JPH0410527A - 半導体超格子 - Google Patents
半導体超格子Info
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- JPH0410527A JPH0410527A JP11011790A JP11011790A JPH0410527A JP H0410527 A JPH0410527 A JP H0410527A JP 11011790 A JP11011790 A JP 11011790A JP 11011790 A JP11011790 A JP 11011790A JP H0410527 A JPH0410527 A JP H0410527A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野〕
本発明は、光通信・光交換・光情報処理等に用いられる
光機能素子用材料として優れた特性を示すInGaAs
/InP系の半導体超格子材料に代表される元素の周期
表m−V族化合物半導体において、■族元素の異なる組
み合わせからなる超格子構造に関し、さらに詳しくは、
I nGaAsからInPの界面を成長させる場合に、
成長界面にl〜IO原子層のInAQAsまたはInA
QGaAs層を挿入することにより、上記界面における
遷移領域のバンドギャップを大きくした優れた光学特性
を有する半導体超格子構造に関する。
光機能素子用材料として優れた特性を示すInGaAs
/InP系の半導体超格子材料に代表される元素の周期
表m−V族化合物半導体において、■族元素の異なる組
み合わせからなる超格子構造に関し、さらに詳しくは、
I nGaAsからInPの界面を成長させる場合に、
成長界面にl〜IO原子層のInAQAsまたはInA
QGaAs層を挿入することにより、上記界面における
遷移領域のバンドギャップを大きくした優れた光学特性
を有する半導体超格子構造に関する。
半導体超格子は、異なる半導体超薄膜を交互に繰り返し
て積層した人為的な結晶構造のことである。半導体超薄
膜の厚さが、電子のドブロイ波長以下となると、通常の
バルク半導体には全く見られない量子サイズ効果が出現
する。半導体超格子構造として、従来からGaAs基板
上のGaAsとMLQ fi A sの10nm以下の
超格子構造が分子線エピタキシ(MBE)法または有機
金属堆積(MOVPE)法などの成長法により作製され
ている。
て積層した人為的な結晶構造のことである。半導体超薄
膜の厚さが、電子のドブロイ波長以下となると、通常の
バルク半導体には全く見られない量子サイズ効果が出現
する。半導体超格子構造として、従来からGaAs基板
上のGaAsとMLQ fi A sの10nm以下の
超格子構造が分子線エピタキシ(MBE)法または有機
金属堆積(MOVPE)法などの成長法により作製され
ている。
半導体超格子に特有で、三次元的な広がりを持つバルク
の半導体には全く見られない光物性として、室温励起子
の存在が重要である。超格子中の室温励起子は、非常に
急峻な吸収ピークを示すこと、および吸収ピークが外部
の印加電圧により長波長にシフトさせることかできるこ
と、等の性質を有するためである。そして、このような
超格子中の室温励起子を応用した光変調器、非線形エタ
ロン素子等のデバイスが作製されるに至っている。
の半導体には全く見られない光物性として、室温励起子
の存在が重要である。超格子中の室温励起子は、非常に
急峻な吸収ピークを示すこと、および吸収ピークが外部
の印加電圧により長波長にシフトさせることかできるこ
と、等の性質を有するためである。そして、このような
超格子中の室温励起子を応用した光変調器、非線形エタ
ロン素子等のデバイスが作製されるに至っている。
しかしながら、G a A s / A立GaAs系の
超格子では、バンドギャップの波長が620nmから9
50nmの範囲の可視から近赤外の波長域たけにしか制
御できなかった。また、石英ガラスファイバが極低損失
となる1、3〜1.55tMの帯域ではI nGaAs
(P)/I nPまたはInGaAs/InAaAs
、GaSb/AllGaSb等が超格子の材料系として
有望視されている。
