JPH04106611U - 洗浄手段を備える温水循環式浴槽装置 - Google Patents
洗浄手段を備える温水循環式浴槽装置Info
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- JPH04106611U JPH04106611U JP1312492U JP1312492U JPH04106611U JP H04106611 U JPH04106611 U JP H04106611U JP 1312492 U JP1312492 U JP 1312492U JP 1312492 U JP1312492 U JP 1312492U JP H04106611 U JPH04106611 U JP H04106611U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 濾過タンクに充填されて温水を清澄化する粒
状濾材を、隅々まで残らず綺麗に洗浄して温水を清澄に
保持する。 【構成】 温水循環式浴槽装置は濾過タンク3に洗浄手
段6を備える。洗浄手段6は螺旋コイル6Aを備える。
螺旋コイル6Aは、螺旋の中心を回転軸として回転自在
に濾過タンク3内に配設され、これが回転されて粒状濾
材8を軸方向に移動しながら掻き混ぜて洗浄する。 【効果】 螺旋コイルが軽いトルクでスムーズに回転さ
れ、濾過タンク内の粒状濾材は効率よく洗浄されて、温
水は清澄に保持される。
状濾材を、隅々まで残らず綺麗に洗浄して温水を清澄に
保持する。 【構成】 温水循環式浴槽装置は濾過タンク3に洗浄手
段6を備える。洗浄手段6は螺旋コイル6Aを備える。
螺旋コイル6Aは、螺旋の中心を回転軸として回転自在
に濾過タンク3内に配設され、これが回転されて粒状濾
材8を軸方向に移動しながら掻き混ぜて洗浄する。 【効果】 螺旋コイルが軽いトルクでスムーズに回転さ
れ、濾過タンク内の粒状濾材は効率よく洗浄されて、温
水は清澄に保持される。
Description
【0001】
この考案は、温水がフィルターで濾過されると共に、温水温度が一定値に保持
される加熱手段を備えている温水循環式浴槽装置に関し、特に、濾過タンクの洗
浄手段を有する温水循環式浴槽装置に関する。
【0002】
浴槽の温水を清澄に連続して濾過すると共に、一定の温度に保持する温水循環
式浴槽装置は開発されている。この温水循環式浴槽装置は、温水の温度を一定に
保持する加熱手段と、温水を濾過する濾過タンクとを備えている。加熱手段は、
温水温度を一定の温度に保持し、濾過タンクは、温水を連続的に濾過して、垢等
の異物を除去して清澄に保持する。従って、この温水循環式浴槽装置は、浴槽内
の温水を毎日交換することなく、24時間いつでも入浴でき、極めて便利に、し
かも節水して使用できる。
【0003】
この構造の装置は、温水をフィルターで単に物理的に濾過するだけでは使用で
きない。フィルターは、人体からでるアンモニア(汗)や細菌を除去しないかぎ
り、浴槽水を交換しないで何カ月も連続使用できない。温水をフィルターで物理
的に濾過すると、数日も経たないうちに温水が白濁して入浴できなくなる。フィ
ルターは、温水に含まれる異物を除去すると共には、細菌の繁殖を阻止する必要
がある。
【0004】
このことを実現するフィルターとして、多孔質の粒状濾材が開発されている。
この粒状濾材は、微細な異物を除去すると共に、温水中に含まれる細菌の繁殖を
阻止する作用がある。多孔質の粒状濾材には、例えば、「麦飯石」、あるいは、
天然石を粉砕して多孔質の状態に焼結したものが使用される。多孔質の粒状濾材
は、極めて巧妙な方法で温水を濾過して清澄に保持する作用がある。すなわち、
人体から出るアンモニア(汗)や、タンパク質(垢)等を吸着して濾過し、同時
に温水を殺菌する作用がある。多孔質の粒状濾材が、温水に含まれるアンモニア
やタンパク質を吸着するのは、次の状態による。
【0005】
