JPH0410595A - 電磁波遮蔽装置 - Google Patents

電磁波遮蔽装置

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JPH0410595A
JPH0410595A JP2112890A JP11289090A JPH0410595A JP H0410595 A JPH0410595 A JP H0410595A JP 2112890 A JP2112890 A JP 2112890A JP 11289090 A JP11289090 A JP 11289090A JP H0410595 A JPH0410595 A JP H0410595A
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rubber
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shielding
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Takashi Kaneda
金田 孝
Toshio Kachi
加地 敏男
Saburo Toki
土岐 三郎
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Bando Chemical Industries Ltd
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MIPUSU KK
Bando Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、各種電子装置およびその付属部品から生じる
電磁波を遮断し、かつ外部から進入する不要電磁波を遮
断するために、これら電子装置および付属部品に装着さ
れる電磁波遮蔽装置に関する。
従来の技術 各種電子装置やケーブルなどの付属品からは30〜10
00 M Hzの帯域の電磁波が発生して他の電子機器
の電源ラインや接続ラインなどに侵入し、該電子機器に
あってノイズを生じさせる場合がある。電子機器にこの
ようなノイズが混入すると、電子機器が誤動作をしたり
、暴走する場合がある。このような事態を防ぐために、
前記電源ラインや接続ラインに電磁波を遮断するシール
ド材を設けるようにしている。
シールド材の第1の従来例はフェライトの焼結晶であり
、ノイズを除去する機能の点から以下フィルタと総称す
る。第13図のフィルタ1は、フェライトコアと称され
、直方体状であってケーブル2が押通する透孔3が形成
され、ケーブル2はこの透孔3を挿通して1回または複
数回フィルタ1に巻回される。すなわちケーブル2が巻
回されたフィルタ1はコイルを構成することになり、フ
ィルタ1のインピーダンスを適宜定めることにより、所
定周波数帯域のノイズを遮断するフィルタとして機能す
る。
第14図に示されるような円筒状の焼結体のフィルタ1
は、フェライトビーズと称され、ケーブル2がフィルタ
1内を挿通する。機能は第13図示のフィルタ1とほぼ
同等である。第15図のフィルタ1は、半割れ状の焼結
体4,5を相互に着脱可能に構成し、各焼結体4,5間
でクープル2を挟持するようにしている。このような構
成てあっても、ケーブル2中の所定周波数帯域のノイズ
成分を吸収することができる。
このようなフェライト焼結晶は、フェライト成分すなわ
ち複数種類の酸化金属の組成の選択により所望のノイズ
減衰特性は満足されるが、製造にあたってたとえば10
00℃以上て焼結するため、製品が硬直であり、しかも
複雑な形状や大サイズ化が困難であるなど、製造できる
形状や寸法に制限が付されており、長尺の製品は製造が
困難である。また製造コストがかさんでしまうという課
題がある。
他の従来例は、熱可塑性高分子材料にいわゆるソフトフ
ェライトを混入し、射出成形法により第13図〜第15
図に示すようなコア形状、ビーズ形状などに成形する。
このような成形品では、成形性を向上するためには、配
