JPH04107522U - フレキシブルカツプリング - Google Patents
フレキシブルカツプリングInfo
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- JPH04107522U JPH04107522U JP7439191U JP7439191U JPH04107522U JP H04107522 U JPH04107522 U JP H04107522U JP 7439191 U JP7439191 U JP 7439191U JP 7439191 U JP7439191 U JP 7439191U JP H04107522 U JPH04107522 U JP H04107522U
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- bushing
- pin
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 センタリング機構の部分のがたをなくして打
音の発生を防止する。 【構成】 第1軸と第2軸とを弾性体を介してトルク伝
達可能にかつ振動吸収可能に結合し、第1軸側に設けた
センタリングピン(28)を第2軸側に設けたピン挿入穴(3
0)に隙間をあけて挿入するとともに、センタリングピン
(28)が挿通されたブシュ(35)の球面部(35b) をピン挿入
穴(30)に取付けたリング状のセンタリングシート(32)で
受ける。センタリングピン(28)をブシュ(35)に軸方向摺
動自在に挿通し、ブシュ(35)とピン挿入穴(30)との間
に、ブシュ(35)を軸方向に付勢してその球面部(35b) を
センタリングシート(32)の内周面に圧接させる弾性部材
(ばね)(36)を設ける。
音の発生を防止する。 【構成】 第1軸と第2軸とを弾性体を介してトルク伝
達可能にかつ振動吸収可能に結合し、第1軸側に設けた
センタリングピン(28)を第2軸側に設けたピン挿入穴(3
0)に隙間をあけて挿入するとともに、センタリングピン
(28)が挿通されたブシュ(35)の球面部(35b) をピン挿入
穴(30)に取付けたリング状のセンタリングシート(32)で
受ける。センタリングピン(28)をブシュ(35)に軸方向摺
動自在に挿通し、ブシュ(35)とピン挿入穴(30)との間
に、ブシュ(35)を軸方向に付勢してその球面部(35b) を
センタリングシート(32)の内周面に圧接させる弾性部材
(ばね)(36)を設ける。
Description
【0001】
この考案は、たとえば自動車のプロペラシャフトなどに使用されるフレキシブ
ルカップリング、さらに詳しくは、振動吸収機構とセンタリング機構を備えたフ
レキシブルカップリングに関する。
【0002】
自動車のプロペラシャフトなどに使用されるフレキシブルカップリングは、駆
動系のトルク脈動や軸方向の振動、衝撃を吸収するための振動吸収機構と、駆動
軸と従動軸との間の軸の振れ回りを規制するためのセンタリング機構とを備えて
おり、このようなフレキシブルカップリングとして、たとえば実開昭63−10
9032号公報に示されているようなものが知られている。このフレキシブルカ
ップリングでは、駆動軸と従動軸とが弾性体を介してトルク伝達可能にかつ軸方
向の振動吸収可能に結合され、一方の軸側に設けられたセンタリングピンが他方
の軸側に設けられたピン挿入穴に隙間をあけて挿入されるとともに、センタリン
グピンが挿通された内側球面ブシュの外周の凸状球面部がピン挿入穴に取付けら
れた外側球面ブシュ(センタリングシート)の内周の凹状球面部に受けられてい
る。
【0003】
上記のような従来のフレキシブルカップリングの場合、センタリング機構の球
面ブシュの部分にがたがあり、振動により打音が発生するという問題がある。
【0004】
この考案の目的は、上記の問題を解決したフレキシブルカップリングを提供す
ることにある。
【0005】
この考案によるフレキシブルカップリングは、
第1軸と第2軸とが弾性体を介してトルク伝達可能にかつ振動吸収可能に結合
され、第1軸側に設けられたセンタリングピンが第2軸側に設けられたピン挿入
穴に隙間をあけて挿入されるとともに、センタリングピンが挿通されたブシュの
外周球面部がピン挿入穴に取付けられたリング状のセンタリングシートに受けら
れているフレキシブルカップリングにおいて、
センタリングピンがブシュに軸方向摺動自在に挿通され、このブシュとピン挿
入穴との間に、ブシュを軸方向に付勢してその球面部をセンタリングシートの内
周面に圧接させる弾性部材が設けられていることを特徴とするものである。
【0006】
センタリングシートの内周面は、テーパ面であることがある。
