JPH04111775A - 給液手段を有する砥石およびその製造方法 - Google Patents
給液手段を有する砥石およびその製造方法Info
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- JPH04111775A JPH04111775A JP2230124A JP23012490A JPH04111775A JP H04111775 A JPH04111775 A JP H04111775A JP 2230124 A JP2230124 A JP 2230124A JP 23012490 A JP23012490 A JP 23012490A JP H04111775 A JPH04111775 A JP H04111775A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本発明は、電着砥粒層の研削面に開口する多数の給液孔
(給液手段)を有する砥石およびその製造方法に関する
。
(給液手段)を有する砥石およびその製造方法に関する
。
「従来の技術」
第8図は、一般的なN着砥石の砥粒層およびその近傍を
示す断面拡大図である。
示す断面拡大図である。
図中符号4は各種形状の砥石基体であり、この砥石基体
4の砥粒層形成面4Aには、金属めっき相6を介して単
層状に多数の砥粒5が固着されている。
4の砥粒層形成面4Aには、金属めっき相6を介して単
層状に多数の砥粒5が固着されている。
金属めっき相6を形成するには、通常、主に電解めっき
法が使用されている。例えば、外周面に砥粒層を有する
ホイール型等の電着砥石を製造する場合には、まず外周
面4Aを除いてマスキングを施した砥石基体(台金)4
を電解めっき液内に浸漬し、外周面4Aの少なくとも一
部を上向きかつ水平に配置する。
法が使用されている。例えば、外周面に砥粒層を有する
ホイール型等の電着砥石を製造する場合には、まず外周
面4Aを除いてマスキングを施した砥石基体(台金)4
を電解めっき液内に浸漬し、外周面4Aの少なくとも一
部を上向きかつ水平に配置する。
そして、この水平面に超砥粒5を蒔き、台金4を電源陰
極に接続するとともに、前記水平面と対向配置された陽
極との間で通電し、金属めっき相6を析出させて超低v
L5を固定する。この操作を台金4を間欠的に回しなが
ら外周面4Aの全周に互って繰り返し、単層状の砥粒層
を均一に形成する。
極に接続するとともに、前記水平面と対向配置された陽
極との間で通電し、金属めっき相6を析出させて超低v
L5を固定する。この操作を台金4を間欠的に回しなが
ら外周面4Aの全周に互って繰り返し、単層状の砥粒層
を均一に形成する。
しかし、上記のような電着砥石には、以下のような欠点
があった。
があった。
■ 超砥粒5が緻密かつ硬質の金属めっき相6で強固に
固定されているため、特に硬質で脆い被削材の研削を行
なった場合、個々の超低rt5が被削材に食い込む時点
での衝撃が大きく、被削面に微細な欠け(チッピング)
が生じて、表面粗さおよび加工精度が低下する。
固定されているため、特に硬質で脆い被削材の研削を行
なった場合、個々の超低rt5が被削材に食い込む時点
での衝撃が大きく、被削面に微細な欠け(チッピング)
が生じて、表面粗さおよび加工精度が低下する。
■ 金属めっき相6の表面が緻密でしかも平坦であるた
め、研削中に生じた切粉を砥石の運動につれて研削部分
から排出する効果(切粉排出性)が小さい。
め、研削中に生じた切粉を砥石の運動につれて研削部分
から排出する効果(切粉排出性)が小さい。
■ 湿式研削に使用した場合、■と同様の理由°により
研削液が研削部に供給されにくく、研削液による冷却お
よび潤滑効果、切粉排出効果が十分に得られない。
研削液が研削部に供給されにくく、研削液による冷却お
よび潤滑効果、切粉排出効果が十分に得られない。
■ 局部的なめっきを断続的に繰り返して砥粒層を形成
しているので、人手による超砥粒5の散布密度のばらつ
きや、めっき時間およびめっき条件のばらつき等に起因
するめっき相の厚さ不均一などにより、砥粒層中の砥粒
分布密度が不均一になり易く、砥粒層各部の切れ味や寿
命にばらつきが生じて、偏摩耗や砥石の異常振動を生じ
る原因となる。
しているので、人手による超砥粒5の散布密度のばらつ
きや、めっき時間およびめっき条件のばらつき等に起因
するめっき相の厚さ不均一などにより、砥粒層中の砥粒
分布密度が不均一になり易く、砥粒層各部の切れ味や寿
命にばらつきが生じて、偏摩耗や砥石の異常振動を生じ
る原因となる。
■ 多層状に超砥粒5を電着できれば砥石の長寿命化が
図れるのであるが、上記の方法では、相当母金に電着を
行なわないと、砥粒分布密度のばらつきが累積して使用
に堪える精度の砥粒層が形成できない。したかって、一
般には単層状の砥粒層しか形成されていないのが現状で
、砥石寿命が短い問題がある。
図れるのであるが、上記の方法では、相当母金に電着を
行なわないと、砥粒分布密度のばらつきが累積して使用
に堪える精度の砥粒層が形成できない。したかって、一
般には単層状の砥粒層しか形成されていないのが現状で
、砥石寿命が短い問題がある。
そこで、電着砥粒層を貫通する給液孔を多数形成し、被
削材を研削する際に、これら給液孔を通じて研削液を研
削面に供給することにより、研削面の冷却および潤滑を
図ることを本発明者らは発案した。
削材を研削する際に、これら給液孔を通じて研削液を研
削面に供給することにより、研削面の冷却および潤滑を
図ることを本発明者らは発案した。
そして給液孔の形成方法として、本発明者らは、まず第
9図に示すように予め多数の貫通孔2を形成した金属製
の基体lを用い、この基体lを砥粒を混入した電解めっ
き液に浸漬したうえ、基体lと対向して配置された陽極
と基体1との間に通電し、基体1の表面に金属めっき相
3を析出させ、砥粒を単層状に固定するとともに給液孔
4を形成する方法を試みた。
9図に示すように予め多数の貫通孔2を形成した金属製
の基体lを用い、この基体lを砥粒を混入した電解めっ