温水が循環される多孔質の粒状濾材は、微生物の繁殖に快適な温度環境となり
、ここに微生物が寄生する。微生物は、温水に含まれるアンモニアやタンパク質
を餌として食べて分解する。従って、温水中の汗や垢が、微生物で効果的に多孔
質の粒状濾材に吸着される。
【0006】
ちなみに、本考案者が行った下記の実験では、麦飯石を使用して濾過した温水
は、細菌数が少なく、また、濁度が低くて清澄な状態を保持した。
[実験の条件]
浴槽内の温水……200l
粒状濾材…………麦飯石
麦飯石……………平均粒子径が1〜3cm
10kg
入浴期間…………2カ月
入浴者総数………200人
[測定結果]
一般細菌数………20個/ml
(厚生省令第56号の基準値は100以下)
濁度………………0.4度
(厚生省令第56号の基準値は2度以下)
と極めて清澄な温水であった。
【0007】
比較のために、多孔質でない普通の砂利石を粒状濾材に使用した場合、10日
間に35人入浴した後に、一般細菌数が80個/mlにも増加した。また、フィ
ルターで濾過しない家庭風呂の温水を測定した結果、濁度が3度であった。
【0008】
この測定結果が示すように、多孔質の粒状濾材は、極めてすぐれた濾過、殺菌
能力を示し、毎日交換する温水に勝るとも劣らないほど衛生的で、しかも、清澄
な温水にできる特長がある。
【0009】
この状態で温水を清澄にする多孔質の粒状濾材は、長期間にわたって温水を清
澄に保持する能力がある。しかしながら、長期間使用するにしたがって、粒状濾
材の間に異物が堆積する。多孔質の粒状濾材は、使い捨て式にして、一定の期間
で新しいものに交換することも可能である。しかしながら、多孔質の粒状濾材は
、独得の濾過原理で温水を清澄に濾過するので、粒状濾材を新品に交換すると、
交換してから数日〜数週間にわたって温水が白濁する欠点がある。また、粒状濾
材自体も高価なために、実際には、一定の期間で濾過タンクを洗浄しているのが
実状である。
【0010】
濾過タンクに充填された粒状濾材を洗浄するには、ケーシングを分解して粒状
濾材を取り出し、これを洗浄して天日乾燥して再びケーシング内に収納している
。このため、粒状濾材の洗浄に著しく手間が掛かかり、専門のメンテナンス業者
でなければ、洗浄できないのが実状である。
【0011】
また、多孔質の粒状濾材を洗浄した後は、新品に交換したのと同様に、数日〜
数週間は温水が白濁して清澄に出来ない。この為、粒状濾材を洗浄した後、数日
〜数週間は、白濁した温水に入浴しなければならない。さらに困ったことに、温
水が清澄になるのを待って入浴すると、温水の白濁日数が長くなる。
【0012】
本考案者は、粒状濾材を洗浄した後の白濁を解消すべく実験を重ねた。その結
果多孔質の粒状濾材が、アンモニアとタンパク質とを分離する動作原理から、極
めて簡単な機構で一挙に白濁状態を解消することに成功した。洗浄された多孔質
の粒状濾材が、洗浄後に温水をきれいに濾過出来ない理由は、洗浄によって、無
数の空隙に生息していた微生物が死滅することに原因があることを究明した。多
孔質の粒状濾材は、通常の異物を物理的に濾過するフィルターと異なり、微生物
を利用して温水を清澄に保持するので、粒状濾材に生息していた微生物が死滅す
ると、濾過能力を失う欠点がある。粒状濾材を洗浄して天日乾燥した場合、粒状
濾材の汚れは除去できるが、粒状濾材に生息していた微生物も死滅する。従って
、これ等が繁殖する迄の間、温水を清澄に濾過出来ない。
【0013】
また、多孔質の粒状濾材を洗浄した後、白濁した温水に入浴しないと、汗や垢
等の微生物の餌が温水に含まれず、微生物の繁殖が遅くなって温水が清澄になる
のが遅くなる。
【0014】
本考案は、多孔質の粒状濾材に生息する細菌を死滅させることなく、粒状濾材
に付着する異物を除去し、洗浄後における温水の白濁を解消することを目的に開
発されたものである。また、この考案の他の目的は、簡単かつ容易に、しかも迅