【0007】
ブシュは、円周方向に複数の部分に分割されていることがある。
【0008】
ピン挿入穴内に、上記ブシュのストッパが設けられていることがある。
【0009】
ブシュ、弾性部材およびストッパが、これらの抜け止めが形成された筒状のケ
ースに収容され、このケースがピン挿入穴にはめられていることがある。
【0010】
センタリングシートの内周面が、軸方向両端側が狭まった凹状に形成され、こ
の凹状の内周面の内側にブシュの外周球面部がはめられていることがある。
【0011】
センタリングピンが軸方向摺動自在に挿通されたブシュが弾性部材により軸方
向に付勢されて、ブシュの球面部がセンタリングシートの内周面に圧接させられ
ているので、がたが生じない。
【0012】
とくにブシュが円周方向に複数の部分に分割されている場合は、弾性部材によ
りブシュがセンタリングシートに圧接させられると、くさび作用により、分割さ
れたブシュがセンタリングシートの内周面およびセンタリングピンの外周面に強
固に圧接するため、より確実にがたが防止される。
【0013】
ピン挿入穴内にブシュのストッパが設けられていれば、弾性部材が破損したよ
うな場合でも、ブシュの大きな移動が阻止され、センタリング機能が損なわれる
ことがない。
【0014】
ブシュ、弾性部材およびストッパが、これらの抜け止めが形成された筒状のケ
ースに収容され、このケースがピン挿入穴にはめられるようになされていると、
これらを別に組立てて、ケースをピン挿入穴にはめるだけで、組立ができる。
【0015】
センタリングシートの内周面が、軸方向両端側が狭まった凹状に形成され、こ
の凹状の内周面の内側にブシュの外周球面部がはめられていれば、弾性部材が破
損したような場合でも、センタリングシートの凹状の内周面によってブシュの移
動が阻止され、センタリング機能が損なわれることがない。
【0016】
以下、図面を参照して、この考案を自動車のエンジンの出力軸と中継軸を連結
するフレキシブルカップリングに適用した3つの実施例について説明する。なお
、3つの実施例において、対応する部分には同一の符号を付している。また、以
下の説明において、図1、図2、図4および図5の右側を前、左側を後とする。
【0017】
図1〜図3は、第1実施例を示している。
【0018】
図1にはエンジンの出力軸(1) と中継軸(2) を連結するフレキシブルカップリ
ング(3) が示され、図2にはそのセンタリング機構の部分が拡大して示されてい
る。
【0019】
出力軸(1) の後端部にフランジ(4) が固定され、このフランジ(4) の外周にプ
ーリ(5) が取付けられている。そして、出力軸(1) のフランジ(4) と中継軸(2)
の前端部がカップリング(3) によって連結されている。
【0020】
カップリング(3) は、出力軸(1) のフランジ(4) に固定された第1フランジ部
材(6) 、中継軸(2) の前端部に固定された第2フランジ部材(7) およびこれらの
フランジ部材(6)(7)を弾性的に連結する中間弾性連結部材(8) を備えており、2
つのフランジ部材(6)(7)の間にセンタリング機構が設けられている。
【0021】
第1フランジ部材(6) は金属などの剛体製で、固定状態で軸線が出力軸(1) の
軸線とほぼ一致する円板部(6a)を備えており、円板部(6a)の外周に半径方向外側
にのびる3つのアーム(9) が円周方向に等間隔をおいて一体に形成されている。
各アーム(9) には軸線と平行なボルト穴(10)が形成され、各ボルト穴(10)の後端
部には他の部分より少し内径の大きい大径部(10a) が形成されている。そして、
後に詳述するように、連結部材(8) とアーム(9) のボルト穴(10)に通されてフラ
ンジ(4) の後端面のねじ穴(11)にねじ込まれた3本の第1ボルト(12)により、第
1フランジ部材(6) がフランジ(4) を介して出力軸(1) に固定されている。
【0022】
第2フランジ部材(7) は金属などの剛体製で、固定状態で軸線が中継軸(2) の
軸線とほぼ一致する円柱部(7a)を備えており、円柱部(7a)の中間部外周に半径方
向外側にのびる3つのアーム(13)が円周方向に等間隔をおいて一体に形成されて
いる。第2フランジ部材(7) の後端部が、中空状の中継軸(2) 前端部に圧入され
、溶接部(14)において固定されている。各アーム(13)には軸線と平行なボルト穴
(15)が形成され、各ボルト穴(15)の前端部には他の部分より少し内径の大きい大
径部(15a) が形成されている。なお、第1フランジ部材(6) の3つのボルト穴(1
0)のピッチ円直径と、第2フランジ部材(7) の3つのボルト穴(15)のピッチ円直
