JPH0411004B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0411004B2 JPH0411004B2 JP58170808A JP17080883A JPH0411004B2 JP H0411004 B2 JPH0411004 B2 JP H0411004B2 JP 58170808 A JP58170808 A JP 58170808A JP 17080883 A JP17080883 A JP 17080883A JP H0411004 B2 JPH0411004 B2 JP H0411004B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter means
- mtf
- output
- photoelectric
- focus detection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
- Focusing (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
Description
(発明の技術分野)
本発明は、多数の受光部を配列して成る受光部
アレイ上に光像を投影し、その受光部アレイの一
連の光電出力を処理し光像の状態を検出する例え
ばカメラ用焦点検出装置等の光像検出装置に係
り、特に光像中の空間周波数成分を抑制するフイ
ルタリング装置に関する。 撮影レンズの射出瞳の異なる部分を通過した光
束により一対の被写体像の相対的ずれ量を光電的
に検出し、そのずれ量から撮影レンズの焦点検出
をする又は被写体までの距離を測定するカメラ用
焦点検出装置は多数提案されている。 第1図と第2図とにそのうちの代表的な焦点検
出装置の光学系を示す。 第1図は特開昭54−104859号公報に記載された
光学系を示し、撮影レンズ1の射出瞳の第1及び
第2部分1a,1bを夫々通過した光束は、撮影
レンズ1の予定結像面2の近傍に第1及び第2被
写体像を夫々形成する。この第1第2被写体像は
夫々フイールドレンズ3を介して第1及び第2再
結像レンズ4,5により第1及び第2光電素子ア
レイ6,7上に再結像される。光電素子アレイ
6,7は共に第1図bの示す如く幅pを有する光
電素子PTがピツチpで即ち実質的に間隙がなく
配列されている。第1光電素子アレイ6の一連の
光電出力a1,a2,a3……のパターンは、第1被写
体像の照度分布パターンに、第2光電素子アレイ
7の一連の光電出力b1,b2,b3……のパターンは
第2の被写体像の照度分布パターンに夫々対応す
る。上記両光電出力パターンから上記第1と第2
被写体像の相対的ずれは検出される。 第2図はU.S.P4230941に記載された光学系を
示し、同図aにおいて撮影レンズ1の射出瞳の第
1及び第2部分1a,1bを夫々通過した光束
は、フイールドレンズ3を経て撮影レンズ1の予
定結像面2の近傍に夫々第1及び第2被写体像を
形成する。この予定結像面2の近傍には、小レン
ズアレイ8が配置されている。この小レンズアレ
イ8は、第2図bに示す如く互にわずかな間隙を
隔ててピツチpで一方向に配列された多数の小レ
ンズ801,802,……から構成されている。
各小レンズ801,802……の背後には、一対
の光電素子PT1,PT2が配置されている。第1、
第2被写体像は夫々小レンズアレイ8の小レンズ
により小部分に分割され、この分割された第1被
写体像は、第1光電素子群PT1,PT2……によ
り、第2被写体像は第2光電素子群PT2,PT2に
より夫々光電変換される。第1被写体像の照度分
布パターンに対応する第1光電素子群の光電出力
a1,a2,a3……のパターンと第2被写体像の照度
分布パターンに対応する第2光電素子群の光電出
力b1,b2,b3……のパターンとから像ずれが検出
される。 上記被写体像は、第1図ではピツチpで配列さ
れた光電素子により量子化されて光電変換され、
第2図ではピツチpで配列された小レンズにより
量子化され、対応の光電素子により光電変換され
る。この様に、光像を量子化し光電変換する部分
を本明細書においては受光部と言い、それらが配
列されたものを受光部アレイと言う。従つて、第
1図では光電素子それ自信が受光部であり、第2
図では小レンズとその背後の光電素子との組合せ
が受光部に相当する。 ところが、これらの焦点検出装置にあつては、
第1、第2光電素子アレイに関する各光学系の光
透過率等の差異又は両アレイの増幅率の差異若く
はD.Cオフセツト量の差異などのわずかな誤差要
因が存在すると、焦点検出に無視出来ない誤差を
生ずるといつた問題がある。これを詳述する。第
3図はそれぞれ上記第1、第2光電素子アレイ上
の像の実際の相対的ずれ量を横軸にとり、焦点検
出装置により検出されたずれ検出量を縦軸にとつ
たものである。上記誤差要因が存在しない理想的
な場合には第3図の実線の如く実際の像ずれ量と
検出したずれ量とは一致するが、上記誤差要因が
存在する場合には像ずれ検出量を表わす直線が破
線の如くなり座標の原点を通過せず、焦点検出に
誤差をもたらす。 そこで本出願人はこの様な検出誤差を除去した
検出装置を特願昭56−177827に提案した。この検
出装置は、光電素子アレイの光電出力をフイルタ
に通して光像中の空間周波数成分のうち、周波数
零即ちD.C成分を完全に除去した後、像ずれを検
出するものである。このようにD.C成分又はその
極く近傍の低周波成分(以下D.C成分とこの低周
波成分とを含めてD.C成分と言う。)を完全に除
去した場合には、確かに上記誤差を充分避けるこ
とが出来るがしかし、低周波数成分を主体とする
光像については、焦点検出に必要な情報もほとん
ど除去されてしまい、結局焦点検出が不可能若く
はその精度が若しく低下してしまうという問題が
あつた。 又D.C成分を完全に除去してしまう事は、デフ
オーカスの大きい所で擬似の合焦信号を発生させ
る可能性を高めるという欠点も有していた。 (発明の目的) そこで、本発明の目的は上記焦点検出誤差を除
去すると共に、低周波数成分を主体とする光像に
ついても焦点検出を可能としデフオーカスの大き
い所での擬似合焦信号を発生を防止できる焦点検
出装置を提供することである。 (発明の概要) この目的を達成する為に、本発明は、フイルタ
手段のMTF特性と受光部の形状により決まる
MTF特性との合成MTFがD.C成分を或程度抑制
するが所定量は抽出するように定めたものであ
る。 (発明の実施例) 以下に本発明の一実施例を図面を参照して説明
する。 第4図は、実施例に係る焦点検出装置の光学系
を示し、この光学系は基本的には第1図の光学系
と同一であるが、全体の構成の小型化を図つたも
のである。同図において撮影レンズの如き結像光
学系1の予定焦点面(1次像面)の近傍に、フイ
ールドレンズ15が配置され、このフイールドレ
ンズ15はその中央部に矩形の光透過領域15a
を有し、その領域15a以外は遮光領域となつて
いる。ほぼ直方体状の透明ブロツク16はガラス
やプラスチツク等の高屈折率物質から成り、この
一端面16aには上記フイールドレンズ15が貼
付されている。この一端面16aに対向した他端
面16bには、互に逆方向にわずかに傾いた一対
の凹面鏡17,18が設けられている。これらの
凹面鏡17,18は夫々第1図の再結像レンズ
4,5に対応する。この両端面16a,16bの
間のブロツク16中には所定の間隙を隔てて一対
のミラー19,20がほぼ45°の角度で斜設され
ている。透明ブロツク16の下方には、夫々光電
変換装置21が配置されている。この光電変換装
置21は、上記ミラー19,20の下方に夫々に
対応した一次元イメージセンサ22A,22Bが
形成されている。 結像光学系1を通過した光束はフイールドレン
ズ15の光透過領域15aを通過しブロツク16
内に入り、ミラー19,20の間の間隙を通つて
一対の凹面鏡17,18に入射する。一方の凹面
