JPH0410030Y2 - - Google Patents
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- JPH0410030Y2 JPH0410030Y2 JP1558684U JP1558684U JPH0410030Y2 JP H0410030 Y2 JPH0410030 Y2 JP H0410030Y2 JP 1558684 U JP1558684 U JP 1558684U JP 1558684 U JP1558684 U JP 1558684U JP H0410030 Y2 JPH0410030 Y2 JP H0410030Y2
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はフオトクロミツク積層体、すなわち最
低励起三重項状態からより高い励起三重項状態へ
の遷移が400nmより長波長の光で起こる化合物
(以下T−T吸収化合物という)を樹脂媒体に分
子分散したフオトクロミツク組成物の板状体を含
む積層体に関する。従来、縮合多環芳香族化合物
等のT−T吸収化合物を樹脂媒体に分散したフオ
トクロミツク組成物の板状体(以下フオトクロミ
ツク板という)を、2枚のシールしたガラス板の
間にはさみ、周囲をシール材でフオトクロミツク
積層体の研究開発がなされている。(特開昭49−
114433,US3,968,051,US3,716,489) 本考案の目的は光、特に太陽光、照射時の発色
濃度が大きく、薄くて軽く、シール材を必要とし
ないフオトクロミツク積層体を提供することにあ
り、この目的は本考案により達成される。すなわ
ち本考案は、最低励起三重項状態からより高い励
起三重項状態への遷移が400nmより長波長の光で
起こる化合物を樹脂媒体に分子分散させてなるフ
オトクロミツク組成物の板状体の両面に紫外光と
可視光を透過する酸素ガスバリヤー性樹脂フイル
ムを紫外光と可視光を透過する接着層を介して接
着し、かつ前記板状体の周囲を前記樹脂フイルム
の相互融着によりシールしたフオトクロミツク積
層体である。
低励起三重項状態からより高い励起三重項状態へ
の遷移が400nmより長波長の光で起こる化合物
(以下T−T吸収化合物という)を樹脂媒体に分
子分散したフオトクロミツク組成物の板状体を含
む積層体に関する。従来、縮合多環芳香族化合物
等のT−T吸収化合物を樹脂媒体に分散したフオ
トクロミツク組成物の板状体(以下フオトクロミ
ツク板という)を、2枚のシールしたガラス板の
間にはさみ、周囲をシール材でフオトクロミツク
積層体の研究開発がなされている。(特開昭49−
114433,US3,968,051,US3,716,489) 本考案の目的は光、特に太陽光、照射時の発色
濃度が大きく、薄くて軽く、シール材を必要とし
ないフオトクロミツク積層体を提供することにあ
り、この目的は本考案により達成される。すなわ
ち本考案は、最低励起三重項状態からより高い励
起三重項状態への遷移が400nmより長波長の光で
起こる化合物を樹脂媒体に分子分散させてなるフ
オトクロミツク組成物の板状体の両面に紫外光と
可視光を透過する酸素ガスバリヤー性樹脂フイル
ムを紫外光と可視光を透過する接着層を介して接
着し、かつ前記板状体の周囲を前記樹脂フイルム
の相互融着によりシールしたフオトクロミツク積
層体である。
本考案において使用されるT−T吸収化合物
は、光、特に太陽光照射、遮断時に発色、消色す
るものであればよい。T−T吸収化合物である縮
合多環芳香族化合物を例示すれば、次のとおりで
ある。1,2−3,4−5,6−7,8−9,10
−12,13−ヘキサベンゾペロピレン 3,4−5,6−7,8−12,13−テトラベンゾ
ペロピレン ナフトコロネン 上記縮合多環芳香族化合物がメチル基、フツ素
等の置換を含んだ場合でも適する。
は、光、特に太陽光照射、遮断時に発色、消色す
るものであればよい。T−T吸収化合物である縮
合多環芳香族化合物を例示すれば、次のとおりで
ある。1,2−3,4−5,6−7,8−9,10
−12,13−ヘキサベンゾペロピレン 3,4−5,6−7,8−12,13−テトラベンゾ
ペロピレン ナフトコロネン 上記縮合多環芳香族化合物がメチル基、フツ素
等の置換を含んだ場合でも適する。
本考案において使用する樹脂媒体はT−T吸収