き液に浸漬したうえ、基体lと対向して配置された陽極
と基体1との間に通電し、基体1の表面に金属めっき相
3を析出させ、砥粒を単層状に固定するとともに給液孔
4を形成する方法を試みた。
「発明が解決しようとする課題」
しかし上記の製造方法では、基体lに形成された貫通孔
2の内部にも金属めっき相が析出するうえ、特に、貫通
孔2の両端部分で電流密度が高く、析出速度が大きくな
るために、電着砥粒層3の成長につれて給液孔4の口径
D2が徐々に狭まっていく。
2の内部にも金属めっき相が析出するうえ、特に、貫通
孔2の両端部分で電流密度が高く、析出速度が大きくな
るために、電着砥粒層3の成長につれて給液孔4の口径
D2が徐々に狭まっていく。
したがって、所望の口径を有する給液孔4を形成するに
は、電着砥粒層3の厚さ、めっき条件および貫通孔2の
口径DI等、複数のパラメータを考慮しなければならず
、給液孔4の口径設定が難しかった。
は、電着砥粒層3の厚さ、めっき条件および貫通孔2の
口径DI等、複数のパラメータを考慮しなければならず
、給液孔4の口径設定が難しかった。
また、貫通孔2の口径を小さくすると、電着中に砥粒に
よって目詰まりし、給液孔4が塞がる場合があり、ある
程度以下に口径の小さい給液孔4は形成困難だった。
よって目詰まりし、給液孔4が塞がる場合があり、ある
程度以下に口径の小さい給液孔4は形成困難だった。
また、超砥粒を多層状に固定した電着砥粒層が形成でき
れば、砥石の使用寿命が延長できるのであるが、上記の
方法では、電着砥粒層3が厚くなると前記問題が一層顕
著になるため、多層状の電着砥粒層は形成困難で、砥石
寿命が限られる問題を有していた。
れば、砥石の使用寿命が延長できるのであるが、上記の
方法では、電着砥粒層3が厚くなると前記問題が一層顕
著になるため、多層状の電着砥粒層は形成困難で、砥石
寿命が限られる問題を有していた。
さらに、上記方法で得られた砥石では、上述した理由に
より、給液孔4が両端の窄まった断面形状に形成される
から、研削により電着砥粒層3が摩耗すると口径D2が
拡大していく。したがって、研削時における研削液の供
給流量が安定しない欠点を有していた。
より、給液孔4が両端の窄まった断面形状に形成される
から、研削により電着砥粒層3が摩耗すると口径D2が
拡大していく。したがって、研削時における研削液の供
給流量が安定しない欠点を有していた。
「課題を解決するための手段」
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、ま
ず、本発明に係わる給液手段を有する砥石は、一面側か
ら他面側に連通ずる多数の連通気孔を有する多孔性基体
と、この多孔性基体の前記一面に形成され、砥粒を金属
めっき相中に分散してなる電着砥粒層とを具備し、この
電着砥粒層には、前記連通気孔のそれぞれに連通すると
ともに電着砥粒層の研削面に開口する多数の給液孔が形
成され、個々の給液孔の内径は電着砥粒層の厚さ方向に
亙ってほぼ一定とされていることを特徴とする。
ず、本発明に係わる給液手段を有する砥石は、一面側か
ら他面側に連通ずる多数の連通気孔を有する多孔性基体
と、この多孔性基体の前記一面に形成され、砥粒を金属
めっき相中に分散してなる電着砥粒層とを具備し、この
電着砥粒層には、前記連通気孔のそれぞれに連通すると
ともに電着砥粒層の研削面に開口する多数の給液孔が形
成され、個々の給液孔の内径は電着砥粒層の厚さ方向に
亙ってほぼ一定とされていることを特徴とする。
なお、前記連通気孔は、前記多孔性基体の内部において
3次元網目構造をなして形成されていてもよい。
3次元網目構造をなして形成されていてもよい。
一方、本発明の給液手段を有する砥石の製造方法は、一
面側から他面側に連通する多数の連通気孔を有し、少な
くとも前記一面が導電性材料で構成された多孔性基体を
、砥粒を分散させた電解めっき液中に浸漬し、前記他面
側から前記各連通気孔にガスを供給して前記一面側から
気泡を発生させつつ、この一面と対向して電解めっき演
題に配置された陽極との間に通電し、前記一面上に金属
めっき相を析出させて砥粒を固定することを特徴として
いる。
面側から他面側に連通する多数の連通気孔を有し、少な
くとも前記一面が導電性材料で構成された多孔性基体を
、砥粒を分散させた電解めっき液中に浸漬し、前記他面
側から前記各連通気孔にガスを供給して前記一面側から
気泡を発生させつつ、この一面と対向して電解めっき演
題に配置された陽極との間に通電し、前記一面上に金属
めっき相を析出させて砥粒を固定することを特徴として
いる。
また、本発明の他の製造方法は、一面側から他面側に連
通ずる多数の連通気孔を有する多孔性基体を、砥粒を分
散させた無電解めっき液中に浸漬し、前記他面側から前
記各連通気孔にガスを供給して、府記一面側から気泡を
発生させつつ、この一面上に金属めっき相を析出させて
砥粒を固定することを特徴としている。
通ずる多数の連通気孔を有する多孔性基体を、砥粒を分
散させた無電解めっき液中に浸漬し、前記他面側から前
記各連通気孔にガスを供給して、府記一面側から気泡を
発生させつつ、この一面上に金属めっき相を析出させて
砥粒を固定することを特徴としている。
なお、前記電着砥粒層を形成した後に、この電着砥粒層
のみを多孔性基板から剥離させて砥石としてもよい。
のみを多孔性基板から剥離させて砥石としてもよい。
また、3次元網目構造を有する樹脂多孔質体に高融点金
属またはセラミックスの耐熱被覆を形成し、この被覆し
た樹脂多孔質体の内部に、前記耐熱被覆よりも低融点の
金属溶湯を充填し、固化させた後、この固化体の両面を
除去し、前記連通気孔を露出させることにより、前記多
孔性基体を作成してもよい。
属またはセラミックスの耐熱被覆を形成し、この被覆し
た樹脂多孔質体の内部に、前記耐熱被覆よりも低融点の
金属溶湯を充填し、固化させた後、この固化体の両面を
除去し、前記連通気孔を露出させることにより、前記多
孔性基体を作成してもよい。
さらに、樹脂多孔質体の除去方法としては、高融点金属