鏡17は入射光をミラー19の方へ、他方の凹面
鏡18は入射光をミラー20の方へ夫々反射し、
各反射光はミラー19,20を介して夫々イメー
ジセンサ22A,22Bに到達する。こうしてほ
ぼ同一被写体についての一対の被写体像がセンサ
22A,22B上に形成される。 この光電装置21からの光電出力を処理する回
路系を第5図により説明する。 第5図において、一次元イメージセンサ22
A,22Bは、間隔pで配列された受光吹から成
る受光部アレイ23A,23Bと、トランスフア
ゲート24A,24Bと、電荷転送シフトレジス
タ25A,25Bとから構成される。受光部アレ
イ23A,23Bの各受光部の電荷信号即ち光電
出力a1……ap,b1……bpは、トランスフアーゲー
ト24A,24Bを介して夫々電荷転送シフトレ
ジスタ25A,25Bに並列的に送られ、受光部
の配列順に時系列化される。イメージセンサ22
A,22Bの一連の光電出力は、夫々対応のフイ
ルタ手段26A,26Bに送られる。尚、この光
電出力とは光電素子の出力に関連した信号を意味
し、従つて光電素子出力を線形増幅や対数増幅し
たものを当然含む。このフイルタ手段26A,2
6Bは共に第6図に示すトランスバーサルフイル
タにより構成されている。このトランスバーサル
フイルタは、互に直列接続された一画素分の遅延
回路D1〜Dqと、各遅延回路D1〜Dqの出力端子に
アンプルAmを介して接続された乗算器W1〜Wq
と、これらの乗算器の出力を加算する加算器T1
とから成る。乗算器W1は遅延回路D1の出力に重
みW1を乗算し、残りの乗算器W2〜Wqも同様に
遅延回路D2〜Dqの出力に夫々重みW2〜Wqを掛
ける。ここでW1〜Wqは正、零、又は負の数であ
る。フイルタ手段26A,26Bは以上の如き構
成であるので、例えばイメージセンサ22Aから
の一連の光電出力a1,a2……apがフイルタ手段2
6Aに順次入力され、最初の光電出力a1が遅延回
路Dqに送られると、フイルタ手段26Aは加算
出力I1=q 〓m=1 Wn・anを発生し、続いて光電出力の
転送が進むにつれて、加算出力I2,I3,……を順
次出力する。フイルタ手段26Bについても同様
である。サンプルホールド回路27A,27Bは
夫々フイルタ手段26A,26Bの加算出力I1,
I2,I3……を順次サンプルホールドする。 変位検出手段として働く演算手段28は、上記
サンプルホールド回路27A,27Bの各出力を
演算し、両回路27A,27Bの出力パターンの
位相差を算出し、受光部アレイ23A,23B上
の光像のずれ即ち光像の変位を検出する。この演
算手段28の出力に基づき、撮影レンズの合焦駆
動又は、焦点調節状態の表示が行われる。 これらの第1、第2フイルタ手段26A,26
BのMTF特性は、第5図の焦点検出装置全体の
MTF特性が第7図の実線Yoに示す如く周波数零
(f=0)即ちDC成分とナイキスト周波数fN=
1/2pとの間で1つのピークApを有すると共にDC 成分の抽出高率Aoがピークの抽出効率Apの10%
〜80%の範囲内に収まる様、即ち0.1Ap<Ao<
0.8Apを満たす様に、定められている。更に詳細
すると、第5図の焦点検出装置において、イメー
ジセンサ22A,22B上の光像の空間周波数成
分をフイルタリングする要素としては、第1、第
2フイルタ手段26A,26Bの外に、受光部ア
レイ23A,23Bが存在する。従つて焦点検出
装置全体のMTF特性Yoは、受光部形状により決
まるMTF特性とフイルタ手段26A,26B自
身のMTF特性とを合成したもの即ち両者の積で
ある。この受光部形状から決まるMTF特性は、
第7図の破線Xoに示す如く空間周波数成分のD.
C成分を100%抽出し周波数が大きくなるにつれ
て徐々に減少する特性である。よつて、第1、第
2フイルタ手段のMTF特性は、受光部形状によ
り決まるMTF特性Xoと共に、合成MTF特性が
上述したピークApの位置条件とD.C成分Aoの条
件とを充足するように設定されている。もちろ
ん、受光部形状により決まるMTF特性XoはDC
成分の抽出効率がほぼ100%であるので、DC成分
に関する合成MTF特性Yoは第1、第2フイルタ
手段のMTF特性と同一である。 この様に、合成MTF特性はD.C成分とナイキ
スト周波数との間に存ずる中間の周波数成分にピ
ークが存在し、かつD.C成分Aoが0.1Ap〜0.8Ap
の範囲内に収められているため、光電素子アレイ
22A,22Bからの光電出力に含まれる光像の
空間周波数成分のうち焦点検出用情報として重要
な上記中間の周波数成分を充分に抽出すると共
に、D.C成分をかなり抑制し一部のみを抽出して
それらをサンプルホールド回路27A,27Bを
介して演算手段28に送出する。従つて通常の光
像については、上記D.C成分の抑制により前述の
諸誤差要因の影響を非常に小さくし上記中間周波
数成分により高精度に焦点検出できまた低周波数
成分を主体とする光像については、上記抽出した
一部のD.C成分により焦点検出できる。 なお、D.C成分の抽出効率Aoが、その範囲の
上限0.8Apに近い程、上記諸誤差要因の影響の除
去効果は小さくなり、逆に下限0.1に近い程、低
周波数成分主体の光像についての焦点検出が困難
になる。従つてAoの値の設定は、上記諸誤差要
因の大きさと低周波数成分主体の光像の検出精度
低下とを勘案して、上記範囲内で決定されるが、
一般的にはAoが0.8Ap付近では、誤差要因影響
の除去効果がかなり弱いので、この点で0.7Ap以
下であることが望ましく、また0.1Ap付近では低
周波成分の抽出がかなり小さく、この点で0.2Ap
以上であることが望ましい。これをまとめると、
0.2Ap≦Ao≦0.7Apの範囲にすることが、上述の
効果を一層発揮できる。 又DC成分をある程度残しておく事により、合
焦精度は改善しながらデフオーカスの大きい所で
擬似的に合焦判定が行なわれる確率を低くする事
ができる。即ちDC成分を完全に除去してしまう
と、フイルターされた出力パターンは高次成分し
か含まないのでわずかな像ズレで再び両出力パタ
ーンが相互に合致する場合の頻度が高まり、擬似
的な合焦判定の可能性が高まるという欠点があつ
た。しかしDC成分をある程度残す事でこの様な
欠点は解決される。 次に、第1、第2フイルタ手段の具体的MTF
特性とそれを達成する重みWの値とを第8図に例
示する。 第8図A−1〜E−1における破線Xoは、受
光部形状のみから決まるMTF特性であり、この
受光部形状は上述の様にD.C成分を100%抽出し
ている。第8図A−1の破線a1は、上記受光部形
状のMTFXoと第1、第2フイルタ手段のMTF
特性との合成MTF特性を示すものであり、また、
第8図A−1の実線a2は、上記受光部形状の
MTFXoと第1、第2フイルタ手段のMTF特性
との合成MTF特性(破線a1の合成MTFとは別の
合成MTF)を示すものである。この破線a1と実
線a2のD.C成分抽出効率Aoは、受光部形状から
決るMTF特性XoのAp位置での効率を図の場合
0.9として、夫々0.74Ap、0.24Apであり、この様
なMTF特性は実質的に2ケの重みW1,W3を使
用したフイルタ手段により達成でき、MTF特性
a1は、第8図A−2に示す如くW1=1、W3=−
0.2の重みにより、またMTF特性a2は第8図A−
3に示すW1=1、W3=−0.64の重みにより達成
される。 第8図B−1,B−2,B−3は、重みを3ケ
用いた例で、第8図B−2の如くW1=−0.1、
W3=1、W5=−0.1に選定すると受光部形状か
ら決るMTF特性XoのAp位置での効率を0.9とし
てAo=074Apとなり、そのMTF特性は第8図B
−1の破線b1となる。第8図B−3の如くW1=
−0.32、W3=1、W5=−0.32とするとAo=
0.24Apとなり、そのMTF特性は第8図B−1の
実線b2となる。 第8図C−1,C−2,C−3は、重みを5
ケ、第8図D−1,D−2,D−3は重みを7
ケ、第8図E−1,E−2は重みを11ケとした例