化合物を分子状に分散する透明なものであればよ
い。例示すればポリスチレン、ポリメチルメタク
リレート、ポリカーボネートである。
化合物を分子状に分散する透明なものであればよ
い。例示すればポリスチレン、ポリメチルメタク
リレート、ポリカーボネートである。
T−T吸収化合物と樹脂媒体との配合比は、通
常樹脂媒体1リツトルに対して1×10-7〜1×
10-1モルの範囲、特に好ましくは5×10-5〜1×
10-2モルの範囲のT−T吸収化合物を分散させて
用いられる。
常樹脂媒体1リツトルに対して1×10-7〜1×
10-1モルの範囲、特に好ましくは5×10-5〜1×
10-2モルの範囲のT−T吸収化合物を分散させて
用いられる。
本考案における酸素ガスバリヤー性樹脂フイル
ムはT−T吸収化合物が機能を発現するために紫
外光と可視光を透過するものでなければならな
い。エチレン・酢酸ビニル共重合体ケン化物、ポ
リビニルアルコールおよびポリ塩化ビニリデンよ
りなるフイルムが好適に用いられる。特にエチレ
ン・酢酸ビニル共重合体ケン化物よりなるフイル
ム(クラレ製商品名エバールフイルム、15μ厚み
Fタイプ#15、以下エバールフイルムという)は
可視光線だけでなく紫外線もよく透過するので好
ましい。230〜280mmの波長の光に対してエバール
フイルムは77〜83%の透過率を示すが1mm厚みの
普通板ガラスの透過率はゼロ%である。
ムはT−T吸収化合物が機能を発現するために紫
外光と可視光を透過するものでなければならな
い。エチレン・酢酸ビニル共重合体ケン化物、ポ
リビニルアルコールおよびポリ塩化ビニリデンよ
りなるフイルムが好適に用いられる。特にエチレ
ン・酢酸ビニル共重合体ケン化物よりなるフイル
ム(クラレ製商品名エバールフイルム、15μ厚み
Fタイプ#15、以下エバールフイルムという)は
可視光線だけでなく紫外線もよく透過するので好
ましい。230〜280mmの波長の光に対してエバール
フイルムは77〜83%の透過率を示すが1mm厚みの
普通板ガラスの透過率はゼロ%である。
本考案における接着層はT−T吸収化合物が機
能を発現するために紫外光と可視光を透過するも
のでなければならない。エチレン−酢酸ビニル共
重合体を加水分解およびグラフト重合の技術によ
つて化学的に変性させた多元共重合体、ポリイソ
ブチレンおよびポリビニルブチラールから選ばれ
る少なくとも1種類の接着剤が好適に用いられ
る。
能を発現するために紫外光と可視光を透過するも
のでなければならない。エチレン−酢酸ビニル共
重合体を加水分解およびグラフト重合の技術によ
つて化学的に変性させた多元共重合体、ポリイソ
ブチレンおよびポリビニルブチラールから選ばれ
る少なくとも1種類の接着剤が好適に用いられ
る。
本考案のフオトクロミツク積層体は酸素分子遮
断材としてガラス板を使用せず、樹脂フイルムを
使用しているので積層体は薄く軽量である。その
樹脂フイルムは、ガラス板より紫外光をよく透過
するので、フオトクロミツク積層体の発色濃度は
大きくなる。また酸素遮断材としてガラス板を用
いた積層体の場合、周囲をシールするためにシー
ル材が必要であつたが、本考案では樹脂フイルム
を用いるのでシールをそのフイルムの融着で行な
うことができ、特別なシール材を必要としない。
シール材を施す必要性がないことは、製造工程の
簡略化をもたらす、本考案のフオトクロミツク積
層体は光、特に自然の光である太陽光で発色もし
くは変色するので産業的に重要な意味をもつ。た
とえばゴーグル安全眼鏡等のプラスチツクメガ
ネ、建材用、自動車用のプラスチツク窓に光の強
度の調節、装飾のために利用できる。その他、表
示装置、光の強度の測定装置等へ応用できる。
断材としてガラス板を使用せず、樹脂フイルムを
使用しているので積層体は薄く軽量である。その
樹脂フイルムは、ガラス板より紫外光をよく透過
するので、フオトクロミツク積層体の発色濃度は
大きくなる。また酸素遮断材としてガラス板を用
いた積層体の場合、周囲をシールするためにシー
ル材が必要であつたが、本考案では樹脂フイルム
を用いるのでシールをそのフイルムの融着で行な
うことができ、特別なシール材を必要としない。
シール材を施す必要性がないことは、製造工程の
簡略化をもたらす、本考案のフオトクロミツク積
層体は光、特に自然の光である太陽光で発色もし
くは変色するので産業的に重要な意味をもつ。た
