JPH04102448U - ダイナモメータのトルク制御装置 - Google Patents

ダイナモメータのトルク制御装置

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JPH04102448U
JPH04102448U JP1991001396U JP139691U JPH04102448U JP H04102448 U JPH04102448 U JP H04102448U JP 1991001396 U JP1991001396 U JP 1991001396U JP 139691 U JP139691 U JP 139691U JP H04102448 U JPH04102448 U JP H04102448U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トルク指令に対して演算によって電流指令を
得るダイナモメータにおいて、低速回転領域にもトルク
指令と電動機出力トルクとを整合させる。 【構成】 電動機の低速回転領域では電動機のトルク出
力と電機子電流の比例関係からトルク−電流演算を行っ
て電流指令を求め、高い回転数領域では現在回転数等と
の関係からトルク−電流演算を行って電流指令を求め、
加減速による両回転数領域別の電流指令の切替えには電
流指令を徐々に増減させることで切替時のトルクショッ
クを防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ダイナモメータのトルク制御装置に係り、特にトルク指令から演算 によって電動機の電流指令を求めるトルク制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ダイナモメータでは直流電動機を動力吸収体又は駆動源として車両の各種性能 試験が行われ、直流電動機は回転数制御やトルク制御が行われる。図3はダイナ モメータのトルク制御装置を示し、直流電動機1にはサイリスタ式電力変換器2 から制御された直流電流が供給され、この直流電流制御は電流自動制御回路(A CR)3によって行われる。電流自動制御回路3は電流制御アンプ4と位相変換 器5によって構成され、電流制御アンプ4への電流指令Isetと電力変換器2の 出力電流検出値Idetとの突合せによるフィードバック制御により電流指令Iset に一致する変換器出力電流Iaの制御を行う。
【0003】 電流指令Isetはトルク−電流演算回路6によってトルク指令Tsetから演算に よって求める。演算回路6の演算は下記(1)式にされる。
【0004】
【数1】
【0005】 但し、 N:電動機回転数 PML:メカロス Va:電動機端子電圧 Ra:電機子抵抗 Rip:補極抵抗 Vip:補極電圧 VB :ブラシドロップ電圧 上記(1)式において、(1+k・dN/dt)は電動機の加減速中の誘起電 圧による電流Iaのオフセット分補償用である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
従来のトルク制御装置は、トルク指令Tsetから演算回路6による演算で電動 機電流指令Isetを求め、通常のトルク制御装置が持つトルク指令とトルク検出 値との突合せによるトルク制御系に較べて高い応答性を得る。この演算によるト ルク指令−電流指令演算は、ダイナモメータに車両エンジンと同等の高応答性を 得て過渡応答試験性能を高めることができる。
【0007】 しかしながら、前述の(1)式によるトルク制御では電動機回転数Nがアイド リング模擬状態など低い回転数にあるときには(1)式の分母が零近くになり、 電流指令Isetが真値とかけ離れて大きな値となり、所期のトルク制御ができな くなる問題があった。
【0008】 本考案の目的は、低速回転領域にもトルク指令と電動機出力トルクとを整合さ せたトルク制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記課題の解決を図るため、トルク指令Tsetから演算によって電流 指令Isetを求め、この電流指令で直流電動機の電流制御を行うダイナモメータに おいて、前記直流電動機が設定回転数N2以上あるときにトルク指令Tsetと現在 回転数N等と電動機の電機子電流との関係式からトルク−電流演算値Iset1を求 める第1の演算手段と、直流電動機が低速の設定回転数N1以下にあるときに電 動機の出力トルクと電機子電流の比例係数aをトルク指令Tsetに乗算してトル ク−電流演算値Iset2を求める第2の演算手段と、電動機が前記設定回転数N2 以上にあるときに前記演算値Iset1をトルク指令Tsetに対する電流指令Isetと して出力し、前記設定回転数N1以下にあるときに前記演算値Iset2をトルク指 令Tsetに対する電流指令Isetとして出力し、電動機の回転数が前記設定回転数 N1とN2の間にあるときに加速又は減速に応じて前記演算値Iset1又はIset2に 向って徐々に変化させた電流指令Isetを出力する第3の演算手段とを備えたこ とを特徴とする。
【0010】
【作用】
上記構成になる本考案によれば、電動機が低速回転N1以下にあるときにはそ のトルクと電機子電流の比例関係からトルク−電流演算値を求め、設定回転数N 2 以上では従来と同じ演算を行い、電動機回転数に応じて第1,第2の演算出力 を切替え、その切替領域ではトルクショックを無くすよう徐々に増減する。
【0011】
【実施例】
図1は本考案の一実施例を示すトルク−電流演算フローチャートであり、図3 のトルク−電流演算回路6をマイクロコンピュータのプログラムとして構成する 場合である。トルク指令Tsetは周期的にディジタルデータとして取込み(ステ ップS1)、このトルク指令Tsetと他の検出値等を使って前述の(1)式によ る演算を行うことでトルク−電流演算値Iset1を求める(ステップS2)。
【0012】 次に、トルク指令Tsetを使って下記(2)式によるトルク−電流演算値Iset2 を求める(ステップS3)。
【0013】 Iset2=aTset …………(2) この(2)式中、aは比例定数であり、電動機回転数が低い領域では電機子電 流が出力トルクにほぼ比例することを利用し、該比例定数として設定される。こ の(2)式で求められる演算値Iset2は上述のことから電動機回転数が低い場合 の電流指令Isetとして使用される。
