JPH041057B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH041057B2 JPH041057B2 JP58150438A JP15043883A JPH041057B2 JP H041057 B2 JPH041057 B2 JP H041057B2 JP 58150438 A JP58150438 A JP 58150438A JP 15043883 A JP15043883 A JP 15043883A JP H041057 B2 JPH041057 B2 JP H041057B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- alloy
- alloys
- expansion
- silicon
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C38/00—Ferrous alloys, e.g. steel alloys
- C22C38/10—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing cobalt
- C22C38/105—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing cobalt containing Co and Ni
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Prevention Of Electric Corrosion (AREA)
- Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
- Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)
- Crushing And Grinding (AREA)
- Nonmetallic Welding Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Catalysts (AREA)
- Dental Preparations (AREA)
- Materials For Medical Uses (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、時効硬化型のニツケル−鉄合金に関
し、特に、航空機などのガスタービンエンジン用
合金材料として好適なすぐれた膨張特性と破断特
性とを有する時効硬化型制御膨張合金に関するも
のである。 〔発明の背景〕 制御された組成を有するニツケル−鉄合金およ
びニツケル−コバルト−鉄合金は以前から公知で
あつて、制御された低い膨張特性が望まれる多く
の用途において使用されている。エイゼルステイ
ンなどの米国特許第3157495号は、室温および高
温において高強度を有する型の時効硬化、制御膨
張合金を導入した。このような合金の有効性がガ
スタービンエンジンのメーカ、特に航空機用エン
ジンのメーカの注意を引いた。エンジンにおいて
使用される部品に関してエンジンメーカの必要と
する、強度、温度で長時間、荷重に抵抗する性
能、ノツチ抵抗など要件に起因して、米国特許第
3157495号従つて作られた合金について、広範に
テストが実施され、その結果一部の特性における
欠陥が発見された。そしてこのような欠陥をどの
ようにして補正するかについて見解の相違が生じ
た。この種の合金の改良処理に関する一連の特許
が出され、そのうち米国特許第3705827号、第
4006011号、第4026699号、第4066447号および第
4200459号を挙げることができる。また、鋳造品
に関する米国特許第3971677号および米国特許第
1411693号を挙げることができる。これらの本質
的にクロムを含有しない合金の切欠き試験片にお
いて見られる折損のメカニズムは、酸化または酸
素ぜい化による応力−腐食折損であることをテス
トプログラムが示した。このようにして、空気中
では低い切欠き強さを有する合金が真空中でテス
トしたときにすぐれた切欠き強さを有する。ま
た、緩和効果の故に、若干の合金における応力−
破断延性と切欠き抵抗は1200〓(649℃)または
1300〓(704℃)のオーダの温度では十分である
が、1000〓(538℃)では不十分であることが観
察された。 従来の高アルミニウムの制御膨張合金は、特に
再結晶した結晶粒構造のテストに際して、または
熱化学的に処理された構造を加工方向に対して横
方向にテストしたときに、切欠き−破断強さの著
しい不足を示した。この種の合金は、1000〓
(538℃)において、わずかに50Ksi(3515Kg/
cm2)、またはこれ以下の100時間切欠き強さを示し
た。 このような制御膨張合金の100時間切欠き−破
断強さを少なくとも100Ksi(7030Kg/cm2)まで改
良することが望ましい。また、制御膨張合金が切
欠き延性挙動、即ち切欠き棒材の破断寿命が平滑
部材の破断寿命を越えるような行動を示すことが
しばしば望ましい。 これらの時効硬化型合金において必要とされる
特性を生じさせるための時効処理が、要求される
特性に応じて変動することが知られている。即ち
高温強さと切欠き強さを最大限に発現させるため
の熱処理は一般に、短時間強さを最大限に成すた
めの熱処理よりも長くまた高温であつて、前者は
実際上、過時効処理である。例えば、米国特許第
4200459号に記載された低アルミニウム合金にお
いて、1000〓(538℃)におけるすぐれた切欠き
破断強さを生じさせるためにこのような過時効処
理が必要であることは知られている。予め過時効
処理のみによつて得られたすぐれた破断強さを保
持しながら低Al制御COE合金の短時間引張り特
性を改良することが望まれるようになつた。 経済的要請によつて全熱処理時間を短縮するこ
とが必要となつてきた。更に、ロウ付けなど若干
の目的について1900〓(1038℃)またはこれ以上
ともなり得る高溶体化処理温度にさらされたのち
においてもすぐれた切欠き強さを示す合金を提供
することが必要である。 〔発明の概要〕 本発明はこれらの問題およびその他の問題の解
決を目的としている。 本発明による時効硬化型制御膨張合金は、重量
引で、34%ないし55%のニツケル、25%までのコ
バルト、1%ないし2%のチタン、1.5%ないし
5.5%のニオブ、0.25%ないし1%のケイ素、0.1
%以下の炭素、そして残部が実質的に鉄および不
可避的不純物からなり、少くとも625〓(329℃)
の屈折温度と、常温と屈折温度との間において
5.5×10-6/〓(9.9×10-6/℃)またはこれ以下
の膨張係数とを有する合金であつて、時効処理に
先だつて約1800〓(982℃)以上の温度条件で焼
きなまし処理を行うことによつて高強度とすぐれ
た切欠き破断強さとを有する制御膨脹特性を発現
させるようにしたことを特徴とする 本発明による時効硬化型制御膨張合金は、ニツ
ケル−鉄ないしニツケル−コバルト−鉄時効硬化
合金において、不可避的不純物として含まれるア
ルミニウムの含有量を望ましくは0.1%未満に制
限し、ケイ素含有量を0.25%〜1%の範囲にする
ことにより、短期間引張り特性と応力−破断切欠
き強さの双方の組合わせにおいてすぐれた効果を
奏する。このような効果は、特に時効処理に先だ
つて約1800〓(982℃)以上の温度条件で焼きな