である。 この事から明らかなように重みの数を増すと、
MTFのピークの位置が、サンプリングピツチp
から決るナイキスト周波数fN=1/2pに対してより 低周波数側に移動する。以上の議論においてはこ
れらのフイルタ手段を通過した後もサンプリング
ピツチはpである事を前提としていた。しかし第
8図E−1の様なフイルタ特性の場合にはfN=
1/2pに対してfN/2の近傍の焦点検出に有効な情 報の抽出が不可能となる。従つて第8図E−1の
様な場合にはフイルター手段通過後のサンプリン
グピツチを2pとしてナイキスト周波数fN′=1/4pと しても問題なく、むしろこの方がサンプル数が少
なくなるので演算処理が容易となる。 なお、重みWの与え方としては、第8図B−
2,B−3,D−2,D−3,E−2の様に、重
み数値列を中央の重みに関して対称とすること
が、フイルタリング効果を光像の照度分布に依存
してない様にできる点でより有効である。 これらの理由により、サンプリングピツチpで
与えられたデータから、DC成分を抑制するとと
もに、焦点検出に有効なfN/2=1/4p程度までの なるべく高次の空間周波数成分まで有効に抽出で
きるフイルターとしてはその対称性も考慮して第
8図B−2,B−3,D−2,D−3が好ましい
と言える。 さらにフイルタ手段の加重加算フイルタ処理を
マイクロコンピユータ等で行なう時には、重み個
数は少い方が処理時間が短かくなるのでフイルタ
手段の重みとしては第8図B−2,B−3のごと
く3ケの対称な重み数値が最も望ましい。 そこで、この対称型の3個の重み数値列W1,
W3,W5が上述のMTF特性0.1Ap<Ao<0.8Ap…
及び0.2Ap≦Ao≦0.7Ap…を与える為の条件
を以下に述べる。 今W3=1としW1=W5=x(負の数)とする
と、このフイルタ手段26A,26BのみのDC
成分抽出効率Aoと最大抽出効率Ap′の間には Ao=1+2x/1−2xAp′の関係がある。 焦点検出装置全体の合成MTF特性の最大抽出
効率ApはAp=γ・Ap′(γは受光部形状により決
まる値である。)となり全体のDC成分抽出効率
Aoと最大抽出効率Apの間には Ao=1+2x/1−2x・1/γApの関係がある。 これを式に代入して整理すると 0.1<1+2x/1−2x・1/γ<0.8 これからxを求めると −1/210−γ/10+γ<x<−1/210−
8γ/10+8γ 受光部形状から決まるMTFに基づくγの値は
一般に1γ0.9程度であり従つて γ=1の時には −0.41<x<−0.06 γ=0.9の時には −0.42<x<−0.08 となる。 同様に上記Apを式に代入してxを求めると −1/210−2γ/10+2γ≦x≦−1/210−7γ
/10+7γとなり γ=1の時には −0.33≦x≦−0.09 γ=0.9の時には −0.35≦x≦−0.11 となる。 なおこの様なフイルタ手段の重みはW1,W3,
W5とサンプリングデータの1つおきのデータに
対して与えられたが、これはナイキスト周波数fN
の1/2の所にMTFのピークを持つて来る為であつ
た。従つて別のなんらかのフイルタ手段によりfN
近傍より大きい空間周波数が十分除去されている
場合にはW1=W3=−0.3、W2=1といつた連続
した重みづけでも、系全体としての合成MTFを
第7図に近い形にする事は可能である。 さらにこの様なフイルタ手段の演算を後述のご
とくマイクロコンピユータ等により行なう場合に
はx=−1/2nの形にすれば、乗算は単に桁の移動 により達成でき処理が容易となる。そこで、この
x=−1/nと上述の式を満たすxの値を求める と、x=−0.25、−0.125となる。 尚、上記フイルタ手段26A,26Bは第6図
の如くハードウエアにより構成する代りに、マイ
クロコンピユータ等により構成することも可能
で、この場合には光電出力をサンプルホールド
し、A/D変換後メモリに記憶し演算すればよ
い。 また上述の例では、第1、第2フイルタ手段は
それぞれ単独のフイルタから構成したが、その代
りに互に異つたMTF特性を有する複数個のフイ
ルタから構成してもよい。この場合にはこれらの
複数のフイルタのMTF特性は、各フイルタの合
成MTF特性が上記第1、第2フイルタ手段の
MTF特性の条件を満たす様に選定される。また
これらの複数個のフイルタのすべてをハードで構
成しても若くはマイクロコンピユータで構成して
もよく、またそれらの一部のフイルタをハードに
より残部のフイルタをマイクロコンピユータによ
り構成してもよい。 焦点検出の誤差要因として、上述した光学系の
透過率の差異や光電素子アレイの増幅率の差異等
の諸誤差要因の外に、光電素子アレイ上の光像に
生ずるケラレが存在する。このケラレは一般に撮
影レンズが交換可能で、この撮影レンズとしてF
値の大きい即ち暗いレンズを用いた場合に生ず
る。このケラレの影響はD.C成分を上記諸誤差要
因の場合に比べて、大幅に除去することにより、
避けることができる。 このケラレの影響と上記諸誤差要因とを共に除
去した第2実施例を第4図及び第9図に基づき説
明する。 本実施例の焦点検出装置は撮影レンズが交換可
能なカメラに組込まれており、第4図において、
撮影レンズ1は交換可能でカメラへの装着面に自
信のF値に対応した図示なき信号部材を有してい
る。フイールドレンズ15とブロツク16と光電
素子アレイ22A,22Bは、カメラ本体に内蔵
されている。撮影レンズ1の透過光を分割し、焦
点検出光学系15,16と、図示なきフイルムや
撮像素子とに夫々導く光路分割手段は図示を省略
されている。 第9図において一対の光電素子アレイ22A,
22Bからの光電出力は、この場合a1,b1,a2,
b2……と交互に時系列的に出力されるものとす
る。この出力はフイルタ選択スイツチ40を介し
て第1フイルタ手段第42A又は第2フイルタ手
段42Bで処理されて、サンプルホールド部43
で所定のピツチと出力がホールドされる。演算部
44では焦点検出のための演算が行なわれ、例え
ばデフオーカス量を示す焦点検出信号が出力され
る。この第1フイルタ手段42Aと第2フイルタ
手段42BはMTF特性が異なり前者は後者に比
べてDC成分を多く抽出し例えば第1実施例のご
とく焦点検出装置全体の合成MTF特性のDC成分
Aoがそのピーク成分Apの20%〜70%となる様に
選定されており、後者は、例えばDC成分を大幅
に除去し、ほとんど零とするものである。 フイルタ選択手段41は、装着された撮影レン
ズの信号部材に応じて、スイツチ40を第1又は
第2のフイルタ手段42A,42Bの一方に接続
する。第10図は第1、第2フイルタ手段の構成
を示すものであり、これは重みの個数が5個
(W1〜W5)の場合の例である。こと例では出力
はa1,b1,a2,b2……と交互に出力されるので、
一画素分の遅延回路D1〜D9の1つおきの出力に
関して重みW1〜W5が乗ぜられて加算回路T1によ
り加算され、加重加算合成出力Inが演算される。
即わちD9の出力にaiがD8の出力がbiがD7の出力に
ai+1が……D1の出力にai+4が現われた時にa系列
に関する加重加算合成出力Ii=5 〓m=1 Wm・ai+n-1が
現われ、D9の出力にbiが、D8の出力にai+1が、D7
の出力にbi+1が、D1の出力にbi+4が現われた時に
b系列に関する加重加算合成出力Ii′=5 〓m=1 Wn・
bi+n-1が現われることになる。 この作用の説明をする。 F値の大きい暗い撮影レンズをカメラに装着す
ると、そのレンズの信号部材に応じて選択手段4
1は、スイツチ40を第2フイルタ手段42Bに
接続する第2フイルタ手段42BはD.C成分及び
低周波数成分を大幅に除去するもので、低周波数
成分を主体とする被写体の焦点検出は多少困難に
なるが、通常の被写体の焦点検出は上記ケラレや
上記諸誤差要因の影響を受けずに高精度に行うこ
とができる。他方、ケラレを生じない明るい撮影
レンズを装着すると、その信号部材により、スイ
