JPH0411384B2 - - Google Patents
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- JPH0411384B2 JPH0411384B2 JP57030604A JP3060482A JPH0411384B2 JP H0411384 B2 JPH0411384 B2 JP H0411384B2 JP 57030604 A JP57030604 A JP 57030604A JP 3060482 A JP3060482 A JP 3060482A JP H0411384 B2 JPH0411384 B2 JP H0411384B2
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- Japan
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- resin
- layer
- acid
- ethylene
- resins
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Description
本発明は樹脂積層物に関し、詳しくはガスバリ
ヤー性、透水性、剛性など巾広い特性を維持した
樹脂積層物に関する。 従来、エチレン−酢酸ビニル共重合体けん化
物、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂はガスバ
リヤー性、耐油性、強度などの点でぐれた性質を
有しているが、反面水分の透過性が大きく、また
高価であるので食品包装用フイルムや容器、燃料
タンクなどに単一材料として使用できない欠点が
あつた。この欠点を改善するため、これら材料と
ポリオレフイン系樹脂、ポリスチレン系樹脂とを
積層することが提案されている。しかしながら、
これら樹脂を溶融接着した場合の層間接着力が非
常に低く、実用に耐えなかつた。 このため接着性を高めるためには特殊な表面処
理を施したり、あるいは前処理剤を使用し、さら
に高価な接着剤を用いる必要があり、溶剤の使用
による環境の悪化など安全性において新たな問題
を生じさせた。 一方、ポリオレフイン系樹脂との積層にあつて
はポリオレフイン樹脂に不飽和カルボン酸類で変
性されたポリオレフインを添加したり、さらにゴ
ム類、エチレン−酢酸ビニル共重合体を40〜5重
量%配合する方法が知られている。しかしなが
ら、この方法ではポリオレフイン樹脂の特性が失
われる欠点があり、しかもポリスチレン系樹脂に
は適用できないものであつた。また、ポリスチレ
ン系樹脂と積層するためには接着性樹脂層として
エチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物等のポリ
スチレン系樹脂の双方に接着性を有する二種類の
接着性樹脂を使用しなければならず、製造上問題
があつた。 本発明はこれらの欠点を解消して、ガスバリヤ
ー性、、透水性、剛性など巾広い特性を維持する
とともに、接着力にすぐれ、しかも一つの接着剤
層で巾広い樹脂の組合せを可能にした樹脂積層物
を提供することを目的とするものである。 すなわち、本発明はエチレン系共重合体85〜99
重量%と不飽和カルボン酸またはその誘導体によ
つて変性されたポリプロピレン系樹脂15〜7重量
%を配合した接着性樹脂層を介して、エチレン−
酢酸ビニル共重合体けん化物、ボリアミド樹脂、
ポリエステル樹脂から選ばれた樹脂層と上記以外
の熱可塑性樹脂かなる樹脂層を積層してなる樹脂
積層物を提供するものである。 本発明においては接着性樹脂層の成分としてエ
チレン系共重合体と不飽和カルボン酸またはその
誘導体によつて変性されたポリプロピレン系樹脂
を配合したものを用いる。 ここでエチレン系共重合体としては特に制限は
なく、通常エチレン含有量が1〜99.9モル%、好
ましくは2〜99モル%のものである。エチレン系
共重合体の例としては(1)エチレン−不飽和エステ
ル共重合体がある。不飽和エステルとしては酢酸
ビニル、酪酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息
香酸ビニル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸プロピル、メタクリル酸メチル、
メタクリル酸エチルなどがあり、なかでも酢酸ビ
ニルが好ましい。また(2)エチレン−αオレフイン
共重合体がある。ここでαオレフインとしては炭
素数3〜20個のもの、たとえばプロピレン、ブテ
