JPH04113668U - ヒンジおよび電気機器ボツクス - Google Patents
ヒンジおよび電気機器ボツクスInfo
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- JPH04113668U JPH04113668U JP3565291U JP3565291U JPH04113668U JP H04113668 U JPH04113668 U JP H04113668U JP 3565291 U JP3565291 U JP 3565291U JP 3565291 U JP3565291 U JP 3565291U JP H04113668 U JPH04113668 U JP H04113668U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 キャビネットに取着のベースプレートに、予
め取付ねじを途中まで螺合し、これに扉に取着のマウン
ティングプレートを嵌め込んで仮止め後、取付ねじを締
着して扉の取付け、取外しの作業性を向上させる。 【構成】 キャビネット21に取着のベースプレート1
に対し、そのねじ孔6に途中まで取付ねじ25が螺合さ
れ、これに扉12と取着のソケット14に回動自在に連
結されたマウンティングプレート2のねじ挿通孔10を
係嵌することで、扉12を仮止め状態とする。この状態
で扉12の位置決めを行ったならば、取付ねじ25を、
キャビネット21の開口側からのドライバー操作等によ
り締着してベースプレート1とマウンティングプレート
2の各突き合わせ面3、9を圧接し、これで扉12がキ
ャビネット21に蝶着される。
め取付ねじを途中まで螺合し、これに扉に取着のマウン
ティングプレートを嵌め込んで仮止め後、取付ねじを締
着して扉の取付け、取外しの作業性を向上させる。 【構成】 キャビネット21に取着のベースプレート1
に対し、そのねじ孔6に途中まで取付ねじ25が螺合さ
れ、これに扉12と取着のソケット14に回動自在に連
結されたマウンティングプレート2のねじ挿通孔10を
係嵌することで、扉12を仮止め状態とする。この状態
で扉12の位置決めを行ったならば、取付ねじ25を、
キャビネット21の開口側からのドライバー操作等によ
り締着してベースプレート1とマウンティングプレート
2の各突き合わせ面3、9を圧接し、これで扉12がキ
ャビネット21に蝶着される。
Description
【0001】
本考案は、キャビネット等の所定の箇所に取着されるベースプレートに対して
、ねじによって止められるマウンティングプレートを有し、このマウンティング
プレートにソケットを、枢支連結して、上記ソケットは扉に取着することで、開
扉と閉扉動作を行い得るようにしたヒンジに関し、特に上記のベースプレートと
マウンティングプレートとの連結構造の改良と、当該ヒンジを用いた分電盤等の
電気機器ボックスとに係るものである。
【0002】
上述従来のヒンジを用いて、キャビネット等の開口部に扉を横開き状態に取付
ける場合は、図13に示したように、予めキャビネットaにおける側板bの内面
b′の所定位置にベースプレートcをビスd‥‥‥にて固定しておき、一方、カ
ップ型のソケットfの場合は、これを扉eの吊元側内面に凹設した凹所e′に対
して埋込み、ビス(図示せず)止めにより当該扉eに固定し、この状態で、ソケ
ットfにアーム部iを介して枢着されているマウンティングプレートgを、ベー
スプレートc上に重ね合わせて、扉eを所定の取付け位置に位置決めした後、止
めねじhにて当該マウンティングプレートgをベースプレートcに固定するよう
にしている。
【0003】
しかし乍ら、従来のこの種のヒンジは、扉の位置決め後に止めねじhを締め付
けるので、この際マウンティングプレートgが不本意に変位するなど作業性が悪
く、また、止めねじhが、キャビネットaの側板bに対して垂直な方向からねじ
込むように構成されているので、ドライバー等の図示しない工具によって、当該
止めねじhを締付ける場合、当該工具を横向きにして操作しなければならず、従
って開口lの狭いキャビネットaの場合は、特にヒンジの取付け、取外し作業が
困難となり、扉eの取付け取外しに時間がかかって非能率的であるだけでなく、
扉の取付け精度も低下し易いものとなっている。
【0004】
本考案は、上記従来のヒンジの有するこのような問題点に鑑みてなされたもの
で、請求項1では、キャビネット等に取着のベースプレートに予め取付ねじを中
途まで螺合しておき、この取付ねじに、扉へ取着したソケットに連枢のマウンテ
ィングプレートを嵌め込むことで仮止めの状態が得られ、この状態で取付ねじの
締め付け作業を行い得るようにし、これによって扉の高精度な取付けを簡易、迅