合されるフェライトの含有量を抑制する必要があり、ノ
イズ減衰作用は前記フェライトの焼結体よりも低化する
ことになる。また成形性の点て、フェライトの粒径を比
較的大きな数値範囲に選ぶ必要があり、この点において
もノイズ減衰特性が低化するとともに、性状が硬直にな
り、ケーブルにおける装着部位の形状に対応して変形す
ることが困難であるなど、使用性が低いという課題があ
る。また前記フェライトの粒径および混合量の点で、除
去されるノイズの周波数帯域が狭いという問題を有して
いる。
既存品では、特開昭61−41202 rケーブルシー
ルドビーズ」に示されるように、600MHz〜100
100Oの周波数範囲において10dB〜30dBの減
衰効果が得られている。このような減衰効果の状態は、
第16図に示す前記公開公報に記載された減衰特性のグ
ラフに示される。
第16図ラインn21はケーブルのみの場合であり、ラ
イン122は前記成形品で被覆した場合である。一方、
このような従来例では、本件発明者の実験によれば10
0 M Hz 〜500 M Hzの周波数帯域では減
衰効果がほとんどないことが確認された。すなわち電子
機器に関する電磁ノイズの遮断の点て不充分である。ま
たこのようなシールド材は、床下や壁など屋内で使用さ
れる場合が多く、難燃性が要求されるが、前記公開公報
に記載されたオレフィン系プラスチックでは難燃性に欠
けるという問題点がある。
第3の従来例は、第17図に示す遮蔽筒体11である。
このような遮蔽筒体11はジッパチューブと称され、ポ
リビニルクロライド(塩化ビニル)のフィルム8に外部
からの信号を遮蔽するための金属化繊維や金属材料から
成る細線を網状に編成した部材または、通常の繊維の表
面に金属めっきまたは金属物質のスパッタリングなどを
施した部材などで網状筒体9を形成し、フィルム8と固
着する。これを用いてケーブル2を被覆する。この従来
例では、繊維の網目から電磁波が漏れてケーブル2に侵
入し、またはケーブル2から放射される場合があるとい
う問題を有している。
第4の従来例は、たとえばPET (ポリエチレンテレ
フタレート)フィルムなどの合成樹脂製フィルムの一方
表面上にアルミニウムや銅などの金属薄膜を蒸着し、他
方側表面に粘着剤を塗布した構成や、導電性を有する合
成樹脂材料から成る導電性テープなどである。この従来
例の構成は第17図示の従来例に類似する。第17図を
参照して、フィルム8の一方表面には、金属薄膜9aが
形成され、他方側表面には粘着剤層10が形成され、シ
ート状体11aを構成する。
このような従来例のシート状体11aは、ケーブル2を
巻回して周方向両端部は前記粘着剤層10で貼着される
。従来例のシート状体11aでは、シート状体11aを
ケーブル2に巻回したとき、シート状体11aの周方向
両端部付近の重ね合わせ部分なとて電磁波が漏れまたは
侵入してしまう。
またこのようなシート状体11aは、シート状または帯
状であっても、このような部材をたとえば床下など比較
的狭隘な空間でケーブル2に装着する作業をする場合、
作業性が悪いという課題がある。またシート状体11a
を構成するフィルム8の材料によっては、前述した難燃
性の点で間圧を有する。
発明が解決しようとする課題 以上のように各従来例では、比較的硬直であって使用性
が悪く、また柔軟なものでは、難燃性に劣るという課題
を有している。また成形性の点て、配合されるフェライ
トの量の増大やまたは粒径の小径化を図ることができず
、吸収されるノイズの帯域に制限があり、電磁波を遮蔽
する作用が不充分であった。
本発明の目的は、上述の技術的課題を解消し、弾性およ
び柔軟性を有していて使用性が良好であり、かつ遮蔽さ
れる電磁波の周波数帯域が格段に広い電磁波遮蔽装置を
提供することである。
課題を解決するための手段 本発明は、平均粒径3〜15μmのフェライト粉末60
〜85重量%と、難燃性を有するゴム40〜15重量%
とを含む混合材料から成ることを特徴とする電磁波遮蔽
装置である。この混合材料から成る構成の外表面に金属
