JPH041053B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH041053B2 JPH041053B2 JP31573187A JP31573187A JPH041053B2 JP H041053 B2 JPH041053 B2 JP H041053B2 JP 31573187 A JP31573187 A JP 31573187A JP 31573187 A JP31573187 A JP 31573187A JP H041053 B2 JPH041053 B2 JP H041053B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- properties
- alloy
- conductivity
- connectors
- terminals
- Prior art date
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Description
〔産業上の利用分野〕
この発明は、高強度を有し、かつ導電性、ばね
性、熱クリープ特性、および耐金型摩耗性にすぐ
れ、特にこれらの特性が要求される端子、コネク
タとして用いた場合にすぐれた性能を発揮する
Cu合金に関するものである。 〔従来の技術〕 従来、一般に、電子・電気機器や自動車などの
電気部品に組み込まれている端子、コネクタの製
造には、黄銅や丹銅、さらにCu−約5%Zn合金
などのCu−Zn系合金が用いられている。 一方、近年、上記電気部品に対する小型化、軽
量、さらにこれに伴う高密度実装化に対する要求
が高まりつつあり、これに伴つて端子、コネクタ
に対しても小型化および軽量化が求められてい
る。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、上記の従来Cu−Zn系合金のうち、Cu
−約5%Zn合金は、すぐれた導電性をもつので、
電気部品に流れる電流が大きく、発熱を伴う環境
下での使用に際しては有用であるが、黄銅および
丹銅を含め、強度およびばね性が十分でなく、ま
た昇温状態での熱クリープ特性にも難点があるの
で、端子、コネクタとして満足な小型化および軽
量化をはかることができず、さらに端子、コネク
タへの打抜きプレス加工における金型の摩耗が相
対的にはやく、特に寸法が小さく、高い寸法精度
を要求される場合には金型寿命が短かくなるなど
の問題がある。 〔問題点を解決するための手段〕 そこで、本発明者等は、上述のような観点か
ら、端子、コネクタの小型化および軽量化を可能
とすべく材料面から研究を行なつた結果、重量%
で(以下%は重量%を示す)、 Zn:1.5〜5%、Ni:03〜1%、 Si:0.03〜0.3%、Ca:0.001〜0.05%、 を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組
成を有するCu合金は、高強度を有し、かつ導電
性、ばね性、熱クリープ特性、および耐金型摩耗
性にすぐれ、したがつて、このCu合金を端子、
コネクタとして用いると、これの小型化および軽
量化が可能となり、かつその製造工程で施される
打抜プレス加工で用いられる金型の使用寿命の延
命化がはかれるようになるという知見を得たので
ある。 この発明は、上記知見にもとづいてなされたも
のであつて、以下に成分組成を上記の通りに限定
した理由を説明する。 (a) Zn Zn成分には、鋳造性を向上させて鋳塊の健
全化に寄与し、かつ素地に固溶して、Cuによ
つてもたらされるすぐれた導電性を損なうこと
なく、強度を向上させる作用があるが、その含
有量が1.5%未満では前記作用に所望の効果が
得られず、一方その含有量が5%を越えると、
はんだ付け性が低下するようになると共に、応
力腐食割れ感受性が高くなることから、その含
有量を1.5〜5%と定めた。 (b) NiおよびSi これら両成分には、一部素地に固溶するが、
大部分は相互に結合して化合物を形成し、もつ
て導電性を損なうことなく、強度を一段と向上
させると共に、軟化温度を上げ、熱クリープ特
性を向上させる作用があるが、その含有量がそ
れぞれNi:0.3%未満およびSi:0.03%未満で
は前記作用に所望の向上効果が得られず、一方
その含有量がNi:1%およびSi:0.3%を越え
ると、導電性が低下するようになることから、
その含有量を、それぞれNi:0.3〜1%、Si:
0.03〜0.3%と定めた。 (c) Ca Ca成分には、ばね性、熱クリープ特性、お
よび耐金型摩耗性を向上させる作用があるが、
その含有量が0.001%未満では前記作用に所望
の効果が得られず、一方その含有量が0.05%を
越えると冷間加工性が低下するようになること
から、その含有量を0.001〜0.05%と定めた。 〔実施例〕 つぎに、この発明のCu合金を実施例により具
体的に説明する。 通常の低周波溝型溶解炉を用い、大気中、木炭
被覆下で、それぞれ第1表に示されるCu合金を
溶製し、半連続鋳造法により厚さ:160mm×幅:
450mm×長さ:2400mmの寸法をもつた鋳塊とし、
ついでこの鋳塊に、800〜900℃の範囲内の所定温