ン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1,4−メチ
ルペンテン−1、オクテン−1、ノネン−1など
がある。これらのうちでエチレンと共重合するα
−オレフインの残基のみからなる短鎖分枝を有す
る直鎖状低、中密度エチレン系共重合体も好適に
用いられる。 エチレン系共重合体の種類、共重合成分の含有
量は、積層材料の種類、用途などによつて任意に
選択することができる。しかし、共重合成分が
0.1モル%未満では熱接着性が十分でない。また
メルトインデツクスとしては0.05〜1000、好まし
くは0.1〜500のものが用いられる。エチレン系共
重合体の選択はエチレン系共重合体への他の樹脂
層の積層方法、積層温度などの条件を考慮して行
なえばよい。 次に、変性ポリプロピレン系樹脂としては、不
飽和カルボン酸またはその誘導体によつて変性さ
れたポリプロピレン系樹脂あるいはこの変性され
たポリプロピレン系樹脂と未変性ポリプロピレン
系樹脂の混合物を意味する。変性されるポリプロ
ピレン系樹脂としてはポリプロピレンホモポリマ
ー、エチレンなどの他の共重合成分とのブロツク
コポリマー、ランダムコポリマーなどから適宜選
択して用いることができる。 ここで不飽和カルボン酸としては、アクリル
酸、メタアクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イ
タコン酸、クロトン酸、シトラコン酸、ソルビン
酸、メサコン酸、アンゲリカ酸などがある。また
その誘導体としては、酸無水物、エステル、アミ
ド、イミド、金属塩などがあり、例えば無水マレ
イン酸、無水イタコン酸、無水シトラコン酸、ア
クリル酸メチル、メタアクリル酸メチル、アクリ
ル酸エチル、アクリル酸ブチル、マレイン酸モノ
エチルエステル、アクリルアミド、マレイン酸モ
ノアミド、マレイミド、N−ブチルマレイミド、
アクリル酸ナトリウム、メタアクリル酸ナトリウ
ムなどを挙げることができる。 これらの不飽和カルボン酸またはその誘導体に
よつてポリプロピレン系樹脂を変性するには、そ
の方法は特に制限されず公知の種々の方法を用い
て行なうことができる。例えばポリプロピレン系
樹脂と無水マレイン酸等を溶媒の存在下あるいは
不存在下でラジカル開示剤を添加し、加熱するこ
とにより進行する。反応に際しては、スチレンな
どの他のビニルモノマーあるいは液状ゴム、熱可
塑性ゴムなどのゴム類を共存させることもでき
る。 このようにして得られた変性ポリプロピレン系
樹脂中の不飽和カルボン酸またはその誘導体の含
有量は通常は0.001〜15重量%、好ましくは0.005
〜10重量%の範囲である。 ここで接着性樹脂層の成分としてのエチレン系
共重合体と変性ポリプロピレン系樹脂の配合割合
は、エチレン系共重合体85〜93重量と、変性ポリ
プロピレン系樹脂15〜7重量、より好ましくはエ
チレン系共重合体90〜93重量%と、変性ポリプロ
ピレン系樹脂10〜7重量%である。配合割合がこ
の範囲外であると、変性ポリプロピレン系樹脂の
割合が多くても少なくても接着性に劣るものとな
るので好ましくない。 本発明における接着性樹脂層の成分としては、
基本的には前記二成分で十分であるが、接着性樹
脂層としての特性を損なわない範囲で、他の熱可
塑性樹脂、熱可塑性ゴム類、さらにはロジン系樹
脂、ポリテルペン系樹脂などの粘着付与剤、ワツ
クス類などを添加することができる。 また、必要により各種充てん剤、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、帯電防止剤、分散剤などを加える
こともできる。 本発明の樹脂積層物は上記の接着性樹脂層(以
下、B層という。)を介して、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体けん化物、ポリアミド樹脂、ポリエ
ステル樹脂から選ばれた樹脂層(以下、A層とい
う。)と上記以外の熱可塑性樹脂からなる樹脂層
(以下、C層という。)を積層してなるものであ
る。 ここでA層に使用されるエチレン−酢酸ビニル
共重合体けん化物としては、その組成は特に限定
されないが、好ましくはエチレン含量が25〜50モ
ル%のエチレン−酢酸ビニル共重合体を、そのけ
ん化度が93%以上、望ましくは96%以上となるよ
うにけん化することにより得られるものがよい。
この範囲外のものであると、ガスバリヤー性、耐
油性などに劣るものとなるので好ましくない。 また、ポリアミド樹脂はジアミンとジカルボン
酸の縮合、アミノ酸の自己縮合およびラクタムの
開環重合により得られる酸アミド結合を有する線
