側(駆動側)の変速プーリDRの構造にあっては、次の
ような問題点があった。
即ち、従来の変速プーリDRでは、Vベルト10はプーリ比
によってV溝の傾斜面の内径側で接触したり、外径側で
接触したりし、V溝の傾斜面への接触点が広い範囲にわ
たって変動するが、従来の変速プーリDRにおいては、可
動Vプーリ片2の内周面側のみを軸受メタル12で支持す
る構成であり、可動Vプーリ片2の支持点は、その斜面
の内径側だけである。
このため、Vベルト10が可動Vプーリ片2を押す加重点
(ベルト負荷力点)の内径側だけでしか可動Vプーリ片
2を支持できず、軸受メタル12に加わる面圧が高い。
即ち、軸受メタル12の位置は、Vベルト10が可動Vプー
リ片2の外径側への移動時には、前記加重点(ベルト負
荷力点)から遠く、かつ軸受メタル12の径も小さいた
め、ベルト負荷による大きなモーメントを受け、しかも
押しばね9の変形時の負荷によるモーメントも受けるの
で、過大な面圧を受ける。
この結果、軸受メタル12の耐久性に問題が生じ、該軸受
メタル12の寿命の短縮化をいう問題点が生じていた。
このような問題点を解決するため、可動Vプーリ片2の
延長部2aと内側延設部7のカバー3bとの間に軸受メタル
を介在させて、可動Vプーリ片2の外周面側もこの軸受
メタルで支持する構成にし、可動Vプーリ片2の支持点
を、その斜面の内径側と外径側とで支持することが考え
られる。
しかし、従来の構成では、遠心力付与部材としての小鋼
球8が収設される空間部Rが可動Vプーリ片2側に配置
されており、しかも、上記のように、可動Vプーリ片2
の延長部2aを内側延設部7のカバー3bにより摺動支持す
る構成とすることによって、延長部2aとカバー3bとの摺
動面の一部が空間部を形成する壁面(遠心力付与部材が
接する壁面)と重複することになり、可動Vプーリ片2
の摺動面に駆動部の作動繰り返し等による発熱(遠心力
付与部材としての小鋼球8同士の摩擦による発熱等)が
直接伝わると共に、小鋼球8との接触によって摺動面に
地肌荒れが発生する可能性があり、良好な軸受性能を維
持することが困難であるという問題点が生じてしまう。
本考案はこのような従来の問題点に鑑みなされたもの
で、ドライブ側(駆動側)の変速プーリにおいて、可動
Vプーリ片並びに固定Vプーリ片の構造、遠心力付与部
材が収設される空間部の配置、更には、可動Vプーリ片
を支持する支持部の配置に関する改良により、軸受部材
の耐久性の向上を図りつつ、良好な軸受性能を維持する
ことを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 このため、本考案は、 固定Vプーリ片と、該固定Vプーリ片の軸延長上に該固
定Vプーリ片に対向して軸方向摺動可能に配設された可
動Vプーリ片と、を備え、可動Vプーリ片の摺動によっ
て、該可動Vプーリ片と固定Vプーリ片間のV溝巾が可
変される構成の変速プーリにおいて、 前記可動Vプーリ片を、内径側筒部と外径側筒部と両筒
部に夫々連接してVベルトが接触する斜面部を形成する
円錐状部と内径側筒部の固定Vプーリ片側の端部から外
周側に延びるカバーとを含んで構成し、 前記固定Vプーリ片と、前記可動Vプーリ片の内径側筒
部が嵌挿される軸部と、該可動Vプーリ片の背面側に位
置する前記軸部から前記外径側筒部内周面と相対向する
位置に延びる円環状部と、前記固定Vプーリ片の背面側
に位置する前記軸部から前記カバー背面と相対向する位
置に延びて固定Vプーリ片に連接され、カバーとの間に
断面略三角形状の空間部を形成するボス部とを一体化
し、 前記内径側筒部内周面と前記軸部外周面との間並びに外
径側筒部内周面と固定Vプーリ片の円環状部外周面との
間に、可動Vプーリ片を軸方向摺動自由に支持する支持
部を設ける一方、 前記可動Vプーリ片に固定Vプーリ片方向に推力を付与
する押しばねを設けると共に、前記断面略三角形状の空
間部に、変速プーリ回転中に遠心力によって前記カバー
背面側に圧力を生起させて可動Vプーリ片に固定Vプー
リ片と反対方向に推力を生じさせる遠心力付与材を収設
した構成とする。
〈作用〉 かかる構成においては、Vベルトはプーリ比によってV
溝の傾斜面の内径側で接触したり、外径側で接触したり
し、V溝の傾斜面への接触点が広い範囲にわたって変動
するが、上記の構成の変速プーリにおいては、可動Vプ
ーリ片の内周面側のみならず外周面側を支持する構成で