細線て編成される網状被覆層が形成されて、電磁波遮蔽
装置を構成してもよい。この導電性被覆層は、導電性細
線で編成された網状体であり、導電性細線はたとえばア
ルミニウム、銅、鉄、ステツしススチールなどの金属を
線状に形成し、この金属細線を編成することにより実現
される。
本発明におけるフェライトは、初透磁率μ。がが比較的
高いものが選ばれる。このようなフェライトは、Mn−
Zn系フェライトであり、本件発明の特徴である柔軟性
、難燃性、およびノイズを吸収する帯域の広帯域化とを
合わせて図ることができる特性を有するフェライトが用
いられる。このMn−Zn系フェライトは、MnO30
〜70重量%、Zn010〜40重量%およびFe20
310〜60重景%を含むことを特徴とする。このよう
な組成のフェライトは、30MHz〜100100Oの
帯域に亘る磁気損失に所定レベル以上の効果を現す。
前記難燃性を有するゴムは、代表的な合成ゴムとしてク
ロロブレンゴム、クロルスルホン化ポリエチνン、塩素
化ポリエチしンが挙げられる。その他、難燃剤を含むゴ
ムは次のものが挙げられる。
ゴムの種類としては、天然ゴム、エチしンプロピレンゴ
ム、スチレンブタジェンゴム、ブタジェンゴム、アクリ
ルニトリルブタジェン共重合ゴム、およびその水素化ゴ
ム、ポリイソプレンゴムなど、全ての合成ゴムが使用可
能である。
難燃剤には、臭素化難燃剤、塩素化難燃剤および無機系
難燃剤がある。臭素化難燃剤としては、ヘキサブロモベ
ンゼン、ヘキサブロモビフェニルエーテル、トリブロモ
フェノール、およびテトラブロモビスフェノールAなど
が用いられる。塩素化難燃剤としては、塩素化パラフィ
ンおよび塩素化ポリエチレンなどが用いられる。また無
機系難燃剤には二酸化アンチモン、アンチモンナトリウ
ム、ジルコニウム化合物、水酸化アルミニウムおよびホ
ウ素化合物などが挙げられる。
前記難燃性を有するゴムを作るにあたって、前記混合材
料は、従来技術の項で説明したような射出成形法ではな
く、押出成形にて製造される。これにより、配合される
フェライト粉末の含有量や粒径を増大することができ、
電磁波の遮蔽性能や製造の際の加工性が向上される。す
なわち押出成形の場合には、射出成形程に流動性が要求
されず、したがって前記混合物を分布密度が均一となる
ように混練しつつ、押出成形を行えば、組成の分散が均
一かつ表面性状も良好な成型品が得られる。
このような押出成形にて、筒状の電磁波遮蔽装置を形成
する。このような電磁波遮蔽装置は、各種電子機器の電
カケープルや接続ケーブルを所望の長さにわたって被覆
することができる。これにより従来技術の項で説明した
ように、ケーブルを被覆していても電磁波が漏れ出てし
まう事態または進入する事態を防止することがてきる。
作  用 以上のように本発明に従えば、フェライト粉末および難
燃性を有するゴムを含む混合材料から電磁波遮蔽装置が
形成される。このような電磁波遮蔽装置は、難燃性を有
すると共に、比較的柔軟性を有しており加工処理が容易
になり、またフェライト粉末の粒径と含有Iとを比較的
増大したので、遮蔽する電磁波の周波数帯域を拡大する
。とりわけ比較的低周波数帯域側へ拡大する。
前記混合材料から成る筒状体の外表面に金属細線で編成
された網状被覆層を形成すると、混合材料の有する柔軟
性を損なうことなく、電磁波の遮蔽作用および障害とな
る電磁波の侵入を防止する作用とを向上することができ
る。
前記混合材料を構成するフェライトは、Mn−Zn系フ
ェライトであり、電磁波の遮蔽効果が格段に向上してい
る。tた混合材料を構成する難燃性を有するゴムは、好
適にはそれ自身難燃性を有するプロロプレンゴムであり
、その他の場合として前述したような難燃剤を配合して
加硫した各種合成ゴムまたは天然ゴムなども用いられる
。上述した難燃化ゴムに補強剤として、カーボンブラッ
クを配合してもよい。
フェライト粉末が60%未満であれば、電磁波の遮蔽効
果が低減し、特に比較的低周波帯域における遮蔽効果が
失われる。一方、フェライト粉末が85重量?。を超え