速に行い得るようにし、取付ねじの締付け作業をも簡素化しようとするのが、そ
の目的である。
【0005】
請求項2にあっては、上記請求項1の取付ねじを螺回する際、ベースプレート
とマウンティングプレートの適切な構成により、そのドライバー操作を、閉成状
態の扉に対して斜め方向から行い得るようにし、ドライバーをキャビネット内に
装入して操作する必要なく、その開口縁とか、扉から離れた箇所での容易なドラ
イバー操作を可能にしようとするのが、その目的である。
【0006】
請求項3においては、請求項1、請求項2のベースプレートとマウンティング
プレートとに凹凸係合部を設けることで、これにより両プレートの回り止め効果
を発揮させ、1本の取付ねじでもマウンティングプレートの不本意な回転のない
堅固な取着を可能にしようとしている。
【0007】
請求項4では、請求項1乃至請求項3のマウンティングプレートの適所に係止
突起を設けておくことで、前記の仮止め状態にあって取付ねじのねじ頭が当該係
止突起に引っ掛かるようにし、これによりマウンティングプレートが不本意に外
れてしまうことのないようにして、仮止め状態の信頼性を向上させようとしてい
る。
【0008】
請求項5の電気機器ボックスでは、その扉取付けに本願のヒンジを適切に用い
ることで、扉を取外すことにより、これに取着したマウンティングプレートが、
当該ボックス内から無くなることとなり、このことで、電線などを所定の配線用
空間内へ嵌め込み易くしようとしており、さらに、請求項6の電気機器ボックス
では、マウンティングプレートを合成樹脂製とすることで、内装の電気機器とマ
ウンティングプレートとが近接したり接触するようなことがあっても、電気絶縁
性が確保されるようにし、その安全性を向上しようとしている。
【0009】
本願は上記の目的を達成するため請求項1ではキャビネット等に装備されるベ
ースプレートと、このベースプレートに固定されるマウンティングプレートと、
このマウンティングプレートに対して回転可能に枢支連結されて前記キャビネッ
ト等の開口を開閉する扉に固定されるソケットとからなるヒンジにおいて、前記
ベースプレートの前端面と前記マウンティングプレートの後端面とを突き合わせ
、前記ベースプレートの前端面にねじ孔を設けると共に、前記マウンティングプ
レートに後端面にまで到達して前記キャビネット等の内側方向を開口させたねじ
挿通孔が形成され、前記ベースプレートのねじ孔に前記マウンティングプレート
のねじ挿通孔が通過する取付ねじを螺着したことを特徴とするヒンジを提供しよ
うとしている。
【0010】
さらに、請求項2では、請求項1におけるベースプレートの前端面とマウンテ
ィングプレートの後端面とを、キャビネット等側から扉側に向かって外方向に傾
斜させて突き合わせることを、請求項3にあっては請求項1のマウンティングプ
レートの後端面とベースプレートの前端面との突き合わせに、凹凸係合部を形成
したことを、請求項4では請求項1におけるマウンティングプレートのねじ挿通
孔の開口縁に、取付ねじのねじ頭が抜け止め状態にて引掛かる係止突起が設けら
れていることを夫々その内容としている。
【0011】
さらに、請求項5と請求項6に係る電気機器ボックスにあっては、夫々側方に
配線用空間を位置させて電気機器取付部を設け前面側を開口させた下函と、この
下函の開口を閉塞する扉と、この扉を下函に電気機器取付部の側方部で開閉可能
に蝶着する請求項1または請求項4記載のヒンジとで構成と、ヒンジのマウンテ
ィングプレートを合成樹脂にて形成したことをその内容としている。
【0012】
請求項1のヒンジによるときは、ロッカー等のキャビネットにあって、その側
板(間仕切)が非常に薄肉の金属板等である場合は、ヒンジのベースプレートは
背板内面にビス止めにより固定し、側板が厚肉であれば、その内面にベースプレ
ートをビス止めにより固定しておく。
一方ソケットは、扉の吊元側内面にあって、止めねじにより当該扉に固定する
と共に、上記ベースプレートのねじ孔に取付ねじを途中までねじ込んでおく。
このようにすることで、ソケットと枢支連結されているマウンティングプレー
トは扉に取り付けられることとなるので、扉を開いた状態にてマウンティングプ
レートをキャビネット等内に、その開口から差し込んで、該マウンティングプレ
ートのねじ挿通孔に、上記取付ねじを嵌め込むようにすることで、当該マウンテ
ィングプレートの後端面に形成された突き合わせ面を、ベースプレート前端面に
設けた突き合わせ面に突き合わせて仮止めの状態とし、この状態下ベースプレー
トに対してマウンティングプレートを位置決めすることにより、扉を望ましい位
置に取り付け、次に取付ねじを締着することで、扉の取着が完了することとなる