とえばゴーグル安全眼鏡等のプラスチツクメガ
ネ、建材用、自動車用のプラスチツク窓に光の強
度の調節、装飾のために利用できる。その他、表
示装置、光の強度の測定装置等へ応用できる。
以下実施例をあげて本考案をさらに詳細に説明
するが、これにより本考案の範囲が限定されるも
のでないことはいうまでもない。
するが、これにより本考案の範囲が限定されるも
のでないことはいうまでもない。
実施例 1
特開昭55−151518に記載されている方法によ
り、1,2−3,4−5,6−7,8−9,10−
12,13−ヘキサベンゾペロピレン(以下化合物
()という)を合成した。化合物()をポリ
スチレン(日本ポリスチレン製)媒体に、0.04
mg/gの濃度で分子分散した直系40mm厚さ3mmの
フオトクロミツク組成物の板状体を作製した。こ
の板状体を十分に脱気したのち、両面から直径60
mmの15μ厚、エチレン・酢酸ビニル共重合体けん
化物(クラレ(株)製エバールフイルム)を直径40
mm、厚さ250μのエチレン−酢酸ビニル共重合体
を加水分解およびグラフト重合の技術によつて化
学的に変性させた多元共重合体膜(武田薬品(株)製
デユミラン)を介してはさみ、真空プレス(紫山
科学器械製)の中に置き、約0.1mmHgの減圧下で
120℃で3時間加熱後、加圧した。その後に減圧
下で室温まで冷却した。空気中に出して、すぐに
積層体周囲の両面のエバールフイルムの部分を熱
融着することによりシールした。
り、1,2−3,4−5,6−7,8−9,10−
12,13−ヘキサベンゾペロピレン(以下化合物
()という)を合成した。化合物()をポリ
スチレン(日本ポリスチレン製)媒体に、0.04
mg/gの濃度で分子分散した直系40mm厚さ3mmの
フオトクロミツク組成物の板状体を作製した。こ
の板状体を十分に脱気したのち、両面から直径60
mmの15μ厚、エチレン・酢酸ビニル共重合体けん
化物(クラレ(株)製エバールフイルム)を直径40
mm、厚さ250μのエチレン−酢酸ビニル共重合体
を加水分解およびグラフト重合の技術によつて化
学的に変性させた多元共重合体膜(武田薬品(株)製
デユミラン)を介してはさみ、真空プレス(紫山
科学器械製)の中に置き、約0.1mmHgの減圧下で
120℃で3時間加熱後、加圧した。その後に減圧
下で室温まで冷却した。空気中に出して、すぐに
積層体周囲の両面のエバールフイルムの部分を熱
融着することによりシールした。
このようにして得られたフオトクロミツク積層
体の断面を図に示す。図において1はフオトクロ
ミツク組成物の板状体であり、2は板状体1の周
囲を覆う厚み15μの酸素ガスバリアー性樹脂フイ
ルムであり、3は厚み30μの接着層であり、4は
樹脂フイルム2の融着部である。なお、接着剤の
多元共重合体膜は真空プレスでの加圧により板状
体の周辺に移動して厚みが減少している。
体の断面を図に示す。図において1はフオトクロ
ミツク組成物の板状体であり、2は板状体1の周
囲を覆う厚み15μの酸素ガスバリアー性樹脂フイ
ルムであり、3は厚み30μの接着層であり、4は
樹脂フイルム2の融着部である。なお、接着剤の
多元共重合体膜は真空プレスでの加圧により板状
体の周辺に移動して厚みが減少している。
このフオトクロミツク積層体は日陰で実質的に
無色透明であつた。太陽光を照射すると1秒程度
で青色に発色し、日陰に置くと数秒以内で実質的
に無色透明になつた。この積層体を空気中で10日
間放置後太陽光照射遮断を行なうと作製日と同様
のフオトクロミズムを示した。
無色透明であつた。太陽光を照射すると1秒程度
で青色に発色し、日陰に置くと数秒以内で実質的
に無色透明になつた。この積層体を空気中で10日
間放置後太陽光照射遮断を行なうと作製日と同様
のフオトクロミズムを示した。
実施例 2
第2図の接着層3としてポリイソブチレン(日
本石油化学(株)製)を使用し、実施例1と同様の積
層体を作製し、同様の結果を得た。
本石油化学(株)製)を使用し、実施例1と同様の積
層体を作製し、同様の結果を得た。
図面は、本考案の実施例を示す断面図である。
1……T−T吸収化合物を樹脂媒体に分子分散
したフオトクロミツク板状体、2……酸素ガスバ
リヤー性樹脂フイルム、3……接着層、4……酸
素ガスバリヤー性樹脂フイルムの融着部。
したフオトクロミツク板状体、2……酸素ガスバ