ツチ40が第1フイルタ手段42Aに接続され
る。この第1フイルタ手段42Aは第2フイルタ
手段42Bに比べてD.C成分をかなり多く抽出す
るので、低周波数成分を主体とする光像をも高精
度に焦点検出できかつ上記諸誤差要因の影響も除
去できる。 上記ケラレはF値の外に、その撮影レンズの射
出瞳位置によつても発生する。従つて上記信号部
材にはF値の外に、射出瞳位置の情報を加えると
よい。また、スイツチ40の切換は上記実施例の
如く信号部材に応じて自動的に行う代りに、手動
によつて行う様にしてもよい。 第11図は第9図の機能をマイクロコンピユー
タを用いて達成した例である。 一対の光電素子アレイ22A,22Bからa1,
b1,a2,b2……と順次出力された光電出力はサン
プルホールド部46を介してA/D変換部47に
より例えば8bit情報にデジタル化されてマイクロ
コンピユータ48にとり込まれ、メモリ49に記
憶保持される。フイルタ選択手段50からのフイ
ルタ選択信号を、マイクロコンピユータ48によ
り読み込み、それによつてマイクロコンピユータ
48はメモリ49に記憶されている画像情報に対
して第8図B−1の破線b1あるいは実線b2のフイ
ルタ処理を行ない、そのようにして得られたフイ
ルターされた画像情報にもとずいて焦点検出のた
めの演算を行ない、焦点検出信号を出力する。従
つてこの場合のフイルタ処理はすべてソフトウエ
アで行なわれる。 複数のフイルタを合成して所望のMTF特性を
得る第3実施例を次に説明する。 第12図において、光電素子アレイ22A,2
2Bからの光電出力は、a1,b1,a2,b2,……の
順にフイルタ手段60の入力端子60aに入力さ
れる。このフイルタ手段60は、第13図に示す
如く二つのフイルタ60Aと60Bと合成手段6
0Cとから構成される。各フイルタ60A,60
Bは互に異つたMTF特性を有し、第10図のフイ
ルタと同様の構成である。合成手段60Cは、フ
イルタ60Aの出力V1に係数αを、フイルタ6
0Bの出力V2に係数βを夫々乗じた後に加算し、
即ちV1×α+V2×βを演算し、その結果を出力
端子60bに出力する。第12図の選択手段41
は、撮影レンズの信号部材からの情報に応じて又
は手動操作に応じて、上記係数α、βの値を設定
する。フイルタ手段60の出力はサンプルポール
ド回路61を介して演算手段62に入力され、そ
こで、デフオーカス量が演算され出力端子62a
より出力される。 上記フイルタ手段60機能を説明する。 フイルタ60Aの重み数値を例えば第14図a
に示す如く、W1=W2=W10=W11=0、W3=
W9=0.16、W4=W8=0.465、W5=W7=0.86、
W6=1とし、フイルタ60Bの重み数値を例え
ば第14図bに示す如くW1=W11=0.18、W2=
W10=0.32、W3=W1=0.44、W4=W8=0.335、
W5=W7=0.14、W6=0とする。係数α、βの値
をα=1、β=−0.6とすると、合成した重み数
値は第15図A−1の如くなり、この合成MTF
特性即ち、フイルタ手段60のMTF特性は第1
5図A−2の如くAo≒0.75Apとなり、D.C成分
とfN/2との中間にピークを有する。またα=
1、β=−1とすると、合成重み数値は第15図
B−1の如くなりその合成MTF特性は第15図
B−2の如く、Ao≒0.4Apとなる。またα=1、
β=−1.4とすると合成重み数値と合成MTFは
夫々第15図C−1,C−2の如くAo≒0とな
りα=1、β=0とすると第15図D−1,D−
2の如くAo=Apとなる。このように、係数αと
βの値を適宜選定することにより、Ao=0〜Ap
までの任意のMTF特性を得ることができる。 そこで、選択手段41は、撮影レンズの信号部
材に応じて又は手動操作に応じてα,βを撮影レ
ンズに好適のMTF特性を得る様に設定する。ま
た、係数α,βは、上述の如く撮影レンズの種類
に応じて設定する代りに又はそれに加えて、演算
手段62の出力に応じて設定するようにしてもよ
い。例えば、撮影レンズが合焦位置から大きくず
れているとき、光電素子アレイ上の光像は大きく
ボケており、その光像は、低次の空間周波数成分
が相対的に多くなり、逆に合焦位置に近いときは
高次の空間周波数成分が相対的に多くなる。従つ
て、第12図に示すように、判別手段63が、演
算手段62からのデフオーカス信号を判別し、そ
のデフオーカス量が、大きい時、即ち撮影レンズ
が合焦位置から大きく離れている時、α,βを
DC成分を多く抽出する様に設定し、またデフオ
ーカス量が小さい時、即ち撮影レンズが合焦位置
に近いとき、α、βをDC成分を抑制する様に設
定する。この様にする事によりデフオーカスの大
きい所での擬合焦発生を避け、かつ合焦近傍での
検出精度を高くする事ができる。 第16図は、第13図のフイルタ60A,60
BをCCDトランスバサールフイルタにより構成
した例を示し、この様なCCDトランバーサルフ
イルタは電子通信学会技術研究報告SSD78−1に
詳説されている。第17図は第13図の合成手段
60Cの具体的構成例で、入力端子80,81には
夫々フイルタ60A,60Bの出力V1,V2が入
力され、抵抗r1〜r5は、r1=r2=r4=R、r3=
R/0.6、r5=R/1.4に選定されている。スイツチ82 〜85は、上記選択手段41又は判別手段63に
よりオンオフ制御される。86〜88はOPアン
プでこのOPアンプ88の出力端子が、この合成
手段の出力端子60bとなつている。 この様な構成により、第15図に例示したα、
βの値を設定するには、下表の如く、スイツチ8
2〜85を制御すればよい。
アレイ上に光像を投影し、その受光部アレイの一
連の光電出力を処理し光像の状態を検出する例え
ばカメラ用焦点検出装置等の光像検出装置に係
り、特に光像中の空間周波数成分を抑制するフイ
ルタリング装置に関する。 撮影レンズの射出瞳の異なる部分を通過した光
束により一対の被写体像の相対的ずれ量を光電的
に検出し、そのずれ量から撮影レンズの焦点検出
をする又は被写体までの距離を測定するカメラ用
焦点検出装置は多数提案されている。 第1図と第2図とにそのうちの代表的な焦点検
出装置の光学系を示す。 第1図は特開昭54−104859号公報に記載された
光学系を示し、撮影レンズ1の射出瞳の第1及び
第2部分1a,1bを夫々通過した光束は、撮影
レンズ1の予定結像面2の近傍に第1及び第2被
写体像を夫々形成する。この第1第2被写体像は
夫々フイールドレンズ3を介して第1及び第2再
結像レンズ4,5により第1及び第2光電素子ア
レイ6,7上に再結像される。光電素子アレイ
6,7は共に第1図bの示す如く幅pを有する光
電素子PTがピツチpで即ち実質的に間隙がなく
配列されている。第1光電素子アレイ6の一連の
光電出力a1,a2,a3……のパターンは、第1被写
体像の照度分布パターンに、第2光電素子アレイ
7の一連の光電出力b1,b2,b3……のパターンは
第2の被写体像の照度分布パターンに夫々対応す
る。上記両光電出力パターンから上記第1と第2
被写体像の相対的ずれは検出される。 第2図はU.S.P4230941に記載された光学系を
示し、同図aにおいて撮影レンズ1の射出瞳の第
1及び第2部分1a,1bを夫々通過した光束
は、フイールドレンズ3を経て撮影レンズ1の予
定結像面2の近傍に夫々第1及び第2被写体像を
形成する。この予定結像面2の近傍には、小レン
ズアレイ8が配置されている。この小レンズアレ
イ8は、第2図bに示す如く互にわずかな間隙を
隔ててピツチpで一方向に配列された多数の小レ
ンズ801,802,……から構成されている。
各小レンズ801,802……の背後には、一対
の光電素子PT1,PT2が配置されている。第1、
第2被写体像は夫々小レンズアレイ8の小レンズ
により小部分に分割され、この分割された第1被
写体像は、第1光電素子群PT1,PT2……によ
り、第2被写体像は第2光電素子群PT2,PT2に
より夫々光電変換される。第1被写体像の照度分