超格子では、バンドギャップの波長が620nmから9
50nmの範囲の可視から近赤外の波長域たけにしか制
御できなかった。また、石英ガラスファイバが極低損失
となる1、3〜1.55tMの帯域ではI nGaAs
(P)/I nPまたはInGaAs/InAaAs
、GaSb/AllGaSb等が超格子の材料系として
有望視されている。
ところが、I nGaAs (P)/I n P系の超
格子では、蒸気圧の高いV族元素であるAsとPが2種
類も含まれているために、V族元素の組成が急峻に変化
する超格子構造を作製することが困難であった。例えば
、成長速度が遅く、成長温度が比較的低く、原料の切り
替え時間の短いガスソースMBE法は、超格子構造のよ
うな超薄膜半導体結晶を作製するのに有効な成長法であ
るか、このような優れた結晶成長法を用いても、成長し
た超格子構造の励起子吸収ピークはGaAs/AQGa
Asに比較して急峻性が悪く、吸収の半値幅も広いとい
う欠点かあった。
格子では、蒸気圧の高いV族元素であるAsとPが2種
類も含まれているために、V族元素の組成が急峻に変化
する超格子構造を作製することが困難であった。例えば
、成長速度が遅く、成長温度が比較的低く、原料の切り
替え時間の短いガスソースMBE法は、超格子構造のよ
うな超薄膜半導体結晶を作製するのに有効な成長法であ
るか、このような優れた結晶成長法を用いても、成長し
た超格子構造の励起子吸収ピークはGaAs/AQGa
Asに比較して急峻性が悪く、吸収の半値幅も広いとい
う欠点かあった。
第3図はInGaAs/InP超格子のヘテロ界面の電
子顕微鏡による解析から求めた組成の分布を示すもので
あって、超格子の組成をI n (−x) G axA
S yP (+−y)として表わした場合、第3図(
a)はGaの組成(X)、第3図(b)はInの組成(
1−x)、第3図(c)はPの組成(1−y)、第3図
(d)はAsの組成(y)を示すものである。I nG
aAsからInPに変化する界面で、As元素のP元素
に対する置き替わりのためにInA−sからInAsP
を経てInPに至る遷移層の形成がみられる。一方、I
nPからInGaAs層に変化する界面では、l原子層
以下の急峻性で組成が変化している。
子顕微鏡による解析から求めた組成の分布を示すもので
あって、超格子の組成をI n (−x) G axA
S yP (+−y)として表わした場合、第3図(
a)はGaの組成(X)、第3図(b)はInの組成(
1−x)、第3図(c)はPの組成(1−y)、第3図
(d)はAsの組成(y)を示すものである。I nG
aAsからInPに変化する界面で、As元素のP元素
に対する置き替わりのためにInA−sからInAsP
を経てInPに至る遷移層の形成がみられる。一方、I
nPからInGaAs層に変化する界面では、l原子層
以下の急峻性で組成が変化している。
InAs層のバンドギャップは室温でEg(エネルギ)
=0,36eVであり、InP基板に格子整合するI
nGaAsのそれのEg=0.73eVに比較してきわ
めて小さい。
=0,36eVであり、InP基板に格子整合するI
nGaAsのそれのEg=0.73eVに比較してきわ
めて小さい。
第4図は、理想的に超格子を成長させることができた場
合の価電子帯〔第4図(b)〕および伝導帯〔第4図(
C)]のバンド構造、および正孔・電子分布を示したも
ので、第4図(a)は超格子を構成するI nGaAs
量子井戸層1、InPnロバ9フ 第5図(a)に示すごとく、I nGaAs量子井戸層
lとInPnロバ9フ の遷移層3が存在するために、価電子帯〔第5図(b)
〕および伝導帯[第5図(C)]のバンド構造、および
正孔・電子分布は図に示されるようになる。すなわち、
InAs層のバンドギャップが小さいために量子化準位
も下がる。また、I nGaAs量子井戸層1からIn
Pnロバ9フ例えば、基板温度、V族元素/■族元素比
、■族元素の組成比(例えばIn/Ga)などの超格子
成長条件によりいろいろ変化するものである。
合の価電子帯〔第4図(b)〕および伝導帯〔第4図(
C)]のバンド構造、および正孔・電子分布を示したも
ので、第4図(a)は超格子を構成するI nGaAs
