JPH039146B2 - - Google Patents
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- JPH039146B2 JPH039146B2 JP62178152A JP17815287A JPH039146B2 JP H039146 B2 JPH039146 B2 JP H039146B2 JP 62178152 A JP62178152 A JP 62178152A JP 17815287 A JP17815287 A JP 17815287A JP H039146 B2 JPH039146 B2 JP H039146B2
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/04—Oxygen-containing compounds
- C08K5/09—Carboxylic acids; Metal salts thereof; Anhydrides thereof
- C08K5/098—Metal salts of carboxylic acids
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/04—Oxygen-containing compounds
- C08K5/10—Esters; Ether-esters
- C08K5/11—Esters; Ether-esters of acyclic polycarboxylic acids
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
本発明は、ハロゲン含有有機ポリマーに対して
特有の滑性−安定化特性を与え、且つ熱、光及び
屋外暴露による劣化作用に対して該ポリマーを安
定化させるための組成物に関する。 本発明は、またそのような組成物によつて滑性
化且つ安定化したハロゲン含有有機ポリマー及び
そのような樹脂を滑性化し且つ安定化するための
方法に関する。 ハロゲン含有有機ポリマー、特に塩化ビニルポ
リマーは、熱、光及び屋外暴露作用のもとでは不
安定であり、劣化あるいは分解を被り易いことは
知られている所である。これまで数多くの化学薬
品及び化学組成物が、これらの悪影響に対処する
ため提言されてきた。大体において、これらの安
定剤は、ポリマーの加工及びその製品への製造中
に遭遇する熱に対してポリマーを安定化させるこ
とに向けられてきた。更に、ポリマーを十分に加
工するためには、外部及び内部滑剤のような、滑
剤を使用することもまた必要であつた。 例えば、エム・ロズモウ(M.Loztmou)氏の
米国特許第3644246号明細書(1972年2月22日発
行)において、オルガノチンカルボキシレートと
結合した不飽和ジカルボン酸のモノアルキルエス
テルの金属塩を塩素含有ポリマーの熱滑性及び光
安定化のための組成物として使用することが提言
された。 更にシー・ステイフアー(C・Stapfer)氏の
米国特許第3578621号明細書(1971年5月11日発
行)及びカネコ(Kaneko)氏等の米国特許第
4111889号明細書(1978年9月5日発行)におい
て、飽和及び不飽和二酸双方のジエステルが、ハ
ロゲン含有ポリマーの滑剤として使用されること
が示唆されている。 しかしながら、実際問題として、ジステアリル
マレエートのような不飽和ジカルボン酸のジエス
テルは、ポリマーにある程度の安定性を与える
が、しかしまた望ましくない不十分な滑性特性、
特に望ましくない不十分な溶融時間特性を生ずる
ことが認識された。 もう一方では、不飽和ジカルボン酸のモノエス
テルの金属塩は、ポリマーにかなりの滑性特性を
与えるが、しかし全く不十分な安定剤であり、ポ
リマー中に望ましくない黄着色を生ずる。 ポリマー組成物にはなはだ望ましくない黄着色
を生じさせることなく、ハロゲン含有樹脂中に良
好な滑性特性が得られるのならば、それは非常に
望ましいであろう。同様に、ポリマー組成物の滑
性特性、特に溶融時間の特質に悪影響を及ぼすこ
となくポリマー組成物中に良好な安定効果を得る
ことが非常に望ましいであろう。 マレイン酸のモノエステルのカルシウム塩によ
つてハロゲン含有有機ポリマーに与えられた優れ
た滑性特性を、その50〜85重量パーセント、望ま
しくは約60パーセントを一定のマレイン酸のジヒ
ドロカルビルエステルに置換えることによつて維
持でき、且つその組合わせは、改善された温度及
び熱劣化に対する抵抗力そして特に屋外暴露及び
紫外線からくる分解に対する改善された抵抗力を
与えながらも、ポリマー組成物に特有の滑性物質
を与えることが、現在予期せず発見された。 例えば、カルシウムビス(ステアリルマレエー
ト)のような良好な滑剤を、例えばジステアリル
マレエートのようなある劣つた滑剤に部分的に置
換える(50から85%)ことは、組成物の滑性性能
を害しあるいは低下することはないことが、全く
予期せずして発見された。更に、マレイン酸のモ
ノエステルのカルシウム塩で前に得た黄着色の悪
影響は、ジエステル化合物を添加することによつ
て消去あるいは実質的に減少される。一般に、こ
れらの滑剤−安定剤組成物を、一次安定剤との組
合わせで使用し、付加的な共安定化効果を与えう
る。 本発明の滑剤−安定剤組成物は、 (a) 式: (式中、R1及びR2は、少なくとも8個の炭素
原子、好ましくは約8個から約24個の炭素原
子、そして最も好ましくは18個の炭素原子から
なる直鎖あるいは分枝鎖アルキルあるいはアル
ケニル基である。)のマレイン酸のジヒドロカ
ルビルエステル、と (b) 式: (式中、R1は、上に定義した通りである。)の
マレイン酸のモノヒドロカルビルエステルのカ
ルシウム塩、との組合わせからなる。これらの
滑剤−安定剤組成物中でジエステル成分は、約
50〜約85重量%、好ましくは約50〜70重量%そ
して最も好ましくは約60重量%を成し、そして
カルシウム塩成分は、約15〜約50重量%、好ま
しくは約30〜50重量%そして最も好ましくは約
40重量%を成す。 ハロゲン含有有機ポリマー;及び熱、光及び
屋外暴露による劣化的影響に対して該ポリマー
を滑性化し安定化するのに足る量の、 (a) 式: (式中、R1及びR2は、少なくとも8個の炭素
原子、好ましくは約8個から約24個の炭素原
子、そして最も好ましくは18個の炭素原子から
なる直鎖あるいは分枝鎖アルキルあるいはアル