あり、可動Vプーリ片の支持点は、円環状部材からなる
斜面部の内径側と外径側の両方であるため、Vベルトが
可動Vプーリ片を押す加重点(ベルト負荷力点)の内径
側並びに外径側の両方で可動Vプーリ片を支持でき、プ
ーリ比の広い範囲にわたって支持部に介装される軸受部
材等に加わる面圧を低減することができる。
特に、可動Vプーリ片の外径側の支持部と内径側の支持
部とは、半径方向にも、軸方向にも充分な距離離れてい
るので、Vベルトの外径側への移動時にベルト負荷によ
り可動Vプーリ片が受ける大きなモーメントを小さな加
重で支持でき、上述の軸受部材等に加わる面圧の低減効
果が高い。
又、可動Vプーリ片を含む部材と固定Vプーリ片を含む
部材との2部材が組み合わされて変速プーリが構成さ
れ、変速プーリを一つのユニットとして取り扱え、エン
ジンやその他の補機に対する着脱が容易化される。
更に、遠心力付与部材が収設される空間部を固定Vプー
リ片側に配置した結果、可動Vプーリ片の内周面側のみ
ならず外周面側を支持する構成としても、遠心力付与部
材が接する壁面と可動Vプーリ片の摺動面とが重複せ
ず、摺動面に地肌荒れが発生する可能性がないのは勿論
のこと、摺動面と発熱部との距離も十分にとることがで
き、軸受性能を良好に維持できる。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、遠心推進式変速プーリ装置のドライブ側(駆
動側)の変速プーリDRの構成を示している。
この図において、可動Vプーリ片22は、Vベルトが接触
する斜面部を形成する円錐状部22aと該円錐状部22aの内
径側で固定Vプーリ片23側に延びる内径側筒部22bと該
円錐状部22aの外径側で固定Vプーリ片23側と反対側に
延びる外径側筒部22cとを含んで構成される。
この場合、前記内径側筒部22bと後述するカバー24とを
一体成形したスライド部材25を設けると共に、前記円錐
状部22aと外径側筒部22cとを一体成形したプーリ片部材
26を設け、スライド部材25の内径側筒部22bの端部に、
プーリ片部材26の円錐状部22aの内端部をボルト27によ
り締結して、プーリ片部材26とスライド部材25とを一体
化し、可動Vプーリ片22を形成する。
前記固定Vプーリ片23は、Vベルトが接触する斜面部を
形成する円錐状部23aと該円錐状部23aの外径側で可動V
プーリ片22側と反対側に延びる外径側筒部23bとが一体
成形されて形成される。
かかる固定Vプーリ片23と、前記可動Vプーリ片22の内
径側筒部22bが嵌挿される軸部28と、該軸部28の固定V
プーリ片23側と反対側端部から前記外径側筒部22c内周
面と相対向する位置に延びる円環状部材29とが一体化さ
れる。
この場合、前記軸部28と該軸部28の固定Vプーリ片23側
の端部から外周側に延びるボス部30とを一体に成形して
形成した軸31を設け、軸部28の可動Vプーリ片22側の端
部に、前記円環状部材29を設けたスプリング押さえ32の
内端部をボルト33により締結して、軸31とスプリング押
さえ32とを一体化する。
又、固定Vプーリ片23の外径側筒部23bをボス部30外周
部にボルト34により締結して、固定Vプーリ片23と軸31
とを一体化する。
尚、上記プーリ片部材26と固定Vプーリ片23とスプリン
グ押さえ32とは夫々鉄板により形成される。
一方、前記軸31には、ボス部30の固定Vプーリ片23側の
側面部から軸31と平行に延びて固定Vプーリ片23の背面
側に近接する突出部35が一体成形される。
前記カバー24の先端部はこの突出部35内周面に近接して
いる。
そして、カバー24と軸部28とボス部30と突出部35によっ
て囲まれた断面略三角形状の空間部36には、遠心力付与
材としての複数のボール、例えば小鋼球37が収設されて
いる。
可動Vプーリ片22の円錐状部22aの背側部とスプリング
押さえ32の円環状部材29の内側面との間には、スプリン
グ受け22d,32aによって両端部が受けられた押しばね38
が介装される。この押しばね38は、可動Vプーリ片22と
固定Vプーリ片23との間のV溝巾が縮まる方向に推力を
付与している。
尚、前記スプリング受け22d,32aには、ピン39が固定取
付され、このピン39には前記押しばね38の両端末に設け
られた図示しない係止穴が係合される。
従って、可動Vプーリ片22は、固定Vプーリ片23の回転