リヤー性樹脂フイルム、3……接着層、4……酸
素ガスバリヤー性樹脂フイルムの融着部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 最低励起三重項状態からより高い励起三重項
状態への遷移が400nmより長波長の光で起こる
化合物を樹脂媒体に分子分散させてなるフオト
クロミツク組成物の板状体の両面に紫外光と可
視光を透過する酸素ガスバリヤー性樹脂フイル
ムを紫外光と可視光を透過する接着層を介して
接着し、かつ前記板状体の周囲を前記樹脂フイ
ルムの相互融着によりシールしたフオトクロミ
ツク積層体。 (2) 前記酸素ガスバリヤー性樹脂フイルムがエチ
レン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニリデ
ンおよびポリビニルアルコールから選ばれる少
なくとも一種類の樹脂からなるフイルムである
実用新案登録請求の範囲第1項記載のフオトク
ロミツク積層体。 (3) 前記接着層が、エチレン−酢酸ビニル共重合
体を加水分解およびグラフト重合によつて化学
的に変性させた多元重合体、ポリイソブチレン
およびポリビニルブチラールから選ばれる少な
くとも一種類の接着剤である実用新案登録請求
の範囲第1項記載のフオトクロミツク積層体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1558684U JPS60127923U (ja) | 1984-02-07 | 1984-02-07 | フオトクロミツク積層体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1558684U JPS60127923U (ja) | 1984-02-07 | 1984-02-07 | フオトクロミツク積層体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60127923U JPS60127923U (ja) | 1985-08-28 |
| JPH0410030Y2 true JPH0410030Y2 (ja) | 1992-03-12 |
Family
ID=30501558
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1558684U Granted JPS60127923U (ja) | 1984-02-07 | 1984-02-07 | フオトクロミツク積層体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60127923U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11988808B2 (en) | 2018-02-23 | 2024-05-21 | Tokuyama Corporation | Functional laminate and functional lens comprising the functional laminate |
-
1984
- 1984-02-07 JP JP1558684U patent/JPS60127923U/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11988808B2 (en) | 2018-02-23 | 2024-05-21 | Tokuyama Corporation | Functional laminate and functional lens comprising the functional laminate |
| US12287450B2 (en) | 2018-02-23 | 2025-04-29 | Tokuyama Corporation | Functional laminate and functional lens comprising the functional laminate |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60127923U (ja) | 1985-08-28 |
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