まし処理を行うことによつて顕著となる。 本発明において、「制御膨張合金」とは、特定
の温度範囲内において低い膨張率を維持する特性
を有するような膨張特性の制御された合金を意味
し、たとえば本発明によれば、常温と屈折温度
(少くとも625〓(329℃))との間において5.5×
10-6/〓(9.9×10-6/℃)またはこれ以下の膨
張係数を有する制御膨張合金が提供される。 本発明は、34〜55%のニツケルと、25%のコバ
ルトと、1%〜2%のチタンと、1.5%〜5.5%の
ニオブと、0.25〜1%のケイ素と、0.1%以下の
炭素とを有し、残部が主として鉄ならびに不可避
的不純物からなる時効硬化合金に関するものであ
る。ここに重量%で示した合金組成は、屈折温度
が少なくとも625〓(329℃)となり、また、常温
と屈折温度との間の温度で測定された膨張係数が
〓当り5.5×10-6(℃当り9.9×10-6)または以下と
なるように主要要素に関して相関関係にある。時
効硬化合金は強力であつて、例えば平方インチ当
り(psi)少なくとも約115000ポンド(51750Kg)
の常温降伏強さ(0.2%オフセツト)を有し、
1000〓(538℃)と120Ksi(8436Kg/cm2)でテス
トされた場合に少なくとも60時間の切欠き棒材破
断寿命を有する。特記しない限り、切欠き試験片
の応力集中フアクタ(Kt)は2に等しい。過時
効状態において、本発明による合金は1000〓
(538℃)で切欠き延性であり、優に100時間を超
える120Ksi(8436Kg/cm2)における破断寿命を示
す。過時効状態においても、本発明の合金は常温
と高温、例えば1000〓(538℃)において、高い
降伏強さを示す。例えば、100000psi(7030Kg/
cm2)またはこれ以上の過時効常温降伏強さが得ら
れる。 好ましくは、本発明の合金は35%〜39%のニツ
ケルと、12%〜16%のコバルトと、1.2%〜1.8%
のチタンと、4.3%〜5.2%のニオブと、0.3%〜
0.5%のケイ素と、残部の主として鉄とを含有し
ている。 上記のように、本発明においてはケイ素の含有
量を0.25%〜1%の範囲に制限することが、切欠
き破断強さと破断延性を改善する上で重要であ
る。これは、ケイ素の存在が、酸素に起因する応
力脆化に対する抵抗性を向上させることによるも
のと推定される。ケイ素含有量が0.25%未満で
は、目的とする切欠き破断強さと破断延性効果が
乏しく、一方1%を超えてケイ素を添加すると熱
膨張特性に悪影響を与える傾向があるので好まし
くない。 上記の合金成分において、残部としての鉄は低
膨張特性を制御するのに有効な成分であり、ニツ
ケルは鉄とともに低膨張特性を制御するのに有効
な成分である。ニツケルはまた、オーステナイト
マトリツクスを付与するのに有効な元素であり、
34〜55%含有される。34%未満では上記の効果は
乏しく、一方、55%を超えて添加してもその効果
は飽和する。 コバルトは高温特性を良好なものにするために
有効な元素であり、さらにSAGBO(stress
accelerated grain boundary oxidation)効果
を低減するのに有効な元素であり、25%以下の量
添加される。25%を超えて添加すると低膨張特性
が劣化するので好ましくない。コバルトは上記ニ
ツケルとある程度代替可能であり下限値は特に制
限されるものではないが、上記の効果を得るため
には4%程度以上添加することが望ましい。 ニオブは時効硬化応答特性を有利にし、相バラ
ンス(具体的には、相粒径の微細化、イプシロン
相の状態、ガンマプライム相の状態)を最適状態
にするために1.5〜5.5%の範囲で添加される。添
加量が1.5%未満では上記効果が得られにくい一
方、5.5%を超えて添加するとインゴツト分裂の
問題が生じやすくなるので好ましくない。 チタンは、ガンマプライム相およびイプシロン
相の生成を促進して引張り強さならびに高温
SAGBO抵抗性を向上させる上において有効な元
素であり、1〜2%添加される。1%未満では充
分な強度が得られず、一方、2%を超えて添加す
ると延性が低下するので好ましくない。 炭素は強度付与のために有効な元素であるが、
0.1%を超えて添加することは破断寿命と延性に
対して有害であるので好ましくない。 本発明の合金は少量の不可避的不純物と付随的
元素、例えば0.01%までのカルシウム、0.01%ま
でのマグネシウム、0.03%までのホウ素、0.1%
までのジルコニウム、それぞれ1%までの銅、モ
リブデン、クロム、タングステンおよびマンガン
と、0.015%以下の硫黄またはリンなどを含有す
ることができる。少量の、例えばニオブ含有量の
0.1%〜10%のタンタルが大概の商業的ニオブ源
には不可避的に存在することは理解されよう。本
発明の目的から、タンタルはニオブとして作用す
るのであるが、タンタルの原子量はニオブの2倍
であるから、存在するタンタルの重量を2で割
る。即ち、本明細書における“ニオブ”とは、ニ
オブプラス存在タンタルの1/2を意味する。 先に述べたように小量のホウ素が合金の中に存
在する可能性があるが、現場テストはホウ素がい
かなる重要な冶金学的目的にも不必要であること
を示している。 不可避的不純物として存在するアルミニウムの
量を望ましくは0.1%以下に制限するとともに上
記制御された範囲のケイ素が存在すれば、時効硬
化合金の特性の実質的改良が見られ、また熱処理
の動力学が改良されるので、熱処理時間を短くす
ることができる点で有利である。 屈折温度(IT)と膨張係数(COE)は下記の
式を用いて組成から近似的に求められることが認
識された。 ここで、屈折温度とは温度上昇に対する線型膨
張の勾配が変化する点の温度、すなわち高温域の
勾配の外挿線と低温域の勾配の外挿線の交点の温
度を意味する。 COE=−8.698+1.888(%C)+0.367(%
Mn+%Cu)+0.145(%Si+%Cr) +0.2683(%Ni)+0.2481(%Co)−
0.392(%Ti) IT=−804.4+306.7(%C)−39.8(%Si+%Cr)+
32.8(%Ni)+31.9(%Co)−37.8(%Ti) 従つて少なくとも625〓(329℃)のITと、常
温から780〓(416℃)までに測定された〓当り
5.5×10-6(℃当り9.9×10-6)以下のCOEを保証す
るためには、本発明の合金の組成は下記の式Aお
よびBを満足することが好ましい。 A=(%Ni)+0.93(%Co)−1.46(
%Ti)+0.54(%Si+%Cr) +1.37(%Mn+%Cu)+7.04(%C)
が最高52.9 B=(%Ni)+0.97(%Co)−1.15(%Ti)−1.21(
%Si+%Cr)+9.35(%C)が最低43.6 〔実施例〕 以下、実施例、比較例により本発明を具体的に
説明する。 実施例 1 1シリーズの14Kgヒートを作つた。その組成を
表1に示す。表中の合金の内、合金1、6および
7は、比較のためのものであつて、本発明の合金
の組成範囲を逸脱する合金である。 表1中、ニツケル、コバルト、チタン、ニオブ
ケイ素、炭素ならびに鉄以外の成分は不可避的不
純物である。 合金1〜5のインゴツトは鍛造され、フラツト
に圧延された。1700〓(927℃)、1800〓(982℃)
および1900〓(1038℃)での焼なましと時効処理
ののちに得られた常温での引張り特性を表2に示
し、これに対して同様に熱処理された同一の合金