またはセラミックスの耐熱被覆を形成した後に、熱を加
えて樹脂多孔質体を熱分解させて予め除去してもよいし
、また金属溶湯の充填後に熱分解させて除去してもよい
。
またはセラミックスの耐熱被覆を形成した後に、熱を加
えて樹脂多孔質体を熱分解させて予め除去してもよいし
、また金属溶湯の充填後に熱分解させて除去してもよい
。
「作 用」
本発明の給液手段を有する砥石によれば、給液孔の内径
がその全長に亙って一定に形成されているから、研削に
つれ電着砥粒層が摩耗しても給液孔の口径が変化せず、
給液流量が変わって研削条件に影響を与えない。
がその全長に亙って一定に形成されているから、研削に
つれ電着砥粒層が摩耗しても給液孔の口径が変化せず、
給液流量が変わって研削条件に影響を与えない。
また、多孔性基体の内部に3次元網目構造をなす連通気
孔が全域に亙ってくまなく形成された場合には、多孔性
基体がクツション性を有するため、電着砥粒層の被削材
への当たりが柔らかになり、過剰な食い込みを低減して
、被削材の仕上げ面粗さが向上できる。
孔が全域に亙ってくまなく形成された場合には、多孔性
基体がクツション性を有するため、電着砥粒層の被削材
への当たりが柔らかになり、過剰な食い込みを低減して
、被削材の仕上げ面粗さが向上できる。
さらに、この場合には、連通気孔を通して研削液を流す
ことにより、多孔性基体の内部が隅々まで均一かつ効果
的に冷却されるから、研削中における多孔性基体の過熱
を効果的に防ぐことが可能である。
ことにより、多孔性基体の内部が隅々まで均一かつ効果
的に冷却されるから、研削中における多孔性基体の過熱
を効果的に防ぐことが可能である。
一方、本発明に係わる給液手段を有する砥石の製造方法
では、連通気孔から噴き出す気泡によって連通気孔の開
口部での金属めっき相析出を阻止するため、連通気孔と
ほぼ等しい口径を維持したまま電着砥粒層が成長し、全
長に亙って内径が一定の給液孔が形成できる。
では、連通気孔から噴き出す気泡によって連通気孔の開
口部での金属めっき相析出を阻止するため、連通気孔と
ほぼ等しい口径を維持したまま電着砥粒層が成長し、全
長に亙って内径が一定の給液孔が形成できる。
したがって、給液孔の口径設定が容易であるうえ、電着
砥粒層の厚さの影響を受けないために、使用寿命の長い
多層状の電着砥粒層が形成できる。
砥粒層の厚さの影響を受けないために、使用寿命の長い
多層状の電着砥粒層が形成できる。
さらに、連通気孔が砥粒で塞がることがないため、従来
よりも小さい口径の給液孔を高い分布密度で形成するこ
とが可能である。
よりも小さい口径の給液孔を高い分布密度で形成するこ
とが可能である。
また、樹脂多孔質体を使用して連通気孔を形成した場合
には、給液孔の口径は樹脂多孔質体の繊維径に相当し、
また給液孔の分布密度は樹脂多孔質体のセル径に対応す
るから、金属製の基体に孔を形成する方法等では不可能
なほど小口径、高分布密度の給液孔を形成することが可
能で、製造コストも安く済む。
には、給液孔の口径は樹脂多孔質体の繊維径に相当し、
また給液孔の分布密度は樹脂多孔質体のセル径に対応す
るから、金属製の基体に孔を形成する方法等では不可能
なほど小口径、高分布密度の給液孔を形成することが可
能で、製造コストも安く済む。
さらに、樹脂多孔質体は、繊維径およびセル径が広範囲
に調整可能であるから、砥石の用途に応じて給液孔の口
径および分布密度を任意に設定できる利点も有する。
に調整可能であるから、砥石の用途に応じて給液孔の口
径および分布密度を任意に設定できる利点も有する。
「実施例」
以下、図面を参照して本発明に係わる給液手段を有する
砥石の一実施例を説明する。
砥石の一実施例を説明する。
第1図は、本発明の一実施例として、ラッピング加工等
に使用される円板形状の定盤型砥石を示す断面拡大図で
ある。
に使用される円板形状の定盤型砥石を示す断面拡大図で
ある。
図中符号lOは円板形の多孔性基体で、この多孔性基体
10は一定厚の金属充填層11によって主構成されてい
る。この金属充填層11の内部には、3次元網目構造を
有する連通気孔12が全域に広がって形成され、この連
通気孔12の内壁面は全て一定厚の耐熱被覆14により
形成されている。
10は一定厚の金属充填層11によって主構成されてい
る。この金属充填層11の内部には、3次元網目構造を
有する連通気孔12が全域に広がって形成され、この連
通気孔12の内壁面は全て一定厚の耐熱被覆14により
形成されている。
耐熱被覆14がNiあるいはNi合金等の酸に溶解しや
すい金属で、金属充填層11がA1合金等の酸に溶けに
くい金属で構成されている場合には、予め、耐熱被覆1
4のみを硝酸等で溶解除去しておき、連通気孔12の内
径を拡大してもよい。
すい金属で、金属充填層11がA1合金等の酸に溶けに
くい金属で構成されている場合には、予め、耐熱被覆1
4のみを硝酸等で溶解除去しておき、連通気孔12の内
径を拡大してもよい。
連通気孔12は互いに連通し、多孔性基体IOの裏面側
に開口する多数の導入口12A、および表面側に開口す
る多数の導出口12Bを有している。連通気孔12の内
径はいずれの部分でもほぼ一定である。
に開口する多数の導入口12A、および表面側に開口す
る多数の導出口12Bを有している。連通気孔12の内
径はいずれの部分でもほぼ一定である。
金属充填H11は、耐熱被覆14よりも低融点の金属で
形成され、具体的な材質としてはA1合金、Sn合金、
Cu合金等が挙げられるが、融点および軽量化の点から
特にA1合金が好ましい。一方、耐熱被覆14は、Cu
、Ni、Co等からなる比較的高融点の金属および合金
、またはアルミナ、マグネシア等のセラミックスで形成
されている。
形成され、具体的な材質としてはA1合金、Sn合金、
Cu合金等が挙げられるが、融点および軽量化の点から
特にA1合金が好ましい。一方、耐熱被覆14は、Cu
、Ni、Co等からなる比較的高融点の金属および合金
、またはアルミナ、マグネシア等のセラミックスで形成
されている。