度で熱間圧延を開始して厚さ:10mmの熱延板と
し、水冷後面削を行ない、通常の条件で冷間圧延
と焼鈍を繰り返し行ない、75%の仕上げ圧延率に
て厚さ:0.3mmの条材とし、この条材に200〜450
℃の範囲内の所定温度に1時間保持の条件で焼鈍
を施すことによつて本発明Cu合金条材1〜5お
よび比較Cu合金条材1〜3をそれぞれ製造した。 なお、比較Cu合金条材1〜3は、いずれも構
成成分のうちの少なくとも1種の成分を含有しな
い組成をもつものである。 ついで、この結果得られた本発明Cu合金条材
1〜5および比較Cu合金条材1〜3について、
強度を評価する目的で引張り強さと伸びを測定
し、また導電性およびばね性を評価する目的で、
導電率(%IACS)およびばね限界値を測定し、
さらに熱クリープ特性を評価する目的で応力付加
加熱後の応力緩和率を測定し、かつ耐金型摩耗性
を評価した。 なお、ばね限界値は、JIS・H3130のモーメン
ト式試験により測定した。 また、応力緩和率は、幅:12.7mm×長さ:
性、熱クリープ特性、および耐金型摩耗性にすぐ
れ、特にこれらの特性が要求される端子、コネク
タとして用いた場合にすぐれた性能を発揮する
Cu合金に関するものである。 〔従来の技術〕 従来、一般に、電子・電気機器や自動車などの
電気部品に組み込まれている端子、コネクタの製
造には、黄銅や丹銅、さらにCu−約5%Zn合金
などのCu−Zn系合金が用いられている。 一方、近年、上記電気部品に対する小型化、軽
量、さらにこれに伴う高密度実装化に対する要求
が高まりつつあり、これに伴つて端子、コネクタ
に対しても小型化および軽量化が求められてい
る。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし、上記の従来Cu−Zn系合金のうち、Cu
−約5%Zn合金は、すぐれた導電性をもつので、
電気部品に流れる電流が大きく、発熱を伴う環境
下での使用に際しては有用であるが、黄銅および
丹銅を含め、強度およびばね性が十分でなく、ま
た昇温状態での熱クリープ特性にも難点があるの
で、端子、コネクタとして満足な小型化および軽
量化をはかることができず、さらに端子、コネク
タへの打抜きプレス加工における金型の摩耗が相
対的にはやく、特に寸法が小さく、高い寸法精度
を要求される場合には金型寿命が短かくなるなど
の問題がある。 〔問題点を解決するための手段〕 そこで、本発明者等は、上述のような観点か
ら、端子、コネクタの小型化および軽量化を可能
とすべく材料面から研究を行なつた結果、重量%
で(以下%は重量%を示す)、 Zn:1.5〜5%、Ni:03〜1%、 Si:0.03〜0.3%、Ca:0.001〜0.05%、 を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組
成を有するCu合金は、高強度を有し、かつ導電
性、ばね性、熱クリープ特性、および耐金型摩耗
性にすぐれ、したがつて、このCu合金を端子、
コネクタとして用いると、これの小型化および軽
量化が可能となり、かつその製造工程で施される
打抜プレス加工で用いられる金型の使用寿命の延
命化がはかれるようになるという知見を得たので
ある。 この発明は、上記知見にもとづいてなされたも
のであつて、以下に成分組成を上記の通りに限定
した理由を説明する。 (a) Zn Zn成分には、鋳造性を向上させて鋳塊の健
全化に寄与し、かつ素地に固溶して、Cuによ
つてもたらされるすぐれた導電性を損なうこと
なく、強度を向上させる作用があるが、その含
有量が1.5%未満では前記作用に所望の効果が
得られず、一方その含有量が5%を越えると、
はんだ付け性が低下するようになると共に、応
力腐食割れ感受性が高くなることから、その含
有量を1.5〜5%と定めた。 (b) NiおよびSi これら両成分には、一部素地に固溶するが、
大部分は相互に結合して化合物を形成し、もつ
て導電性を損なうことなく、強度を一段と向上
させると共に、軟化温度を上げ、熱クリープ特
性を向上させる作用があるが、その含有量がそ
れぞれNi:0.3%未満およびSi:0.03%未満で
は前記作用に所望の向上効果が得られず、一方
その含有量がNi:1%およびSi:0.3%を越え
ると、導電性が低下するようになることから、
その含有量を、それぞれNi:0.3〜1%、Si:
0.03〜0.3%と定めた。 (c) Ca Ca成分には、ばね性、熱クリープ特性、お
よび耐金型摩耗性を向上させる作用があるが、
その含有量が0.001%未満では前記作用に所望
の効果が得られず、一方その含有量が0.05%を
越えると冷間加工性が低下するようになること
から、その含有量を0.001〜0.05%と定めた。 〔実施例〕 つぎに、この発明のCu合金を実施例により具
体的に説明する。 通常の低周波溝型溶解炉を用い、大気中、木炭
被覆下で、それぞれ第1表に示されるCu合金を
溶製し、半連続鋳造法により厚さ:160mm×幅:
450mm×長さ:2400mmの寸法をもつた鋳塊とし、
ついでこの鋳塊に、800〜900℃の範囲内の所定温
度で熱間圧延を開始して厚さ:10mmの熱延板と
し、水冷後面削を行ない、通常の条件で冷間圧延