径とは互いに等しい。そして、後に詳述するように、連結部材(8) とアーム(13)
のボルト穴(15)に通された第2ボルト(16)とナット(17)により、第2フランジ部
材(7) が連結部材(8) に連結されている。
【0023】
連結部材(8) は金属などの剛体よりなる穴あき円板状の本体(8a)を備えており
、第2フランジ部材(7) の前部が本体(8a)の中心穴(18)に隙間をあけて挿入され
、本体(8a)の中心穴(18)より外周側の部分が、第1フランジ部材(6) のアーム(9
) の後面に面するとともに、第2フランジ部材(7) のアーム(13)の前面に面して
いる。連結部材本体(8a)の1円周上に、第1フランジ部材(6) のボルト穴(10)に
対応する3つの貫通穴(第1貫通穴)(19)と、第1貫通穴(19)の中間に位置して
第2フランジ部材(7) のボルト穴(15)に対応する3つの貫通穴(第2貫通穴)(2
0)とが円周方向に等間隔をおいて形成されており、各貫通穴(19)(20)にはゴムな
どの弾性体(21)がそれぞれ装着されている。弾性体(21)は円形の中心穴(22)を有
する円筒状に形成され、連結部材本体(8a)の軸方向の厚みと同程度の長さを有す
る。弾性体(21)の外周にこれと同程度の長さの剛体製の外筒(23)が固着され、外
筒(23)が貫通穴(19)(20)の内周にはめ止められている。弾性体(21)の内周にこれ
より長い内筒(24)が固着され、内筒(24)の前後両端部が弾性体(21)の前後両端か
ら所定長さだけ突出している。なお、詳細な図示は省略したが、弾性体(21)の中
心穴(22)を挾んで連結部材本体(8a)の回転方向(貫通穴(19)(20)のピッチ円の円
周方向)両側に、同回転方向の弾性体(21)の弾性変形を大きくするために、弾性
体(21)を軸方向に貫通するスリット(25)が形成されている。
【0024】
第1貫通穴(19)の弾性体(21)の内筒(24)の前端部が第1フランジ部材(6) のボ
ルト穴(10)の大径部(10a) にはめられ、第1ボルト(12)を内筒(24)およびボルト
穴(10)に通してフランジ(4) のねじ穴(11)にねじ込むことにより、第1フランジ
部材(6) がフランジ(4) に固定されるとともに、第1フランジ部材(6) が弾性体
(21)を介して連結部材本体(8a)に連結されている。第2貫通穴(20)の弾性体(21)
の内筒(24)の後端部が第2フランジ部材(7) のボルト穴(15)の大径部(15a) には
められ、内筒(24)およびボルト穴(15)に通した第2ボルト(16)とナット(17)によ
り、第2フランジ部材(7) が弾性体(21)を介して連結部材本体(8a)に連結されて
いる。そして、これにより、第1フランジ部材(6) と第2フランジ部材(7) が連
結部材(8) の弾性体(21)を介して連結されている。なお、第1フランジ部材(6)
と連結部材本体(8a)との間、および第2フランジ部材(7) と連結部材本体(8a)と
の間には、それぞれ所定の隙間があけられている。
【0025】
ボルト(12)(16)と内筒(24)との間には、ワッシャを兼用する長方形板状のスト
ッパ(26)(27)が挾み止められている。ストッパ(26)(27)の長辺は少なくとも弾性
体(21)の外周を越えて半径方向にのびており、その両端部が内筒(24)の弾性体(2
1)からの突出長さに相当する一定の隙間をおいて外筒(23)および連結部材本体(8
a)の端面に対向している。
【0026】
センタリング機構は、次のように、第1フランジ部材(6) と第2フランジ部材
(7) の間に設けられている。
【0027】
第1フランジ部材(6) の円板部(6a)の後面中心に、後方にのびるセンタリング
ピン(28)が一体に形成されている。センタリングピン(28)は円柱状をなし、その
後端部は先細テーパ状に形成されている。第2フランジ部材(7) の中心に、後端
面から前方にのびる比較的短い大径の後部穴(29)、前端面から後部穴(29)の少し
前まで後方にのびるピン挿入穴(30)およびこれらを連通する小径の空気抜き穴(3
1)が形成されており、ピン挿入穴(30)の前端部に他の部分より内径の大きいシー
ト収容部(30a) が形成されている。そして、ピン挿入穴(30)の前部にセンタリン
グピン(28)が隙間をあけて挿入されている。
【0028】
ピン挿入穴(30)のシート収容部(30a) の後部にリング状のセンタリングシート
(32)がはめられ、止め輪(33)によって固定されている。センタリングシート(32)
の内周には、後側が広がったテーパ面(32a) が形成されている。
【0029】
ピン挿入穴(30)の後部にはめ止められたケース(34)内にブシュ(35)、ブシュ(3