量子井戸層1、InPnロバ9フ 第5図(a)に示すごとく、I nGaAs量子井戸層
lとInPnロバ9フ の遷移層3が存在するために、価電子帯〔第5図(b)
〕および伝導帯[第5図(C)]のバンド構造、および
正孔・電子分布は図に示されるようになる。すなわち、
InAs層のバンドギャップが小さいために量子化準位
も下がる。また、I nGaAs量子井戸層1からIn
Pnロバ9フ例えば、基板温度、V族元素/■族元素比
、■族元素の組成比(例えばIn/Ga)などの超格子
成長条件によりいろいろ変化するものである。
このように、超格子成長中の揺らぎにより、厚さや組成
が変化しゃすいI nAs Pi移層が原因となり、I
nGaAs/InP系では超格子の量子準位はランダム
に揺らぐために、励起子吸収ピークはGaAs/A(l
GaAsに比較して急峻性が悪く、吸収の半値幅も広く
なる。このような特性は、ガスソースMBE法に特徴的
なものでなく、MOCVD,VPE法によって成長させ
た超格子において、より顕著にみられ、光変調器等のデ
バイスの作製上大きな問題となっていた。
が変化しゃすいI nAs Pi移層が原因となり、I
nGaAs/InP系では超格子の量子準位はランダム
に揺らぐために、励起子吸収ピークはGaAs/A(l
GaAsに比較して急峻性が悪く、吸収の半値幅も広く
なる。このような特性は、ガスソースMBE法に特徴的
なものでなく、MOCVD,VPE法によって成長させ
た超格子において、より顕著にみられ、光変調器等のデ
バイスの作製上大きな問題となっていた。
一方、I nGaAs/I nAaAsまたはGa S
b/AQGa S b等の材料系では、V族元素の切
り替わりが無いために、V族元素の置き代わりによる遷
移層の存在は見られないが、AQ組成の大きいバリア層
が存在するために、非発光センタの少ない高効率な超格
子構造の作製が容易でないことなどの問題があり、デバ
イスとして実用に供されるまでに至っていない。
b/AQGa S b等の材料系では、V族元素の切
り替わりが無いために、V族元素の置き代わりによる遷
移層の存在は見られないが、AQ組成の大きいバリア層
が存在するために、非発光センタの少ない高効率な超格
子構造の作製が容易でないことなどの問題があり、デバ
イスとして実用に供されるまでに至っていない。
〔発明が解決しようとする課題]
上述したごとく、従来の、例えば
I nGaAs (P)/I nP系の超格子構造にお
いて、蒸気圧の高いV族元素であるAsとPが2種類も
含まれていることから、V族元素の組成が急峻に変化す
る超格子構造の作製が困難であり、またガスソースMB
E法などの有効な成長法を用いても、成長した超格子構
造の励起子吸収ピークはGaAs/AQGaAsに比較
して急峻性が悪く、吸収の半値幅も広いという欠点があ
った。
いて、蒸気圧の高いV族元素であるAsとPが2種類も
含まれていることから、V族元素の組成が急峻に変化す
る超格子構造の作製が困難であり、またガスソースMB
E法などの有効な成長法を用いても、成長した超格子構
造の励起子吸収ピークはGaAs/AQGaAsに比較
して急峻性が悪く、吸収の半値幅も広いという欠点があ
った。
本発明の目的は、上記従来技術における欠点を解消し、
光通信、光交換、光情報処理等に用いられる光機能素子
用材料として優れた特性を示すInGaAs/InP系
の半導体超格子材料に代表される元素の周期表■−v族
化合物半導体超格子において、量子井戸層からバリア層
の界面を成長させる場合に、その成長界面に特定の元素
を含む所定厚さの原子層からなる遷移層を設けることに
より、ヘテロ界面の急峻性を良くし、界面における遷移
領域のバンドギャップを大きくし、量子井戸の準位が遷
移領域における組成の揺らぎの影響を受けにくい、光学
的にみて均一性が良好で、励起子吸収ピークの半値幅が
広がらないm−v族化合物半導体からなる超格子構造を
提供することにある。
光通信、光交換、光情報処理等に用いられる光機能素子
用材料として優れた特性を示すInGaAs/InP系
の半導体超格子材料に代表される元素の周期表■−v族
化合物半導体超格子において、量子井戸層からバリア層
