JPH04101121A - 偏光非線形光学装置及びこれを用いた光or論理演算方法 - Google Patents
偏光非線形光学装置及びこれを用いた光or論理演算方法Info
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- JPH04101121A JPH04101121A JP40187690A JP40187690A JPH04101121A JP H04101121 A JPH04101121 A JP H04101121A JP 40187690 A JP40187690 A JP 40187690A JP 40187690 A JP40187690 A JP 40187690A JP H04101121 A JPH04101121 A JP H04101121A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[0001]
本発明は光学装置に関し、特にスピン依存光学的非線形
性を利用した光学装置に関する。より詳細には、本発明
は非動作光(例えば搬送波信号に相当)及び動作光(例
えば情報信号)を受取り、非動作光を動作光で変調する
光学装置に関する。 [0002]
性を利用した光学装置に関する。より詳細には、本発明
は非動作光(例えば搬送波信号に相当)及び動作光(例
えば情報信号)を受取り、非動作光を動作光で変調する
光学装置に関する。 [0002]
近年、光学的搬送波光を半導体装置に照射し、その強度
を半導体装置に照射する励起(情報)光で一時的に変調
するような半導体装置を用いた光学装置の開発が進めら
れている。 [0003] 図23は、このような従来の光学装置を示す図である。 図示する光学装置は発光装置10及び12.半導体装置
14.受光素子15(フォトダイオード、光電子増倍管
、CCDなと)を有する。発光装置10は励起光(情報
信号に相当。以下、動作光とも言う)16を半導体装置
14に照射し、発光装置12は非動作光(搬送波信号に
相当)18を半導体装置14に照射する。半導体装置1
4は例えばGaAsバルク結晶で形成される。光16及
び18はそれぞれ、半導体装置14に電子−ホール遷移
を引き起こす波長を有する。受光素子15は半導体装置
14を通った非動作光の強度を検出する。 [0004] 非動作光を半導体装置14に連続的に照射すると、電子
−ホール遷移が半導体装置14に連続的に起こる。そし
て、半導体装置14は平衡状態になる。この状態では、
半導体装置14は一定の透過率を有し、受光素子15は
一定の強度の非動作光を検出する。 [0005] この状態で、動作光(パルス)16を半導体装置14に
照射すると、電子−ホール遷移が起こり、半導体装置1
4の平衡状態は崩れる。半導体装置14は電子準位に所
定数の電子を蓄積でき、ホール準位に所定数のホールを
蓄積できる。電子−ホール遷移による電子とホールで半
導体装置14が満たされると、半導体装置14はもはや
非動作光を吸収できない。この結果、半導体装置14は
多くの非動作光を通過させるようになり、非動作光の強
度は増大する。上記、半導体装置14の透過率の変化は
速い。 [0006] 動作光16を半導体装置14に照射することで生成され
た電子は時間の経過とともにホールと再結合し、このた
め半導体装置14は初期の平衡状態に向けて変化する。 従って、半導体装置14の透過率は徐々に減少し、平衡
状態のときの値に戻る。 [0007] 上記メカニズムにおいて、半導体装置14を透過した非
動作光18の強度は動作光16により一時的に変調され
る。非動作光18の応答時間はlps以下であり高速動
作を実現するには十分である。 [0008]
を半導体装置に照射する励起(情報)光で一時的に変調
するような半導体装置を用いた光学装置の開発が進めら
れている。 [0003] 図23は、このような従来の光学装置を示す図である。 図示する光学装置は発光装置10及び12.半導体装置
14.受光素子15(フォトダイオード、光電子増倍管
、CCDなと)を有する。発光装置10は励起光(情報
信号に相当。以下、動作光とも言う)16を半導体装置
14に照射し、発光装置12は非動作光(搬送波信号に
相当)18を半導体装置14に照射する。半導体装置1
4は例えばGaAsバルク結晶で形成される。光16及
び18はそれぞれ、半導体装置14に電子−ホール遷移
を引き起こす波長を有する。受光素子15は半導体装置
14を通った非動作光の強度を検出する。 [0004] 非動作光を半導体装置14に連続的に照射すると、電子
−ホール遷移が半導体装置14に連続的に起こる。そし
て、半導体装置14は平衡状態になる。この状態では、
半導体装置14は一定の透過率を有し、受光素子15は
一定の強度の非動作光を検出する。 [0005] この状態で、動作光(パルス)16を半導体装置14に
照射すると、電子−ホール遷移が起こり、半導体装置1
4の平衡状態は崩れる。半導体装置14は電子準位に所
定数の電子を蓄積でき、ホール準位に所定数のホールを
蓄積できる。電子−ホール遷移による電子とホールで半
導体装置14が満たされると、半導体装置14はもはや
非動作光を吸収できない。この結果、半導体装置14は
多くの非動作光を通過させるようになり、非動作光の強
度は増大する。上記、半導体装置14の透過率の変化は
速い。 [0006] 動作光16を半導体装置14に照射することで生成され
た電子は時間の経過とともにホールと再結合し、このた
め半導体装置14は初期の平衡状態に向けて変化する。 従って、半導体装置14の透過率は徐々に減少し、平衡
状態のときの値に戻る。 [0007] 上記メカニズムにおいて、半導体装置14を透過した非
動作光18の強度は動作光16により一時的に変調され
る。非動作光18の応答時間はlps以下であり高速動
作を実現するには十分である。 [0008]
しかしながら、図23の従来の光学装置は、動作光18
を照射した後、半導体装置14が初期の平衡状態に戻る
までに相当長い時間(数ナノ秒)かかるという問題点が
ある。すなわち、電子とホールが再結合して平衡状態に
なるのに数ナノ秒かかる。従って、非動作光18の強度
が次の動作光16のパルスを受取るに十分なレベルまで
下がるのに数ナノ秒かかる。従って、図21の装置の実
際的な応用は困難である。 [0009] 本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、半導体装置
の非線形性を積極的に利用して応答時間を改善し、次の
パルスを受取り可能となるまでの時間を短縮して連続動
作を可能とすることを目的とする。 [0010]
を照射した後、半導体装置14が初期の平衡状態に戻る
までに相当長い時間(数ナノ秒)かかるという問題点が
ある。すなわち、電子とホールが再結合して平衡状態に
なるのに数ナノ秒かかる。従って、非動作光18の強度
が次の動作光16のパルスを受取るに十分なレベルまで
下がるのに数ナノ秒かかる。従って、図21の装置の実
際的な応用は困難である。 [0009] 本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、半導体装置
の非線形性を積極的に利用して応答時間を改善し、次の
パルスを受取り可能となるまでの時間を短縮して連続動
作を可能とすることを目的とする。 [0010]
一般に、半導体に光を照射すると、価電子帯にある電子
が励起されて伝導帯へ遷移する。伝導帯に励起された電
子は、アップスピンかダウンスピンかのいずれかのスピ
ン方向を有する。偏光していない通常光を半導体に照射
すると、アップスピンとダウンスピンの両スピンの電子
が同じたけ励起される。 [0011] しかし、照射する光が円偏光の場合には、右円偏光か左
円偏光かによって遷移の仕方が異なる。 [0012] 例えば右円偏光をバルク結晶の半導体に照射すると、ア
ップスピンとダウンスピンの電子の励起される比率は3
対1で、価電子帯には同じく3対1の割合でヘビーホー
ルとライトホールが生成される。 [0013] さらに、半導体が量子井戸構造の場合には、電子−ヘビ
ーホール遷移と電子−ライトホール遷移のエネルギ準位
が異なるため、動作光及び被動作光の波長を、例えば電
子−ヘビーホール遷移のエネルギ準位に選ぶことにより
アップスピンの電子のみを励起することが可能になる。 [0014] アップスピンの電子が多く励起された状態で放置すると
、アップスピンの電子がダウンスピンの電子に徐々に変
化してスピン緩和し、一定時間経過後にはアップスピン
の電子とダウンスピンの電子の比率が50%ずつになる