について1000〓(538℃)で得られた引張り特性
を表4に示した。 1700〓(927℃)、1800〓(982℃)および1900
〓(1038℃)で焼なまし時効処理したのちに1000
〓(538℃)、120Ksi(8436Kg/cm2)で合金1〜5
についての平滑棒材および切欠き棒材−応力破断
特性を測定し、それぞれ表5と6に示した。時効
条件はこれらの表に示されている。膨張係数
(COE)と屈折温度(IT)の実測値と前記の式に
よる計算値を表10に示した。 表5以降における寿命(hr)は破断寿命を意味
し、試験片に所定の荷重を与えて、荷重付加から
破断に至るまでの時間数を表わしたものである。
具体的にはASTMに規定するクリープ破断試験
法に準じて測定した。 合金6、7を鍛造し、ラウンドに熱間圧延し
た。合金6、7について得られた常温の引張り特
性を表3に示した。熱処理は、1800〓(982℃)
と1900〓(1038℃)における焼なまし、および
1325〓(718℃)と1425〓(774℃)ステツプダウ
ン熱処理による時効処理および過時効処理を含
む。 合金6〜8について上述した熱処理を行つたの
ち、1000〓(538℃)での平滑棒材および切欠き
棒材−破断データを得た。平滑棒材のデータは表
7に示し、切欠き棒材のデータは表8に示す。
COEとITの実測値および前記の式による計算値
を表10に示す。 実施例 2 真空誘導融解と電弧再融解とによつて商業的ヒ
ートを作つた。このヒートは38.46%のニツケル
と、13.36%のコバルトと、4.79%のニオブと、
1.57%のチタンと、0.05%のアルミニウムと、
0.39%のケイ素と、0.01%の炭素と、0.12%のク
ロムと、0.12%のモリブデンと、0.0013%のホウ
素と、0.24%の銅と、0.04%のマンガンと、0.001
%の硫黄と、残分の鉄とを含有していた。20イン
チ(50.8cm)径のインゴツトを8″×12″(20.3cm×
30.48cm)の分塊と成し、この分塊の末端からと
られたスライスは偏析を示さなかつた。このヒー
トについて得られた引張り特性とは破断特性を表
9に示した。 表2および表4に示されたデータは、ケイ素含
有合金が常温および高温におけるすぐれた短期間
引張り特性を有することを示している。 表5(平滑棒材破断特性)のデータは、ケイ素
含有量の増大によつて平滑破断延性が改良される
ことを示している。たとえば、表5において、合
金3、4ならびに5に見られるようにケイ素含有
量の増大がEL(伸び)の増大化をもたらすことが
わかる。さらに、表6(切欠棒材破断特性)にお
いては、ケイ素含有量の増大によつて切欠き破断
特性が改良されることが示されている(焼きなま
し処理温度が1800〓(982℃)以上の場合)。した
がつて、要求される使用上の特性に応じて、ケイ
素含有量ならびに焼きなまし処理条件を適宜選択
することができる。 また、表6において、1800〓(982℃)/1325
〓(718℃)の条件(すなわち時効処理に先立つ
て18000〓(982℃)の温度で焼きなまし処理(溶
体化処理))した合金4および5においては、シ
ヤンクにおいて折損が生じていることから切欠き
部の破断寿命が平滑部の破断寿命を越えるような
挙動を示すことが認められる。 表3のデータは、約1.5%のチタンを含有し、
1325〓(718℃)の条件で時効処理を行つた合金
は比較的高い引張り特性を有することを示してい
る。 表7に示された平滑破断データと表8に示され
た切欠き破断データは、約0.3%以上のケイ素含
有量を有する時効合金における破断寿命に関する
有利な効果を裏付けている。 破断寿命以上に破断延性が要求される他の用途
については、2段階1425〓(774℃)処理などの
過時効熱処理を使用することができ、その結果す
ぐれた平滑破断延性と切欠き延性挙動が得られ
る。1900〓(1038℃)のような高い溶体化処理温
度が望ましい場合には特にこのような過時効熱処
理が有利であろう。 故にこれらのデータは、所望の特性をうるため
にケイ素と時効熱処理との多くの組合せがあるこ
とを示している。 表10に示すテスト結果は、前記のIT式とCOE
式が0.89%のケイ素含有量まで正確であることを
示している。これらの成分関係が5.5×10-6/〓
以下の最高COEと少なくとも625〓(329℃)の
ITとを有する合金を得るにあたつて有用である
ことが理解できよう。好ましくはCOEは4.5×
10-6/〓以下とし、ITは少なくとも750〓(399
℃)とする。これらの要件は下記式によつて表わ
される様に合金の成分構成に関して制限を与え
る。 A=(%Ni)+0.92(%Co)−1.46(
%Ti)+0.54(%Si+%Cr) +1.37(%Mn+%Cu)+7.04(%
C)が最高49.2 B=(%Ni)+0.97(%Co)−1.15(%Ti)−1.21(
%Si+%Cr)+9.35(%C)が最低47.4 表9のデータは、市販スケールのヒートから作
られた鍛造−熱間圧延棒材の特性も短期間引張り
特性と破断行動のすぐれた組合せと好ましい
COE特性およびIT特性を示すことを明らかにし
ている。 本発明の合金の特性に対する少量のケイ素の顕
著な効果の理由については完全には理解されてい
ない。現在のところ、ケイ素はバラバラの微粒子
形状の析出相の生成に役立ち、また過時効低Al
合金において必要とされる極度の過時効とこれに
伴う針状相および小板(platelet)状相を必要と
することなく、応力加速酸素脆化に対する合金の
抵抗性を改良するものと考えられる。 本明細書において展伸材特性に関して合金を説
明したのであるが、この合金から作られた鋳造品
においても有用特性が得られる。また、コバルト
を含有しない有用合金も製造できることが理解さ
れよう。 先に述べたように、本発明によつて考慮される
制御されたケイ素の含有によつて与えられる利点
を実現するため、合金中のアルミニウム含有量は
低く保持されるべきである。例えば0.1%未満と
する。これは本発明の範囲外の実験的合金AとB
によつて示され、これらの合金の組成を表11に示
し、またその応力−破断特性(1200〓)を表12に
示す。 表12の結果は、これらの合金のテストが臨界焼
なまし温度以下の1700〓(927℃)で焼なましさ
れまた本発明の合金のテストにおいて使用された
1000〓(538℃)の温度よりも切欠き感度が低い
と見なされる温度、即ち1200〓(665℃)で実施
されたにもかかわらず、これらの合金が切欠き感
性であることを示している。比較のために記載し
た合金6は低アルミニウム合金におけるSiの利点
を示している。 本発明は前記の説明のみに限定されるものでな
く、その主旨の範囲内において任意に変更実施す
ることができる。
し、特に、航空機などのガスタービンエンジン用
合金材料として好適なすぐれた膨張特性と破断特
性とを有する時効硬化型制御膨張合金に関するも
のである。 〔発明の背景〕 制御された組成を有するニツケル−鉄合金およ
びニツケル−コバルト−鉄合金は以前から公知で
あつて、制御された低い膨張特性が望まれる多く
の用途において使用されている。エイゼルステイ
ンなどの米国特許第3157495号は、室温および高
温において高強度を有する型の時効硬化、制御膨
張合金を導入した。このような合金の有効性がガ
スタービンエンジンのメーカ、特に航空機用エン
ジンのメーカの注意を引いた。エンジンにおいて
使用される部品に関してエンジンメーカの必要と