。
【0013】
請求項2にあっては、このようにすることで、マウンティングプレートのねじ
挿通孔がキャビネットの開口面に対して所要の傾斜角度をもって開口することに
なるから、当該ねじ挿通孔における止めねじをキャビネットの開口側から斜めに
差し込み、ドライバー等の工具によって支障なくねじ込むことができ、これによ
り止めねじをベースプレートの突き合わせ面に設けたねじ孔にねじ込み締め付け
ることで、マウンティングプレートは、容易かつ、充分にベースプレートに固定
される。
【0014】
次に請求項3のヒンジでは、前記の如くベースプレートの前端面とマウンティ
ングプレートの後端面とを突き合せた際、当該両者の凹凸係合部が互いに係合す
るので、仮止め状態の信頼性が向上し、取付ねじが1本であっても、その締着に
よりマウンティングプレートは回り止め状態で固定されるから、締着状態の信頼
性をも向上させることが可能となる。
【0015】
また、請求項4の如く係止突起がマウンティングプレートに設けられている場
合には、特に仮止め状態にあって取付ねじのねじ頭が、上記係止突起に係当する
ことから、マウンティングプレートが不本意にベースプレートから離脱してしま
うことを阻止することとなる。
【0016】
次に、請求項5の電気機器ボックスにあって、上記のヒンジを設けるようにし
た場合には、当該ボックス内には電気機器取付部と、その側部に配線用空間が形
成され、扉を取り外すことで、同上ボックス内にヒンジのマウンティングプレー
トが存在しなくなることから、当該空所を介して電線などを配線用空間内へ嵌め
込み易くなり、請求項6の電気機器ボックスでは、上記マウンティングプレート
が合成樹脂製であることから、これに電線などが近接したり接触したりしても、
当該電線が電気機器ボックスと導通状態となるといった支障も生じない。
【0017】
以下、本考案の実施例について図面を参照して説明する。
図1ないし図3および図9に明示したように、ベースプレート1は、側面略下
向きのコ字状に曲成されていて、後述するマウンティングプレート2が突き合わ
せされる前端面に、外側端面4から内側端面5へ向け略40°程度の角度αをも
って傾斜する突き合わせ面3が形成されている。
この突き合わせ面3には、同面と直交状にねじ孔6が略その中央部に貫通して
あり、該ねじ孔6から所要の間隔だけ離して、取付使用状態で上下配置となる二
個のダボ7、7が当該突き合わせ面3から直交状に突設されている。
また、上記ベースプレート1は、その上側、下側両板1a、1aの端部から取
付座1b、1bが外側へ向け直角に曲突され、その中央部には取付孔8が各々貫
通されている。
【0018】
前記マウンティングプレート2は、その上下及び左右方向の幅が、上記ベース
プレート1のそれと略同一寸法に形成され、その後端面には、上記ベースプレー
ト1の突き合わせ面3と対応する角度α′をもって同一方向へ傾斜させた突き合
わせ面9が形成されている。
この突き合わせ面9に開口し、かつ前記のねじ孔6と対応する段10a付きの
ねじ挿通孔10が内側端面2aにまで開口10bされることで溝状に貫通されて
いる。
さらに上記突き合わせ面9には、二個のダボ穴11、11が、上記ベースプレ
ート1のダボ7、7と対応させて係止可能なるよう凹設されることで凹凸係合部
が構成されている。
【0019】
図示例では上記マウンティングプレート2と、扉12の吊元側内面の凹所12
aに埋込んで図2に示すビス13、13により扉12に固定したソケット14が
示されていて、当該両者2、14は夫々の対向端において枢軸15、16、17
、18で枢着されている二本のアーム19、20により、回転可能なるよう連結
されている。
すなわち、一方のアーム19はマウンティングプレート2の前端に枢軸15に
て枢着し、他方のアーム20はそれより基端寄りの後方外側部に枢軸17により
枢着してあり、これにより、上記マウンティングプレート2を後述するようにベ
ースプレート1に固定することで、開扉動作により二本のア−ム19、20は外
方へ長く延出して拡角度の開き角度に開扉され、また閉扉動作によりアーム19
、20は回動して図示例ではソケット14の凹所14a内にマウンティングプレ
ート2の前端部と共に収容されて閉扉されるように構成されている。
ここで、上記ベースプレート1は金属板により曲成され、上記マウンティング
プレート2は、金属、合成樹脂材にて形成される。
【0020】
図1ないし図3に示した実施例によるときは、図1、図2の如くロッカー等の
ようなキャビネット21で、側板22が薄い仕切板で形成されしかも当該側板2
2が開口21aから離れた位置にあるといった場合における扉12の取付けに好
適である。