5)を前向きに付勢する弾性部材としての圧縮コイルばね(36)およびブシュ(35)の
ストッパ(37)が取付けられ、これらによってセンタリングユニット(38)が形成さ
れている。ケース(34)は前後両端が開口した円筒状をなし、前端開口部には内径
がセンタリングシート(32)の後端部内径とほぼ等しい内向きの前部抜け止めフラ
ンジ(34a) が、後端開口部には内径が前部フランジ(34a) の内径より小さい内向
きの後部抜け止めフランジ(34b) がそれぞれ一体に形成されている。そして、後
部フランジ(34b) がピン挿入穴(30)後端の外周部端壁に接し、前部フランジ(34a
) がセンタリングシート(32)の後端面に接している。ストッパ(37)は円筒状をな
し、ケース(34)内の前端の一部を除く部分に密にはめ止められている。
【0030】
センタリングピン(28)は、センタリングシート(32)とケース(34)の前部フラン
ジ(34a) の内側を通ってケース(34)内に進入し、ブシュ(35)の内径穴に軸方向摺
動自在に挿通されている。ブシュ(35)の後端部に外向きフランジ(35a) が形成さ
れている。ブシュ(35)のフランジ(35a) の部分の外径はケース(34)の内径より小
さく、前部フランジ(34a) の内径より大きい。また、ブシュ(35)のフランジ(35a
) 以外の部分の外径は前部フランジ(34a) の内径より少し小さく、この部分の前
部外周に球面部(35b) が形成されている。ブシュ(35)のフランジ(35a) の部分が
ケース(34)内の前部フランジ(34a) とストッパ(37)との間の部分にはめられ、ブ
シュ(35)の前部が前部フランジ(34a) の内側を通って前方に突出している。ブシ
ュ(35)は、フランジ(35a) が前部フランジ(34a) の後面に当たる前端位置とスト
ッパ(37)の前端面に当たる後端位置との間を移動しうる。そして、ばね(36)によ
り、ブシュ(35)の球面部(35b) がセンタリングシート(32)のテーパ面(32a) に圧
接させられている。
【0031】
なお、ケース(34)内に、グリースが充填されている。
【0032】
ブシュ(35)は一体に形成されてもよいし、図3に示すように、円周方向に複数
好ましくは3つの部分(片)(35c) に分割されてもよい。このようにした場合、
球面部(35b) がセンタリングシート(32)のテーパ面(32a) に圧接させられたとき
に、くさび作用により、各分割片(35c) がセンタリングシート(32)のテーパ面(3
2a) とセンタリングピン(28)の外周面に確実に圧接させられる。
【0033】
ピン挿入穴(30)のシート収容部(30a) の止め輪(33)より前側の部分に、センタ
リングピン(28)との間を密閉するオイルシール(39)が取付けられている。オイル
シール(39)は、シート収容部(30a) の内周に圧入された円筒状の芯金(39a) 、芯
金(39a) の内周に固着されたゴム製リップ(39b) およびリップ(39b) の内周後部
に固着されてセンタリングピン(28)に摺接する合成樹脂製リング(39c) よりなる
。
【0034】
センタリングピン(28)は、第1ボルト(12)により、その軸線が出力軸(1) の軸
線と一致するように位置決めされている。そして、出力軸(1) の軸線と中継軸(2
) の軸線とが、たわみのないときには常に同一直線上にあって、あるいはたわみ
のあるときにはセンタリングピン(28)が挿通されているブシュ(35)の球面部(35b
) の中心点で常に交差して、センタリング機能が発揮される。
【0035】
上記のフレキシブルカップリングにおいて、出力軸(1) の回転は、フランジ(4
) 、第1フランジ部材(6) 、第1ボルト(12)、第1貫通穴(19)の弾性体(21)、連
結部材本体(8a)、第2貫通穴(20)の弾性体(21)、第2ボルト(16)および第2フラ
ンジ部材(7) を介して中継軸(2) に伝達される。そして、出力軸(1) 側に発生す
るトルクの脈動は、弾性体(21)の回転方向の弾性変形によって吸収される。また
、出力軸(1) と中継軸(2) との間における軸方向の振動、衝撃などは、弾性体(2
1)の軸方向の弾性変形によって吸収される。さらに、センタリングピン(28)、ブ
シュ(35)およびセンタリングシート(32)によってセンタリングが行なわれ、芯振
れなく円滑に回転が伝達される。このとき、ブシュ(35)の球面部(35b) が常にセ
ンタリングシート(32)のテーパ面(32a) に圧接していて、これらの間にがたが生
じることがなく、したがって、振動により打音が発生することがない。とくにブ
シュ(35)が分割されている場合には、くさび作用により分割片(35c) がセンタリ
