JPH038755Y2 - - Google Patents

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JPH038755Y2
JPH038755Y2 JP1984044482U JP4448284U JPH038755Y2 JP H038755 Y2 JPH038755 Y2 JP H038755Y2 JP 1984044482 U JP1984044482 U JP 1984044482U JP 4448284 U JP4448284 U JP 4448284U JP H038755 Y2 JPH038755 Y2 JP H038755Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ハンドル操作により、第1のインナ
ーケーブルをプツシユ・プルすることで、ハンド
ルの操作力を二つの被駆動装置のいずれかに選択
的に伝えるプツシユ・プルケーブルの伝達力取出
装置に関するものである。
この種ケーブルを利用したものとしては、自動
車の燃料注入口扉とトランクルーム扉のオープナ
ー機構があり、特公昭58−24585号として知られ
ている。以下は二つの被駆動装置を上記オープナ
ー機構とした場合に基づいて説明する。第1図
は、従来の自動車の燃料注入口扉1とトランクル
ーム扉2のオープナー機構A,Bを示すものであ
る。同図において、3は自動車の運転席側の車体
4へ揺動自在に設置された操作ハンドルである。
この操作ハンドル3の下端側にはインナーケーブ
ル5が接続されている。インナーケーブル5の他
端側は、オープナー機構Bのレバー式ロツク部材
6へ接続されている。また、このケーブル5の途
中には、第2図に示す如く中間係止具7が設けら
れている。8は操作ハンドル3と中間係止具7と
のあいだのインナーケーブル5を被覆するアウタ
ーケーシングである。このアウターケーシング8
の操作ハンドル3側の端部8aは、車体4へボル
ト等で固定されたブラケツト9に連結固定されて
いる。また中間係止具7側の端部8bは、オープ
ナー機構Aのロツク部材10をアンロツク状態に
操作する連結ロツド11に揺動レバー12を介し
て連結固定されている。13は中間係止具7とオ
ープナー機構Bのロツク部材6との間のインナー
ケーブル5を被覆するアウターケーシングであ
る。該アウターケーシング13の中間係止具7側
の端部13aは、車体の一部に固定された基板1
4に連結固定されている。またこの端部13a
は、上記中間係止具7の摺動用の空洞部16を有
している。中間係止具7は、操作ハンドル3が中
立位置にあるとき、第2図に示す如く、空洞部1
6の終端に係止している。アウターケーシング1
3のロツク部材6側の端部13bは、車体の一部
に固定されたブラケツト15に連結固定されてい
る。上記揺動レバー12は、基板14にその中間
部が揺動自在に固定されている。18及び19
は、ロツク部材10と6の復帰用スプリングであ
る。
次に、上記構成の従来の伝達力取出装置17の
動作要領について説明する。先づ、操作ハンドル
3を第1図に示す中立位置からプツシユ方向Dへ
操作した場合を説明する。この場合、インナーケ
ーブル5は、同図の右方向への移動が中間係止具
7によつて阻止されている。このため、その反力
としてアウターケーシング8が同図のd方向へ移
動するようになる。その結果、揺動レバー12が
枢着部12aを中心として同図の反時計方向へ揺
動し、連結ロツド11を介してオープナー機構A
のロツク部材10をアンロツク状態にする。一
方、操作ハンドル3を中立位置からプル方向Eへ
操作した場合は、インナーケーブル5が第1図の
e方向へ移動するので、オープナー機構Bのブラ
ケツト15にピン6aを介して揺動可能に枢着さ
れているロツク部材6を同図の時計方向へ揺動さ
せることになり、これをアンロツク状態にする。
この場合、中間係止具7は、空洞部16内を第2
図の左方向dへ移動する。このようにして従来の
伝達力取出装置17は、オープナー機構A,Bを
ロツク状態又はアンロツク状態にするものであ
る。
しかしながら、上記従来の装置17は、その組
み付け時にあつて、オープナー機構Aと、基板1
4及び揺動レバー12とはそれぞれ別個に行なわ
なければならず、しかもオープナー機構Aのロツ
ク部材10と揺動レバー12とは、連結ロツド1
1を介して連結しなければならなかつた。従つて
部品点数が多く、コストアツプの原因となり、組