の界面を成長させる場合に、その成長界面に特定の元素
を含む所定厚さの原子層からなる遷移層を設けることに
より、ヘテロ界面の急峻性を良くし、界面における遷移
領域のバンドギャップを大きくし、量子井戸の準位が遷
移領域における組成の揺らぎの影響を受けにくい、光学
的にみて均一性が良好で、励起子吸収ピークの半値幅が
広がらないm−v族化合物半導体からなる超格子構造を
提供することにある。
[課題を解決するための手段〕
上記本発明の目的は、上記半導体超格子構造において(
1)バンドギャップがより小さいI nGaAsまたは
I nGaAsP量子井戸層、およびバンドギャップが
より大きいInPnラバ1フ たはInGaAsP量子井戸層からInPnラバ1フ に開けることにより、1〜3原子層厚のInAQAs(
P)またはInA11GaAs (P)の遷移層を挿入
する、または(2)バンドギャップがより小さいr n
G a A sまたはI nGaAs P量子井戸層
および、バンドギャップがより大きいInGaAsPバ
リア層からなる超格子構造において、I nGaAsま
たはI nGaAs P量子井戸層からInGaAsP
バリア層の成長界面にAQの分子線セルのシャッタを同
時に開けることにより1−10原子層厚のInAQAs
PまたはI n G aAQA s Pの遷移層を挿入
することにより達成される。そして、上記組成の遷移層
を挿入するという点で、従来の超格子構造とは基本的に
構成を異にするものである。
1)バンドギャップがより小さいI nGaAsまたは
I nGaAsP量子井戸層、およびバンドギャップが
より大きいInPnラバ1フ たはInGaAsP量子井戸層からInPnラバ1フ に開けることにより、1〜3原子層厚のInAQAs(
P)またはInA11GaAs (P)の遷移層を挿入
する、または(2)バンドギャップがより小さいr n
G a A sまたはI nGaAs P量子井戸層
および、バンドギャップがより大きいInGaAsPバ
リア層からなる超格子構造において、I nGaAsま
たはI nGaAs P量子井戸層からInGaAsP
バリア層の成長界面にAQの分子線セルのシャッタを同
時に開けることにより1−10原子層厚のInAQAs
PまたはI n G aAQA s Pの遷移層を挿入
することにより達成される。そして、上記組成の遷移層
を挿入するという点で、従来の超格子構造とは基本的に
構成を異にするものである。
本発明の具体的構成は、元素の周期表■族とV族の元素
により構成され、かつV族元素が互に異なる量子井戸層
とバリア層からなる化合物半導体超格子構造において、
上記超格子構造の一つもしくは二つのヘテロ界面に、上
記超格子を構成する■族元素とは異なる他の■族元素を
含む遷移層を、1原子層ないし10原子層の厚さに設け
た■−v族化合物半導体超格子構造である。
により構成され、かつV族元素が互に異なる量子井戸層
とバリア層からなる化合物半導体超格子構造において、
上記超格子構造の一つもしくは二つのヘテロ界面に、上
記超格子を構成する■族元素とは異なる他の■族元素を
含む遷移層を、1原子層ないし10原子層の厚さに設け
た■−v族化合物半導体超格子構造である。
[実施例]
以下に本発明の一実施例を挙げ、図面を引用しながら、
さらに詳細に説明する。
さらに詳細に説明する。
本発明の半導体超格子構造の効果は、主にInP基板に
格子整合した1,5,m帯の I n。、、、G aol,A s / I n P系
の超格子に,特に顕著であることからIn。、、、Ga
。、、、Asの量子井戸層(量子井戸層厚Lz=8nm
)、I nPバリア層(バリア層厚LB=8nm)から
なる超格子をガスソースMBE法で成長させる場合を例
にとって、従来技術と比較しながら本発明の実施例につ
いて説明する。従来の半導体超格子の作製方法は、例え
ば、単結晶1nPよりなる半導体基板上に、バッファ層
としてInP (PH,ガスをガスセルに導入し、In
セルのシャッタを開ける)を11M成長した後にI n
,、s.Ga,、、、As量子子弁層l 〔第5図(a
)〕を成長させるためにInのセルのシャッタを閉じ、
導入ガスをPH,からA s H 、に切り替える。切
り替えてから5秒後(切り替え時の待ち時間と言う)に