する、強度、温度で長時間、荷重に抵抗する性
能、ノツチ抵抗など要件に起因して、米国特許第
3157495号従つて作られた合金について、広範に
テストが実施され、その結果一部の特性における
欠陥が発見された。そしてこのような欠陥をどの
ようにして補正するかについて見解の相違が生じ
た。この種の合金の改良処理に関する一連の特許
が出され、そのうち米国特許第3705827号、第
4006011号、第4026699号、第4066447号および第
4200459号を挙げることができる。また、鋳造品
に関する米国特許第3971677号および米国特許第
1411693号を挙げることができる。これらの本質
的にクロムを含有しない合金の切欠き試験片にお
いて見られる折損のメカニズムは、酸化または酸
素ぜい化による応力−腐食折損であることをテス
トプログラムが示した。このようにして、空気中
では低い切欠き強さを有する合金が真空中でテス
トしたときにすぐれた切欠き強さを有する。ま
た、緩和効果の故に、若干の合金における応力−
破断延性と切欠き抵抗は1200〓(649℃)または
1300〓(704℃)のオーダの温度では十分である
が、1000〓(538℃)では不十分であることが観
察された。 従来の高アルミニウムの制御膨張合金は、特に
再結晶した結晶粒構造のテストに際して、または
熱化学的に処理された構造を加工方向に対して横
方向にテストしたときに、切欠き−破断強さの著
しい不足を示した。この種の合金は、1000〓
(538℃)において、わずかに50Ksi(3515Kg/
cm2)、またはこれ以下の100時間切欠き強さを示し
た。 このような制御膨張合金の100時間切欠き−破
断強さを少なくとも100Ksi(7030Kg/cm2)まで改
良することが望ましい。また、制御膨張合金が切
欠き延性挙動、即ち切欠き棒材の破断寿命が平滑
部材の破断寿命を越えるような行動を示すことが
しばしば望ましい。 これらの時効硬化型合金において必要とされる
特性を生じさせるための時効処理が、要求される
特性に応じて変動することが知られている。即ち
高温強さと切欠き強さを最大限に発現させるため
の熱処理は一般に、短時間強さを最大限に成すた
めの熱処理よりも長くまた高温であつて、前者は
実際上、過時効処理である。例えば、米国特許第
4200459号に記載された低アルミニウム合金にお
いて、1000〓(538℃)におけるすぐれた切欠き
破断強さを生じさせるためにこのような過時効処
理が必要であることは知られている。予め過時効
処理のみによつて得られたすぐれた破断強さを保
持しながら低Al制御COE合金の短時間引張り特
性を改良することが望まれるようになつた。 経済的要請によつて全熱処理時間を短縮するこ
とが必要となつてきた。更に、ロウ付けなど若干
の目的について1900〓(1038℃)またはこれ以上
ともなり得る高溶体化処理温度にさらされたのち
においてもすぐれた切欠き強さを示す合金を提供
することが必要である。 〔発明の概要〕 本発明はこれらの問題およびその他の問題の解
決を目的としている。 本発明による時効硬化型制御膨張合金は、重量
引で、34%ないし55%のニツケル、25%までのコ
バルト、1%ないし2%のチタン、1.5%ないし
5.5%のニオブ、0.25%ないし1%のケイ素、0.1
%以下の炭素、そして残部が実質的に鉄および不
可避的不純物からなり、少くとも625〓(329℃)
の屈折温度と、常温と屈折温度との間において
5.5×10-6/〓(9.9×10-6/℃)またはこれ以下
の膨張係数とを有する合金であつて、時効処理に
先だつて約1800〓(982℃)以上の温度条件で焼
きなまし処理を行うことによつて高強度とすぐれ
た切欠き破断強さとを有する制御膨脹特性を発現
させるようにしたことを特徴とする 本発明による時効硬化型制御膨張合金は、ニツ
ケル−鉄ないしニツケル−コバルト−鉄時効硬化
合金において、不可避的不純物として含まれるア
ルミニウムの含有量を望ましくは0.1%未満に制
限し、ケイ素含有量を0.25%〜1%の範囲にする
ことにより、短期間引張り特性と応力−破断切欠
き強さの双方の組合わせにおいてすぐれた効果を
奏する。このような効果は、特に時効処理に先だ
つて約1800〓(982℃)以上の温度条件で焼きな
まし処理を行うことによつて顕著となる。 本発明において、「制御膨張合金」とは、特定
の温度範囲内において低い膨張率を維持する特性
を有するような膨張特性の制御された合金を意味
し、たとえば本発明によれば、常温と屈折温度
(少くとも625〓(329℃))との間において5.5×
10-6/〓(9.9×10-6/℃)またはこれ以下の膨
張係数を有する制御膨張合金が提供される。 本発明は、34〜55%のニツケルと、25%のコバ
ルトと、1%〜2%のチタンと、1.5%〜5.5%の
ニオブと、0.25〜1%のケイ素と、0.1%以下の
炭素とを有し、残部が主として鉄ならびに不可避
的不純物からなる時効硬化合金に関するものであ
る。ここに重量%で示した合金組成は、屈折温度
が少なくとも625〓(329℃)となり、また、常温
と屈折温度との間の温度で測定された膨張係数が
〓当り5.5×10-6(℃当り9.9×10-6)または以下と
なるように主要要素に関して相関関係にある。時
効硬化合金は強力であつて、例えば平方インチ当
り(psi)少なくとも約115000ポンド(51750Kg)
の常温降伏強さ(0.2%オフセツト)を有し、
1000〓(538℃)と120Ksi(8436Kg/cm2)でテス
トされた場合に少なくとも60時間の切欠き棒材破
断寿命を有する。特記しない限り、切欠き試験片
の応力集中フアクタ(Kt)は2に等しい。過時
効状態において、本発明による合金は1000〓
(538℃)で切欠き延性であり、優に100時間を超
える120Ksi(8436Kg/cm2)における破断寿命を示
す。過時効状態においても、本発明の合金は常温
と高温、例えば1000〓(538℃)において、高い
降伏強さを示す。例えば、100000psi(7030Kg/
cm2)またはこれ以上の過時効常温降伏強さが得ら
れる。 好ましくは、本発明の合金は35%〜39%のニツ
ケルと、12%〜16%のコバルトと、1.2%〜1.8%
のチタンと、4.3%〜5.2%のニオブと、0.3%〜
0.5%のケイ素と、残部の主として鉄とを含有し
ている。 上記のように、本発明においてはケイ素の含有
量を0.25%〜1%の範囲に制限することが、切欠
き破断強さと破断延性を改善する上で重要であ
る。これは、ケイ素の存在が、酸素に起因する応
力脆化に対する抵抗性を向上させることによるも
のと推定される。ケイ素含有量が0.25%未満で
は、目的とする切欠き破断強さと破断延性効果が
乏しく、一方1%を超えてケイ素を添加すると熱
膨張特性に悪影響を与える傾向があるので好まし
くない。 上記の合金成分において、残部としての鉄は低
膨張特性を制御するのに有効な成分であり、ニツ
ケルは鉄とともに低膨張特性を制御するのに有効
な成分である。ニツケルはまた、オーステナイト
マトリツクスを付与するのに有効な元素であり、
34〜55%含有される。34%未満では上記の効果は
乏しく、一方、55%を超えて添加してもその効果
は飽和する。 コバルトは高温特性を良好なものにするために
有効な元素であり、さらにSAGBO(stress
accelerated grain boundary oxidation)効果
を低減するのに有効な元素であり、25%以下の量
