JPH0411220B2 - - Google Patents
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- JPH0411220B2 JPH0411220B2 JP60203499A JP20349985A JPH0411220B2 JP H0411220 B2 JPH0411220 B2 JP H0411220B2 JP 60203499 A JP60203499 A JP 60203499A JP 20349985 A JP20349985 A JP 20349985A JP H0411220 B2 JPH0411220 B2 JP H0411220B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- density
- copolymer
- ethylene
- medical bag
- laminate
- Prior art date
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- Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
Description
産業上の利用分野
本発明は衛生性、柔軟性、透明性、耐熱性など
にすぐれた血液、薬液などを入れる医療用袋に関
する。さらにくわしくは、エチレンと1−オレフ
インとの共重合体よりなる医療用袋であり、内外
層の樹脂密度が0.920g/cm3以上であり、かつ中
間層の樹脂密度が0.920g/cm3未満である積層体
からなることを特徴とする医療用袋に関するもの
であり、衛生性、柔軟性、透明性、耐熱性などに
すぐれた血液、薬液などを入れる医療用袋を提供
することを目的とするものである。 従来の技術 現在、医療用容器として、ガラス、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどからなる硬質の容器と可
塑剤を含むポリ塩化ビニルからなる軟質の袋が知
られている。しかし、前者は内容液を滴下するさ
いに通気針または通気孔つきの輸液セツトを用い
て空気を導入せねばならない。さらに、内容液の
汚染などを生じる。一方、後者は、前記の空気の
導入が不要であり、内容液の滴下とともに袋自体
が大気圧によつて絞られるなどの安全性、運搬の
便利性などがある。しかし、ポリ塩化ビニルに含
まれる可塑剤、残留モノマーの毒性などの問題が
ある。 これに対し、柔軟性、透明性、衛生性などの点
で、エチレン−酢酸ビニル共重合体、高圧法低密
度ポリエチレン、エラストマーなどのポリマーを
中間層に用いた医療用袋が提案されている(特開
昭58−165866号)が、中間層に使われるこれらの
ポリマーは耐熱性が乏しい。一般に熱減菌処理で
すべての雑菌を死滅させるのに121℃以上の温度
において処理しなければならないが、この熱滅菌
処理を行なうことが不可能である。 発明が解決しようとする問題点 以上のことから、本発明はこれらの欠点(問題
点)がなく、すなわち衛生性が良好であるのみな
らず、柔軟性および透明性が著しくすぐれ、かつ
121℃の滅菌にも耐える良好な医療用袋を得るこ
とである。 問題点を解決するための手段および作用 本発明にしたがえば、これらの問題点は炭素数
が15未満である分岐を有するエチレンと1−オレ
フインとの共重合体よりなる医療用袋であり、内
外層の樹脂密度が0.920g/cm3以上であり、かつ
中間層の樹脂密度が0.920g/cm3未満であつて、
積層体の厚みが0.15〜0.6mmであり、中間層の厚
みが積層体全体の厚みの60%以上である積層体か
らなることを特徴とする医療用袋、 によつて解決することができる。以下、本発明を
具体的に説明する。 (A) エチレンと1−オレフインとの共重合体 本発明の内外層および中間層を構成するエチレ
ンと1−オレフインとの共重合体(以下「エチレ
ン系共重合体」と云う)の製造に用いられる1−
オレフインとは、通常炭素数が多くとも12個のα
−オレフインであり、代表例としてプロピレン、
ブテン−1、ヘキセン−1、4−メチルペンテン
−1およびオクテン−1があげられる。この共重
合体において、コモノマーとして共重合された1
−オレフインは、コモノマーの共重合割合が高く
なるにともない、密度が低下する。すなわち、1
−オレフインが生じる短鎖分岐の増加にともな
い、密度が低下するばかりでなく、柔軟性に富
み、かつ透明性がすぐれてくるのは、前記低密度
ポリエチレンの長鎖分岐の増加とともに密度が低
下する点では同じであるが、低密度ポリエチレン