。このように半導体においてはアップスピンの電子とダ
ウンスピンの電子の比率が時間と共に変化するというス
ピン分極の時間変化が生じる。このスピン分極の時間変
化は極めて高速であり短時間でもとの平衡状態に戻る。 [0015] 本発明による光学装置は、上述のスピン緩和現象を利用
したものであり、図1に示すように、所定波長の光によ
り電子−ホール対が励起される半導体装置24と、前記
所定波長の円偏光である被動作光28を発生し、前記半
導体に照射する第1の円偏光発生手段22と、前記半導
体を透過する前記被動作光の強度を検出する受光手段2
5と、前記所定波長の円偏光である動作光26を発生し
、前記半導体に照射する第2の円偏光発生手段20どを
備え、前記動作光を前記半導体に照射することにより、
前記半導体を透過する前記被動作光の強度が変調される
ことを特徴とする。尚、原理的には完全な円偏光でなく
とも良い。すなわち、動作光26及び非動作光28とも
楕円偏光であっても良い。 [0016]
が励起されて伝導帯へ遷移する。伝導帯に励起された電
子は、アップスピンかダウンスピンかのいずれかのスピ
ン方向を有する。偏光していない通常光を半導体に照射
すると、アップスピンとダウンスピンの両スピンの電子
が同じたけ励起される。 [0011] しかし、照射する光が円偏光の場合には、右円偏光か左
円偏光かによって遷移の仕方が異なる。 [0012] 例えば右円偏光をバルク結晶の半導体に照射すると、ア
ップスピンとダウンスピンの電子の励起される比率は3
対1で、価電子帯には同じく3対1の割合でヘビーホー
ルとライトホールが生成される。 [0013] さらに、半導体が量子井戸構造の場合には、電子−ヘビ
ーホール遷移と電子−ライトホール遷移のエネルギ準位
が異なるため、動作光及び被動作光の波長を、例えば電
子−ヘビーホール遷移のエネルギ準位に選ぶことにより
アップスピンの電子のみを励起することが可能になる。 [0014] アップスピンの電子が多く励起された状態で放置すると
、アップスピンの電子がダウンスピンの電子に徐々に変
化してスピン緩和し、一定時間経過後にはアップスピン
の電子とダウンスピンの電子の比率が50%ずつになる
。このように半導体においてはアップスピンの電子とダ
ウンスピンの電子の比率が時間と共に変化するというス
ピン分極の時間変化が生じる。このスピン分極の時間変
化は極めて高速であり短時間でもとの平衡状態に戻る。 [0015] 本発明による光学装置は、上述のスピン緩和現象を利用
したものであり、図1に示すように、所定波長の光によ
り電子−ホール対が励起される半導体装置24と、前記
所定波長の円偏光である被動作光28を発生し、前記半
導体に照射する第1の円偏光発生手段22と、前記半導
体を透過する前記被動作光の強度を検出する受光手段2
5と、前記所定波長の円偏光である動作光26を発生し
、前記半導体に照射する第2の円偏光発生手段20どを
備え、前記動作光を前記半導体に照射することにより、
前記半導体を透過する前記被動作光の強度が変調される
ことを特徴とする。尚、原理的には完全な円偏光でなく
とも良い。すなわち、動作光26及び非動作光28とも
楕円偏光であっても良い。 [0016]
本発明は、極めて短時間で緩和するスピン緩和現象を利
用しているので、動作光照射後、スピン緩和時間に応答
して被動作光を変調させることができ、高速動作させる
ことができる。 [0017]
用しているので、動作光照射後、スピン緩和時間に応答
して被動作光を変調させることができ、高速動作させる
ことができる。 [0017]
はじめに、本発明の原理をより詳細に説明する。
[0018]
一般に光を半導体に照射すると、ホールが価電子帯が励
起され、電子が伝導帯に励起される。伝導帯の励起され
た電子はアップスピンかダウンスピンかのいずれかを有
する。直線偏光を半導体に照射すると、生成されるアッ
プスピンの電子とダウンスピンの電子の数は等しい。 [0019] 他方、円偏光を半導体に照射すると、この光が左円偏光
か右円偏光かによって、異なる遷移が観測される。右円
偏光を半導体バルクに照射すると1.励起されたアップ
スピンの電子とダウンスピンの電子の割合は3:1で、
励起されたヘビーホールとライトホールの割合も3:1
である。 [00203 円偏光が量子井戸を有する半導体に照射された場合に得
られる励起メカニズムは、バルク半導体の励起メカニズ
ムと異なる。図2に示すように、ホールにはヘビーホー
ルとライトホールがあり、これらは相互に異なるエネル
ギー準位EH及びELを有する。一方、電子にはアップ
スピン電子とダウンスピン電子があり、これらは同一の
エネルギー準位を有する。このような量子井戸を有する
半導体に円偏光を照射すると、図3に示す電子−ホール
遷移が起こる。電子−ヘビーホール遷移エネルギーレベ
ルにほぼ相当する波長の右円偏光LR2を照射すると、
ヘビーホールのみ励起されアップスピン電子のみが生成
される。一方、電子−へビーホール遷移エネルギーレベ
ルにほぼ相当する波長の左円偏光LL2を照射すると、
ヘビーホールのみ励起され、アップスピン電子のみが生
成される。ライトホールのエネルギー準位はヘビーホー
ルのエネルギー準位よりも高いので、電子−ライトホー
ル遷移エネルギーレベルに相当する波長の左円偏光L
又は右円偏光LR工を照射すると、ライトホールのみな
らず、ヘビーホールも一緒に励起されてしまう。しかし
ながら、この場合、励起されるものの大半はライトホー
ルなので、後述するスピン緩和は起こる。従って、電子
−ヘビーホール遷移エネルギーレベル又は電子−ライト
ホール遷移エネルギーレベルのいずれかに相当する波長
を用いて、励起されたアップスピン電子の数とダウンス
ピン電子の数にアンバランスを生じさせることができる
。 [0021] 図4において、右円偏光で電子−へビーホール遷移エネ
ルギーレベルの非動作光LHT1を量子井戸を有する半
導体装置に照射すると、ヘビーホールのみ励起され、量
子井戸中にアップスピン電子のみが生成される(図4の
(A))。アップスピン電子のみ生成されるので、伝導
帯にはダウンスピン電子よりも多くのアップスピン電子
が存在する。この状態をスピン分極と言う。そして、図
4の(B)に示tように、アップスピン電子は次第にダ
ウンスピン電子に変化する。これをスピン緩和と言う。 アップスピン電子とダウンスピン電子との割合が50%
になると、半導体装置は平衡状態になる。平衡状態では
、半導体装置の透過率は一定である。この状態で、右円
偏光で非動作光LHT1とほぼ同一の波長のパルス状動
作光を半導体装置に照射する。パルス存続時間はスピン
緩和時間より短い。 動作光LHT2に応答して、半導体装置の平衡状態は崩
れ、ヘビーホールが励起されて量子井戸内のアップスピ
ンに遷移する。そして、量子井戸は、アップスピン電子
で飽和する。飽和状態では、半導体装置は非動作光LH
T1を十分に吸収できず、従って、透過率は増大する。 この後、電子(励起子)のスピン緩和が起こり、アップ
スピン電子とダウンスピン電子の割合は50%になる。 このスピン緩和はピコ秒のオーダで迅速に起こる。上述
したようにして、本発明では励起子の光学的非線形スピ
ン緩和を積極的に利用している。 [0022] 次に、図1を参照して、本発明の第1の実施例を説明す
る。図1の光学装置は円偏光発生装置20及び22.半
導体装置24及び受光素子25を有する。 [0023] 図5の(A)に示すように、半導体装置24は半導体基
板24a上に形成された多重量子井戸(MQW)構造2
4bを有する。多重量子井戸構造24bにおいては、G
aAs層とAlGaAs層とが交互に積層されている。 図5の(B)は多重量子井戸構造24bのエネルギーバ
ンド図である。尚、超格子構造は多重量子井戸の1つの
バリエーションである。 [0024] 円偏光発生装置20は右円偏光の動作光26を発する。 この動作光26は半導体装置24に電子−へビーホール
遷移を引き起こす。円偏光発生装置22は連続的に又は
間けつ的(パルス状)に、動作光26とほぼ同一波長の
右円偏光非動作光28を発する。円偏光発生装置20及
び22は、公知のもので構成できる。例えば、レーザ発
生装置、偏光子及び174波長板との組み合わせ、偏光
色素レーザと174波長板との組み合わせ、偏光ガスレ
ーザと174波長板との組み合わせ、YAGレーザなど
の固体レーザと174波長板との組み合わせ、又は発光
ダイオード、偏光子及び174波長板との組み合わせな
どを用いることができる。 [0025] 次に、図1の光学装置の動作を説明する。はじめに、円