すなわち、このようなキャビネット21の場合は、ベースプレート1を背面2
3の内面における所定位置にビス24、24止めにより固定しておき、上述のよ
うに予めソケット14を介して扉12と連結されているマウンティングプレート
2の突き合わせ面9を、開扉状態において、ベースプレート1の突き合わせ面3
に付き合わせ、ダボ7、7をダボ穴11、11による凹凸係合部を係合すれば、
マウンティングプレート2は、ベースプレート1に対して所定の位置向きに位置
決めされることになる。
【0021】
この際、予め上記ねじ孔6に取付ねじ25の先端部をねじ込んでおき、マウン
ティングプレート2を、ベースプレート1の突き合わせ面3に沿って側方から差
し込むことで、ねじ挿通孔10に、その内側端の開口部10bから上記止めねじ
25を挿入させ、前記の如くダボ7、7とダボ穴11、11とによる凹凸係合部
を係止させるようにするのであり、その後取付ねじ25によってマウンティング
プレート2をベースプレート1に締着固定することになる。
ここで、図示例の如く前記の両突き合わせ面3、9が、キャビネット21側か
ら扉12側へ向って外方向へ傾斜させて突き合わされるようにしておけば、ドラ
イバー等の工具26の操作が斜め方向から行い得るので、キャビネット21の開
口縁や扉12から離れた状態での工具操作が可能となり、扉12の取付け、取外
し作業が効率よく行える。
【0022】
図4は本考案の他の実施例を示している。
この実施例においては、ベースプレート1の取り付け座1bが横向きに形成さ
れており、これにより当該ベースプレート1がキャビネット21の側板22内面
における所定位置に、ビス24、24により固定されるようにしてあり、それ以
外は前記の実施例と同じである。
【0023】
ここで、図12に示されているヒンジは、前記図9の場合と次の点だけで相違
している。
すなわち、マウンティングプレート2にあって、前記のねじ挿通孔10bを開
口させた、当該開口10bから、ねじ挿通孔10へ取付ねじ25を嵌め込んで仮
止め状態とした際、取付ねじ25のねじ頭が引掛かるようにした一対の係止突起
27を突設するのである。
このようにすることで、上記仮止め状態でマウンティングプレート2が、ベー
スプレート1から不本意に離脱して、扉12が外れてしまうといったことを、よ
り確実に防止することができる。
【0024】
次に、図5乃至図8は本願の請求項5と請求項6に係る電気機器ボックスを示
しており、図示例では分電盤が示されており、これは下函としてのキャビネット
21内にあって、その側方に配線用空間28が形成されると共に、中央部に設定
された電気機器取付部29の前面側に開口21aが開成され、これを中扉として
の扉12が閉塞可能となるように、前記のヒンジがこの扉12を電気機器取付部
29の側方部にあって開閉可能なるよう蝶着されている。
図中30はキャビネットの外扉、31はそのヒンジ、32は配線用空間28に
内装の電線を示している。
【0025】
上記分電盤の場合には、キャビネット21の底部にフレーム33をねじ34に
て固定し、このフレーム33に前記ヒンジのベースプレート1をビス24によっ
て固定してあり、一方扉12には、これまた前述と同じくソケット14を取付け
ておき、扉12の全開状態にて図8に示す如く、マウンティングプレート2のね
じ挿通孔10bに、取付ねじ25を嵌め込んで仮止め状態とし、その後取付ねじ
25を締着して図7のように扉12を取付けることとなる。
【0026】
そして、この際、上記取付け状態から扉12を取外せば、マウンティングプレ
ート2は、キャビネット21内から取り除かれてしまい、そこに空間が残置され
ることとなるから、当該空間を利用して、これに隣設されている配線用空間28
に電線32を外部から装入してやることができることとなる。
【0027】
次に、図10、図11にあっては前記の図12に示した係止突起27を有する
ヒンジを用いている電気機器ボックスが示されており、従って、当該係止突起2
7が取付ねじ25のねじ頭に係止され、仮止め状態の前記した抜け止め作用を果
たすこととなる。
【0028】
さらに、ここで示されているヒンジは、扉12が閉扉位置から開かれ、所要の
開扉角度(例えば90°〜110°)となることで、上記したアーム20の外側
面20aとマウンティングプレート2における前端部2bの側面2cか、同アー
ム20の他端20bと一方のアーム19の枢軸16との一方または双方が相互に
当接し、これにより、当該アーム20の回動を扉12の全開角度前で強制的に一
時停止され、リンクの動きの仮停止状態が作られるようになっている。
すなわち、上記仮停止状態にあっては、図11にあって、一方のアーム19の
両端部の枢着点A、A′を結ぶ直線a−a′が、他方のアーム20の他端20b