では、密度の低下とともに融点も低下するのに対
し、該エチレンと1−オレフインとの共重合体で
は、融点が約120℃近傍でサチレートとし、従来
の密度と融点との関係よりはずれている。この特
性を生かすことによつて柔軟性に富み、透明性お
よび耐熱性にすぐれている内外層および中間層の
材質として応用することにより、柔軟性があるの
みならず、耐熱性にも良好であることを見出し、
本発明に至つた。前記の“短鎖分岐”とは、主鎖
と比較して充分短く、炭素数が15未満の分岐をさ
す。 以上のエチレンと1−オレフインとの共重合体
のメルトフローインデツクス(JIS K7210にした
がい、条件4で測定、以下「MFR」と云う)は
成形性、強度などの点から通常0.1〜20g/10分
であり、0.1〜15g/10分のものが望ましく、殊
に0.1〜10g/10分のものが好適である。 (B) 内外層および中間層 本発明の医療用袋を構成する積層体の内外層で
あるエチレンと1−オレフインとの共重合体の密
度は0.920g/cm3以上であり、融点は123℃以上で
ある。衛生性は軟質ポリ塩化ビニルよりはるかに
すぐれているのみならず、高透明性であり、さら
に121℃の滅菌処理にも耐えることが可能であり、
かつ弾性率が1000Kg/cm2以下という柔軟性を有す
る。また、中間層であるエチレンと1−オレフイ
ンとの共重合体の密度は0.920g/cm3未満であり、
透明性がすぐれているばかりでなく、とりわけ柔
軟性が良好であり、柔軟性の点より密度が0.915
g/cm3以下のものが望ましい。 (C) 積層体の製造、医療用袋の製造 本発明の積層体を得るには、水冷式または空冷
式共押出インフレーシヨン法、共押出Tダイ法、
ラミネーシヨン法など採用することができるが、
経済性の点からは水冷式共押出インフレーシヨン
法および共押出Tダイ法が好ましい。積層体は通
常チユーブ状、シート状であり、ヒートシールに
より適宜所定の形状、寸法に製袋し注出入口を取
付けることによつて本発明の医療用袋を製造する
ことができる。 積層体の厚みは好ましくは0.15〜0.6mmであり、
0.15mm未満では、質量感が損なわれる、一方、
0.6mmを越えると、柔軟性が不足気味である。ま
た各層の厚み割合は特に制限するものではない
が、積層体に柔軟性を十分付与するには中間層の
厚みを積層体の厚みの60%以上が好ましく、内外
層の厚みが0.1mm以上では積層体の柔軟性が不足
気味であり、内層の厚みが0.01mm未満ではヒート
シール強度が弱くなる懸念がある。 このようにして得られた医療用袋は必要なら
ば、内容液の充填前に袋の内外面を所定温度の蒸
留水、消毒水などで洗浄され、乾燥後に内容液を
充填するとよい。次いで、滅菌処理が施される。
滅菌の条件としては特に限定される訳ではない
が、通常121℃の温度では30分間高圧熱水滅菌処
理を行ない、滅菌後、40℃以上の温度において10
分間程度の熱処理をすることによつて該医療用袋
の透明性が向上する。 実施例および比較例 以下、実施例によつて本発明をさらにくわしく
説明する。 なお、実施例および比較例において、密度は
JIS K7112のD法にしたがい、23℃±0.1℃の温
度において測定した。さらに、融点はDSC−法
にしたがい昇温速度が1分間当り10℃で昇温さ
せ、ピークの温度を求めた。また、柔軟性は
ASTM D−882に準拠し、引張弾性率を測定し、
自然排出性は肉眼で観察することによつて評価し
た。さらに、耐熱性は内容液充填した後、121℃
の温度で30分間高圧蒸気滅菌処理をし、40℃にお
いて40分間熱処理したさいに肉眼で観察した。ま
た、透明性は生理食塩水を充填し、滅菌後の透視
性を肉眼で観察すること、およびASTM D−
1003法に準拠して測定することによつて求めたヘ
ーズ(Haze)によつて評価した。さらに、衛生
性は日本薬局方輸液用プラスチツク容器試験法に
基づいて試験した結果を評価した。また、外観は
得られた医療用袋を肉眼で観察した。以上のう
ち、耐熱性および外観は、それぞれ、シワ、変形
および破袋の状態を観察した。なお、耐熱性、柔
軟性の自然排出性、透明性の肉眼による観察、衛
生性、外観および総合判定は下記の四ランクで示
した。 ◎:非常に良好 ○:良好 △:やや不良 ×:不良 実施例1〜3、比較例1〜3 実施例および比較例において、内層、中間層お
よび外層をそれぞれ構成するポリマーとして、密
度が0.926g/cm3である高圧法で製造した低密度
ポリエチレン〔MFR1.1g/10分、以下「PE(1)」
と云う〕、密度が0.925g/cm3であるエチレンとヘ
キセン−1との共重合体〔MFR1.0g/10分、短