、再びInとGaのセルのシャッタを開く。次に、In
Pバリア層2〔第5図(a)〕を成長させるためにIn
とGaのセルのシャッタを閉じ、導入ガスをAsH3か
らPH.に切り替える。半導体表面には、Asの原子が
吸着されていて通常の成長温度である520℃、切り替
え時の待ち時間(5〜30秒)では、大部分のAs原子
はP原子に置き替わることは無い。このままInのセル
を開けてInPを成長させると、半導体表面に吸着した
AsとInとか反応し、InAsの1〜IO単原子層程
度に成長するため、InGaAs (P)量子井戸層界
面にバンドギャップの小さいInAsからInAsPに
変化する数原子層の遷移層〔第5図(a))が形成され
るため、上述の第5図(a)〜(c)で説明したごとく
、量子化準位は遷移層の厚さに依存し大きく低下するこ
とになる。
格子整合した1,5,m帯の I n。、、、G aol,A s / I n P系
の超格子に,特に顕著であることからIn。、、、Ga
。、、、Asの量子井戸層(量子井戸層厚Lz=8nm
)、I nPバリア層(バリア層厚LB=8nm)から
なる超格子をガスソースMBE法で成長させる場合を例
にとって、従来技術と比較しながら本発明の実施例につ
いて説明する。従来の半導体超格子の作製方法は、例え
ば、単結晶1nPよりなる半導体基板上に、バッファ層
としてInP (PH,ガスをガスセルに導入し、In
セルのシャッタを開ける)を11M成長した後にI n
,、s.Ga,、、、As量子子弁層l 〔第5図(a
)〕を成長させるためにInのセルのシャッタを閉じ、
導入ガスをPH,からA s H 、に切り替える。切
り替えてから5秒後(切り替え時の待ち時間と言う)に
、再びInとGaのセルのシャッタを開く。次に、In
Pバリア層2〔第5図(a)〕を成長させるためにIn
とGaのセルのシャッタを閉じ、導入ガスをAsH3か
らPH.に切り替える。半導体表面には、Asの原子が
吸着されていて通常の成長温度である520℃、切り替
え時の待ち時間(5〜30秒)では、大部分のAs原子
はP原子に置き替わることは無い。このままInのセル
を開けてInPを成長させると、半導体表面に吸着した
AsとInとか反応し、InAsの1〜IO単原子層程
度に成長するため、InGaAs (P)量子井戸層界
面にバンドギャップの小さいInAsからInAsPに
変化する数原子層の遷移層〔第5図(a))が形成され
るため、上述の第5図(a)〜(c)で説明したごとく
、量子化準位は遷移層の厚さに依存し大きく低下するこ
とになる。
これに対し、本発明の半導体超格子の成長方法は、上記
従来技術と同様に、例えば、単結晶InPよりなる半導
体基板上に、バッファ層として InP(PH,ガスを
ガスセルに導入し、Inセルのシャッタを開ける)を1
p成長した後に、I n、、、3G al、4.A s
量子井戸層1〔第1図(a)]を成長させるためにIn
のセルのシャッタを閉じ、導入ガスをPH,からAsH
,に切り替える。切り替えてから5秒後(切り替え時の
待ち時間と言う)に、再びInとGaのセルのシャッタ
を開く。次に、InPnラバ9フ を成長させるためにInとGaのセルのシャッタを閉じ
、導入カスをAsH.からPH3に切り替える。半導体
表面には、Asの原子が吸着していて通常の成長温度で
ある520℃、切り替え時の待ち時間(5〜30秒)で
は、大部分のAs原子はP原子に置き替わることは無い
。ここまでは、従来技術と同様であるが、本発明の超格
子の成長においては、Inのセルのシャッタを開けIn
Pを成長させる前に、Mのセルのシャッタを1〜3原子
層程度になる時間だけ開ける。または、舷とInのセル
のシャッタを同時に1〜3原子層程度になる時間だけ開
ける。表面に吸着したAsとMとが、またはAsとAQ
,Inとが反応してAllAsまたはInAuAsの1
−10単原子層が成長する。
従来技術と同様に、例えば、単結晶InPよりなる半導
体基板上に、バッファ層として InP(PH,ガスを
ガスセルに導入し、Inセルのシャッタを開ける)を1
p成長した後に、I n、、、3G al、4.A s
量子井戸層1〔第1図(a)]を成長させるためにIn