布パターンに対応する第1光電素子群の光電出力
a1,a2,a3……のパターンと第2被写体像の照度
分布パターンに対応する第2光電素子群の光電出
力b1,b2,b3……のパターンとから像ずれが検出
される。 上記被写体像は、第1図ではピツチpで配列さ
れた光電素子により量子化されて光電変換され、
第2図ではピツチpで配列された小レンズにより
量子化され、対応の光電素子により光電変換され
る。この様に、光像を量子化し光電変換する部分
を本明細書においては受光部と言い、それらが配
列されたものを受光部アレイと言う。従つて、第
1図では光電素子それ自信が受光部であり、第2
図では小レンズとその背後の光電素子との組合せ
が受光部に相当する。 ところが、これらの焦点検出装置にあつては、
第1、第2光電素子アレイに関する各光学系の光
透過率等の差異又は両アレイの増幅率の差異若く
はD.Cオフセツト量の差異などのわずかな誤差要
因が存在すると、焦点検出に無視出来ない誤差を
生ずるといつた問題がある。これを詳述する。第
3図はそれぞれ上記第1、第2光電素子アレイ上
の像の実際の相対的ずれ量を横軸にとり、焦点検
出装置により検出されたずれ検出量を縦軸にとつ
たものである。上記誤差要因が存在しない理想的
な場合には第3図の実線の如く実際の像ずれ量と
検出したずれ量とは一致するが、上記誤差要因が
存在する場合には像ずれ検出量を表わす直線が破
線の如くなり座標の原点を通過せず、焦点検出に
誤差をもたらす。 そこで本出願人はこの様な検出誤差を除去した
検出装置を特願昭56−177827に提案した。この検
出装置は、光電素子アレイの光電出力をフイルタ
に通して光像中の空間周波数成分のうち、周波数
零即ちD.C成分を完全に除去した後、像ずれを検
出するものである。このようにD.C成分又はその
極く近傍の低周波成分(以下D.C成分とこの低周
波成分とを含めてD.C成分と言う。)を完全に除
去した場合には、確かに上記誤差を充分避けるこ
とが出来るがしかし、低周波数成分を主体とする
光像については、焦点検出に必要な情報もほとん
ど除去されてしまい、結局焦点検出が不可能若く
はその精度が若しく低下してしまうという問題が
あつた。 又D.C成分を完全に除去してしまう事は、デフ
オーカスの大きい所で擬似の合焦信号を発生させ
る可能性を高めるという欠点も有していた。 (発明の目的) そこで、本発明の目的は上記焦点検出誤差を除
去すると共に、低周波数成分を主体とする光像に
ついても焦点検出を可能としデフオーカスの大き
い所での擬似合焦信号を発生を防止できる焦点検
出装置を提供することである。 (発明の概要) この目的を達成する為に、本発明は、フイルタ
手段のMTF特性と受光部の形状により決まる
MTF特性との合成MTFがD.C成分を或程度抑制
するが所定量は抽出するように定めたものであ
る。 (発明の実施例) 以下に本発明の一実施例を図面を参照して説明
する。 第4図は、実施例に係る焦点検出装置の光学系
を示し、この光学系は基本的には第1図の光学系
と同一であるが、全体の構成の小型化を図つたも
のである。同図において撮影レンズの如き結像光
学系1の予定焦点面(1次像面)の近傍に、フイ
ールドレンズ15が配置され、このフイールドレ
ンズ15はその中央部に矩形の光透過領域15a
を有し、その領域15a以外は遮光領域となつて
いる。ほぼ直方体状の透明ブロツク16はガラス
やプラスチツク等の高屈折率物質から成り、この
一端面16aには上記フイールドレンズ15が貼
付されている。この一端面16aに対向した他端
面16bには、互に逆方向にわずかに傾いた一対
の凹面鏡17,18が設けられている。これらの
凹面鏡17,18は夫々第1図の再結像レンズ
4,5に対応する。この両端面16a,16bの
間のブロツク16中には所定の間隙を隔てて一対
のミラー19,20がほぼ45°の角度で斜設され
ている。透明ブロツク16の下方には、夫々光電
変換装置21が配置されている。この光電変換装
置21は、上記ミラー19,20の下方に夫々に
対応した一次元イメージセンサ22A,22Bが
形成されている。 結像光学系1を通過した光束はフイールドレン
ズ15の光透過領域15aを通過しブロツク16
内に入り、ミラー19,20の間の間隙を通つて
一対の凹面鏡17,18に入射する。一方の凹面
鏡17は入射光をミラー19の方へ、他方の凹面
鏡18は入射光をミラー20の方へ夫々反射し、
各反射光はミラー19,20を介して夫々イメー
ジセンサ22A,22Bに到達する。こうしてほ
ぼ同一被写体についての一対の被写体像がセンサ
22A,22B上に形成される。 この光電装置21からの光電出力を処理する回
路系を第5図により説明する。 第5図において、一次元イメージセンサ22
A,22Bは、間隔pで配列された受光吹から成
る受光部アレイ23A,23Bと、トランスフア
ゲート24A,24Bと、電荷転送シフトレジス
タ25A,25Bとから構成される。受光部アレ
イ23A,23Bの各受光部の電荷信号即ち光電
出力a1……ap,b1……bpは、トランスフアーゲー
ト24A,24Bを介して夫々電荷転送シフトレ
ジスタ25A,25Bに並列的に送られ、受光部
の配列順に時系列化される。イメージセンサ22
A,22Bの一連の光電出力は、夫々対応のフイ
ルタ手段26A,26Bに送られる。尚、この光
電出力とは光電素子の出力に関連した信号を意味
し、従つて光電素子出力を線形増幅や対数増幅し
たものを当然含む。このフイルタ手段26A,2
6Bは共に第6図に示すトランスバーサルフイル
タにより構成されている。このトランスバーサル
フイルタは、互に直列接続された一画素分の遅延
回路D1〜Dqと、各遅延回路D1〜Dqの出力端子に
アンプルAmを介して接続された乗算器W1〜Wq
と、これらの乗算器の出力を加算する加算器T1
とから成る。乗算器W1は遅延回路D1の出力に重
みW1を乗算し、残りの乗算器W2〜Wqも同様に
遅延回路D2〜Dqの出力に夫々重みW2〜Wqを掛
ける。ここでW1〜Wqは正、零、又は負の数であ
る。フイルタ手段26A,26Bは以上の如き構
成であるので、例えばイメージセンサ22Aから
の一連の光電出力a1,a2……apがフイルタ手段2
6Aに順次入力され、最初の光電出力a1が遅延回
路Dqに送られると、フイルタ手段26Aは加算
出力I1=q 〓m=1 Wn・anを発生し、続いて光電出力の
転送が進むにつれて、加算出力I2,I3,……を順
次出力する。フイルタ手段26Bについても同様
である。サンプルホールド回路27A,27Bは
夫々フイルタ手段26A,26Bの加算出力I1,
I2,I3……を順次サンプルホールドする。 変位検出手段として働く演算手段28は、上記
サンプルホールド回路27A,27Bの各出力を
演算し、両回路27A,27Bの出力パターンの
位相差を算出し、受光部アレイ23A,23B上
の光像のずれ即ち光像の変位を検出する。この演
算手段28の出力に基づき、撮影レンズの合焦駆
動又は、焦点調節状態の表示が行われる。 これらの第1、第2フイルタ手段26A,26
BのMTF特性は、第5図の焦点検出装置全体の
MTF特性が第7図の実線Yoに示す如く周波数零
(f=0)即ちDC成分とナイキスト周波数fN=
1/2pとの間で1つのピークApを有すると共にDC 成分の抽出高率Aoがピークの抽出効率Apの10%
〜80%の範囲内に収まる様、即ち0.1Ap<Ao<
0.8Apを満たす様に、定められている。更に詳細
すると、第5図の焦点検出装置において、イメー
ジセンサ22A,22B上の光像の空間周波数成
分をフイルタリングする要素としては、第1、第
2フイルタ手段26A,26Bの外に、受光部ア
レイ23A,23Bが存在する。従つて焦点検出
装置全体のMTF特性Yoは、受光部形状により決
まるMTF特性とフイルタ手段26A,26B自
身のMTF特性とを合成したもの即ち両者の積で
ある。この受光部形状から決まるMTF特性は、
第7図の破線Xoに示す如く空間周波数成分のD.