状合成高分子であり、具体的には6−ナイロン
(ポリカプロアミド);6,6−ナイロン(ポリヘ
キサメチレンアデイフアミド);6,10−ナイロ
ン(ポリヘキサメチレンセバカミド);11−ナイ
ロン(ポリウンデカミド);12−ナイロン等が使
用できる。 ポリエステル樹脂は飽和二塩基酸とグリコール
類の縮合により得られるものであり、例えばエチ
レングリコールとテレフタル酸より得られるポリ
エチレンテレフタレート、フタル酸、イソフタル
酸、セバシン酸、アジピン酸、アゼライン酸、グ
ルタル酸、コハク酸、シユウ酸などの飽和二塩基
酸を共重合体成分としたポリエチレンテレフタレ
ート共重合体およびジオール成分として1,4−
シクロヘキサンジメタノール;ジエチレングリコ
ール;プロピレングリコールなどを共重合体成分
としたポリエチレンテレフタレート共重合体また
はこのブレンド品である。 本発明ではA層としてこれらのエチレン−酢酸
ビニル共重合体けん化物、ポリアミド樹脂、ポリ
エステル樹脂から選ばれた樹脂を用いる。 次に、本発明ではC層として上記以外の熱可塑
性樹脂からなる樹脂層を積層する。ここで上記以
外の熱可塑性樹脂としてはポリオレフイン、ポリ
スチレンおよびアクリロニトリル−ブタジエン−
スチレン樹脂(ABS樹脂)の中から選ばれた1
種であることが好ましい。ポリオレフインとして
はポリエチレン、ポリプロピレンが好ましく、ポ
リスチレンとしては汎用(GP)ポリスチレンあ
るいは耐衝撃性(HI)ポリスチレンのいずれで
あつてもよい。 本発明の樹脂積層物は様々な方法により製造す
ることができ、例えばダイ内接着インフレーシヨ
ン成形法、ダイ外接着インフレーシヨン成形法あ
るいはT−ダイ法などによることができるし、ブ
ロー成形することもできる。またプレス熱圧着法
によることもできる。 なお、本発明の樹脂積層物はB層を介して、A
層とC層を積層してなるものであるが、さらにA
層、C層の外側にB層を介して他の層を積層した
多層積層物とすることもできる。 本発明によればA層やC層に用いた樹脂の特
性、即ちガスバリヤー性、透水姓、剛性など巾広
い特性を維持し得るとともに、接着力にすぐれた
樹脂積層物を得ることができる。しかも、一つの
接着剤層で結晶性樹脂から非晶性樹脂まで巾広い
樹脂の組合せが可能であるとともに、同一製造工
程で多様化が可能であるというすぐれた特徴を有
している。 したがつて、本発明の樹脂積層物は各種包装用
フイルムや容器等に好適に用いることができる。 以下に本発明の実施例を示す。 実施例1〜2および比較例1〜6 第1表に示す配合組成物をドライブレンド後、
二軸混練押出機を用いて200℃で混練し、接着性
組成物を得た。次いで、この接着性組成物と第2
表に示す各種熱可塑性樹脂を共押出しシート成形
し、接着性組成物をB層とし、B層を介してA層
とC層を積層してなる三層樹脂積層物を得た。な
お、A,B,C各層の層厚はすべて200μであつ
た。得られた三層樹脂積層物のB層との間におけ
るA層,C層それぞれの層間のT剥離強度試験の
結果を第2表に示す。第2表中、単位はg/inch
である。
ヤー性、透水性、剛性など巾広い特性を維持した
樹脂積層物に関する。 従来、エチレン−酢酸ビニル共重合体けん化
物、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂はガスバ
リヤー性、耐油性、強度などの点でぐれた性質を
有しているが、反面水分の透過性が大きく、また
高価であるので食品包装用フイルムや容器、燃料
タンクなどに単一材料として使用できない欠点が
あつた。この欠点を改善するため、これら材料と
ポリオレフイン系樹脂、ポリスチレン系樹脂とを
積層することが提案されている。しかしながら、
これら樹脂を溶融接着した場合の層間接着力が非
常に低く、実用に耐えなかつた。 このため接着性を高めるためには特殊な表面処
理を施したり、あるいは前処理剤を使用し、さら
に高価な接着剤を用いる必要があり、溶剤の使用
による環境の悪化など安全性において新たな問題
を生じさせた。 一方、ポリオレフイン系樹脂との積層にあつて
はポリオレフイン樹脂に不飽和カルボン酸類で変
性されたポリオレフインを添加したり、さらにゴ
ム類、エチレン−酢酸ビニル共重合体を40〜5重
量%配合する方法が知られている。しかしなが
ら、この方法ではポリオレフイン樹脂の特性が失
われる欠点があり、しかもポリスチレン系樹脂に
は適用できないものであつた。また、ポリスチレ
ン系樹脂と積層するためには接着性樹脂層として
エチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物等のポリ