偏光発生装置22が出力する右円偏光の非動作光28を
半導体装置24に連続的に照射する。例えば、非動作光
28は半導体装置24上で直径15μmのスポットを形
成する。非動作光28に応答して、電子−ヘビーホール
遷移が連続的に起こり、半導体装置24は平衡状態に達
する。この状態では、半導体装置24の透過率は一定で
、受光素子25は一定強度の非動作光28を検出する。 [0026] この状態で、円偏光発生装置20が発生する右円偏光の
動作光26をlps間だけ半導体装置24に照射する。 すなわち、lpsの存続時間の動作光26のパルスを半
導体装置24に照射する。例えば、動作光26は半導体
装置24上で直径15μmのスポットを形成する。動作
光26の強度は例えば0.3mWで、非動作光28の強
度はこの1710程度である。動作光26に応答して、
電子−ヘビーホール遷移が半導体装置24に起こり、平
衡状態が崩れる。そして、半導体装置24は非動作光2
8を十分に吸収できなくなる。 [0027] この結果、半導体装置24はより多くの非動作光28を
通すようになり、図6の曲線Aに示すように、半導体装
置24の透過率は迅速に増大する。パルス状の動作光2
6により励起されたアップスピン電子は、スピン緩和に
よりすばやくダウンスピン電子に変化し、このため半導
体装置24は初期の平衡状態に向けて迅速に変化する。 この過程中に、半導体装置24の増大した透過率は急速
に減少し約16ps後にはそのほぼ半分になる。最終的
には、半導体装置24は動作光26が照射される以前の
初期の平衡状態に戻る。 [0028] 上述したように、非動作光(搬送波信号に相当)は、動
作光26の照射に対してスピン緩和時間に基づき、10
psのオーダで迅速に変調される。これに対し、従来の
半導体装置では数ナノ秒のオーダで変調される。 [0029] 左円偏光の非動作光28を用いることもできる。この場
合、図6の曲線Bに示すように、ダウンスピン電子が一
時的に増えるに従い、半導体装置24の透過率が徐々に
増大するように、非動作光28は変調される。すなわち
、非動作光28を半導体装置24に照射した後、スピン
緩和時間に従い透過率は増大する。そして、透過率のピ
ークが得られた後、透過率は初期の平衡状態で得られる
レベルに向は減少する。 [0030] また、左円偏光の非動作光28と左円偏光の動作光26
を用いることもできる。この場合、非動作光28に対す
る半導体装置24の透過率は、図6の曲線Aに示すよう
に変調される。 [0031] また、右円偏光の非動作光28と左円偏光の動作光を用
いても良い。この場合非動作光28に対する半導体装置
24の透過率は、図6の曲線Bに示すように変調される
。 [0032] 図5Aに示す多重量子井戸構造24bはG a A s
/ A I G a A s多重量子井戸構造に限定
されず、次の多量子構造を用いても良い: InGaA
s/InP ; InGaAs/InAlAs : I
nGaAsP/InP : InGaAsSb/InP
:AlGaAsSb/GaSb、また、これらの超格
子構造であっても良い。 また、これらの材料からなる単一の量子井戸であっても
良い。 [0033] 多重量子井戸構造24bに代えて、半導体バルク結晶を
用いても良い。例えばGaSb、InSb、InGaA
s、AlGaAs、InP、CdMnTe。 CdMnSe又はZnMnSeなどのバルク結晶を用い
ることができる。バルク結晶を用いた場合は、非動作光
28及び動作光26がいずれも円偏光であってもアップ
スピン電子とダウンスピン電子の割合は3:1である。 従って、非動作光28に対する半導体装置24の透過率
の変化は、多重量子井戸構造又は単一の量子井戸構造の
透過率の変化とは異なる。 [0034] 例えば、右円偏光の非動作光28及び動作光26をGa
Asのバルク結晶に照射した場合、この透過率は図6の
曲線Cに示すように変化する。右円偏光の非動作光28
と左円偏光の動作光26をGaAsバルク結晶に照射し
た場合、この透過率は図6の曲線りで示すように変化す
る。 [0035] 尚、半導体装置24に代えて829などの同位体を用い
ても良い。 T 次に、本発明の第1の実施例の変形例について、図7を
参照して説明する。南国7において、図1と同一構成要
素には同一の参照番号を付しである。図7の光学装置は
、図1の構成に、円偏光発生装置23と受光素子27を
加えることで構成される。円偏光発生装置23は、円偏
光発生装置22が発生する非動作光28とは異なる(反
対の)偏光の非動作光29を発生する。例えば、非動作
光28が右円偏光のとき、非動作光29は左円偏光であ
る。動作光26を半導体装置24(例えばGaAs/A
lGaAsの単一又は多重量子井戸を有する)に照射す
ると、右円偏光の非動作光28に対する透過率は図6の
曲線Aで示すように変化し、左円偏光の非動作光29に
対する透過率は曲線Bで示すように変化する。図7の構
成によれば、変調された非動作光28及び29を同時に
得ることができる。 図7の光学装置はまたOR回路と
しても動作する。非動作光28及び29の少なくとも1
つが与えられると、受光素子26は非動作光28の強度
変化を検出する。 [0036] 次に、本発明の第2の実施例を説明する。第2の実施例
は第1の実施例を更に発展させたものである。第2の実
施例は励起子のスピン緩和のみならず電子のトンネル効
果をも利用する。第1の実施例では、スピン緩和にのみ
基づいて透過率が初期平衡状態時のレベルに向は減少し
ていく。これに対し、第2の実施例では電子のトンネル
効果も透過率の減少に寄与する。すなわち、透過率はス
ピン緩和と電子のトンネルの相乗作用により減少する。 このトンネル効果を実現するために、第2の実施例は多
重量子井戸構造(超格子構造を含む)を有する。 [0037] 第2の実施例による光学装置は、半導体装置24の構造
を除き、第1の実施例による光学装置と同一である。 [0038] 図8は第2の実施例で用いられる半導体装置24の第1
の多重量子井戸構造の基本構成を示すエネルギーバンド
図である。第1の多重量子井戸構造の基本構成は、第1
の層31.第2の層32及び第3の層33を有する。第
1の層31及び第2の層32は例えばGaAsで形成さ
れ、第3の層33は例えばAlGaAsで構成される。 第3の層33は第1の層31及び第2の層32ではさま
れている。第3の層33の禁制帯幅は、第1の層31及
び第2の層32の禁制帯幅よりも大きい。第1の層31
はこの中に電子が存在することができる厚みを有する。 第2の層32は、第1の層31の電子の最低エネルギー
準位が第2の層32のそれよりも高くなるような厚みを
有する。第3の層33は、第1の層31中の電子が第3
の層33をトンネルできるような厚みを有する。第1の
多重量子井戸構造は上記基本構成を複数積み重ねたもの
である。 [0039] 例えば、第1及び第2 c7)G a A s層31及
び32はそれぞれ4.5nm及び9.Onmの厚みを有
し、第3のAlGaAs層33は2.8nmの厚みを有
する。多重量子井戸構造を分子線エピタキシプロセスで
GaAsの基板上に形成し、GaAs基板を除去する。 [0040] 図9は、本発明の第2の実施例で用いられる半導体装置
の第2の多重量子井戸構造の基本構成のエネルギーバン
ド図である。図示する基本構成は第1の層412つの第
2の層42 及び42 、並びに2つの第3の層431
及び432を有する。第3の層43 及び432の禁制
帯幅は第1の層41並びに第2の層42 及び42 の
禁制帯幅よりも大きい。第3の層43 及び432は第
1の層41の両側に位置し、第2の鰯42 及び42
は第3の層43 及び432に”1 2
1それぞれ隣接している。第1の層4
1は電子がここに存在することができるような厚みを有
する。第2の層421及び422は第1の層41の電子
の最低エネルギー準位が第2の層42 及び422の電
子の最低エネルギー準位よりも大きくなるような厚みを
それぞれ有する。第3の層43 及び432は第1の層
41の電子が第3の層43 及び43゜をトンネルする
ことができる厚みをそれぞれ有する。第1の層41並び
に第2の層42 及び422は例えばGaAsで形成さ
れ、第3の層43 及び432は例えばAlGaAsで
形成される。 [0041] 図10は、本発明の第2の実施例で用いられる第3の多
重量子井戸構造の基本構成のエネルギーバンド図である
。図示する基本構成は複数の第1の層51□51 及び
51.2つの第2の鰯52 及び52゜、並びに複数の
第3の層52 3 a 13
.53.53 及び53 を有する。第1の層51.
