JPH0410507Y2 - - Google Patents

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JPH0410507Y2
JPH0410507Y2 JP4019989U JP4019989U JPH0410507Y2 JP H0410507 Y2 JPH0410507 Y2 JP H0410507Y2 JP 4019989 U JP4019989 U JP 4019989U JP 4019989 U JP4019989 U JP 4019989U JP H0410507 Y2 JPH0410507 Y2 JP H0410507Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、無窓畜舎内で飼養される家畜に、季
節・日齢・居住場所に適した給気を行なえるよう
にした天井給気装置に関する。
〔従来の技術〕
家畜の気温に対する生産環境限界は、畜種によ
つて異なるが、採卵鶏を例にとれば、一般に4〜
28℃とされている。しかし、採卵鶏が飼養される
無窓畜舎では、夏季の日中気温がこの上限を遥か
に越え、例年梅雨明けと同時に、飼料摂取量が急
減し、産卵率と卵重の低下が見られることから、
例えば実公昭55−37652号公報に示される如く、
鶏の周囲の風速を上げて、体感温度を下げるよう
にした鶏舎装置が提供されている。
この技術は、屋根の頂部に外部の空気を取入れ
る空気取入れ口を設け、鶏を収容するケージが設
置される床及びこの床より下方の側壁に設けられ
て内部の空気を排出するフアンを有し、床上のケ
ージの両側に作業用通路を配置し、天井に縦方向
に延びる給気用の連通口を、前記通路の上方に設
け、これらの連通口を開閉できるように連通口に
沿つて延び且つ一端が共通軸に取付けられた二つ
のバツフルを各連通口に開閉自在に取付け、空気
取入れ口からの流入空気が、連通口だけを通過す
るように前記天井と屋根の内壁との間を密閉した
もので、バツフルの開度及びフアンを調節するこ
とによつて、風速を上げるようにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述のように、天井に縦方向に
延びる連通口を、作業用通路の上方に設けるだけ
では、必ずしもケージに風が当たるようにするこ
とはできず、例えば、バツフルの開度を大きくと
つた場合には、大量の風が真下の作業用通路に落
下し、また開度を小さくした場合には、風が天井
に沿つて流れると共に、外側のケージ列を除いた
中央部では、2つの連通口からの空気が衝突して
落下するため、ケージの鶏にとつて好ましい換気
輪道とは言えない。
殊に、外気温の高い夏季において、家畜に直接
給気を当てて家畜の体感温度を下げたい場合に
は、上述のバツフルを中間開度とし、換気輪道が
ケージを通るようにしたとしても、多段に積重ね
られた最上段のケージのみに給気されるだけで、
下段の他のケージ全体に万遍なく給気を行なうこ
とができなかつた。
本考案は、かかる実情を背景にしてなされたも
ので、無窓畜舎内で飼養される家畜に、季節・日
齢・居住場所に合わせて、最適な風量を送給でき
るようにした天井給気装置を提供することを目的
としている。
〔課題を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本考案の天井給気
装置の第1の手段は、屋外と連通する天井部と無
窓の飼育室とを画成する天井板に、給気用の連通
口を形成した無窓畜舎において、前記連通口より
も幅狭な複数の給気用スリツトを有する一対のス
ライド板を、連通口と天井板の下面に沿つてスラ
イド可能に設け、前記給気用スリツトと交互に形
成されるスライド板の連結リブに、それぞれ風向
調整用のバツフルを回動可能に吊下して、連通口
中央側の一つをメインバツフルに、その他をサブ
バツフルとなして、サブバツフルを連結リブに角
度調整可能に連結し、メインバツフルには、その
一側面にコ字形の誘導金具を上下方向に付設し
て、該誘導金具に挿通されるガイド棒をメインバ
ツフルと平行に設け、両スライド板の間にリター
ンスプリングを張設すると共に、各スライド板の
反連通口側に牽引用の牽条をそれぞれ連結する。
また第2の手段として、屋外と連通する天井部
と無窓の無窓の飼育室とを画成する天井板に、給
気用の連通口を形成した無窓畜舎において、前記
連通口よりも幅狭な複数の給気用スリツトを有す
るスライド板を、連通口と天井板の下面に沿つて
スライド可能に設け、前記給気用スリツトと交互
に形成されるスライド板の連結リブに、それぞれ