ングシート(32)のテーパ面(32a) およびセンタリングピン(28)の外周面に強固に
圧接し、より確実にがたを防止する。また、ばね(36)が破損したような場合でも
、ケース(34)の前部フランジ(34a) とストッパ(37)とによってブシュ(35)の大き
な移動が阻止されるため、センタリング機能が損なわれることがない。
【0036】
上記のような回転伝達中において、通常の軸方向の振動、衝撃は弾性体(21)の
軸方向の弾性変形によって吸収されるが、何等かの原因で出力軸(1) と中継軸(2
) が互いに離れる方向に過大な荷重が作用した場合には、ストッパ(26)(27)が連
結部材本体(8a)に当接して弾性体(21)のそれ以上の変形を規制する。また、出力
軸(1) と中継軸(2) が互いに接近する方向に過大な荷重が作用した場合には、2
つのフランジ部材(6)(7)のアーム(9)(13) の部分が連結部材本体(8a)に当接して
弾性体(21)のそれ以上の変形を規制する。
【0037】
第1実施例の場合、ケース(34)の前後のフランジ(34a)(34b)によってブシュ(3
5)およびばね(36)の脱落が防止され、センタリングユニット(38)を別に組立てて
、そのケース(34)をピン挿入穴(30)にはめるだけで、簡単に組立ができる。また
、ケース(34)からセンタリングピン(28)を抜き出しても、同様に、ブシュ(35)は
前部フランジ(34a) に当たって止まり、ケース(34)から脱落することはない。
【0038】
図4は、第2実施例のセンタリング機構の部分を拡大して示している。
【0039】
第2実施例の場合、ピン挿入穴(30)のシート収容部(30a) にセンタリングシー
ト(40)、ストッパ(41)およびオイルシール(39)が後から順にはめ止められている
。センタリングシート(40)の内周には、前側が広がったテーパ面(40a) が形成さ
れている。ストッパ(41)はセンタリングシート(40)の前端部内径とほぼ等しい内
径を有する短円筒状をなし、その前端部に内向きフランジ(41a) が形成されてい
る。センタリングピン(28)は、オイルシール(39)、ストッパ(41)およびセンタリ
ングシート(40)の内側を通ってピン挿入穴(30)内に進入し、ブシュ(42)の内径穴
に軸方向摺動自在に挿通されている。ブシュ(42)の後部外周に球面部(42a) が形
成され、前部内周に座ぐり(43)が形成されている。そして、この座ぐり(43)の後
端壁とストッパ(41)のフランジ(41a) との間に、ブシュ(42)を後向きに付勢して
球面部(42a) をセンタリングシート(40)のテーパ面(40a) に圧接させる圧縮コイ
ルばね(36)が設けられている。他は、第1実施例の場合と同様である。
【0040】
図5は、第3実施例のセンタリング機構の部分を拡大して示している。
【0041】
第3実施例の場合、ピン挿入穴(30)のシート収容部(30a) にセンタリングシー
ト(44)とオイルシール(39)が後から順にはめ止められている。センタリングシー
ト(44)は軸方向に2つの部分(シート片)(45)(46)に分割され、これらがシート
収容部(30a) の後端壁とオイルシール(39)との間に挟み止められている。後側の
第1シート片(45)の内周には前側が広がったテーパ面(45a) が、前側の第2シー
ト片(46)には後側が広がったテーパ面(46a) がそれぞれ形成され、センタリング
シート(44)の内周面が、全体として、前後両端側が狭まった凹状に形成されてい
る。センタリングピン(28)は、オイルシール(39)およびセンタリングシート(44)
の内側を通ってピン挿入穴(30)内に進入し、ブシュ(47)の内径穴に軸方向摺動自
在に挿通されている。ブシュ(47)の外周全体に前後両端側の外径が小さくなった
球面部(47a) が形成され、この球面部(47a) が、センタリングシート(44)の2つ
のテーパ面(45a)(46a)に所定の角度で接触しうるように、これらのテーパ面(45a
)(46a)の内側にはめられている。また、ブシュ(47)は、円周方向に3つの部分(
片)(47b) に分割されている。センタリングピン(28)の外周のブシュ(47)より後
端側の部分にワッシャ(48)が軸方向摺動自在にはめられ、このワッシャ(48)の後
端面とピン挿入穴(30)の後端壁との間にワッシャ(48)を前向きに付勢する圧縮コ
イルばね(36)が取付けられている。このばね(36)によってワッシャ(48)の前端面
がブシュ(47)の後端面に圧接させられ、これにより、ブシュ(47)の球面部(47a)
がセンタリングシート(44)の主として第2シート片(46)のテーパ面(46a) に圧接
させられている。他は、第1実施例の場合と同様である。