添加される。25%を超えて添加すると低膨張特性
が劣化するので好ましくない。コバルトは上記ニ
ツケルとある程度代替可能であり下限値は特に制
限されるものではないが、上記の効果を得るため
には4%程度以上添加することが望ましい。 ニオブは時効硬化応答特性を有利にし、相バラ
ンス(具体的には、相粒径の微細化、イプシロン
相の状態、ガンマプライム相の状態)を最適状態
にするために1.5〜5.5%の範囲で添加される。添
加量が1.5%未満では上記効果が得られにくい一
方、5.5%を超えて添加するとインゴツト分裂の
問題が生じやすくなるので好ましくない。 チタンは、ガンマプライム相およびイプシロン
相の生成を促進して引張り強さならびに高温
SAGBO抵抗性を向上させる上において有効な元
素であり、1〜2%添加される。1%未満では充
分な強度が得られず、一方、2%を超えて添加す
ると延性が低下するので好ましくない。 炭素は強度付与のために有効な元素であるが、
0.1%を超えて添加することは破断寿命と延性に
対して有害であるので好ましくない。 本発明の合金は少量の不可避的不純物と付随的
元素、例えば0.01%までのカルシウム、0.01%ま
でのマグネシウム、0.03%までのホウ素、0.1%
までのジルコニウム、それぞれ1%までの銅、モ
リブデン、クロム、タングステンおよびマンガン
と、0.015%以下の硫黄またはリンなどを含有す
ることができる。少量の、例えばニオブ含有量の
0.1%〜10%のタンタルが大概の商業的ニオブ源
には不可避的に存在することは理解されよう。本
発明の目的から、タンタルはニオブとして作用す
るのであるが、タンタルの原子量はニオブの2倍
であるから、存在するタンタルの重量を2で割
る。即ち、本明細書における“ニオブ”とは、ニ
オブプラス存在タンタルの1/2を意味する。 先に述べたように小量のホウ素が合金の中に存
在する可能性があるが、現場テストはホウ素がい
かなる重要な冶金学的目的にも不必要であること
を示している。 不可避的不純物として存在するアルミニウムの
量を望ましくは0.1%以下に制限するとともに上
記制御された範囲のケイ素が存在すれば、時効硬
化合金の特性の実質的改良が見られ、また熱処理
の動力学が改良されるので、熱処理時間を短くす
ることができる点で有利である。 屈折温度(IT)と膨張係数(COE)は下記の
式を用いて組成から近似的に求められることが認
識された。 ここで、屈折温度とは温度上昇に対する線型膨
張の勾配が変化する点の温度、すなわち高温域の
勾配の外挿線と低温域の勾配の外挿線の交点の温
度を意味する。 COE=−8.698+1.888(%C)+0.367(%
Mn+%Cu)+0.145(%Si+%Cr) +0.2683(%Ni)+0.2481(%Co)−
0.392(%Ti) IT=−804.4+306.7(%C)−39.8(%Si+%Cr)+
32.8(%Ni)+31.9(%Co)−37.8(%Ti) 従つて少なくとも625〓(329℃)のITと、常
温から780〓(416℃)までに測定された〓当り
5.5×10-6(℃当り9.9×10-6)以下のCOEを保証す
るためには、本発明の合金の組成は下記の式Aお
よびBを満足することが好ましい。 A=(%Ni)+0.93(%Co)−1.46(
%Ti)+0.54(%Si+%Cr) +1.37(%Mn+%Cu)+7.04(%C)
が最高52.9 B=(%Ni)+0.97(%Co)−1.15(%Ti)−1.21(
%Si+%Cr)+9.35(%C)が最低43.6 〔実施例〕 以下、実施例、比較例により本発明を具体的に
説明する。 実施例 1 1シリーズの14Kgヒートを作つた。その組成を
表1に示す。表中の合金の内、合金1、6および
7は、比較のためのものであつて、本発明の合金
の組成範囲を逸脱する合金である。 表1中、ニツケル、コバルト、チタン、ニオブ
ケイ素、炭素ならびに鉄以外の成分は不可避的不
純物である。 合金1〜5のインゴツトは鍛造され、フラツト
に圧延された。1700〓(927℃)、1800〓(982℃)
および1900〓(1038℃)での焼なましと時効処理
ののちに得られた常温での引張り特性を表2に示
し、これに対して同様に熱処理された同一の合金
について1000〓(538℃)で得られた引張り特性
を表4に示した。 1700〓(927℃)、1800〓(982℃)および1900
〓(1038℃)で焼なまし時効処理したのちに1000
〓(538℃)、120Ksi(8436Kg/cm2)で合金1〜5
についての平滑棒材および切欠き棒材−応力破断
特性を測定し、それぞれ表5と6に示した。時効
条件はこれらの表に示されている。膨張係数
(COE)と屈折温度(IT)の実測値と前記の式に
よる計算値を表10に示した。 表5以降における寿命(hr)は破断寿命を意味
し、試験片に所定の荷重を与えて、荷重付加から
破断に至るまでの時間数を表わしたものである。
具体的にはASTMに規定するクリープ破断試験
法に準じて測定した。 合金6、7を鍛造し、ラウンドに熱間圧延し
た。合金6、7について得られた常温の引張り特
性を表3に示した。熱処理は、1800〓(982℃)
と1900〓(1038℃)における焼なまし、および
1325〓(718℃)と1425〓(774℃)ステツプダウ
ン熱処理による時効処理および過時効処理を含
む。 合金6〜8について上述した熱処理を行つたの
ち、1000〓(538℃)での平滑棒材および切欠き
棒材−破断データを得た。平滑棒材のデータは表
7に示し、切欠き棒材のデータは表8に示す。
COEとITの実測値および前記の式による計算値
を表10に示す。 実施例 2 真空誘導融解と電弧再融解とによつて商業的ヒ
ートを作つた。このヒートは38.46%のニツケル
と、13.36%のコバルトと、4.79%のニオブと、
1.57%のチタンと、0.05%のアルミニウムと、
0.39%のケイ素と、0.01%の炭素と、0.12%のク
ロムと、0.12%のモリブデンと、0.0013%のホウ
素と、0.24%の銅と、0.04%のマンガンと、0.001
%の硫黄と、残分の鉄とを含有していた。20イン
チ(50.8cm)径のインゴツトを8″×12″(20.3cm×
30.48cm)の分塊と成し、この分塊の末端からと
られたスライスは偏析を示さなかつた。このヒー
トについて得られた引張り特性とは破断特性を表
9に示した。 表2および表4に示されたデータは、ケイ素含
有合金が常温および高温におけるすぐれた短期間
引張り特性を有することを示している。 表5(平滑棒材破断特性)のデータは、ケイ素
含有量の増大によつて平滑破断延性が改良される
ことを示している。たとえば、表5において、合
金3、4ならびに5に見られるようにケイ素含有
量の増大がEL(伸び)の増大化をもたらすことが
わかる。さらに、表6(切欠棒材破断特性)にお
いては、ケイ素含有量の増大によつて切欠き破断
特性が改良されることが示されている(焼きなま
し処理温度が1800〓(982℃)以上の場合)。した
がつて、要求される使用上の特性に応じて、ケイ
素含有量ならびに焼きなまし処理条件を適宜選択
することができる。 また、表6において、1800〓(982℃)/1325
〓(718℃)の条件(すなわち時効処理に先立つ
て18000〓(982℃)の温度で焼きなまし処理(溶
体化処理))した合金4および5においては、シ
ヤンクにおいて折損が生じていることから切欠き
部の破断寿命が平滑部の破断寿命を越えるような