風向調整用のバツフルを吊下して、連通口側の一
つをメインバツフルに、その他をサブバツフルと
なして、サブバツフルを連結リブに角度調整可能
に連結し、メインバツフルには、その一側面にコ
字形の誘導金具を上下方向に付設して、該誘導金
具に挿通されるガイド棒をメインバツフルと平行
に設け、スライド板の連通口側にリターンスプリ
ングを連結すると共に、反連通口側に牽引用の牽
条を連結する。
〔作用〕
上記第2の手段におけるリターンスプリングの
他端は、例えば側壁等に係止され、スライド板を
連通口側へ付勢する。
上記両手段によれば、リターンスプリングに抗
して索条を牽引すると、スライド板が天井板の下
側へスライドし、更にサブバツクルも天井板の下
側へ退避すると共に、メインバツフルが、ガイド
棒の案内で上方へ回動して連通口を閉塞する。
また索条の牽引を解除すると、スライド板がリ
ターンスプリングによつて連通口の下側へ引戻さ
れ、更にサブバツクルも連通口の下側へ移動する
と共に、メインバツフルが、ガイド棒の案内で下
方へ回動して連通口を開口する。サブバツクル
は、メインバツフルの開度に拘りなく、角度調整
が可能であり、メインバツフルとは別の風向を設
定できる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図乃至第5図に
基づいて説明する。
無窓畜舎1は、屋外と連通する天井部2と無窓
の飼育室3とが天井板4にて画成されている。飼
育室3には、一方向に連続する複数のケージ5…
…を雛段状に積重ね、更にこれを山形に突合わせ
た3組のケージブロツク6,6,6が、作業用通
路7と交互に配設されており、これらケージ5に
は、複数羽の採卵鶏が個々に収容される。
天井板4には、ケージブロツク6,6に挟まれ
る中央寄りの2つの作業用通路7の上部位置に、
天井部2と飼育室3とを連通する連通口8が、作
業用通路7に沿つて形成され、更に各連通口8の
下部には、天井部2内に取入れられた外部空気
を、各ケージブロツク6の上段から下段の全体に
亙つて送給する給気装置9が設けられている。
上記給気装置9は、連通口8及び天井板4の下
面に沿つてスライド可能に設けられる一対のスラ
イド板10,10と、各スライド板10に吊下さ
れるメインバツフル11及び2枚のサブバツフル
12,13と、メインバツフル11の回動を案内
するガイド棒14と、スライド板10に連結され
るコイル状のリターンスプリング15及び索条1
6とを備えている。
各スライド板10は、その長さ方向を、連通口
8の下面に幅方向に設けられる断面型の複数の
ガイドビーム17にて分断され、分断されたこれ
ら分割片10aの端部をガイドビーム17のガイ
ド溝17aに遊嵌して、各分割片10aが、連通
口8の幅方向へスライド可能に横架されると共
に、その下部にヒンジ18にて回動可能に吊下さ
れるメインバツフル11及び2枚のサブバツフル
12,13によつて連結される。
各分割片10aには、連通口8よりも幅狭な2
つの給気用スリツト10b,10bが長手方向に
形成され、給気用スリツト10bと交互に形成さ
れる3本の連結リブ10cのうち、連通口8側に
上記メインバツフル11が、他の2本に各々サブ
バツフル12,13が吊下される。
両スライド板10,10には、メインバツフル
11,11を貫通する前述のリターンスプリング
15が、その端部を、中央の連結リブ10cにそ
れぞれ連結して張設され、また、反連通口側に
は、ガイドローラ19にて天井板4の下面に沿つ
て配設される索条16が連結されている。双方の
スライド板10,10は、上述の索条16の牽引
によつて、連通口8側から天井板4の下面へ向か
つて互いに引離されるようにスライドし、また牽
条16の牽引を解除すると、リターンスプリング
15の引張り力にて、連通口8の下面に引戻され
る。2つの給気用スリツト10b,10bは、ス
ライド板10のスライドによつて、連通口8の下
面に出没する。
メインバツフル11の一側面には、コ字形の誘
導金具20が上下方向に付設され、連通口8の下
方には、この誘導金具20に挿通されるガイド棒
14が、メインバツフル11と平行に設けられて
いる。誘導金具20は、少なくともメインバツフ
ル11の両端部に2つあり、メインバツフル11
は、このガイド棒14と誘導金具20との案内に
より、スライド板10のスライドに連動して回動
する。
即ち、スライド板10が天井板4側へスライド
すると、メインバツフル11も上端を天井板4の
下面へ引込まれながら、ガイド棒14の案内によ
つて、連通口8側へ引上げられるように回動し、