の枢着点Bよりも図示の如く外側に存在するのではなく、内側に存している。
【0029】
上記仮停止状態から扉12が、さらに開き方向に回動されると、一方のアーム
19のみの回動で扉12が開かれるようになり、この時、上記他方のアーム20
と、マウンティングプレート2の前端部2bか、一方のアーム19の枢軸16と
が押当することによって、これら部材固有の弾性により、上記仮停止状態に戻る
方向に作用する反力が当該アーム19に働き、さらに、この反力に抗して同上ア
ーム19が扉12の開き方向への回動力によって回動され、上記した直線a−a
′が、図11に示す如くアーム20の他端20bにおける枢着点Bを僅かに越え
る位置となるまでアーム19が回動されるに至れば、この際、上記の反力は、ア
ーム19を開動させる方向へ作用するよう変換されることとなり、この結果アー
ム19は扉12の開き方向に付勢され、扉12が全開における停止状態に保持さ
れるよう構成されている。すなわち、このような停止保持状態が得られるように
マウンティングプレート2とソケット14とが、2本のアーム19、20により
枢支連結されている。
従って、一方のアーム19とマウンティングプレート2との枢着点Aと、他方
のアーム20とソケット14との枢着点Bとを結ぶ直線が、上記反力の作用方向
変換の境界ラインとなる。
【0030】
このようなヒンジを用いれば、当該ヒンジのマウンティングプレート2に対し
扉12を全開状態とすることで、上記の如く係止保持状態とすることができるか
ら、図11に示すごとき扉12の取付け、取外しに際し、マウンティングプレー
ト2が不本意に変動せず、従ってその操作が行い易くなるだけでなく、分電盤と
して使用中も扉12が全開状態で保持できるから、配線作業などもし易くなる。
【0031】
本願は上記のようにして構成されるものであるから、請求項1のヒンジによる
ときは、予め途中まで螺合された取付ねじに、マウンティングプレートの挿通用
ねじを嵌め込んで扉を仮止め状態に保持しておき、取付ねじを締着して扉の取付
けができるので取付ねじの締付け作業が簡易迅速にでき、さらに、扉内側の開口
側より締め付け操作等を行うため扉の取付け、取外しの作業性を向上させること
ができる。
【0032】
次に、請求項2によるときは、ベースプレートとマウンティングプレートの突
き合わせ面を所定方向へ傾設するようにしたことから、ドライバー操作が斜め方
向から行い得ることとなり、この結果キャビネットの開口縁から離れた箇所での
ドライバー開動操作となり、扉の取付け、取外し作業が一層効率よくなし得る。
【0033】
請求項3では、マウンティングプレートとベースプレートとが凹凸係合部で係
止されるから、1本の取付ねじを使用した場合でも、マウンティングプレートの
回転が阻止されて両者が堅固に取着でき、請求項4では係止突起が取付ねじの離
脱を阻止するので、ベースプレートに対するマウンティングプレートの仮止めに
つき、その信頼性を向上させることができる。
【0034】
請求項5の電気ボックスによるときは、扉の取外しによって、電線等を配線用
空間に出入し易くなり、請求項6によるときは、マウンティングプレートを合成
樹脂製とすることで、電線との接触等があっても電気的な絶縁が確保でき、安全
性を保つことができる。
【図1】本考案に係るヒンジの一実施例を示す扉取付け
状態の横断面図である。
状態の横断面図である。
【図2】図1の矢視側面図である。
【図3】(A)は同上実施例のベースプレートを示す斜
視図、(B)はマウンティングプレーの斜視図である。
視図、(B)はマウンティングプレーの斜視図である。
【図4】同上ヒンジの他実施例を示す扉取付け状態の横
断面図である。
断面図である。
【図5】上記ヒンジを用いた電気機器ボックスの開扉状
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
【図6】同上電気機器ボックスの横断平面図である。
【図7】同上電気機器ボックスの閉扉状態における部分
拡大横断平面図である。
拡大横断平面図である。
【図8】同上電気機器ボックスの扉取付途上を示した部
分拡大横断平面図である。
分拡大横断平面図である。
【図9】前記ヒンジの分解斜視図である。
【図10】他実施例の前掲ヒンジを用いた電気機器ボッ
クスの閉扉状態における部分拡大横断平面図である。
クスの閉扉状態における部分拡大横断平面図である。
【図11】同上電気機器ボックスの扉取付途上を示した
部分拡大横断平面図である。
部分拡大横断平面図である。
【図12】図10以下のヒンジを示す分解斜視図であ
る。
る。
【図13】従来のヒンジの取付け状態を示した横断面図
である。
である。
1 ベースプレート
2 マウンティングプレート
3 ベースプレートの前端面である突き合わせ面
6 ねじ孔
7、7 凹凸係合部のダボ
9 マウンティングプレートの後端面である突き合わせ
面 10 ねじ挿通孔 11、11 凹凸係合部のダボ穴 12 扉 14 ソケット 21 キャビネット 21a キャビネットの開口 27 係止突起
面 10 ねじ挿通孔 11、11 凹凸係合部のダボ穴 12 扉 14 ソケット 21 キャビネット 21a キャビネットの開口 27 係止突起
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)考案者 石田 美紀
東京都千代田区東神田1丁目8番11号 ス
ガツネ工業株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 キャビネット等に装備されるベースプレ
ートと、このベースプレートに固定されるマウンティン
グプレートと、このマウンティングプレートに対して回
転可能に枢支連結されて前記キャビネット等の開口を開
閉する扉に固定されるソケットとからなるヒンジにおい
て、前記ベースプレートの前端面と前記マウンティング
プレートの後端面とを突き合わせ、前記ベースプレート
の前端面にねじ孔を設けると共に、前記マウンティング
プレートに後端面にまで到達して前記キャビネット等の
内側方向を開口させたねじ挿通孔が形成され、前記ベー
スプレートのねじ孔に前記マウンティングプレートのね
じ挿通孔が通過する取付ねじを螺着したことを特徴とす
るヒンジ。 - 【請求項2】 ベースプレートの前端面とマウンティン
グプレートの後端面とを、キャビネット等側から扉側に
向かって外方向に傾斜させて突き合わせることを特徴と
する請求項1記載のヒンジ。 - 【請求項3】 マウンティングプレートの後端面とベー
スプレートの前端面との突き合わせに、凹凸係合部を形
成したことを特徴とする請求項1及び請求項2記載のヒ
ンジ。 - 【請求項4】 マウンティングプレートのねじ挿通孔の
開口縁に、取付ねじのねじ頭が抜け止め状態にて引掛か
る係止突起が設けられていることを特徴とする請求項1
乃至請求項3記載のヒンジ。 - 【請求項5】 側方に配線用空間を位置させて電気機器
取付部を設け前面側を開口させた下函と、この下函の開
口を閉塞する扉と、この扉を下函に電気機器取付部の側
方部で開閉可能に蝶着する請求項1または請求項4記載
のヒンジとで構成した電気機器ボックス。 - 【請求項6】 ヒンジのマウンティングプレートを合成
樹脂にて形成したことを特徴とする請求項5記載の電気
機器ボックス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991035652U JP2513808Y2 (ja) | 1990-12-28 | 1991-04-19 | ヒンジおよび電気機器ボックス |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2-405850 | 1990-12-28 | ||
| JP40585090 | 1990-12-28 | ||
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| JP2513808Y2 JP2513808Y2 (ja) | 1996-10-09 |
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|---|---|---|---|---|
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| JP2016222009A (ja) * | 2015-05-27 | 2016-12-28 | 日本車輌製造株式会社 | 車両用制御盤 |
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Citations (1)
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|---|---|---|---|---|
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-
1991
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Patent Citations (1)
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|---|---|---|---|---|
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