挙動を示すことが認められる。 表3のデータは、約1.5%のチタンを含有し、
1325〓(718℃)の条件で時効処理を行つた合金
は比較的高い引張り特性を有することを示してい
る。 表7に示された平滑破断データと表8に示され
た切欠き破断データは、約0.3%以上のケイ素含
有量を有する時効合金における破断寿命に関する
有利な効果を裏付けている。 破断寿命以上に破断延性が要求される他の用途
については、2段階1425〓(774℃)処理などの
過時効熱処理を使用することができ、その結果す
ぐれた平滑破断延性と切欠き延性挙動が得られ
る。1900〓(1038℃)のような高い溶体化処理温
度が望ましい場合には特にこのような過時効熱処
理が有利であろう。 故にこれらのデータは、所望の特性をうるため
にケイ素と時効熱処理との多くの組合せがあるこ
とを示している。 表10に示すテスト結果は、前記のIT式とCOE
式が0.89%のケイ素含有量まで正確であることを
示している。これらの成分関係が5.5×10-6/〓
以下の最高COEと少なくとも625〓(329℃)の
ITとを有する合金を得るにあたつて有用である
ことが理解できよう。好ましくはCOEは4.5×
10-6/〓以下とし、ITは少なくとも750〓(399
℃)とする。これらの要件は下記式によつて表わ
される様に合金の成分構成に関して制限を与え
る。 A=(%Ni)+0.92(%Co)−1.46(
%Ti)+0.54(%Si+%Cr) +1.37(%Mn+%Cu)+7.04(%
C)が最高49.2 B=(%Ni)+0.97(%Co)−1.15(%Ti)−1.21(
%Si+%Cr)+9.35(%C)が最低47.4 表9のデータは、市販スケールのヒートから作
られた鍛造−熱間圧延棒材の特性も短期間引張り
特性と破断行動のすぐれた組合せと好ましい
COE特性およびIT特性を示すことを明らかにし
ている。 本発明の合金の特性に対する少量のケイ素の顕
著な効果の理由については完全には理解されてい
ない。現在のところ、ケイ素はバラバラの微粒子
形状の析出相の生成に役立ち、また過時効低Al
合金において必要とされる極度の過時効とこれに
伴う針状相および小板(platelet)状相を必要と
することなく、応力加速酸素脆化に対する合金の
抵抗性を改良するものと考えられる。 本明細書において展伸材特性に関して合金を説
明したのであるが、この合金から作られた鋳造品
においても有用特性が得られる。また、コバルト
を含有しない有用合金も製造できることが理解さ
れよう。 先に述べたように、本発明によつて考慮される
制御されたケイ素の含有によつて与えられる利点
を実現するため、合金中のアルミニウム含有量は
低く保持されるべきである。例えば0.1%未満と
する。これは本発明の範囲外の実験的合金AとB
によつて示され、これらの合金の組成を表11に示
し、またその応力−破断特性(1200〓)を表12に
示す。 表12の結果は、これらの合金のテストが臨界焼
なまし温度以下の1700〓(927℃)で焼なましさ
れまた本発明の合金のテストにおいて使用された
1000〓(538℃)の温度よりも切欠き感度が低い
と見なされる温度、即ち1200〓(665℃)で実施
されたにもかかわらず、これらの合金が切欠き感
性であることを示している。比較のために記載し
た合金6は低アルミニウム合金におけるSiの利点
を示している。 本発明は前記の説明のみに限定されるものでな
く、その主旨の範囲内において任意に変更実施す
ることができる。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 重量比で、34%ないし55%のニツケル、25%
までのコバルト、1%ないし2%のチタン、1.5
%ないし5.5%のニオブ、0.25%ないし1%のケ
イ素、0.1%以下の炭素、そして残部が実質的に
鉄および不可避的不純物からなり、少くとも625
〓(329℃)の屈折温度と、常温と屈折温度との
間において5.5×10-6/〓(9.9×10-6/℃)また
はこれ以下の膨張係数とを有する合金であつて、
時効処理に先だつて1800〓(982℃)以上の温度
条件で焼きなまし処理を行うことによつて高強度
とすぐれた切欠き破断強さとを有する制御膨脹特
性を発現させるようにしたことを特徴とする、時
効硬化型制御膨張合金。 2 少なくとも750〓(399℃)の屈折温度と、常
温と屈折温度との間の温度において4.5×10-6/
〓(8.1×10-6℃)またはこれ以下の膨張係数と
を有する、特許請求の範囲第1項に記載の合金。 3 35%ないし39%のニツケル、12%ないし16%
のコバルト、0.3%ないし0.5%のケイ素、1.2%な
いし1.8%のチタン、4.3%ないし5.2%のニオブ、
ならびに残部が主として鉄および不可避的不純物
からなる、特許請求の範囲第1項に記載の合金。 4 下記の式によつて制御された成分を有する、
特許請求の範囲第1項に記載の合金。 COE=−8.698+1.888(%C)+0.367(%
Mn+%Cu)+0.145(%Si+%Cr) +0.2683(%Ni)+0.2481(%Co)−
0.392(%Ti) IT=−804.4+306.7(%C)−39.8(%Si+%Cr)+
32.8(%Ni)+31.9(%Co)−37.8(%Ti) 但し、COE(膨張係数)は、常温から780〓ま
でに測定された〓当り5.5×10-6(9.9×10-6/℃)
以下であり、IT(屈折温度)は、少なくとも625
〓である。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US409838 | 1982-08-20 | ||
| US06/409,838 US4487743A (en) | 1982-08-20 | 1982-08-20 | Controlled expansion alloy |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5956563A JPS5956563A (ja) | 1984-04-02 |
| JPH041057B2 true JPH041057B2 (ja) | 1992-01-09 |
Family
ID=23622183
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58150438A Granted JPS5956563A (ja) | 1982-08-20 | 1983-08-19 | 制御膨張合金 |
Country Status (9)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4487743A (ja) |
| EP (1) | EP0104738B1 (ja) |
| JP (1) | JPS5956563A (ja) |
| AT (1) | ATE23566T1 (ja) |
| AU (1) | AU547912B2 (ja) |
| BR (1) | BR8304448A (ja) |
| CA (1) | CA1214666A (ja) |
| DE (1) | DE3367623D1 (ja) |
| NO (1) | NO160724C (ja) |