C成分を100%抽出し周波数が大きくなるにつれ
て徐々に減少する特性である。よつて、第1、第
2フイルタ手段のMTF特性は、受光部形状によ
り決まるMTF特性Xoと共に、合成MTF特性が
上述したピークApの位置条件とD.C成分Aoの条
件とを充足するように設定されている。もちろ
ん、受光部形状により決まるMTF特性XoはDC
成分の抽出効率がほぼ100%であるので、DC成分
に関する合成MTF特性Yoは第1、第2フイルタ
手段のMTF特性と同一である。 この様に、合成MTF特性はD.C成分とナイキ
スト周波数との間に存ずる中間の周波数成分にピ
ークが存在し、かつD.C成分Aoが0.1Ap〜0.8Ap
の範囲内に収められているため、光電素子アレイ
22A,22Bからの光電出力に含まれる光像の
空間周波数成分のうち焦点検出用情報として重要
な上記中間の周波数成分を充分に抽出すると共
に、D.C成分をかなり抑制し一部のみを抽出して
それらをサンプルホールド回路27A,27Bを
介して演算手段28に送出する。従つて通常の光
像については、上記D.C成分の抑制により前述の
諸誤差要因の影響を非常に小さくし上記中間周波
数成分により高精度に焦点検出できまた低周波数
成分を主体とする光像については、上記抽出した
一部のD.C成分により焦点検出できる。 なお、D.C成分の抽出効率Aoが、その範囲の
上限0.8Apに近い程、上記諸誤差要因の影響の除
去効果は小さくなり、逆に下限0.1に近い程、低
周波数成分主体の光像についての焦点検出が困難
になる。従つてAoの値の設定は、上記諸誤差要
因の大きさと低周波数成分主体の光像の検出精度
低下とを勘案して、上記範囲内で決定されるが、
一般的にはAoが0.8Ap付近では、誤差要因影響
の除去効果がかなり弱いので、この点で0.7Ap以
下であることが望ましく、また0.1Ap付近では低
周波成分の抽出がかなり小さく、この点で0.2Ap
以上であることが望ましい。これをまとめると、
0.2Ap≦Ao≦0.7Apの範囲にすることが、上述の
効果を一層発揮できる。 又DC成分をある程度残しておく事により、合
焦精度は改善しながらデフオーカスの大きい所で
擬似的に合焦判定が行なわれる確率を低くする事
ができる。即ちDC成分を完全に除去してしまう
と、フイルターされた出力パターンは高次成分し
か含まないのでわずかな像ズレで再び両出力パタ
ーンが相互に合致する場合の頻度が高まり、擬似
的な合焦判定の可能性が高まるという欠点があつ
た。しかしDC成分をある程度残す事でこの様な
欠点は解決される。 次に、第1、第2フイルタ手段の具体的MTF
特性とそれを達成する重みWの値とを第8図に例
示する。 第8図A−1〜E−1における破線Xoは、受
光部形状のみから決まるMTF特性であり、この
受光部形状は上述の様にD.C成分を100%抽出し
ている。第8図A−1の破線a1は、上記受光部形
状のMTFXoと第1、第2フイルタ手段のMTF
特性との合成MTF特性を示すものであり、また、
第8図A−1の実線a2は、上記受光部形状の
MTFXoと第1、第2フイルタ手段のMTF特性
との合成MTF特性(破線a1の合成MTFとは別の
合成MTF)を示すものである。この破線a1と実
線a2のD.C成分抽出効率Aoは、受光部形状から
決るMTF特性XoのAp位置での効率を図の場合
0.9として、夫々0.74Ap、0.24Apであり、この様
なMTF特性は実質的に2ケの重みW1,W3を使
用したフイルタ手段により達成でき、MTF特性
a1は、第8図A−2に示す如くW1=1、W3=−
0.2の重みにより、またMTF特性a2は第8図A−
3に示すW1=1、W3=−0.64の重みにより達成
される。 第8図B−1,B−2,B−3は、重みを3ケ
用いた例で、第8図B−2の如くW1=−0.1、
W3=1、W5=−0.1に選定すると受光部形状か
ら決るMTF特性XoのAp位置での効率を0.9とし
てAo=074Apとなり、そのMTF特性は第8図B
−1の破線b1となる。第8図B−3の如くW1=
−0.32、W3=1、W5=−0.32とするとAo=
0.24Apとなり、そのMTF特性は第8図B−1の
実線b2となる。 第8図C−1,C−2,C−3は、重みを5
ケ、第8図D−1,D−2,D−3は重みを7
ケ、第8図E−1,E−2は重みを11ケとした例
である。 この事から明らかなように重みの数を増すと、
MTFのピークの位置が、サンプリングピツチp
から決るナイキスト周波数fN=1/2pに対してより 低周波数側に移動する。以上の議論においてはこ
れらのフイルタ手段を通過した後もサンプリング
ピツチはpである事を前提としていた。しかし第
8図E−1の様なフイルタ特性の場合にはfN=
1/2pに対してfN/2の近傍の焦点検出に有効な情 報の抽出が不可能となる。従つて第8図E−1の
様な場合にはフイルター手段通過後のサンプリン
グピツチを2pとしてナイキスト周波数fN′=1/4pと しても問題なく、むしろこの方がサンプル数が少
なくなるので演算処理が容易となる。 なお、重みWの与え方としては、第8図B−
2,B−3,D−2,D−3,E−2の様に、重
み数値列を中央の重みに関して対称とすること
が、フイルタリング効果を光像の照度分布に依存
してない様にできる点でより有効である。 これらの理由により、サンプリングピツチpで
与えられたデータから、DC成分を抑制するとと
もに、焦点検出に有効なfN/2=1/4p程度までの なるべく高次の空間周波数成分まで有効に抽出で
きるフイルターとしてはその対称性も考慮して第
8図B−2,B−3,D−2,D−3が好ましい
と言える。 さらにフイルタ手段の加重加算フイルタ処理を
マイクロコンピユータ等で行なう時には、重み個
数は少い方が処理時間が短かくなるのでフイルタ
手段の重みとしては第8図B−2,B−3のごと
く3ケの対称な重み数値が最も望ましい。 そこで、この対称型の3個の重み数値列W1,
W3,W5が上述のMTF特性0.1Ap<Ao<0.8Ap…
及び0.2Ap≦Ao≦0.7Ap…を与える為の条件
を以下に述べる。 今W3=1としW1=W5=x(負の数)とする
と、このフイルタ手段26A,26BのみのDC
成分抽出効率Aoと最大抽出効率Ap′の間には Ao=1+2x/1−2xAp′の関係がある。 焦点検出装置全体の合成MTF特性の最大抽出
効率ApはAp=γ・Ap′(γは受光部形状により決
まる値である。)となり全体のDC成分抽出効率
Aoと最大抽出効率Apの間には Ao=1+2x/1−2x・1/γApの関係がある。 これを式に代入して整理すると 0.1<1+2x/1−2x・1/γ<0.8 これからxを求めると −1/210−γ/10+γ<x<−1/210−
8γ/10+8γ 受光部形状から決まるMTFに基づくγの値は
一般に1γ0.9程度であり従つて γ=1の時には −0.41<x<−0.06 γ=0.9の時には −0.42<x<−0.08 となる。 同様に上記Apを式に代入してxを求めると −1/210−2γ/10+2γ≦x≦−1/210−7γ
/10+7γとなり γ=1の時には −0.33≦x≦−0.09 γ=0.9の時には −0.35≦x≦−0.11 となる。 なおこの様なフイルタ手段の重みはW1,W3,
W5とサンプリングデータの1つおきのデータに
対して与えられたが、これはナイキスト周波数fN
の1/2の所にMTFのピークを持つて来る為であつ
た。従つて別のなんらかのフイルタ手段によりfN
近傍より大きい空間周波数が十分除去されている
場合にはW1=W3=−0.3、W2=1といつた連続
した重みづけでも、系全体としての合成MTFを
第7図に近い形にする事は可能である。 さらにこの様なフイルタ手段の演算を後述のご
とくマイクロコンピユータ等により行なう場合に
はx=−1/2nの形にすれば、乗算は単に桁の移動 により達成でき処理が容易となる。そこで、この
x=−1/nと上述の式を満たすxの値を求める と、x=−0.25、−0.125となる。 尚、上記フイルタ手段26A,26Bは第6図
の如くハードウエアにより構成する代りに、マイ
クロコンピユータ等により構成することも可能
で、この場合には光電出力をサンプルホールド
し、A/D変換後メモリに記憶し演算すればよ
い。 また上述の例では、第1、第2フイルタ手段は
それぞれ単独のフイルタから構成したが、その代
りに互に異つたMTF特性を有する複数個のフイ
ルタから構成してもよい。この場合にはこれらの
複数のフイルタのMTF特性は、各フイルタの合
成MTF特性が上記第1、第2フイルタ手段の
MTF特性の条件を満たす様に選定される。また
これらの複数個のフイルタのすべてをハードで構
成しても若くはマイクロコンピユータで構成して
もよく、またそれらの一部のフイルタをハードに
より残部のフイルタをマイクロコンピユータによ
り構成してもよい。 焦点検出の誤差要因として、上述した光学系の
透過率の差異や光電素子アレイの増幅率の差異等
の諸誤差要因の外に、光電素子アレイ上の光像に
生ずるケラレが存在する。このケラレは一般に撮
影レンズが交換可能で、この撮影レンズとしてF
値の大きい即ち暗いレンズを用いた場合に生ず
る。このケラレの影響はD.C成分を上記諸誤差要
因の場合に比べて、大幅に除去することにより、
避けることができる。 このケラレの影響と上記諸誤差要因とを共に除
去した第2実施例を第4図及び第9図に基づき説
明する。 本実施例の焦点検出装置は撮影レンズが交換可
能なカメラに組込まれており、第4図において、
撮影レンズ1は交換可能でカメラへの装着面に自
信のF値に対応した図示なき信号部材を有してい
る。フイールドレンズ15とブロツク16と光電
素子アレイ22A,22Bは、カメラ本体に内蔵
されている。撮影レンズ1の透過光を分割し、焦
点検出光学系15,16と、図示なきフイルムや