【0042】
第3実施例においては、ばね(36)が破損したような場合でも、ブシュ(47)がセ
ンタリングシート(44)の全体として凹状の2つのテーパ面(45a)(46a)で挟まれて
いるため、ブシュ(47)がセンタリングシート(44)の内側から外に出ることがなく
、これらによって通常のセンタリング機能が発揮される。また、ブシュ(47)が円
周方向に3つの分割片(47b) に分割されているので、球面部(47a) がセンタリン
グシート(44)のテーパ面(46a) に確実に圧接させられ、確実にがたおよび打音の
発生を防止することができる。しかしながら、打音が小さいような場合は、ブシ
ュを一体にすることもできる。また、この例では、センタリングシート(44)の内
周面が2つのテーパ面(45a)(46a)によって凹状に形成されているが、球面によっ
て凹状に形成されてもよい。
【0043】
この考案のフレキシブルカップリングによれば、上述のように、センタリング
機構の部分のがたをなくして、打音の発生を防止することができる。
【0044】
センタリングシートが円周方向に複数の部分に分割されることにより、より確
実にがたおよび打音の発生を防止することができる。
【0045】
ピン挿入穴内にブシュのストッパが設けられていることにより、弾性部材が破
損したような場合でも、センタリング機能が損なわれることがなくなる。
【0046】
ブシュ、弾性部材およびストッパが、これらの抜け止めが形成された筒状のケ
ースに収容され、このケースがピン挿入穴にはめられるようになされることによ
り、これらを別に組立てて、ケースをピン挿入穴にはめるだけで、簡単に組立が
できる。
【0047】
センタリングシートの内周面が、軸方向両端側が狭まった凹状に形成され、こ
の凹状の内周面の内側にブシュの外周球面部がはめられることにより、弾性部材
が破損したような場合でも、センタリング機能が損なわれることがなくなる。
【図1】この考案をエンジンの出力軸と中継軸とを連結
するフレキシブルカップリングに適用した第1実施例を
示す縦断面図である。
するフレキシブルカップリングに適用した第1実施例を
示す縦断面図である。
【図2】図1のセンタリング機構の部分を拡大して示す
縦断面図である。
縦断面図である。
【図3】センタリングシートの1例を示す図2 III−II
I 線の断面図である。
I 線の断面図である。
【図4】第2実施例を示すフレキシブルカップリングの
センタリング機構の部分の拡大縦断面図である。
センタリング機構の部分の拡大縦断面図である。
【図5】第3実施例を示すフレキシブルカップリングの
センタリング機構の部分の拡大縦断面図である。
センタリング機構の部分の拡大縦断面図である。
(1) 出力軸
(2) 中継軸
(3) フレキシブルカップリング
(6) 第1フランジ部材
(7) 第2フランジ部材
(8) 中間弾性連結部材
(21) 弾性体
(28) センタリングピン
(30) ピン挿入穴
(32) センタリングシート
(32a) テーパ面
(34) ケース
(34a) 前部抜け止めフランジ
(34b) 後部抜け止めフランジ
(35) ブシュ
(35b) 球面部
(35c) 分割片(部分)
(36) ばね(弾性部材)
(37) ストッパ
(38) センタリングユニット
(40) センタリングシート
(40a) テーパ面
(41) ストッパ
(42) ブシュ
(42a) 球面部
(44) センタリングシート
(45) 第1シート片
(45a) テーパ面
(46) 第2シート片
(46a) テーパ面
(47) ブシュ
(47a) 球面部
(47b) 分割片(部分)
Claims (6)
- 【請求項1】第1軸と第2軸とが弾性体を介してトルク
伝達可能にかつ振動吸収可能に結合され、第1軸側に設
けられたセンタリングピンが第2軸側に設けられたピン
挿入穴に隙間をあけて挿入されるとともに、センタリン
グピンが挿通されたブシュの外周球面部がピン挿入穴に
取付けられたリング状のセンタリングシートに受けられ
ているフレキシブルカップリングにおいて、センタリン
グピンがブシュに軸方向摺動自在に挿通され、このブシ
ュとピン挿入穴との間に、ブシュを軸方向に付勢してそ
の球面部をセンタリングシートの内周面に圧接させる弾
性部材が設けられていることを特徴とするフレキシブル
カップリング。 - 【請求項2】上記センタリングシートの内周面がテーパ
面であることを特徴とする請求項1のフレキシブルカッ
プリング。 - 【請求項3】上記ブシュが、円周方向に複数の部分に分
割されていることを特徴とする請求項1のフレキシブル
カップリング。 - 【請求項4】ピン挿入穴内に、上記ブシュのストッパが
設けられていることを特徴とする請求項1、2または3