れば、物性的に脆くなり、本#発明の特徴の−っである
柔軟性が失われてしまつ。
フェライト粉末の平均粒径が3μm未満てあれば、電磁
波の遮蔽効果が低減し、15μm以上であれば物性的に
脆くなり混合ムラを生し、成型性が低化してしまう。
実施例 第1図は、本発明の一実施例の電磁波遮蔽装置である、
遮蔽筒体21の斜蜆図である。遮蔽筒体21は、例とし
て内径dl、外径d2、長さLlの直円筒状に形成され
、前記口径d1、d2、および長さLlは、例としてそ
れぞれ10mm、20mm、1000mmに選ばれる。
本実施例の遮蔽筒体21は、後述するように、広範な周
波数帯域の電磁波に関する遮蔽効果を有すると共に、可
撓性および難燃性を有するものである。
そのような遮蔽筒体21は、難燃性を有する合成ゴムま
たは天然ゴムから形成される。合成ゴムとしてはクロロ
ブトンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン(CS M
 ) 、塩素化ポリエチレン(CPE)などが用いられ
、または後述する難燃化剤を混合したエチレンプロピし
ンゴム、スチしンブタジエンゴム、ブタジェンゴム、ア
クリロニトリルブタジェン共重合ゴム、およびその水素
化ゴム、ポリイソブしンゴムなど全ての合成ゴムが使用
可能である。
難燃剤には、臭素化難燃剤、塩素化難燃剤および無機系
難燃剤がある。臭素化難燃剤としては、ヘキサブロモベ
ンゼン、ヘキサブロモビフェニルエーテル、トリブロモ
フェノール、およびテトラブロモビスフェノールAなど
が用いられる。塩素化難燃剤としては、塩素化パラフィ
ンおよび塩素化ポリエチレンなどが用いられる。また無
機系難燃剤には三酸化アンチモン、アンチモンナトリウ
ム、ジルコニウム化合物、水酸化アルミニウムおよびホ
ウ素化合物などが挙げられる。このような難燃化ゴムに
補強剤としてカーボンブラックを配合し、これにフェラ
イトの粉末を混合し、この混線ゴムをゴム用押出機にて
筒状に押出成型し、加硫する。このようにして、第1図
示の遮蔽筒体21が得られる。
通常の電子機器から漏洩する電磁波は、30MHz〜1
000 M Hzの周波数帯域であり、この周波数帯域
で磁気損失の大きな強磁性材料としてMn−Zn系フェ
ライトがある。このようなM nZn系フェライトとし
て好適には、MnO30〜70重量%、ZnO10〜4
0重量%、Fe20310〜60重量%の組成のフェラ
イトを用いる。このようなフェライト自身の磁気損失効
果を比較的高く維持し、かつ難燃化ゴムの強度を損なわ
ない点から鑑みて、平均粒径3μm〜15μmのものを
用いるようにする。このようなフェライトの粉末が混合
された混練ゴムを、前述したようにゴム用押出機にて筒
体状に押出成型し、加硫して前記遮蔽筒体21を形成す
る。
第2図は本発明の第2の実施例の遮蔽筒体21aの斜視
図である。本実施例の遮蔽筒体21aは、例として第1
図示の遮蔽筒体21と類似形状および類似成分組成の筒
体本体22および被覆体23とを含んで構成される。被
覆体23・は、アルミニウム、鉄、ステンレススチール
などの金属材料を線状にし、バイアス編みに編成して、
得られた網状体を前記被覆体23として用いる。したが
って被覆体23は筒体本体22の前記実施例において説
明した柔軟性などを損なう事なく、電磁波の遮蔽効果お
よび障害電波の侵入防止効果を向上することができる。
第4図はプリンタ24を備えるコンピュータ本体25の
全体の構成を示す系統図である。コンピュータ本体25
は、一端がプラグ28に接続された電源ケーブル26の
他端と、コネクタ29を介して接続される。またプリン
タ24は、両端にコネクタ31.32が接続された接続
ケーブル27を介して、コンピュータ本体25と接続さ
れる。
コンピュータ本体25、プリンタ24、電源ケーブル2
6、接続ケーブル27およびコネクタ2931.32か
らは、第4図に矢符で示すように、空中に電磁波が放射
される。
本実施例の遮蔽筒体21.21aは、電源ケーブル26