速に粒状濾材の目詰まりを解消できる温水循環式浴槽装置を提供するにある。
【0015】
この考案の洗浄手段を備える温水循環式浴槽装置は、循環ポンプ2と、濾過タ
ンク3と、加熱手段4と、温度センサー5と、洗浄手段6とを備えており、これ
等は下記の構成を有する。
【0016】
濾過タンク3は、ここに浴槽1の温水が循環されるように、循環管7を介して
浴槽1に連結されている。また、濾過タンク3は、ここを通過する温水を濾過し
て清澄に保持するように、内部に多孔質の粒状濾材8が充填されている。粒状濾
材8はここに微生物が繁殖し、微生物が温水に含まれるアンモニアやタンパク質
を分解除去して清澄に保持する。
【0017】
循環ポンプ2は、通常の濾過工程においては、濾過タンク3を通過した温水を
浴槽1に供給するように、浴槽1と濾過タンク3とに連結されて温水を濾過タン
ク3に供給している。
【0018】
加熱手段4は、濾過タンク3と循環ポンプ2とで循環される温水の通路に配設
されて温水を一定の温度に加熱する。温度センサー5は、温水温度を検出して加
熱手段4を制御する。
【0019】
洗浄手段6は、螺旋コイル6Aと、この螺旋コイル6Aを回転させる駆動部材
6Bとを備えている。螺旋コイル6Aは、螺旋の中心を回転軸として回転自在に
濾過タンク3内に配設されている。螺旋コイル6Aが回転されて粒状濾材8を螺
旋コイル6Aの軸方向に移動しながら掻き混ぜる。この状態でかき混ぜられる粒
状濾材8は、表面に付着する異物が除去されて、濾過タンク3内に堆積する異物
が除去される。
【0020】
洗浄手段を備える温水循環式浴槽装置は下記の状態で使用される。温水循環式
浴槽装置は、浴槽内の温水を清澄に濾過すると共に、一定の温度に保持する。こ
のことを実現するために、循環ポンプ2は、浴槽内の温水を濾過タンク3に強制
的に循環させている。濾過タンク3に循環される温水は、多孔質の粒状濾材8で
清澄に濾過されて浴槽1に還流される。また、濾過タンク3に循環される温水は
、温度センサー5に制御される加熱手段4で一定の温度に保持される。このため
、温水循環式浴槽装置は、浴槽内の温水を毎日入れ換えることなく、きれいな温
水に入浴できる特長がある。
【0021】
濾過タンク3は温水を濾過する。濾過タンク3内に充填された多孔質の粒状濾
材8は、ここに微生物が生息する。微生物は温水に含まれる垢(人体から出るア
ンモニアやタンパク質)を分解して温水から除去する。粒状濾材8に生息する微
生物は、温水に含まれる垢を餌として繁殖して温水を清澄化する。従って、温水
に全く垢が含まれない場合、微生物が繁殖しないが、温水循環式浴槽装置を使用
して、温水に人体から垢が出ると、これによって微生物が繁殖して、粒状濾材8
の濾過能力が向上する。多孔質の粒状濾材8に生息する微生物は、餌が多量にあ
るとより多く繁殖するので、温水に含まれるアンモニアやタンパク質、即ち、垢
の量で粒状濾材の濾過能力が自動的に調整される。ただ、粒状濾材の濾過能力の
限界を超えると、温水は白濁する。
【0022】
粒状濾材8は、温水を濾過するに従って異物が堆積する。堆積した異物は、濾
過タンク3の温水通過抵抗を増加させて、温水循環量を低減する。温水透過率が
低下した濾過タンク3は、洗浄して濾過能力を回復する。洗浄手段6は、多孔質
である粒状濾材8を強制的に攪伴して、堆積する異物を除去する。洗浄手段6は
、螺旋コイル6Aでもって粒状濾材8を掻き混ぜて、表面に付着する異物を除去
する。この状態で堆積する異物が除去される多孔質の粒状濾材8は、水中に浸漬
された状態で付着物が振り落とされる。このとき、粒状濾材の微細な空隙に生息
する微生物は粒状濾材8に残存する。従って、粒状濾材の洗浄工程において、堆
積する異物が微生物から選択されて洗い流される。
【0023】
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実
施例は、この考案の技術思想を具体化する為の温水循環式浴槽装置を例示するも