多孔性基体IOの表面側には、一定厚の電着砥粒層16
が全面に互って形成されている。この電着砥粒層16は
、ダイヤモンドまたはCBN等の超砥粒18を、Ni、
Co等の金属めっき相20中に多層状に分散して固定し
たものである。
が全面に互って形成されている。この電着砥粒層16は
、ダイヤモンドまたはCBN等の超砥粒18を、Ni、
Co等の金属めっき相20中に多層状に分散して固定し
たものである。
電着砥粒層16の内部には垂直に給液孔22が多数形成
され、個々の給液孔22の一端は各導出口12Bのそれ
ぞれと連通し、他端は砥粒層16の表面(研削面)に開
口している。給液孔22の内径は、対応する各導出口1
2Bの口径とほぼ等しく、かつ電着砥粒層16の厚さ方
向に互ってほぼ一定になっている。
され、個々の給液孔22の一端は各導出口12Bのそれ
ぞれと連通し、他端は砥粒層16の表面(研削面)に開
口している。給液孔22の内径は、対応する各導出口1
2Bの口径とほぼ等しく、かつ電着砥粒層16の厚さ方
向に互ってほぼ一定になっている。
なお、超砥粒18の平均粒径と砥粒含有率、並びに電着
砥粒層■6の厚さは、この砥石の用途に応じて適宜決定
すべきである。
砥粒層■6の厚さは、この砥石の用途に応じて適宜決定
すべきである。
次に、上記構成からなる給液手段を有する砥石の製造方
法を説明する。
法を説明する。
第2図は、多孔性基体10を成形するために使用される
樹脂多孔質体30の拡大図である。この樹脂多孔質体3
0は、発泡剤を用いて樹脂を高度に発泡させたもので、
等方性の3次元網目構造をなしている。
樹脂多孔質体30の拡大図である。この樹脂多孔質体3
0は、発泡剤を用いて樹脂を高度に発泡させたもので、
等方性の3次元網目構造をなしている。
樹脂多孔質体30の具体的な材質としては、成形が容易
でコストの安いポリウレタンフォーム等が適している。
でコストの安いポリウレタンフォーム等が適している。
例えば、株式会社ブリデストン製の「エバーライト5−
FJ(商品名)は、セル同士の連通性が高く、本発明の
目的に好適である。なお、ここでセルと称するのは、樹
脂多孔質体30の内部の網目状繊維で囲まれた、はぼ球
状をなす空間のことである。
FJ(商品名)は、セル同士の連通性が高く、本発明の
目的に好適である。なお、ここでセルと称するのは、樹
脂多孔質体30の内部の網目状繊維で囲まれた、はぼ球
状をなす空間のことである。
樹脂多孔質体30のセル径は、多孔性基体lOの導出口
12Bの分布密度と対応し、ひいては給液孔22の分布
密度とも対応する。したがって、所望される給液孔22
の分布密度に応じて決定すべきである。ただし、平均セ
ル径は、超砥粒18の平均粒径の5倍以上であることが
望ましい。この値が5倍未満では、後述する電着過程に
おいて超砥粒18の電着が著しく阻害され、超砥粒18
が電着砥粒層!6中に均一に分散されにくくなる。
12Bの分布密度と対応し、ひいては給液孔22の分布
密度とも対応する。したがって、所望される給液孔22
の分布密度に応じて決定すべきである。ただし、平均セ
ル径は、超砥粒18の平均粒径の5倍以上であることが
望ましい。この値が5倍未満では、後述する電着過程に
おいて超砥粒18の電着が著しく阻害され、超砥粒18
が電着砥粒層!6中に均一に分散されにくくなる。
次に、樹脂多孔質体30の繊維の全面に亙って、第3図
に示すように耐熱被覆14をほぼ一定の厚さに形成する
。材質としては、前述のように高融点金属またはセラミ
ックスが使用される。
に示すように耐熱被覆14をほぼ一定の厚さに形成する
。材質としては、前述のように高融点金属またはセラミ
ックスが使用される。
耐熱被覆14をCu、Ni、Co等からなる高融点金属
またはその合金で形成する場合には、無電解めっき法が
容易である。具体的にはまず、金属析出を促進するため
の表面触媒化処理を樹脂多孔質体30に施す。
またはその合金で形成する場合には、無電解めっき法が
容易である。具体的にはまず、金属析出を促進するため
の表面触媒化処理を樹脂多孔質体30に施す。
この処理は、Au、Pt、Pd、Ag等の貴金属触媒核
を付与するためのもので、例えばP dCL等のような
府記貴金属の塩溶液に樹脂多孔質体30を浸漬し、水洗
する。その際の処理溶液の濃度、温度、処理時間などの
条件は、従来無電解めっきを行なっていた場合と同様で
よい。
を付与するためのもので、例えばP dCL等のような
府記貴金属の塩溶液に樹脂多孔質体30を浸漬し、水洗
する。その際の処理溶液の濃度、温度、処理時間などの
条件は、従来無電解めっきを行なっていた場合と同様で
よい。
次いで、処理を終えた樹脂多孔質体30を高融点金属の
イオンを含む無電解めっき液に浸漬し、適度な処理条件
で耐熱被覆14を析出させればよい。また、引き続いて
電解めっきを行なうことにより、より早い速度で耐熱被
覆14を形成してもよい。さらに、この時点で、耐熱被
覆14を形成した樹脂多孔質体30に熱処理を施し、樹
脂多孔質体30を分解除去して耐熱被覆14のみを残し
、連通気孔12を有する多孔構造体としてもよい。
イオンを含む無電解めっき液に浸漬し、適度な処理条件
で耐熱被覆14を析出させればよい。また、引き続いて
電解めっきを行なうことにより、より早い速度で耐熱被
覆14を形成してもよい。さらに、この時点で、耐熱被
覆14を形成した樹脂多孔質体30に熱処理を施し、樹
脂多孔質体30を分解除去して耐熱被覆14のみを残し
、連通気孔12を有する多孔構造体としてもよい。
あるいは、金属充填層11と耐熱被覆14は溶解せず、
樹脂のみを溶解する濃アルカリ溶液等に被覆した樹脂多
孔質体30を浸漬して、樹脂多孔質体30を完全に溶解
する方法も可能である。これにより、樹脂多孔質体30
の後に3次元網目構造の連通気孔12が形成され、多孔
構造体が得られる。
樹脂のみを溶解する濃アルカリ溶液等に被覆した樹脂多
孔質体30を浸漬して、樹脂多孔質体30を完全に溶解
する方法も可能である。これにより、樹脂多孔質体30
の後に3次元網目構造の連通気孔12が形成され、多孔