のセルのシャッタを閉じ、導入ガスをPH,からAsH
,に切り替える。切り替えてから5秒後(切り替え時の
待ち時間と言う)に、再びInとGaのセルのシャッタ
を開く。次に、InPnラバ9フ を成長させるためにInとGaのセルのシャッタを閉じ
、導入カスをAsH.からPH3に切り替える。半導体
表面には、Asの原子が吸着していて通常の成長温度で
ある520℃、切り替え時の待ち時間(5〜30秒)で
は、大部分のAs原子はP原子に置き替わることは無い
。ここまでは、従来技術と同様であるが、本発明の超格
子の成長においては、Inのセルのシャッタを開けIn
Pを成長させる前に、Mのセルのシャッタを1〜3原子
層程度になる時間だけ開ける。または、舷とInのセル
のシャッタを同時に1〜3原子層程度になる時間だけ開
ける。表面に吸着したAsとMとが、またはAsとAQ
,Inとが反応してAllAsまたはInAuAsの1
−10単原子層が成長する。
第1図(a)はInAflAsを数原子層挿入した場合
の実施例を示す。V族元素の切り替えを行っているので
InAQAsからInMAsPを経てInPに遷移する
領域(InAQAsからInAQAsPの遷移層)4が
存在する。なお、価電子帯および伝導帯のバンド構造お
よび正孔・電子分布を第1図(b)および(c)に示す
。
の実施例を示す。V族元素の切り替えを行っているので
InAQAsからInMAsPを経てInPに遷移する
領域(InAQAsからInAQAsPの遷移層)4が
存在する。なお、価電子帯および伝導帯のバンド構造お
よび正孔・電子分布を第1図(b)および(c)に示す
。
I n (、−X)AQXA S中のIn組成Xの値が
0.5であるとすると、バンドギャップEg=1.54
eVであり、ヘテロ界面でのバンドギャップの低下はみ
られなかった。ただし、I nGaAsとの間のバンド
オフセット量の関係で価電子帯・伝導帯の界面での飛び
は見られるが、量子化レベルの揺らぎ量は1/10程度
に小さかった。
0.5であるとすると、バンドギャップEg=1.54
eVであり、ヘテロ界面でのバンドギャップの低下はみ
られなかった。ただし、I nGaAsとの間のバンド
オフセット量の関係で価電子帯・伝導帯の界面での飛び
は見られるが、量子化レベルの揺らぎ量は1/10程度
に小さかった。
第2図は、従来の超格子成長法と本発明の超格子成長法
によって形成した半導体超格子の量子化準位の測定結果
の一例である。従来の方法で形成した超格子(破線6)
の量子井戸の量子化準位は、本発明の方法で成長させた
超格子(実線5)に比較してエネルギのシフト量が小さ
い。特に、量子井戸幅の小さい領域に関しては顕著であ
る。このように本発明の成長法を用いれば、再現性よく
広い成長条件で励起子吸収ピークの半値幅の狭い超格子
構造を実現することができる。
によって形成した半導体超格子の量子化準位の測定結果
の一例である。従来の方法で形成した超格子(破線6)
の量子井戸の量子化準位は、本発明の方法で成長させた
超格子(実線5)に比較してエネルギのシフト量が小さ
い。特に、量子井戸幅の小さい領域に関しては顕著であ
る。このように本発明の成長法を用いれば、再現性よく
広い成長条件で励起子吸収ピークの半値幅の狭い超格子
構造を実現することができる。
上記実施例においては、主にI nGaAs/InP系
の半導体超格子のヘテロ界面にInAllAsからIn
AQAsPの遷移層を形成させる場合について述べたが
、上記遷移層がInAQGaAsであってもよく、また
他のm−■族化合物半導体超格子、例えばI n G
a A s P /InP系の超格子のヘテロ界面にI
nAflAsまたはInuGaAsの遷移層、I nG
aAs/I nGaAs P系またはI nGaAs
P/I nGaAs P系の超格子のヘテロ界面にIn
ANAsPまたはInAflGaAsPの遷移層、In
Sb/InAs系の超格子のヘテロ界面にInGaSb
,InAaSbまたはInAaGaSbの遷移層、ある
いはG a A s / AQ I n G a P系
の超格子のヘテロ界面にA11GaAsまたはAJLA
sの遷移層を設けても良く、上記実施例と同等の効果が
得られることを確認している。