両バツフル11,11の先端が互いに接近して行
く〔第5図A〕。
また、スライド板10が連通口8側へスライド
すると、メインバツフル11がスライド板10に
押されながら、ガイド棒14の案内によつて、飼
育室3側へ下がるように回動して行き〔第5図
B,C〕、更に両スライド板10,10が最接近
した状態では、双方のメインバツフル11,11
の先端が最大に離れてハの字形となる〔第5図
D〕。
サブバツフル12,13は、スライド板10に
対する傾斜角度を、それぞれ手動操作で任意に固
定する手動調整式で、例えば、サブバツフル1
2,13及びこれらを吊下する連結リブ10c,
10cに、それぞれ円弧状のステー21を突設
し、該ステー21の一方に形成したガイド溝に、
他方に設けた蝶ねじを挿通して締付けることによ
り、所望角度に固定される。
本実施例は、以上のように構成されており、天
井部2に導入された外部空気は、連通口8から、
メインバツフル11,11の間や、スライド板1
0の各給気用スリツト10bを通つて、飼育室3
に供給される。メインバツフル11,11は、そ
の開度と傾斜角が、上述のように、スライド板1
0のスライドと連動して自動的に変更され、また
サブバツフル12,13は、メインバツフル11
とは別に、それぞれ手動操作によつて任意角度に
固定され、給気量及び風向が決められる。
給気装置9の作動を、更に図を用いて詳述する
と、第5図Aの位置では、給気をメインバツフル
11,11の先端の間から垂直に、しかも拡散さ
せずに吐出させ、飼育室3の空気輪道を、第2図
Aの如く、作業用通路7の床方向へ絞つて、ケー
ジブロツク6に当たらないようにしたもので、主
として冬季の換気に用いられる。
第5図Bは、春秋季の換気量が若干増加した時
期に行なわれる形態で、メインバツフル11,1
1の先端間がやや開いて換気量は増すが、あまり
拡散させたくない場合に採用される。
次に、外気温が上昇して、家畜の居住空間にも
若干の風速が欲しい時は、飼育室3内の空気輪道
が、第2図Bとなるように、第5図Cの形態が採
られる。本形態では、メインバツフル11は略垂
直となり、また各スライド板10の給気用スリツ
ト10bの1つが連通口8の下面に位置して、換
気量が更に増す。
また、外気温度が更に上昇して、家畜に給気を
直接当て、家畜の体感温度を下げたい場合には、
第5図Dのように、スライド板10,10を最接
近させ、飼育室3の空気輪道を、第2図Cのよう
に斜め方向に拡散させて、給気をケージブロツク
6の上段から下段に亙つて万遍なく行き渡らせ
る。
従つて、本実施例の給気装置9によれば、スラ
イド板10と連動して、開度が自動的に変化する
メインバツフル11に、スライド板10の2つの
給気用スリツト10bと、メイインバツフル11
とは別に角度調整が可能なサブバツフル12,1
3とを組合わせるので、これを季節・日齢・居住
場所に合わせて調整することにより、飼育室3内
へ最適な給気を行なうことができる。
殊に、作業用通路7への給気ばかりでなく、給
気用スリツト10bとサブバツフル12,13と
によつて、斜め方向に狭く或いは広く拡散するの
で、外気温の高い夏季では、ケージ5の積重ねが
雛段式或いは直立式のいずれであつても、ケージ
ブロツク6の全体に万遍なく給気を行なえて、採
卵鶏の体感温度を下げることができる。
また、上述のような優れた作用をもつにも拘ら
ず、構造でシンプルであるから、故障が少なく安
価に製作できるばかりか、メンテナンスの作業性
にも優れる。
第6図のA〜Dは、連通口8を、天井板4の外
周部に設けた場合の他の実施例を示し、本実施例
の給気装置30は、前記実施例の給気装置9の半
分で構成される。即ち、前記実施例の給気装置9
が、互いに離間及び接近する一対のスライド板1
0をもつのに対し、本実施例の給気装置30は、
1枚のスライド板10が、連通口8及び天井板4
の下面を、側壁31方向に接近及び離間するよう
に設けられたもので、スライド板10が1枚で、
リターンスプリング15の一端が側壁31に連結
される他は、上記実施例と同様に構成される。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案の無窓畜舎における天井
給気装置は、天井板の連通口よりも幅狭な複数の
給気用スリツトを有する一対のスライド板を、連
通口と天井板の下面に沿つてスライド可能に設
け、前記給気用スリツトと交互に形成されるスラ
イド板の連結リブに、それぞれ風向調整用のバツ
フルを吊下して、連通口中央側の一つをメインバ
ツフルに、その他をサブバツフルとなして、サブ