撮像素子とに夫々導く光路分割手段は図示を省略
されている。 第9図において一対の光電素子アレイ22A,
22Bからの光電出力は、この場合a1,b1,a2,
b2……と交互に時系列的に出力されるものとす
る。この出力はフイルタ選択スイツチ40を介し
て第1フイルタ手段第42A又は第2フイルタ手
段42Bで処理されて、サンプルホールド部43
で所定のピツチと出力がホールドされる。演算部
44では焦点検出のための演算が行なわれ、例え
ばデフオーカス量を示す焦点検出信号が出力され
る。この第1フイルタ手段42Aと第2フイルタ
手段42BはMTF特性が異なり前者は後者に比
べてDC成分を多く抽出し例えば第1実施例のご
とく焦点検出装置全体の合成MTF特性のDC成分
Aoがそのピーク成分Apの20%〜70%となる様に
選定されており、後者は、例えばDC成分を大幅
に除去し、ほとんど零とするものである。 フイルタ選択手段41は、装着された撮影レン
ズの信号部材に応じて、スイツチ40を第1又は
第2のフイルタ手段42A,42Bの一方に接続
する。第10図は第1、第2フイルタ手段の構成
を示すものであり、これは重みの個数が5個
(W1〜W5)の場合の例である。こと例では出力
はa1,b1,a2,b2……と交互に出力されるので、
一画素分の遅延回路D1〜D9の1つおきの出力に
関して重みW1〜W5が乗ぜられて加算回路T1によ
り加算され、加重加算合成出力Inが演算される。
即わちD9の出力にaiがD8の出力がbiがD7の出力に
ai+1が……D1の出力にai+4が現われた時にa系列
に関する加重加算合成出力Ii=5 〓m=1 Wm・ai+n-1が
現われ、D9の出力にbiが、D8の出力にai+1が、D7
の出力にbi+1が、D1の出力にbi+4が現われた時に
b系列に関する加重加算合成出力Ii′=5 〓m=1 Wn・
bi+n-1が現われることになる。 この作用の説明をする。 F値の大きい暗い撮影レンズをカメラに装着す
ると、そのレンズの信号部材に応じて選択手段4
1は、スイツチ40を第2フイルタ手段42Bに
接続する第2フイルタ手段42BはD.C成分及び
低周波数成分を大幅に除去するもので、低周波数
成分を主体とする被写体の焦点検出は多少困難に
なるが、通常の被写体の焦点検出は上記ケラレや
上記諸誤差要因の影響を受けずに高精度に行うこ
とができる。他方、ケラレを生じない明るい撮影
レンズを装着すると、その信号部材により、スイ
ツチ40が第1フイルタ手段42Aに接続され
る。この第1フイルタ手段42Aは第2フイルタ
手段42Bに比べてD.C成分をかなり多く抽出す
るので、低周波数成分を主体とする光像をも高精
度に焦点検出できかつ上記諸誤差要因の影響も除
去できる。 上記ケラレはF値の外に、その撮影レンズの射
出瞳位置によつても発生する。従つて上記信号部
材にはF値の外に、射出瞳位置の情報を加えると
よい。また、スイツチ40の切換は上記実施例の
如く信号部材に応じて自動的に行う代りに、手動
によつて行う様にしてもよい。 第11図は第9図の機能をマイクロコンピユー
タを用いて達成した例である。 一対の光電素子アレイ22A,22Bからa1,
b1,a2,b2……と順次出力された光電出力はサン
プルホールド部46を介してA/D変換部47に
より例えば8bit情報にデジタル化されてマイクロ
コンピユータ48にとり込まれ、メモリ49に記
憶保持される。フイルタ選択手段50からのフイ
ルタ選択信号を、マイクロコンピユータ48によ
り読み込み、それによつてマイクロコンピユータ
48はメモリ49に記憶されている画像情報に対
して第8図B−1の破線b1あるいは実線b2のフイ
ルタ処理を行ない、そのようにして得られたフイ
ルターされた画像情報にもとずいて焦点検出のた
めの演算を行ない、焦点検出信号を出力する。従
つてこの場合のフイルタ処理はすべてソフトウエ
アで行なわれる。 複数のフイルタを合成して所望のMTF特性を
得る第3実施例を次に説明する。 第12図において、光電素子アレイ22A,2
2Bからの光電出力は、a1,b1,a2,b2,……の
順にフイルタ手段60の入力端子60aに入力さ
れる。このフイルタ手段60は、第13図に示す
如く二つのフイルタ60Aと60Bと合成手段6
0Cとから構成される。各フイルタ60A,60
Bは互に異つたMTF特性を有し、第10図のフイ
ルタと同様の構成である。合成手段60Cは、フ
イルタ60Aの出力V1に係数αを、フイルタ6
0Bの出力V2に係数βを夫々乗じた後に加算し、
即ちV1×α+V2×βを演算し、その結果を出力
端子60bに出力する。第12図の選択手段41
は、撮影レンズの信号部材からの情報に応じて又
は手動操作に応じて、上記係数α、βの値を設定
する。フイルタ手段60の出力はサンプルポール
ド回路61を介して演算手段62に入力され、そ
こで、デフオーカス量が演算され出力端子62a
より出力される。 上記フイルタ手段60機能を説明する。 フイルタ60Aの重み数値を例えば第14図a
に示す如く、W1=W2=W10=W11=0、W3=
W9=0.16、W4=W8=0.465、W5=W7=0.86、
W6=1とし、フイルタ60Bの重み数値を例え
ば第14図bに示す如くW1=W11=0.18、W2=
W10=0.32、W3=W1=0.44、W4=W8=0.335、
W5=W7=0.14、W6=0とする。係数α、βの値
をα=1、β=−0.6とすると、合成した重み数
値は第15図A−1の如くなり、この合成MTF
特性即ち、フイルタ手段60のMTF特性は第1
5図A−2の如くAo≒0.75Apとなり、D.C成分
とfN/2との中間にピークを有する。またα=
1、β=−1とすると、合成重み数値は第15図
B−1の如くなりその合成MTF特性は第15図
B−2の如く、Ao≒0.4Apとなる。またα=1、
β=−1.4とすると合成重み数値と合成MTFは
夫々第15図C−1,C−2の如くAo≒0とな
りα=1、β=0とすると第15図D−1,D−
2の如くAo=Apとなる。このように、係数αと
βの値を適宜選定することにより、Ao=0〜Ap
までの任意のMTF特性を得ることができる。 そこで、選択手段41は、撮影レンズの信号部
材に応じて又は手動操作に応じてα,βを撮影レ
ンズに好適のMTF特性を得る様に設定する。ま
た、係数α,βは、上述の如く撮影レンズの種類
に応じて設定する代りに又はそれに加えて、演算
手段62の出力に応じて設定するようにしてもよ
い。例えば、撮影レンズが合焦位置から大きくず
れているとき、光電素子アレイ上の光像は大きく
ボケており、その光像は、低次の空間周波数成分
が相対的に多くなり、逆に合焦位置に近いときは
高次の空間周波数成分が相対的に多くなる。従つ
て、第12図に示すように、判別手段63が、演
算手段62からのデフオーカス信号を判別し、そ
のデフオーカス量が、大きい時、即ち撮影レンズ
が合焦位置から大きく離れている時、α,βを
DC成分を多く抽出する様に設定し、またデフオ
ーカス量が小さい時、即ち撮影レンズが合焦位置
に近いとき、α、βをDC成分を抑制する様に設
定する。この様にする事によりデフオーカスの大
きい所での擬合焦発生を避け、かつ合焦近傍での
検出精度を高くする事ができる。 第16図は、第13図のフイルタ60A,60
BをCCDトランスバサールフイルタにより構成
した例を示し、この様なCCDトランバーサルフ
イルタは電子通信学会技術研究報告SSD78−1に
詳説されている。第17図は第13図の合成手段
60Cの具体的構成例で、入力端子80,81には
夫々フイルタ60A,60Bの出力V1,V2が入
力され、抵抗r1〜r5は、r1=r2=r4=R、r3=
R/0.6、r5=R/1.4に選定されている。スイツチ82 〜85は、上記選択手段41又は判別手段63に
よりオンオフ制御される。86〜88はOPアン
プでこのOPアンプ88の出力端子が、この合成
手段の出力端子60bとなつている。 この様な構成により、第15図に例示したα、
βの値を設定するには、下表の如く、スイツチ8
2〜85を制御すればよい。
【表】
さらに第14図に示した重みづけを用いた場合
にはα=β=1にとることで第15図E−1,E
−2様な特性を持たせる事ができる。このフイル
ターを用いた場合にはA−1〜D−1までのフイ
ルターを用いた場合のサンプルピツチの2倍のピ
ツチのサンプリングすれば十分なので同じサンプ
ル数で2倍の領域をカバーできるため、デフオー
カス量の大きい場合の検出や、判定に広い領域を
必要とする非常に空間的変化の少ない低周波数成
分主体の被写体を検出する時に特に有効となる。 もちろん、第13図のフイルタ60A,60
B、合成手段60Cのすべて又は一部をマイクロ
コンピユータで構成することも可能である。 (発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明による
と、フイルタ手段のMTF特性を0.1Ap<Ao<
0.8Apとし、光像中の空間周波数成分のうちDC
成分を或る程度抑制するが完全には除去しない様
にしたので、諸誤差要因の影響を避けデフオーカ
スした所で擬合焦が発生する事なく真の合焦位置
での検出精度を上げることができると共に、低周
波数成分が主体の光像に対しても焦点検出が可能
となる。
にはα=β=1にとることで第15図E−1,E
−2様な特性を持たせる事ができる。このフイル
ターを用いた場合にはA−1〜D−1までのフイ
ルターを用いた場合のサンプルピツチの2倍のピ
ツチのサンプリングすれば十分なので同じサンプ
ル数で2倍の領域をカバーできるため、デフオー
カス量の大きい場合の検出や、判定に広い領域を
必要とする非常に空間的変化の少ない低周波数成
分主体の被写体を検出する時に特に有効となる。 もちろん、第13図のフイルタ60A,60