付作業も非常に面倒であつた。また連結ロツド1
1を要することは、揺動レバー12からロツク部
材10への操作力の伝達がなめらかでなくなり、
結果として操作感が悪かつた。更には、部品点数
が多いために、強固な組付が得られないでいた。
本考案は従来装置の上記欠点に鑑みてこれを改
良除去したものであつて、第1の被駆動装置のロ
ツク部材と、操作ハンドルの伝達力を分配する部
分とを一体化してユニツトとし、作用的には第1
のインナーケーブルをプツシユ・プルすること
で、ハンドルの操作力を二つの被駆動装置のいず
れかに選択的に伝えるようになし、構造的には部
品点数を削減すると共に組付作業を簡略化し、更
には組付強度を向上させんとするものである。
以下に本考案の構成を図面に示す実施例に基づ
いて説明すると次の通りである。尚、第1の被駆
動装置は燃料注入口のオープナー機構の場合につ
いて、第2の被駆動装置はトランクルーム扉のオ
ープナー機構の場合について説明する。
第3図は、本考案に係る伝達力取出装置20を
自動車Fに取り付けた状態を示すものである。同
図に示す如く、この装置20にあつて、操作ハン
ドル21は運転席22に近接して、またユニツト
本体23は燃料注入口扉24に近接してそれぞれ
車体の一部へ固定されている。上記ユニツト本体
23は燃料注入口扉24のオープナー機構として
働き、また操作ハンドル21の操作力をトランク
ルーム扉25のオープナー機構Gへ選択的に分配
する働きをする。
第4図はユニツト本体23の取付状態を示す燃
料注入口扉24付近の部分断面斜視図、第5図は
伝達力取出装置20の全体を示す図面である。ユ
ニツト本体23は、内部に断面コ字状のスライダ
26と、燃料注入口扉24のロツク部材27とを
有している(第8図参照)。ロツク部材27は、
スライダ26の摺動方向と直交する方向(第5図
の下方向)へスプリング28,28により付勢さ
れている。スライダ26は、第8図に示す如く、
両端部の中央に切欠溝29,29が形成されてい
る。該スライダ26の一端側には、第1のインナ
ーケーブル30の端部30aが上記切欠溝29を
介して嵌合係止されている。インナーケーブル3
0の他端側の端部30bは、操作ハンドル21に
連結されている。またスライダ26の他端側に
は、第2のインナーケーブル31の端部31aが
上記切欠溝29を介して嵌合係止されており、該
インナーケーブル31の他端側の端部31bは、
オープナー機構Gのロツク部材32に連結されて
いる。
33は第1のインナーケーブル30を被覆する
アウターケーシングである。その端部33aはユ
ニツト本体23の一端側へ、また端部33bは操
作ハンドル21側の車体の一部(ブラケツト)3
5へそれぞれ連結固定されている。34は第2の
インナーケーブル31を被覆するアウターケーシ
ングである。これの端部34aはユニツト本体2
3の他端側へ、また端部34bはオープナー機構
G側の車体の一部(ブラケツト)36へそれぞれ
連結固定されている。
ユニツト本体23の内部にあつて、スライダ2
6の両端側に嵌合係止された第1及び第2のイン
ナーケーブル30,31の端部30a,31a間
には、板バネ等の弾性部材37が連結されてい
る。該板バネ37の中間部は、ロツク部材27の
頭部27aを第5図の上方向に付勢している。
従つて、ユニツト本体23へ組み込まれた状態
にあつて、スライダ26は第5図の左右方向へ摺
動自在である。その場合に、第1及び第2のイン
ナーケーブル30,31の筒状の端部30a,3
1aは、その両端側がユニツト本体23の内周両
側面に穿設した案内溝40に係合して案内され、
浮き上がりの防止がなされている。またロツク部
材27は同図の下方向へスプリング28,28に
より付勢されると共に、板バネ37によつて上方
向へ付勢されている。なお、この第5図に示す操
作ハンドル21の中立状態にあつて、上記ロツク
部材27には、板バネ37の付勢力よりもスプリ
ング28,28の付勢力が大きく作用しており、
該ロツク部材27は、頭部27aとユニツト本体
23の係止段部23aとが係合する位置まで付勢
されて突出状態にある。つまり、燃料注入口扉2
4のフツク38と係合状態にあり、該扉24をロ
ツクしている。
ところで、本装置20にあつては、上述のユニ
ツト本体23を燃料注入室39の上部壁面41に
形成した開口42へワンタツチ式で装着し得るよ
うにしてある。次にこのことを詳述する。第9図
及び第10図に示す如く、ユニツト本体23の下