512及び513並びに第3の層53 .53 .53
及び534は交互に配列されている。この交互の配
列は第2の層52 及び522の間に設けられている。 第1乃至第3の層の他の条件は第1及び第2の基本構造
の条件と同じである。 [0042] 上記第1.第2及び第3の多重量子井戸構造の第1及び
第2の層はGaAsに限られず、第3の層はAlGaA
sに限られず、前述した物質を用いることができる。ま
た、第1及び第2の多重量子井戸構造の基本構成をミッ
クスした第4の多重量子井戸構造を用いても良い。 [0043] 図11は透過率の時間変化を示すグラフである。曲線C
1は図21に示した従来の半導体装置14の透過率の変
化を示し、曲線C2は第1の実施例によるスピン緩和時
間のみを利用した半導体装置24(図1)の透過率の変
化を示し、曲線C3は第2の実施例によるスピン緩和時
間及びトンネル効果を利用した半導体装置24の透過率
の変化を示す。非動作光28及び動作光26は円偏光さ
れている。図11のグラフから、第1及び第2の実施例
で得られた透過率は従来の光学装置で得られる透過率よ
りも極めて大きいことがわかる。更に、第1及び第2の
実施例による半導体装置24の透過率は、従来の半導体
装置14の透過率よりも非常に速く減少し、また第2の
実施例による半導体装置24の透過率は第1の実施例に
よる半導体装置14の透過率よりも非常に速く減少する
。 [0044] 次に、本発明の第2の実施例の変形例を説明する。図1
2は前述した多重量子井戸構造のいずれか又は超格子構
造の半導体層60と、この両側にそれぞれ設けられた2
つのミラー61及び62を有する半導体装置を示す。図
12の半導体装置はファブリ・ペロ共振器として機能す
る。各ミラー61及び62は例えば、複数の積層された
誘電体層からなる誘電体多層構造を有する。また、例え
ば半導体層60の各面に、金の金属蒸着膜を直接付着し
たミラー61及び62であっても良い。 [0045] また、図13に示すファブリ・ペロ共振器63を用いて
も良い。これは、2つのミラー64とこの間に離間位置
する半導体層60とを有する。各ミラー64はガラス板
64a上に蒸着した誘電体多層64bで形成される。こ
の層64bを金属蒸着層で形成しても良い。 [0046] また、図14のファブリ・ペロ共振器65を用いても良
い。これは、図12と図13に示すファブリ・ペロ共振
器の組み合わせである。半導体層60の一方にはミラー
64を離間配置し、他方にはミラー62が直接設けられ
ている。 [0047] 電子−ヘビー(ライト)ホール遷移エネルギーレベルに
相当する波長のパルス状の動作光(図1)26を、非動
作光28が照射されている前記ファブリ・ペロ共振器上
に照射すると、図15に示すように、ファブリ・ペロ共
振器内の半導体層の屈折率はすばやく変化し、ファブリ
・ペロ共振器の共振ピークは実線から破線に変化する。 この屈折率の変化は半導体装置24の透過率の減少に寄
与する。 本発明では、このあとの透過率あるいは屈折率の回復が
スピン緩和とトンネル効果により速い。 [0048] 従来から、GaAs/AlAs超格子構造を誘電体多層
ミラーではさんだファブリ・ペロ共振器が知られている
(A、Miquset al、、Appl、Phys
、Lett、46 (85)70)。これは直線偏光を
用い、通常の電子−ホール遷移に基づいた光強度変調の
みを行う。すなわち、このファブリ・ペロ共振器はスピ
ン緩和及びトンネル効果を用いていない。 [0049] 次に、本発明の第3の実施例による光学装置を説明する
。この光学装置は、例えば図12.13及び14に示す
ファブリ・ペロ共振器のいずれかを用いている[005
0] 図16は、第3の実施例の原理を示すグラフである。図
中、横軸は入力光(非動作光28に相当)の強度を示し
、縦軸はファブリ・ペロ共振器を通過した出力光の強度
を示す。直線偏光をファブリ・ペロ共振器に照射すると
、この中の半導体装置の屈折率が変化し、従って共振器
長も変化する。直線偏光の強度が増え、点P1に達する
と、ファブリ・ペロ共振器からの出力光は右円偏光又は
左円偏光にすばやく変化する。ファブリ・ペロ共振器の
屈折率は2つの屈折率からなる。 1つはアップスピンに関係し、もう1つはダウンスピン
に関係する。直線偏光はアップスピンに関する右円偏光
成分とダウンスピンに関する左円偏光成分とから成る。 例えば、左円偏光成分がある原因で右円偏光成分より僅
かに大きい場合直線偏光は点P1で左円偏光に変化する
。 [0051] 他方、ファブリ・ペロ共振器の人力光の強度が減少する
と、点P2で、右円偏光は直線偏光に変化し、左円偏光
は直線偏光に変化する。すなわち、ファブリペロ共振器
は光強度のヒステリシスループを有する。換言すれば、
強度しきい値動作が可能となる。入力光が強度■1にあ
るとき、ファブリ・ペロ共振器は3つの安定状態を有す
る。すなわち、ファブリ・ペロ共振器は光3重安定であ
る。尚ファブリ・ペロ共振器上に照射する光の波長は吸
収ピークよりもわずかに長くファブリ・ペロ共振器の共
振ピークよりもわずかに短い。 [0052] 図17は第3の実施例による光学装置を示す。図示する
光学装置は直線偏光発光装置70.上述した構成のファ
ブリ・ペロ共振器74.1/4波長板73.偏光子77
及び受光素子75を有する。直線偏光発光装置70は、
ファブリ・ペロ共振器74に直線偏光を照射する。ファ
ブリ・ペロ共振器74からの出力光は、174波長板7
3及び偏光子77を通る。受光素子75は右円偏光又は
左円偏光を受光する。 [0053] 図18は、第3の実施例の他の構成を示す。図中、図1
7と同一のものには同一の参照番号を付しである。受光
素子79は、偏光子77で反射された光成分を受光する
。図18の光学装置が強度しきい値動作をする場合、受
光素子75及び79は、図19A及び19Bに示すよう
に光成分の強度の変化を検知する。一方双安定動作をす
る場合、受光素子75及び79は、図20A及び20B
に示すように光成分の強度の変化を検知する。 [0054] 所望の円偏光をより確実に得るためには、ファブリ・ペ
ロ共振器に偏光された動作光(励起光)を照射する。図
21は、図17の構成に加え、偏光発光装置72を設け
た光学装置を示す。偏光発光装置72は、例えば、右円
偏光成分が左円偏光成分よりわずかに大きい楕円偏光の
動作光76を発する。直線偏光が強度■1(図16)の
ときに、楕円偏光の動作光76をファブリ・ペロ共振器
に照射する。動作光76に応答して、直線偏光の非動作
光78は円偏光に変化する。同様にして、図18の構成
を図22に示すように構成できる。 [0055] 第1及び第2の実施例において、右円偏光及び左円偏光
に代えて、右円偏光成分及び左円偏光成分のいずれかが
大きい楕円偏光を用いても良い。 [0056] 尚、半導体バルク結晶を用いた場合は、これを例えば7