スチレン系樹脂の双方に接着性を有する二種類の
接着性樹脂を使用しなければならず、製造上問題
があつた。 本発明はこれらの欠点を解消して、ガスバリヤ
ー性、、透水性、剛性など巾広い特性を維持する
とともに、接着力にすぐれ、しかも一つの接着剤
層で巾広い樹脂の組合せを可能にした樹脂積層物
を提供することを目的とするものである。 すなわち、本発明はエチレン系共重合体85〜99
重量%と不飽和カルボン酸またはその誘導体によ
つて変性されたポリプロピレン系樹脂15〜7重量
%を配合した接着性樹脂層を介して、エチレン−
酢酸ビニル共重合体けん化物、ボリアミド樹脂、
ポリエステル樹脂から選ばれた樹脂層と上記以外
の熱可塑性樹脂かなる樹脂層を積層してなる樹脂
積層物を提供するものである。 本発明においては接着性樹脂層の成分としてエ
チレン系共重合体と不飽和カルボン酸またはその
誘導体によつて変性されたポリプロピレン系樹脂
を配合したものを用いる。 ここでエチレン系共重合体としては特に制限は
なく、通常エチレン含有量が1〜99.9モル%、好
ましくは2〜99モル%のものである。エチレン系
共重合体の例としては(1)エチレン−不飽和エステ
ル共重合体がある。不飽和エステルとしては酢酸
ビニル、酪酸ビニル、プロピオン酸ビニル、安息
香酸ビニル、アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸プロピル、メタクリル酸メチル、
メタクリル酸エチルなどがあり、なかでも酢酸ビ
ニルが好ましい。また(2)エチレン−αオレフイン
共重合体がある。ここでαオレフインとしては炭
素数3〜20個のもの、たとえばプロピレン、ブテ
ン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1,4−メチ
ルペンテン−1、オクテン−1、ノネン−1など
がある。これらのうちでエチレンと共重合するα
−オレフインの残基のみからなる短鎖分枝を有す
る直鎖状低、中密度エチレン系共重合体も好適に
用いられる。 エチレン系共重合体の種類、共重合成分の含有
量は、積層材料の種類、用途などによつて任意に
選択することができる。しかし、共重合成分が
0.1モル%未満では熱接着性が十分でない。また
メルトインデツクスとしては0.05〜1000、好まし
くは0.1〜500のものが用いられる。エチレン系共
重合体の選択はエチレン系共重合体への他の樹脂
層の積層方法、積層温度などの条件を考慮して行
なえばよい。 次に、変性ポリプロピレン系樹脂としては、不
飽和カルボン酸またはその誘導体によつて変性さ
れたポリプロピレン系樹脂あるいはこの変性され
たポリプロピレン系樹脂と未変性ポリプロピレン
系樹脂の混合物を意味する。変性されるポリプロ
ピレン系樹脂としてはポリプロピレンホモポリマ
ー、エチレンなどの他の共重合成分とのブロツク
コポリマー、ランダムコポリマーなどから適宜選
択して用いることができる。 ここで不飽和カルボン酸としては、アクリル
酸、メタアクリル酸、マレイン酸、フマル酸、イ
タコン酸、クロトン酸、シトラコン酸、ソルビン
酸、メサコン酸、アンゲリカ酸などがある。また
その誘導体としては、酸無水物、エステル、アミ
ド、イミド、金属塩などがあり、例えば無水マレ
イン酸、無水イタコン酸、無水シトラコン酸、ア
クリル酸メチル、メタアクリル酸メチル、アクリ
ル酸エチル、アクリル酸ブチル、マレイン酸モノ
エチルエステル、アクリルアミド、マレイン酸モ
ノアミド、マレイミド、N−ブチルマレイミド、
アクリル酸ナトリウム、メタアクリル酸ナトリウ
ムなどを挙げることができる。 これらの不飽和カルボン酸またはその誘導体に
よつてポリプロピレン系樹脂を変性するには、そ
の方法は特に制限されず公知の種々の方法を用い
て行なうことができる。例えばポリプロピレン系
樹脂と無水マレイン酸等を溶媒の存在下あるいは
不存在下でラジカル開示剤を添加し、加熱するこ
とにより進行する。反応に際しては、スチレンな
どの他のビニルモノマーあるいは液状ゴム、熱可
塑性ゴムなどのゴム類を共存させることもでき
る。 このようにして得られた変性ポリプロピレン系
樹脂中の不飽和カルボン酸またはその誘導体の含
有量は通常は0.001〜15重量%、好ましくは0.005
〜10重量%の範囲である。 ここで接着性樹脂層の成分としてのエチレン系
共重合体と変性ポリプロピレン系樹脂の配合割合
は、エチレン系共重合体85〜93重量と、変性ポリ
プロピレン系樹脂15〜7重量、より好ましくはエ
チレン系共重合体90〜93重量%と、変性ポリプロ
ピレン系樹脂10〜7重量%である。配合割合がこ