面側にあつて、ロツク部材27の突出部分には、
これを案内する箱状部43が形成されており、該
箱状部43の対向する一つの両側面に外側へ拡開
する係止片44,44が形成されている。そし
て、上記開口42の大きさを、箱状部39の高さ
及び幅(図示のものは、高さと幅が同じである)
Wよりも大きく且つ係止片44,44間の幅Lよ
りも小さく設定している。これであれば、上記係
止片44,44は、嵌め込み時に自己弾性により
縮小変形して開口42を通過し、その後、拡開復
帰して抜け止めとなる。つまり、ユニツト本体2
3をワンタツチ式で燃料注入室39の上部壁面4
1へ装着できるものである。
次に、このように構成された伝達力取出装置2
0の動作態様を、第5図乃至第7図を参照して説
明する。なお、各図において、ユニツト本体23
は、説明の都合上、いずれの場合も水平面内で正
規の位置から90度回転させた場合を図示してい
る。
先ず、第5図の中立状態から操作ハンドル21
を同図のD方向へプツシユした場合を説明する。
このハンドル操作により、第1のインナーケーブ
ル30は、第5図の状態から板バネ37の付勢力
に抗して同図の左側へ移動する。スライダ26の
左端はユニツト本体23の壁面と接しており、そ
の移動が固定されている。このため、インナーケ
ーブル30の上記移動により、板バネ37は第6
図に示す如く変形し、スプリング28,28の付
勢力に抗してロツク部材27を同図の上方へ押し
上げる。ロツク部材27は、燃料注入口扉24の
フツク38との係合が解かれ、アンロツク状態と
なる。つまり、燃料注入口46からの燃料注入が
可能となる。
そして、このアンロツク状態から操作ハンドル
21を放すと、板バネ27の付勢力と補助的に作
用するスプリング28,28との付勢力により、
第1のインナーケーブル30は第5図の状態に復
帰する。これと同時にロツク部材27もスプリン
グ28,28の付勢力により同図の状態に復帰す
る。
上述の操作とは逆に、第5図の中立状態から操
作ハンドル21をE方向へプル操作した場合は、
第1のインナーケーブル30が同図の位置から右
方向へ引き寄せられる。このケーブル30の端部
30a側にはスライダ26が嵌合係止されてい
る。このため、上記ケーブル30の移動は、スラ
イダ26を伴い、これを第7図に示す位置へ移動
させる。スライダ26の移動は、該スライダ26
の左端側に嵌合係止された第2のインナーケーブ
ル31を、同図の右方向へ引き寄せ、オープナー
機構Gのロツク部材32を支点32aを中心にし
て同図の反時計方向へ回動させる。つまり、トラ
ンクルーム扉25をアンロツク状態にする。
このアンロツク状態から操作ハンドル21を放
すと、ロツク部材32の引張スプリング45の引
張力により、ロツク部材32が回動復帰する。こ
のため、操作ハンドル21は、第2のインナーケ
ーブル31、スライダ26、第1のインナーケー
ブル30を介して第7図の左方向へ引き寄せら
れ、第5図の中立状態に回動復帰する。
このように、本装置20は、操作ハンドル21
を介して第1のインナーケーブル30をプツシ
ユ・プルすることで、燃料注入口扉24又はトラ
ンクルーム扉25を選択的に解錠するものであ
り、操作及び各部の動作が簡単かつ確実である。
なお、上述の実施例では、ユニツト本体23の
ケーシング及びユニツト本体23自体の組立につ
いての説明は省略したが、これは公知の樹脂成形
の技術等を利用すればよい。また本考案の伝達力
取出装置は、上述の実施例装置20に限定される
ものではなく、適宜の変更が可能である。例え
ば、操作ハンドル21は回動式でなく、スライド
式であつてもよく、また板バネ37は線状のもの
であつてもよい。
以上説明したように本考案にあつては、操作ハ
ンドルの伝達力を第1及び第2の被駆動装置へ選
択的に分配する部分を一つのユニツトとしてお
り、組付作業がワンタツチ式に行え、非常に簡単
である。しかも、一体構成であるため、塵埃等の
夾雑物が侵入し難く、各部の正確な動作を長期的
に保障することができると共に、軽量小型化、長
寿命化が可能である。また強固な組付が得られる
ものである。更には、従来の場合に比較して部品
点数が少なく、コストダウンが可能である。それ
に、第1及び第2の被駆動装置への伝達力の分配
は、第1のインナーケーブルのみをプツシユ・プ
ルすることで行うことができ、伝達力を分配する
各部の動作がシンプルであり、故障が少ない等の