7°Kに冷却する必要があるが、量子井戸又は多重量子
井戸を用いた場合は冷却の必要はない。 [0057] 本発明は10−9から10−12秒の動作速度の光学装
置、例えば光・光スイツチ双安定装置、光・光メモリな
どに応用できる。 [0058]
起され、電子が伝導帯に励起される。伝導帯の励起され
た電子はアップスピンかダウンスピンかのいずれかを有
する。直線偏光を半導体に照射すると、生成されるアッ
プスピンの電子とダウンスピンの電子の数は等しい。 [0019] 他方、円偏光を半導体に照射すると、この光が左円偏光
か右円偏光かによって、異なる遷移が観測される。右円
偏光を半導体バルクに照射すると1.励起されたアップ
スピンの電子とダウンスピンの電子の割合は3:1で、
励起されたヘビーホールとライトホールの割合も3:1
である。 [00203 円偏光が量子井戸を有する半導体に照射された場合に得
られる励起メカニズムは、バルク半導体の励起メカニズ
ムと異なる。図2に示すように、ホールにはヘビーホー
ルとライトホールがあり、これらは相互に異なるエネル
ギー準位EH及びELを有する。一方、電子にはアップ
スピン電子とダウンスピン電子があり、これらは同一の
エネルギー準位を有する。このような量子井戸を有する
半導体に円偏光を照射すると、図3に示す電子−ホール
遷移が起こる。電子−ヘビーホール遷移エネルギーレベ
ルにほぼ相当する波長の右円偏光LR2を照射すると、
ヘビーホールのみ励起されアップスピン電子のみが生成
される。一方、電子−へビーホール遷移エネルギーレベ
ルにほぼ相当する波長の左円偏光LL2を照射すると、
ヘビーホールのみ励起され、アップスピン電子のみが生
成される。ライトホールのエネルギー準位はヘビーホー
ルのエネルギー準位よりも高いので、電子−ライトホー
ル遷移エネルギーレベルに相当する波長の左円偏光L
又は右円偏光LR工を照射すると、ライトホールのみな
らず、ヘビーホールも一緒に励起されてしまう。しかし
ながら、この場合、励起されるものの大半はライトホー
ルなので、後述するスピン緩和は起こる。従って、電子
−ヘビーホール遷移エネルギーレベル又は電子−ライト
ホール遷移エネルギーレベルのいずれかに相当する波長
を用いて、励起されたアップスピン電子の数とダウンス
ピン電子の数にアンバランスを生じさせることができる
。 [0021] 図4において、右円偏光で電子−へビーホール遷移エネ
ルギーレベルの非動作光LHT1を量子井戸を有する半
導体装置に照射すると、ヘビーホールのみ励起され、量
子井戸中にアップスピン電子のみが生成される(図4の
(A))。アップスピン電子のみ生成されるので、伝導
帯にはダウンスピン電子よりも多くのアップスピン電子
が存在する。この状態をスピン分極と言う。そして、図
4の(B)に示tように、アップスピン電子は次第にダ
ウンスピン電子に変化する。これをスピン緩和と言う。 アップスピン電子とダウンスピン電子との割合が50%
になると、半導体装置は平衡状態になる。平衡状態では
、半導体装置の透過率は一定である。この状態で、右円
偏光で非動作光LHT1とほぼ同一の波長のパルス状動
作光を半導体装置に照射する。パルス存続時間はスピン
緩和時間より短い。 動作光LHT2に応答して、半導体装置の平衡状態は崩
れ、ヘビーホールが励起されて量子井戸内のアップスピ
ンに遷移する。そして、量子井戸は、アップスピン電子
で飽和する。飽和状態では、半導体装置は非動作光LH
T1を十分に吸収できず、従って、透過率は増大する。 この後、電子(励起子)のスピン緩和が起こり、アップ
スピン電子とダウンスピン電子の割合は50%になる。 このスピン緩和はピコ秒のオーダで迅速に起こる。上述
したようにして、本発明では励起子の光学的非線形スピ
ン緩和を積極的に利用している。 [0022] 次に、図1を参照して、本発明の第1の実施例を説明す
る。図1の光学装置は円偏光発生装置20及び22.半
導体装置24及び受光素子25を有する。 [0023] 図5の(A)に示すように、半導体装置24は半導体基
板24a上に形成された多重量子井戸(MQW)構造2
4bを有する。多重量子井戸構造24bにおいては、G
aAs層とAlGaAs層とが交互に積層されている。 図5の(B)は多重量子井戸構造24bのエネルギーバ
ンド図である。尚、超格子構造は多重量子井戸の1つの
バリエーションである。 [0024] 円偏光発生装置20は右円偏光の動作光26を発する。 この動作光26は半導体装置24に電子−へビーホール
遷移を引き起こす。円偏光発生装置22は連続的に又は
間けつ的(パルス状)に、動作光26とほぼ同一波長の
右円偏光非動作光28を発する。円偏光発生装置20及
び22は、公知のもので構成できる。例えば、レーザ発
生装置、偏光子及び174波長板との組み合わせ、偏光
色素レーザと174波長板との組み合わせ、偏光ガスレ
ーザと174波長板との組み合わせ、YAGレーザなど
の固体レーザと174波長板との組み合わせ、又は発光
ダイオード、偏光子及び174波長板との組み合わせな
どを用いることができる。 [0025] 次に、図1の光学装置の動作を説明する。はじめに、円
偏光発生装置22が出力する右円偏光の非動作光28を
半導体装置24に連続的に照射する。例えば、非動作光
28は半導体装置24上で直径15μmのスポットを形
成する。非動作光28に応答して、電子−ヘビーホール
遷移が連続的に起こり、半導体装置24は平衡状態に達
する。この状態では、半導体装置24の透過率は一定で
、受光素子25は一定強度の非動作光28を検出する。 [0026] この状態で、円偏光発生装置20が発生する右円偏光の
動作光26をlps間だけ半導体装置24に照射する。 すなわち、lpsの存続時間の動作光26のパルスを半
導体装置24に照射する。例えば、動作光26は半導体
装置24上で直径15μmのスポットを形成する。動作
光26の強度は例えば0.3mWで、非動作光28の強
度はこの1710程度である。動作光26に応答して、
電子−ヘビーホール遷移が半導体装置24に起こり、平
衡状態が崩れる。そして、半導体装置24は非動作光2
8を十分に吸収できなくなる。 [0027] この結果、半導体装置24はより多くの非動作光28を
通すようになり、図6の曲線Aに示すように、半導体装
置24の透過率は迅速に増大する。パルス状の動作光2
6により励起されたアップスピン電子は、スピン緩和に
よりすばやくダウンスピン電子に変化し、このため半導
体装置24は初期の平衡状態に向けて迅速に変化する。 この過程中に、半導体装置24の増大した透過率は急速
に減少し約16ps後にはそのほぼ半分になる。最終的
には、半導体装置24は動作光26が照射される以前の
初期の平衡状態に戻る。 [0028] 上述したように、非動作光(搬送波信号に相当)は、動
作光26の照射に対してスピン緩和時間に基づき、10