ケニル基である。)のマレイン酸のジヒドロカ
ルビルエステル、と (b) 式: (式中、R1は、上に定義した通りである。)の
マレイン酸のモノヒドロカルビルエステルのカ
ルシウム塩、との組合わせからなる滑剤−安定
化組成物;を含む組成物も本発明により提供さ
れる。滑剤−安定剤組成物は、通常、ハロゲン
含有ポリマーに、滑性−安定化を付与するのに
有効な量で使用され、それはポリマーあるいは
樹脂100部当り、通常約2から約10部、好まし
くは約3から約7部の量である。 本発明の滑剤−安定剤組成物を利用しまた本発
明のポリマー組成物に有用であるハロゲン含有有
機ポリマーには、例えば、ハロゲン化ポリオレフ
インホモポリマー、ハロゲン化ポリオレフインコ
ポリマー、ハロゲン化ポリオレフインホモポリマ
ーあるいはコポリマーを含むポリマーブレンド、
ビニルハリツドホモポリマー、ビニルハリツドコ
ポリマー及びビニルハリツドホモポリマーあるい
はコポリマーを含むポリマーブレンド等がある。
本発明の実施において使用可能なビニルハリツド
ホモポリマー、ビニルハリツドコポリマー及びビ
ニルハリツドホモポリマーあるいはビニルハリツ
ドコポリマーを含むポリマーブレンドは、例えば
(1)ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ臭
化ビニル、ポリフツ化ビニル、ポリフツ化ビニリ
デン、(2)塩化ビニリデン、ビニルアセテート、ビ
ニルブチレート、ビニルベンゾエート、ジエチル
フマレート、ジエチルマレエート、その他のアル
キルフマレート及びアルキルマレエート、ビニル
プロピオネート、メチルアクリレート、2−エチ
ルヘキシルアクリレート、ブチルアクリレート、
エチルアクリレート、そしてその他のアルキルア
クリレート、メチルメタアクリレート、エチルメ
タアクリレート、ブチルメタアクリレート、ヒド
ロキシエチルメタアクリレート及びその他のアル
キルメタアクリレート、メチルアルフアークロロ
アクリレート、スチレン、例えば、ビニルエチル
エーテル、ビニルクロロエチルエーテル、ビニル
フエニルエーテルのようなビニルエーテル、例え
ば、ビニルメチルケトン、ビニルフエニルケトの
ようなビニルケトン、1−フルオロ−1−クロロ
エチレン、アクリロニトリル、クロロアクリロニ
トリル、アリリデンジアセテート、クロロアリリ
デンジアセテート、エチレン及びプロピレンのよ
うな共重合可能なエチレン性不飽和モノマーと塩
化ビニルとのコポリマー、そして(3)ポリ塩化ビニ
ル及びポリエチレン、ポリ塩化ビニル及び塩素化
ポリエチレン、ポリ塩化ビニル及びポリメチルメ
タクリレート、ポリ塩化ビニル及びポリブチルメ
タクリレート、ポリ塩化ビニル及びポリスチレ
ン、ポリ塩化ビニル及びアクリロニトリル−ブタ
ジエン−スチレンコポリマー、そしてポリ塩化ビ
ニル及びポリエチレン及びポリメチルメタクリレ
ートのブレンド等のポリマーブレンドでありう
る。本発明に有用な典型的なビニルハリツドコポ
リマーに、塩化ビニル−ビニルアセテート(87:
13)、塩化ビニル−塩化ビニリデン(95:5)、塩
化ビニル−ジエチルフマレート(95:5)、塩化
ビニル−トリクロロエチレン(95:5)及び塩化
ビニル−2−エチルヘキシルアクリレート(80:
20)がある。本発明の実施に有用なポリマーブレ
ンドは、少なくとも二種の異つたポリマー種の物
理的ブレンドから成りそして25〜95重量%のビニ
ルハリツドホモポリマーを含む。本発明の実施に
有用なビニルハリツドコポリマーは、25〜95モル
パーセントのビニルハリツド単位を含むコポリマ
ーである。これらのポリマーのうち、ビニルハリ
ツドホモポリマーが好ましい。 本発明に有用なマレイン酸ジエステルは、エス
テル部分が少なくとも8個の炭素原子を含むマレ
イン酸のジアルキルあるいはジアルケニルエステ
ルである。 R1及びR2で表わすアルキルあるいはアルケニ
ル基の例としては、例えば、カプリリル、カプリ
ル、ラウリル、ミリスチル、パルミチル、ステア
リルアラキジル、ベヘニル、リグノセリルおよび
セロチル基等のアルキル基及びオレイルリノレイ
ル、リノレニル、パルミトレイル、アルキドニル
ル、シトレイル、ガドレイルおよびシトレイル基
等のアルケニル基の名を挙げることができる。好
ましいジエステルの例としては、例えば、ジラウ
リルマレエート、ジミリスチルマレエート、ジパ
ルミチルマレエート、ジステアリルマレエート及
びジオレイルマレエート(もしくはそれらの混合
物)で、特に、ジステアリルマレエートの名を挙
げることができる。 本発明に有用なマレイン酸のモノエステルカル
シウム塩は、それらのエステル基が上段で列挙し
たアルキルあるいはアルケニル基の何れかのエス
テル体のそれである。好ましいカルシウム塩の例
としては、例えば、カルシウムビス(ラウリルマ
レエート)、カルシウムビス(オレイルマレエー
ト)、カルシウムビス(ミリスチルマレエート)、
カルシウムビス(パルミチルマレエート)、カル
シウムビス(ステアリルマレエート)、が挙げら
れ、特に、カルシウムビス(ステアリルミレエー
ト)の名を挙げることができる。 本発明の特に好ましい滑剤−安定剤組成物は、
約60重量%のジステアリルマレエート及び約40重
量%のカルシウムビス(ステアリルマレエート)
を成す。 本発明の滑剤−安定剤組成物は、例えば、成分
を共に混合、ブレンド、撹拌あるいはふりまぜす
ることによつて、容易に調製される。滑剤−安定
剤組成物を、ロールミル上でポリマーと物理的に
ブレンドする等、従来の方法によつてポリマーの
中へ配合できる。滑剤−安定剤組成物を、一次次
熱安定剤、顔料、内部滑剤等の他の添加剤あるい
は成分と共に普通配合され、そしてポリマー組成
物の全体にわたつて均等に分散される。 本発明の組成物に添加され得る一次熱安定剤の
例としては、例えば、オルガノチンカルボキシレ
ート、オルガノチンメルカプチド、オルガノチン
スルフイド、アンチモニメルカプチドそしてバリ
ウム/カルシウム、カルシウム/亜鉛、バリウ
ム/亜鉛等の混合金属塩そしてカプリリツク、カ
プリツク、ラウリツク、ミリスチツク、パルミチ
ツク、ステアリツク、オレイツク、リノレイツ
ク、ラノマルミツク、セロチツク、ナフテニツ
ク、フタリツクアシツド等の塩のような飽和ある
いは不飽和脂肪族、芳香族あるいは脂環族アシツ
ドのバリウム/カドミウム/亜鉛混合金属塩の名
をあげることができる。 本発明のハロゲン含有有機ポリマー組成物に使