多くの利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置の全体を示す図面、第2図は
第1図の要部拡大図面、第3図乃至第10図は本
考案の一実施例を示すもので、第3図は装置を自
動車へ取り付けた状態を示すその全体側面図、第
4図はユニツト本体の取付状態を示す部分断面拡
大斜視図、第5図は操作ハンドルが中立位置にあ
るときの全体を示す図面、第6図は操作ハンドル
をプツシユ方向へ操作したときの同図面、第7図
は操作ハンドルをプル方向へ操作したときの同図
面、第8図は燃料注入口扉のロツク部材、スライ
ダ、板バネ、第1及び第2のインナーケーブルの
分解斜視図、第9図はユニツト本体の取付部を示
す部分断面図、第10図は同底面図である。 21……操作ハンドル、26……スライダ、2
4……燃料注入口扉、27……燃料注入口扉のロ
ツク部材、23……ユニツト本体、30……第1
のインナーケーブル、25……トランクルーム
扉、32……トランクルーム扉のロツク部材、3
1……第2のインナーケーブル、37……弾性部
材(板バネ)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中立位置から相反する方向へ移動可能な操作ハ
    ンドルと、摺動自在なスライダ及び該スライダの
    摺動方向と直交する方向へ付勢されて摺動自在な
    第1の被駆動装置のロツク部材を備えてなるユニ
    ツト本体と、一端側が操作ハンドルに連結される
    と共に他端側が前記スライダの一端側に嵌合係止
    される第1のインナーケーブルと、一端側が前記
    スライダの他端側に嵌合係止されると共に他端側
    が第2の被駆動装置のロツク部材に連結される第
    2のインナーケーブルと、これらの第1及び第2
    のインナーケーブルのスライダ側の端部間に連結
    されて中間部で前記第1の被駆動装置のロツク部
    材を該ロツク部材の前記付勢方向とは反対方向へ
    付勢する板バネ等の弾性部材とよりなり、操作ハ
    ンドルが中立位置にあるときは、第1及び第2の
    被駆動装置のロツク部材が共にロツク状態にあ
    り、操作ハンドルをプツシユ方向へ操作したとき
    は、第1の被駆動装置のロツク部材がアンロツク
    状態となり、操作ハンドルをプル方向へ操作した
    ときは、第2の被駆動装置のロツク部材がアンロ
    ツク状態となることを特徴とするプツシユ・プル
    ケーブルの伝達力取出装置。
JP1984044482U 1984-03-27 1984-03-27 プツシユ・プルケ−ブルの伝達力取出装置 Granted JPS60157867U (ja)

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JP1984044482U JPS60157867U (ja) 1984-03-27 1984-03-27 プツシユ・プルケ−ブルの伝達力取出装置

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JP1984044482U JPS60157867U (ja) 1984-03-27 1984-03-27 プツシユ・プルケ−ブルの伝達力取出装置

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Publication Number Publication Date
JPS60157867U JPS60157867U (ja) 1985-10-21
JPH038755Y2 true JPH038755Y2 (ja) 1991-03-05

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ID=30557097

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JP1984044482U Granted JPS60157867U (ja) 1984-03-27 1984-03-27 プツシユ・プルケ−ブルの伝達力取出装置

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JPS60157867U (ja) 1985-10-21

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