の半導体超格子のヘテロ界面にInAllAsからIn
AQAsPの遷移層を形成させる場合について述べたが
、上記遷移層がInAQGaAsであってもよく、また
他のm−■族化合物半導体超格子、例えばI n G
a A s P /InP系の超格子のヘテロ界面にI
nAflAsまたはInuGaAsの遷移層、I nG
aAs/I nGaAs P系またはI nGaAs
P/I nGaAs P系の超格子のヘテロ界面にIn
ANAsPまたはInAflGaAsPの遷移層、In
Sb/InAs系の超格子のヘテロ界面にInGaSb
,InAaSbまたはInAaGaSbの遷移層、ある
いはG a A s / AQ I n G a P系
の超格子のヘテロ界面にA11GaAsまたはAJLA
sの遷移層を設けても良く、上記実施例と同等の効果が
得られることを確認している。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したごとく、本発明による超格子構造は
、光機能素子用材料として優れた特性を示すInGaA
s/InP系の半導体超格子であり、光通信・光交換・
光情報処理等のデバイスに好適に用いられ、例えばIn
GaAsからInPの界面を成長する場合に、成長界面
に1〜10原子層のInAQAsまたはInAQGaA
s層を挿入することにより、界面における遷移領域のバ
ンドギャップを大きくすることができ、量子井戸の準位
が遷移領域における組成の揺らぎの影響を受けないので
、光学的にみて均一性が向上し、励起子吸収ピークの半
値幅が広がらないという特長がある。したがって、励起
子吸収ピークの電界効果を利用した光変調器の駆動電圧
、励起子吸収ピークの光非線形屈折率特性を利用した非
線形エタロンデバイスの飽和光強度の大幅な低減などが
実現できる。
、光機能素子用材料として優れた特性を示すInGaA
s/InP系の半導体超格子であり、光通信・光交換・
光情報処理等のデバイスに好適に用いられ、例えばIn
GaAsからInPの界面を成長する場合に、成長界面
に1〜10原子層のInAQAsまたはInAQGaA
s層を挿入することにより、界面における遷移領域のバ
ンドギャップを大きくすることができ、量子井戸の準位
が遷移領域における組成の揺らぎの影響を受けないので
、光学的にみて均一性が向上し、励起子吸収ピークの半
値幅が広がらないという特長がある。したがって、励起
子吸収ピークの電界効果を利用した光変調器の駆動電圧
、励起子吸収ピークの光非線形屈折率特性を利用した非
線形エタロンデバイスの飽和光強度の大幅な低減などが
実現できる。
第1図(a)、(b)、(c)は本発明の実施例におい
て例示した半導体超格子の価電子帯および伝導帯のバン
ド構造および正孔・電子分布を示す説明図、第2図は本
発明の実施例において例示した半導体超格子の量子化準
位のシフト量と量子井戸幅との関係を従来の超格子と比
較して示すグラフ、第3図(a)、(b)、(c)、(
d)は従来の超格子の組成をI n(、−x)GaxA
SyP(、−y)で表わした場合のGaの組成(x)、
Inの組成(1−x)、Pの組成(1−y)およびAs
の組成(y)を示すグラフ、第4図(a)、(b)、(
c)は理想的な超格子の価電子帯および伝導帯のバンド
構造および正孔・電子分布を示す説明図、第5図(a)
、(b)、(c)は従来の超格子の価電子帯および伝導
帯のバンド構造および正孔・電子分布を示す説明図であ
る。 1・・・InGaAs量子井戸層 2・・・InPバリア層 3−−− I n A sからInAsPの遷移層4−
I nA11A sからInAQAsPの遷移層5・
・・本発明の実施例で例示した超格子の量子化準位のシ
フト・量と量子井戸幅の関係 6・・・従来の超格子の量子化準位のシフト量と量子井
戸幅の関係 特許出願人 日本電信電話株式会社
て例示した半導体超格子の価電子帯および伝導帯のバン
ド構造および正孔・電子分布を示す説明図、第2図は本
発明の実施例において例示した半導体超格子の量子化準
位のシフト量と量子井戸幅との関係を従来の超格子と比
較して示すグラフ、第3図(a)、(b)、(c)、(
d)は従来の超格子の組成をI n(、−x)GaxA