用される滑剤−安定剤組成物の量は、かなり変化
できる。ポリマー組成物における滑剤−安定剤の
最少量は、熱、光及び屋外暴露による劣化的影響
に対してポリマーを滑性化及び安定化させうる量
である。この最少量は、個々のポリマー、ポリマ
ーがさらされる熱、光及び屋外暴露の苛酷さ等の
要因に依存して変化しうるが、一般にハロゲン含
有有機ポリマーの重量に基づいて約2.0%〜約
10.0%、好ましくは約3%〜7%の滑剤−安定剤
組成物が、殆んどの場合ポリマー組成物に望まれ
る特性を与えるのに十分であろう。この安定剤の
最少レベルより多い量は、ある点においてポリマ
ーの安定化の増加が、使用された安定剤の追加量
と相応しないが、当然使用することができる。こ
のように、使用されうる滑剤−安定剤の量には決
定的な上限はないが、約10%を超える量は、これ
らの安定剤のより高い量の使用を正当化するに足
る効果の増加をもたらさない。事実、安定剤組成
物が約8−10%を超えた量では、ポリマーを可塑
化し始めまたその物理的特性を著しく変えうる。 本発明における安定化されたポリマー組成物
は、住宅用壁板、窓枠等のような様々の硬質製品
を成形するのに有用であり、そして光及び屋外暴
露にさらされるこれらの物品に特に有用である。
様々の従来技術が、ポリマー組成物を所望の物品
に成形するために使用できる。 次の例は、本発明を説明するものである。別記
しない限り、実施例中及びこの明細書全体を通し
て全ての部及びパーセンテージは、重量に基づく
ものである。 実施例 1〜3 第1表に示された滑剤−安定剤組成物を、各々
別に、以下の成分を含有している同一の標準ポリ
(塩化ビニルクロリド)処方にブレンドした: 成 分 重量部 ポリ(塩化ビニル)−Geon103EPビー・エフ・
グツドリツチ(K=68)販売 100.0 加工助剤 1.5 耐衝撃性付与剤 6.0 顔 料 約1.0 部分的に酸化されたポリエチレン 0.2 ジアルキルチンメルカプチド(一次安定剤)
1.5 使用された略語は、以下の意味を有する: DSM ジステアリルマレエート CaSM カルシウムビス(ステアリルマレエー
ト) DLM ジラウリルマレエート CaLM カルシウムビス(ラウリルマレエート) DMM ジミリスチルマレエート CaMM カルシウムビス(ミリスチルマレエー
ト) PHR 樹脂100重量部当りの配合剤の添加重量
部
特有の滑性−安定化特性を与え、且つ熱、光及び
屋外暴露による劣化作用に対して該ポリマーを安
定化させるための組成物に関する。 本発明は、またそのような組成物によつて滑性
化且つ安定化したハロゲン含有有機ポリマー及び
そのような樹脂を滑性化し且つ安定化するための
方法に関する。 ハロゲン含有有機ポリマー、特に塩化ビニルポ
リマーは、熱、光及び屋外暴露作用のもとでは不
安定であり、劣化あるいは分解を被り易いことは
知られている所である。これまで数多くの化学薬
品及び化学組成物が、これらの悪影響に対処する
ため提言されてきた。大体において、これらの安
定剤は、ポリマーの加工及びその製品への製造中
に遭遇する熱に対してポリマーを安定化させるこ
とに向けられてきた。更に、ポリマーを十分に加
工するためには、外部及び内部滑剤のような、滑
剤を使用することもまた必要であつた。 例えば、エム・ロズモウ(M.Loztmou)氏の
米国特許第3644246号明細書(1972年2月22日発
行)において、オルガノチンカルボキシレートと
結合した不飽和ジカルボン酸のモノアルキルエス
テルの金属塩を塩素含有ポリマーの熱滑性及び光
安定化のための組成物として使用することが提言
された。 更にシー・ステイフアー(C・Stapfer)氏の
米国特許第3578621号明細書(1971年5月11日発
行)及びカネコ(Kaneko)氏等の米国特許第
4111889号明細書(1978年9月5日発行)におい
て、飽和及び不飽和二酸双方のジエステルが、ハ
ロゲン含有ポリマーの滑剤として使用されること
が示唆されている。 しかしながら、実際問題として、ジステアリル
マレエートのような不飽和ジカルボン酸のジエス
テルは、ポリマーにある程度の安定性を与える
が、しかしまた望ましくない不十分な滑性特性、
特に望ましくない不十分な溶融時間特性を生ずる
ことが認識された。 もう一方では、不飽和ジカルボン酸のモノエス
テルの金属塩は、ポリマーにかなりの滑性特性を
与えるが、しかし全く不十分な安定剤であり、ポ
リマー中に望ましくない黄着色を生ずる。 ポリマー組成物にはなはだ望ましくない黄着色
を生じさせることなく、ハロゲン含有樹脂中に良
好な滑性特性が得られるのならば、それは非常に
望ましいであろう。同様に、ポリマー組成物の滑
性特性、特に溶融時間の特質に悪影響を及ぼすこ
となくポリマー組成物中に良好な安定効果を得る
ことが非常に望ましいであろう。 マレイン酸のモノエステルのカルシウム塩によ
つてハロゲン含有有機ポリマーに与えられた優れ
た滑性特性を、その50〜85重量パーセント、望ま
しくは約60パーセントを一定のマレイン酸のジヒ
ドロカルビルエステルに置換えることによつて維
持でき、且つその組合わせは、改善された温度及
び熱劣化に対する抵抗力そして特に屋外暴露及び
紫外線からくる分解に対する改善された抵抗力を
与えながらも、ポリマー組成物に特有の滑性物質
を与えることが、現在予期せず発見された。 例えば、カルシウムビス(ステアリルマレエー
ト)のような良好な滑剤を、例えばジステアリル
マレエートのようなある劣つた滑剤に部分的に置
換える(50から85%)ことは、組成物の滑性性能
を害しあるいは低下することはないことが、全く
予期せずして発見された。更に、マレイン酸のモ
ノエステルのカルシウム塩で前に得た黄着色の悪
影響は、ジエステル化合物を添加することによつ
て消去あるいは実質的に減少される。一般に、こ
れらの滑剤−安定剤組成物を、一次安定剤との組
合わせで使用し、付加的な共安定化効果を与えう
る。 本発明の滑剤−安定剤組成物は、 (a) 式: (式中、R1及びR2は、少なくとも8個の炭素
原子、好ましくは約8個から約24個の炭素原
子、そして最も好ましくは18個の炭素原子から
なる直鎖あるいは分枝鎖アルキルあるいはアル
ケニル基である。)のマレイン酸のジヒドロカ
ルビルエステル、と (b) 式: (式中、R1は、上に定義した通りである。)の
マレイン酸のモノヒドロカルビルエステルのカ
ルシウム塩、との組合わせからなる。これらの
滑剤−安定剤組成物中でジエステル成分は、約