【0014】 上述までの演算により、現在のトルク指令入力Tsetに対して(1)式による 演算での電流演算値Iset1と、(2)式による演算値Iset2が求められた後、現 在の電動機回転数Nについて設定回転数N1,N2(N1<N2)との大小比較が行 われる(ステップS4)。この判定で現在回転数Nが設定値N1より小さければ 、電流指令値IsetにはステップS3で求めた演算値Iset2をセットし(ステッ プS5)、該電流指令Iset(=Iset2)をトルク−電流演算値として出力する( ステップS6)。設定回転数N1として前述の(2)式を満足する低回転数領域 の境界になる回転数に相当し、設定回転数N1以下の電動機速度には(2)式の 演算結果から電流指令Isetを得ることでトルク指令Tsetに対する電動機出力ト ルクをほぼ一致させる。
【0015】 次に、現在回転数Nが設定回転数N2以上にあるとき、電流指令値Isetにはス テップS2で求めた演算値Iset1をセットし(ステップS7)、この演算値Ise t1を電流指令Isetとして出力する(ステップS6)。設定回転数N2は設定回転 数N1よりも少し大きくされ、両回転数で設定する回転領域を(1)式と(2) 式による演算結果のスムーズな切替えのための緩衝領域として確保する。即ち、 電動機の加減速ではステップS4の判定に1つの設定回転数N1と現在回転数N との比較のみにすると、回転数N1より低い回転数からN1を越えるときに電流指 令値IsetはIset1からIset2に切替わり、両演算値Iset1とIset2が回転数N1 で常に一致すれば何ら問題ないが、両演算値にずれがあると切替時にトルクショ ックを与えてしまう。減速時も同様にトルクショックを与えてしまう。
【0016】 上述のことから、本実施例では設定回転数N1とN2でその間に緩衝領域を設定 し、該領域では電流指令IsetをIset1からIset2へ又はその逆に徐々に増減し た電流指令を得て切替時のトルクショックを防止する。この演算を以下に詳細に 説明する。
【0017】 現在回転数Nが設定回転数N1とN2の間の領域にあるとき、前回検出した回転 数と現在回転数の変化から電動機が現在加速中か否か判定し(ステップS8)、 加速中であれば次式に従って電流指令Isetを求める(ステップS9)。
【0018】
【数2】
【0019】 即ち、時間tの経過と共に比例係数(Iset1−Iset2)/t1を持って電流指 令IsetをIset1まで徐々に増加させる。この様子は図2に実線Aで示すように 設定回転数N1からN2までの加速に電流指令IsetをIset2からIset1まで移行 時間t1を有して徐々に増加させ、電流指令Isetのステップ状切替えを無くして トルクショックを防止する。
【0020】 同様に、ステップS8で減速と判定したときには演算値Iset1から徐々にIse t2に切替わるよう次式に従った電流指令Isetを求め(ステップS10)、トル クショックを防止する。
【0021】
【数3】
【0022】 この減速中の様子は図2に一点鎖線Bで示すように比例係数(Iset1−Iset2 )/t2を持って電流指令IsetをIset2まで移行時間t2で徐々に減少させる。 なお、加速中と減速中の比例係数は電動機の加減速特性に合わせるよう異なる場 合で示すが同じ係数にしても良い。
【0023】
【考案の効果】 以上のとおり、本考案によれば、電動機の低速回転では電動機のトルクと電機 子電流の比例関係からトルク−電流演算した電流指令とし、低速回転を越えると きには従来と同じに回転数等から求めた電流指令とし、両指令値の切替えには加 減速に応じて徐々に両設定値に近づけた電流指令とするようにしたため、低速回 転から高速回転までの広い範囲に渡って、特に低速回転でのトルク−電流演算に 誤差を少なくして正確なトルク制御ができる。また、電流指令に差が生じる場合 にも電流指令を徐々に増減して切替えによるトルクショックを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すフローチャート。
【図2】実施例の演算態様図。
【図3】ダイナモメータのトルク制御装置の構成図。
【符号の説明】
1…直流電動機 2…電力変換器 3…電流自動制御回路 6…トルク−電流演算回路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トルク指令Tsetから演算によって電流
    指令Isetを求め、この電流指令で直流電動機の電流制御
    を行うダイナモメータにおいて、前記直流電動機が設定
    回転数N2以上あるときにトルク指令Tsetと現在回転数
    N等と電動機の電機子電流との関係式からトルク−電流
    演算値Iset1を求める第1の演算手段と、直流電動機が
    低速の設定回転数N1以下にあるときに電動機の出力ト
    ルクと電機子電流の比例係数aをトルク指令Tsetに乗
    算してトルク−電流演算値Iset2を求める第2の演算手
    段と、電動機が前記設定回転数N2以上にあるときに前
    記演算値Iset1をトルク指令Tsetに対する電流指令Is
    etとして出力し、前記設定回転数N1以下にあるときに
    前記演算値Iset2をトルク指令Tsetに対する電流指令
    Isetとして出力し、電動機の回転数が前記設定回転数
    1とN2の間にあるときに加速又は減速に応じて前記演
    算値Iset1又はIset2に向って徐々に変化させた電流指
    令Isetを出力する第3の演算手段とを備えたことを特
    徴とするダイナモメータのトルク制御装置。
JP1991001396U 1991-01-22 1991-01-22 ダイナモメータのトルク制御装置 Expired - Fee Related JP2599860Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006317372A (ja) * 2005-05-16 2006-11-24 Ono Sokki Co Ltd シャシーダイナモメータ

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