psのオーダで迅速に変調される。これに対し、従来の
半導体装置では数ナノ秒のオーダで変調される。 [0029] 左円偏光の非動作光28を用いることもできる。この場
合、図6の曲線Bに示すように、ダウンスピン電子が一
時的に増えるに従い、半導体装置24の透過率が徐々に
増大するように、非動作光28は変調される。すなわち
、非動作光28を半導体装置24に照射した後、スピン
緩和時間に従い透過率は増大する。そして、透過率のピ
ークが得られた後、透過率は初期の平衡状態で得られる
レベルに向は減少する。 [0030] また、左円偏光の非動作光28と左円偏光の動作光26
を用いることもできる。この場合、非動作光28に対す
る半導体装置24の透過率は、図6の曲線Aに示すよう
に変調される。 [0031] また、右円偏光の非動作光28と左円偏光の動作光を用
いても良い。この場合非動作光28に対する半導体装置
24の透過率は、図6の曲線Bに示すように変調される
。 [0032] 図5Aに示す多重量子井戸構造24bはG a A s
/ A I G a A s多重量子井戸構造に限定
されず、次の多量子構造を用いても良い: InGaA
s/InP ; InGaAs/InAlAs : I
nGaAsP/InP : InGaAsSb/InP
:AlGaAsSb/GaSb、また、これらの超格
子構造であっても良い。 また、これらの材料からなる単一の量子井戸であっても
良い。 [0033] 多重量子井戸構造24bに代えて、半導体バルク結晶を
用いても良い。例えばGaSb、InSb、InGaA
s、AlGaAs、InP、CdMnTe。 CdMnSe又はZnMnSeなどのバルク結晶を用い
ることができる。バルク結晶を用いた場合は、非動作光
28及び動作光26がいずれも円偏光であってもアップ
スピン電子とダウンスピン電子の割合は3:1である。 従って、非動作光28に対する半導体装置24の透過率
の変化は、多重量子井戸構造又は単一の量子井戸構造の
透過率の変化とは異なる。 [0034] 例えば、右円偏光の非動作光28及び動作光26をGa
Asのバルク結晶に照射した場合、この透過率は図6の
曲線Cに示すように変化する。右円偏光の非動作光28
と左円偏光の動作光26をGaAsバルク結晶に照射し
た場合、この透過率は図6の曲線りで示すように変化す
る。 [0035] 尚、半導体装置24に代えて829などの同位体を用い
ても良い。 T 次に、本発明の第1の実施例の変形例について、図7を
参照して説明する。南国7において、図1と同一構成要
素には同一の参照番号を付しである。図7の光学装置は
、図1の構成に、円偏光発生装置23と受光素子27を
加えることで構成される。円偏光発生装置23は、円偏
光発生装置22が発生する非動作光28とは異なる(反
対の)偏光の非動作光29を発生する。例えば、非動作
光28が右円偏光のとき、非動作光29は左円偏光であ
る。動作光26を半導体装置24(例えばGaAs/A
lGaAsの単一又は多重量子井戸を有する)に照射す
ると、右円偏光の非動作光28に対する透過率は図6の
曲線Aで示すように変化し、左円偏光の非動作光29に
対する透過率は曲線Bで示すように変化する。図7の構
成によれば、変調された非動作光28及び29を同時に
得ることができる。 図7の光学装置はまたOR回路と
しても動作する。非動作光28及び29の少なくとも1
つが与えられると、受光素子26は非動作光28の強度
変化を検出する。 [0036] 次に、本発明の第2の実施例を説明する。第2の実施例
は第1の実施例を更に発展させたものである。第2の実
施例は励起子のスピン緩和のみならず電子のトンネル効
果をも利用する。第1の実施例では、スピン緩和にのみ
基づいて透過率が初期平衡状態時のレベルに向は減少し
ていく。これに対し、第2の実施例では電子のトンネル
効果も透過率の減少に寄与する。すなわち、透過率はス
ピン緩和と電子のトンネルの相乗作用により減少する。 このトンネル効果を実現するために、第2の実施例は多
重量子井戸構造(超格子構造を含む)を有する。 [0037] 第2の実施例による光学装置は、半導体装置24の構造
を除き、第1の実施例による光学装置と同一である。 [0038] 図8は第2の実施例で用いられる半導体装置24の第1
の多重量子井戸構造の基本構成を示すエネルギーバンド
図である。第1の多重量子井戸構造の基本構成は、第1
の層31.第2の層32及び第3の層33を有する。第
1の層31及び第2の層32は例えばGaAsで形成さ
れ、第3の層33は例えばAlGaAsで構成される。 第3の層33は第1の層31及び第2の層32ではさま
れている。第3の層33の禁制帯幅は、第1の層31及
び第2の層32の禁制帯幅よりも大きい。第1の層31
はこの中に電子が存在することができる厚みを有する。 第2の層32は、第1の層31の電子の最低エネルギー
準位が第2の層32のそれよりも高くなるような厚みを
有する。第3の層33は、第1の層31中の電子が第3
の層33をトンネルできるような厚みを有する。第1の
多重量子井戸構造は上記基本構成を複数積み重ねたもの
である。 [0039] 例えば、第1及び第2 c7)G a A s層31及
び32はそれぞれ4.5nm及び9.Onmの厚みを有
し、第3のAlGaAs層33は2.8nmの厚みを有
する。多重量子井戸構造を分子線エピタキシプロセスで
GaAsの基板上に形成し、GaAs基板を除去する。 [0040] 図9は、本発明の第2の実施例で用いられる半導体装置
の第2の多重量子井戸構造の基本構成のエネルギーバン
ド図である。図示する基本構成は第1の層412つの第
2の層42 及び42 、並びに2つの第3の層431
及び432を有する。第3の層43 及び432の禁制
帯幅は第1の層41並びに第2の層42 及び42 の
禁制帯幅よりも大きい。第3の層43 及び432は第
1の層41の両側に位置し、第2の鰯42 及び42
は第3の層43 及び432に”1 2
1それぞれ隣接している。第1の層4
1は電子がここに存在することができるような厚みを有
する。第2の層421及び422は第1の層41の電子
の最低エネルギー準位が第2の層42 及び422の電
子の最低エネルギー準位よりも大きくなるような厚みを
それぞれ有する。第3の層43 及び432は第1の層
41の電子が第3の層43 及び43゜をトンネルする
ことができる厚みをそれぞれ有する。第1の層41並び
に第2の層42 及び422は例えばGaAsで形成さ
れ、第3の層43 及び432は例えばAlGaAsで
形成される。 [0041] 図10は、本発明の第2の実施例で用いられる第3の多
重量子井戸構造の基本構成のエネルギーバンド図である
。図示する基本構成は複数の第1の層51□51 及び
51.2つの第2の鰯52 及び52゜、並びに複数の
第3の層52 3 a 13
.53.53 及び53 を有する。第1の層51.