バツフルを連結リブに角度調整可能に連結し、メ
インバツフルには、その一側面にコ字形の誘導金
具を上下方向に付設して、該誘導金具に挿通され
るガイド棒をメインバツフルと平行に設け、両ス
ライド板の間にリターンスプリングを張設すると
共に、各スライド板の反連通口側にそれぞれ牽引
用の索条を連結するか、若しくは、連通口が天井
板の外周部に形成される場合には、連通口よりも
幅狭な複数の給気用スリツトを有するスライド板
を、連通口と天井板の下面に沿つてスライド可能
に設け、前記給気用スリツトと交互に形成される
スライド板の連結リブに、それぞれ風向調整用の
バツフルを吊下して、連通口側の一つをメインバ
ツフルに、その他をサブバツフルとなして、サブ
バツフルを連結リブに角度調整可能に連結し、メ
インバツフルには、その一側面にコ字形の誘導金
具を上下方向に付設して、該誘導金具に挿通され
るガイド棒をメインバツフルと平行に設け、スラ
イド板の連通口側にリターンスプリングを連結す
ると共に、反連通口側に牽引用の索条を連結する
ので、複数の風向を所望方向に設定でき、ケージ
の積重ねが雛段式或いは直立式如何に拘らず、外
気温の高い夏季にも、ケージブロツクの全体に万
遍なく給気を行ない、給気を直接家畜に当てて、
家畜の体感温度を下げることができるなど、飼育
室への給気を、季節や日齢、居住場所に合わせて
最適に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の一実施例を示し、
第1図は給気装置の斜視図、第2図A〜Cは、そ
れぞれ給気装置の作動による給気状態を示す無窓
畜舎の断面正面図、第3図は給気装置の平面図、
第4図は同じく断面側面図、第5図A〜Dは、そ
れぞれ給気装置の作動変化を示す正面図、第6図
A〜Dは他の実施例における給気装置の作動変化
を示す各正面図である。 1……無窓畜舎、2……天井部、3……飼育
室、4……天井板、5……ケージ、6……ケージ
ブロツク、7……作業用通路、8……連通口、9
……給気装置、10……スライド板、10a……
分割片、10b……給気用スリツト、10c……
連結リブ、11……メインバツフル11、12,
13……サブバツフル、14……ガイド棒、15
……リターンスプリング、16……索条、17…
…ガイドビーム、17a……ガイド溝、20……
コ字形の誘導金具。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 屋外と連通する天井部と無窓の飼育室とを画
    成する天井板に、給気用の連通口を形成した無
    窓畜舎において、前記連通口よりも幅狭な複数
    の給気用スリツトを有する一対のスライド板
    を、連通口と天井板の下面に沿つてスライド可
    能に設け、前記給気用スリツトと交互に形成さ
    れるスライド板の連結リブに、それぞれ風向調
    整用のバツフルを回動可能に吊下して、連通口
    中央側の一つをメインバツフルに、その他をサ
    ブバツフルとなして、サブバツフルを連結リブ
    に角度調整可能に連結し、メインバツフルに
    は、その一側面にコ字形の誘導金具を上下方向
    に付設して、該誘導金具に挿通されるガイド棒
    をメインバツフルと平行に設け、両スライド板
    の間にリターンスプリングを張設すると共に、
    各スライド板の反連通口側にそれぞれ牽引用の
    索条を連結したことを特徴とする無窓畜舎の天
    井給気装置。 2 屋外と連通する天井部と無窓の飼育室とを画
    成する天井板に、給気用の連通口を形成した無
    窓畜舎において、前記連通口よりも幅狭な複数
    の給気用スリツトを有するスライド板を、連通
    口と天井板の下面に沿つてスライド可能に設
    け、前記給気用スリツトと交互に形成されるス
    ライド板の連結リブに、それぞれ風向調整用の
    バツフルを吊下して、連通口側の一つをメイン
    バツフルに、その他をサブバツフルとなして、
    サブバツフルを連結リブに角度調整可能に連結
    し、メインバツフルには、その一側面にコ字形
    の誘導金具を上下方向に付設して、該誘導金具
    に挿通されるガイド棒をメインバツフルと平行
    に設け、スライド板の連通口側にリターンスプ
    リングを連結すると共に、反連通口側に牽引用
    の索条を連結したことを特徴とする無窓畜舎の
    天井給気装置。
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