50〜約85重量%、好ましくは約50〜70重量%そ
して最も好ましくは約60重量%を成し、そして
カルシウム塩成分は、約15〜約50重量%、好ま
しくは約30〜50重量%そして最も好ましくは約
40重量%を成す。 ハロゲン含有有機ポリマー;及び熱、光及び
屋外暴露による劣化的影響に対して該ポリマー
を滑性化し安定化するのに足る量の、 (a) 式: (式中、R1及びR2は、少なくとも8個の炭素
原子、好ましくは約8個から約24個の炭素原
子、そして最も好ましくは18個の炭素原子から
なる直鎖あるいは分枝鎖アルキルあるいはアル
ケニル基である。)のマレイン酸のジヒドロカ
ルビルエステル、と (b) 式: (式中、R1は、上に定義した通りである。)の
マレイン酸のモノヒドロカルビルエステルのカ
ルシウム塩、との組合わせからなる滑剤−安定
化組成物;を含む組成物も本発明により提供さ
れる。滑剤−安定剤組成物は、通常、ハロゲン
含有ポリマーに、滑性−安定化を付与するのに
有効な量で使用され、それはポリマーあるいは
樹脂100部当り、通常約2から約10部、好まし
くは約3から約7部の量である。 本発明の滑剤−安定剤組成物を利用しまた本発
明のポリマー組成物に有用であるハロゲン含有有
機ポリマーには、例えば、ハロゲン化ポリオレフ
インホモポリマー、ハロゲン化ポリオレフインコ
ポリマー、ハロゲン化ポリオレフインホモポリマ
ーあるいはコポリマーを含むポリマーブレンド、
ビニルハリツドホモポリマー、ビニルハリツドコ
ポリマー及びビニルハリツドホモポリマーあるい
はコポリマーを含むポリマーブレンド等がある。
本発明の実施において使用可能なビニルハリツド
ホモポリマー、ビニルハリツドコポリマー及びビ
ニルハリツドホモポリマーあるいはビニルハリツ
ドコポリマーを含むポリマーブレンドは、例えば
(1)ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ臭
化ビニル、ポリフツ化ビニル、ポリフツ化ビニリ
デン、(2)塩化ビニリデン、ビニルアセテート、ビ
ニルブチレート、ビニルベンゾエート、ジエチル
フマレート、ジエチルマレエート、その他のアル
キルフマレート及びアルキルマレエート、ビニル
プロピオネート、メチルアクリレート、2−エチ
ルヘキシルアクリレート、ブチルアクリレート、
エチルアクリレート、そしてその他のアルキルア
クリレート、メチルメタアクリレート、エチルメ
タアクリレート、ブチルメタアクリレート、ヒド
ロキシエチルメタアクリレート及びその他のアル
キルメタアクリレート、メチルアルフアークロロ
アクリレート、スチレン、例えば、ビニルエチル
エーテル、ビニルクロロエチルエーテル、ビニル
フエニルエーテルのようなビニルエーテル、例え
ば、ビニルメチルケトン、ビニルフエニルケトの
ようなビニルケトン、1−フルオロ−1−クロロ
エチレン、アクリロニトリル、クロロアクリロニ
トリル、アリリデンジアセテート、クロロアリリ
デンジアセテート、エチレン及びプロピレンのよ
うな共重合可能なエチレン性不飽和モノマーと塩
化ビニルとのコポリマー、そして(3)ポリ塩化ビニ
ル及びポリエチレン、ポリ塩化ビニル及び塩素化
ポリエチレン、ポリ塩化ビニル及びポリメチルメ
タクリレート、ポリ塩化ビニル及びポリブチルメ
タクリレート、ポリ塩化ビニル及びポリスチレ
ン、ポリ塩化ビニル及びアクリロニトリル−ブタ
ジエン−スチレンコポリマー、そしてポリ塩化ビ
ニル及びポリエチレン及びポリメチルメタクリレ
ートのブレンド等のポリマーブレンドでありう
る。本発明に有用な典型的なビニルハリツドコポ
リマーに、塩化ビニル−ビニルアセテート(87:
13)、塩化ビニル−塩化ビニリデン(95:5)、塩
化ビニル−ジエチルフマレート(95:5)、塩化
ビニル−トリクロロエチレン(95:5)及び塩化
ビニル−2−エチルヘキシルアクリレート(80:
20)がある。本発明の実施に有用なポリマーブレ
ンドは、少なくとも二種の異つたポリマー種の物
理的ブレンドから成りそして25〜95重量%のビニ
ルハリツドホモポリマーを含む。本発明の実施に
有用なビニルハリツドコポリマーは、25〜95モル
パーセントのビニルハリツド単位を含むコポリマ
ーである。これらのポリマーのうち、ビニルハリ
ツドホモポリマーが好ましい。 本発明に有用なマレイン酸ジエステルは、エス
テル部分が少なくとも8個の炭素原子を含むマレ
イン酸のジアルキルあるいはジアルケニルエステ
ルである。 R1及びR2で表わすアルキルあるいはアルケニ
ル基の例としては、例えば、カプリリル、カプリ
ル、ラウリル、ミリスチル、パルミチル、ステア
リルアラキジル、ベヘニル、リグノセリルおよび
セロチル基等のアルキル基及びオレイルリノレイ
ル、リノレニル、パルミトレイル、アルキドニル
ル、シトレイル、ガドレイルおよびシトレイル基
等のアルケニル基の名を挙げることができる。好
ましいジエステルの例としては、例えば、ジラウ
リルマレエート、ジミリスチルマレエート、ジパ
ルミチルマレエート、ジステアリルマレエート及
びジオレイルマレエート(もしくはそれらの混合
物)で、特に、ジステアリルマレエートの名を挙
げることができる。 本発明に有用なマレイン酸のモノエステルカル
シウム塩は、それらのエステル基が上段で列挙し
たアルキルあるいはアルケニル基の何れかのエス
テル体のそれである。好ましいカルシウム塩の例
としては、例えば、カルシウムビス(ラウリルマ
レエート)、カルシウムビス(オレイルマレエー
ト)、カルシウムビス(ミリスチルマレエート)、
カルシウムビス(パルミチルマレエート)、カル
シウムビス(ステアリルマレエート)、が挙げら
れ、特に、カルシウムビス(ステアリルミレエー
ト)の名を挙げることができる。 本発明の特に好ましい滑剤−安定剤組成物は、
約60重量%のジステアリルマレエート及び約40重
量%のカルシウムビス(ステアリルマレエート)
を成す。 本発明の滑剤−安定剤組成物は、例えば、成分
を共に混合、ブレンド、撹拌あるいはふりまぜす
ることによつて、容易に調製される。滑剤−安定
剤組成物を、ロールミル上でポリマーと物理的に
ブレンドする等、従来の方法によつてポリマーの
中へ配合できる。滑剤−安定剤組成物を、一次次
熱安定剤、顔料、内部滑剤等の他の添加剤あるい
は成分と共に普通配合され、そしてポリマー組成
物の全体にわたつて均等に分散される。 本発明の組成物に添加され得る一次熱安定剤の
例としては、例えば、オルガノチンカルボキシレ