のであって、温水循環式浴槽装置は、構成部品の材質、形状、構造、配置を下記
の構造に特定するものでない。温水循環式浴槽装置は、実用新案登録請求の範囲
に記載の範囲に於て、種々の変更が加えられる。
【0024】
更に、この明細書は、実用新案登録請求の範囲が理解し易いように、実施例に
示される部材に対応する番号を、「実用新案登録請求の範囲の欄」、「課題を解
決する為の手段の欄」および「作用の欄」に示される部材に付記している。ただ
、実用新案登録請求の範囲に記述される部材を、実施例に示す部材に特定するも
のでは決してない。
【0025】
図1に示す洗浄手段を備えた温水循環式浴槽装置は、浴槽1と、循環ポンプ2
と、濾過タンク3と、加熱手段4と、温度センサー5と、洗浄手段6とを備えて
いる。
【0026】
循環ポンプ2は、浴槽1の温水を濾過タンク3に循環させる。循環ポンプ2の
吸入側は、濾過タンク3と、循環管7と1次フィルター9とを介して浴槽1の底
部に連結されており、循環ポンプ2の吐出側は循環管7を介して浴槽1の上部に
連結されている。
【0027】
1次フィルター9は、温水に含まれる毛髪等の異物を除去する。これは、吸入
側循環管7の浴槽内開口端に、脱着自在に取り付けられている。1次フィルター
9のフィルター素材には、例えば、連続気泡を有する合成樹脂発泡体、耐水性の
濾紙、不織布、網材等が使用でき、例えば網目が0.3〜5mm程度であるものが
使用できる。
【0028】
濾過タンク3は、ヒータが内蔵される以外、内部構造が同一である2段の濾過
タンク3が直列に連結されて濾過能力を向上している。濾過タンク3の断面形状
を図2に示す。この濾過タンク3は、細高い筒状のケーシング10と、ケーシン
グ10内に配設されている多孔質の粒状濾材8とを備えている。
【0029】
ケーシング10は、図示しないが、外表面が断熱材で断熱処理されている。ケ
ーシング10は、上方から粒状濾材8を充填できるように、上端が開閉自在な蓋
11で閉塞されている。蓋11は、これを固定した状態で、内筒の上端を水密に
密閉する。蓋11には空気抜弁12が連結され、空気抜弁12でもつて、内筒の
上部に溜る空気を外部に排出する。
【0030】
ケーシング10は、上部と下部とに温水の流入口と流出口が開口されている。
温水は、ケーシング10内を上から下に、あるいは、下から上に向かって移動す
る。温水が下から上に移動する場合、下側が流入口に、上側が流出口になる。
【0031】
多孔質の粒状濾材8はケーシング10に充填されている。上方から流入した温
水は、流下することによって、温水が多孔質の粒状濾材8で濾過される。反対に
、ケーシング10の下側に流入する温水は、粒状濾材を下から上に通過して清澄
に濾過される。
【0032】
粒状濾材8は、温水を透過させることによって、ここに微生物が生息できるよ
うに、多孔質である天然石、例えば、「麦飯石」等が使用できる。また、この粒
状濾材8には、天然石をそのままの状態で使用せず、これを粉砕して所定の外形
に焼結した多孔質のものも使用できる。
【0033】
図1ないし図3に示される2段連結の濾過タンク3は、一方の濾過タンク3の
温水通路に、加熱手段4であるヒータと、温度センサー5とが配設されている。
温度センサー5は、ヒータ通過前の温水温度が測定できるように、ヒータよりも
浴槽側に配設されている。ヒータが温度センサー5に制御されて循環される温水
を一定の温度に加温する。
【0034】
図1に示す温水循環式浴槽装置は、加熱手段4がヒータで、これが濾過タンク
3に内蔵されている。この構造は、加熱手段のケーシングを必要とせず、構造が
簡単にできる特長がある。ただ、この考案は、加熱手段をヒータに特定しない。
また、加熱手段を必ずしも濾過タンク3に内蔵する必要もない。加熱手段には、
温水通路に連結されたボイラーも使用できる。ボイラーは、熱交換器と、この熱
交換器を介して温水を加温する石油バーナーとを備える。
【0035】