鎖分岐のアルキル基の平均の炭素数約4、1000個
の炭素に対する短鎖分岐の平均の数約14、以下
「PE(2)」と云う〕、密度が0.945g/cm3であるエチ
レンとヘキセン−1との共重合体〔MFR2.5g/
10分、短鎖分岐のアルキル基の平均の炭素数約
4、1000個の炭素に対する短鎖分岐の平均の数約
6、以下「PF(3)」と云う〕、密度が0.935g/cm3
であるエチレンとヘキセン−1との共重合体
〔MFR1.8g/10分、短鎖分岐のアルキル基の平
均の炭素数約4、1000個の炭素に対する短鎖分岐
の平均の数約10、以下「PE(4)」と云う〕、密度が
0.917g/cm3であるエチレンとブテン−1との共
重合体〔MFR2.0g/10分、短鎖分岐のアルキル
基の平均の炭素数約2、1000個の炭素に対する短
鎖分岐の平均の数約19、以下「PE(5)」と云う〕、
密度が0.896g/cm3であるエチレンとブテン−1
との共重合体(MFR1.5g/10分、短鎖分岐のア
ルキル基の平均の炭素数約2、1000個の炭素に対
する短鎖分岐の平均の数約35、以下「PE(6)」と
云う〕、密度が0.905g/cm3であるエチレンとブテ
ン−1との共重合体〔MFR2.7g/10分、短鎖分
岐のアルキル基の平均の炭素数約2、1000個の炭
素に対する短鎖分岐の平均の数約23、以下「PE
(7)」と云う〕および酢酸ビニルの共重合割合が15
重量%であるエチレンと酢酸ビニルとの共重合体
(MFR1.5g/10分、以下「EVA」と云う)を使
つた。 以上のポリマーを水冷式共押出法によつて第1
表に内層、中間層および外層の厚みならびに全体
の厚みが示されている積層フイルムを製造した
(実施例1、2、比較例1、2)。また、Tダイ法
によつて上記と同様に第1表に厚みが示されてい
る積層フイルムを製造した(実施例3、比較例
3)。このようにして得られた各積層フイルムか
ら医療用袋(内容積500ml)を製造した。このよ
うにして得られた医療用袋の各種特性の測定を行
なつた。それらの結果を第2表に示す。
にすぐれた血液、薬液などを入れる医療用袋に関
する。さらにくわしくは、エチレンと1−オレフ
インとの共重合体よりなる医療用袋であり、内外
層の樹脂密度が0.920g/cm3以上であり、かつ中
間層の樹脂密度が0.920g/cm3未満である積層体
からなることを特徴とする医療用袋に関するもの
であり、衛生性、柔軟性、透明性、耐熱性などに
すぐれた血液、薬液などを入れる医療用袋を提供
することを目的とするものである。 従来の技術 現在、医療用容器として、ガラス、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどからなる硬質の容器と可
塑剤を含むポリ塩化ビニルからなる軟質の袋が知
られている。しかし、前者は内容液を滴下するさ
いに通気針または通気孔つきの輸液セツトを用い
て空気を導入せねばならない。さらに、内容液の
汚染などを生じる。一方、後者は、前記の空気の
導入が不要であり、内容液の滴下とともに袋自体
が大気圧によつて絞られるなどの安全性、運搬の
便利性などがある。しかし、ポリ塩化ビニルに含
まれる可塑剤、残留モノマーの毒性などの問題が
ある。 これに対し、柔軟性、透明性、衛生性などの点
で、エチレン−酢酸ビニル共重合体、高圧法低密
度ポリエチレン、エラストマーなどのポリマーを
中間層に用いた医療用袋が提案されている(特開
昭58−165866号)が、中間層に使われるこれらの
ポリマーは耐熱性が乏しい。一般に熱減菌処理で
すべての雑菌を死滅させるのに121℃以上の温度
において処理しなければならないが、この熱滅菌
処理を行なうことが不可能である。 発明が解決しようとする問題点 以上のことから、本発明はこれらの欠点(問題
点)がなく、すなわち衛生性が良好であるのみな
らず、柔軟性および透明性が著しくすぐれ、かつ
121℃の滅菌にも耐える良好な医療用袋を得るこ
とである。 問題点を解決するための手段および作用 本発明にしたがえば、これらの問題点は炭素数
が15未満である分岐を有するエチレンと1−オレ
フインとの共重合体よりなる医療用袋であり、内
外層の樹脂密度が0.920g/cm3以上であり、かつ
中間層の樹脂密度が0.920g/cm3未満であつて、
積層体の厚みが0.15〜0.6mmであり、中間層の厚
みが積層体全体の厚みの60%以上である積層体か
らなることを特徴とする医療用袋、 によつて解決することができる。以下、本発明を
具体的に説明する。 (A) エチレンと1−オレフインとの共重合体 本発明の内外層および中間層を構成するエチレ
ンと1−オレフインとの共重合体(以下「エチレ