構造体が得られる。
一方、耐熱被覆14として、アルミナ、マグネシア、カ
ルシア等のセラミックスを使用する場合には、次のよう
な方法が可能である。
ルシア等のセラミックスを使用する場合には、次のよう
な方法が可能である。
まず、これらの微粉末を水ガラス等に分散させ、この分
散液を樹脂多孔質体30に塗布し、乾燥固化する。この
作業を繰り返した後、焼結することにより、樹脂多孔質
体30が熱分解して除去され、連通気孔12を有する多
孔構造体が得られる。
散液を樹脂多孔質体30に塗布し、乾燥固化する。この
作業を繰り返した後、焼結することにより、樹脂多孔質
体30が熱分解して除去され、連通気孔12を有する多
孔構造体が得られる。
次に、耐熱被覆14を形成した樹脂多孔質体30のセル
内に、耐熱被覆14よりも低融点であるAl、Sn、C
u等からなる金属またはその合金の溶湯を充填して金属
充填層11を形成し、第4図に示すような板材を作成す
る。この際、多孔構造体の内部に樹脂多孔質体30が残
っていて、この樹脂多孔質体30が熱分解して除去され
たとしても、耐熱被覆14が形成されているため、樹脂
多孔質体30の形状はそのまま連通気孔12として保た
れる。
内に、耐熱被覆14よりも低融点であるAl、Sn、C
u等からなる金属またはその合金の溶湯を充填して金属
充填層11を形成し、第4図に示すような板材を作成す
る。この際、多孔構造体の内部に樹脂多孔質体30が残
っていて、この樹脂多孔質体30が熱分解して除去され
たとしても、耐熱被覆14が形成されているため、樹脂
多孔質体30の形状はそのまま連通気孔12として保た
れる。
溶湯が十分に固化したら、この板材の両面を第4図イ1
口 に示すように一定厚さづつ研削し、連通気孔12の
端部を露出させる。
口 に示すように一定厚さづつ研削し、連通気孔12の
端部を露出させる。
次に、第5図に示すめっき装置を用い、多孔性基体10
上に電着砥粒層16を形成する。
上に電着砥粒層16を形成する。
この装置の構成を簡単に説明すると、符号40は電解め
っき槽であり、その内部にははNi、C。
っき槽であり、その内部にははNi、C。
等の電解めっき液Mが満たされ、このめっき液Mには一
定量の超砥粒18が添加されている。また、めっき槽4
0には図示しない撹拌機が設けられるとともに、めっき
槽40の内部には水平jこ有底円筒状の通気治具42が
配置されている。この通気治具42には、めっきW!4
0の外へ延びる通気路44が連結され、この通気路44
に流量調節可能なエアポンプ(図示路)が接続されてい
る。
定量の超砥粒18が添加されている。また、めっき槽4
0には図示しない撹拌機が設けられるとともに、めっき
槽40の内部には水平jこ有底円筒状の通気治具42が
配置されている。この通気治具42には、めっきW!4
0の外へ延びる通気路44が連結され、この通気路44
に流量調節可能なエアポンプ(図示路)が接続されてい
る。
そして、通気治具42の内部に多孔性基体IOが気密的
かつ水平に嵌め込まれており、通気路44から加圧空気
が導入されると、多孔性基体■0の連通気孔12の各導
出口12Bから気泡か発生するようになっている。
かつ水平に嵌め込まれており、通気路44から加圧空気
が導入されると、多孔性基体■0の連通気孔12の各導
出口12Bから気泡か発生するようになっている。
多孔性基体10の上方には、めっき液M内に不溶性陽極
46が水平に配置され、多孔性基体!0および陽極46
はスイッチを介してN源に接続されている。使用する電
源は直流電源、パルス電源、あるいは直流バイアスをか
けた交流電源のいずれでもよい。
46が水平に配置され、多孔性基体!0および陽極46
はスイッチを介してN源に接続されている。使用する電
源は直流電源、パルス電源、あるいは直流バイアスをか
けた交流電源のいずれでもよい。
電着を行なうにはエアポンプを作動し、通気路44を介
して空気を連続的に通気治具42内に送り、多孔性基体
10の表面に開口する導出口12Bから気泡を発生させ
る。気泡の発生強度は、超砥粒の多孔性基体10上への
堆積を阻害しない程度に設定される。同時に撹拌機を作
動させ、めっき液Mとともに超砥粒18を撹拌する。
して空気を連続的に通気治具42内に送り、多孔性基体
10の表面に開口する導出口12Bから気泡を発生させ
る。気泡の発生強度は、超砥粒の多孔性基体10上への
堆積を阻害しない程度に設定される。同時に撹拌機を作
動させ、めっき液Mとともに超砥粒18を撹拌する。
次いで、陽極46と多孔性基体IOとの間に通電し、導
出口12Bを除く多孔性基体10の表面上に金属めっき
相20を析出させ、この面に堆積していた超砥粒18を
下層から順に多層状に固定していく。
出口12Bを除く多孔性基体10の表面上に金属めっき
相20を析出させ、この面に堆積していた超砥粒18を
下層から順に多層状に固定していく。
電着砥粒層16の厚さが所望値に達したら、通電を停止
して通気治具42を取り出し、多孔性基体10を外して
水洗する。さらに、形成された電着砥粒層16を必要に
応じてツルーイングおよびドレッシングし、製品とする
。
して通気治具42を取り出し、多孔性基体10を外して
水洗する。さらに、形成された電着砥粒層16を必要に
応じてツルーイングおよびドレッシングし、製品とする
。
上記構成からなる定盤型砥石によれば、砥粒層16に被
削材を当接させ、被削材と相対回転させて被削材の研削
を行なう際に、多孔性基体IOの裏面から研削液を吹き
付けることにより、連通気孔12および給液孔22を通
じて、研削面に研削液を効果的に供給することができる
。併せて切粉の排出性が著しく改善され、砥石の目詰ま
りは皆無となり、切れ味向上が図れる。
削材を当接させ、被削材と相対回転させて被削材の研削
を行なう際に、多孔性基体IOの裏面から研削液を吹き
付けることにより、連通気孔12および給液孔22を通
じて、研削面に研削液を効果的に供給することができる
。併せて切粉の排出性が著しく改善され、砥石の目詰ま
りは皆無となり、切れ味向上が図れる。