ボイラーの石油バーナーは、温水温度を設定温度に保持するように、温度セン
サーで点火、消火状態が制御される。温度センサー5は、なるべく浴槽1内の温
水に近い温度が検出できるように、1段目の濾過タンク3内に配設されている。
温度センサー5が濾過タンク3内の温水温度を検出する。
【0036】
濾過タンク3のケーシングには、洗浄手段6が固定されている。洗浄手段6は
螺旋コイル6Aと駆動部材6Bとを備えている。螺旋コイル6Aは、細い線材を
螺旋状に加工したもので、上端は駆動部材6Bである減速モーターの回転軸に固
定されている。螺旋状の螺旋コイル6Aは、これが回転されると先端が粒状濾材
8の内部に侵入する方向に加工されている。この方向に加工された螺旋コイル6
Aは、これが回転されると、粒状濾材8に接触する部分で粒状濾材8を掻き上げ
る状態に掻き混ぜる。すなわち、図2の鎖線で示す方向に粒状濾材8を攪伴する
。この方向に攪伴される粒状濾材8は、濾過タンク3内で対流する状態に掻き混
ぜられ、全体が奇麗に洗浄できる特長がある。
【0037】
また、この状態に加工された螺旋コイル6Aは、能率よく粒状濾材8を掻き混
ぜることができると共に、軽いトルクでスムーズに回転でき、さらに、螺旋コイ
ル6Aに無理な力が作用しない特長がある。
【0038】
洗浄手段6で粒状濾材8を洗浄する工程において、ケーシング内には汚水が発
生する。粒状濾材8から分離された異物が水中に浮遊するからである。汚水はケ
ーシング外に排水する必要がある。粒状濾材8を洗浄する状態で循環ポンプ2を
運転すると、濾過タンク3で発生した汚水が浴槽1内に流入する。したがって、
洗浄工程においては、図1の鎖線で示すように、浴槽に連結される排出側の循環
管7の先端に、排水ホース16を接続する。排水ホース16は、循環管7から浴
槽1に供給される温水を浴槽1に流入させることなく、浴槽外に排水する。
【0039】
この状態で濾過タンク3の粒状濾材8を洗浄する場合、温水の流動状態を変更
することなく粒状濾材8を洗浄できる。このため、循環管の先端に排水ホース1
6を接続して、洗浄手段6の螺旋コイル6Aを駆動するだけで、粒状濾材8を洗
浄できる特長がある。
【0040】
ただ、図1に示すように、循環ポンプ2の排出側に3方弁17を接続して、濾
過タンク3の汚水を排水することもできる。3方弁17は、一方が浴槽1に、他
方が排水管19に接続されており、循環ポンプ2の排出側を、浴槽1と排水管1
9の何れかに切り換えるものである。3方弁17を備える装置は、3方弁17を
排水管19に切り換えて、濾過タンク3を洗浄する。
【0041】
粒状濾材8の洗浄工程において、濾過タンク3内に逆に水を流すことも可能で
ある。逆洗状態で多孔質の粒状濾材8を掻き混ぜると、より効果的に粒状濾材を
洗浄できる特長がある。このことを実現する温水循環式浴槽装置を図3に示して
いる。この図に示す温水循環式浴槽装置は、濾過タンク3と浴槽1とを連結する
吸入側の循環管7に、3方弁18を介して排水管19を接続している。また、循
環ポンプ2と濾過タンク3との間にも3方弁20を接続して、給水管21を接続
している。
【0042】
この装置は、通常の温水濾過工程においては、両方の3方弁を実線位置とする
。この状態で、温水は、浴槽1→3方弁18→濾過タンク3→循環ポンプ2→3
方弁20→浴槽1と循環する。
【0043】
濾過タンク3内の粒状濾材8を洗浄する工程においては、3方弁18、20を
鎖線位置に切り換えて螺旋コイル6Aで粒状濾材8を掻き混ぜる。この状態にお
いては、給水管21→3方弁20→濾過タンク3→3方弁18→排水管19を通
過して排水される。給水管21には水道管が利用される。
【0044】
また、図示しないが、濾過タンクに開閉弁を介して給水管と排水管とを接続し
、濾過タンクの粒状濾材の洗浄工程において、開閉弁を開き、循環ポンプの運転
を停止して、洗浄することも可能である。
【0045】