ート、オルガノチンメルカプチド、オルガノチン
スルフイド、アンチモニメルカプチドそしてバリ
ウム/カルシウム、カルシウム/亜鉛、バリウ
ム/亜鉛等の混合金属塩そしてカプリリツク、カ
プリツク、ラウリツク、ミリスチツク、パルミチ
ツク、ステアリツク、オレイツク、リノレイツ
ク、ラノマルミツク、セロチツク、ナフテニツ
ク、フタリツクアシツド等の塩のような飽和ある
いは不飽和脂肪族、芳香族あるいは脂環族アシツ
ドのバリウム/カドミウム/亜鉛混合金属塩の名
をあげることができる。 本発明のハロゲン含有有機ポリマー組成物に使
用される滑剤−安定剤組成物の量は、かなり変化
できる。ポリマー組成物における滑剤−安定剤の
最少量は、熱、光及び屋外暴露による劣化的影響
に対してポリマーを滑性化及び安定化させうる量
である。この最少量は、個々のポリマー、ポリマ
ーがさらされる熱、光及び屋外暴露の苛酷さ等の
要因に依存して変化しうるが、一般にハロゲン含
有有機ポリマーの重量に基づいて約2.0%〜約
10.0%、好ましくは約3%〜7%の滑剤−安定剤
組成物が、殆んどの場合ポリマー組成物に望まれ
る特性を与えるのに十分であろう。この安定剤の
最少レベルより多い量は、ある点においてポリマ
ーの安定化の増加が、使用された安定剤の追加量
と相応しないが、当然使用することができる。こ
のように、使用されうる滑剤−安定剤の量には決
定的な上限はないが、約10%を超える量は、これ
らの安定剤のより高い量の使用を正当化するに足
る効果の増加をもたらさない。事実、安定剤組成
物が約8−10%を超えた量では、ポリマーを可塑
化し始めまたその物理的特性を著しく変えうる。 本発明における安定化されたポリマー組成物
は、住宅用壁板、窓枠等のような様々の硬質製品
を成形するのに有用であり、そして光及び屋外暴
露にさらされるこれらの物品に特に有用である。
様々の従来技術が、ポリマー組成物を所望の物品
に成形するために使用できる。 次の例は、本発明を説明するものである。別記
しない限り、実施例中及びこの明細書全体を通し
て全ての部及びパーセンテージは、重量に基づく
ものである。 実施例 1〜3 第1表に示された滑剤−安定剤組成物を、各々
別に、以下の成分を含有している同一の標準ポリ
(塩化ビニルクロリド)処方にブレンドした: 成 分 重量部 ポリ(塩化ビニル)−Geon103EPビー・エフ・
グツドリツチ(K=68)販売 100.0 加工助剤 1.5 耐衝撃性付与剤 6.0 顔 料 約1.0 部分的に酸化されたポリエチレン 0.2 ジアルキルチンメルカプチド(一次安定剤)
1.5 使用された略語は、以下の意味を有する: DSM ジステアリルマレエート CaSM カルシウムビス(ステアリルマレエー
ト) DLM ジラウリルマレエート CaLM カルシウムビス(ラウリルマレエート) DMM ジミリスチルマレエート CaMM カルシウムビス(ミリスチルマレエー
ト) PHR 樹脂100重量部当りの配合剤の添加重量
部
【表】
それぞれ得られたポリマー組成物を、次に約
195℃毎分30回転の前方ロール速度及び毎分40回
転の後方ロール速度の2ロールダイナミツクミル
上で溶融することにより熱安定性の試験を行なつ
た。それぞれの組成物のサンプルを混練2分後毎
に採取し、劣化及び変色を調べた。 望ましい色基準と標本との色差を定量するため
に設計されたハンター色差計(D25A−9型)
を、ポリ塩化ビニル(PVC)の熱あるいは光劣
化と関連した色調変化を測定するために使用し
た。 使用した色調変化測定手順は、次の通りであ
る。標本を、45゜の角度でその表面に突き当たる
投射光の光線のもとに置く。サンプルの表面から
反射した光の波長を、次に測定し、そしてある数
字が、それらの波長の強度に関連する数を決め
る。色観を与えるのは、吸収光よりむしろ反射光
であるから、正確な測定量が得られる。機器の光
室には、表面の不規則による偏向光もまた検波さ
れるように、一連の鏡が装備されており、このこ
とはある程度の再現性を確実なものとする。 この機器は、基準色の値が保管されるように記
憶能力を有しそしてその基準との色調変化が、直
ちに測定される。色差計により測定された値は、
次の通りである: C値=明度の表示度数、0−100で表わし、0=
黒、100=白である。 a値=全体色相に対する緑及び赤の度合を決定す
る相対的尺度(-a−>+a)。 a値がよりマイナスになると、緑の強度
が大きくなる。赤と関連した光の反射波長
の強さが増加するとa値は、プラスの方向
に増加する。緑及び赤は補色であるから、
それらの波長が等しい大きさにあるとa値
は0である(+a-a=0)。その場合の結果
としては、全体色に対する緑及び赤による
寄与はない。 b値=-bが青の強度を表わしまた+bが黄色の強
度を表わすことを除いてa尺度と同一理
論。 ΔE=ある基準に相関する全体の色調調変化。こ
の値は、数理的にL,a及びbの読みを合
わせ、次いで製品基準からの変化の大きさ
を決定する。 ダイナミツクミル試験の結果を、第1図から第
3図に示す。第1図に示されているように、本発
明の組合わせにおける全体の色調変化は、意外に
もこの組合わせのレベルにおいてDSM単独また
はCaSM単独のどちらかにより良好であつた。第
2図及び第3図は、この引起こされた色調変化に
対するポリマー組成物の安定化を、不十分なカル
シウム塩(CaLM及びCaMM)の一部をジエス
テル化合物(DLM及びDMM)と置換えること
によつて望ましく向上したことを示している。 より更に重要なのは、本発明における滑剤−安
定剤製剤が、意外な程向上した滑性及び溶融時間
特性をもたらすことである。加工中における各製
剤の溶融時間特性を、回転型のブレードを有し、
No.6ミキシングヘツド、加熱油を使用するブラベ
ンダープラスチコーダー(Brabender
Plasticorder:商標)中で65gのそれぞれの製剤
を作用させることにより測定した。油の温度を
170℃に維持し、ブレードを毎分40回転で作動し
た。溶融時間を、製剤供給から圧縮後の最大トル
ク発生時までの時間として測定した。その結果
は、第4図から第6図までにグラフで示されてい
る。 第4図は、3.5部(PHR)のポリマー組成物へ
の配合レベルにおける様々な割合のDSM/
CaSMの溶融時間の図表である。第5図及び第6
図は、DMM/CaMM及びDLM/CaLM、それ
ぞれの割合に関する同様な融解時の図表である。 各場合においてそのデータは、約85%のカルシ