時にこの押しばね38のねじり力を介して該固定Vプーリ
片23と一体に回転する。
図は固定Vプーリ片23の円環状部材23aと可動Vプーリ
片22の円錐状部22aとの間に形成されるV溝巾が最小で
ある場合を示しており、この場合は、通常遠心推力に対
して押しばね38の反発力が勝っている場合である。
尚、上記の場合で、必要以上にV溝巾が狭く、(V溝巾
が必要以上に狭くなるとVベルトがV溝から外れる)な
らないように、軸部28の外周面に段付部40が形成され、
これに可動Vプーリ片22の内径側筒部22bの端部が係止
されて、該可動Vプーリ片22の摺動が規制され、最小溝
巾が定められる。
そして、回転数が高くなった時、押しばね38の推力に抗
して、遠心力による推力が上昇して可動Vプーリ片22が
所要の距離だけ固定Vプーリ片23から離れる方向に移動
する。
ここで、前記可動Vプーリ片22の内径側筒部22b内周面
と前記軸部28外周面との間並びに外径側筒部22c内周面
とスプリング押さえ32の外周面との間に、可動Vプーリ
片22を軸方向摺動自由に支持し、かつ後述する押しばね
38のねじれ部による回転が可能となるように支持する支
持部が設けられ、該支持部には夫々軸受部材としての軸
受メタル41,42が介装される。
かかる構成の変速プーリDRの構成によると、次のような
作用・効果を奏する。
即ち、前述したように、変速プーリ装置において、Vベ
ルトはプーリ比によってV溝の傾斜面の内径側で接触し
たり、外径側で接触したりし、V溝の傾斜面への接触点
が広い範囲にわたって変動するが、上記の変速プーリDR
においては、可動Vプーリ片の内周面側のみならず外周
面側を軸受メタル41,42で支持する構成であり、可動V
プーリ片22の支持点は、円環状部材22aからなる斜面部
の内径側と外径側の両方であるため、Vベルトが可動V
プーリ片22,43を押す加重点(ベルト負荷力点)の内径
側並びに外径側の両方で可動Vプーリ片22を支持でき、
プーリ比の広い範囲にわたって軸受メタル41,42に加わ
る面圧を低減することができる。
特に、可動Vプーリ片22の外径側の支持部と内径側の支
持部とは、半径方向にも、軸方向にも充分な距離ΔR、
L離れているので、Vベルトの外径側への移動時のベル
ト負荷及び押しばね38の変形時の負荷により可動Vプー
リ片22が受ける大きなモーメントを小さな加重で支持で
き、上述の軸受メタル41,42に加わる面圧の低減効果が
高い。
この結果、軸受メタル41,42の耐久性の向上を図れ、寿
命向上を図ることができる。
又、かかる構成によると、可動Vプーリ片22を含む部材
と固定Vプーリ片23を含む部材との2部材を組み合わせ
て変速プーリを構成している。変速プーリを一つのユニ
ットとして取り扱え、エンジンやその他の補機に対する
着脱を容易に行うことができる。
更に、可動Vプーリ片22の駆動部である空間部36を固定
Vプーリ片23側に配置して、可動Vプーリ片22の傾斜部
側から引き離したため、可動Vプーリ片22の内周面側の
みならず外周面側を軸受メタル41,42で支持する構成と
しても、遠心力付与部材としての小鋼球37が接する壁面
と可動Vプーリ片22の摺動面とが重複せず、摺動面に地
肌荒れが発生する可能性がないのは勿論のこと、摺動面
と発熱部との距離も十分にとることができ、駆動部の作
動繰り返し等による発熱が、可動Vプーリ片22の支持
部、特に外径側の支持部には伝わり難く、軸受性能を良
好に維持できる。
更に、かかる構成によると、プーリ片部材26と固定Vプ
ーリ片23とスプリング押さえ32とを夫々鉄板により形成
し、変速プーリDNにおいては、可動Vプーリ片43とスプ
リング押さえ45とを夫々鉄板により形成するようにした
から、複雑なこれらの部品を量産性を向上できると共
に、軽量化を図ることができる。
尚、従来では、軸受部材に設けられるグリース等の潤滑
剤溜めが軸に対して巾が狭いため、潤滑効果が充分な
く、軸受部材の摩耗を生じ易かった。
そこで、第2図に示すように、軸受部材59の内周面に軸
方向に延びる巾広の直線状潤滑剤溜めの溝60を適数個設
ける。又、第3図及び第4図に示すように、軸受部材6
1,62内周面に環状に連続する複数の潤滑剤溜めの小溝63
や螺旋状に連続する潤滑剤溜めの小溝64を設けるように
すると良い。
尚、第2図に示した溝60と第3図及び第4図に示したい
ずれかの小溝63,64とを組合わせて採用しても良い。