この考案の温水循環式浴槽装置に装備される洗浄手段は、多孔質である粒状濾
材を強制的に攪伴して、堆積する異物を除去できる。洗浄手段は、螺旋コイルで
粒状濾材を一定の方向に移送しながら掻き混ぜて、表面に付着する異物を除去す
る。この状態で堆積する異物が除去される多孔質の粒状濾材は、水中に浸漬され
た状態で付着物が振り落とされる。このとき、粒状濾材の微細な空隙に生息する
微生物は粒状濾材に残存する。従って、粒状濾材の洗浄工程において、堆積する
異物が微生物から選択されて洗い流される。このため、粒状濾材の洗浄工程にお
いても、温水を清澄に保持するために大切な役目をする微生物は生息状態に保持
される。したがって、粒状濾材の洗浄後も温水を清澄に濾過する能力が低下せず
、粒状濾材を洗浄した直後に温水が白濁する現象を解消できる。
【0046】
また、温水循環式浴槽装置は、粒状濾材を洗浄して温水が白濁しないので、頻
繁に洗浄して温水を清澄に保持できる。また、粒状濾材を濾過タンクから取り出
すことなく簡単かつ容易に、しかも迅速に洗浄できる。このため、粒状濾材が目
詰まりする前に洗浄して、少しの異物が付着する状態で洗浄できるので、異物が
強固に付着する前に洗い流して、奇麗な状態に保持して、いつも濾過能力の優れ
た状態に保持できる理想的な特性を実現する。この為、この考案の温水循環式浴
槽装置は、1年365日連続して毎日清澄な温水に入浴できる特長が実現できる
。
【0047】
この考案の洗浄手段を備える温水循環式浴槽装置は、線材を螺旋状に加工した
螺旋コイルで粒状濾材を攪伴し、さらに、螺旋コイルは、螺旋の中心を回転軸と
して回転自在に濾過タンク内に配設している。この状態で回転される螺旋コイル
は、粒状濾材を螺旋コイルの軸方向に移動しながら掻き混ぜることができる。こ
のため、濾過タンク内の粒状濾材は、螺旋コイルの近傍のみでなく、より広い範
囲のものが全体的にかき混ぜられ、付着する異物を強制的に除去できる特長があ
る。
【0048】
さらにまた、螺旋コイルは軽い回転トルクでスムーズに粒状濾材の内部で回転
できる特長がある。それは、細い線材を粒状濾材の隙間に挿入し、また、螺旋コ
イルが挿入されることによって粒状濾材が相対的に移動するからである。このた
め、この考案の洗浄手段を備える温水循環式浴槽装置は、粒状濾材を極めて効率
良く、しかも、全体を綺麗に洗浄して、温水を清澄に保持できる特長がある。
【図1】 この考案の実施例を示す温水循環式浴槽装置
の概略断面図
の概略断面図
【図2】 濾過タンクの断面図
【図3】 この考案の実施例を示す温水循環式浴槽装置
の概略断面図
の概略断面図
1……浴槽
2……循環ポンプ
3……濾過タンク
4……加熱手段
5……温度センサー
6……洗浄手段 6A……螺旋コイル 6B……
駆動部材 7……循環管 8……粒状濾材 9……1次フィルター 10……ケーシング 11……蓋 12……空気抜弁 16……排水ホース 17……3方弁 18……3方弁 19……排水管 20……3方弁 21……給水管
駆動部材 7……循環管 8……粒状濾材 9……1次フィルター 10……ケーシング 11……蓋 12……空気抜弁 16……排水ホース 17……3方弁 18……3方弁 19……排水管 20……3方弁 21……給水管
Claims (1)
- 【請求項1】 温水循環式浴槽装置は、循環ポンプ2
と、濾過タンク(3)と、加熱手段(4)と、温度センサー
(5)と、洗浄手段(6)とを備え、これ等は下記の構成を有
する。(a) 濾過タンク(3)は、浴槽(1)に循環管(7)
を介して連結されている。(b) 濾過タンク(3)は、
内部に多孔質の粒状濾材(8)を充填しており、粒状濾材
(8)で温水を清澄化している。(c) 循環ポンプ(2)
は、濾過タンク(3)に直列に接続されており、浴槽(1)の
温水を濾過タンク(3)に循環させている。(d) 加熱
手段(4)は、濾過タンク(3)と循環ポンプ(2)とで循環さ
れる温水の通路に配設されて温水を一定の温度に加熱す