ン系共重合体」と云う)の製造に用いられる1−
オレフインとは、通常炭素数が多くとも12個のα
−オレフインであり、代表例としてプロピレン、
ブテン−1、ヘキセン−1、4−メチルペンテン
−1およびオクテン−1があげられる。この共重
合体において、コモノマーとして共重合された1
−オレフインは、コモノマーの共重合割合が高く
なるにともない、密度が低下する。すなわち、1
−オレフインが生じる短鎖分岐の増加にともな
い、密度が低下するばかりでなく、柔軟性に富
み、かつ透明性がすぐれてくるのは、前記低密度
ポリエチレンの長鎖分岐の増加とともに密度が低
下する点では同じであるが、低密度ポリエチレン
では、密度の低下とともに融点も低下するのに対
し、該エチレンと1−オレフインとの共重合体で
は、融点が約120℃近傍でサチレートとし、従来
の密度と融点との関係よりはずれている。この特
性を生かすことによつて柔軟性に富み、透明性お
よび耐熱性にすぐれている内外層および中間層の
材質として応用することにより、柔軟性があるの
みならず、耐熱性にも良好であることを見出し、
本発明に至つた。前記の“短鎖分岐”とは、主鎖
と比較して充分短く、炭素数が15未満の分岐をさ
す。 以上のエチレンと1−オレフインとの共重合体
のメルトフローインデツクス(JIS K7210にした
がい、条件4で測定、以下「MFR」と云う)は
成形性、強度などの点から通常0.1〜20g/10分
であり、0.1〜15g/10分のものが望ましく、殊
に0.1〜10g/10分のものが好適である。 (B) 内外層および中間層 本発明の医療用袋を構成する積層体の内外層で
あるエチレンと1−オレフインとの共重合体の密
度は0.920g/cm3以上であり、融点は123℃以上で
ある。衛生性は軟質ポリ塩化ビニルよりはるかに
すぐれているのみならず、高透明性であり、さら
に121℃の滅菌処理にも耐えることが可能であり、
かつ弾性率が1000Kg/cm2以下という柔軟性を有す
る。また、中間層であるエチレンと1−オレフイ
ンとの共重合体の密度は0.920g/cm3未満であり、
透明性がすぐれているばかりでなく、とりわけ柔
軟性が良好であり、柔軟性の点より密度が0.915
g/cm3以下のものが望ましい。 (C) 積層体の製造、医療用袋の製造 本発明の積層体を得るには、水冷式または空冷
式共押出インフレーシヨン法、共押出Tダイ法、
ラミネーシヨン法など採用することができるが、
経済性の点からは水冷式共押出インフレーシヨン
法および共押出Tダイ法が好ましい。積層体は通
常チユーブ状、シート状であり、ヒートシールに
より適宜所定の形状、寸法に製袋し注出入口を取
付けることによつて本発明の医療用袋を製造する
ことができる。 積層体の厚みは好ましくは0.15〜0.6mmであり、
0.15mm未満では、質量感が損なわれる、一方、
0.6mmを越えると、柔軟性が不足気味である。ま
た各層の厚み割合は特に制限するものではない
が、積層体に柔軟性を十分付与するには中間層の
厚みを積層体の厚みの60%以上が好ましく、内外
層の厚みが0.1mm以上では積層体の柔軟性が不足
気味であり、内層の厚みが0.01mm未満ではヒート
シール強度が弱くなる懸念がある。 このようにして得られた医療用袋は必要なら
ば、内容液の充填前に袋の内外面を所定温度の蒸
留水、消毒水などで洗浄され、乾燥後に内容液を
充填するとよい。次いで、滅菌処理が施される。
滅菌の条件としては特に限定される訳ではない
が、通常121℃の温度では30分間高圧熱水滅菌処
理を行ない、滅菌後、40℃以上の温度において10
分間程度の熱処理をすることによつて該医療用袋
の透明性が向上する。 実施例および比較例 以下、実施例によつて本発明をさらにくわしく
説明する。 なお、実施例および比較例において、密度は
JIS K7112のD法にしたがい、23℃±0.1℃の温
度において測定した。さらに、融点はDSC−法
にしたがい昇温速度が1分間当り10℃で昇温さ
せ、ピークの温度を求めた。また、柔軟性は
ASTM D−882に準拠し、引張弾性率を測定し、
自然排出性は肉眼で観察することによつて評価し
た。さらに、耐熱性は内容液充填した後、121℃
の温度で30分間高圧蒸気滅菌処理をし、40℃にお
いて40分間熱処理したさいに肉眼で観察した。ま
た、透明性は生理食塩水を充填し、滅菌後の透視
性を肉眼で観察すること、およびASTM D−
1003法に準拠して測定することによつて求めたヘ
ーズ(Haze)によつて評価した。さらに、衛生
性は日本薬局方輸液用プラスチツク容器試験法に
基づいて試験した結果を評価した。また、外観は