〈考案の効果〉 以上述べたように、本考案によれば、変速プーリ回転中
に遠心力付与部材による遠心力によって可動Vプーリ片
に推力を生じさせて摺動させることにより、該可動Vプ
ーリ片と固定Vプーリ片間のV溝巾が可変される構成の
変速プーリにおいて、可動Vプーリ片の内径側筒部内周
面と固定Vプーリ片に一体化される軸部外周面との間並
びに可動Vプーリ片の外径側筒部内周面と固定Vプーリ
片に一体化される円環状部外周面との間に、可動Vプー
リ片を軸方向摺動自由に支持する支持部を設けるように
したから、プーリ比の広い範囲にわたって支持部に介装
される軸受部材等に加わる面圧を効果的に低減すること
ができ、軸受部材等の耐久性の向上を図れ、寿命向上を
図ることができると共に、変速プーリを一つのユニット
として取り扱え、エンジンやその他の補機に対する着脱
を容易に行うことができる。更に、可動Vプーリ片の駆
動部である遠心力付与部材が収設される空間部を固定V
プーリ片側に配置して、可動Vプーリ片の斜面部側から
引き離したため、可動Vプーリ片の内周面側のみならず
外周面側を支持する構成としても、遠心力付与部材が接
する壁面と可動Vプーリ片の摺動面とが重複せず、摺動
面に地肌荒れが発生する可能性がないのは勿論のこと、
摺動面と発熱部との距離も十分にとることができ、駆動
部の作動繰り返し等による発熱が、可動Vプーリ片の支
持部、特に外径側の支持部には伝わり難く、軸受性能を
良好に維持できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る変速プーリの一実施例を示す断面
図、第2図は軸受部材に潤滑剤溜め用の溝を設けた例を
示す図で、(a)は正面断面図、(b)は側面図、第3
図及び第4図は夫々同上の潤滑剤溜め用の溝の他の例を
示す正面断面図、第5図は従来の遠心推力式変速プーリ
装置の一例を示す断面図である。 22……可動Vプーリ片、22a……円環状部材、22b……内
径側筒部、22c……外径側筒部、23……固定Vプーリ
片、24……カバー、28……軸部、29……円環状部材、30
……ボス部、36……空間部、37……小鋼球、38……押し
ばね、DR……変速プーリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高野 担 兵庫県神戸市長田区浜添通4丁目1番21号 三ツ星ベルト株式会社内 (72)考案者 山崎 正信 静岡県湖西市鷲津2028 富士機工株式会社 鷲津工場内 (56)参考文献 特開 昭61−294265(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定Vプーリ片と、該固定Vプーリ片の軸
    延長上に該固定Vプーリ片に対向して軸方向摺動可能に
    配設された可動Vプーリ片と、を備え、可動Vプーリ片
    の摺動によって、該可動Vプーリ片と固定Vプーリ片間
    のV溝巾が可変される構成の変速プーリにおいて、 前記可動Vプーリ片を、内径側筒部と外径側筒部と両筒
    部に夫々連接してVベルトが接触する斜面部を形成する
    円錐状部と内径側筒部の固定Vプーリ片側の端部から外
    周側に延びるカバーとを含んで構成し、 前記固定Vプーリ片と、前記可動Vプーリ片の内径側筒
    部が嵌挿される軸部と、該可動Vプーリ片の背面側に位
    置する前記軸部から前記外径側筒部内周面と相対向する
    位置に延びる円環状部と、前記固定Vプーリ片の背面側
    に位置する前記軸部から前記カバー背面と相対向する位
    置に延びて固定Vプーリ片に連接され、カバーとの間に
    断面略三角形状の空間部を形成するボス部とを一体化
    し、 前記内径側筒部内周面と前記軸部外周面との間並びに外
    径側筒部内周面と固定Vプーリ片の円環状部外周面との
    間に、可動Vプーリ片を軸方向摺動自由に支持する支持
    部を設ける一方、 前記可動Vプーリ片に固定Vプーリ片方向に推力を付与
    する押しばねを設けると共に、前記断面略三角形状の空
    間部に、変速プーリ回転中に遠心力によって前記カバー
    背面側に圧力を生起させて可動Vプーリ片に固定Vプー
    リ片と反対方向に推力を生じさせる遠心力付与材を収設
    し たことを特徴とする変速プーリ。