および接続ケーブル27の全長において発生し、漏洩す
る電磁波を遮蔽しようとするものであり、コネクタ29
〜32および接続ケーブル27においても、局所的に発
生される電磁波を合わせて遮蔽しようとするものである
。
第5図は、本実施例で用いられるフェライトの磁性的性
質を説明するグラフである6本実施例に用いるフェライ
トは、遮蔽すべき電磁波の磁界Hの強さが比較的低いこ
とがら鑑みて、そのような強度の電磁波を良好に吸収す
るために、フェライトの磁束密度Bの変化曲線115,
116,117における初透磁率μ。が可及的に大きい
種類が望ましい、またさらに好ましくは、電磁波が放射
されている環境下で電磁波遮蔽に用いられた本実施例の
遮蔽筒体21.21aが、磁界除去後にフェライトに起
因する磁力を生じないように残留磁束密度BrがOまた
は可及的に小さいことが望ましい、しかしながら、本発
明に用いられるフェライトに本質的に重要な要素は前記
初透磁率μ。であり、残留磁束密度Brは本件実施例の
遮蔽筒体21.21aの実際使用上の使用性の点で要求
されるのみであり、本件発明の本質には特段の関係は有
していない。
第6図は、前記遮蔽筒体21.21aの電磁波遮蔽特性
を測定する構成の系統図である。遮蔽特性の測定は、予
め定められる波形の信号を所定の周波数範囲にわたって
発生できる信号発生装置33と、この信号発生装置33
に接続ケーブル27を介して接続されている信号解析装
置34とを用いる゛、すなわち信号発生装置33によっ
て接続ケーブル27に一端から供給された信号が、接続
ケーブル27の他端において表れる状態を観察する。
以下に遮蔽筒体21の数例の実験例を示す。この実験例
では、フェライトの組成平均粒径、比重は下記第1表の
通りであり、クロロプレンゴムに複数種類の添加側を配
合したマトリックスゴムの組成は、下記第2表の通りで
ある。
(以下余白) 6301の規格に基づいて、破断時強度および破断時伸
び率を測定した。二りは得られた遮蔽筒体21のたとえ
ば、はさみやナイフなどによる切りやすさおよび柔軟性
を測定するものである。柔軟性の評価基準として、曲げ
加工のために必要な周知の破断伸び100?δを採用す
る。
第3表 このようにして得られたフェライトとマトリックスゴム
とを用いて下記第3表に示す5例の組成比の混合物を形
成し、この混合物を直円筒状に押出成型し、加硫して遮
蔽筒体21を形成した。この遮蔽筒体21に対して、日
本工業規格JISK実施例1 第2表に示す組成のマトリクスゴム100重量部と、第
1表に示す組成のフェライト160重量部(62重量%
)とを用いて第1図示の遮蔽筒体21を製造した。この
実施例における遮蔽筒体21の物性に関する前記検査を
行ったところ、破断時強度43kg、’cm’で破断時
の伸びは270?5であった。したかつて比較的柔軟な
物性の遮蔽筒体21が得られたことになる。またこの遮
Fi、筒体21の電磁波の遮蔽能力に関しで、前記第6
[2Iを参照して説明した試験法にて試験を行った結果
、第7図に示すようなグラフが得られた。第7図ライン
11は、遮蔽筒体21を装着していない接続ケーブル2
7のみで検査を行った場合であり、ライン12は接続ケ
ーブル27に遮蔽筒体21を装着した場合の結果を示し
ている。
すなわち遮蔽筒体2〕を装着した場合、200MHz付
近で接続ケーブル27単体の場合よりも信号の減衰が大
きくなり始め、400M)lz付近ては約10dBcr
)d表置の増大を示している。これは第16図に示した
従来例の減衰の特性が600MHzを超えて初めてケー
ブルのみの場合よりIJ減衰の程度が大きくなる特性で
あるのに比べ、電磁波を遮蔽する程度が増大しており、
またその帯域が低周波数側へ拡大している。
実施例2 前記第2表に示す組成のマトリクスゴム100重量部と
第1表に示す組成のフェライト300重量部(75重量
%)との混合物を用いて遮蔽筒体21を製造し、第1実
施例と同様な特性の試験を行った。破断時強度は43k
g/cm2て゛あり、破断時の伸びは215%てあった
。この場合も比較的柔軟な物性が得られていることが判