と焼鈍を繰り返し行ない、75%の仕上げ圧延率に
て厚さ:0.3mmの条材とし、この条材に200〜450
℃の範囲内の所定温度に1時間保持の条件で焼鈍
を施すことによつて本発明Cu合金条材1〜5お
よび比較Cu合金条材1〜3をそれぞれ製造した。 なお、比較Cu合金条材1〜3は、いずれも構
成成分のうちの少なくとも1種の成分を含有しな
い組成をもつものである。 ついで、この結果得られた本発明Cu合金条材
1〜5および比較Cu合金条材1〜3について、
強度を評価する目的で引張り強さと伸びを測定
し、また導電性およびばね性を評価する目的で、
導電率(%IACS)およびばね限界値を測定し、
さらに熱クリープ特性を評価する目的で応力付加
加熱後の応力緩和率を測定し、かつ耐金型摩耗性
を評価した。 なお、ばね限界値は、JIS・H3130のモーメン
ト式試験により測定した。 また、応力緩和率は、幅:12.7mm×長さ:
【表】
第1表に示される結果から、本発明Cu合金条
材1〜5は、いずれも引張強さ:50Kgf/mm2以上
の高強度、ばね限界値:30Kgf/mm2以上のすぐれ
たばね性、さらに導電率:40%IACS以上の高導
電性を有し、かつ熱クリープ特性および耐金型摩
耗性にもすぐれているのに対して、構成成分のう
ちの少なくともいずれかの成分を含有しない比較
Cu合金条材1〜3では、上記の特性のうち少な
くともいずれかの特性が劣るものであり、特に従
来Cu合金に相当する比較Cu合金条材1では導電
率を除いて、他のすべての特性が本発明Cu合金
条材1〜5に比して劣ることが明らかである。 上述のように、この発明のCu合金は、高強度
を有し、さらにすぐれた導電性、ばね性、および
熱クリープ特性を有するので、小型化および軽量
化が要求される端子、コネクタの製造に十分対応
できるものであり、さらに耐金型摩耗性にもすぐ
れているので、例えば打抜プレス加工に用いられ
る金型の摩耗を低減せしめ、長期に亘る使用を可
能にするなど工業上有用な特性を有するのであ
る。
材1〜5は、いずれも引張強さ:50Kgf/mm2以上
の高強度、ばね限界値:30Kgf/mm2以上のすぐれ
たばね性、さらに導電率:40%IACS以上の高導
電性を有し、かつ熱クリープ特性および耐金型摩
耗性にもすぐれているのに対して、構成成分のう
ちの少なくともいずれかの成分を含有しない比較
Cu合金条材1〜3では、上記の特性のうち少な
くともいずれかの特性が劣るものであり、特に従
来Cu合金に相当する比較Cu合金条材1では導電
率を除いて、他のすべての特性が本発明Cu合金
条材1〜5に比して劣ることが明らかである。 上述のように、この発明のCu合金は、高強度
を有し、さらにすぐれた導電性、ばね性、および
熱クリープ特性を有するので、小型化および軽量
化が要求される端子、コネクタの製造に十分対応
できるものであり、さらに耐金型摩耗性にもすぐ
れているので、例えば打抜プレス加工に用いられ
る金型の摩耗を低減せしめ、長期に亘る使用を可
能にするなど工業上有用な特性を有するのであ
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 Zn:1.5〜5%、Ni:0.3〜1%、 Si:0.03〜0.3%、Ca:0.001〜0.05%、 を含有し、残りがCuと不可避不純物からなる組
成(以上重量%)を有することを特徴とする端
子、コネクタ用Cu合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31573187A JPH01156443A (ja) | 1987-12-14 | 1987-12-14 | 端子、コネクタ用Cu合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31573187A JPH01156443A (ja) | 1987-12-14 | 1987-12-14 | 端子、コネクタ用Cu合金 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01156443A JPH01156443A (ja) | 1989-06-20 |
| JPH041053B2 true JPH041053B2 (ja) | 1992-01-09 |
Family
ID=18068855
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31573187A Granted JPH01156443A (ja) | 1987-12-14 | 1987-12-14 | 端子、コネクタ用Cu合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01156443A (ja) |
-
1987
- 1987-12-14 JP JP31573187A patent/JPH01156443A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01156443A (ja) | 1989-06-20 |
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