Families Citing this family (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4685978A (en) * | 1982-08-20 | 1987-08-11 | Huntington Alloys Inc. | Heat treatments of controlled expansion alloy |
| JP2594441B2 (ja) * | 1987-07-16 | 1997-03-26 | 日本鋳造株式会社 | 快削性高温低熱膨張鋳造合金の製造方法 |
| US4900640A (en) * | 1988-04-19 | 1990-02-13 | Inco Limited | Low coefficient of expansion alloys having a thermal barrier |
| US5066458A (en) * | 1989-02-22 | 1991-11-19 | Carpenter Technology Corporation | Heat resisting controlled thermal expansion alloy balanced for having globular intermetallic phase |
| US5059257A (en) * | 1989-06-09 | 1991-10-22 | Carpenter Technology Corporation | Heat treatment of precipitation hardenable nickel and nickel-iron alloys |
| ES2066489T3 (es) * | 1990-08-21 | 1995-03-01 | Crs Holdings Inc | Aleacion de dilatacion termica controlada y articulo fabricado con la misma. |
| JP3127471B2 (ja) * | 1990-12-18 | 2001-01-22 | 日立金属株式会社 | 低熱膨張超耐熱合金 |
| EP0533059B1 (en) * | 1991-09-19 | 1997-01-02 | Hitachi Metals, Ltd. | Super alloy with low thermal expansion |
| DE69317971T2 (de) * | 1992-09-18 | 1998-11-26 | Inco Alloys International, Inc., Huntington, W.Va. | Superlegierung mit eingestelltem Wärmeausdehnungskoeffizienten |
| US5439640A (en) * | 1993-09-03 | 1995-08-08 | Inco Alloys International, Inc. | Controlled thermal expansion superalloy |
| EP0856589A1 (en) * | 1997-01-29 | 1998-08-05 | Inco Alloys International, Inc. | Age hardenable / controlled thermal expansion alloy |
| US6334912B1 (en) | 1998-12-31 | 2002-01-01 | General Electric Company | Thermomechanical method for producing superalloys with increased strength and thermal stability |
| US6593010B2 (en) | 2001-03-16 | 2003-07-15 | Hood & Co., Inc. | Composite metals and method of making |
| US10633717B2 (en) | 2015-09-29 | 2020-04-28 | Hitachi Metals, Ltd. | Low thermal expansion superalloy and manufacturing method thereof |
| CN106854685B (zh) * | 2016-06-06 | 2018-08-31 | 中国科学院金属研究所 | 一种改善Thermo-Span合金缺口敏感性的热处理方法 |
Family Cites Families (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE1250642B (ja) * | 1958-11-13 | 1967-09-21 | ||
| US2994605A (en) * | 1959-03-30 | 1961-08-01 | Gen Electric | High temperature alloys |
| GB999439A (en) * | 1962-05-10 | 1965-07-28 | Allegheny Ludlum Steel | Improvements in or relating to an austenitic alloy |
| BE639012A (ja) * | 1962-10-22 | |||
| GB1083432A (en) * | 1963-12-26 | 1967-09-13 | Gen Electric | Improvements in nickel-iron-chromium base alloy |
| US3705827A (en) * | 1971-05-12 | 1972-12-12 | Carpenter Technology Corp | Nickel-iron base alloys and heat treatment therefor |
| US3972752A (en) * | 1971-09-28 | 1976-08-03 | Creusot-Loire | Alloys having a nickel-iron-chromium base for structural hardening by thermal treatment |
| US4006011A (en) * | 1972-09-27 | 1977-02-01 | Carpenter Technology Corporation | Controlled expansion alloy |
| GB1411693A (en) * | 1973-05-04 | 1975-10-29 | Int Nickel Ltd | Low expansion alloys |
| GB1401259A (en) * | 1973-05-04 | 1975-07-16 | Int Nickel Ltd | Low expansion alloys |
| US3971677A (en) * | 1974-09-20 | 1976-07-27 | The International Nickel Company, Inc. | Low expansion alloys |
| JPS5243763A (en) * | 1975-10-03 | 1977-04-06 | Seiko Instr & Electronics | Method of processing barrel body of wrist watch case |