512及び513並びに第3の層53 .53 .53
及び534は交互に配列されている。この交互の配
列は第2の層52 及び522の間に設けられている。 第1乃至第3の層の他の条件は第1及び第2の基本構造
の条件と同じである。 [0042] 上記第1.第2及び第3の多重量子井戸構造の第1及び
第2の層はGaAsに限られず、第3の層はAlGaA
sに限られず、前述した物質を用いることができる。ま
た、第1及び第2の多重量子井戸構造の基本構成をミッ
クスした第4の多重量子井戸構造を用いても良い。 [0043] 図11は透過率の時間変化を示すグラフである。曲線C
1は図21に示した従来の半導体装置14の透過率の変
化を示し、曲線C2は第1の実施例によるスピン緩和時
間のみを利用した半導体装置24(図1)の透過率の変
化を示し、曲線C3は第2の実施例によるスピン緩和時
間及びトンネル効果を利用した半導体装置24の透過率
の変化を示す。非動作光28及び動作光26は円偏光さ
れている。図11のグラフから、第1及び第2の実施例
で得られた透過率は従来の光学装置で得られる透過率よ
りも極めて大きいことがわかる。更に、第1及び第2の
実施例による半導体装置24の透過率は、従来の半導体
装置14の透過率よりも非常に速く減少し、また第2の
実施例による半導体装置24の透過率は第1の実施例に
よる半導体装置14の透過率よりも非常に速く減少する
。 [0044] 次に、本発明の第2の実施例の変形例を説明する。図1
2は前述した多重量子井戸構造のいずれか又は超格子構
造の半導体層60と、この両側にそれぞれ設けられた2
つのミラー61及び62を有する半導体装置を示す。図
12の半導体装置はファブリ・ペロ共振器として機能す
る。各ミラー61及び62は例えば、複数の積層された
誘電体層からなる誘電体多層構造を有する。また、例え
ば半導体層60の各面に、金の金属蒸着膜を直接付着し
たミラー61及び62であっても良い。 [0045] また、図13に示すファブリ・ペロ共振器63を用いて
も良い。これは、2つのミラー64とこの間に離間位置
する半導体層60とを有する。各ミラー64はガラス板
64a上に蒸着した誘電体多層64bで形成される。こ
の層64bを金属蒸着層で形成しても良い。 [0046] また、図14のファブリ・ペロ共振器65を用いても良
い。これは、図12と図13に示すファブリ・ペロ共振
器の組み合わせである。半導体層60の一方にはミラー
64を離間配置し、他方にはミラー62が直接設けられ
ている。 [0047] 電子−ヘビー(ライト)ホール遷移エネルギーレベルに
相当する波長のパルス状の動作光(図1)26を、非動
作光28が照射されている前記ファブリ・ペロ共振器上
に照射すると、図15に示すように、ファブリ・ペロ共
振器内の半導体層の屈折率はすばやく変化し、ファブリ
・ペロ共振器の共振ピークは実線から破線に変化する。 この屈折率の変化は半導体装置24の透過率の減少に寄
与する。 本発明では、このあとの透過率あるいは屈折率の回復が
スピン緩和とトンネル効果により速い。 [0048] 従来から、GaAs/AlAs超格子構造を誘電体多層
ミラーではさんだファブリ・ペロ共振器が知られている
(A、Miquset al、、Appl、Phys
、Lett、46 (85)70)。これは直線偏光を
用い、通常の電子−ホール遷移に基づいた光強度変調の
みを行う。すなわち、このファブリ・ペロ共振器はスピ
ン緩和及びトンネル効果を用いていない。 [0049] 次に、本発明の第3の実施例による光学装置を説明する
。この光学装置は、例えば図12.13及び14に示す
ファブリ・ペロ共振器のいずれかを用いている[005
0] 図16は、第3の実施例の原理を示すグラフである。図
中、横軸は入力光(非動作光28に相当)の強度を示し
、縦軸はファブリ・ペロ共振器を通過した出力光の強度
を示す。直線偏光をファブリ・ペロ共振器に照射すると
、この中の半導体装置の屈折率が変化し、従って共振器
長も変化する。直線偏光の強度が増え、点P1に達する
と、ファブリ・ペロ共振器からの出力光は右円偏光又は
左円偏光にすばやく変化する。ファブリ・ペロ共振器の
屈折率は2つの屈折率からなる。 1つはアップスピンに関係し、もう1つはダウンスピン
に関係する。直線偏光はアップスピンに関する右円偏光
成分とダウンスピンに関する左円偏光成分とから成る。 例えば、左円偏光成分がある原因で右円偏光成分より僅
かに大きい場合直線偏光は点P1で左円偏光に変化する
。 [0051] 他方、ファブリ・ペロ共振器の人力光の強度が減少する
と、点P2で、右円偏光は直線偏光に変化し、左円偏光
は直線偏光に変化する。すなわち、ファブリペロ共振器
は光強度のヒステリシスループを有する。換言すれば、
強度しきい値動作が可能となる。入力光が強度■1にあ
るとき、ファブリ・ペロ共振器は3つの安定状態を有す
る。すなわち、ファブリ・ペロ共振器は光3重安定であ
る。尚ファブリ・ペロ共振器上に照射する光の波長は吸
収ピークよりもわずかに長くファブリ・ペロ共振器の共
振ピークよりもわずかに短い。 [0052] 図17は第3の実施例による光学装置を示す。図示する
光学装置は直線偏光発光装置70.上述した構成のファ
ブリ・ペロ共振器74.1/4波長板73.偏光子77
及び受光素子75を有する。直線偏光発光装置70は、
ファブリ・ペロ共振器74に直線偏光を照射する。ファ
ブリ・ペロ共振器74からの出力光は、174波長板7
3及び偏光子77を通る。受光素子75は右円偏光又は
左円偏光を受光する。 [0053] 図18は、第3の実施例の他の構成を示す。図中、図1
7と同一のものには同一の参照番号を付しである。受光
素子79は、偏光子77で反射された光成分を受光する
。図18の光学装置が強度しきい値動作をする場合、受
光素子75及び79は、図19A及び19Bに示すよう
に光成分の強度の変化を検知する。一方双安定動作をす
る場合、受光素子75及び79は、図20A及び20B
に示すように光成分の強度の変化を検知する。 [0054] 所望の円偏光をより確実に得るためには、ファブリ・ペ
ロ共振器に偏光された動作光(励起光)を照射する。図
21は、図17の構成に加え、偏光発光装置72を設け
た光学装置を示す。偏光発光装置72は、例えば、右円
偏光成分が左円偏光成分よりわずかに大きい楕円偏光の
動作光76を発する。直線偏光が強度■1(図16)の
ときに、楕円偏光の動作光76をファブリ・ペロ共振器
に照射する。動作光76に応答して、直線偏光の非動作
光78は円偏光に変化する。同様にして、図18の構成
を図22に示すように構成できる。 [0055] 第1及び第2の実施例において、右円偏光及び左円偏光
に代えて、右円偏光成分及び左円偏光成分のいずれかが
大きい楕円偏光を用いても良い。 [0056] 尚、半導体バルク結晶を用いた場合は、これを例えば7
7°Kに冷却する必要があるが、量子井戸又は多重量子
井戸を用いた場合は冷却の必要はない。 [0057] 本発明は10−9から10−12秒の動作速度の光学装
置、例えば光・光スイツチ双安定装置、光・光メモリな
どに応用できる。 [0058]
以上のとおり、本発明によれば、スピン緩和又はこれに
加えトンネル効果を用いているので、動作光照射後、極
めて短時間で変調を完了して次の変調動作を行うことが
できる。また、強度変調の他偏光性を変調することがで
きる。更に、新規な光学的OR論理演算方法を提供でき
る。
加えトンネル効果を用いているので、動作光照射後、極
めて短時間で変調を完了して次の変調動作を行うことが
できる。また、強度変調の他偏光性を変調することがで
きる。更に、新規な光学的OR論理演算方法を提供でき
る。
【図1】
本発明の第1及び第2の実施例の光学装置のブロック図
である。
である。
【図2】
本発明の詳細な説明するためのエネルギーバンド図であ
る。
る。
【図3】
本発明の詳細な説明するための電子−ホール遷移を示す
図である。
図である。
【図4】
本発明の詳細な説明するための量子井戸のエネルギーバ
ンド図である。
ンド図である。
【図5】
本発明の実施例で用いる多重量子井戸構造を示す図であ
る。
る。
【図6】
本発明の第1の実施例の動作を示すグラフである。
【図7】
本発明の第1の実施例の変形例による光学装置を示す図
である。
である。
【図8】