また、個々の給液孔22の内径は、電看砥粒層工6の厚
さ方向に互って一定に形成されているため、研削につれ
て電着砥粒層16が摩耗しても給液孔22の口径は変化
しない。このため、給液流量が変わって研削条件に影響
を与えるおそれがない。連通気孔12に研削液を通すこ
とにより、多孔性基体10が内部から効果的に冷却され
る利点も有する。
さ方向に互って一定に形成されているため、研削につれ
て電着砥粒層16が摩耗しても給液孔22の口径は変化
しない。このため、給液流量が変わって研削条件に影響
を与えるおそれがない。連通気孔12に研削液を通すこ
とにより、多孔性基体10が内部から効果的に冷却され
る利点も有する。
また、多孔性基体!0の内部に、3次元網目構造をなす
連通気孔12がくまなく形成されているため、多孔性基
体IOがクツション性を有する。
連通気孔12がくまなく形成されているため、多孔性基
体IOがクツション性を有する。
よって電着砥粒層I6の被削材への当たりが柔らかにな
り、被削材への超砥粒18の過剰な食い込みを防いで、
仕上げ面粗さが向上できる。
り、被削材への超砥粒18の過剰な食い込みを防いで、
仕上げ面粗さが向上できる。
一方、上記の砥石製造方法においては、連通気孔12か
ら噴き出す気泡によって、その開口縁では金属めっき相
20が析出できないため、連通気孔12とほぼ等しい口
径を維持したまま電着砥粒層16が成長していき、全長
に亙って内径がほぼ一定の給液孔22が形成できる。し
たがって、給液孔22の口径設定が容易であるうえ、電
着砥粒層16の厚さの影響を受けないために使用寿命の
長い多層状の電着砥粒層が形成できる@また、電着中に
給液孔22が砥粒で塞がるおそれがないので、樹脂多孔
質体30を用いた場合には、給液孔22の口径が樹脂多
孔質体30の繊維径に相当し、また給液孔22の分布密
度は樹脂多孔質体30のセル径に対応するから、金属製
の基体に孔を形成する方法では不可能なほど小口径、高
分布密度の給液孔を形成することが容易で、製造コスト
も安く済む。
ら噴き出す気泡によって、その開口縁では金属めっき相
20が析出できないため、連通気孔12とほぼ等しい口
径を維持したまま電着砥粒層16が成長していき、全長
に亙って内径がほぼ一定の給液孔22が形成できる。し
たがって、給液孔22の口径設定が容易であるうえ、電
着砥粒層16の厚さの影響を受けないために使用寿命の
長い多層状の電着砥粒層が形成できる@また、電着中に
給液孔22が砥粒で塞がるおそれがないので、樹脂多孔
質体30を用いた場合には、給液孔22の口径が樹脂多
孔質体30の繊維径に相当し、また給液孔22の分布密
度は樹脂多孔質体30のセル径に対応するから、金属製
の基体に孔を形成する方法では不可能なほど小口径、高
分布密度の給液孔を形成することが容易で、製造コスト
も安く済む。
また、ポリウレタンフォーム等の樹脂多孔質体30は、
繊維径およびセル径が広範囲に調整可能であるから、砥
石の用途に応じて給液孔の口径および分布密度が任意に
設定できる利点も有している。
繊維径およびセル径が広範囲に調整可能であるから、砥
石の用途に応じて給液孔の口径および分布密度が任意に
設定できる利点も有している。
なお、上記実施例では電着砥粒層16の金属めっき相2
0を緻密に形成していたが、その代わりに、第7図に示
すように、金属めっき相20そのものを多孔質に形成す
ることが可能である。それには、予め超砥粒18にN
i、 Cu等の導電性被覆50を形成しておき、後は前
記と全く同じ操作を行なえばよい。
0を緻密に形成していたが、その代わりに、第7図に示
すように、金属めっき相20そのものを多孔質に形成す
ることが可能である。それには、予め超砥粒18にN
i、 Cu等の導電性被覆50を形成しておき、後は前
記と全く同じ操作を行なえばよい。
この場合、金属めっき層20は、前記製造方法のように
基体lO上にのみ析出するのではなく、基体lOに対し
て導通している超砥粒18の導電性被覆50上にも順次
析出し、超砥粒18同士が金属めっき相20によって架
橋される。
基体lO上にのみ析出するのではなく、基体lOに対し
て導通している超砥粒18の導電性被覆50上にも順次
析出し、超砥粒18同士が金属めっき相20によって架
橋される。
よって、この方法によって得られた砥石は、第7図に示
すように超砥粒18の間に部分的に気孔51が残り、そ
の一部は相互かつ連通気孔22とも連通しあい、金属め
つき相20が多孔質になる。
すように超砥粒18の間に部分的に気孔51が残り、そ
の一部は相互かつ連通気孔22とも連通しあい、金属め
つき相20が多孔質になる。
この実施例によれば、前記気孔51も給液孔としての作
用を果たすため、あたかも電着砥粒層16の表面全面に
給液孔が存在することになる。
用を果たすため、あたかも電着砥粒層16の表面全面に
給液孔が存在することになる。
また、別の気孔形成方法としては、電着時に超砥粒18
に金属粉を混合しておき、これらを共に多孔性基体10
に電着する方法も可能である。ただしこの場合には、金
属粉を混入する分、金属めつき相20による超砥粒18
の保持力が低下する傾向を有する。
に金属粉を混合しておき、これらを共に多孔性基体10
に電着する方法も可能である。ただしこの場合には、金
属粉を混入する分、金属めつき相20による超砥粒18
の保持力が低下する傾向を有する。
また、電着砥粒層16を形成する方法としては、前述し
た電解めっき法だけでなく、Cu、Ni、Co等の無電
解めっき法も使用可能である。無電解めっきの方法は従
来と同様でよい。必要に応じては、電着砥粒層16を単
層状に形成してもよい。
た電解めっき法だけでなく、Cu、Ni、Co等の無電
解めっき法も使用可能である。無電解めっきの方法は従
来と同様でよい。必要に応じては、電着砥粒層16を単
層状に形成してもよい。
また、多孔性基体IOとしては、上記のように3次元網
目構造を有するものに限らず、金属板に多数の単純な貫
通孔を機械加工やエツチング等によって形成したもの、
あるいは一面のみが導電体で構成された絶縁体に貫通孔