得られた医療用袋を肉眼で観察した。以上のう
ち、耐熱性および外観は、それぞれ、シワ、変形
および破袋の状態を観察した。なお、耐熱性、柔
軟性の自然排出性、透明性の肉眼による観察、衛
生性、外観および総合判定は下記の四ランクで示
した。 ◎:非常に良好 ○:良好 △:やや不良 ×:不良 実施例1〜3、比較例1〜3 実施例および比較例において、内層、中間層お
よび外層をそれぞれ構成するポリマーとして、密
度が0.926g/cm3である高圧法で製造した低密度
ポリエチレン〔MFR1.1g/10分、以下「PE(1)」
と云う〕、密度が0.925g/cm3であるエチレンとヘ
キセン−1との共重合体〔MFR1.0g/10分、短
鎖分岐のアルキル基の平均の炭素数約4、1000個
の炭素に対する短鎖分岐の平均の数約14、以下
「PE(2)」と云う〕、密度が0.945g/cm3であるエチ
レンとヘキセン−1との共重合体〔MFR2.5g/
10分、短鎖分岐のアルキル基の平均の炭素数約
4、1000個の炭素に対する短鎖分岐の平均の数約
6、以下「PF(3)」と云う〕、密度が0.935g/cm3
であるエチレンとヘキセン−1との共重合体
〔MFR1.8g/10分、短鎖分岐のアルキル基の平
均の炭素数約4、1000個の炭素に対する短鎖分岐
の平均の数約10、以下「PE(4)」と云う〕、密度が
0.917g/cm3であるエチレンとブテン−1との共
重合体〔MFR2.0g/10分、短鎖分岐のアルキル
基の平均の炭素数約2、1000個の炭素に対する短
鎖分岐の平均の数約19、以下「PE(5)」と云う〕、
密度が0.896g/cm3であるエチレンとブテン−1
との共重合体(MFR1.5g/10分、短鎖分岐のア
ルキル基の平均の炭素数約2、1000個の炭素に対
する短鎖分岐の平均の数約35、以下「PE(6)」と
云う〕、密度が0.905g/cm3であるエチレンとブテ
ン−1との共重合体〔MFR2.7g/10分、短鎖分
岐のアルキル基の平均の炭素数約2、1000個の炭
素に対する短鎖分岐の平均の数約23、以下「PE
(7)」と云う〕および酢酸ビニルの共重合割合が15
重量%であるエチレンと酢酸ビニルとの共重合体
(MFR1.5g/10分、以下「EVA」と云う)を使
つた。 以上のポリマーを水冷式共押出法によつて第1
表に内層、中間層および外層の厚みならびに全体
の厚みが示されている積層フイルムを製造した
(実施例1、2、比較例1、2)。また、Tダイ法
によつて上記と同様に第1表に厚みが示されてい
る積層フイルムを製造した(実施例3、比較例
3)。このようにして得られた各積層フイルムか
ら医療用袋(内容積500ml)を製造した。このよ
うにして得られた医療用袋の各種特性の測定を行
なつた。それらの結果を第2表に示す。
【表】
【表】
比較例 4
実施例1の中間層において使つたPE(5)のかわ
りに、エチレンの共重合割合が3.2重量%であり、
JIS K7210にしたがい、第1表の条件が14で測定
したメルトフローインデツクスが2.2g/10分で
あるプロピレン−エチレンランダム共重合体を用
いたほかは、実施例1と同様に積層フイルムを製
造した。得られた積層フイルムを実施例1と同様
に医療用袋を製造した。得られた医療用袋の該
PE(2)とプロピレン−エチレンランダム共重合体
との界面において密着性が乏しく、蒸気滅菌処理
した後において完全に剥離した(該処理前におい
て一部剥離していた)。 比較例 5 比較例2の中間層として用いたPE(5)のかわり
に、PE(1)を使用したほかは、比較例2と同様に
積層フイルムを製造した。得られた積層フイルム
を比較例2と同様に医療用袋を製造した。得られ
た医療用袋の曲げ弾性率は3200Kg/cm2であり、自
然排出法は不良(×)であり、しかも外観はシワ
や変形を生じ、すなわち不良(×)であつた。 以上の実施例および比較例の結果から、本発明
の医療用袋は、柔軟性が良好であるばかりでな
く、透明性にもすぐれており、かつ耐熱性および
衛生性が良好であることは明らかである。 発明の効果 本発明の医療用袋は下記のごとき効果(特徴)
を発揮する。 (1) 耐熱性がすぐれているために滅菌のさいに袋
にシワ、変形などの発生がほとんどなく、外観
的にも良好である。 (2) 柔軟性がすぐれているために内容液の排出な
どを生じることがない。 (3) 透明性が良好であるから、内容液の状態の判
断が簡易である。 (4) 外観(シワ、変形など)がよく、破袋がほと
んどない。
りに、エチレンの共重合割合が3.2重量%であり、
JIS K7210にしたがい、第1表の条件が14で測定
したメルトフローインデツクスが2.2g/10分で