本発明の第2の実施例で用いられる半導体装置のエネル
ギーバンド図である。
ギーバンド図である。
【図9】
本発明の第2の実施例で用いられる別の半導体装置のエ
ネルギーバンド図である。
ネルギーバンド図である。
【図101
本発明の第2の実施例で用いられる別の半導体装置のエ
ネルギーバンド図である。 【図11】 本発明の第1及び第2の実施例と従来例との透過率の変
化を示すグラフである
ネルギーバンド図である。 【図11】 本発明の第1及び第2の実施例と従来例との透過率の変
化を示すグラフである
【図12】
本発明の第2の実施例の変形例を示す図である。
【図13】
本発明の第2の実施例の別の変形例を示す図である。
【図14】
本発明の第2の実施例の別の変形例を示す図である。
【図15】
本発明の第2の実施例で用いられるファブリ・ペロ共振
器の光スイ示す図である。
器の光スイ示す図である。
【図16】
本発明の第3の実施例の原理を示すグラフである。
【図17】
本発明の第3の実施例による光学装置のブロック図であ
る。
る。
【図18】
本発明の第3の実施例による別の光学装置のブロック図
である。
である。
【図19】
本発明の第3の実施例の偏光性光しきい動作を示すグラ
フである。
フである。
【図201
本発明の第3の実施例の偏光性双安定動作を示すグラフ
である。 【図2月 本発明の第3の実施例の変形例である。 【図22】 本発明の第3の実施例の別の変形例である。
である。 【図2月 本発明の第3の実施例の変形例である。 【図22】 本発明の第3の実施例の別の変形例である。
【図23】
従来の光学装置のブロック図である。
10.12 発光装置
14.24.74 半導体装置
15.25,75.79 受光素子
16、 26.76 動作光
18.28,29.78 非動作光
20.22.23 円偏光発光装置
24 半導体装置
ッチ動作を
24b 多重量子井戸構造
60 半導体層
61.62.64 ミラー
63、 65 ファブリ・ペロ共振器70 直線偏光
発光装置 72 偏光発光装置 731/4波長板
発光装置 72 偏光発光装置 731/4波長板
図面
【図1】
【図2】
【図4】
【図5】
(A)
(B)
4b
【図6】
【図7】
■奇問
(IOp5/div)
【図81
【図9】
【図101
【図1月
【図12】
El今問
【図15】
【図16】
【図17】
I
、イアj<ty:tイク三月立
入力
【図18】
【図19】
(A)
(B)
【図20】
(A)
(B)
【図21】
【図22】
【図23】
会光来5
Claims (10)
- 【請求項1】所定波長の光により電子−ホール対が励起
される半導体(24)と、 前記所定波長の直線偏光以外の偏光である被動作光(2
8)を発生し、前記半導体に照射する第1の偏光発生手
段(22)と、前記半導体を透過する前記被動作光の強
度を検出する受光手段(25)と、前記所定波長の直線
偏光以外の偏光である動作光(26)を発生し、前記半
導体に照射する第2の偏光発生手段(20)とを備え、
前記動作光を前記半導体に照射することにより、前記半
導体を透過する前記被動作光の強度が変調されることを
特徴とする光学装置。 - 【請求項2】請求項1記載の光学装置において、前記動
作光は前記被動作光と同一方向の円偏光であることを特
徴とする光学装置。 - 【請求項3】請求項1記載の光学装置において、前記動
作光は前記被動作光と逆方向の円偏光であることを特徴
とする光学装置。 - 【請求項4】請求項1記載の光学装置において、前記被
動作光と逆方向の偏光である第2の被動作光を発生し、
前記半導体に照射する第3の偏光発生手段(23)と、 前記半導体を透過する前記第2の被動作光の強度を検出
する第2の受光手段(27)とを備え、 前記動作光を前記半導体に照射することにより、前記半
導体を透過する前記被動作光及び第2の被動作光の強度
が変調されることを特徴とする光学装置。 - 【請求項5】請求項1乃至4記載の光学装置において、
前記半導体が量子井戸構造であることを特徴とする光学
装置。 - 【請求項6】直線偏光の非動作光(78)を発する第1
の発光手段(70)と、 半導体装置を有し、共振器長に近接する波長の前記直線
偏光の非動作光を受けて第1の光を出力する共振器手段
(74)と、該第1の光を受けて第2の光を出力する1
/4波長板(73)と、該第2の光を受けて第3の光を
出力する偏光子(77)と、前記直線偏光の非動作光の
強度に基づいて右又は左に円偏光している第1の光に起
因した前記第3の光を受光する第1の受光手段(75)
とを備えた光学装置。 - 【請求項7】請求項6記載の光学装置において、更に直
線偏光以外の偏光の動作光(76)を発する第2の発光
手段(72)を有し、該動作光は前記直線偏光の非動作
光を右円偏光又は左円偏光のいずれかに変化させる偏光
方向を有し、 前記動作光はパルス波形を有することを特徴とする光学
装置。 - 【請求項8】請求項6記載の光学装置において、前記偏
光子は第4の光を出力し、 前記光学装置は更に、前記第3の光に関する前記第1の
光の偏光方向とは異なる偏光方向の第1の光に関する前
記第4の光を受光する第2の受光手段(79)を有する
ことを特徴とする光学装置。 - 【請求項9】請求項8の光学装置において、直線偏光以
外の偏光の動作光(76)を発する第2の発光手段(7
2)を有し、 該動作光は前記直線偏光の非動作光を右円偏光又は左円
偏光のいずれかに変化させる偏光方向を有し、 前記動作光はパルス波形を有することを特徴とする光学
装置。 - 【請求項10】直線偏光以外の偏光の第1の光(28)
を半導体装置(24)に照射するステップと、 第1の入力データに対応するパルス波形を有し、前記第
1の光を半導体装置に照射している状態で、直線偏光以
外の偏光の第2の光(26)を半導体装置に照射するス
テップと、 第2の入力データに対応するパルス波形を有し、前記第
1の光を半導体装置に照射している状態で、直線偏光以
外の偏光の第3の光(29)を半導体装置に照射するス
テップと、 前記第2及び第3の光の少なくともいずれか一方の照射
により半導体中に励起されたヘビーホールとライトホー
ルの遷移により生成された電子の作用により前記第1の
光の強度のピーク及び電子のスピン緩和による該ピーク
の減少を、前記第1及び第2のOR論理結果として出力
するステップとを有する光OR論理演算方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40187690A JPH04101121A (ja) | 1989-12-15 | 1990-12-13 | 偏光非線形光学装置及びこれを用いた光or論理演算方法 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32529789 | 1989-12-15 | ||
| JP1-325297 | 1989-12-15 | ||
| JP40187690A JPH04101121A (ja) | 1989-12-15 | 1990-12-13 | 偏光非線形光学装置及びこれを用いた光or論理演算方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04101121A true JPH04101121A (ja) | 1992-04-02 |
Family
ID=26571780
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP40187690A Withdrawn JPH04101121A (ja) | 1989-12-15 | 1990-12-13 | 偏光非線形光学装置及びこれを用いた光or論理演算方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04101121A (ja) |
-
1990
- 1990-12-13 JP JP40187690A patent/JPH04101121A/ja not_active Withdrawn
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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