| US4026699A (en) * | 1976-02-02 | 1977-05-31 | Huntington Alloys, Inc. | Matrix-stiffened heat and corrosion resistant alloy |
| US4066447A (en) * | 1976-07-08 | 1978-01-03 | Huntington Alloys, Inc. | Low expansion superalloy |
| AU520982B2 (en) * | 1977-12-08 | 1982-03-11 | Special Metals Corp. | Low thermal expansion nickel-iron base alloy |
| US4200459A (en) * | 1977-12-14 | 1980-04-29 | Huntington Alloys, Inc. | Heat resistant low expansion alloy |
| JPS575867A (en) * | 1980-06-14 | 1982-01-12 | Konishiroku Photo Ind Co Ltd | Vapor depositing apparatus |
| JPS57123948A (en) * | 1980-12-24 | 1982-08-02 | Hitachi Ltd | Austenite alloy with stress corrosion cracking resistance |
-
1982
- 1982-08-20 US US06/409,838 patent/US4487743A/en not_active Expired - Lifetime
-
1983
- 1983-07-26 CA CA000433249A patent/CA1214666A/en not_active Expired
- 1983-07-29 AU AU17429/83A patent/AU547912B2/en not_active Ceased
- 1983-08-15 AT AT83304699T patent/ATE23566T1/de not_active IP Right Cessation
- 1983-08-15 EP EP83304699A patent/EP0104738B1/en not_active Expired
- 1983-08-15 DE DE8383304699T patent/DE3367623D1/de not_active Expired
- 1983-08-17 BR BR8304448A patent/BR8304448A/pt not_active IP Right Cessation
- 1983-08-19 NO NO832991A patent/NO160724C/no unknown
- 1983-08-19 JP JP58150438A patent/JPS5956563A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| ATE23566T1 (de) | 1986-11-15 |
| EP0104738A1 (en) | 1984-04-04 |
| AU1742983A (en) | 1984-02-23 |
| NO160724B (no) | 1989-02-13 |
| CA1214666A (en) | 1986-12-02 |
| BR8304448A (pt) | 1984-03-27 |
| NO160724C (no) | 1989-05-24 |
| JPS5956563A (ja) | 1984-04-02 |
| US4487743A (en) | 1984-12-11 |
| NO832991L (no) | 1984-02-21 |
| DE3367623D1 (en) | 1987-01-02 |
| AU547912B2 (en) | 1985-11-14 |
| EP0104738B1 (en) | 1986-11-12 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4861651B2 (ja) | 進歩したガスタービンエンジン用Ni−Cr−Co合金 | |
| JP4387940B2 (ja) | ニッケル基超合金 | |
| US3160500A (en) | Matrix-stiffened alloy | |
| US6860948B1 (en) | Age-hardenable, corrosion resistant Ni—Cr—Mo alloys | |
| EP0633325B1 (en) | Nickel base alloy with superior stress rupture strength and grain size control | |
| JPH041057B2 (ja) | ||
| KR102329565B1 (ko) | 고온, 내손상성 초합금, 초합금으로부터 제조된 제조 물품 및 합금을 제조하기 위한 프로세스 | |
| CA2955322C (en) | Ni-based superalloy for hot forging | |
| US5283032A (en) | Controlled thermal expansion alloy and article made therefrom | |
| US4460542A (en) | Iron-bearing nickel-chromium-aluminum-yttrium alloy | |
| EP0147616A1 (en) | Heat treatment of nickel-iron and nickel-cobalt-iron alloys | |
| JPH04218642A (ja) | 低熱膨張超耐熱合金 | |
| EP0075416B1 (en) | Heat treatment of controlled expansion alloys | |
| EP0053948B1 (en) | Nickel-chromium-cobalt base alloys and castings thereof | |
| JPH06287667A (ja) | 耐熱鋳造Co基合金 | |
| US4165997A (en) | Intermediate temperature service alloy | |
| JP3135691B2 (ja) | 低熱膨張超耐熱合金 | |
| JPS6173853A (ja) | 耐熱合金 | |
| JPS6046353A (ja) | 耐熱鋼 | |
| Chen et al. | Alloy NASA-HR-1 | |
| US3625678A (en) | Nickel-chromium alloys adapted for producing weldable sheet | |
| JPS61546A (ja) | ガスタ−ビン用高強度Co基耐熱合金 | |
| US5066458A (en) | Heat resisting controlled thermal expansion alloy balanced for having globular intermetallic phase | |
| JPH02270940A (ja) | 高温ボルト用合金およびその製造方法 | |
| JPH06287666A (ja) | 耐熱鋳造Co基合金 |