る。また信号減衰の試験は第1の実施例と同様に行い、
その結果は第8図のグラフに示されている。第7図ライ
ン11は接続ケーブル27のみの場合てあり、ライン1
4はケーブル27に遮蔽筒体21を装着した場合である
。
この実施例では、100MHz付近から遮蔽筒体21に
よる信号減衰の効果が現れ、その効果は周波数が増大す
るに従って漸増している。このような実施例も従来例に
比較し、格段に低周波数帯域側において、電磁波の吸収
を良好に行う特性が示されている。
実施例3 第2表に示す組成のマトリクスゴム100重量部と第1
表に示す組成のフェライト550重量部(85重量%)
とを用いて、遮蔽筒体21を製造した。この遮蔽筒体2
1に対して、前記実施例と同様な物性の試験を行った。
これによれば、破断時強度は22 k g / c m
 2であり、破断時伸びは140%であった。この場合
も比較的良好な柔軟性を示している。一方、電磁波の吸
収に関する試験の結果は、第9図のグラフに示される。
ライン15は接続ケーブル27のみの場合であり、ライ
ン16は遮蔽筒体21で被覆した場合である。この実施
例は50 M Hz付近から遮蔽筒体21による電磁波
の吸収が見られ、しかも周波数が増大するに従い、その
吸収効果は急激に増大しており、200MHz付近で接
続ケーブル27単体の場合と比較して約10dBの減衰
量の増大を示している。
対比13’lJ 1 第2表に示す組成のマトリクスゴム100重量部と第1
表に示す組成のフェライト100重量部(50重量%)
を用いて遮蔽筒体を形成した。形成された遮蔽筒体21
に対する前述したような物性の試験を行うと、破断時強
度は100 k g / cmzであり、破断時の伸び
は350%であった。
これは前記実施例1〜3よりも柔軟かつ強靭な物性にな
っていることを示している。一方、電磁波の吸収に関す
る試験を行うと、その結果は第10図に示されるものと
なった。第10図ライン17は接続ケーブル27のみの
場合であり、ライン18は遮蔽筒体を装着した場合であ
る。この比較例では200MHz付近から遮蔽筒体21
による電磁波吸収効果が現れ始めるものの、その程度は
微小であり、700 M Hz 〜800 M Hz付
近で数dB程度である。すなわち遮蔽筒体21において
フェライトの含有量が60%未満になると、電磁波の吸
収性能が大幅に低下してしまうことが判る。
対比例2 前記第2表に示すマトリクスゴム100重量部とフェラ
イト650重量部(87重量%)で遮蔽筒体を形成した
。この遮蔽筒体に対して前記実施例と同様な物性試験を
行うと、破断時強度は16k g / c m 2であ
り、破断時の伸びは90%を示した。この対比例では、
柔軟性がきわめて失われ、遮蔽筒体21を屈曲しようと
すると破損する事態となる。
以上の実施例1〜3および対比例1,2がら、本発明の
遮蔽筒体21を形成するにあたって、フェライトの含有
量は60〜85重量%の範囲に選ばれることが望ましい
ことが判る。またフェライトの粒径について、本件発明
者の実験によれば、粒径が15μmを超えれば、押出し
成形時にフェライトのマトリクスゴム中における分散に
むらを生じ、表面性状は年輪状の模様を生じ、また物性
は脆くなり、成形性が劣化してしまうことが確認された
。
該た粒径が3μm未満では、前述したような電磁波吸収
試験を行ったところ、接続ケーブルのみの場合に対し、
200〜400MHzの周波数帯域で4〜6dBの吸収
性能しが見られず、500M Hz 〜1000 M 
Hzの周波数帯域で20〜50dBの減衰が見られた。
したがって本件発明の目的の1つとする遮蔽される信号
周波数帯域の拡大、とりわけ低周波数領域への拡大の点
で、きわめて不充分な性能である。したがってフェライ
トの平均粒径は3〜15μmの範囲内に選ばれることが
望ましい。
本件発明者は、本発明に用いられる難燃性ゴムに対して
、日本工業規格JIS  K  6324に準拠し・た
方法にて難燃性試験を行った。これは試料を所定時間バ