ウム塩成分を、これに対応するマレイン酸ジエス
テルに置換える時でも、カルシウム塩によつて樹
脂製剤に与えられる望ましい溶融時間特性に、あ
まり悪影響を及ぼさないことを示している。従つ
て、それだけでは望ましくない不十分な溶融時間
特性を生じさせるマレイン酸ジエステルを、85%
までカルシウム塩と置換える時でも、マレイン酸
モノエステルカルシウム塩塩により非常に望まし
い溶融時間特性を得ることができる。しかしそれ
でも、第1図から第3図までに示されるようにマ
レエートジエステルの有益な安定化効果もまた得
られている。かなりの部分(50から85%)のカル
シウム塩を対応のジエステルに置換えても、ジエ
ステル成分の存在に関連する望ましくない溶融時
間特性を生じさせないで、なおジエステル成分の
存在による安定化利益をもたらし得るであろうと
いうことは、予期できないことである。
195℃毎分30回転の前方ロール速度及び毎分40回
転の後方ロール速度の2ロールダイナミツクミル
上で溶融することにより熱安定性の試験を行なつ
た。それぞれの組成物のサンプルを混練2分後毎
に採取し、劣化及び変色を調べた。 望ましい色基準と標本との色差を定量するため
に設計されたハンター色差計(D25A−9型)
を、ポリ塩化ビニル(PVC)の熱あるいは光劣
化と関連した色調変化を測定するために使用し
た。 使用した色調変化測定手順は、次の通りであ
る。標本を、45゜の角度でその表面に突き当たる
投射光の光線のもとに置く。サンプルの表面から
反射した光の波長を、次に測定し、そしてある数
字が、それらの波長の強度に関連する数を決め
る。色観を与えるのは、吸収光よりむしろ反射光
であるから、正確な測定量が得られる。機器の光
室には、表面の不規則による偏向光もまた検波さ
れるように、一連の鏡が装備されており、このこ
とはある程度の再現性を確実なものとする。 この機器は、基準色の値が保管されるように記
憶能力を有しそしてその基準との色調変化が、直
ちに測定される。色差計により測定された値は、
次の通りである: C値=明度の表示度数、0−100で表わし、0=
黒、100=白である。 a値=全体色相に対する緑及び赤の度合を決定す
る相対的尺度(-a−>+a)。 a値がよりマイナスになると、緑の強度
が大きくなる。赤と関連した光の反射波長
の強さが増加するとa値は、プラスの方向
に増加する。緑及び赤は補色であるから、
それらの波長が等しい大きさにあるとa値
は0である(+a-a=0)。その場合の結果
としては、全体色に対する緑及び赤による
寄与はない。 b値=-bが青の強度を表わしまた+bが黄色の強
度を表わすことを除いてa尺度と同一理
論。 ΔE=ある基準に相関する全体の色調調変化。こ
の値は、数理的にL,a及びbの読みを合
わせ、次いで製品基準からの変化の大きさ
を決定する。 ダイナミツクミル試験の結果を、第1図から第
3図に示す。第1図に示されているように、本発
明の組合わせにおける全体の色調変化は、意外に
もこの組合わせのレベルにおいてDSM単独また
はCaSM単独のどちらかにより良好であつた。第
2図及び第3図は、この引起こされた色調変化に
対するポリマー組成物の安定化を、不十分なカル
シウム塩(CaLM及びCaMM)の一部をジエス
テル化合物(DLM及びDMM)と置換えること
によつて望ましく向上したことを示している。 より更に重要なのは、本発明における滑剤−安
定剤製剤が、意外な程向上した滑性及び溶融時間
特性をもたらすことである。加工中における各製
剤の溶融時間特性を、回転型のブレードを有し、
No.6ミキシングヘツド、加熱油を使用するブラベ
ンダープラスチコーダー(Brabender
Plasticorder:商標)中で65gのそれぞれの製剤
を作用させることにより測定した。油の温度を
170℃に維持し、ブレードを毎分40回転で作動し
た。溶融時間を、製剤供給から圧縮後の最大トル
ク発生時までの時間として測定した。その結果
は、第4図から第6図までにグラフで示されてい
る。 第4図は、3.5部(PHR)のポリマー組成物へ
の配合レベルにおける様々な割合のDSM/
CaSMの溶融時間の図表である。第5図及び第6
図は、DMM/CaMM及びDLM/CaLM、それ
ぞれの割合に関する同様な融解時の図表である。 各場合においてそのデータは、約85%のカルシ
ウム塩成分を、これに対応するマレイン酸ジエス
テルに置換える時でも、カルシウム塩によつて樹
脂製剤に与えられる望ましい溶融時間特性に、あ
まり悪影響を及ぼさないことを示している。従つ
て、それだけでは望ましくない不十分な溶融時間
特性を生じさせるマレイン酸ジエステルを、85%
までカルシウム塩と置換える時でも、マレイン酸
モノエステルカルシウム塩塩により非常に望まし
い溶融時間特性を得ることができる。しかしそれ
でも、第1図から第3図までに示されるようにマ
レエートジエステルの有益な安定化効果もまた得
られている。かなりの部分(50から85%)のカル
シウム塩を対応のジエステルに置換えても、ジエ
ステル成分の存在に関連する望ましくない溶融時
間特性を生じさせないで、なおジエステル成分の
存在による安定化利益をもたらし得るであろうと
いうことは、予期できないことである。
第1図は、ダイナミツクミル試験に付し且つ本
発明の滑性−安定化組成物を含有するポリマー組
成物及び二種の対照組成物に対する様々な時間に
おける全体色調変化のプロツトである。第2図及
び第3図は、対照組成物と並びに本発明における
他の滑性−安定化組成物を含有するポリマー組成
物に関しての第1図と同種のプロツトである。第
4図は、様々な割合のジステアリルマレエート/
カルシウムビス(ミリスチルマレエート)滑性−
安定化組成物を有するポリマー組成物に関して得
られた融解時間のプロツトである。第5図及び第
6図は、様々な割合のジミリスチルマレエート/
カルシウムビス(ミリスチルマレエート)及びジ
ラウリルミレエート/カルシウムビス(ラウリル
マレエート)の各滑性−安定化組成物に関しての
第4図と同種のプロツトである。
発明の滑性−安定化組成物を含有するポリマー組
成物及び二種の対照組成物に対する様々な時間に
おける全体色調変化のプロツトである。第2図及
び第3図は、対照組成物と並びに本発明における
他の滑性−安定化組成物を含有するポリマー組成
物に関しての第1図と同種のプロツトである。第
4図は、様々な割合のジステアリルマレエート/