の範囲外であると、変性ポリプロピレン系樹脂の
割合が多くても少なくても接着性に劣るものとな
るので好ましくない。 本発明における接着性樹脂層の成分としては、
基本的には前記二成分で十分であるが、接着性樹
脂層としての特性を損なわない範囲で、他の熱可
塑性樹脂、熱可塑性ゴム類、さらにはロジン系樹
脂、ポリテルペン系樹脂などの粘着付与剤、ワツ
クス類などを添加することができる。 また、必要により各種充てん剤、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、帯電防止剤、分散剤などを加える
こともできる。 本発明の樹脂積層物は上記の接着性樹脂層(以
下、B層という。)を介して、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体けん化物、ポリアミド樹脂、ポリエ
ステル樹脂から選ばれた樹脂層(以下、A層とい
う。)と上記以外の熱可塑性樹脂からなる樹脂層
(以下、C層という。)を積層してなるものであ
る。 ここでA層に使用されるエチレン−酢酸ビニル
共重合体けん化物としては、その組成は特に限定
されないが、好ましくはエチレン含量が25〜50モ
ル%のエチレン−酢酸ビニル共重合体を、そのけ
ん化度が93%以上、望ましくは96%以上となるよ
うにけん化することにより得られるものがよい。
この範囲外のものであると、ガスバリヤー性、耐
油性などに劣るものとなるので好ましくない。 また、ポリアミド樹脂はジアミンとジカルボン
酸の縮合、アミノ酸の自己縮合およびラクタムの
開環重合により得られる酸アミド結合を有する線
状合成高分子であり、具体的には6−ナイロン
(ポリカプロアミド);6,6−ナイロン(ポリヘ
キサメチレンアデイフアミド);6,10−ナイロ
ン(ポリヘキサメチレンセバカミド);11−ナイ
ロン(ポリウンデカミド);12−ナイロン等が使
用できる。 ポリエステル樹脂は飽和二塩基酸とグリコール
類の縮合により得られるものであり、例えばエチ
レングリコールとテレフタル酸より得られるポリ
エチレンテレフタレート、フタル酸、イソフタル
酸、セバシン酸、アジピン酸、アゼライン酸、グ
ルタル酸、コハク酸、シユウ酸などの飽和二塩基
酸を共重合体成分としたポリエチレンテレフタレ
ート共重合体およびジオール成分として1,4−
シクロヘキサンジメタノール;ジエチレングリコ
ール;プロピレングリコールなどを共重合体成分
としたポリエチレンテレフタレート共重合体また
はこのブレンド品である。 本発明ではA層としてこれらのエチレン−酢酸
ビニル共重合体けん化物、ポリアミド樹脂、ポリ
エステル樹脂から選ばれた樹脂を用いる。 次に、本発明ではC層として上記以外の熱可塑
性樹脂からなる樹脂層を積層する。ここで上記以
外の熱可塑性樹脂としてはポリオレフイン、ポリ
スチレンおよびアクリロニトリル−ブタジエン−
スチレン樹脂(ABS樹脂)の中から選ばれた1
種であることが好ましい。ポリオレフインとして
はポリエチレン、ポリプロピレンが好ましく、ポ
リスチレンとしては汎用(GP)ポリスチレンあ
るいは耐衝撃性(HI)ポリスチレンのいずれで
あつてもよい。 本発明の樹脂積層物は様々な方法により製造す
ることができ、例えばダイ内接着インフレーシヨ
ン成形法、ダイ外接着インフレーシヨン成形法あ
るいはT−ダイ法などによることができるし、ブ
ロー成形することもできる。またプレス熱圧着法
によることもできる。 なお、本発明の樹脂積層物はB層を介して、A
層とC層を積層してなるものであるが、さらにA
層、C層の外側にB層を介して他の層を積層した
多層積層物とすることもできる。 本発明によればA層やC層に用いた樹脂の特
性、即ちガスバリヤー性、透水姓、剛性など巾広
い特性を維持し得るとともに、接着力にすぐれた
樹脂積層物を得ることができる。しかも、一つの
接着剤層で結晶性樹脂から非晶性樹脂まで巾広い
樹脂の組合せが可能であるとともに、同一製造工
程で多様化が可能であるというすぐれた特徴を有
している。 したがつて、本発明の樹脂積層物は各種包装用
フイルムや容器等に好適に用いることができる。 以下に本発明の実施例を示す。 実施例1〜2および比較例1〜6 第1表に示す配合組成物をドライブレンド後、
二軸混練押出機を用いて200℃で混練し、接着性
組成物を得た。次いで、この接着性組成物と第2
表に示す各種熱可塑性樹脂を共押出しシート成形
し、接着性組成物をB層とし、B層を介してA層
とC層を積層してなる三層樹脂積層物を得た。な
お、A,B,C各層の層厚はすべて200μであつ
た。得られた三層樹脂積層物のB層との間におけ