ーナの炎中に置き、炎を取除いた後、試料からの炎の持
続時間を測定する試験であり、持続時間1分以内であれ
ば難燃性と評価する。用いた試料は、下記第4表に示す
実施例4〜実施例7と対比例3である。
(以下余白) 第4表 CR−クロロプレンゴム、C5M−クロロスルホン化ポ
リエチしン、5BR=スチレンブタジエンゴム、CPE
−塩素化ポリエチレン第4表の実験結果に示されるよう
に、実施例4〜実施例7のゴムはいずれも難燃性を有す
ることが確認された。
上述のようにして第1図の遮蔽筒体21の製造条件が設
定されたが、遮蔽筒体21が実現する電磁波の遮蔽能力
をさらに向上するために、第2図示のような遮蔽筒体2
1aを形成する。遮蔽筒体21aは、例として前記第2
表の組成を有するマトリクスゴム100重量部と第1表
の組成を有するフェライト400重量部(80重量%)
とから筒本体22を形成した。筒本体22に関して、前
記各実施例で説明した物性試験を行ったところ、破断時
強度は31kg、’cm2てあり、破断時伸びは180
9oであり、良好な柔軟性を有することが確認された。
このような筒本体22に対して網角度54度、線径02
〜03mmφて縁材料は銅、アルミニウム、鋼線(亜鉛
クロメートめっき)あるいはステンレススチールなどの
いずれかかち成る網状の被覆体23で被覆して、遮蔽筒
体21aを形成した。このような遮蔽筒体21aに関し
て、前述の各実施例で説明したような電磁波の吸収性能
を試験した。この結果は、第11図に示される。第11
図のライン19は接続ケーブル27のみの場合であり、
ライン110は接続ケーブル27を筒本体22のみで被
覆した場合であり、ラインβ11は接続ケーブル27を
遮蔽筒体21aで被覆した場合であり、ライン112は
接続ケーブル27を遮蔽筒体21aで被覆しかつ被覆体
23を接地した場合である。
この例では、筒本体22を被覆体23で被覆した方が電
磁波の吸収の程度が大きく、かつライン111の場合に
は100MHz付近から遮蔽筒体21aの電磁波吸収効
果が現れていることか判る。
以上のように各実施例において難燃性を有し、かつ柔軟
であり、電磁波の吸収性能が従来品よりも大きく、しか
も吸収される信号の周波数帯域が拡大され、しかも低周
波数帯域側に拡大された遮蔽筒体21.21aが得られ
た。また遮蔽筒体21および、被覆体23を設ける場合
の筒本体22は比較的柔軟であり、しかも第1図に示す
ように比較的長尺に製造することが容易である。したか
つて電源ケーブル26や接続ケーブル27を必要な場合
には全長にわたって被覆することができ、ノイズの放射
や侵入を良好に防止することができる。
また遮蔽筒体21は柔軟であり、プラグ28やコネクタ
29〜32など、接続ケーブル27よりも大径の部品や
変形の部品であっても、この遮蔽筒体21て被覆するこ
とができる。また遮蔽筒体21は長尺に製造され得るの
て、このような遮蔽筒体をカッタやはさみなどで作業に
必要な長さに適宜切断して施工することができる。この
点で遮蔽筒体21は、きわめて使用性に富んでいる。
本発明は、筒状の遮蔽筒体21.21aとして説明した
けれども、本発明の実施例はこのような筒状体に限らず
、平面状のシート体または帯状体として実現されてもよ
い。さらに、他の例を第12図に示す。コンピュータ本
体とプリンタなどとを接続するに用いる複数のリード線
が合成樹脂材料により相互に並列に配列された状態で帯
状にモールドされた多心ケーブル25を被覆して遮蔽作
用を行うように、長手方向と直交する断面が偏平な矩形
環状となるように形成された遮蔽筒体26を用いる。
また本件発明の電磁波遮蔽装置を形成する素材は、前記
各実施例に限定されるものではなく、本件発明の精神の
範囲内で広範な変形例を含むものである。
発明の効果 以上のように本発明に従えば、良好な遮蔽能力を有する
とともに、遮蔽される電磁波の周波数帯域が拡大され、
しかも低周波数帯域側に拡大される。これにより電磁波
の遮蔽性能を格段に向上できる。また本発明の電磁波遮
蔽装置は、柔軟かつ難燃性を有しており、施工対象の形