カルシウムビス(ミリスチルマレエート)滑性−
安定化組成物を有するポリマー組成物に関して得
られた融解時間のプロツトである。第5図及び第
6図は、様々な割合のジミリスチルマレエート/
カルシウムビス(ミリスチルマレエート)及びジ
ラウリルミレエート/カルシウムビス(ラウリル
マレエート)の各滑性−安定化組成物に関しての
第4図と同種のプロツトである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (a) 式: のマレイン酸のジヒドロカルビルエステルを約
50〜約85重量%;と (b) 式: (式中、R1及びR2は、各々、少なくとも8個
の炭素原子を有するアルキル基及びアルケニル
基からなる群から選択される。)のマレイン酸
のモノヒドロカルビルエステルのカルシウム塩
を約15〜約50重量%とで成るハロゲン含有有機
ポリマー用の滑剤−安定剤組成物。 2 アルキル基及びアルケニル基が8個〜24個の
炭素原子を有する特許請求の範囲第1項記載の滑
剤−安定剤組成物。 3 R1及びR2がアルキル基である特許請求の範
囲第1項記載の滑剤−安定剤組成物。 4 R1及びR2がアルキル基である特許請求の範
囲第2項記載の滑剤−安定剤組成物。 5 カルシウム塩が、約30〜50重量%を成しかつ
ジエステルが、約50〜70重量%を成す特許請求の
範囲第1項記載の滑剤−安定剤組成物。 6 カルシウム塩が、約30〜50重量%を成し、か
つジエステルが、約50〜70重量%を成す特許請求
の範囲第2項記載の滑剤−安定剤組成物。 7 ジエステル成分が、ジラウリルマレエート、
ジミリスチルマレエート及びジステアリルマレエ
ートから成る群により選ばれ且つカルシウム塩成
分が、カルシウムビス(ラウリルマレエート)、
カルシウムビス(ミリスチルマレエート)及びカ
ルシウムビス(ステアリルマレエート)から成る
群より選ばれる特許請求の範囲第4項記載の滑剤
−安定剤組成物。 8 ジエステル成分が、ジラウリルマレエート、
ジミリスチルマレエート及びジステアリルマレエ
ートから成る群より選ばれ且つカルシウム塩成分
がカルシウムビス(ラウリルマレエート)、カル
シウムビス(ミリスチルマレエート)及びカルシ
ウムビス(ステアリルマレエート)から成る群よ
り選ばれる特許請求の範囲第5項記載の滑剤−安
定剤組成物。 9 約60重量%のジステアリルマレエート及び約
40重量%のカルシウムビス(ステアリルマレエー
ト)を成す特許請求の範囲第1項記載の滑剤−安
定剤組成物。 10 (i) ハロゲン含有有機ポリマー及び (ii) 滑性−安定性を付与するのに有効な量の、 (a) 式: のマレイン酸のジヒドロカルビルエステルを約
50〜約85重量%;と (b) 式: (式中、R1及びR2は、各々、少なくとも8個
の炭素原子を有するアルキル基及びアルケニル
基からなる群から選択される。)のマレイン酸
のモノヒドロカルビルエステルのカルシウム塩
を約15〜約50重量%とで成る滑剤−安定剤組成
物、を含むポリマー組成物。 11 アルキル基及びアルケニル基が8個〜24個
の炭素原子を有する特許請求の範囲第10項記載
のポリマー組成物。 12 R1及びR2がアルキル基である特許請求の
範囲第10項記載のポリマー組成物。 13 R1及びR2がアルキル基である特許請求の
範囲第11項記載のポリマー組成物。 14 カルシウム塩が、約30〜50重量%を成しか
つジエステルが、約50〜70重量%を成す特許請求
の範囲第10項記載のポリマー組成物。 15 カルシウム塩が、約30〜50重量%を成し、
かつジエステルが、約50〜70重量%を成す特許請
求の範囲第11項記載のポリマー組成物。 16 ジエステル成分が、ジラウリルマレエー
ト、ジミリスチルマレエート及びジステアリルマ
レエートから成る群より選ばれ且つカルシウム塩
成分が、カルシウムビス(ラウリルマレエート)、
カルシウムビス(ミリスチルマレエート)及びカ
ルシウムビス(ステアリルマレエート)から成る
群より選ばれる特許請求の範囲第13項記載のポ
リマー組成物。 17 ジエステル成分が、ジラウリルマレエー
ト、ジミリスチルマレエート及びジステアリルマ
レエートから成る群より選ばれ且つカルシウム塩
成分が、カルシウムビス(ラウリルマレエート)、
カルシウムビス(ミリスチルマレエート)及びカ
ルシウムビス(ステアリルマレエート)から成る
群より選ばれる特許請求の範囲第14項記載のポ
リマー組成物。 18 滑剤−安定剤組成物が約60重量%のジステ
アリルマレエート及び約40重量%のカルシウムビ
ス(ステアリルマレエート)を成す特許請求の範
囲第10項記載のポリマー組成物。 19 ハロゲン含有有機ポリマーが、ポリビニル
ハリツドポリマーである特許請求の範囲第11項
記載のポリマー組成物。 20 ハロゲン含有有機ポリマーが、ポリビニル
ハリツドポリマーである特許請求の範囲第18項
記載のポリマー組成物。 21 オルガノチンカルボキシレート、オルガノ
チンメルカプチド、オルガノチンスルフイド、ア
ンチモニーメルカプチド及びバリウム/カルシウ
ム、カルシウム/亜鉛、バリウム/亜鉛あるいは
バリウム/カルシウム/亜鉛の混合金属塩から成
る群より選ばれる一次熱安定剤を含む特許請求の
範囲第10項記載のポリマー組成物。 22 オルガノチンカルボキシレート、オルガノ
チンメルカプチド、オルガノチンスルフイド、ア
ンチモニーメルカプチド及びバリウム/カルシウ
ム、カルシウム/亜鉛、バリウム/亜鉛あるいは
バリウム/カルシウム/亜鉛の混合金属塩から成
る群より選ばれる一次熱安定剤を含む特許請求の
範囲第11項記載のポリマー組成物。 23 オルガノチンカルボキシレート、オルガノ
チンメルカプチド、オルガノチンスルフイド、ア
ンチモニーメルカプチド及びバリウム/カルシウ
ム、カルシウム/亜鉛、バリウム/亜鉛あるいは
バリウム/カルシウム/亜鉛の混合金属塩から成
る群より選ばれる一次熱安定剤を含む特許請求の
範囲第18項記載のポリマー組成物。 24 オルガノチンカルボキシレート、オルガノ
チンメルカプチド、オルガノチンスルフイド、ア
ンチモニーメルカプチド及びバリウム/カルシウ
ム、カルシウム/亜鉛、バリウム/亜鉛あるいは
バリウム/カルシウム/亜鉛の混合金属塩から成
る群より選ばれる一次熱安定剤を含む特許請求の
範囲第19項記載のポリマー組成物。 25 オルガノチンカルボキシレート、オルガノ
チンメルカプチド、オルガノチンスルフイド、ア