る。(e) 温度センサー(5)は、温水温度を検出して
加熱手段(4)を制御する。(f) 洗浄手段(6)は、線材
を螺旋状に加工した螺旋コイル(6A)と、この螺旋コイル
(6A)を回転させる駆動部材(6B)とを備えている。(g)
螺旋コイル(6A)は、螺旋の中心を回転軸として回転自
在に濾過タンク(3)内に配設されており、螺旋コイル(6
A)が回転されて粒状濾材(8)を螺旋コイル(6A)の軸方向
に移動しながら掻き混ぜ、粒状濾材(8)の表面に付着す
る異物が除去されるように構成されている。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992013124U JPH0751136Y2 (ja) | 1992-02-08 | 1992-02-08 | 洗浄手段を備える温水循環式浴槽装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992013124U JPH0751136Y2 (ja) | 1992-02-08 | 1992-02-08 | 洗浄手段を備える温水循環式浴槽装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04106611U true JPH04106611U (ja) | 1992-09-14 |
| JPH0751136Y2 JPH0751136Y2 (ja) | 1995-11-22 |
Family
ID=31901325
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992013124U Expired - Lifetime JPH0751136Y2 (ja) | 1992-02-08 | 1992-02-08 | 洗浄手段を備える温水循環式浴槽装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0751136Y2 (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53147779A (en) * | 1977-05-30 | 1978-12-22 | Hisaharu Nakashima | Sticking protection composition for green rubber |
| JPS6249053A (ja) * | 1985-08-28 | 1987-03-03 | Mazda Motor Corp | 車両用自動変速機 |
| JPS6249061A (ja) * | 1985-08-26 | 1987-03-03 | Aisin Seiki Co Ltd | 油圧装置 |
-
1992
- 1992-02-08 JP JP1992013124U patent/JPH0751136Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS53147779A (en) * | 1977-05-30 | 1978-12-22 | Hisaharu Nakashima | Sticking protection composition for green rubber |
| JPS6249061A (ja) * | 1985-08-26 | 1987-03-03 | Aisin Seiki Co Ltd | 油圧装置 |
| JPS6249053A (ja) * | 1985-08-28 | 1987-03-03 | Mazda Motor Corp | 車両用自動変速機 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0751136Y2 (ja) | 1995-11-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |