JPH04112168U - 伸縮式ステアリングコラム装置 - Google Patents

伸縮式ステアリングコラム装置

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JPH04112168U
JPH04112168U JP2431291U JP2431291U JPH04112168U JP H04112168 U JPH04112168 U JP H04112168U JP 2431291 U JP2431291 U JP 2431291U JP 2431291 U JP2431291 U JP 2431291U JP H04112168 U JPH04112168 U JP H04112168U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】調節レバー29の操作に節度感を持たせ、且
つ、インナーコラム6の固定を確実に行なわせる。又、
インナーコラム6の剛性を特に高くする事なく、このイ
ンナーコラム6の変形を防止する。 【構成】調節レバー29に固定の揺動板部31と1対の
揺動駒32、32とがトグル機構30を構成している。
インナーコラム6の軸方向2個所位置には、1対のロッ
ク部材21、21を設け、前記トグル機構30により両
ロック部材21、21を、前記インナーコラム6の外周
面に押圧自在としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案に係る伸縮式ステアリングコラム装置は、ステアリングシャフトを挿 通したステアリングコラムの全長を伸縮し、前記ステアリングシャフトの端部に 設けたステアリングホイールの位置を、運転者の体格や運転姿勢に合わせて調節 する場合に利用する。
【0002】
【従来の技術】
運転者の体格や運転姿勢に合わせてステアリングホイールの位置を調節する為 の装置として、チルトステアリング装置と、伸縮式ステアリングコラム装置(所 謂テレスコピックステアリング装置)とが知られている。
【0003】 図10は、この様なチルトステアリング装置と伸縮式ステアリングコラム装置 との両方を組み込んだステアリング装置を示している。
【0004】 この図10に於いて1は、チルトステアリング装置の調節レバーで、この調節 レバー1を操作する事により、ステアリングコラム2内を挿通されたステアリン グシャフト3の一端部(図10の右端部)を、同図の矢印a方向に変位させ、こ のステアリングシャフト3の一端部に固定されたステアリングホイール(図示せ ず)の高さ位置を調節する。
【0005】 又、4は、伸縮式ステアリングコラム装置の調節レバーで、この調節レバー4 を操作する事により、アウターコラム5とインナーコラム6とをテレスコープ状 に組み合わせた、ステアリングコラム2の全長を伸縮させ、やはり伸縮自在に構 成された前記ステアリングシャフト3の一端部を、図10の矢印b方向に変位さ せて、このステアリングシャフト3の一端部に固定されたステアリングホイール の前後位置を調節する。
【0006】 尚、この内のチルトステアリング装置の構造及び作用に就いては、実開昭60 −144569号公報等に詳しく記載されており、本考案の要旨とする所でもな い為、詳しい説明は省略する。
【0007】 一方、伸縮式ステアリングコラム装置は、従来から例えば、図11〜12に示 す様に構成されていた。
【0008】 ステアリングコラム2は、それぞれが円筒状に形成され、互いにテレスコープ 状に組み合わされたアウターコラム5とインナーコラム6とから構成されている 。この内のインナーコラム6の内側には、深溝型(或はアンギュラ型)の玉軸受 7、7を介して、ステアリングシャフト3の中間部が支承されている。そして、 このステアリングシャフト3の中間部には、スプライン係合部8を設け、前記ス テアリングコラム2の伸縮に伴なって、前記ステアリングシャフト3も伸縮する 様にしている。
【0009】 又、前記アウターコラム5の中間部には、一部を前記アウターコラム5の側方 (図11の下方、図12の左方)に突出させた状態で、ロックハウジング9を固 設している。このロックハウジング9の一部で、前記アウターコラム5の側方に 突出した部分には、後述するロック部材10を嵌装する為の、シリンダ空間11 が設けられている。
【0010】 直方体形状を有するこのシリンダ空間11の両側(図12の上下両側)は、前 記アウターコラム5の中心軸と平行で、互いに間隔をあけて設けられた1対の平 面17、17で区画されており、前記アウターコラム5の側面の一部で、前記シ リンダ空間11に整合する位置には、このシリンダ空間11とアウターコラム5 の内部とを連通させる連通開口12を形成して、前記シリンダ空間11内に嵌装 したロック部材10の内側面を、アウターコラム5の内側に挿通されたインナー コラム6の外周面に突き当て自在としている。
【0011】 前記ロック部材10の内側面は、前記インナーコラム6の外周面の曲率とほぼ 同じ曲率を有する、円弧状凹面13としており、この円弧状凹面13を前記イン ナーコラム6の外周面に強く押し付ける事により、このインナーコラム6と前記 アウターコラム5との相対的変位を阻止する様にしている。
【0012】 一方、前記シリンダ空間11の外側を区画する隔壁14の中央部には、螺子孔 15を形成し、この螺子孔15に螺合したロック螺子16の内端を、前記ロック 部材10の外面中央部に突き当てている。前記ロック螺子16の外端部には、前 記調節レバー4の基端部を固定し、この調節レバー4の操作に基づき、前記ロッ ク部材10の円弧状凹面13を、インナーコラム6の外周面に押圧自在としてい る。
【0013】 又、ロックハウジング9の底部に固定し、アウターコラム5の下面を貫通した ガイドピン18は、インナーコラム6の下面に軸方向に亙って形成した長孔19 に係合させる事で、このインナーコラム6の(回転を防止して)軸方向に亙る変 位のみを許容している。
【0014】 上述の様に構成される伸縮式ステアリングコラム装置に於いて、ステアリング コラム2の全長を調節する場合、次の様にして行なう。
【0015】 調節作業を行なうに就いては、先ず調節レバー4を操作する事により、ロック 螺子16を図12の左方に後退させ、このロック螺子16により、ロック部材1 0をインナーコラム6の外周面に押圧していた力を解除し、インナーコラム6が アウターコラム5の内側で変位自在な状態とする。
【0016】 この状態で、ステアリングシャフト3の端部に固定した、図示しないステアリ ングホイールを押し引きし、このステアリングホイールの前後位置を調節する。 ステアリングホイールを押し引きする事に伴なって、ステアリングシャフト3の 途中に設けたセレーション係合部8が変位すると共に、このステアリングシャフ ト3の外側に、玉軸受7、7を介して設けられたインナーコラム6が前後方向に 変位する。
【0017】 この結果、ステアリングホイールの前後位置が調節されたならば、前記調節レ バー4を操作する事で、前記ロック螺子16を(図12の右方に)前進させ、こ のロック螺子16により、前記ロック部材10をインナーコラム6の外周面に押 圧する。この結果、前記ロック部材10の内面に形成した円弧状凹面13とイン ナーコラム6の外面との間に強い摩擦力が働く様になり、前記インナーコラム6 がアウターコラム5の内側に変位不能に支持されて、前記ステアリングホイール が、調節後の位置に支持されたままの状態となる。
【0018】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述の様に構成され作用する、従来の伸縮式ステアリングコラム装 置の場合、螺子部の摩擦等により、インナーコラム6を固定する際に、調節レバ ー4を回動させる為に要する操作力が大きかったり、或は操作力を小さくすると 操作量(回動角度)が多くなったりした。又、操作する際に節度感を得られない 為、操作をする者にとっての感じがあまり良くない。
【0019】 又、ロック螺子16と調節レバー4とを結合する作業は、前記ロック螺子16 を所定トルクで締め付けた後行なうが、両部材4、16同士の回り止めを、一般 的に用いられるセレーション係合により行なった場合には、前記両部材4、16 同士の位置関係を、セレーション溝の1ピッチ分ずつしか調節出来ず、位置関係 の微調節は困難である。
【0020】 伸縮式ステアリングコラム装置の構造としてはこの他にも、例えば実開昭60 −34954号公報、同61−145070号公報、同63−114770号公 報、同63−152771号公報、実公平2−20140号公報に記載されたも のが知られているが、やはり同様の問題を持っている。
【0021】 一方、特開昭61−220965号公報には、アウターコラムの内側にインナ ーコラムを固定する為に、トグル機構を使用した伸縮式ステアリングコラム装置 が記載されているが、インナーコラムの固定時に、このインナーコラムを1点で のみ押圧する為、インナーコラムの固定が不確実になったり、或は固定作業に伴 なってインナーコラムが変形するのを防止する為、このインナーコラムを厚肉に 構成する必要がある等の問題がある。
【0022】 即ち、インナーコラムをアウターコラムの内側に固定する場合、インナーコラ ムの外周面にロック部材を強く押圧するが、押圧点が1点のみの場合、インナー コラムの固定を確実に行なう為には、このロック部材をインナーコラムの外周面 に向けて、強く押圧しなければならない。
【0023】 この様な強い押圧力によってインナーコラムが変形しない様にする為には、こ のインナーコラムを厚肉にする等により、十分な剛性を確保しなければならず、 製作費の高騰や重量の増大を招く為、好ましくない。
【0024】 本考案の伸縮式ステアリングコラム装置は、上述の様な不都合を何れも解消す るものである。
【0025】
【課題を解決する為の手段】
本考案の伸縮式ステアリングコラム装置は、それぞれが円筒状に形成され、互 いにテレスコープ状に組み合わされたアウターコラム及びインナーコラムと、前 記アウターコラムの一部で軸方向に離隔した2個所位置に、周方向に亙る位相を 互いに一致させて形成された1対の透孔と、各透孔の内側に嵌装されて、前記イ ンナーコラムの外周面に突き合わされた1対のロック部材と、前記1対の透孔の 間位置で前記アウターコラムの外周面から突出する門型の支持部と、この支持部 の内面と前記1対のロック部材の外面との間に設けられたトグル機構と、このト グル機構を伸縮させる調節レバーとから構成される。
【0026】
【作用】
上述の様に構成される本考案の伸縮式ステアリングコラム装置により、ステア リングコラムの長さ調節を行なう場合、次の様にして行なう。
【0027】 調節作業を行なうに就いては、先ず調節レバーを操作する事により、トグル機 構を縮め、このトグル機構により、1対のロック部材をインナーコラムの外周面 に押圧していた力を解除し、インナーコラムがアウターコラムの内側で変位自在 な状態とする。
【0028】 この状態で、ステアリングシャフトの端部に固定したステアリングホイールを 押し引きし、インナーコラムを前後方向に変位させつつ、ステアリングホイール の前後位置を調節する。
【0029】 ステアリングホイールの前後位置を、所望位置に調節したならば、前記調節レ バーを前述の場合と逆方向に操作する事で、前記トグル機構を伸長させ、前記1 対のロック部材を前記インナーコラムの外周面に強く押し付ける。
【0030】 この結果、前記1対のロック部材の内側面とインナーコラムの外周面との間に 強い摩擦力が働き、前記インナーコラムがアウターコラムの内側に、変位不能に 支持され、前記ステアリングホイールが、調節後の位置に支持されたままの状態 となる。
【0031】 1対のロック部材はインナーコラムを、軸方向に離隔した2個所位置で押圧す る為、比較的軽い押圧力により、このインナーコラムの固定を確実に行なう事が 出来て、前記インナーコラムの剛性を特に高くしなくても、このインナーコラム が変形する事がなくなる。
【0032】
【実施例】
図1〜2は本考案の第一実施例を示している。それぞれが円筒状に形成され、 互いにテレスコープ状に組み合わされたアウターコラム5及びインナーコラム6 の内、アウターコラム5の一部で、軸方向に離隔した2個所位置には、1対の透 孔20、20が、周方向に亙る位相を互いに一致させて形成されている。
【0033】 各透孔20、20の内側にはそれぞれロック部材21、21が、前記アウター コラム5の内外方向(図1〜2の上下方向)に亙る変位のみ自在として、嵌装さ れている。各ロック部材21、21の内側面21a、21aは、前記インナーコ ラム6の外周面に合致する様な、円弧状の凹面としており、各内側面21a、2 1aを前記インナーコラム6の外周面に突き合わせている。又、前記各ロック部 材21、21の外側面21b、21bは平坦面とすると共に、各外側面21b、 21bの円周方向中間位置に、軸方向に亙る円弧形の凹溝27、27を形成して いる。
【0034】 前記アウターコラム5の中間部で、前記1対の透孔20、20の中間位置には 、支持ハウジング22を固定している。この支持ハウジング22は、金属のダイ キスト成形等により一体に造られたもので、前記アウターコラム5の中間部にが たつきなく外嵌固定される固定部22aと、前記1対のロック部材21、21の 間位置で、前記アウターコラム5の外周面から突出する門型の支持部22bとか ら構成されている。
【0035】 この内、支持部22bの中間部には、前記アウターコラム5と直交する方向の 螺子孔23を形成しており、この螺子孔23に調整螺子24を螺合させている。 この調整螺子24の内面中心部には円形の突起25が形成されており、この突起 25に、円板状の座板26の外側面に形成した凹孔26aを外嵌している。この 座板26の内側面には、前記ロック部材21、21外側面の凹溝27、27と同 様、軸方向に亙る円弧形の凹溝28を形成している。
【0036】 そして、前記各ロック部材21、21の外側面21b、21bに形成した凹溝 27、27と、座板26内側面の凹溝28との間に、調節レバー29の操作によ って伸縮するトグル機構30を設けて、前記各ロック部材21、21の内側面2 1a、21aを前記インナーコラム6の外周面に押圧する力を強くしたり、或は 押圧力を解除したり出来る様にしている。
【0037】 即ち、十分な剛性を有する金属板をプレス成形する事により造られた調節レバ ー29の先端部に、揺動板部31を形成している。そして、この揺動板部31の 外側縁(図1〜2の下縁)を前記座板26内側面の凹溝28に、それぞれ断面略 三角形に形成された1対の揺動駒32、32の内側縁を各ロック部材21、21 の外側面21b、21bに形成した凹溝27、27に、それぞれ係合させている 。これと共に、前記揺動板部31の内側縁と各揺動駒32、32の外側縁に形成 された凹溝とを係合させる事で、上記揺動板部31及び1対の揺動駒32、32 を、前記ロック部材21、21の外側面21b、21bの凹溝27、27と前記 座板26内側面の凹溝28との間に揺動自在に支持し、前記トグル機構30を構 成している。
【0038】 又、前記支持ハウジング22の支持部22bの端縁部には、切り欠き34を形 成し、この切り欠き34内に、前記調節レバー29の基部を係合させている。そ して、調節レバー29を図2の実線で示す様に、切り欠き34の一端に迄揺動さ せた状態で、前記揺動板部31と揺動駒32、32とから成るトグル機構30が 伸長し、同図に鎖線で示す様に、切り欠き34の他端に迄揺動させた状態で、前 記トグル機構30が折れ曲がり、全長が縮まる様にしている。
【0039】 上述の様に構成される本考案の伸縮式ステアリングコラム装置により、ステア リングコラムの長さ調節を行なう場合、次の様にして行なう。
【0040】 調節作業を行なうに就いては、先ず調節レバー29を操作する事により、トグ ル機構30を縮め、このトグル機構30により、ロック部材21をインナーコラ ム6の外周面に押圧していた力を解除する。
【0041】 即ち、前記調節レバー29を、図2に鎖線で示す様に、その基部が切り欠き3 4の他端に当接する迄、同図で反時計方向に揺動させる。この結果、前記座板2 6内側面の凹溝28(揺動板部31の外側縁)と前記揺動駒32、32外側縁の 凹溝(揺動板部の内側縁)とを結ぶ直線と、前記ロック部材21の外側面21b の凹溝27(揺動駒32、32の内側縁)と前記揺動駒32、32外側縁の凹溝 (揺動板部31の内側縁)とを結ぶ直線とが、図2でく字形に折れ曲がって、前 記凹溝27と凹溝28との距離が縮まり、各ロック部材21、21をインナーコ ラム6の外周面に押圧していた力が解除されて、インナーコラム6がアウターコ ラム5の内側で変位自在な状態となる。
【0042】 そこで、この状態のまま、前記インナーコラム6の内側に回転のみ自在として 挿通された、ステアリングシャフト3(図10)の端部に固定したステアリング ホイール(図示せず)を押し引きし、インナーコラム6を前後方向に変位させつ つ、ステアリングホイールの前後位置を調節する。
【0043】 ステアリングホイールの前後位置を、所望位置に調節したならば、前記調節レ バー29を前述の場合とは逆方向に揺動させる事で、前記トグル機構30を伸長 させる。
【0044】 即ち、前記調節レバー29を、図2に実線で示す様に、その基部が切り欠き3 4の一端に当接する迄、同図で時計方向に揺動させる。この結果、前記揺動板部 31の内側縁並びに揺動駒32の外側縁が、ほぼ前記座板26内側面の凹溝28 と前記ロック部材21の外側面21bの凹溝27とを結ぶ直線上に位置する様に なり、前記凹溝27と凹溝28との距離が広がって、前記ロック部材21が前記 インナーコラム6の外周面に強く押し付けられる。
【0045】 この結果、前記ロック部材21の内側面21aとインナーコラム6の外周面と の間に強い摩擦力が働き、前記インナーコラム6がアウターコラム5の内側に、 変位不能に支持され、前記ステアリングホイールが、調節後の位置に保持された ままの状態となる。
【0046】 尚、この状態に於いて、前記揺動駒32の外側縁と前記揺動板部31の内側縁 との接点は、前記凹溝27、28同士を結ぶ直線よりも、図2に於いて僅かに右 側に位置させておく。これは、前記調節レバー29に図2で時計方向に回動しよ うとする力を付与して、この調節レバー29が、不用意に回動する事を防止する 為である。
【0047】 又、調節レバー29の揺動に伴なって、ロック部材21がインナーコラム6の 外周面に十分に強い力で押圧される様にする為には、前記調整螺子24を回動さ せる事により、前記凹溝27、28の距離を調節し、調節後はロックナット33 により、前記調整螺子24が不用意に回動するのを防止しておく。
【0048】 次に、図3〜4は本考案の第二実施例を示している。前述の第一実施例が、調 節レバー29に付属の揺動板部31を座板26の側(外側)に、2個の揺動駒3 2、32をロック部材21、21の側(内側)に、それぞれ設けていたのに対し 、本実施例の場合は、調節レバー29に付属の揺動板部31をロック部材21、 21の側(内側)に、1個の揺動駒32を座板26の側(外側)に、それぞれ設 けている。その他の構成及び作用は、前述の第一実施例と同様である為、同等部 分には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
【0049】 次に、図5〜6は本考案の第三実施例を示している。前述の第一〜第二実施例 が、支持ハウジング22の支持部22bに形成した切り欠き34と調節レバー2 9の基部との係合により、この調節レバー29の揺動量を制限していたのに対し て、本実施例の場合は、揺動板部31に形成した突片35と調節レバー29の中 間部に形成した折り曲げ部36とにより、前記調節レバー29の揺動量を制限し ている。
【0050】 その他の構成及び作用は、前述の第一〜第二実施例と同様である為、同等部分 には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
【0051】 次に、図7〜9は本考案の四実施例を示している。前述の第一〜第二実施例が 、各透孔20、20に嵌装するロック部材21、21を互いに別体としていたの に対し、本実施例の場合は、連結板部37により、1対のロック部材21、21 同士を互いに連結している。そして、調節レバー29により揺動させられる揺動 板部31と前記連結板部37との間に、図9に示す様な、断面が略H字形の揺動 駒38を設けている。
【0052】 本実施例の場合、前記揺動板部31と揺動駒38とにより構成されるトグル機 構30の伸縮により、前記連結板部37により互いに連結されたロック部材21 、21によるインナーコラム6の押圧力が調節される。
【0053】 その他の構成及び作用は、前述の第一〜第二実施例と同様である為、同等部分 には同一符号を付して、重複する説明を省略する。
【0054】
【考案の効果】
本考案の伸縮式ステアリングコラム装置は、以上に述べた通り構成され作用す るが、調節レバーの操作に伴なって摩擦し合う部分が少ない為、インナーコラム を固定する際に、調節レバーを回動させる為に要する操作力が大きくなったり、 或は操作量が多くなったりする事がなく、しかも操作する際に節度感を得られる 為、操作をする者にとっての感じが良くなる。
【0055】 更に、軸方向に離隔した2個所位置に設けられたロック部材によりインナーコ ラムを押圧するので、比較的軽い押圧力によってインナーコラムの固定を確実に 行なう事が出来、インナーコラムの剛性を特に高くする必要がなくなる為、製作 費の低廉化と軽量化とを図れるだけでなく、ステアリングコラムの曲げ剛性を高 めて、ステアリングホイールが振動しにくくする事も出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一実施例を示す要部断面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】本考案の第二実施例を示す要部断面図。
【図4】図3のB−B断面図。
【図5】本考案の第三実施例に使用する調節レバーの側
面図。
【図6】図5の右方から見た図。
【図7】本考案の第四実施例を示す要部断面図。
【図8】第四実施例に使用する、連結板部で連結された
1対のロック部材の斜視図。
【図9】同じく揺動駒の斜視図。
【図10】伸縮式ステアリングコラム装置とチルトステ
アリング装置とを組み込んだ、ステアリング装置の側面
図。
【図11】図10のC矢視図。
【図12】従来の伸縮式ステアリングコラム装置を示
す、図10のD−D断面に相当する図。
【符合の説明】
1 調節レバー 2 ステアリングコラム 3 ステアリングシャフト 4 調節レバー 5 アウターコラム 6 インナーコラム 7 玉軸受 8 スプライン係合部 9 ロックハウジング 10 ロック部材 11 シリンダ空間 12 連通開口 13 円弧状凹面 14 隔壁 15 螺子孔 16 ロック螺子 17 平面 18 ガイドピン 19 長孔 20 透孔 21 ロック部材 21a 内側面 21b 外側面 22 支持ハウジング 22a 固定部 22b 支持部 23 螺子孔 24 調整螺子 25 突起 26 座板 26a 凹孔 27 凹溝 28 凹溝 29 調節レバー 30 トグル機構 31 揺動板部 32 揺動駒 33 ロックナット 34 切り欠き 35 突片 36 折り曲げ部 37 連結板部 38 揺動駒

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが円筒状に形成され、互いにテ
    レスコープ状に組み合わされたアウターコラム及びイン
    ナーコラムと、前記アウターコラムの一部で軸方向に離
    隔した2個所位置に、周方向に亙る位相を互いに一致さ
    せて形成された1対の透孔と、各透孔の内側に嵌装され
    て、前記インナーコラムの外周面に突き合わされた1対
    のロック部材と、前記1対の透孔の間位置で前記アウタ
    ーコラムの外周面から突出する門型の支持部と、この支
    持部の内面と前記1対のロック部材の外面との間に設け
    られたトグル機構と、このトグル機構を伸縮させる調節
    レバーとから成る伸縮式ステアリングコラム装置。
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Citations (2)

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JPS61220965A (ja) * 1985-03-25 1986-10-01 ナカム 車両用ステアリングコラムの位置調節装置
JPS625495A (ja) * 1985-06-29 1987-01-12 日本信号株式会社 群管理自動券売機

Patent Citations (2)

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JP2590612Y2 (ja) 1999-02-17

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