を形成したもの等が使用可能である。
目構造を有するものに限らず、金属板に多数の単純な貫
通孔を機械加工やエツチング等によって形成したもの、
あるいは一面のみが導電体で構成された絶縁体に貫通孔
を形成したもの等が使用可能である。
また、上記実施例はラッピング加工用の定盤型砥石であ
ったが、本発明はこれに限らず、多孔性基体の形状を円
環状等に適宜変更して、通常の平面研削に用いたり、多
孔性基体10の裏面に合金を固定したりしてもよい。
ったが、本発明はこれに限らず、多孔性基体の形状を円
環状等に適宜変更して、通常の平面研削に用いたり、多
孔性基体10の裏面に合金を固定したりしてもよい。
また、電着後に、多孔性基体10から電着砥粒層16を
剥離させ、この電着砥粒層16のみを砥石として使用す
ることも可能である。この場合には、電着に先立ち、多
孔性基体10の電着面に雌型剤を塗布しておけば、砥粒
層16の剥離が容易である。
剥離させ、この電着砥粒層16のみを砥石として使用す
ることも可能である。この場合には、電着に先立ち、多
孔性基体10の電着面に雌型剤を塗布しておけば、砥粒
層16の剥離が容易である。
さらに、本発明の砥石の給液孔は、研削液の供給のみに
用途限定されるものではなく、必要に応じてはガス噴出
や被削材の吸引等の目的で使用されても構わない。
用途限定されるものではなく、必要に応じてはガス噴出
や被削材の吸引等の目的で使用されても構わない。
「発明の効果」
以上説明したように、本発明に係わる給液手段を有する
砥石によれば、給液孔の内径がその全長に亙って一定に
形成されているから、研削につれ電着砥粒層が摩耗して
も給液孔の口径が変化せず、給液流量が変わって研削条
件に影響を与えるおそれがない。
砥石によれば、給液孔の内径がその全長に亙って一定に
形成されているから、研削につれ電着砥粒層が摩耗して
も給液孔の口径が変化せず、給液流量が変わって研削条
件に影響を与えるおそれがない。
また、多孔性基体の内部に3次元網目構造をなす連通気
孔がくまなく形成された場合には、多孔性基体がクツシ
ョン性を有するため、電着砥粒層の被削材への当たりが
柔らかになり、過剰な食い込みを低減して、被削材の仕
上げ面粗さが向上できるとともに、この連通気孔に研削
液を通すことにより多孔性基体が効果的に冷却される。
孔がくまなく形成された場合には、多孔性基体がクツシ
ョン性を有するため、電着砥粒層の被削材への当たりが
柔らかになり、過剰な食い込みを低減して、被削材の仕
上げ面粗さが向上できるとともに、この連通気孔に研削
液を通すことにより多孔性基体が効果的に冷却される。
一方、本発明に係わる給液手段を有する砥石の製造方法
では、連通気孔から噴き出す気泡によって連通気孔の開
口部での金属めっき相析出を阻止するため、連通気孔と
ほぼ等しい口径を維持したまま電着砥粒層が成長し、全
長に互って内径が一定の給液孔が形成できる。したがっ
て、給液孔の口径設定が容易であるうえ、電着砥粒層の
厚さの影響を受けないために、使用寿命の長い多層状の
電着砥粒層が形成できる。さらに、連通気孔が砥粒で塞
がることがないため、従来よりも小さい口径の給液孔を
高い分布密度で形成することが可能である。
では、連通気孔から噴き出す気泡によって連通気孔の開
口部での金属めっき相析出を阻止するため、連通気孔と
ほぼ等しい口径を維持したまま電着砥粒層が成長し、全
長に互って内径が一定の給液孔が形成できる。したがっ
て、給液孔の口径設定が容易であるうえ、電着砥粒層の
厚さの影響を受けないために、使用寿命の長い多層状の
電着砥粒層が形成できる。さらに、連通気孔が砥粒で塞
がることがないため、従来よりも小さい口径の給液孔を
高い分布密度で形成することが可能である。
また、樹脂多孔質体を使用して連通気孔を形成した場合
には、給液孔の口径は樹脂多孔質体の繊維径に相当し、
また給液孔の分布密度は樹脂多孔質体のセル径に対応す
るから、金属製の基体に孔を形成する方法では不可能な
ほど小口径、高分布密度の給液孔を形成することが容易
で、製造コストも安くて済む。
には、給液孔の口径は樹脂多孔質体の繊維径に相当し、
また給液孔の分布密度は樹脂多孔質体のセル径に対応す
るから、金属製の基体に孔を形成する方法では不可能な
ほど小口径、高分布密度の給液孔を形成することが容易
で、製造コストも安くて済む。
さらに、樹脂多孔質体は、繊維径およびセル径が広範囲
に調整可能であるから、砥石の用途に応じて給液孔の口
径および分布密度を任意に設定できる利点も有する。
に調整可能であるから、砥石の用途に応じて給液孔の口
径および分布密度を任意に設定できる利点も有する。
第1図は本発明に係わる給液手段を有する砥石の一実施
例を示す断面拡大図、第2図は同砥石の製造方法に使用
される樹脂多孔質体を示す平面図、第3図は樹脂多孔質
体に耐熱被覆を形成した状態を示す断面拡大図、第4図
は樹脂多孔質体に金属を充填した状態を示す断面拡大図
、第5図は電着砥粒層の電着装置を示す構成図、第6図
は電着状態を示す断面拡大図である。また、第7図は本
発明の他の実施例を示す断面拡大図である。 一方、第8図および第9図は、従来技術の問題点を説明
するための断面拡大図である。 lO・・・多孔性基体、 12・・・連通気孔、 12B・・・導出口、 16・・・電着砥粒層、 20・・・金属めっき相、 30・・・樹脂多孔質体、 50・・・金属被覆、 M・・・めっき液。 1・・・金属充填層、 2A・・・導入口、 4・・・耐熱被覆、 8・・・超砥粒、 2・・・給液孔、 0・・・めっき槽、 ■・・・気孔、
例を示す断面拡大図、第2図は同砥石の製造方法に使用
される樹脂多孔質体を示す平面図、第3図は樹脂多孔質
体に耐熱被覆を形成した状態を示す断面拡大図、第4図
は樹脂多孔質体に金属を充填した状態を示す断面拡大図
、第5図は電着砥粒層の電着装置を示す構成図、第6図
は電着状態を示す断面拡大図である。また、第7図は本
発明の他の実施例を示す断面拡大図である。 一方、第8図および第9図は、従来技術の問題点を説明