状に応じて汎用性を有するものである。また室内に用い
る場合であっても、防火の点て゛安全である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の遮蔽筒体21の斜視図、第
2図は遮蔽筒体21aの斜視図、第3図は第2図の切断
面線■−■から見た断面図、第4図は本発明の利用分野
を説明する系統図、第5図は本発明に用いられるフェラ
イトの磁性的特性を説明するグラフ、第6図は本発明に
おける電磁波吸収性能の試験を行う構成の系統図、第7
図〜第9図は本発明の各実施例の電磁波吸収性能を説明
するグラフ、第10図は対比例1の電磁波吸収性能を説
明するグラフ、第11図は遮蔽筒体21aの電磁波吸収
性能を説明するグラフ、第12図は本発明のさらに他の
実施例の遮蔽筒体26の斜視図、第13[Z〜第15図
は典型的な従来例のフィルタ1の外観を説明する斜視図
、第16図は従来例の電磁波吸収性能を説明するグラフ
、第17図は他の従来例の構成を説明する斜視図である
。 21.21a、26・遮蔽筒体、22・筒本体、23・
・被覆体、26・・・電源ケーブル、27・・・接続ケ
ーブル、28 プラグ、29〜32・・コネクタ代理人
  弁理士 画数 圭一部 第1wJ 第6E ・1 第 図 第 9図 馬水畝(MHz) 111!(MHz) 27 図 !lj数(MHz) 闇l改(MHz) 第11 第 図 第 13図 第15 図 \1 第 14図 11、lla litai(MHz) 第16 図

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)平均粒径3〜15μmのフエライト粉末60〜8
    5重量%と、難燃性を有するゴム40〜15重量%とを
    含む混合材料からなることを特徴とする電磁波遮蔽装置
    。
  2. (2)外表面に金属細線で編成される網状被覆層が形成
    されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の電磁波遮蔽装置。
  3. (3)前記フエライトは、Mn−Zn系フエライトであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の電磁波
    遮蔽装置。
  4. (4)Mn−Zn系フエライトは、MnO30〜70重
    量%、ZnO10〜40重量%およびFe_2O_31
    0〜60重量%を含むことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の電磁波遮蔽装置。
  5. (5)前記難燃性を有するゴムはクロロプレンゴム、ク
    ロルスルホン化ポリエチレンゴム、塩素化ポリエチレン
    ゴムのいずれかに選ばれることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の電磁波遮蔽装置。
  6. (6)前記難燃性を有するゴムは、難燃剤を配合して加
    硫した天然ゴムおよび/または合成ゴムであることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の電磁波遮蔽装置。
  7. (7)前記混合材料から筒状に形成されることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の電磁波遮蔽装置。
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JPH11238990A (ja) * 1998-02-19 1999-08-31 Murata Mfg Co Ltd 放射ノイズ抑制部品
US11515643B2 (en) 2016-11-04 2022-11-29 Maxell, Ltd. Electromagnetic-wave-absorbing sheet

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