あるプロピレン−エチレンランダム共重合体を用
いたほかは、実施例1と同様に積層フイルムを製
造した。得られた積層フイルムを実施例1と同様
に医療用袋を製造した。得られた医療用袋の該
PE(2)とプロピレン−エチレンランダム共重合体
との界面において密着性が乏しく、蒸気滅菌処理
した後において完全に剥離した(該処理前におい
て一部剥離していた)。 比較例 5 比較例2の中間層として用いたPE(5)のかわり
に、PE(1)を使用したほかは、比較例2と同様に
積層フイルムを製造した。得られた積層フイルム
を比較例2と同様に医療用袋を製造した。得られ
た医療用袋の曲げ弾性率は3200Kg/cm2であり、自
然排出法は不良(×)であり、しかも外観はシワ
や変形を生じ、すなわち不良(×)であつた。 以上の実施例および比較例の結果から、本発明
の医療用袋は、柔軟性が良好であるばかりでな
く、透明性にもすぐれており、かつ耐熱性および
衛生性が良好であることは明らかである。 発明の効果 本発明の医療用袋は下記のごとき効果(特徴)
を発揮する。 (1) 耐熱性がすぐれているために滅菌のさいに袋
にシワ、変形などの発生がほとんどなく、外観
的にも良好である。 (2) 柔軟性がすぐれているために内容液の排出な
どを生じることがない。 (3) 透明性が良好であるから、内容液の状態の判
断が簡易である。 (4) 外観(シワ、変形など)がよく、破袋がほと
んどない。
Claims (1)
- 1 炭素数が15未満である分岐を有するエチレン
と1−オレフインとの共重合体よりなる医療用袋
であり、内外層の樹脂密度が0.920g/cm3以上で
あり、かつ中間層の樹脂密度が0.920g/cm3未満
であつて、積層体の厚みが0.15〜0.6mmであり、
中間層の厚みが積層体全体の厚みの60%以上であ
る積層体からなることを特徴とする医療用袋。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60203499A JPS6264363A (ja) | 1985-09-17 | 1985-09-17 | 医療用袋 |
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Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60203499A JPS6264363A (ja) | 1985-09-17 | 1985-09-17 | 医療用袋 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6264363A JPS6264363A (ja) | 1987-03-23 |
| JPH0411220B2 true JPH0411220B2 (ja) | 1992-02-27 |
Family
ID=16475167
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60203499A Granted JPS6264363A (ja) | 1985-08-23 | 1985-09-17 | 医療用袋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6264363A (ja) |
Families Citing this family (6)
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Family Cites Families (2)
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| JPS59203560A (ja) * | 1983-05-02 | 1984-11-17 | 株式会社ニツシヨ− | プラスチック製薬液容器 |
-
1985
- 1985-09-17 JP JP60203499A patent/JPS6264363A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6264363A (ja) | 1987-03-23 |
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| Date | Code | Title | Description |
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| EXPY | Cancellation because of completion of term |