るA層,C層それぞれの層間のT剥離強度試験の
結果を第2表に示す。第2表中、単位はg/inch
である。
【表】
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 エチレン系共重合体85〜93重量と、不飽和カ
ルボン酸またはその誘導体によつて変性されたポ
リプロピレン系樹脂15〜7重量%を配合した接着
性樹脂層を介して、エチレン−酢酸ビニル共重合
体けん化物、ボリアミド樹脂、ポリエステル樹脂
から選ばれた樹脂層と上記以外の熱可塑性樹脂か
らなる樹脂層を積層してなる樹脂積層物。 2 上記以外の熱可塑性樹脂がポリオレフイン、
ポリスチレンおよびアクリロニトリル−ブタジエ
ン−スチレン樹脂の中から選ばれた1種である特
許請求の範囲第1項記載の樹脂積層物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3060482A JPS58148761A (ja) | 1982-03-01 | 1982-03-01 | 樹脂積層物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3060482A JPS58148761A (ja) | 1982-03-01 | 1982-03-01 | 樹脂積層物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58148761A JPS58148761A (ja) | 1983-09-03 |
| JPH0411384B2 true JPH0411384B2 (ja) | 1992-02-28 |
Family
ID=12308469
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3060482A Granted JPS58148761A (ja) | 1982-03-01 | 1982-03-01 | 樹脂積層物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58148761A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5091467A (en) * | 1991-03-29 | 1992-02-25 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Controlled morphology barrier elastomers made from blends of syndiotactic 1,2-polybutadiene and ethylene-vinyl acetate-vinyl alcohol terpolymers |
| US5153262A (en) * | 1991-03-29 | 1992-10-06 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Controlled morphology barrier elastomers made from blends of syndiotactic 1,2-polybutadiene and ethylene-vinyl acetate-vinyl alcohol terpolymers |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5432584A (en) * | 1977-08-16 | 1979-03-09 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | Multiilayer plastics container |
| JPS6031669B2 (ja) * | 1977-10-04 | 1985-07-23 | 三井化学株式会社 | 多層積層構造物 |
| JPS5514204A (en) * | 1978-06-23 | 1980-01-31 | Mitsui Toatsu Chemicals | Extended polypropylene resin laminate |
-
1982
- 1982-03-01 JP JP3060482A patent/JPS58148761A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58148761A (ja) | 1983-09-03 |
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