するための断面拡大図である。 lO・・・多孔性基体、 12・・・連通気孔、 12B・・・導出口、 16・・・電着砥粒層、 20・・・金属めっき相、 30・・・樹脂多孔質体、 50・・・金属被覆、 M・・・めっき液。 1・・・金属充填層、 2A・・・導入口、 4・・・耐熱被覆、 8・・・超砥粒、 2・・・給液孔、 0・・・めっき槽、 ■・・・気孔、
Claims (8)
- (1)一面側から他面側に連通する多数の連通気孔を有
する多孔性基体と、 この多孔性基体の前記一面に形成され、砥粒を金属めっ
き相中に分散してなる電着砥粒層とを具備し、 この電着砥粒層には、前記連通気孔のそれぞれに連通し
、電着砥粒層の研削面に開口する多数の給液孔が形成さ
れ、これら個々の給液孔の内径は電着砥粒層の厚さ方向
に亙ってほぼ一定とされていることを特徴とする給液手
段を有する砥石。 - (2)前記連通気孔は、前記多孔性基体の内部で3次元
網目構造をなして広がっていることを特徴とする請求項
1記載の給液手段を有する砥石。 - (3)前記電着砥粒層は、前記給液孔以外の部位におい
ても多孔性構造とされていることを特徴とする請求項1
または2記載の給液手段を有する砥石。 - (4)一面側から他面側に連通する多数の連通気孔を有
し、少なくとも前記一面が導電性材料で構成された多孔
性基体を、砥粒を分散させた電解めっき液中に浸漬し、 前記他面側から前記各連通気孔にガスを供給して前記一
面側から気泡を発生させつつ、この一面と対向して電解
めっき液超に配置された陽極との間に通電し、前記一面
上に金属めっき相を析出させて砥粒を単層状または多層
状に固定し、電着砥粒層を形成することを特徴とする、
給液手段を有する砥石の製造方法。 - (5)一面側から他面側に連通する多数の連通気孔を有
する多孔性基体を、砥粒を分散させた無電解めっき液中
に浸漬し、 前記他面側から前記各連通気孔にガスを供給して、前記
一面側から気泡を発生させつつ、この一面上に金属めっ
き相を析出させて砥粒を単層状または多層状に固定し、
電着砥粒層を形成することを特徴とする、給液手段を有
する砥石の製造方法。 - (6)前記電着砥粒層を形成した後に、この電着砥粒層
のみを多孔性基板から剥離させて砥石とすることを特徴
とする請求項4または5記載の、給液手段を有する砥石
の製造方法。 - (7)前記多孔性基体は、 3次元網目構造を有する樹脂多孔質体に高融点金属また
はセラミックスの耐熱被覆を形成し、この被覆した樹脂
多孔質体の内部に、前記耐熱被覆よりも低融点の金属溶
湯を充填して固化させた後、 この固化体の両面を除去し、前記連通気孔の両端を露出
させることを特徴とする請求項4、5または6記載の、
給液手段を有する砥石の製造方法。 - (8)前記砥粒の表面には導電性被覆層が形成されてい
ることを特徴とする請求項4、5、6または7記載の、
給液手段を有する砥石の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2230124A JP2976502B2 (ja) | 1990-08-31 | 1990-08-31 | 給液手段を有する砥石およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2230124A JP2976502B2 (ja) | 1990-08-31 | 1990-08-31 | 給液手段を有する砥石およびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04111775A true JPH04111775A (ja) | 1992-04-13 |
| JP2976502B2 JP2976502B2 (ja) | 1999-11-10 |
Family
ID=16902946
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2230124A Expired - Lifetime JP2976502B2 (ja) | 1990-08-31 | 1990-08-31 | 給液手段を有する砥石およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2976502B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006021304A (ja) * | 2004-07-09 | 2006-01-26 | Asahi Diamond Industrial Co Ltd | 電着砥粒工具の製造方法および電着砥粒工具 |
| CN116766049A (zh) * | 2023-07-31 | 2023-09-19 | 长鑫科技集团股份有限公司 | 一种研磨垫的制作方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107598790B (zh) * | 2017-10-26 | 2019-11-12 | 东莞金太阳研磨股份有限公司 | 一种多层结构3d磨具的制备工艺 |
-
1990
- 1990-08-31 JP JP2230124A patent/JP2976502B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006021304A (ja) * | 2004-07-09 | 2006-01-26 | Asahi Diamond Industrial Co Ltd | 電着砥粒工具の製造方法および電着砥粒工具 |
| CN116766049A (zh) * | 2023-07-31 | 2023-09-19 | 长鑫科技集团股份有限公司 | 一种研磨垫的制作方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2976502B2 (ja) | 1999-11-10 |
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