B、合成手段60Cのすべて又は一部をマイクロ
コンピユータで構成することも可能である。 (発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明による
と、フイルタ手段のMTF特性を0.1Ap<Ao<
0.8Apとし、光像中の空間周波数成分のうちDC
成分を或る程度抑制するが完全には除去しない様
にしたので、諸誤差要因の影響を避けデフオーカ
スした所で擬合焦が発生する事なく真の合焦位置
での検出精度を上げることができると共に、低周
波数成分が主体の光像に対しても焦点検出が可能
となる。
第1図及び第2図は、従来の焦点検出光学系を
夫々示す光学図、第3図は、光像のずれ量とその
検出量との関係を示すグラフ図、第4図は本発明
の一実施例の光学系を示す斜視図、第5図は上記
実施例の信号処理系を示すブロツク図、第6図
は、フイルタ手段の構成例を示すブロツク図、第
7図は、本発明に係るフイルタ手段のMTF特性
を示すグラフ図、第8図は、上記MTF特性の具
体例とそれらを与える重み数値を夫々示すグラフ
図、第9図は本発明の第2実施例を示すブロツク
図、第10図は、フイルタ手段の構成例を示すブ
ロツク図、第11図は、第2実施例の変形例を示
すブロツク図、第12図は、本発明の第3実施例
を示すブロツク図、第13図は第3実施例のフイ
ルタ手段の構成例を示すブロツク図、第14図は
重み数値を示す図、第15図は重み数値とMTF
特性とを示す図、第16図はフイルタの具体的構
成例を示す回路図、第17図は合成手段の具体的
構成例を示す回路図である。 1……結像光学系、22A,22B……受光部
アレイ、26A,26B,42A,42B,60
……フイルタ手段。
夫々示す光学図、第3図は、光像のずれ量とその
検出量との関係を示すグラフ図、第4図は本発明
の一実施例の光学系を示す斜視図、第5図は上記
実施例の信号処理系を示すブロツク図、第6図
は、フイルタ手段の構成例を示すブロツク図、第
7図は、本発明に係るフイルタ手段のMTF特性
を示すグラフ図、第8図は、上記MTF特性の具
体例とそれらを与える重み数値を夫々示すグラフ
図、第9図は本発明の第2実施例を示すブロツク
図、第10図は、フイルタ手段の構成例を示すブ
ロツク図、第11図は、第2実施例の変形例を示
すブロツク図、第12図は、本発明の第3実施例
を示すブロツク図、第13図は第3実施例のフイ
ルタ手段の構成例を示すブロツク図、第14図は
重み数値を示す図、第15図は重み数値とMTF
特性とを示す図、第16図はフイルタの具体的構
成例を示す回路図、第17図は合成手段の具体的
構成例を示す回路図である。 1……結像光学系、22A,22B……受光部
アレイ、26A,26B,42A,42B,60
……フイルタ手段。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 対象物の光像を形成する結像光学系の焦点調
節状態を検出する焦点検出装置において、 (a) それぞれ複数の光電変換素子を有する一対の
光電変換素子アレイと、 (b) 前記結像光学系の瞳の異なる部分を通過する
光束に基づき、前記一対の光電変換素子アレイ
にそれぞれ前記対象物のほぼ同一部分の2光像
を投影する焦点検出光学系と、 (c) 前記一対の光電変換素子アレイの光電出力を
入力し、それぞれの前記光電変換素子アレイの
複数の光電出力に対して非零なる2項以上の所
定の重みを付して加算した加算出力を作成する
フイルター手段と、 (d) 前記フイルター手段の出力を入力し、それに
基づき前記焦点調節状態を表す信号を作成する
演算手段とを具備し、 前記フイルター手段のMTF特性と前記光電変
換素子の形状により決まるMTF特性との合成
MTFが、0.1Ap<Ao<0.8Ap(但し、Aoは周波
数零の成分の抽出効率、Apは上記合成MTFが最
大となる周波数成分の抽出効率である)を充足す
るように、前記フイルター手段の所定の重みを設
定したことを特徴とする焦点検出装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17080883A JPS6061713A (ja) | 1983-09-16 | 1983-09-16 | 焦点検出装置 |
| US06/575,154 US4561749A (en) | 1983-02-02 | 1984-01-30 | Focus detection apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17080883A JPS6061713A (ja) | 1983-09-16 | 1983-09-16 | 焦点検出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6061713A JPS6061713A (ja) | 1985-04-09 |
| JPH0411004B2 true JPH0411004B2 (ja) | 1992-02-27 |
Family
ID=15911718
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17080883A Granted JPS6061713A (ja) | 1983-02-02 | 1983-09-16 | 焦点検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6061713A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0762728B2 (ja) * | 1985-05-22 | 1995-07-05 | 株式会社ニコン | 光像検出装置 |
| JP2554255B2 (ja) * | 1987-03-23 | 1996-11-13 | 旭光学工業株式会社 | フイルタリング装置 |
| JP5412767B2 (ja) * | 2008-09-02 | 2014-02-12 | 株式会社ニコン | ずれ測定装置およびずれ測定方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5239403A (en) * | 1975-09-20 | 1977-03-26 | Riken Keikinzoku Kogyo Kk | Aluminium alloy printing plate |
| JPS581047A (ja) * | 1981-06-05 | 1983-01-06 | Fuji Photo Film Co Ltd | アルミニウム合金平版印刷版用支持体 |
-
1983
- 1983-09-16 JP JP17080883A patent/JPS6061713A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6061713A (ja) | 1985-04-09 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US20020122124A1 (en) | Image sensing apparatus and its control method, control program, and storage medium | |
| JP7652209B2 (ja) | 撮像素子、及び撮像装置 | |
| JP4826507B2 (ja) | 焦点検出装置および撮像装置 | |
| EP1720045A1 (en) | Optical device and beam splitter | |
| CN102045500B (zh) | 摄像装置及其控制方法 | |
| EP2937725B1 (en) | Imaging apparatus, method for calculating information for focus control, and camera system | |
| US4562346A (en) | Apparatus and method for detecting focus condition of imaging optical system employing both sharpness detection and lateral shift detection | |
| JP3345890B2 (ja) | システムカメラおよびリアコンバージョンレンズ鏡筒 | |
| JPH07287161A (ja) | 多点測距装置 | |
| JPH03182710A (ja) | 焦点検出装置 | |
| JPH0477289B2 (ja) | ||
| US5264890A (en) | Automatic focusing apparatus | |
| CN101373271B (zh) | 一种摄像系统和摄像方法 | |
| JPH0328691B2 (ja) | ||
| JPH0411004B2 (ja) | ||
| JP2000333060A (ja) | デジタルカメラおよび画像信号処理用記憶媒体 | |
| JPH0554042B2 (ja) | ||
| JP2000330012A (ja) | デジタルカメラ | |
| JP4938922B2 (ja) | カメラシステム | |
| JPH0646257B2 (ja) | 焦点検出装置 | |
| JPS6037509A (ja) | 焦点検出装置 | |
| JP3404066B2 (ja) | 焦点検出装置 | |
| JPS59133512A (ja) | 焦点検出装置 | |
| JP2000330191A (ja) | デジタルカメラ | |
| JP4968009B2 (ja) | 相関演算方法、相関演算装置、焦点検出装置および撮像装置 |