JP1987158773U 1987-10-19 1987-10-19 変速プーリ Expired - Lifetime JPH0736203Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987158773U JPH0736203Y2 (ja) 1987-10-19 1987-10-19 変速プーリ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987158773U JPH0736203Y2 (ja) 1987-10-19 1987-10-19 変速プーリ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0163860U JPH0163860U (ja) 1989-04-24
JPH0736203Y2 true JPH0736203Y2 (ja) 1995-08-16

Family

ID=31439403

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987158773U Expired - Lifetime JPH0736203Y2 (ja) 1987-10-19 1987-10-19 変速プーリ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0736203Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4335941B2 (ja) 2007-12-21 2009-09-30 株式会社豊田中央研究所 ベルト式無段変速機及びそのプーリ

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61294265A (ja) * 1985-06-13 1986-12-25 Mitsuboshi Belting Ltd 遠心推力式変速プ−リ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0163860U (ja) 1989-04-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2951937B2 (ja) ベルトテンショナ
JP2854292B2 (ja) テンショナ
JP3025209B2 (ja) 減衰機構を備えたテンショナ
US6520878B1 (en) Driving pulley for scooters and other vehicles
US9829081B2 (en) Tensioner for engine with large and stable damping and minimum deflection o f shaft
JP3053807B1 (ja) Vベルト式自動変速機
JP3412741B2 (ja) Vベルト自動変速機
CA2254526C (en) Auto tensioner
US9982760B2 (en) Tensioner for engine with large and stable damping and minimum deflection of shaft
JPH0736203Y2 (ja) 変速プーリ
EP0818642B1 (en) Automatic belt tensioner
JP3962817B2 (ja) テンショナー
JP2002227949A (ja) ベルト式無段変速機
EP1171729B1 (en) Driving pulley for a continously variable transmission
JPH0530595U (ja) オートテンシヨナー
JP3585684B2 (ja) 無段変速機
JP2895864B2 (ja) Vベルト無段変速機
JPH0587202A (ja) 変速プーリ装置
JPH05118396A (ja) ベルト式変速装置
JP2514810B2 (ja) Vベルト式自動変速機
JP2958439B2 (ja) 自動二輪車用vベルト式自動変速機
JPS5840375Y2 (ja) 動力伝動用変速プ−リ
JPH11201247A (ja) オートテンショナ
JP3302827B2 (ja) オートテンショナ
JP3008214B2 (ja) ベルト式無段変速機のスライドピース構造