のフレキシブルカップリング。 - 【請求項5】上記ブシュ、弾性部材およびストッパが、
これらの抜け止めが形成された筒状のケースに収容さ
れ、このケースがピン挿入穴にはめられていることを特
徴とする請求項4のフレキシブルカップリング。 - 【請求項6】上記センタリングシートの内周面が、軸方
向両端側が狭まった凹状に形成され、この凹状の内周面
の内側に上記ブシュの外周球面部がはめられていること
を特徴とする請求項1または2のフレキシブルカップリ
ング。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991074391U JP2551977Y2 (ja) | 1990-12-19 | 1991-09-17 | フレキシブルカップリング |
| AU16136/92A AU650743B2 (en) | 1991-09-17 | 1992-05-08 | Flexible coupling |
| EP19920109294 EP0532834B1 (en) | 1991-09-17 | 1992-06-02 | Flexible coupling with centering device |
| DE1992606727 DE69206727T2 (de) | 1991-09-17 | 1992-06-02 | Elastische Kupplung mit Zentriervorrichtung |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP40097590 | 1990-12-19 | ||
| JP2-400975 | 1990-12-19 | ||
| JP1991074391U JP2551977Y2 (ja) | 1990-12-19 | 1991-09-17 | フレキシブルカップリング |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04107522U true JPH04107522U (ja) | 1992-09-17 |
| JP2551977Y2 JP2551977Y2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=31948684
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991074391U Expired - Fee Related JP2551977Y2 (ja) | 1990-12-19 | 1991-09-17 | フレキシブルカップリング |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2551977Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101271024B1 (ko) * | 2011-09-27 | 2013-06-04 | 손정남 | 플렉시블 커플링 완충부재 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62177922U (ja) * | 1986-04-30 | 1987-11-12 | ||
| JPS63109032U (ja) * | 1987-01-06 | 1988-07-13 | ||
| JPH01108429U (ja) * | 1988-01-14 | 1989-07-21 |
-
1991
- 1991-09-17 JP JP1991074391U patent/JP2551977Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62177922U (ja) * | 1986-04-30 | 1987-11-12 | ||
| JPS63109032U (ja) * | 1987-01-06 | 1988-07-13 | ||
| JPH01108429U (ja) * | 1988-01-14 | 1989-07-21 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101271024B1 (ko) * | 2011-09-27 | 2013-06-04 | 손정남 | 플렉시블 커플링 완충부재 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2551977Y2 (ja) | 1997-10-27 |
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