ンチモニーメルカプチド及びバリウム/カルシウ
ム、カルシウム/亜鉛、バリウム/亜鉛あるいは
バリウム/カルシウム/亜鉛の混合金属塩から成
る群より選ばれる一次熱安定剤を含む特許請求の
範囲第20項記載のポリマー組成物。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US06/895,183 US4696754A (en) | 1986-08-11 | 1986-08-11 | Lubricant-stabilizer compositions for halogen-containing organic polymers and polymer compositions thereof |
| US895183 | 1986-08-11 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6343956A JPS6343956A (ja) | 1988-02-25 |
| JPH039146B2 true JPH039146B2 (ja) | 1991-02-07 |
Family
ID=25404125
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62178152A Granted JPS6343956A (ja) | 1986-08-11 | 1987-07-16 | ハロゲン含有有機ポリマ−用の滑剤−安定剤組成物とそのポリマ−組成物 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4696754A (ja) |
| EP (1) | EP0257733A3 (ja) |
| JP (1) | JPS6343956A (ja) |
| AU (1) | AU590919B2 (ja) |
| IL (1) | IL82517A (ja) |
| NO (1) | NO872306L (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4873005A (en) * | 1987-02-04 | 1989-10-10 | Morton Thiokol, Inc. | Extrusion lubricant comprising a hydrocarbon wax, fatty acid salt and an organic mercaptan |
| US7847056B2 (en) * | 2004-03-31 | 2010-12-07 | Kaneka Corporation | Method for producing fluorine-containing (meth)acrylate polymer and polymer produced by such method |
| CN119775683A (zh) * | 2024-12-26 | 2025-04-08 | 金发科技股份有限公司 | 一种高白度pvc组合物及其制备方法和应用 |
Family Cites Families (23)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US2609355A (en) * | 1949-07-19 | 1952-09-02 | Shell Dev | Stabilization of vinyl halide polymers with a composition containing an ester of an unsaturated alcohol |
| FR1086182A (fr) * | 1953-01-02 | 1955-02-10 | Dynamit Nobel Ag | Procédé de stabilisation de polymérisats vinyliques halogénés |
| US2719140A (en) * | 1953-05-20 | 1955-09-27 | Monsanto Chemicals | Stabilized acrylonitrile copolymers |
| NL272774A (ja) * | 1960-12-21 | |||
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| NL128914C (ja) * | 1962-06-11 | 1900-01-01 | ||
| GB1015543A (en) * | 1963-02-22 | 1966-01-05 | Pure Chem Ltd | Improvements relating to stabilizers for vinyl resins |
| GB1045246A (en) * | 1964-04-25 | 1966-10-12 | Bakelite Xylonite Ltd | Stabiliser compositions for chlorine-containing polymers |
| GB1046650A (en) * | 1964-10-20 | 1966-10-26 | Bakelite Xylonite Ltd | Chlorine-containing polymer compositions |
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| US3578621A (en) * | 1968-08-27 | 1971-05-11 | Carlisle Chemical Works | Diesters exhibiting internal-external lubricating properties in structural resins |
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| DE2326978A1 (de) * | 1973-05-26 | 1974-12-19 | Neynaber Chemie Gmbh | Zusatzmittel zu formmassen auf basis waermehaertbarer kondensationsharze fuer deren formgebende verarbeitung |
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