SyP(、−y)で表わした場合のGaの組成(x)、
Inの組成(1−x)、Pの組成(1−y)およびAs
の組成(y)を示すグラフ、第4図(a)、(b)、(
c)は理想的な超格子の価電子帯および伝導帯のバンド
構造および正孔・電子分布を示す説明図、第5図(a)
、(b)、(c)は従来の超格子の価電子帯および伝導
帯のバンド構造および正孔・電子分布を示す説明図であ
る。 1・・・InGaAs量子井戸層 2・・・InPバリア層 3−−− I n A sからInAsPの遷移層4−
I nA11A sからInAQAsPの遷移層5・
・・本発明の実施例で例示した超格子の量子化準位のシ
フト・量と量子井戸幅の関係 6・・・従来の超格子の量子化準位のシフト量と量子井
戸幅の関係 特許出願人 日本電信電話株式会社
Claims (1)
- 1、元素の周期表III族とV族の元素により構成され、
かつV族元素が互に異なる量子井戸層とバリア層からな
る化合物半導体超格子構造において、上記超格子構造の
一つもしくは二つのヘテロ界面に、上記超格子を構成す
るIII族元素とは異なる他のIII族元素を含む遷移層を、
1原子層ないし10原子層の厚さに設けたことを特徴と
する半導体超格子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11011790A JPH0410527A (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 半導体超格子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11011790A JPH0410527A (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 半導体超格子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0410527A true JPH0410527A (ja) | 1992-01-14 |
Family
ID=14527472
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11011790A Pending JPH0410527A (ja) | 1990-04-27 | 1990-04-27 | 半導体超格子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0410527A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0702439A1 (en) * | 1994-09-19 | 1996-03-20 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Semiconductor laser and fabricating method thereof |
-
1990
- 1990-04-27 JP JP11011790A patent/JPH0410527A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5737350A (en) * | 1994-09-13 | 1998-04-07 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Semiconductor laser having multi-quantum barrier including complex barrier structure and method of making the semiconductor laser |
| EP0702439A1 (en) * | 1994-09-19 | 1996-03-20 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Semiconductor laser and fabricating method thereof |
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